JP2006231733A - インクジェット記録方法及びプリンタドライバ - Google Patents
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Abstract
【課題】 被記録媒体上に色濃度及び光沢性の高い黒色を出力可能なインクジェット記録方法及びプリンタドライバを提供すること。
【解決手段】 ブラック顔料インク及び一種以上の有彩色顔料インクを有するインクセットを用い、画像データに基づき記録ヘッドからインクを吐出させて、被記録媒体上に1色以上を出力するインクジェット記録方法において、上記画像データ上の黒色を被記録媒体上に出力する場合、上記インクセットを構成する全てのインクを用い、且つ上記ブラック顔料インクと全ての上記有彩色顔料インクとの単位面積当たりの吐出重量比を、(ブラック顔料インク):(全有彩色顔料インク)=0.1〜0.6:1とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブラック顔料インク及び一種以上の有彩色顔料インクを有するインクセットを用い、画像データに基づき記録ヘッドからインクを吐出させて、被記録媒体上に1色以上を出力するインクジェット記録方法において、上記画像データ上の黒色を被記録媒体上に出力する場合、上記インクセットを構成する全てのインクを用い、且つ上記ブラック顔料インクと全ての上記有彩色顔料インクとの単位面積当たりの吐出重量比を、(ブラック顔料インク):(全有彩色顔料インク)=0.1〜0.6:1とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インクジェット記録方法及びプリンタドライバに関し、詳しくは、被記録媒体上に色濃度及び光沢性の高い黒色画像を出力可能なインクジェット記録方法及びプリンタドライバに関する。
インクジェット記録方法は、デジタルカメラの撮影などによって得られた画像データ(例えばRGBデータ)に基づき記録ヘッドからインクの液滴を吐出させ、該画像データに対応した画像を紙などの被記録媒体上に形成する印刷方法である。カラー画像の形成は、通常、無彩色のブラックインクと、イエロー、マゼンタ、シアン等の複数の有彩色インクとを有するインクセットを用いて行われる。インクジェット記録用のインクとしては、従来は、色材として染料を用いた染料インクが主流であったが、近年は、インクジェット記録方法の普及に伴い、印刷物の保存性が重視されるようになったことなどもあって、染料インクに比して印刷画像の保存性に優れる顔料インクに注目が集まるようになり、複数の水性顔料インクから構成された水性顔料インクセット(例えば、特許文献1参照)が普及している。
特開2001−354886号公報
例えば銀塩写真のような、高い光沢感を伴った印刷画像が望まれる場合は、被記録媒体として表面光沢性の高いいわゆる光沢紙が用いられることが多い。この光沢紙に対し、ブラック顔料インク及び一種以上の有彩色顔料インクを有する従来のインクセットを用いて画像を印刷すると、本来被記録媒体上で黒色であるべき印刷部分(上記画像データ上の純黒色が再現されるべき部分)の色濃度が不十分となり、黒の表現力に深みのある黒色が得られないという問題があった。また、黒色印刷部分の光沢性が悪く、黒色印刷部分と黒色以外の色の印刷部分とで光沢差が大きくなり、印刷物全体の印刷品質が低下するという問題もあった。これらの問題は、特に、インクセットとして、ブラック顔料インクが、分散剤無しに水に分散及び/又は溶解可能に表面処理された表面処理顔料を含有し、且つ、有彩色顔料インクが、顔料と、該顔料を該有彩色顔料インク中に分散可能にする分散剤とを含有する場合に顕著に発生する。
従って、本発明の目的は、被記録媒体上に色濃度及び光沢性の高い黒色を出力可能なインクジェット記録方法及びプリンタドライバを提供することにある。
本発明は、ブラック顔料インク及び一種以上の有彩色顔料インクを有するインクセットを用い、画像データに基づき記録ヘッドからインクを吐出させて、被記録媒体上に1色以上を出力するインクジェット記録方法において、上記画像データ上の黒色を被記録媒体上に出力する場合、上記インクセットを構成する全てのインクを用い、且つ上記ブラック顔料インクと全ての上記有彩色顔料インクとの単位面積当たりの吐出重量比を、(ブラック顔料インク):(全有彩色顔料インク)=0.1〜0.6:1とすることを特徴とするインクジェット記録方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、ブラック顔料インク及び一種以上の有彩色顔料インクを有するインクセットと、画像データに基づきインクを吐出する記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置に接続又は内蔵されたコンピュータを、上記画像データ上の黒色を被記録媒体上に出力する場合、上記インクセットを構成する全てのインクを用い、且つ上記ブラック顔料インクと全ての上記有彩色顔料インクとの単位面積当たりの吐出重量比を、(ブラック顔料インク):(全有彩色顔料インク)=0.1〜0.6:1とする装置、として動作させることを特徴とするプリンタドライバを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のインクジェット記録方法及びプリンタドライバによれば、市販の光沢紙等の被記録媒体上に、光沢感に優れ且つ黒の表現力に深みのある黒色を出力することが可能であり、黒色とその他の色との光沢差が目立たず、銀塩写真のような高い光沢感を伴った高画質・高精細のカラー画像が得られる。
