JP2006234347A - 冷媒分流器および該冷媒分流器を用いた冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 絞り機構を設けなくとも、均一な分流が可能な冷媒分流器を提供する。
【解決手段】 入口管4が接続される入口側容積部1と、複数の分流管5,5・・が接続される出口側容積部2と、前記入口側容積部1と前記出口側容積部2との底部を連通する液溜まり部3とを備えて冷媒分流器を構成して、入口管4から流入したガス冷媒Xgが液溜まり部3の液冷媒Xlを押しのけ、噴き上げるようにして、出口側容積部2に移動するようにし(換言すれば、液冷媒Xlがガス冷媒Xgの流れに巻き込まれて移動し)、出口側容積部2に接続された複数の分流管5,5・・に均一に流入するようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、冷媒分流器および該冷媒分流器を用いた冷凍装置に関するものである。
従来から良く知られている冷媒分流器は、気液二層流の冷媒が流入する入口管と分流器本体との間に絞り機構を設けて、気液二層流の冷媒を混合状態として分流器本体に流入させ、その後複数の分流管に分流する構成とされている(特許文献1参照)。
特開平11−257801号公報。
ところが、上記した特許文献1に開示されている冷媒分流器の場合、絞り機構を有しているところから、圧力損失が大きくならざるを得ない。
ところで、図12に示す冷凍装置の場合、蒸気圧縮式の圧縮機Aと、四路切換弁Bと、冷房運転時には凝縮器として作用し、暖房運転時には蒸発器として作用する室外側熱交換器Cと、減圧機構として作用する膨張弁Dと、冷房運転時には蒸発器として作用し、再熱ドライ運転時には再熱器として作用し、暖房運転時には凝縮器として作用する再熱熱交換器Eと、冷房運転時および再熱ドライ運転時には蒸発器として作用し、暖房運転時には凝縮器として作用する室内側熱交換器Fとを順次接続して構成されており、再熱ドライ運転時においては室内側熱交換器Fを通過して冷却除湿された空気Wは、再熱熱交換器Eを通過する過程で加熱され、湿度低下されているが、冷たくない状態で室内に吹き出されることとなっている。
上記のような構成の冷凍装置においては、再熱熱交換器Eと室内側熱交換器Fとの間には、再熱ドライ弁Gと冷媒分流器Hとが介設されることとなっているが、この冷媒分流器Hとして、前述した特許文献1に開示されているようなもの(即ち、絞り機構を備えた冷媒分流器)を採用すると、通常の冷房運転時に、圧力損失が大きくなるため、COPの低下を招いてしまうこととなる。例えば、図13のモリエル線図から明らかなように、冷凍装置における圧損ΔPは、再熱ドライ弁Gの圧損ΔP1と冷媒分流器Hの圧損ΔP2とを合計したものとなる。
また、上記した圧損の増大を避けるために、絞り機構を有しない簡易型の分流器(所謂、パンツ式の分流器)を用いることも考えられるが、このタイプの分流器の場合、設置条件に制限がある(基本的に垂直設置とされる)。ところが、室内機のコンパクト化が進む現在、配管スペースも限られることとなってきている。例えば、図14に示すように、再熱熱交換器Eを上側に、室内側熱交換器Fを下側に配設した室内機の場合、冷媒分流器Hを垂直に設置することが困難になっており、約45°傾斜させた状態で設置することとなるが、この分流器として上記した簡易型の分流器(所謂、パンツ式の分流器)を用いると、分流管の入口に高さの違いが生じるところから、重力の影響を受けて、分流管相互において著しい偏流が発生し、性能低下を招くこととなるという新たな不具合が生ずる。図13において符号Iは室内ファンである。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、絞り機構を設けなくとも、均一な分流が可能な冷媒分流器を提供することを第1の目的とし、このような冷媒分流器を用いて圧損の低減を図った冷凍装置を提供することを第2の目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、入口管4が接続される入口側容積部1と、複数の分流管5,5・・が接続される出口側容積部2と、前記入口側容積部1と前記出口側容積部2との底部を連通する液溜まり部3とを備えて冷媒分流器を構成している。
