JP2006234186A - 空気調和機のフィルター装置 - Google Patents

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】エアフィルター清掃機能を有したフィルター装置において、ブラシで掻き落として清掃するとブラシに塵埃が絡みついたり、掻き落として集めた塵埃を処理しなくてはならず、メンテナンスの手間が大幅に軽減されるものではなく、一方、吸引にて清掃する方法においても充分な清掃性能が得られないという課題があった。
【解決手段】吸引ノズルに吸引孔204とブラシ205を設けた駆動可能なベルト203を設け、吸引清掃位置を切り換えてエアフィルターをスイープ動作による清掃を行う方式において、ベルト203をフォーミングバネ206で押さえることでベルト203の駆動トルクを低下させるとともに、ベルト203の吸引ノズルへの密着性も向上させて吸引孔204以外での吸引漏れを防止し、高い吸引清掃性能を得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エアフィルターの清掃を自動的に行うようにした空気調和機のフィルター装置に関するものである。
従来の空気調和機のフィルター装置は、熱交換器の前面に空気調和機の本体内部へ埃が侵入することを防ぐためのエアフィルターが設けられており、このエアフィルターは付着した塵埃を手で清掃できるように着脱自在に構成されている。こうした構成でのフィルター装置は頻繁なメンテナンスが必要となるだけでなく、メンテナンスが行われるまでの間にはエアフィルターが徐々に目詰まりしていき、その結果、熱交換器を通過する風量が低下して空調能力が低下して消費電力の増大につながることとなる。
このため、エアフィルターのメンテナンスの手間を低減する目的で、特許文献1のようにエアフィルターに付着した塵埃をブラシにて掻き落として清掃するフィルター装置や、特許文献2のようにエアフィルターに付着した塵埃を吸引にて清掃するフィルター装置が提案されている。
特開平6−74521号公報 特開2002−340395号公報
しかしながら、前記従来技術では、ブラシで掻き落として清掃するとブラシに塵埃が絡みついたり、掻き落として集めた塵埃を処理しなくてはならず、メンテナンスの手間が大幅に軽減されるものではなかった。一方、吸引にて清掃する方法においても充分な清掃性能が得られないという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、高性能なエアフィルター清掃能力を有し、メンテナンスの手間も大幅に低減できる空気調和機のフィルター装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機のフィルター装置は、駆動可能なベルトを具備した清掃ノズルにおいて、ベルトはバネによって清掃ノズル本体に押さえられているようにしたものである。
これによって、清掃ノズルのベルトの駆動トルクを低下させるとともに、ベルトの清掃ノズルへの密着性も向上させることができるので、ベルトにブラシを取り付けてブラシを駆動させて清掃させる方式や、ベルトに吸引孔を設けて吸引位置をスイープ動作させて清掃を行う方式などを安定したベルトの動作のもとに行うことが可能となる。加えて、ベルトにブラシを取り付けてブラシを駆動させて清掃させる方式においては、ブラシがエアフィルターをこする際の抵抗で、ブラシを取り付けたベルトがめくれてしまうことによる不都合も防止することができ、また、ベルトに吸引孔を設けて吸引位置をスイープ動作させて清掃を行う方式においては、吸引孔以外の部分から吸引漏れが発生することも抑制することができ、高い吸引清掃性能を発揮することができる。
また、本発明の空気調和機のフィルター装置は、駆動可能なベルトと、ベルトを清掃ノズル本体に沿わせるガイド板を具備した清掃ノズルにおいて、ガイド板はバネによって清
掃ノズル本体に押さえられているようにしたものである。
これによって、清掃ノズルのベルトの駆動トルクを低下させ、かつ、ベルトの清掃ノズルへの密着性も向上させる効果を有しながらも、ガイド板がベルトのより大きな面積を清掃ノズルへ密着させるので、特に、ベルトに吸引孔を設けて吸引位置をスイープ動作させて清掃を行う方式などにおいて吸引の漏れを更に抑制することができ、高い吸引清掃性能を発揮することができる。同時に、ベルトがバネによって傷つくことを防止できるので、清掃ノズルの信頼性をも向上させることが可能となる。
本発明の空機調和機のフィルター装置は、清掃ノズルのベルトの駆動トルクを低下させるとともに、ベルトの清掃ノズルへの密着性も向上させることができるので、ベルトにブラシを取り付けてブラシを駆動させて清掃させる方式や、ベルトに吸引孔を設けて吸引位置をスイープ動作させて清掃を行う方式などが可能となるので、様々なエアフィルターの塵埃を清掃するフィルター清掃装置を実現することができる。
