JP2006232309A - 液体充填方法及び液体充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘度の高い液体であっても、液体調合容器に精度よく液体を充填することができる液体充填方法及び液体充填装置を提供する。
【解決手段】 充填装置11は、貯留タンク13から流量の多い第4導出パイプ25を介してインク原料14を導出し、調合タンク15に予備目標充填量の充填した後、流量の少ない第3導出パイプ23を介してインク原料14を導出し、開閉弁33の開放動作によって複数回に分けて目標充填量まで充填した。充填装置11は第4導出パイプ25にて予備目標充填量を充填することで充填作業にかかる時間を軽減することができる。さらに、第3導出パイプ23を介し複数回にてインク原料14を充填することで、インク原料14の粘度が高くなっている場合でも調合タンク15に精度よく目標充填量を充填することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体充填方法及び液体充填装置に関する。
従来、貯留容器に貯留された液体を、導出管を介して導出し液体収容容器内に充填する液体充填装置が知られている。通常、液体充填装置では導出管の途中に設けたバルブ装置によって導出管を連通状態又は非連通状態とすることで貯留容器からの液体の導出量を調整していた。
このような液体充填装置の中には、液体収容容器の重量を計量する計量装置を備え、計量装置の計量結果に基づいて同液体収容容器内に充填された液体の充填量を検出するものがあった(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の液体充填装置では、液体収容容器内に設定量の液体が充填され、計量装置によって計量される重量が予め設定された設定重量に一致すると、計量装置から制御装置に対して検出信号が出力されるようになっている。制御装置は、検出信号を受信するとバルブ装置を閉じ貯留タンクからの液体の導出を終了するようになっている。
特開平5−272694号公報
しかしながら、上述した特許文献1の液体充填装置に粘度の高い液体を貯留タンクに貯留させた場合、液体収容容器への充填が終了しバルブ装置を閉じた後にも、導出管のバルブ装置よりも下流側に液体が残留する可能性があった。このように残留した液体は、やがて導出管内を流動し液体収容容器内に入る可能性があった。そして、液体収容容器内に液体が入ると、液体収容容器内の液体の充填量は設定量よりも多くなり過剰充填となる問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、粘度の高い液体であっても、液体調合容器に精度よく液体を充填することができる液体充填方法及び液体充填装置を提供することにある。
本発明の液体充填方法は、貯留容器に貯留された液体原料を、導出流路を介して導出し、同液体原料を調合する液体調合容器に充填する液体充填方法において、前記液体原料を、前記液体調合容器に充填する目標充填量よりも少なく設定された予備目標充填量まで充填する第1の充填ステップと、前記第1の充填ステップが完了し、前記導出流路内から前記液体原料が導出しきる所定の液切時間が経過した後に、前記第1の充填ステップよりも少ない導出量で前記液体原料を充填し前記目標充填量に到達させる第2の充填ステップとを含む。
これによれば、第1の充填ステップの完了後に所定の液切時間を経過させることで、導出流路内に残留する液体原料を導出し液体調合容器内に充填させることができる。そして、液体原料の残留を解消した後に第2の充填ステップにて液体原料を充填することで、残留した液体原料が導出されたことで発生する液体調合容器への過剰充填を抑制することができる。従って、本発明の液体充填方法は、液体原料の粘度が高く導出流路内に残留し易い場合であっても、精度よく目標充填量の液体原料を液体調合容器に充填することができ
る。また、第2の充填ステップにおける導出流路の導出量を、第1の充填ステップにおける導出流路の導出量よりも小さく設定することで、予備目標充填量から目標充填量に至るまで少しずつ液体原料を充填し到達させることができる。これにより、精度よく目標充填量に到達させることができる。また換言すると、第1の充填ステップにおける導出流路の導出量は、第2の充填ステップにおける導出流路の導出量よりも大きく設定されているので、予備目標充填量の充填にかかる時間を軽減することができる。
この液体充填方法の前記第2の充填ステップは、前記液体調合容器に前記液体原料を少なくとも2回に分けて充填し、各充填作業の間に前記所定の液切時間を経過させる液切ステップを含む。
これによれば、液体調合容器に第1の充填ステップにて予備目標充填量を充填した後に、第2の充填ステップにて第1の充填ステップよりも少ない導出量で、少なくとも2回以上に分けて液体原料を充填するので、充填される液体原料を精度よく目標充填量に到達させることができる。さらに、第2の充填ステップにおける各充填作業の間に所定の液切時間を経過させることで、導出流路内に残留する液体原料を解消することができ、より精度よく液体調合容器に目標充填量の液体原料を充填することができる。
