JP2006232309A - 液体充填方法及び液体充填装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 充填装置11は、貯留タンク13から流量の多い第4導出パイプ25を介してインク原料14を導出し、調合タンク15に予備目標充填量の充填した後、流量の少ない第3導出パイプ23を介してインク原料14を導出し、開閉弁33の開放動作によって複数回に分けて目標充填量まで充填した。充填装置11は第4導出パイプ25にて予備目標充填量を充填することで充填作業にかかる時間を軽減することができる。さらに、第3導出パイプ23を介し複数回にてインク原料14を充填することで、インク原料14の粘度が高くなっている場合でも調合タンク15に精度よく目標充填量を充填することができる。
【選択図】 図1
Description
る。また、第2の充填ステップにおける導出流路の導出量を、第1の充填ステップにおける導出流路の導出量よりも小さく設定することで、予備目標充填量から目標充填量に至るまで少しずつ液体原料を充填し到達させることができる。これにより、精度よく目標充填量に到達させることができる。また換言すると、第1の充填ステップにおける導出流路の導出量は、第2の充填ステップにおける導出流路の導出量よりも大きく設定されているので、予備目標充填量の充填にかかる時間を軽減することができる。
図1に示すように、本実施形態の液体充填装置としての充填装置11は、貯留容器としての貯留タンク13内に貯留されたインク原料14を液体調合容器としての調合タンク15に充填するためのものである。インク原料14は、本願請求項に記載の液体原料に相当するものであって、調合タンク15に充填された後、色材等が調合されインクジェット式プリンタに用いられるインクとして生成されるようになっている。
動させ残りのインク原料14を調合タンク15に充填するようになっている。ここで第2充填ステップでは、開閉弁33の開閉を繰り返すことで複数回に分けてインク原料14の充填を行うようになっている。
(電気的構成)
次に、上述した充填装置11の電気的構成について図1に従って説明する。
るインク原料14の総量である目標充填量W4が予め設定され記憶されている。充填装置11では、上述したように、この目標充填量W4を第1及び第2の充填ステップにて分けて充填するようになっている。ここで、第1の充填ステップから第2の充填ステップに移る際に、一旦、導出ポンプPを停止するようになっているが、導出ポンプPの駆動を停止した際に第5導出パイプ29内に残留したインク原料14が調合タンク15に滴下することがある。メモリ45には、導出ポンプPの駆動停止から、こうした滴下が終了するまでにかかる時間である液切時間T1が予め実験等によって求められ記憶されている。さらに、メモリ45には、この液切時間T1によって滴下するインク原料14を考慮し、目標充填量W4よりも値の小さい予備目標充填量W5が予め実験等によって求められ記憶されている。予備目標充填量W5は、第1の充填ステップにて調合タンク15に充填させる必要のある充填量であって、制御部41はインク実充填量W3が予備目標充填量W5に到達すると導出ポンプPの駆動を停止し第2の充填ステップに移るようになっている。つまり、充填装置11では、導出ポンプPの駆動停止後に滴下するインク原料14を考慮し、目標充填量W4よりも値の小さい予備目標充填量W5が調合タンク15に充填されると第1の充填ステップを完了するようになっている。尚、本実施形態では、目標充填量W4は10000グラム、予備目標充填量W5は9950グラム、液切時間T1は10秒に設定されている。
置11に異常がないと判定する。
図2に示すように、制御部41は、第1の充填ステップとして第1充填ステップを開始する際に第2駆動電流Ibを切替器21に出力し、第2導出パイプ19と第4導出パイプ25とを連通させる(スタート)。そして、制御部41は、充填量検出ステップとして計量器35から重量検出信号SG1を受信しタンク測定重量W1を逐次検出するとともに、調合タンク15に充填されたインク原料14の充填量であるインク実充填量W3の検出を開始する(ステップS11)。