第1の発明は、エアフィルターと、エアフィルターを清掃する清掃ノズルを具備し、清掃ノズルは駆動可能なベルトを具備し、ベルトはバネによって清掃ノズル本体に押さえられていることにより、清掃ノズルのベルトの駆動トルクを低下させるとともに、ベルトの清掃ノズルへの密着性も向上させることができるので、ベルトにブラシを取り付けてブラシを駆動させて清掃させる方式や、ベルトに吸引孔を設けて吸引位置をスイープ動作させて清掃を行う方式などを安定したベルトの動作のもとに行うことが可能となる。加えて、ベルトにブラシを取り付けてブラシを駆動させて清掃させる方式においては、ブラシがエアフィルターをこする際の抵抗で、ブラシを取り付けたベルトがめくれてしまうことによる不都合も防止することができ、また、ベルトに吸引孔を設けて吸引位置をスイープ動作させて清掃を行う方式においては、吸引孔以外の部分から吸引漏れが発生することも抑制することができ、高い吸引清掃性能を発揮することができる。
第2の発明は、エアフィルターと、エアフィルターを清掃する清掃ノズルを具備し、清掃ノズルは駆動可能なベルトと、ベルトを清掃ノズル本体に沿わせるガイド板を具備し、ガイド板はバネによって清掃ノズル本体に押さえられていることにより、清掃ノズルのベルトの駆動トルクを低下させ、かつ、ベルトの清掃ノズルへの密着性も向上させる効果を有しながらも、ガイド板がベルトのより大きな面積を清掃ノズルへ密着させるので、特に、ベルトに吸引孔を設けて吸引位置をスイープ動作させて清掃を行う方式などにおいて吸引の漏れを更に抑制することができ、高い清掃性能を発揮することができる。同時に、ベルトがバネによって傷つくことを防止できるので、清掃ノズルの信頼性をも向上させることが可能となる。
第3の発明は、特に、第1および第2の発明におけるバネにフォーミングバネを用いたことにより、簡易な構成とすることができ、低コストな清掃ノズルにすることができる。
第4の発明は、特に、第1および第2の発明におけるバネに板バネを用いたことにより、清掃ノズルを薄く構成することができ、空気調和機の薄型化・小型化を図ることが可能となる。
第5の発明は、特に、第3および第4の発明におけるバネの形状を、清掃ノズル本体を挟み込む形状としたことにより、バネの清掃ノズルへの組み込みと固定が容易になり、清掃ノズルの低コスト化を図ることができる。
第6の発明は、特に、第3および第4の発明におけるバネを、ベルトの両端を押さえる構成にしたことにより、ベルトの中央部にブラシや吸引孔が動くスペースを確保したもので、清掃ノズルにおけるブラシや吸引孔の駆動位置の制約をなくすことができる。これにより、エアフィルターの形状がブラシや吸引孔の駆動可能位置による制約を受けることを防止でき、フィルター装置を取り付けることによる空気調和機の性能低下を防止することができる。
第7の発明は、特に、第3の発明におけるバネを、ベルトに沿った部分を複数回曲げてベルト全面を押さえる形状としたことにより、ベルトの清掃ノズルへの密着性を向上させることができる。これにより、ブラシがエアフィルターをこする際の抵抗によるベルトのめくれや、また、ベルトが浮き上がることによる吸引孔以外の部分から吸引漏れを、より確実に防止することができ、高い清掃性能を発揮することができる。
第8の発明は、特に、第1の発明におけるバネのベルト接触面を平坦にしたことにより、ベルトがバネによって傷つくことを防止でき、これにより清掃ノズルの信頼性をも向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機のフィルター装置の全体構成図である。この図において熱交換器を通過する空気の塵埃を除去するエアフィルターは、フィルター枠101と、フィルター網102から構成され、そのエアフィルターの表面に沿って移動可能な清掃ノズルとして吸引ノズル103が設けられる。吸引ノズル103はフィルター枠の上下端に設置されたガイドレール104により、エアフィルターと一定の距離を保って円滑に左右に移動することができる。吸引ノズル103には吸引ダクト105が連結され、さらに吸引ダクト105は吸引装置106に連結される。吸引ダクト105は吸引ノズル103の移動に差し支えないように折り曲げ可能なダクトで形成される。さらに、吸引装置106には排気ダクト107が連結され、室外へ引き回される。エアフィルター上に付着した塵埃は吸引ノズル103より吸引され、さらに、吸引ダクト105、吸引装置106、排気ダクト107を経由して室外へ排出される。この構成においては、フィルター装置を一般家庭用の小型空気調和機に内蔵するに際して吸引装置の小型化・小出力化を図る必要があるため、小風量で強い吸引力を発揮できるようにしなければならず、吸引ノズル103は吸引を一部分に絞って吸引力を強め、その位置を切り換えることでエアフィルター全面を清掃する吸引位置切り換え装置を用いている。そこで次に、吸引位置切り替え装置を含め、本実施の形態1における吸引ノズル103(=清掃ノズル)について詳細を記述する。