この液体充填方法は、前記液体調合容器の重量を検出することで同液体調合容器内に充填された前記液体原料の実充填量を検出する充填量検出ステップと、前記第1の充填ステップの完了後に前記充填量検出ステップにて検出された前記実充填量に基づいて、前記第2の充填ステップにおける前記目標充填量に到達するために必要な充填回数を決定する充填回数決定ステップとを含む。
これによれば、液体調合容器の重量から実充填量を検出することで、液体調合容器への充填作業の時間に基づいて実充填量を検出する場合に比べて、導出流路内に残留した液体原料が充填されたときでも精度よく実充填量を検出することができる。これにより、この実充填量に基づいて充填回数を決定することで、液体調合容器に精度よく目標充填量の液体原料を充填することができる。
この液体充填方法は、前記実充填量と前記目標充填量の誤差である測定誤差を検出する測定誤差検出ステップと、前記測定誤差検出ステップにて検出された前記測定誤差と、前記目標充填量に対して許容される設定誤差とを比較し、前記測定誤差が前記設定誤差以内であるときには、前記第2の充填ステップを終了する誤差比較ステップとを含む。
これによれば、測定誤差が設定誤差以内のときに第2の充填ステップを終了することで、液体調合容器へ目標充填量の液体原料を充填することができる。従って、本発明の液体充填方法は、液体調合容器への液体原料の過剰充填を抑制することができる。
本発明の液体充填装置は、貯留容器に貯留された液体原料を、導出流路を介して導出する導出ポンプと、前記導出流路を連通状態又は非連通状態とする開閉手段と、前記導出ポンプを駆動させるとともに、前記開閉手段により前記導出流路を連通状態とすることで、前記液体原料を調合する液体調合容器に同液体原料を充填させる制御部とを備えた液体充填装置において、前記導出流路の導出量を調整する導出量調整手段と、前記液体調合容器への充填作業を計時する計時手段とを備え、前記制御部は、前記液体原料を前記液体調合容器に充填する目標充填量よりも少なく設定された予備目標充填量まで充填させると、前記導出ポンプを停止するとともに、前記導出量調整手段により前記導出流路の前記導出量を少なく調整し、前記計時手段によって前記導出流路内から前記液体原料が導出しきる所定の液切時間の経過が計時されると、前記導出ポンプを再駆動するように構成された。
これによれば、制御部は、予備目標充填量の完了後に所定の液切時間を経過させることで、導出流路内に残留する液体原料を導出し液体調合容器内に充填させることができる。そして、液体原料の残留を解消した後に導出ポンプを再駆動し充填を再開することで、残留した液体原料が導出されたことで発生する液体調合容器への過剰充填を抑制することができる。従って、本発明の液体充填装置は、液体原料の粘度が高く導出流路内に残留し易い場合であっても、精度よく目標充填量の液体原料を液体調合容器に充填することができる。また、予備目標充填量の充填の後に、導出流路の導出量よりも小さく設定することで、予備目標充填量から目標充填量に至るまで少しずつ液体原料を充填し到達させることができる。これにより、精度よく目標充填量に到達させることができる。また換言すると、予備目標充填量を充填するまでの導出流路の導出量は、充填後の導出流路の導出量よりも大きく設定されているので、予備目標充填量の充填にかかる時間を軽減することができる。
この液体充填装置は、前記導出流路に、第1の流路又は第2の流路の一方を選択し連通させる流路選択手段を備え、前記第2の流路は、前記導出量調整手段によって前記第1の流路よりも導出量を少なく設定され、前記制御部は、前記予備目標充填量を前記第1の流路を介して充填した後、前記計時手段にて前記所定の液切時間が計時されると、前記流路選択手段によって前記導出流路と前記第2の流路を選択して連通させるとともに、前記開閉手段によって前記導出流路を少なくとも2回以上連通状態とし前記目標充填量を充填する。
これによれば、制御部は、液体調合容器に予備目標充填量を充填した後に、予備目標充填量を充填した際よりも少ない導出量で、少なくとも2回以上に分けて液体原料を充填する。これにより、液体充填装置は、液体調合容器に充填する液体原料を精度よく目標充填量に到達させることができる。さらに、各充填作業の間に所定の液切時間を経過させることで、導出流路内に残留する液体原料を解消することができ、より精度よく充填することができる。
この液体充填装置は、前記液体調合容器の重量を検出することで同液体調合容器内に充填された前記液体原料の実充填量を検出する充填量検出手段と、前記第1の流路による充填の完了後に検出された前記実充填量に基づいて、前記目標充填量に到達するために必要な前記第2の流路を連通状態とする予定回数を決定する予定回数決定手段とを備えた。
これによれば、充填量検出手段は、液体調合容器の重量から実充填量を検出することで、液体調合容器への充填作業の時間に基づいて実充填量を検出する場合に比べて、導出流路内に残留した液体原料が充填されたときでも精度よく実充填量を検出することができる。これにより、制御部は、この実充填量に基づいて充填回数を決定することで、液体調合容器に精度よく目標充填量の液体原料を充填することができる。