以下に、本発明について、その一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のインクジェット記録方法の実施に使用可能なプリントシステムの概略構成図、図2は、図1に示すプリントシステムを構成するインクジェットプリンタの概略構成を示した斜視図である。
図1は、本実施形態のインクジェット記録方法の実施に使用可能なプリントシステムの概略構成図、図2は、図1に示すプリントシステムを構成するインクジェットプリンタの概略構成を示した斜視図である。
本実施形態のプリントシステムは、図1に示すように、ホストコンピュータ10と、該ホストコンピュータ10に電気的に接続されたインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)30を備えている。ホストコンピュータ10のOS(オペレーティングシステム)には、プリンタドライバ20がインストールされている。
上記ホストコンピュータ10は、CPUを中心としてROMやRAMなどから構成される制御プロセッサを備えており、HDD11等の周辺機器を利用しながら、上記プリンタドライバ20等の所定のプログラムコードを読み出し、その内容を実行することができる。また、ホストコンピュータ10には、通常のパーソナルコンピュータと同様に、キーボードやマウス等の入力機器(図示せず)及びディスプレイ機器(図示せず)が接続されていると共に、該入力機器からのコード信号を受信して所定の操作を受け付ける入力機器ドライバ(図示せず)、及び該ディスプレイ機器における画像データ等の表示を制御するディスプレイドライバ(図示せず)がインストールされている。
上記プリンタドライバ20は、上記ホストコンピュータ10を、上記インクジェットプリンタ30を用いてプリント処理を行う装置として動作させるコンピュータプログラムであり、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、CD−ROMなどの記憶媒体に格納された状態で、あるいはインターネット経由でダウンロードされることにより、ユーザーに提供される。ユーザーは、プリント作業を行う前に、提供されたプリンタドライバ20をホストコンピュータ10にインストールする。
上記インクジェットプリンタ30は、上記ホストコンピュータ20から送信される印刷データに基づき被記録媒体に対してインクジェット記録を行い、印刷物を作製する印刷装置であり、図2に示すように、給紙モータ(図示せず)で駆動される給紙ローラ31によって、用紙スタッカ32内の被記録媒体Mを挟持してプラテン33位置に搬送し、キャリッジ34の下面に取り付けられた記録ヘッド35からインクを吐出し、矢標Yで示す方向(副走査方向)に被被記録媒体Mを搬送するようになしてある。キャリッジ34は、キャリッジモータ36によって駆動されるタイミングベルト37に連結されており、2本のガイドレール38によって、被記録媒体Mの搬送方向Yと直交する方向(矢標Xで示す方向、主走査方向)に往復動作可能に支持されている。キャリッジ34の上面には、記録ヘッド35にインクを供給するインクカートリッジ39が搭載されており、該インクカートリッジ39には、無彩色のブラック顔料インク及び一種以上の有彩色顔料インクを有するインクセットが収容されている。本実施形態では、該インクセットは、ブラック(K)並びに有彩色のシアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の合計4色の水性顔料インクから構成されている。記録ヘッド35のホームポジションには、記録ヘッド35のフラッシング(空吐出)や定期クリーニングを行うためのキャッピング装置40が設けられている。
上記記録ヘッド35は、上記インクカートリッジ39内に収容された複数のインクに対応する複数のヘッドを有しており、これら複数のヘッドが集積配置されたマルチヘッドを構成している。各ヘッドの被記録媒体Mと対向する面には、微細なノズル(図示せず)が多数形成されており、このノズルからインクの液滴を吐出する。各ヘッドは、インク供給路、該インク供給路の一部に設けられるエネルギー作用部、該エネルギー作用部に存在するインクに作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段(何れも図示せず)等を備えている。本実施形態では、エネルギー発生手段として、電気−機械変換素子を備えている。電気−機械変換素子としては、ピエゾ素子が好ましく用いられる。ピエゾ素子は、周知のように、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギーの変換を行う素子(圧電素子)である。各ヘッドの内部の適当な位置に配置されたピエゾ素子に、所定の時間幅の電圧を印加することにより、ピエゾ素子が電圧の印加時間だけ伸張し、これによりインク供給路の容積が収縮して、この収縮分に相当するインクが液滴となってノズルから高速吐出される。