(1)本実施形態では、第3導出パイプ23の導出量P1を第4導出パイプ25の導出量P2よりも小さく設定した。そして、第1の充填ステップにて第4導出パイプ25を介して調合タンク15に予備目標充填量W5のインク原料14を充填した後、第2の充填ステップにて第3導出パイプ23を介してインク原料14を導出し、開閉弁33の開放動作によって複数回に分けて充填するようにした。このように、充填装置11は導出量の多い第4導出パイプ25にて予備目標充填量W5のインク原料14を充填することで、調合タンク15へのインク原料14の充填作業にかかる時間を軽減することができる。そして、充填装置11は第4導出パイプ25よりも導出量を小さく設定した第3導出パイプ23を介して複数回にてインク原料14を充填することで、粘性の高いインク原料14を採用した場合や、温度又は湿度の上昇によりインク原料14の粘度が高くなっている場合でも、インク原料14を精度よく充填し目標充填量W4に到達させることができる。この結果、調合タンク15には精度よくインク原料14が充填されるので、調合タンク15内にて調
合され生成されるインクの信頼性を向上することができる。
・上記実施形態では、第2導出パイプ19と第5導出パイプ29の間に第3及び第4導出パイプ23,25を設けたが、第3導出パイプ23のみ設けてもよい。この場合、第1の充填ステップにおける調合タンク15へのインク原料14の導出の際には、導出量調整バルブ31によって第3導出パイプ23の導出量P1を大きく調整し、第2の充填ステップに移る際に導出量P1を小さくすることが望ましい。
・上記実施形態では、充填装置11を1つの貯留タンク13からインク原料14を汲み上げ、調合タンク15に充填するようにしたが、複数の貯留タンクからインク原料14を汲み上げ調合タンク15に充填するようにしてもよい。
・上記実施形態では、調合タンク15に対する過剰充填等の充填作業の異常を、ブザー40を鳴動させることで知らせたが、報知又は警告する手段として他のものを用いてもよい。従って、例えば、ランプを設け点灯させることで充填作業の異常を知らせてもよい。
・上記実施形態では、第2充填ステップにて開閉弁33の開放動作の度に液切時間T1を経過させた(ステップS33)が、適宜変更してもよい。従って、例えば、第2充填ステ
ップにて開閉弁33の1回の開放動作のみについて液切時間T1を経過させるようにしてもうよい。
・上記実施形態を他の液体を充填するようにしてもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を充填する液体充填装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を充填する液体充填装置であってもよい。
Claims (8)
- 貯留容器に貯留された液体原料を、導出流路を介して導出し、同液体原料を調合する液体調合容器に充填する液体充填方法において、
前記液体原料を、前記液体調合容器に充填する目標充填量よりも少なく設定された予備目標充填量まで充填する第1の充填ステップと、
前記第1の充填ステップが完了し、前記導出流路内から前記液体原料が導出しきる所定の液切時間が経過した後に、前記第1の充填ステップよりも少ない導出量で前記液体原料を充填し前記目標充填量に到達させる第2の充填ステップとを含むことを特徴とする液体充填方法。 - 請求項1に記載の液体充填方法において、
前記第2の充填ステップは、前記液体調合容器に前記液体原料を少なくとも2回に分けて充填し、各充填作業の間に前記所定の液切時間を経過させる液切ステップを含むことを特徴とする液体充填方法。 - 請求項2に記載の液体充填方法において、
前記液体調合容器の重量を検出することで同液体調合容器内に充填された前記液体原料の実充填量を検出する充填量検出ステップと、
前記第1の充填ステップの完了後に前記充填量検出ステップにて検出された前記実充填量に基づいて、前記第2の充填ステップにおける前記目標充填量に到達するために必要な充填回数を決定する充填回数決定ステップとを含むことを特徴とする液体充填方法。 - 請求項3に記載の液体充填方法において、
前記実充填量と前記目標充填量の誤差である測定誤差を検出する測定誤差検出ステップと、
前記測定誤差検出ステップにて検出された前記測定誤差と、前記目標充填量に対して許容される設定誤差とを比較し、前記測定誤差が前記設定誤差以内であるときには、前記第2の充填ステップを終了する誤差比較ステップとを含むことを特徴とする液体充填方法。 - 貯留容器に貯留された液体原料を、導出流路を介して導出する導出ポンプと、
前記導出流路を連通状態又は非連通状態とする開閉手段と、
前記導出ポンプを駆動させるとともに、前記開閉手段により前記導出流路を連通状態とすることで、前記液体原料を調合する液体調合容器に同液体原料を充填させる制御部とを備えた液体充填装置において、
前記導出流路の導出量を調整する導出量調整手段と、
前記液体調合容器への充填作業を計時する計時手段とを備え、