上記のように構成したことにより、入口管4を介して流入した気液二層流の冷媒は、入口側容積部1において気液分離され、液冷媒Xlは、入口側容積部1と出口側容積部2との底部に溜まり込み、液溜まり部3が形成される。その状態のもとに、ガス冷媒Xgが流入すると、液溜まり部3の液冷媒Xlを押しのけ、噴き上げるようにして、出口側容積部2に移動する。このとき、液冷媒Xlもガス冷媒Xgの流れに巻き込まれて移動し、出口側容積部2に接続された複数の分流管5,5・・に均一に流入することとなる。この場合、各分流管5の入口側に液溜まりがないので、冷媒流量や乾き度の変化に対して安定した分流性能が得られる。しかも、絞り機構を有していないので、圧損がほとんど無く、再熱ドライ方式の冷凍装置に適したものとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた冷媒分流器において、前記複数の分流管5,5・・を、前記出口側容積部2に対して上向きに接続することもでき、そのように構成した場合、重力の影響を受けにくくなり、設置条件の変化(例えば、図14に示す約45°設置)に対して安定した分流性能が得られる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた冷媒分流器において、前記入口側容積部1、前記出口側容積部2および前記液溜まり部3を断面略U字状の容器6により構成することもでき、そのように構成した場合、断面略U字状の容器6で入口側容積部1、前記出口側容積部2および液溜まり部3を構成できることとなり、構造が極めて簡略化できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた冷媒分流器において、前記入口側容積部1、前記出口側容積部2および前記液溜まり部3を、一つの容器6内を上下方向に伸びる仕切板7により仕切ることにより構成することもでき、そのように構成した場合、一つの容器6内に上下方向に伸びる仕切板7を設けるだけで、入口側容積部1、出口側容積部2および液溜まり部3を構成できることとなり、構造が極めて簡略化できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第3の手段を備えた冷媒分流器において、前記容器6を偏平なU字管とすることもでき、そのように構成した場合、出口側容積部2が扁平形状となるので、複数の分流管5,5・・を並べて接続するのに適したものとなるところから、安定した分流性能を発揮できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第4の手段を備えた冷媒分流器において、前記容器6を横置き円筒体とすることもでき、そのように構成した場合、容器6の耐圧性が向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第4の手段を備えた冷媒分流器において、前記容器6を六面体とすることもでき、そのように構成した場合、容器6を据え付ける際の安定性が向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第8の手段として、圧縮機A、室外側熱交換器C、減圧機構D、再熱熱交換器Eおよび室内側熱交換器Fを順次接続してなる冷凍装置において、上記請求項1、2、3、4、5、6および7のいずれか一項記載の冷媒分流器Hを前記再熱熱交換器Eと前記室内側熱交換器Fとの間に介設することもでき、そのように構成した場合、冷媒分流器Hに圧損を生じる絞り機構が存在していないところから、通常の冷房運転時ににおける圧損を大幅に低減できることとなり、COPが向上する。
本願発明の第1の手段によれば、入口管4が接続される入口側容積部1と、複数の分流管5,5・・が接続される出口側容積部2と、前記入口側容積部1と前記出口側容積部2との底部を連通する液溜まり部3とを備えて冷媒分流器を構成して、入口管4を介して流入した気液二層流の冷媒が、入口側容積部1において気液分離され、液冷媒Xlが、入口側容積部1と出口側容積部2との底部に溜まり込み、液溜まり部3が形成され、入口管4から流入したガス冷媒Xgが液溜まり部3の液冷媒Xlを押しのけ、噴き上げるようにして、出口側容積部2に移動するようにしたので、液冷媒Xlがガス冷媒Xgの流れに巻き込まれて移動し、出口側容積部2に接続された複数の分流管5,5・・に均一に流入することとなり、冷媒流量や乾き度の変化に対して安定した分流性能が得られるという効果がある。