上述の如き構成の本実施形態のプリントシステムにおいては、次のようにして被記録媒体に対してインクジェット記録が行われ、印刷物が作製される。
尚、本実施形態では、図示しないアプリケーションプログラムによって上記インクジェットプリンタ30に画像を印刷させることができる。アプリケーションプログラムは、例えば、カラー画像のレタッチ等を実行可能なアプリケーションプログラムであり、ユーザーは当該アプリケーションプログラムの実行下において、上記入力機器を操作して当該カラー画像をインクジェットプリンタ30にて印刷させることができる。
尚、本実施形態では、図示しないアプリケーションプログラムによって上記インクジェットプリンタ30に画像を印刷させることができる。アプリケーションプログラムは、例えば、カラー画像のレタッチ等を実行可能なアプリケーションプログラムであり、ユーザーは当該アプリケーションプログラムの実行下において、上記入力機器を操作して当該カラー画像をインクジェットプリンタ30にて印刷させることができる。
また、本実施形態においては、印刷対象の画像を示す画像データ12は、上記HDD11に記録されている。画像データ12は、RGB(レッド,グリーン,ブルー)の各色成分を階調表現して各画素の色を規定したドットマトリクス状のデータであり、本実施形態では、各色256階調であると共にsRGB規格に従った表色系を採用した画像データである。尚、本発明が適用可能な画像データはこのようなsRGB表色系に沿った画像データに制限されず、本発明は、YCbCr表色系を採用したJPEG画像データ、CMYK表色系を採用した画像データ、Exif2.2規格(Exifは社団法人電子情報技術産業協会の登録商標)に準拠したデータ、Print Image Matching(PIM:PIMはセイコーエプソン株式会社の登録商標)に対応したデータ等、種々の画像データに対して適用することができ、これら各種画像データ上の黒色を被記録媒体上に出力する場合に有効である。本発明でいう「画像データ上の黒色」は、その画像データの規格において一義的に定められる純黒色(最も黒味の強い色)を意味するが、画像データの規格によっては、当該規格で一義的に定められる純黒色のみならず、該純黒色に近い黒色も含まれる。例えば、本実施形態で適用されるsRGB表色系の場合、「画像データ上の黒色」は、(R,G,B)=(0,0,0)〜(40,40,40)の範囲に含まれる色を意味し、本発明はこの範囲に含まれる色に対して有効である。尚、(R,G,B)=(0,0,0)は純黒色であり、カッコ内の数値が大きくなるほど黒味が薄まる。
上記アプリケーションプログラムによって印刷指示がなされると、上記プリンタドライバ10が駆動され、上記プリンタドライバ20は図示しない上記ディスプレイドライバにデータを送信して、使用する被記録媒体の種類、画質、印刷速度などの印刷条件を示す情報を入力させるための図示しないUI(ユーザーインターフェース)を表示する。上記入力機器を操作してユーザーが当該UIにて印刷に必要な情報を入力すると、プリンタドライバ20の各モジュールが起動され、印刷データが生成される。生成された印刷データは、上記インクジェットプリンタ30に送信され、インクジェットプリンタ30は当該印刷データに基づいて印刷を実行する。
具体的には、上記プリンタドライバ20は、画像データ取得モジュール21、色変換モジュール22、ハーフトーン処理モジュール23及び印刷データ生成モジュール24を備えている。上記アプリケーションプログラムで上記画像データ12が示す画像の印刷実行指示がなされると、プリンタドライバ20が起動され、画像データ取得モジュール21は、画像データ12を取得する。このとき、画像データ12の画素数に過不足があれば、印刷に必要な画素を確保するため適宜解像度変換処理を行う。
上記色変換モジュール22は、各画素の色を示す表色系を変換するモジュールであり、上記HDD11に記録されたLUT(色変換テーブル)13を参照して、上記画像データ12のsRGB表色系を、上記インクジェットプリンタ30が搭載する上記CMYKインクを成分とするCMYK表色系(インク色表色系)に変換する。LUT13は、sRGB表色系とCMYK表色系とのそれぞれによって色を表現すると共に両者を対応付け、複数の色についてこの対応関係を記述したテーブルである。従って、sRGB表色系で表現した任意の色に関し、その周りの色であってLUT13に規定されたsRGBの色を参照すれば、補間演算によって当該任意の色に対応したCMYK表色系の色を算出することができ、色変換を実施することができる。
上記ハーフトーン処理モジュール23は、CMYK表色系で表現された各画素の階調値を変換してインク滴の記録密度で表現するためのハーフトーン処理を行うモジュールであり、上記色変換後のCMYKデータに基づき、ディザ法、誤差拡散法、濃度パターン法等の公知の処理法によりハーフトーン処理を行い、上記インクジェットプリンタ30の各画素についてインク滴の吐出/非吐出を決定する。
上記印刷データ生成モジュール24は、上記ハーフトーン処理後のインク色データを受け取って、これを上記インクジェットプリンタ30で使用される順番にデータを並べ替え、更に、当該並べ替え処理後のデータに画像の解像度などの所定の情報を付加して印刷データを生成し、インクジェットプリンタ30に送信する。この結果、インクジェットプリンタ30にて、上記被記録媒体M上に上記画像データ12が示す画像がほぼ忠実に再現される。
