JP2006232303A - ウェブ収納品 - Google Patents

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JP2006232303A JP2005047150A JP2005047150A JP2006232303A JP 2006232303 A JP2006232303 A JP 2006232303A JP 2005047150 A JP2005047150 A JP 2005047150A JP 2005047150 A JP2005047150 A JP 2005047150A JP 2006232303 A JP2006232303 A JP 2006232303A
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Hiroshi Ishida
紘 石田
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Abstract

【課題】使い勝手の良いウェブ収納品を提供する。
【解決手段】ロール状に巻回され、使用に際して中心側から引き出されるウェブが収納容器1内に収納されたウェブ収納品100であって、収納容器1には、上端に開口部11が形成され、ウェブのロールの軸方向が略垂直となるように当該ウェブを収納する容器本体10と、開口部11を閉塞する外蓋部21を有し、当該外蓋部21に、切目に沿って開かれることにより容器本体10内に収納されたウェブを取り出すための取出口21aを形成する取出口用片部21bが設けられている蓋体20と、外蓋部21よりも内側に配設され、ウェブのロールの外径よりも小さい径に形成された当該ウェブの通過口32を有するとともにウェブのロールの上端部に当接する二つの当接片部31、31を備えるウェブ当接部30とが備えられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロール状に巻回されたウェブが収納容器内に収納されたウェブ収納品に関する。
従来より、トイレットペーパーやキッチンペーパー等のロール状に巻回されたウェブが収納容器内に収納されたウェブ収納品が知られている。
このウェブ収納品として、一枚の紙製や合成樹脂製の薄板を裁断して組み立ててなる容器内に、ロール状に巻回されたウェブをその軸方向が略水平となるように収納し、当該容器の上側に長手方向が略水平となるように設けられた取出口からウェブを適宜必要な長さ引き出し、歯を下側に向けて蓋体に配設された切歯にて切断して使用するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−230871号公報
しかしながら、上記特許文献1等の場合、ウェブが引き出される際にウェブが取出口側に引き寄せられてしまい、容器の内面とウェブとの接触面積が大きくなって当該ウェブの取り出しをスムーズに行うことができないといった問題もある。
また、蓋体によるウェブの先端部の保持が解除されて容器内に戻ってしまう虞があり、この場合には、ウェブを取り出すために蓋体を開け閉めする必要がある。一方、ウェブの先端部の保持が解除されずに容器内に戻ってしまうといったことがない場合であっても、切断後に容器内に残る方のウェブはその先端部が容器と蓋体の間に挟まれた状態となるために、ウェブの次の引き出しを簡便に行うことができないこととなる。
このように、従来のウェブ収納品は、使い勝手が悪く実用に供し難いといった問題がある。
そこで、本発明の課題は、使い勝手の良いウェブ収納品を提供することである。
請求項1に記載の発明は、例えば、図1〜図5等に示すように、
ロール状に巻回され、使用に際して中心側から引き出されるウェブ(W)が収納容器(1)内に収納されたウェブ収納品(100)であって、
前記収納容器は、
一端に開口部(11)が形成され、前記開口部が前記ウェブのロールの軸方向側に位置するように当該ウェブを収納する容器本体(10)と、
前記開口部を閉塞する外蓋部(21)を有し、当該外蓋部に、切目(L2)に沿って開かれることにより前記容器本体内に収納された前記ウェブを取り出すための取出口(21a)を形成する取出口用片部(21b)が設けられている蓋体(20)と、
前記外蓋部よりも内側に配設され、前記容器本体内に収納された前記ウェブの前記ロールの外径よりも小さい径に形成された当該ウェブの通過口(32)を有するとともに前記ウェブの前記軸方向側の端部に当接するウェブ当接部(30)と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、例えば、図3等に示すように、請求項1に記載のウェブ収納品において、