この液体充填装置は、前記実充填量と前記目標充填量の誤差である測定誤差を検出する測定誤差検出手段と、前記測定誤差検出手段にて検出された前記測定誤差と、前記目標充填量に対して許容される設定誤差とを比較する誤差比較手段とを備え、前記制御部は、前記誤差比較手段によって前記測定誤差が前記設定誤差以内と判定されたときには、前記第2の流路を介した前記液体調合容器への前記液体原料の充填を終了する。
これによれば、制御部は、測定誤差が設定誤差以内のときに第2の流路を介した充填を終了することで、液体調合容器へ目標充填量の液体原料を充填することができる。従って、本発明の液体充填装置は、液体調合容器への液体原料の過剰充填を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の液体充填装置としての充填装置11は、貯留容器としての貯留タンク13内に貯留されたインク原料14を液体調合容器としての調合タンク15に充填するためのものである。インク原料14は、本願請求項に記載の液体原料に相当するものであって、調合タンク15に充填された後、色材等が調合されインクジェット式プリンタに用いられるインクとして生成されるようになっている。
充填装置11は、第1導出パイプ17を備えている。第1導出パイプ17は、貯留タンク13の開口部から挿入され、その始端部が貯留タンク13の底部付近に位置している。そして、第1導出パイプ17の終端部にはダイヤフラムポンプ等の導出ポンプPが接続され、導出ポンプPの駆動によって第1導出パイプ17を介して貯留タンク13内からインク原料14が汲み上げられるようになっている。導出ポンプPには、第1導出パイプ17と同一の開口径を有する第2導出パイプ19の始端部が接続されている。第2導出パイプ19の終端部には、流路選択手段としての切替器21を介して、第2の流路としての第3導出パイプ23の始端部と、第1の流路としての第4導出パイプ25の始端部がそれぞれ接続されている。第3及び第4導出パイプ23,25は、それぞれ第2導出パイプ19と同一の開口径を有する。切替器21は、図示しない弁体を備えており、同弁体によって第3導出パイプ23又は第4導出パイプ25の一方を選択して第2導出パイプ19に連通させるようになっている。
また、第3及び第4導出パイプ23,25の各終端部には、T字状に形成されたジョイント27の第1及び第2ポート27a,27bがそれぞれ接続されている。ジョイント27の第3ポート27cには、第3及び第4導出パイプ23,25と同一の開口径を有する第5導出パイプ29の始端部が接続されている。即ち、同一の開口径を有する第1〜第5導出パイプ17,19,23,25,29は、互いに連通し導出流路を構成している。そして、第5導出パイプ29は終端部(開口部)を調合タンク15の開口部に相対向させている。これによって、導出ポンプPの駆動によって貯留タンク13内から汲み上げられたインク原料14は、第1及び第2導出パイプ17,19を流動し、切替器21によって選択された第3導出パイプ23又は第4導出パイプ25を流動した後に、第5導出パイプ29を介して調合タンク15内に導出される。
また第3導出パイプ23の途中には、第3導出パイプ23の導出量を調整する導出量調整手段としての導出量調整バルブ31が設けられている。導出量調整バルブ31は、ニードルバルブであって、自身のオリフィスの開度調整を行うことで第3導出パイプ23の流量を調整するようになっている。本実施形態の第3導出パイプ23の導出量は、導出量調整バルブ31にて第4導出パイプ25の導出量の略半分に設定されている。そして、第3導出パイプ23には、導出量調整バルブ31よりも下流側(ジョイント27側)に開閉手段としての開閉弁33が設けられている。開閉弁33は、電磁ソレノイドバルブであって第3導出パイプ23を連通状態又は非連通状態のいずれかの状態にするようになっている。従って、切替器21によって第3導出パイプ23が選択され開閉弁33により第3導出パイプ23が連通状態とされているときには、第4導出パイプ25の略半分の導出量にて第5導出パイプ29を介してインク原料14が調合タンク15内に充填されるようになっている。
そして、本実施形態の充填装置11では、調合タンク15にインク原料14を充填する際に、その大半(後述する予備目標充填量W5)のインク原料14を第1の充填ステップとして切替器21により第4導出パイプ25を選択し調合タンク15に充填するようになっている。第1充填ステップの充填が完了すると導出ポンプPを一端停止し、第2の充填ステップとして切替器21により第3導出パイプ23を選択した後、導出ポンプPを再駆
動させ残りのインク原料14を調合タンク15に充填するようになっている。ここで第2充填ステップでは、開閉弁33の開閉を繰り返すことで複数回に分けてインク原料14の充填を行うようになっている。
