JP2006232245A - 傘収納式自転車 - Google Patents

Abstract

【課題】 長傘を収納する箇所がない従来の自転車に、傘収納箇所を設けた傘収納式自転車を提供する。
【解決手段】 自転車の前面に取り付ける自転車カゴにおいて、カゴ内底の一方、縁寄りに傘挿入用の穴を設け、その穴は蓋で開閉自在とし、穴の下方向に傘本体を受ける円錐筒の傘受けをカゴ固定用の支軸に装着し、カゴ内の穴と傘受けによって傘の収納を可能にしたことを特徴とする傘収納式自転車。
【選択図】 図１

Description

本発明は自転車の前面に取り付ける自転車カゴに、荷物を入れる場合と同じ要領で、長傘をカゴの中に通して、自転車の前輪部に傘を装着することを可能にした、傘収納式自転車に関するものである。

従来、自転車には長傘を収納する箇所がなく、長傘を持ち運ぶ時など図５に図示するように傘をハンドルにかけるか、もしくはサドル後部に差し入れたり、また片手運転しながら片手に所持することがほとんどであった。

そのために次のような問題点があった。
（イ）傘をサドル後部に差し入れる場合、傘本体（Ａ）は固定されるので危険はないが、ハンドルに傘をかけた場合、傘先端部（Ｃ）が自転車前輪（１２）に入ってしまうことがあり、怪我をする危険性があった。
（ロ）傘を手に持つ場合、傘の柄部Ｂの飛び出し部分が、走行中歩行者に危害をあたえてしまう危険性がある。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。

自転車の前面に取り付ける自転車カゴにおいて、カゴ内底面の一方、縁よりに傘挿用の穴を設ける。
その穴には開閉自在の蓋を設けて、穴の下方向に傘本体を受ける円錐筒の傘受けをカゴ固定用の支軸に装着し、カゴ内の穴と傘受けによって、傘の収納を可能にしたことを、特徴とする傘収納式自転車である。

本発明は、自転車前面に取り付ける自転車カゴにおいて、上記、挿入用穴（２）と傘受け（５）をもって、傘の収納を可能にする事ができる。
よって傘による危険性がなくなり安全に自転車運転ができる。
また、傘収納式自転車であるから、自転車に傘の収納箇所ができるので、手軽に傘の持ち運びができ大変便利である。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）カゴ（１）の内底面の一方、縁寄りに、円形状の傘挿入用の穴（２）を設ける。
（ロ）図２に示すように、穴（２）には、蝶番（４）を介して開閉式の蓋（３）を設ける。
（ハ）穴（２）の下方向には、傘本体を受ける、メッシュ、プラスチック、ステンレス材などからなる円錐筒の傘受け（５）を、カゴ固定用の支軸（６）に装着する。
（ニ）図３に示す傘受け（５）は、上面を開口部（７）とし、下端は貫通する傘受け穴（８）を設ける。
（ホ）また、図４に示すように、傘受け（５）には側面上部に固定片（９）を、側面下部傘受け穴（８）のところに固定片（１０）を設ける。
（ヘ）固定片（９）は、固定支軸（６）に取り付け、また、固定片（１０）は車軸（１１）の側面に取り付ける。
本発明は、以上の構成によりなっている。
本発明を使用するときは、カゴ内の蓋（３）を開け傘挿入穴（２）に傘（Ａ）を挿入し、傘受け（５）で収納する。
傘受け開口部（７）から挿入した傘は、傘受け穴（８）があるために、傘先端部（Ｃ）が傘受け穴（８）より下に抜け出ても、傘本体（Ａ）は傘受け穴（８）で受け止められ、傘の収納ができる。
この結果、前記、傘による危険性がなくなり、安全に自転車運転ができる。
なお、傘収納式自転車であるから、自転車に傘の収納箇所ができるので、手軽に傘の持ち運びができる。
また、傘収納時以外は、穴（２）には物が落ち出ないよう蓋（３）を設けてあるので、蓋を閉め通常のカゴとして使用できる。
上記、傘収納式自転車である本発明は、傘挿入用の穴（２）及び、蓋（３）からなるカゴと、開口部（７）と傘受け穴（８）からなる傘受けで構成されているので、どちらかが破損した場合、個々に取り替えることができる。

本発明の斜視図 本発明の要部拡大斜視図 本発明の一部断面正面図 本発明の要部拡大断面図 従来の状況を示す斜視図

符号の説明

１ カゴ本体
２ 挿入用穴
３ 穴蓋
４ 蓋の蝶番
５ 傘受け
６ カゴ固定支軸
７ 開口部
８ 受け穴
９ 固定片
１０ 固定片
１１ 車軸
１２ 前輪
Ａ 傘本体
Ｂ 柄部
Ｃ 先端部

Claims (1)

1. 自転車の前面に取り付ける自転車カゴにおいて、カゴ内底面の一方、縁寄りに傘挿入用の穴を設け、その穴は蓋で開閉自在とし、穴の下方向には傘本体を受ける円錐筒の傘受けをカゴ固定用の支軸に装着し、カゴ内の穴と傘受けによって傘の収納を可能にしたことを特徴とする傘収納式自転車。

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