前記容器本体は、底面部(12)と当該底面部の端部から起立して設けられた複数の周面部(13a〜13d)とにより前記ウェブを収納する収納空間を構成し、
前記外蓋部は、前記複数の周面部のうちの何れか一の周面部(13a)の前記開口部側となる上端部から延出されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、例えば、図2等に示すように、請求項2に記載のウェブ収納品において、
前記ウェブ当接部は、前記容器本体の前記外蓋部が延出された前記一の周面部と異なる少なくとも二つの周面部(13b、13d)の上端部から前記開口部の中心側に延出された少なくとも二つの当接片部(31)を有し、
前記少なくとも二つの当接片部は、その先端部から基端部側に切り欠かれた切欠部(31a)を有し、当該少なくとも二つの切欠部により前記通過口が形成されてなることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、例えば、図2等に示すように、請求項2又は3に記載のウェブ収納品において、
前記ウェブ当接部は、その前記外蓋部の先端部側となる外蓋先端側端部から突出するように形成された凸部(33)を備え、
前記蓋体は、前記外蓋部の先端部から延出され、前記ウェブ当接部の前記外蓋先端側端部と前記容器本体の前記外蓋部が延出された前記一の周面部に対向配置された周面部(13c)の上端部との間に差し込まれる差込片部(22)を備え、
前記差込片部には、前記凸部が嵌合される嵌合孔部(22a)が形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、例えば、図5等に示すように、請求項4に記載のウェブ収納品において、
前記差込片部の先端部の前記凸部の上側に当接する部分は、その先端部から当該差込片部の基端部側に切り欠かれていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、例えば、図3等に示すように、請求項1〜5の何れか一項に記載のウェブ収納品において、
前記容器本体の周面部(13)には、切目(例えば、ミシン目L1)に沿って切り取られ折り返されることで把手(15a)を形成する把手部(15)が設けられていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、例えば、図3等に示すように、請求項6に記載のウェブ収納品において、
前記周面部は、一枚の板状体を折り曲げて形成され、
前記把手部は、前記板状体の一端部から延出されてなることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ウェブが収納された収納容器は、容器本体と、この容器本体の開口部を閉塞する外蓋部を有し、当該外蓋部に、容器本体内に収納されたウェブを取り出すための取出口を形成する取出口用片部が設けられている蓋体と、外蓋部よりも内側に配設され、容器本体内に収納されたウェブのロールの外径よりも小さい径に形成された当該ウェブの通過口を有するとともにウェブのロールの軸方向側の端部に当接するウェブ当接部とが備えられている。これにより、ウェブが収納容器から引き出される際に、例えば、ウェブが勢いよく引き出されることにより当該ウェブのロール全体が上方に移動しても、その軸方向側の端部はウェブ当接部に当接することとなって、ウェブの移動を規制することができ、また、このとき、ウェブは外蓋部の切目に沿って開かれることにより形成される取出口を介して引き出されることとなるので、ウェブと収納容器の内面との接触面積を小さくすることができ、当該ウェブの引き出しをスムーズに行うことができる。
また、引き出されたウェブは、取出口を構成する取出口用片部の縁部分により係止されることとなるので、当該ウェブが収納容器内に戻ってしまうといったことがなくなる。さらに、ウェブは取出口用片部に係止された状態となっているので、次にウェブを使用する際にはその先端部をつまんで当該ウェブを簡便に引き出すことができる。