一方、充填装置11は、調合タンク15の重量を計量する計量器35を備えている。計量器35はステージ37を備えており、ステージ37上に載置された調合タンク15を計量するようになっている。計量器35は、ステージ37上に計量値(本実施形態の表示単位はグラム)を逐次表示する表示部39を備えている。そして、充填装置11では、ステージ37上に調合タンク15が載置された状態で調合タンク15へのインク原料14の充填が行われるようになっている。これにより、表示部39に表示される値(調合タンク15の重量)から調合タンク15内に充填されたインク原料14の充填量を視認できるようになっている。また、計量器35はブザー40を備えている。計量器35は、ブザー40を鳴動させることで、調合タンク15へのインク原料14の過剰充填や充填不良等の異常を知らせるようになっている。
(電気的構成)
次に、上述した充填装置11の電気的構成について図1に従って説明する。
図1に示すように、充填装置11は、充填量検出手段、予定回数決定手段、測定誤差検出手段、誤差比較手段及び計時手段を構成し同充填装置11を制御する制御部41を備えている。制御部41は、各種演算処理を実行するCPU43(中央演算処理装置)、制御プログラムを記憶したメモリ45及び入出力回路47を備えている。制御部41は、導出ポンプP、切替器21、導出量調整バルブ31、開閉弁33、計量器35、ブザー40とそれぞれ電気的に接続され、入出力回路47を介して第1〜第5駆動電流Ia〜Ieを出力することで、それぞれを駆動制御するようになっている。
また制御部41は、入出力回路47を介して計量器35から計量値(調合タンク15の重量)の情報を含む重量検出信号SG1を逐次受信するようになっている。図2に示すように制御部41は、重量検出信号SG1を受信すると、受信した重量検出信号SG1に基づいて、計量値であるタンク測定重量W1を検出し、メモリ45に記憶し逐次更新する。このタンク測定重量W1は、液体調合容器の重量に相当するようになっている。さらに、制御部41は、検出したタンク測定重量W1に基づいて入出力回路47から第5駆動電流Ieを出力し、計量器35の表示部39に調合タンク15の重量を表示させるようになっている。つまり、調合タンク15にインク原料14が充填されていない、いわゆる空の状態となっているときには、表示部39に調合タンク15の重量のみが表示され、インク原料14の充填が開始されると表示される計量値は上昇する。
また図2に示すように、メモリ45には空の状態となっている調合タンク15の重量がタンク基準重量W2として予め記憶されている。制御部41は、タンク測定重量W1を検出すると、検出したタンク測定重量W1とタンク基準重量W2とを比較(タンク測定重量W1からタンク基準重量W2を除算)し、調合タンク15に充填されたインク原料14の充填量である実充填量としてのインク実充填量W3を検出するようになっている。制御部41は、インク実充填量W3を検出するとメモリ45に記憶し逐次更新するようになっている。
尚、本実施形態では、タンク基準重量W2は3000グラムと設定されている。従って、例えばタンク測定重量W1が5000グラムと計量された場合、インク実充填量W3は、5000グラムからタンク基準重量W2の3000グラムを除算した2000グラムであると検出されメモリ45に記憶される。
また図2に示すように、メモリ45には貯留タンク13から調合タンク15に充填され
るインク原料14の総量である目標充填量W4が予め設定され記憶されている。充填装置11では、上述したように、この目標充填量W4を第1及び第2の充填ステップにて分けて充填するようになっている。ここで、第1の充填ステップから第2の充填ステップに移る際に、一旦、導出ポンプPを停止するようになっているが、導出ポンプPの駆動を停止した際に第5導出パイプ29内に残留したインク原料14が調合タンク15に滴下することがある。メモリ45には、導出ポンプPの駆動停止から、こうした滴下が終了するまでにかかる時間である液切時間T1が予め実験等によって求められ記憶されている。さらに、メモリ45には、この液切時間T1によって滴下するインク原料14を考慮し、目標充填量W4よりも値の小さい予備目標充填量W5が予め実験等によって求められ記憶されている。予備目標充填量W5は、第1の充填ステップにて調合タンク15に充填させる必要のある充填量であって、制御部41はインク実充填量W3が予備目標充填量W5に到達すると導出ポンプPの駆動を停止し第2の充填ステップに移るようになっている。つまり、充填装置11では、導出ポンプPの駆動停止後に滴下するインク原料14を考慮し、目標充填量W4よりも値の小さい予備目標充填量W5が調合タンク15に充填されると第1の充填ステップを完了するようになっている。尚、本実施形態では、目標充填量W4は10000グラム、予備目標充填量W5は9950グラム、液切時間T1は10秒に設定されている。