而して、本実施形態においては、上記画像データ12上の黒色〔sRGB表色系で(R,G,B)=(0,0,0)〜(40,40,40)の範囲に含まれる色〕を被記録媒体上に出力する場合、上記インクセットを構成するK、C、M、Yの4色の顔料インク全てを用い、且つKインクと全ての有彩色インク(CMYインク)との単位面積当たりの吐出重量(単位面積当たりに吐出されるインクの重量)比を、(ブラックインク):(全有彩色インク)=0.1〜0.6:1とする。上述した画像データ12の色変換処理で用いられる上記LUT13においては、斯かる記録方法が実行されるように、CMYKデータ(インク色データ)が定義されている。
つまり、本実施形態においては、印刷対象の画像を示すRGBデータ等の画像データにおいて黒色と認識される色(画像データ上の黒色)を被記録媒体上で再現しようとする場合、インクセットを構成する全てのインクを用い、且つブラックインクの単位面積当たりの吐出重量と、ブラック以外の全ての有彩色インクそれぞれの単位面積当たりの吐出重量の合計量との比率が上記範囲内に収まるように、黒色を示す画像データをインク色データに色変換するのである。これにより、被記録媒体上に発色性及び光沢性に優れた黒色を出力することが可能となり、従来のインクジェット記録方法で問題となっていた黒色と黒色以外の色との間の光沢差が効果的に防止され、高画質高品位の印刷画像が得られる。
尚、上記LUT13においては、画像データ12上の黒色を出力する場合に適用される上述の特定処理は、Kインクの最大使用量を越えない範囲で行われる。該最大使用量は、次のようにして決定される。先ず、上記インクジェットプリンタ30(本実施形態のインクジェット記録方法の実施に使用するインクジェット記録装置又はプリントシステム)を用い、被記録媒体上に複数の黒色パッチを印刷する。これら複数の黒色パッチは、それぞれ上記インクセットを構成する各インク(CMYKインク)の使用量が異なっている。次に、測色器により各パッチのOD値を測色し、黒色濃度が飽和しているパッチ(黒色濃度がほぼ上限にあると判断される複数のパッチのうちで最も黒色濃度が低いもの)を選択する。そして、選択されたパッチにおけるKインクの使用量を上記最大使用量とする。一般に、Kインクの使用量の増加により、色濃度(OD値)は増加するが、光沢度は低減するところ、上記のように、黒色濃度の増加が頭打ちになり始めたところのパッチを選択すれば、濃い色濃度と高い光沢性を両立させることが可能となる。
また、上記のように、画像データ12上の黒色を被記録媒体上に出力する場合において、本実施形態のように有彩色インクが二種以上ある場合は、これら二種以上の有彩色インク間における吐出重量比は特に限定されず、所望の色に合わせて適宜調整することができる。
本発明は、インクジェット記録が可能な被記録媒体に対して適用可能であるが、特に、被記録面の表面光沢性の高いいわゆる光沢紙に対して有効であり、光沢紙を被記録媒体として用いることで、銀塩写真のような高い光沢感を伴った高画質な印刷物が得られる。光沢紙としては、インクジェット専用紙などとして一般に市販されている光沢タイプのインクジェット記録用紙の他、インクジェット記録が可能な表面光沢層が設けられたCD−R、CD−ROM、CD−RW、DVD−RAM等の光ディスクなどが挙げられる。本発明は、特に、被記録面のJIS−P8142で規定する75度光沢度が15%以上、とりわけ30%以上の光沢紙を用いた場合に有効である。
本発明に係るインクセットを構成する顔料インクは、通常、顔料系の色材及び主溶媒としての水を含み、更に、各種溶剤や添加剤を含んでなる。
本発明は、特に、「ブラック顔料インクは、分散剤無しに水に分散及び/又は溶解可能に表面処理された表面処理顔料と、水とを含有し、有彩色顔料インクは、顔料と、分散剤と、水とを含有するインクセット」(以下、インクセットAという)を用いる場合に有効である。以下に、このインクセットAについて説明する。
本発明は、特に、「ブラック顔料インクは、分散剤無しに水に分散及び/又は溶解可能に表面処理された表面処理顔料と、水とを含有し、有彩色顔料インクは、顔料と、分散剤と、水とを含有するインクセット」(以下、インクセットAという)を用いる場合に有効である。以下に、このインクセットAについて説明する。
〈ブラック顔料インク〉
上記インクセットAのブラック顔料インクに含有される、「分散剤無しに水に分散及び/又は溶解可能に表面処理された表面処理顔料」(以下、表面処理顔料ともいう)は、構造的には、顔料(カーボンブラック)表面に多数の親水性官能基及び/又はその塩を、直接又はアルキル基、アルキルエーテル基、アリール基等を介して間接的に結合させたものであり、自己分散型顔料などとも呼ばれる。この親水性官能基の具体例としては、カルボニル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、スルホン基、ホスホノ基、第四級アミン基が挙げられる。表面処理顔料の表面には、これらの官能基の1種以上を結合させることができる。