前記制御部は、前記液体原料を前記液体調合容器に充填する目標充填量よりも少なく設定された予備目標充填量まで充填させると、前記導出ポンプを停止するとともに、前記導出量調整手段により前記導出流路の前記導出量を少なく調整し、
前記計時手段によって前記導出流路内から前記液体原料が導出しきる所定の液切時間の経過が計時されると、前記導出ポンプを再駆動するように構成されたことを特徴とする液体充填装置。 - 請求項5に記載の液体充填装置において、
前記導出流路に、第1の流路又は第2の流路の一方を選択し連通させる流路選択手段を備え、
前記第2の流路は、前記導出量調整手段によって前記第1の流路よりも導出量を少なく設定され、
前記制御部は、前記予備目標充填量を前記第1の流路を介して充填した後、前記計時手
段にて前記所定の液切時間が計時されると、前記流路選択手段によって前記導出流路と前記第2の流路を選択して連通させるとともに、前記開閉手段によって前記導出流路を少なくとも2回以上連通状態とし前記目標充填量を充填することを特徴とする液体充填装置。 - 請求項6に記載の液体充填装置において、
前記液体調合容器の重量を検出することで同液体調合容器内に充填された前記液体原料の実充填量を検出する充填量検出手段と、
前記第1の流路による充填の完了後に検出された前記実充填量に基づいて、前記目標充填量に到達するために必要な前記第2の流路を連通状態とする予定回数を決定する予定回数決定手段とを備えたことを特徴とする液体充填装置。 - 請求項7に記載の液体充填装置において、
前記実充填量と前記目標充填量の誤差である測定誤差を検出する測定誤差検出手段と、
前記測定誤差検出手段にて検出された前記測定誤差と、前記目標充填量に対して許容される設定誤差とを比較する誤差比較手段とを備え、
前記制御部は、前記誤差比較手段によって前記測定誤差が前記設定誤差以内と判定されたときには、前記第2の流路を介した前記液体調合容器への前記液体原料の充填を終了することを特徴とする液体充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005047755A JP2006232309A (ja) | 2005-02-23 | 2005-02-23 | 液体充填方法及び液体充填装置 |
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Family Applications (1)
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JP2005047755A Pending JP2006232309A (ja) | 2005-02-23 | 2005-02-23 | 液体充填方法及び液体充填装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101725962B1 (ko) | 2016-12-28 | 2017-04-26 | 김종관 | 액상 정량 주입 자동화 장치 |
CN117069037A (zh) * | 2023-09-06 | 2023-11-17 | 广州诺拜因化工有限公司 | 一种工业机器人专用脂生产设备及其生产工艺 |
Citations (3)
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JPS56142190A (en) * | 1980-04-09 | 1981-11-06 | Churitsu Kogyo | Preventive device for falling of drop in liquid filling machine |
JPH0920301A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-21 | Kyoto Seisakusho:Kk | 液体充填方法および液体充填装置 |
JPH09229751A (ja) * | 1996-02-21 | 1997-09-05 | Kubota Corp | 充填機およびその制御方法 |
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2005
- 2005-02-23 JP JP2005047755A patent/JP2006232309A/ja active Pending
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