また図3に示すように、メモリ45には導出量調整バルブ31のバルブ開度V及び開閉弁33の開放時間T2が記憶されている。バルブ開度Vは、第3導出パイプ23の導出量P1が第4導出パイプ25の導出量P2の略半分となるように設定されている。尚、本実施形態では、第4導出パイプ25の導出量P2は毎秒20グラムに設定され、開閉弁33の開放時間T2は1秒に設定されている。従って、導出量調整バルブ31により調整される第3導出パイプ23の導出量は毎秒10グラムとなる。このため、開放時間T2は1秒であるので、第3導出パイプ23を介して第5導出パイプ29から導出されるインク原料14は、開閉弁33の1回の開放動作毎に10グラムが導出されるようになっている。これは、1回の開放動作によって液切時間T1に第5導出パイプ29から滴下するインク原料14の量を考慮して設定されている。つまり、図2に示すように、滴下するインク原料14が5グラムであると実験で検証されている場合、開閉弁33の1回の開放動作後に液切時間T1が経過した際に調合タンク15に実際に充填されるインク原料14は、実導出量W6として15グラムが予定されている。
制御部41は、図3に示すように、第1の充填ステップが終了し第2の充填ステップに移る際に、第2の充填ステップにて開閉弁33を開放する充填回数としての予定回数N1を決定しメモリ45に記憶するようになっている。そして、制御部41は、決定した予定回数N1をメモリ45に予め記憶された設定回数N2と比較するようになっている。設定回数N2は、実験等によって予め求められた第2充填ステップにて必要な開閉弁33の開放動作の回数である。制御部41は、予定回数N1が設定回数N2以上となっている、即ち調合タンク15に充填されたインク原料14が実験時より少ない場合、第1、第2、第4、第5導出パイプ17,19,25,29、ジョイント27、導出ポンプPのいずれかに異常があり、正確にインク原料14を充填できていない可能性があると判定するようになっている。尚、本実施形態の設定回数N2は、4回に設定されている。
従って、上述したように、本実施形態では予備目標充填量W5を9950グラムに設定しているが、制御部41は第1充填ステップ終了後であって液切時間T1経過後に検出したインク実充填量W3がインク原料14の滴下により9955グラムとなっている場合、目標充填量W4に45グラム足りないと判定する。そして、制御部41は、第2充填ステップにて開閉弁33の1回の開放動作で導出される実導出量W6(15グラム)に基づいて、予定回数N1を3回と決定(45グラムを15グラムで割算)しメモリ45に記憶する。ここで制御部41は、予定回数N1(3回)と設定回数N2(4回)を比較し充填装
置11に異常がないと判定する。
また図4に示すように、メモリ45には設定誤差Bが記憶されている。設定誤差Bは、調合タンク15に充填されたインク実充填量W3が目標充填量W4に対して許容される誤差であって予め設定されている。制御部41は、第1の充填ステップの終了後、インク原料14の滴下等によってインク実充填量W3が目標充填量W4に対してその誤差(以下、測定誤差Cという)が設定誤差B以内となった場合には、調合タンク15に目標量のインク原料14が充填されたと判定する。そして、制御部41は、第2充填ステップには移らず(導出ポンプPを駆動しない)そのまま調合タンク15への充填を終了するようになっている。また制御部41は、第2の充填ステップで開閉弁33の開放動作による1回の導出が完了する度にインク実充填量W3を検出し、測定誤差Cが設定誤差B以内となった場合には調合タンク15に目標量のインク原料14が充填されたと判定し調合タンク15への充填を終了するようになっている。さらに、第1充填ステップの終了後、又は第2充填ステップにて検出した測定誤差Cが設定誤差Bよりも正数として大きくなっている場合には、調合タンク15へインク原料14が過剰充填されていると判定し、導出ポンプPを停止し充填を終了するとともに第5駆動電流Ieを出力してブザー40を鳴動させ過剰充填を知らせるようになっている。また測定誤差Cが設定誤差Bよりも負数として大きくなっている場合には、調合タンク15に目標量(目標充填量W4)のインク原料14が充填されていないと判定し第2充填ステップを継続するようになっている。
尚、図4に示すように、本実施形態の設定誤差Bは14グラムに設定されている。従って、通常、予備目標充填量W5となるように第1の充填ステップを終了させた場合では、測定誤差Cは設定誤差B(14グラム)よりも負数として大きくなるので、制御部41は第2の充填ステップを行うようになっている。また制御部41は、第1充填ステップ終了後又は第2充填ステップにて、インク実充填量W3が10000グラムとなり目標充填量W4に到達している場合(測定誤差Cはゼロ)、調合タンク15に目標量のインク原料14が充填されていると判定し充填作業を終了するようになっている。また、インク実充填量W3が9946グラム又は10014グラムとなっている場合(測定誤差Cは14グラム)、調合タンク15へ目標量のインク原料14が充填されていると判定し充填作業を終了するようになっている。またさらに制御部41は、インク実充填量W3が10100グラムとなり目標充填量W4(10000グラム)との測定誤差C(この場合、100グラム)が設定誤差B(14グラム)よりも正数として大きいときには、調合タンク15にインク原料14が過剰充填されていると判定し、充填を終了するとともにブザー40を鳴動させ過剰充填を知らせる。