しかも、絞り機構を有していないので、圧損がほとんど無く、再熱ドライ方式の冷凍装置に適したものとなるという効果もある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた冷媒分流器において、前記複数の分流管5,5・・を、前記出口側容積部2に対して上向きに接続することもでき、そのように構成した場合、重力の影響を受けにくく、設置条件の変化に対して安定した分流性能が得られる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた冷媒分流器において、前記入口側容積部1、前記出口側容積部2および前記液溜まり部3を断面略U字状の容器6により構成することもでき、そのように構成した場合、断面略U字状の容器6で入口側容積部1、出口側容積部2および液溜まり部3を構成できることとなり、構造が極めて簡略化できる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた冷媒分流器において、前記入口側容積部1、前記出口側容積部2および前記液溜まり部3を、一つの容器6内を上下方向に伸びる仕切板7により仕切ることにより構成することもでき、そのように構成した場合、一つの容器6内に上下方向に伸びる仕切板7を設けるだけで、入口側容積部1、出口側容積部2および液溜まり部3を構成できることとなり、構造が極めて簡略化できる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第3の手段を備えた冷媒分流器において、前記容器6を偏平なU字管とすることもでき、そのように構成した場合、出口側容積部2が扁平形状となるので、複数の分流管5,5・・を並べて接続するのに適したものとなるところから、安定した分流性能を発揮できる。
本願発明の第6の手段におけるように、上記第4の手段を備えた冷媒分流器において、前記容器6を横置き円筒体とすることもでき、そのように構成した場合、容器6の耐圧性が向上する。
本願発明の第7の手段におけるように、上記第4の手段を備えた冷媒分流器において、前記容器6を六面体とすることもでき、そのように構成した場合、容器6を据え付ける際の安定性が向上する。
本願発明の第8の手段におけるように、圧縮機A、室外側熱交換器C、減圧機構D、再熱熱交換器Eおよび室内側熱交換器Fを順次接続してなる冷凍装置において、上記請求項1、2、3、4、5、6および7のいずれか一項記載の冷媒分流器Hを前記再熱熱交換器Eと前記室内側熱交換器Fとの間に介設することもでき、そのように構成した場合、冷媒分流器Hに圧損を生じる絞り機構が存在していないところから、通常の冷房運転時ににおける圧損を大幅に低減できることとなり、COPが向上する。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒分流器が示されている。
この冷媒分流器Hは、例えば前述した図12に示す冷凍装置において、再熱熱交換器Eと室内側熱交換器Fとの間に介設されるものであり、1本の入口管4が幅方向中央部に下向きに接続される入口側容積部1と、該入口側容積部1と平行であって、複数(本実施の形態においては、3本)の分流管5,5,5が幅方向に並んで上向きに接続される出口側容積部2と、前記入口側容積部1と前記出口側容積部2との底部を連通する液溜まり部3とを備えた断面略U字状の扁平管からなる容器6により構成されている。
上記のように構成したことにより、入口管4を介して流入した気液二層流の冷媒は、入口側容積部1において気液分離され、液冷媒Xlは、入口側容積部1と出口側容積部2との底部に溜まり込み、液溜まり部3が形成される。その状態のもとに、入口管4からガス冷媒Xgが流入すると、液溜まり部3の液冷媒Xlを押しのけ、噴き上げるようにして、出口側容積部2に移動する。このとき、液冷媒Xlもガス冷媒Xgの流れに巻き込まれて、移動し、出口側容積部3に上向きに接続された複数の分流管5,5,5に均一に流入することとなる。この場合、分流管5,5,5の入口側に液溜まりがないので、冷媒流量や乾き度の変化に対して安定した分流性能が得られる。しかも、絞り機構を有していないので、圧損がほとんど無く、再熱ドライ方式の冷凍装置に適したものとなる。
また、複数の分流管5,5,5が、前記出口側容積部2に対して上向きに接続されているので、重力の影響を受けにくく、設置条件の変化(例えば、図14に示す約45°設置)に対して安定した分流性能が得られる。例えば、冷媒分流器Hの設置角度については、図2(イ)に示す垂直設置の場合、図2(ロ)に示す入口管4側に45°傾斜させて設置した場合、図2(ハ)に示す出口管5側に45°傾斜させて設置した場合のいずれの場合においても、安定した分流性能が得られる。また、入口側容積部1と出口側容積部2とのなす角度を45°以内の角度に変えることも可能である。例えば、図3(イ)に示すように、出口側容積部2を鉛直姿勢とし、入口側容積部1を45°傾斜させても良く、図3(ロ)に示すように、入口側容積部1を鉛直姿勢とし、出口側容積部2を45°傾斜させても良い。なお、傾斜角が45°を超えると、分流性能が低下する。また、幅方向への傾斜(即ち、分流管5,5,5の並び方向への傾斜)は、20°傾斜が限度である。