このように、ウェブ収納品の使い勝手をより向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、収納空間を構成する容器本体の複数の周面部のうちの何れか一の周面部の開口部側となる上端部から外蓋部が延出されているので、外蓋部と周面部とを一体として外蓋部を周面部とともに簡便に形成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ウェブ当接部は、少なくとも二つの周面部の上端部から前記開口部の中心側に延出された少なくとも二つの当接片部を有し、これら少なくとも二つの当接片部は、その先端部から基端部側に切り欠かれた切欠部を有し、当該少なくとも二つの切欠部によりウェブの通過口が形成されているので、少なくとも二つの当接片部によって、ウェブのロールの軸方向側の端部に対しての当接及び当該通過口のウェブの通過を適正に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、外蓋部の先端部から延出された差込片部が、ウェブ当接部の外蓋部の先端部側となる外蓋先端側端部と容器本体の外蓋部が延出された一の周面部に対向配置された周面部の上端部との間に差し込まれることにより、差込片部に形成された嵌合孔部にウェブ当接部の外蓋先端側端部から突出するように形成された凸部が嵌合されることとなって、蓋体が開かないように容器本体に確実に取り付けることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、差込片部の先端部の凸部の上側に当接する部分は、その先端部から当該差込片部の基端部側に切り欠かれているので、差込片部の先端部側にて凸部の上側を傷付けないように当該差込片部を差し込むことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、容器本体の周面部には、切目に沿って切り取られ折り返されることで把手を形成する把手部が設けられているので、当該ウェブ収納品の使用に際して、把手が折り返された状態とされることにより、把手を掴んでウェブ収納品からウェブの引き出しを簡便に行うことができ、一方、ウェブ収納品を使用しない場合には、把手が畳んだ状態とされることにより、当該把手が邪魔になるといったことがなくなる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、周面部は、一枚の板状体を折り曲げて形成され、当該板状体の一端部から把手部は延出されているので、把手部と周面部とを一体として把手部を周面部とともに簡便に形成することができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
ここで、図1は、本発明を適用した一実施形態として例示するウェブ収納品を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のウェブ収納品100は、ロール状に巻回されたウェブWが収納容器1内に収納されたものであり(図4参照)、使用の際に、収納容器1の上部の取出口21aからウェブWが引き出されるようになっている。
ウェブWは、使用に際して中心側から引き出されるように巻回されたものであり、例えば、長手方向に並ぶように所定間隔を空けてミシン目(図示略)が複数形成されている。これにより、ウェブWを所定量ずつ引き出して使用することができるようになっている。
ここで、ウェブWは、ロール状に巻回されたものならば如何なるものであっても良く、例えば、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の紙製のものや、食品包装用の薄いフィルム類のビニール製のもの等を適用可能である。
なお、ウェブWは、ロール状に巻回された状態でその軸方向が略垂直となるように収納容器1内に収納されるようになっている(詳細後述)。
収納容器1は、外形が略直方体状に形成されてなり、その周面部13に把手15aが設けられている。
ここで、図2〜図5を参照して収納容器1について詳細に説明する。
なお、図2は、収納容器1の蓋体20を開いた状態を示す斜視図であり、図3は、収納容器1を示す展開図である。また、図4は、蓋体20を開いた状態を示す平面図である。また、図5は、蓋体20の閉動作を説明するための図である。
収納容器1は、例えば段ボール紙等からなる一枚の板状体を折り曲げて形成されてなり(図3参照)、図2に示すように、上端(一端)に開口部11が形成され、内側にウェブWを収納する収納空間を有する容器本体10と、容器本体10の開口部11を閉塞するとともにウェブWの取出口21aが形成された外蓋部21を有する蓋体20と、蓋体20よりも内側に配設され、互いの先端部どうしが付き合わされるように設けられた二つの当接片部31を有するウェブ当接部30とを備えて構成されている。