上記インクセットAのブラック顔料インクに含有される、「分散剤無しに水に分散及び/又は溶解可能に表面処理された表面処理顔料」(以下、表面処理顔料ともいう)は、構造的には、顔料(カーボンブラック)表面に多数の親水性官能基及び/又はその塩を、直接又はアルキル基、アルキルエーテル基、アリール基等を介して間接的に結合させたものであり、自己分散型顔料などとも呼ばれる。この親水性官能基の具体例としては、カルボニル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、スルホン基、ホスホノ基、第四級アミン基が挙げられる。表面処理顔料の表面には、これらの官能基の1種以上を結合させることができる。
顔料表面に多数の親水性官能基及び/又はその塩を結合させる方法としては、顔料の真空プラズマ処理、水中で酸化剤により顔料表面を酸化する湿式酸化、p−アミノ安息香酸を顔料表面に結合させることによりフェニル基を介してカルボキシル基を結合させる方法等が挙げられる。特に好ましい方法は、次亜ハロゲン酸及び/又は次亜ハロゲン酸塩による顔料の酸化処理、並びにオゾンによる顔料の酸化処理であり、これらの酸化処理により得られる表面処理顔料は高い発色性を有する。
上記表面処理顔料としては、例えば特開平8−3498号公報記載の方法によって得られたものを用いることもできる。市販品としては、オリエント化学工業株式会社製のマイクロジェットCW1が好ましく用いられる。
上記表面処理顔料の平均粒径は、インクの保存安定性やノズルの目詰まり防止等の観点から、50〜250nmの範囲にあることが好ましい。
上記表面処理顔料の含有量は、上記ブラック顔料インクの全重量に対して、好ましくは1〜15重量%、更に好ましくは2〜10重量%である。
上記表面処理顔料の含有量は、上記ブラック顔料インクの全重量に対して、好ましくは1〜15重量%、更に好ましくは2〜10重量%である。
上記ブラック顔料インクには、表面処理顔料及び水に加えて、膜化温度の異なる二種以上の樹脂粒子を含有させること好ましい。「膜化温度の異なる二種以上の樹脂粒子」の好ましい態様としては、膜化温度が0℃未満の樹脂粒子の一種以上と、膜化温度が30℃以上の樹脂粒子の一種以上とを含むものである。膜化温度は、樹脂粒子を水に溶解又は分散させて得られた水溶液又は水性分散液を、アルミニウム等の金属板の上に薄く塗布して、規定温度で乾燥させた状態を観察して判断する。膜化するものは、透明な連続フィルムが形成され、膜化しないものは白濁状となる。
上記樹脂粒子を構成する樹脂としては、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリルアミド系樹脂、エポキシ系樹脂及びこれらの混合物からなる群より選択されるものが好ましく用いられる。これらの樹脂は、ホモポリマー又はコポリマーして用いることもできるし、単相構造又は複相構造(コアシェル型)の何れのものとして用いることもできる。
また、二種以上の上記樹脂粒子のうちの少なくとも一種は、不飽和単量体及び/又は架橋性単量体等を水性媒体中で乳化重合して得られた樹脂粒子のエマルジョンであることが好ましい。樹脂粒子がエマルジョンの形態でインク中に添加されることにより、樹脂粒子が均一に分散し、インクの保存安定性を向上させることができる。この樹脂粒子のエマルジョンの好ましい形態としては、アクリルエマルジョンが挙げられる。
上記ブラック顔料インクには、上記樹脂粒子以外の添加剤として、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤等の界面活性剤;多価アルコール、グリコール系ブチルエーテル、ピロリドン等の水溶性有機溶媒の他、防腐剤・防かび剤、酸化防止剤、導電率調整剤、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、酸素吸収剤等を適宜含有させることができる。
〈有彩色顔料インク〉
上記インクセットAの有彩色顔料インクに含有される顔料としては、従来からインクジェット用インクに使用されている有機顔料を用いることができ、例えば、アゾ顔料(例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等を含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック等が挙げられる。
顔料の含有量は、上記有彩色顔料インクの全重量に対して、好ましくは0.5〜20重量%、更に好ましくは1〜10重量%である。
上記インクセットAの有彩色顔料インクに含有される顔料としては、従来からインクジェット用インクに使用されている有機顔料を用いることができ、例えば、アゾ顔料(例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等を含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック等が挙げられる。
顔料の含有量は、上記有彩色顔料インクの全重量に対して、好ましくは0.5〜20重量%、更に好ましくは1〜10重量%である。
また、上記インクセットAの有彩色顔料インクに、上記顔料と共に含有される分散剤としては、この種の水性顔料インク中に通常添加される樹脂分散剤を特に制限無く用いることができる。