図2は本発明の第1の実施の形態における空気調和機のフィルター装置の、吸引ノズルの構造を示すものである。
図2において、吸引ノズル本体201にはエアフィルター全長に相当する長いスリット状の開口部202を設け、さらに、この開口部202に沿って駆動可能なベルト203に吸引孔204を設けることで開口部202の一部分のみから吸引でき、かつ、ベルト203を駆動して吸引する場所を可変することができるようにすることで吸引位置切り換え装置を構成している。こうした構成により、小さい風量でも小さな吸引孔に絞られるので吸引孔の風速は増大し、小型の吸引装置でも強い吸引力を発揮することが可能となる。なお、エアフィルター全面の清掃には図3に示すように、吸引ノズル301のベルト302を駆動して吸引孔303の位置を変え、吸引ノズル301をエアフィルター305に沿って
左右に駆動することで吸引孔303を図中の矢印に示すようなスイープ動作させて全面を清掃することができる。図3においては、吸引孔303はエアフィルター全長の1/4の長さにされており、図中矢印に示すような4往復のスイープ動作にてエアフィルター全面を清掃するようにしている。説明を図2に戻すが、ベルト203の表面には、吸引孔204の横にブラシ205が固着されており、ベルトの駆動により吸引孔とともにブラシ位置も可変できるようにすることで、吸引位置切り換え装置に連動したブラシの駆動を実現している。これによりブラシ205でエアフィルターに強く付着した塵埃をこすりはがし、それを吸引孔204で吸引することで高い清掃性能を発揮することができる。
ところで、この構成の吸引ノズルにおいては次の2点の内容を考慮する必要がある。第1には、吸引孔204以外の個所での吸引漏れを如何に低減するかである。吸引ノズル本体201には開口部202が設けられているが、吸引孔204位置以外はベルト203が吸引ノズル本体201に密着して開口部202をシールしているようにする必要がある。第2には、ブラシ205はこすられることで相応の抵抗を受けるので、この抵抗力によってブラシ205の設けられたベルト203がめくれて清掃動作が不安定になったりしないようにすることである。したがってベルト203をしっかりと吸引ノズル本体201に保持しなくてはならない。ところが一方で、ベルト203は吸引孔位置を可変するために駆動しなくてはならないので、上記2点だけに配慮してベルト203の吸引ノズル本体201への固定を強くしすぎるとベルト203の駆動に大きなトルクが必要となって、フィルター装置が大型化するだけでなくベルト203が傷つきやすくなるといった問題も発生する。
本実施の形態1においては、直径1.5mmの鋼線を折り曲げ加工したバネであるフォーミングバネ206を2つ吸引ノズル本体201に取り付けることでベルト203を保持するようにしている。フォーミングバネ206はベルト203の両端をベルトのほぼ全長にわたり吸引ノズル本体に押さえつけているので、ベルト203は開口部202に密着し、吸引漏れはほとんど発生しない。さらに、ベルト203の両端だけを押さえることで、ベルト中央部に吸引孔204やブラシ205の通路を確保しているので、ベルト203を自在に駆動して吸引清掃の位置を決定することができる。これにより、吸引ノズルの先端から根元まで清掃位置にすることができるだけでなく、清掃位置の制約がないので様々なスイープ清掃のパターンが可能になる。フォーミングバネ206は線径を選定することにより、押さえつける強さを調整することができるので、ブラシがこする抵抗にあわせてベルト203を押さえる力を調整することができる。さらに、フォーミングバネ206の先端部と根元部はコの字形状に加工されており、吸引ノズル本体201に簡単にはめ込んで固定することができる。したがって吸引ノズルをきわめて容易に低コストで組み立てることができる。図示はしていないが、吸引ノズル本体201にはフォーミングバネ206の形状にあわせた溝が設けてあり、ベルト203が駆動してもフォーミングバネ206の位置がずれたりしないようにしてある。フォーミングバネには本実施の形態1では鋼線を用いているが、樹脂を用いたフォーミングバネなどを用いてもよいことは言うまでもない。
図4は、図2における吸引ノズルのA部断面図を、ベルト203の停止時(=清掃時)と、駆動時(=吸引孔位置切り替え動作時)について示したものである。ベルト203の停止時すなわち吸引清掃時は図4(a)のように、ベルト203はフォーミングバネ206によって、吸引ノズル本体201にしっかり押し付けられて吸引漏れを防止し、また、清掃時のブラシを支えている。一方、ベルト203の駆動時すなわち吸引孔位置切り替え動作時は、清掃を行うわけではないので、ベルト203は浮き上がっても問題なく、むしろ、そのほうがベルト203と吸引ノズル本体201の接触面積が減るので駆動しやすくなる。本実施の形態1において吸引ノズルの形状はエアフィルターの形状に沿って折れ曲がった吸引ノズルになっていることもあり、ベルト駆動時には図4(b)のようにフォーミングバネ206はベルト203の張力により若干浮き上がり、ベルト203の摺動抵抗