容器本体10は、略正方形状をなす底面部12と、当該底面部12の端部から略垂直に起立して設けられた略同形状をなす4つの周面部13(13a〜13d)とを備え、これら底面部12及び周面部13により収納空間が構成されている。そして、当該容器本体10内に、ウェブWのロールの軸方向が略垂直となるように、即ち、開口部11がウェブWのロールの軸方向側に位置するように当該ウェブWが配設されている(図4参照)。
底面部12は、各周面部13の開口部11側と反対側となる下端部から延出され、互いに組み合わされることにより当該底面部12を構成する4つの底面片部12a、…を備えている(図3参照)。これら底面片部12a、…のうちの隣り合う二つは、所定の接着剤等により接着されてなり、これによって、当該収納容器1の組み立てに際して底面部12の形成を容易に行うことができるようになっている。
なお、底面部12の構造は、本実施形態に例示したものに限られるものではなく、適宜変更することができる。
4つの周面部13、…は、例えば、長辺どうしが略平行となるように連接されている(図3参照)。
これら周面部13、…のうち、連接方向の一端側に配設され、外蓋部21が連接された周面部13a(図3における左端の周面部)には、当該収納容器1が組み立てられた状態で連接方向の他端側に配設される周面部13d(図3における右端の周面部)の内面に接着されるのりしろ部14が設けられている。
また、これら周面部13のうち、連接方向の他端側に配設される周面部13には、その長辺から延出されて、把手15aを形成する把手部15が設けられている。
把手部15は、ミシン目(切目)L1に沿って切り取られて折り返されることで形成される把手15aと、把手15aの外側に配設され、当該収納容器1が組み立てられた状態で連接方向の一端側に配設される周面部13aの外面に接着される接着面部15bとを備えている。
従って、当該ウェブ収納品100の使用に際して、把手15aが折り返された状態とされることにより、把手15aを掴んでウェブ収納品100からウェブWの引き出しを簡便に行うことができ、一方、ウェブ収納品100を使用しない場合には、把手15aが接着面部15bと略面一となるように畳んだ状態とされることにより、把手15aが邪魔になるといったことがなくなる。
また、容器本体10が組み立てられた状態で外蓋部21が延出された周面部13aに隣り合って配置される二つの周面部13b、13d(外蓋部が延出された一の周面部と異なる二つの周面部)の上端部からは、当該容器本体10の開口部11の中心側に向けて当接片部31、31が延出されている。
当接片部31は、略同形状の部材であり、その略中央部分の先端側には、当該先端部から基端部側にかけて略コ字状に切り欠かれることにより形成された切欠部31aが設けられている。そして、これら二つの切欠部31a、31aにより当該ウェブ収納品100から引き出されるウェブWの通過口32が形成されている。
通過口32は、容器本体10の収納空間内にロールの軸方向が略垂直となるように収納されたウェブWの外径よりも小さい径を有するように形成されている。これによって、二つの当接片部31、31の切欠部31a、31aからなる通過口32を介してウェブWが引き出されることとなり、また、例えば勢い良くウェブWを引き出した場合等に、当該ウェブWのロール全体が上方に移動してもその上端部が当接片部31の下面に当接することとなって、ウェブWの移動を規制することができるようになる。
なお、切欠部31aの角部はR(アール)がつけられており、これにより、通過口32を通過するウェブWの表面を傷付けにくくなっている。
また、当接片部31には、その先端側であって、容器本体10の開口部11を覆うように折り返された状態で当該当接片部31の外蓋部21と反対側となる端部、即ち、外蓋部21の先端部側となる外蓋先端側端部(図4における下端)から外蓋部21と反対側に突出するようにして凸部33が形成されている。
凸部33は、容器本体10が組み立てられた状態で外蓋部21が延出された周面部13aに対向配置された周面部13cの外面側に至る程度の長さを有している。なお、周面部13cの上端部は、容器本体10の開口部11を覆うように当接片部31、31が折り返された状態で凸部33が周面部13cの上端部にぶつからないように、凸部33の形状に対応させて上端部から下側に切り欠かれている(図2等参照)。
また、当接片部31の基端部は、容器本体10の開口部11を覆うように当該当接片部31が折り返された状態で、外蓋先端側端部と周面部13cの内面との間の隙間がほぼなくなるようになっている。また、当接片部31の基端部と凸部33との間の部分は、蓋体20の差込片部22(後述)を差し込み易いように当該差込片部22の厚さと略等しいかわずかに大きくなるように外蓋先端側端部から外蓋部21側に切り欠かれている(図4参照)。