第2の実施の形態
図4には、本願発明の第2の実施の形態にかかる冷媒分流器が示されている。
この場合、入口側容積部1、出口側容積部2および液溜まり部3が、一つの直方体形状の容器6内を上下方向に伸びる仕切板7により仕切ることにより構成されている。このようにすると、一つの容器6内に上下方向に伸びる仕切板7を設けるだけで、入口側容積部1、出口側容積部2および液溜まり部3を構成できることとなり、構造が極めて簡略化できる。
また、複数の分流管5,5,5が、前記出口側容積部2に対して上向きに接続されているので、重力の影響を受けにくく、設置条件の変化(例えば、図14に示す約45°設置)に対して安定した分流性能が得られる。例えば、冷媒分流器Hの設置角度については、図5(イ)に示す垂直設置の場合、図5(ロ)に示す入口管4側に45°傾斜させて設置した場合、図5(ハ)に示す出口管5側に45°傾斜させて設置した場合のいずれの場合においても、安定した分流性能が得られる。なお、傾斜角が45°を超えると、分流性能が低下する。また、幅方向への傾斜(即ち、分流管5,5,5の並び方向への傾斜)は、20°傾斜が限度である。
さらに、この場合、図6(イ)に示すように、入口管4を容器6の上部に対して横方向から接続しても良く、図6(ロ)に示すように、入口管4を容器6の底部から入口側容積部1の上部に臨むように接続してもよく、図6(ハ)に示すように、入口管4および分流管5,5,5を容器6に対して横方向から接続しても良い。なお、図6(ハ)の場合、分流管5,5,5が横向きとなるため、垂直姿勢設置に限定される。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
ちなみに、従来の簡易型の冷媒分流器(所謂、パンツ式の冷媒分流器)を従来例とし、上記第1および第2の実施の形態にかかる冷媒分流器を実施例1および2とし、設置角度を変化させて、冷媒流量が大きい場合における各分流管への分岐流量比を測定したところ、図7の結果が得られた。
上記結果によれば、従来例においては、設置角度が25°および45°となると、各分流管への分岐流量比に大きな偏流が起きているが、実施例1および2においては、設置角度が変化しても、多少の偏流は生ずるものの、概ね均一な分流が得られていることが分かる。特に、実施例1の場合、設置角度が45°でほぼ均一な分流が得られ、実施例2の場合、設置角度が25°でほぼ均一な分流が得られている。
第3の実施の形態
図8には、本願発明の第3の実施の形態にかかる冷媒分流器が示されている。
この場合、第2の実施の形態における容器6を横置き円筒体とし、分流器5,5,5を容器6の軸心方向に並べて上向きに接続している。このようにすると、容器6の耐圧性が向上する。
その他の構成および作用効果は、第1および第2の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図9には、本願発明の第4の実施の形態にかかる冷媒分流器が示されている。
この場合、容器6を縦置き円筒体とし、仕切板7を容器6と同心の円筒体として、仕切板6内には、入口管4が上向きに接続される入口側容積部1が形成される一方、仕切板6の外周側には、4本の分流管5,5,5,5が円周方向等間隔に接続される出口側容積部2が形成されている。この場合、分流管5,5,5,5が円周方向に接続されているため、傾斜設置すると偏流を起こすおそれがあるので、垂直設置が望ましい。
第5の実施の形態
図10には、本願発明の第5の実施の形態にかかる冷媒分流器が示されている。
この場合、第4の実施の形態における入口管4を、容器6の底部から仕切板7内の入口側容積部1の上部に臨ませて接続している。この場合も、分流管5,5,5,5が円周方向に接続されているため、傾斜設置すると偏流を起こすおそれがあるので、垂直設置が望ましい。
第6の実施の形態
図11には、本願発明の第6の実施の形態にかかる冷媒分流器が示されている。
この場合、縦置き円筒体からなる容器6の上面中心部から底部近傍に臨ませて入口管4を接続し、入口管4内を入口側容積部1とする一方、入口管4の外周側を出口側容積部2としている。つまり、入口管4が仕切板を兼用することとなっているのである。この場合も、分流管5,5,5,5が円周方向に接続されているため、傾斜設置すると偏流を起こすおそれがあるので、垂直設置が望ましい。