が減ることにより非常に駆動しやすくなる。これは特に、ベルト表面に油分などが付着している場合など非常に大きな効果を発揮する。このようにバネを用いることで、ベルト203の吸引ノズル本体への密着と駆動性を両立して、なおかつ低トルクのベルト203の駆動モータにすることができるので、高い清掃性能と、フィルター装置の小型化・低コスト化を実現することができる。
なお、ベルト203をより広い面積で吸引ノズル本体201に押さえつけるため、図5にあるように、フォーミングバネ206の形状をベルト203を押さえつける部分において複数回曲げて矩形にしても良い。これにより、ベルト203の吸引ノズル本体201への密着性を向上させ、ブラシ205がエアフィルターをこする際の抵抗によるベルト203のめくれや、また、ベルト203が浮き上がることによる吸引孔204以外の部分から吸引漏れを、より確実に防止することができ、高い清掃性能を発揮することができる。もちろん、折り曲げの形状は矩形だけでなく、鋸形状、波形状などでも良いことは言うまでもない。
また、図6にあるように、フォーミングバネ206の断面形状を、ベルト203の接触面だけ平坦にしても良い。これにより、ベルト203がフォーミングバネ206によって傷つくことを防止でき、ベルト203の信頼性をより高めることができる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態における空気調和機のフィルター装置の全体構成図は、実施の形態1で図1を用いて説明したものと同様であるので説明を省略する。
図7は本発明の第2の実施の形態における空気調和機のフィルター装置の、吸引ノズルの構造を示すものである。
図7において、吸引ノズル本体701にはエアフィルター全長に相当する長いスリット状の開口部702を設け、さらに、この開口部702に沿って駆動可能なベルト703に吸引孔704を設けることで開口部702の一部分のみから吸引でき、かつ、ベルト703を駆動して吸引する場所を可変することができるようにすることで吸引位置切り換え装置を構成している。また、ベルト703の表面には、吸引孔704の横にブラシ705が固着されており、ベルトの駆動により吸引孔とともにブラシ位置も可変できるようにすることで、吸引位置切り換え装置に連動したブラシの駆動を実現している。また、直径1.5mmの鋼線を折り曲げ加工したバネであるフォーミングバネ706を2つ吸引ノズル本体701に取り付けてあり、さらにフォーミングバネ706がベルト703を押さえつける部分には厚さ2mmの樹脂板でできているガイド板707が取り付けられている。これにより、フォーミングバネ706がベルト703に直接接せず、ガイド板707の広い面積でベルトを押さえつけるのでベルト703が駆動時に傷つくのを防止することができる。また、ガイド板707が開口部702に近い部分まで押さえていることで、より吸引漏れも抑制することができる。さらに、ベルト703がしっかり保持されるので、ベルトの脱線(=ベルトの駆動方向に対し横方向へのベルトの位置ずれ)なども防止することができる。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態における空気調和機のフィルター装置の全体構成図は、実施の形態1で図1を用いて説明したものと同様であるので説明を省略する。
図8は本発明の第3の実施の形態における空気調和機のフィルター装置の、吸引ノズルの構造を示すものである。
図8において、吸引ノズル本体801にはエアフィルター全長に相当する長いスリット状の開口部802を設け、さらに、この開口部802に沿って駆動可能なベルト803に吸引孔804を設けることで開口部802の一部分のみから吸引でき、かつ、ベルト803を駆動して吸引する場所を可変することができるようにすることで吸引位置切り換え装置を構成している。また、ベルト803の表面には、吸引孔804の横にブラシ805が固着されており、ベルトの駆動により吸引孔とともにブラシ位置も可変できるようにすることで、吸引位置切り換え装置に連動したブラシの駆動を実現している。また、厚さ0.5mmの鋼板を折り曲げ加工したバネである板バネ806を2つ吸引ノズル本体801に取り付けてある。これにより、ベルト803の停止時すなわち吸引清掃時は、ベルト803は板バネ806によって、吸引ノズル本体801にしっかり押し付けられて吸引漏れを防止し、また、清掃時のブラシを支えている。