次に上述した制御部41の動作について図5に従って説明する。
図2に示すように、制御部41は、第1の充填ステップとして第1充填ステップを開始する際に第2駆動電流Ibを切替器21に出力し、第2導出パイプ19と第4導出パイプ25とを連通させる(スタート)。そして、制御部41は、充填量検出ステップとして計量器35から重量検出信号SG1を受信しタンク測定重量W1を逐次検出するとともに、調合タンク15に充填されたインク原料14の充填量であるインク実充填量W3の検出を開始する(ステップS11)。
次に、制御部41は、導出ポンプPに第1駆動電流Iaを出力して導出ポンプPを駆動し、第1導出パイプ17、第2導出パイプ19、第4導出パイプ25、第5導出パイプ29を介して貯留タンク13から汲み上げたインク原料14を調合タンク15に導出する(ステップS13)。そして制御部41は、インク実充填量W3が予備目標充填量W5に到達したかどうかを判定(ステップS15)し、未到達の場合(ステップS17でNO)には引き続き調合タンク15へのインク原料14の充填を行う(ステップS11,S13)。
制御部41は、インク実充填量W3が予備目標充填量W5に到達すると(ステップS15でYES)、第1駆動電流Iaの出力を停止し導出ポンプPの駆動を停止するようになっている(ステップS17)。そして制御部41は、導出ポンプPの駆動を停止した後、液切時間T1が経過(ステップS19)すると、インク実充填量W3を目標充填量W4とを比較し測定誤差Cを検出する(ステップS21)。
制御部41は、検出した測定誤差Cと予め設定した設定誤差Bとを比較(ステップS23)し、測定誤差Cが設定誤差B以内である場合(ステップS23で設定誤差B以内)には、目標量のインク原料14を調合タンク15に充填したと判定し導出ポンプPを駆動せず充填作業を終了する(エンド)。また制御部41は、測定誤差Cが正数として設定誤差Bよりも大きい場合(ステップS23で正数として設定誤差Bより大きい)、調合タンク15にインク原料14が過剰充填されたと判定し、導出ポンプPを駆動せずブザー40を鳴動させ充填作業の異常を知らせる(ステップS25)。
また制御部41は、測定誤差Cが負数として設定誤差Bよりも大きい場合(ステップS23で負数として設定誤差Bより大きい)、第2の充填ステップに移り、充填回数決定ステップとして予定回数N1を決定する(ステップS27)。制御部41は、決定した予定回数N1が設定回数N2未満かどうかを判定する(ステップS29)。制御部41は、予定回数N1が設定回数N2以上のとき(ステップS29でNO)には、充填作業の異常があったと判定しブザー40を鳴動させる(ステップS25)。
また制御部41は、予定回数N1が設定回数N2未満のとき(ステップS29でYES)には、開閉弁33を開放時間T2だけ開放しインク原料14を導出する(ステップS31)。制御部41は、開閉弁33を閉じた後、液切時間T1が経過(ステップS33)すると測定誤差検出ステップとして測定誤差Cを検出し、誤差比較ステップとして予め設定した設定誤差Bと比較(ステップS35)する。そして、測定誤差Cが設定誤差B以内である場合(ステップS35で設定誤差B以内)には、目標量のインク原料14を調合タンク15に充填したと判定し導出ポンプPを駆動せず充填作業を終了する(エンド)。また制御部41は、測定誤差Cが正数として設定誤差Bよりも大きい場合(ステップS35で正数として設定誤差Bより大きい)、調合タンク15にインク原料14が過剰充填されたと判定し導出ポンプPを停止した後、ブザー40を鳴動させる(ステップS25)。また制御部41は、測定誤差Cが負数として設定誤差Bよりも大きい場合(ステップS35で負数として設定誤差Bより大きい)、再び開閉弁33を開放(ステップS31)し調合タンク15にインク原料14を導出し、測定誤差Cが設定誤差B以内となるまで繰り返す(ステップS33,35)。
以上、上記した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態では、第3導出パイプ23の導出量P1を第4導出パイプ25の導出量P2よりも小さく設定した。そして、第1の充填ステップにて第4導出パイプ25を介して調合タンク15に予備目標充填量W5のインク原料14を充填した後、第2の充填ステップにて第3導出パイプ23を介してインク原料14を導出し、開閉弁33の開放動作によって複数回に分けて充填するようにした。このように、充填装置11は導出量の多い第4導出パイプ25にて予備目標充填量W5のインク原料14を充填することで、調合タンク15へのインク原料14の充填作業にかかる時間を軽減することができる。そして、充填装置11は第4導出パイプ25よりも導出量を小さく設定した第3導出パイプ23を介して複数回にてインク原料14を充填することで、粘性の高いインク原料14を採用した場合や、温度又は湿度の上昇によりインク原料14の粘度が高くなっている場合でも、インク原料14を精度よく充填し目標充填量W4に到達させることができる。この結果、調合タンク15には精度よくインク原料14が充填されるので、調合タンク15内にて調