上記分散剤として特に好ましいものは、上記顔料を包含し且つ該顔料をインク中に分散可能とするポリマーからなり、該ポリマーは、疎水性基及び親水性基を有し且つインク中で実質的に溶解しないものである。この特に好ましい分散剤(ポリマー)としては、本出願人の先の出願に係る特開2004−91617号公報の〔0053〕〜〔0067〕に記載のポリマー(ポリマー粒子分散液)が好ましく用いられる。
上記有彩色顔料インクには、上記の顔料及びポリマーに加えて、必要に応じ、上記ブラック顔料インクに含有可能な各種添加剤を適宜含有させることができる。
上記インクセットAに含まれる上記有彩色顔料インクの数は、特に限定されないが、インクセットAは、有彩色顔料インクとして、少なくともシアン、マゼンタ、イエローの三種を備えていることが好ましい。これら三種の他に、更に、ライトシアン、ライトマゼンタ、オレンジ、グリーンなどの有彩色顔料インクを備えていても構わない。
本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、インクジェット記録装置に接続されたホストコンピュータが、プリンタドライバのプログラムコードを読み出して各種処理を実行していたが、インクジェット記録装置に内蔵されたコンピュータが、該コンピュータにインストールされたプリンタドライバのプログラムコードを読み出して各種処理を実行してもよい。
例えば、上述の実施形態では、インクジェット記録装置に接続されたホストコンピュータが、プリンタドライバのプログラムコードを読み出して各種処理を実行していたが、インクジェット記録装置に内蔵されたコンピュータが、該コンピュータにインストールされたプリンタドライバのプログラムコードを読み出して各種処理を実行してもよい。
また、インクジェット記録装置の各部の構成、例えば、記録ヘッドの構成やインクセットを構成するインクの種類などは、上述した実施形態に制限されず、適宜変更可能であることは言う迄もない。例えば、記録ヘッドは、上述の実施形態では電気−機械変換方式の記録ヘッドであったが、電極などの静電気力発生手段を利用した記録ヘッドでもよく、ヒータなどの電気−熱変換素子を利用した電気−熱変換方式の記録ヘッドでもよい。後者の電気−熱変換方式は、電気−熱変換素子により液体中に気体(バブル)を発生させ、この力で液体を吐出させるインク吐出方式であり、この方式の記録ヘッドとしては、例えばキャノン社製のバブルジェット(登録商標)ヘッドがある。
以下に、本発明の実施例及び本発明の効果を示す試験例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、斯かる実施例により何等制限されるものではない。
表面処理顔料分散液の調製
市販のカーボンブラックであるカラーブラックS170(商品名:デグサ・ヒュルス社製)100gを水1kgに混合して、ジルコニアビーズによるボールミルにて粉砕した。この粉砕原液に次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素濃度12%)1400gを滴下して、ボールミルで粉砕しながら5時間反応させ、さらに攪拌しながら4時間煮沸して湿式酸化を行った。得られた分散原液をガラス繊維ろ紙GA−100(商品名:アドバンテック東洋社製)で濾過して、さらに水で洗浄した。得られたウェットケーキを水5kgに再分散して、逆浸透膜により電導度が2mS/cmになるまで脱塩および精製し、さらに顔料濃度が15重量%になるまで濃縮して表面処理顔料分散液を調製した。この分散液の顔料の平均粒径をMicrotrac UPA150(Microtrac社製)の粒度分布測定により測定したところ、110nmであった。
市販のカーボンブラックであるカラーブラックS170(商品名:デグサ・ヒュルス社製)100gを水1kgに混合して、ジルコニアビーズによるボールミルにて粉砕した。この粉砕原液に次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素濃度12%)1400gを滴下して、ボールミルで粉砕しながら5時間反応させ、さらに攪拌しながら4時間煮沸して湿式酸化を行った。得られた分散原液をガラス繊維ろ紙GA−100(商品名:アドバンテック東洋社製)で濾過して、さらに水で洗浄した。得られたウェットケーキを水5kgに再分散して、逆浸透膜により電導度が2mS/cmになるまで脱塩および精製し、さらに顔料濃度が15重量%になるまで濃縮して表面処理顔料分散液を調製した。この分散液の顔料の平均粒径をMicrotrac UPA150(Microtrac社製)の粒度分布測定により測定したところ、110nmであった。
樹脂粒子の調製
樹脂粒子を分散粒子とする2種類のエマルジョン(エマルジョン1、エマルジョン2)を、それぞれ下記の方法によって調製した。
樹脂粒子を分散粒子とする2種類のエマルジョン(エマルジョン1、エマルジョン2)を、それぞれ下記の方法によって調製した。
エマルジョン1の調製
撹拌機、還流コンデンサー、滴下装置、及び温度計を備えた反応容器に、イオン交換水900g及びラウリル硫酸ナトリウム3gを仕込み、撹拌下に窒素置換しながら70℃まで昇温した。内温を70℃に保ち、重合開始剤として過硫酸カリウム4gを添加し、溶解後、予めイオン交換水450g、ラウリル硫酸ナトリウム3gにアクリルアミド20gにスチレン300g、ブチルアクリレート640g、及びメタクリル酸30gを撹拌化に加えて作製した乳化物を、反応溶液内に連続的に4時間かけて滴下した。滴下終了後、3時間の熟成を行った。得られた水性エマルジョンを常温まで冷却した後、イオン交換水と5%水酸化ナトリウム水溶液を添加して固形分40重量%、pH8に調整し、エマルジョン1を得た。