蓋体20は、略正方形状をなす外蓋部21と、この外蓋部21の先端部から延出され、当接片部31の外蓋先端側端部と容器本体10の外蓋部21が延出された周面部13aに対向配置する周面部13cの上端部との間に差し込まれる差込片部22とを備えている。
外蓋部21は、例えば、その略中央部にウェブ当接部30の通過口32と略上下に重なるようにして取出口21aが設けられている。具体的には、外蓋部21の略中央部には、例えばH型に切目L2が形成されており、当該切目L2に沿って開かれることにより容器本体10内に収納されたウェブWを取り出すための取出口21aを形成する二つの取出口用片部21b、21bが設けられている。
取出口用片部21bは、例えば下側に押し込まれることにより、取出口21aが形成されるようになっている。
差込片部22は、外蓋部21に対して略垂直となるように折り返された状態で当接片部31の外蓋先端側端部と周面部13の上端部との間に差し込まれるようになっており、当該差込片部22の付け根部分の略中央部に、二つの当接片部31、31の凸部33、33が嵌合される嵌合孔部22aが形成されている。嵌合孔部22aは、水平に並んで配置される二つの凸部33、33よりもわずかに大きい形状を有するように形成されている。
また、差込片部22の先端部のうち、当該差込片部22が差し込まれる際に凸部33の上側に当接する部分は、その先端部から基端部側に略V字状に切り欠かれている。
従って、図5に示すように、差込片部22が当接片部31の外蓋先端側端部と周面部13cの上端部との間に差し込まれる際に、当該差込片部22の先端部は、その略V字状に切り欠かれた部分にて凸部33、33を適正に下方に押し込み、且つ、当該略V字状の部分よりも端部側の部分が外蓋先端側端部の切り欠かれた部分に差し込まれるようになっている。これにより、差込片部22の先端部側にて凸部33の上側を傷付けないように当該差込片部22の差し込みを行うことができる。
また、差込片部22をさらに下方に差し込んでいくことにより、当該差込片部22の端部側の部分が当接片部31の外蓋先端側端部と周面部13の上端部とにより挟持された状態となり、さらに、差込片部22が最下端まで差し込まれることにより、当該差込片部22の嵌合孔部22aに二つの当接片部31、31の凸部33、33が挿通されて嵌合された状態となる。このようにして、蓋体20が開かないように容器本体10に確実に取り付けられることとなる。
以上のように、本実施形態のウェブ収納品100によれば、ウェブWが収納容器1から引き出される際に、例えば、ウェブWが勢いよく引き出されることにより当該ウェブWのロール全体が上方に移動しても、その上端部はウェブ当接部30を構成する二つの当接片部31の下面に当接することとなって、ウェブWの上方向に対する移動を規制することができ、また、このとき、ウェブWは、二つの切欠部31a、31aにより構成されるウェブWの通過口32を通過して、外蓋部21の切目L2に沿って開かれることにより形成される取出口21aを介して引き出されることとなるので、ウェブWと収納容器1の内面との接触面積を小さくすることができ、当該ウェブWの引き出しをスムーズに行うことができる。
また、引き出されたウェブWは、取出口21aを構成する取出口用片部21b、21bの縁部分により係止されることとなるので、当該ウェブWが収納容器1内に戻ってしまうといったことがなくなる。さらに、ウェブWは取出口用片部21bに係止された状態となっているので、次にウェブWを使用する際にその先端部をつまんで当該ウェブWを簡便に引き出すことができる。
このように、ウェブ収納品100の使い勝手をより向上させることができる。
また、容器本体10を構成する4つの周面部13a〜13dは、一枚の板状体を折り曲げて形成されてなり、一の周面部13aの上端部から外蓋部21が延出されているので、外蓋部21と周面部13aとを一体として外蓋部21を周面部13aとともに簡便に形成することができる。さらに、周面部13dの長辺から把手部15は延出されているので、把手部15と周面部13a〜13dとを一体として把手部15を周面部13a〜13dとともに簡便に形成することができる。
従って、周面部13a〜13d、外蓋部21及び把手部15を備える収納容器1を一枚の板状体を折り曲げて簡便に形成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態では、収納容器1に把手部15を設けるようにしたが、必ずしも把手部15を配設する必要はなく、把手部15を配設するか否かは適宜変更可能となっている。