合され生成されるインクの信頼性を向上することができる。
(2)本実施形態では、第1充填ステップによるインク原料14の充填が完了し液切時間T1が経過した後に、インク実充填量W3と目標充填量W4を比較し測定誤差Cを検出するようにした。これにより、粘性の高いインク原料14を採用した場合や、温度の上昇又は湿度の低下によってインク原料14の粘度が上昇した場合であっても、第5導出パイプ29から滴下するインク原料14を考慮し正確に測定誤差Cを検出することができる。これにより、制御部41は精度よく予定回数N1を決定することができるので、充填装置11は調合タンク15に精度よくインク原料14を充填することができ過剰充填を抑制することができる。
(3)本実施形態では、第2の充填ステップにて開閉弁33の開放動作による1回のインク原料14の導出が完了すると、液切時間T1が経過した後に測定誤差Cを検出し設定誤差Bと比較するようにした。これにより、制御部41は粘性の高いインク原料14を採用した場合や、温度の上昇又は湿度の低下によってインク原料14の粘度が上昇した場合であっても、調合タンク15内に充填されたインク原料14の量を正確に判定することができる。従って、充填装置11は、調合タンク15に精度よくインク原料14を充填でき過剰充填を抑制することができる。
(4)本実施形態では、計量器35から重量検出信号SG1を受信することでタンク測定重量W1を検出しインク実充填量W3を検出するようにした。これにより、第5導出パイプ29からのインク原料14の導出時間に基づいてインク実充填量W3を検出する場合に比べて、湿度又は温度等によりインク原料14の粘度が変化したときでも正確にインク実充填量W3を検出することができる。従って、充填装置11は精度よく調合タンク15にインク原料14を充填でき過剰充填を抑制することができる。
(5)本実施形態では、第2導出パイプ19を、切替器21を介して第3導出パイプ23又は第4導出パイプ25と連通するようにした。これにより、充填装置11は、第2導出パイプ19を第3導出パイプ23又は第4導出パイプ25の一方と連通させることで、容易に第5導出パイプ29からのインク原料14の導出量を変更することができる。従って、充填装置11は、1本の導出パイプにて貯留タンク13から調合タンク15に導出し、その導出パイプの途中に導出量調整バルブを設け導出量を変更する場合に比べ、導出量の変更にかかる時間を軽減できるので、調合タンク15への充填作業にかかる時間を軽減することができる。
尚、発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第2導出パイプ19と第5導出パイプ29の間に第3及び第4導出パイプ23,25を設けたが、第3導出パイプ23のみ設けてもよい。この場合、第1の充填ステップにおける調合タンク15へのインク原料14の導出の際には、導出量調整バルブ31によって第3導出パイプ23の導出量P1を大きく調整し、第2の充填ステップに移る際に導出量P1を小さくすることが望ましい。
・上記実施形態では、充填装置11を1つの貯留タンク13からインク原料14を汲み上げ、調合タンク15に充填するようにしたが、複数の貯留タンクからインク原料14を汲み上げ調合タンク15に充填するようにしてもよい。
・上記実施形態では、調合タンク15に対する過剰充填等の充填作業の異常を、ブザー40を鳴動させることで知らせたが、報知又は警告する手段として他のものを用いてもよい。従って、例えば、ランプを設け点灯させることで充填作業の異常を知らせてもよい。
・上記実施形態では、第2充填ステップにて開閉弁33の開放動作の度に液切時間T1を経過させた(ステップS33)が、適宜変更してもよい。従って、例えば、第2充填ステ
ップにて開閉弁33の1回の開放動作のみについて液切時間T1を経過させるようにしてもうよい。
・上記実施形態を他の液体を充填するようにしてもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を充填する液体充填装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を充填する液体充填装置であってもよい。
本実施形態の充填装置の概略を説明する構成図。 同充填装置の各設定値を説明する説明図。 同充填装置の各設定値を説明する説明図。 同充填装置の各設定値を説明する説明図。 同充填装置の制御部の動作を説明するフロー図。
符号の説明