得られたエマルジョン1は約20℃の室内周囲温度で膜化すること確認し、熱分析装置SSC5000(セイコー電子(株)製)を用いた示差熱分析によりガラス転移温度を測定したところ、−15℃であった。また、このエマルジョン1の平均粒径をMicrotrac UPA150(Microtrac社製)の粒度分布測定により測定したところ、110nmであった。
撹拌機、還流コンデンサー、滴下装置、及び温度計を備えた反応容器に、イオン交換水900g及びラウリル硫酸ナトリウム3gを仕込み、撹拌下に窒素置換しながら70℃まで昇温した。内温を70℃に保ち、重合開始剤として過硫酸カリウム4gを添加し、溶解後、予めイオン交換水450g、ラウリル硫酸ナトリウム3gにアクリルアミド20gにスチレン300g、ブチルアクリレート640g、及びメタクリル酸30gを撹拌化に加えて作製した乳化物を、反応溶液内に連続的に4時間かけて滴下した。滴下終了後、3時間の熟成を行った。得られた水性エマルジョンを常温まで冷却した後、イオン交換水と5%水酸化ナトリウム水溶液を添加して固形分40重量%、pH8に調整し、エマルジョン1を得た。
得られたエマルジョン1は約20℃の室内周囲温度で膜化すること確認し、熱分析装置SSC5000(セイコー電子(株)製)を用いた示差熱分析によりガラス転移温度を測定したところ、−15℃であった。また、このエマルジョン1の平均粒径をMicrotrac UPA150(Microtrac社製)の粒度分布測定により測定したところ、110nmであった。
エマルジョン2の調製
撹拌機、還流コンデンサー、滴下装置、及び温度計を備えた反応容器に、イオン交換水900g及びラウリル硫酸ナトリウム1gを仕込み、撹拌下に窒素置換しながら70℃まで昇温した。内温を70℃に保ち、重合開始剤として過硫酸カリウム4gを添加し、溶解後、予めイオン交換水450g、ラウリル硫酸ナトリウム3gにアクリルアミド20gにスチレン615g、ブチルアクリレート295g、及びメタクリル酸30gを撹拌化に加えて作製した乳化物を、反応溶液内に連続的に4時間かけて滴下した。滴下終了後、3時間の熟成を行った。得られた水性エマルジョンを常温まで冷却した後、イオン交換水と水酸化ナトリウム水溶液とを添加して固形分40重量%、pH8に調整し、エマルジョン2を得た。
得られたエマルジョン2は約20℃の室内周囲温度で膜化しないこと確認し、熱分析装置SSC5000(セイコー電子(株)製)を用いた示差熱分析によりガラス転移温度を測定したところ、36℃であった。またこのエマルジョン2の平均粒径をMicrotrac UPA150(Microtrac社製)の粒度分布測定により測定したところ、110nmであった。
撹拌機、還流コンデンサー、滴下装置、及び温度計を備えた反応容器に、イオン交換水900g及びラウリル硫酸ナトリウム1gを仕込み、撹拌下に窒素置換しながら70℃まで昇温した。内温を70℃に保ち、重合開始剤として過硫酸カリウム4gを添加し、溶解後、予めイオン交換水450g、ラウリル硫酸ナトリウム3gにアクリルアミド20gにスチレン615g、ブチルアクリレート295g、及びメタクリル酸30gを撹拌化に加えて作製した乳化物を、反応溶液内に連続的に4時間かけて滴下した。滴下終了後、3時間の熟成を行った。得られた水性エマルジョンを常温まで冷却した後、イオン交換水と水酸化ナトリウム水溶液とを添加して固形分40重量%、pH8に調整し、エマルジョン2を得た。
得られたエマルジョン2は約20℃の室内周囲温度で膜化しないこと確認し、熱分析装置SSC5000(セイコー電子(株)製)を用いた示差熱分析によりガラス転移温度を測定したところ、36℃であった。またこのエマルジョン2の平均粒径をMicrotrac UPA150(Microtrac社製)の粒度分布測定により測定したところ、110nmであった。
〈ブラック顔料インクの調製〉
下記の各種成分を混合し、室温にて2時間攪拌した後、孔径約5μmのステンレス製フィルターを用いてこれを濾過し、水性ブラック顔料インクを調製した。
上記表面処理顔料分散液 40重量%;上記エマルジョン1 5重量%;上記エマルジョン2 5重量%;グリセリン 10重量%;テトラエチレングリコール 5重量%;2−ピロリドン 2重量%;トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノール440、エアープロダクツ社製) 1.5重量%;トリプロパノールアミン 1重量%;超純水 バランス。
下記の各種成分を混合し、室温にて2時間攪拌した後、孔径約5μmのステンレス製フィルターを用いてこれを濾過し、水性ブラック顔料インクを調製した。
上記表面処理顔料分散液 40重量%;上記エマルジョン1 5重量%;上記エマルジョン2 5重量%;グリセリン 10重量%;テトラエチレングリコール 5重量%;2−ピロリドン 2重量%;トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノール440、エアープロダクツ社製) 1.5重量%;トリプロパノールアミン 1重量%;超純水 バランス。