また、上記実施形態では、収納容器1を略直方体状となるように形成したが、これに限られるものではなく、例えば、収納容器1を平面視にて略五角形や六角形といった頂点を5つ以上有する多角形状としても良い。なお、ここで、本実施形態では、二つの周面部13b、13dの上端部に連続するようにして、ウェブ当接部30を構成する二つの当接片部31、31を配設するようにしたが、例えば、収納容器1を頂点を5つ以上有する多角形状とする場合には、外蓋部21が延出される周面部13以外の少なくとも二つの周面部13から当接片部31を延出するように構成することができる。
さらに、取出口21aや通過口32の形状や大きさ等は、上記実施形態に例示したものに限られるものではなく、適宜変更可能となっている。
本発明を適用した一実施形態として例示するウェブ収納品を示す斜視図である。 図1のウェブ収納品を構成する収納容器の蓋体を開いた状態を示す斜視図である。 図2の収納容器を示す展開図である。 図1のウェブ収納品の蓋体を開いた状態を示す平面図である。 図2の収納容器の蓋体の閉動作を説明するための図である。
符号の説明
100 ウェブ収納品
1 収納容器
11 開口部
10 容器本体
12 底面部
13 周面部
15 把手部
15a 把手
20 蓋体
21 外蓋部
21a 取出口
21b 取出口用片部
22 差込片部
22a 嵌合孔部
30 ウェブ当接部
31 当接片部
31a 切欠部
32 通過口
33 凸部
L1 ミシン目(切目)
L2 切目
W ウェブ

Claims (7)

  1. ロール状に巻回され、使用に際して中心側から引き出されるウェブが収納容器内に収納されたウェブ収納品であって、
    前記収納容器は、
    一端に開口部が形成され、前記開口部が前記ウェブのロールの軸方向側に位置するように当該ウェブを収納する容器本体と、
    前記開口部を閉塞する外蓋部を有し、当該外蓋部に、切目に沿って開かれることにより前記容器本体内に収納された前記ウェブを取り出すための取出口を形成する取出口用片部が設けられている蓋体と、
    前記外蓋部よりも内側に配設され、前記容器本体内に収納された前記ウェブの前記ロールの外径よりも小さい径に形成された当該ウェブの通過口を有するとともに前記ウェブの前記軸方向側の端部に当接するウェブ当接部と、を備えることを特徴とするウェブ収納品。
  2. 前記容器本体は、底面部と当該底面部の端部から起立して設けられた複数の周面部とにより前記ウェブを収納する収納空間を構成し、
    前記外蓋部は、前記複数の周面部のうちの何れか一の周面部の前記開口部側となる上端部から延出されていることを特徴とする請求項1に記載のウェブ収納品。
  3. 前記ウェブ当接部は、前記容器本体の前記外蓋部が延出された前記一の周面部と異なる少なくとも二つの周面部の上端部から前記開口部の中心側に延出された少なくとも二つの当接片部を有し、
    前記少なくとも二つの当接片部は、その先端部から基端部側に切り欠かれた切欠部を有し、当該少なくとも二つの切欠部により前記通過口が形成されてなることを特徴とする請求項2に記載のウェブ収納品。
  4. 前記ウェブ当接部は、その前記外蓋部の先端部側となる外蓋先端側端部から突出するように形成された凸部を備え、
    前記蓋体は、前記外蓋部の先端部から延出され、前記ウェブ当接部の前記外蓋先端側端部と前記容器本体の前記外蓋部が延出された前記一の周面部に対向配置された周面部の上端部との間に差し込まれる差込片部を備え、
    前記差込片部には、前記凸部が嵌合される嵌合孔部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のウェブ収納品。
  5. 前記差込片部の先端部の前記凸部の上側に当接する部分は、その先端部から当該差込片部の基端部側に切り欠かれていることを特徴とする請求項4に記載のウェブ収納品。
  6. 前記容器本体の周面部には、切目に沿って切り取られ折り返されることで把手を形成する把手部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のウェブ収納品。
  7. 前記周面部は、一枚の板状体を折り曲げて形成され、
    前記把手部は、前記板状体の一端部から延出されてなることを特徴とする請求項6に記載のウェブ収納品。
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