11…液体充填装置としての充填装置、13…貯留容器としての貯留タンク、14…液体原料としてのインク原料、15…液体調合容器としての調合タンク、17,19,23,25,29…導出流路を構成する第1〜第5導出パイプ、21…流路選択手段としての切替器、23…第2の流路としての第3導出パイプ、25…第1の流路としての第4導出パイプ、31…導出量調整手段としての導出量調整バルブ、33…開閉手段としての開閉弁、41…充填量検出手段、予定回数決定手段、測定誤差検出手段、誤差比較手段及び計時手段を構成する制御部、B…設定誤差、C…測定誤差、N1…充填回数としての予定回数、P…導出ポンプ、P1,P2…導出量、T1…液切時間、W1…液体調合容器の重量としてのタンク測定重量、W3…実充填量としてのインク実充填量、W4…目標充填量、W5…予備目標充填量。

Claims (8)

  1. 貯留容器に貯留された液体原料を、導出流路を介して導出し、同液体原料を調合する液体調合容器に充填する液体充填方法において、
    前記液体原料を、前記液体調合容器に充填する目標充填量よりも少なく設定された予備目標充填量まで充填する第1の充填ステップと、
    前記第1の充填ステップが完了し、前記導出流路内から前記液体原料が導出しきる所定の液切時間が経過した後に、前記第1の充填ステップよりも少ない導出量で前記液体原料を充填し前記目標充填量に到達させる第2の充填ステップとを含むことを特徴とする液体充填方法。
  2. 請求項1に記載の液体充填方法において、
    前記第2の充填ステップは、前記液体調合容器に前記液体原料を少なくとも2回に分けて充填し、各充填作業の間に前記所定の液切時間を経過させる液切ステップを含むことを特徴とする液体充填方法。
  3. 請求項2に記載の液体充填方法において、
    前記液体調合容器の重量を検出することで同液体調合容器内に充填された前記液体原料の実充填量を検出する充填量検出ステップと、
    前記第1の充填ステップの完了後に前記充填量検出ステップにて検出された前記実充填量に基づいて、前記第2の充填ステップにおける前記目標充填量に到達するために必要な充填回数を決定する充填回数決定ステップとを含むことを特徴とする液体充填方法。
  4. 請求項3に記載の液体充填方法において、
    前記実充填量と前記目標充填量の誤差である測定誤差を検出する測定誤差検出ステップと、
    前記測定誤差検出ステップにて検出された前記測定誤差と、前記目標充填量に対して許容される設定誤差とを比較し、前記測定誤差が前記設定誤差以内であるときには、前記第2の充填ステップを終了する誤差比較ステップとを含むことを特徴とする液体充填方法。
  5. 貯留容器に貯留された液体原料を、導出流路を介して導出する導出ポンプと、
    前記導出流路を連通状態又は非連通状態とする開閉手段と、
    前記導出ポンプを駆動させるとともに、前記開閉手段により前記導出流路を連通状態とすることで、前記液体原料を調合する液体調合容器に同液体原料を充填させる制御部とを備えた液体充填装置において、
    前記導出流路の導出量を調整する導出量調整手段と、
    前記液体調合容器への充填作業を計時する計時手段とを備え、
    前記制御部は、前記液体原料を前記液体調合容器に充填する目標充填量よりも少なく設定された予備目標充填量まで充填させると、前記導出ポンプを停止するとともに、前記導出量調整手段により前記導出流路の前記導出量を少なく調整し、
    前記計時手段によって前記導出流路内から前記液体原料が導出しきる所定の液切時間の経過が計時されると、前記導出ポンプを再駆動するように構成されたことを特徴とする液体充填装置。
  6. 請求項5に記載の液体充填装置において、
    前記導出流路に、第1の流路又は第2の流路の一方を選択し連通させる流路選択手段を備え、
    前記第2の流路は、前記導出量調整手段によって前記第1の流路よりも導出量を少なく設定され、
    前記制御部は、前記予備目標充填量を前記第1の流路を介して充填した後、前記計時手
    段にて前記所定の液切時間が計時されると、前記流路選択手段によって前記導出流路と前記第2の流路を選択して連通させるとともに、前記開閉手段によって前記導出流路を少なくとも2回以上連通状態とし前記目標充填量を充填することを特徴とする液体充填装置。
  7. 請求項6に記載の液体充填装置において、
    前記液体調合容器の重量を検出することで同液体調合容器内に充填された前記液体原料の実充填量を検出する充填量検出手段と、
    前記第1の流路による充填の完了後に検出された前記実充填量に基づいて、前記目標充填量に到達するために必要な前記第2の流路を連通状態とする予定回数を決定する予定回数決定手段とを備えたことを特徴とする液体充填装置。
  8. 請求項7に記載の液体充填装置において、
    前記実充填量と前記目標充填量の誤差である測定誤差を検出する測定誤差検出手段と、
    前記測定誤差検出手段にて検出された前記測定誤差と、前記目標充填量に対して許容される設定誤差とを比較する誤差比較手段とを備え、
    前記制御部は、前記誤差比較手段によって前記測定誤差が前記設定誤差以内と判定されたときには、前記第2の流路を介した前記液体調合容器への前記液体原料の充填を終了することを特徴とする液体充填装置。
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