本願発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒分流器の斜視図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒分流器の設置例を示し、(イ)は垂直設置の場合、(ロ)は入口管側へ45°傾斜設置の場合、(ハ)は分流管側へ45°傾斜設置の場合である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒分流器の変形例を示し、(イ)は分流管を垂直とし且つ入口管を45°傾斜させた場合、(ロ)は入口管を垂直とし且つ分流管を45°傾斜させた場合である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる冷媒分流器の斜視図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる冷媒分流器の設置例を示し、(イ)は垂直設置の場合、(ロ)は入口管側へ45°傾斜設置の場合、(ハ)は分流管側へ45°傾斜設置の場合である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる冷媒分流器の変形例を示し、(イ)は入口管を容器に対して横方向から接続した場合、(ロ)は入口管を容器底部から入口側容積部の上部に臨ませて接続した場合、(ハ)は入口管および分流管を容器に対して横方向から接続した場合である。 従来の簡易型の冷媒分流器(所謂、パンツ式の冷媒分流器)を従来例とし、上記第1および第2の実施の形態にかかる冷媒分流器を実施例1および2とし、設置角度を変化させて、冷媒流量が大きい場合における各分流管への分岐流量比を測定した結果を比較した特性図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる冷媒分流器の斜視図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる冷媒分流器の斜視図である。 本願発明の第5の実施の形態にかかる冷媒分流器の斜視図である。 本願発明の第6の実施の形態にかかる冷媒分流器の斜視図である。 本願発明の冷媒分流器が適用される再熱ドライ方式の冷凍装置の冷媒回路図である。 再熱ドライ方式の冷凍装置における冷房運転時のモリエル線図である。 再熱ドライ方式の冷凍装置における室内機の概略構成図である。
符号の説明
1は入口側容積部
2は出口側容積部
3は液溜まり部
4は入口管
5は分流管
6は容器
7は仕切板
Aは圧縮機
Bは四路切換弁
Cは室外側熱交換器
Dは減圧機構(膨張弁)
Eは再熱熱交換器
Fは室内側熱交換器
Gは再熱ドライ弁
Hは冷媒分流器

Claims (8)

  1. 入口管(4)が接続される入口側容積部(1)と、複数の分流管(5),(5)・・が接続される出口側容積部(2)と、前記入口側容積部(1)と前記出口側容積部(2)との底部を連通する液溜まり部(3)とを備えて構成したことを特徴とする冷媒分流器。
  2. 前記複数の分流管(5),(5)・・を、前記出口側容積部(2)に対して上向きに接続したことを特徴とする請求項1記載の冷媒分流器。
  3. 前記入口側容積部(1)、前記出口側容積部(2)および前記液溜まり部(3)を断面略U字状の容器(6)により構成したことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の冷媒分流器。
  4. 前記入口側容積部(1)、前記出口側容積部(2)および前記液溜まり部(3)を、一つの容器(6)内を上下方向に伸びる仕切板(7)により仕切ることにより構成したことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の冷媒分流器。
  5. 前記容器(6)を偏平なU字管としたことを特徴とする請求項3記載の冷媒分流器。
  6. 前記容器(6)を横置き円筒体としたことを特徴とする請求項4記載の冷媒分流器。
  7. 前記容器(6)を六面体としたことを特徴とする請求項4記載の冷媒分流器。
  8. 圧縮機(A)、室外側熱交換器(C)、減圧機構(D)、再熱熱交換器(E)および室内側熱交換器(F)を順次接続してなる冷凍装置であって、上記請求項1、2、3、4、5、6および7のいずれか一項記載の冷媒分流器(H)を前記再熱熱交換器(E)と前記室内側熱交換器(F)との間に介設したことを特徴とする冷凍装置。
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