一方、ベルト803の駆動時すなわち吸引孔位置切り替え動作時は、板バネ806はベルト803の張力により若干浮き上がり、ベルト803の摺動抵抗が減ることにより非常に駆動しやすくなる。このように本発明の実施の形態1および2で説明した特徴を持ち合わせながら、板バネを用いることで鋼線のフォーミングバネを用いた場合よりバネの厚さを減らすことができるので、吸引ノズルの厚さを薄くすることができる。これによって、空気調和機への収納が容易になり、また、空気調和機の薄型化をも図ることが可能となる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機のフィルター装置は、清掃ノズルのベルトの駆動トルクを低下させるとともに、ベルトの清掃ノズルへの密着性も向上させることができるので、ベルトにブラシを取り付けてブラシを駆動させて清掃させる方式や、ベルトに吸引孔を設けて吸引位置をスイープ動作させて清掃を行う方式などが可能となるので、様々なエアフィルターの塵埃を清掃するフィルター清掃装置を実現することができ、空気調和機のエアフィルターだけでなく冷却ファンを有する機器などのエアフィルター(例えば安定化電源のエアフィルターなど)を自動清掃するフィルター装置などへの適用や、窓などエアフィルター以外のものを自動清掃する清掃装置などへの適用もできる。
本発明の実施の形態1における空気調和機のフィルター装置の全体構成を示す斜視図 本発明の実施の形態1における空気調和機のフィルター装置の吸引ノズルの構造を示す斜視図と断面図 本発明の実施の形態1における空気調和機のフィルター装置の吸引ノズルにおける清掃の動作を示す模式図 本発明の実施の形態1における空気調和機のフィルター装置の吸引ノズルの図2のA部断面図 本発明の実施の形態1における空気調和機のフィルター装置の吸引ノズルの構造を示す斜視図と断面図 本発明の実施の形態1における空気調和機のフィルター装置の吸引ノズルの図5のA部断面図 本発明の実施の形態2における空気調和機のフィルター装置の吸引ノズルの構造を示す斜視図と断面図 本発明の実施の形態3における空気調和機のフィルター装置の吸引ノズルの構造を示す斜視図と断面図
符号の説明
101 フィルター枠
102 フィルター網
103 吸引ノズル
104 ガイドレール
105 吸引ダクト
106 吸引装置
107 排気ダクト
201 吸引ノズル本体
202 開口部
203 ベルト
204 吸引孔
205 ブラシ
206 フォーミングバネ
301 吸引ノズル
302 ベルト
303 吸引孔
304 ブラシ
305 エアフィルター
701 吸引ノズル本体
702 開口部
703 ベルト
704 吸引孔
705 ブラシ
706 フォーミングバネ
707 ガイド板
801 吸引ノズル本体
802 開口部
803 ベルト
804 吸引孔
805 ブラシ
806 板バネ

Claims (8)

  1. エアフィルターと、エアフィルターを清掃する清掃ノズルを具備し、清掃ノズルは駆動可能なベルトを具備し、ベルトはバネによって清掃ノズル本体に押さえられていることを特徴とする空気調和機のフィルター装置。
  2. エアフィルターと、エアフィルターを清掃する清掃ノズルを具備し、清掃ノズルは駆動可能なベルトと、ベルトを清掃ノズル本体に沿わせるガイド板を具備し、ガイド板はバネによって清掃ノズル本体に押さえられていることを特徴とする空気調和機のフィルター装置。
  3. バネはフォーミングバネを用いることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機のフィルター装置。
  4. バネは板バネを用いたことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機のフィルター装置。
  5. バネは清掃ノズル本体を挟み込む形状としたことを特徴とする請求項3または4記載の空気調和機のフィルター装置。
  6. バネはベルトの両端を押さえる構成にしたことを特徴とする請求項3または4記載の空気調和機のフィルター装置。
  7. バネはベルトに沿った部分を複数回曲げてベルト全面を押さえる形状としたことを特徴とする請求項3記載の空気調和機のフィルター装置。
  8. バネはベルト接触面を平坦にしたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機のフィルター装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101726087A (zh) * 2008-10-29 2010-06-09 乐金电子(天津)电器有限公司 柜式空调器过滤网的弹簧底座结构

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