ポリマー(分散剤)溶液の調製
攪拌機、温度計、還流管、及び滴下ロートを備えた反応容器を窒素置換した後、スチレン30部、α−メチルスチレン10部、ブチルメタクリレート15部、ラウリルメタクリレート10部、アクリル酸2部、t―ドデシルメルカプタン0.3部を入れて70℃に加熱した。これに、別に用意したスチレン150部、アクリル酸15部、ブチルメタクリレート50部、t−ドデシルメルカプタン1部、メチルエチルケトン20部、及びアゾビスイソブチロニトリル3部を滴下ロートに入れて4時間かけて反応容器に滴下して、分散ポリマーを重合反応させた。更に、反応容器にメチルエチルケトンを添加して、50重量%濃度のポリマー溶液を作成した。
得られたポリマー溶液からポリマーを抽出して、中和手滴定法による酸価とGPC法による平均分子量を測定した。その結果、酸価は55 KOHmg/g、平均分子量は35,000であった。
攪拌機、温度計、還流管、及び滴下ロートを備えた反応容器を窒素置換した後、スチレン30部、α−メチルスチレン10部、ブチルメタクリレート15部、ラウリルメタクリレート10部、アクリル酸2部、t―ドデシルメルカプタン0.3部を入れて70℃に加熱した。これに、別に用意したスチレン150部、アクリル酸15部、ブチルメタクリレート50部、t−ドデシルメルカプタン1部、メチルエチルケトン20部、及びアゾビスイソブチロニトリル3部を滴下ロートに入れて4時間かけて反応容器に滴下して、分散ポリマーを重合反応させた。更に、反応容器にメチルエチルケトンを添加して、50重量%濃度のポリマー溶液を作成した。
得られたポリマー溶液からポリマーを抽出して、中和手滴定法による酸価とGPC法による平均分子量を測定した。その結果、酸価は55 KOHmg/g、平均分子量は35,000であった。
イエロー顔料分散液の調製
イエロー顔料を含有するポリマー粒子分散液を次の手順で製造した。上記ポリマー溶液50部、C.I.ピグメントイエロー74 75部、0.05wt%の水酸化ナトリウム水溶液27.5部、メチルエチルケトン60部を混合し、ホモジナイザーで30分攪拌した。その後、イオン交換水を300部添加して、更に1時間攪拌した。ロータリーエバポレーターを用いてメチルエチルケトンの全量と水の一部を留去した後、0.3μmのメンブレンフィルターで濾過して固形分が20重量%のイエロー顔料分散液を得た。
イエロー顔料を含有するポリマー粒子分散液を次の手順で製造した。上記ポリマー溶液50部、C.I.ピグメントイエロー74 75部、0.05wt%の水酸化ナトリウム水溶液27.5部、メチルエチルケトン60部を混合し、ホモジナイザーで30分攪拌した。その後、イオン交換水を300部添加して、更に1時間攪拌した。ロータリーエバポレーターを用いてメチルエチルケトンの全量と水の一部を留去した後、0.3μmのメンブレンフィルターで濾過して固形分が20重量%のイエロー顔料分散液を得た。
マゼンタ顔料分散液の調製
上記イエロー顔料分散液の調製において、C.I.ピグメントイエロー74 75部に代えてC.I.ピグメントレッド122 80部を用い、且つ上記ポリマー溶液 50部に代えて該ポリマー溶液 40部を用いた以外は上記イエロー顔料分散液の調製と同様にして、マゼンタ顔料分散液を得た。
上記イエロー顔料分散液の調製において、C.I.ピグメントイエロー74 75部に代えてC.I.ピグメントレッド122 80部を用い、且つ上記ポリマー溶液 50部に代えて該ポリマー溶液 40部を用いた以外は上記イエロー顔料分散液の調製と同様にして、マゼンタ顔料分散液を得た。
シアン顔料分散液の調製
上記イエロー顔料分散液の調製において、C.I.ピグメントイエロー74 75部に代えてC.I.ピグメントブルー15:4 50部を用い、且つ上記ポリマー溶液 50部に代えて該ポリマー溶液 100部を用いた以外は上記イエロー顔料分散液の調製と同様にして、シアン顔料分散液を得た。
上記イエロー顔料分散液の調製において、C.I.ピグメントイエロー74 75部に代えてC.I.ピグメントブルー15:4 50部を用い、且つ上記ポリマー溶液 50部に代えて該ポリマー溶液 100部を用いた以外は上記イエロー顔料分散液の調製と同様にして、シアン顔料分散液を得た。
〈有彩色顔料インクの調製〉
下記の各種成分を混合し、室温にて2時間攪拌した後、孔径約1.2μmのメンブランフィルタ(商品名、日本ミリポア・リミテッド製)を用いてこれを濾過し、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の水性有彩色顔料インクをそれぞれ調製した。
イエロー顔料インク
上記イエロー顔料分散液 40重量%;グリセリン 20重量%、トリエチレングリコール 4重量%;2−ピロリドン 2重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノール465、エアープロダクツ社製) 1重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノールTG、エアープロダクツ社製) 0.5重量%;超純水 バランス。
マゼンタ顔料インク
上記マゼンタ顔料分散液 38重量%;グリセリン 20重量%、トリエチレングリコール 4重量%;2−ピロリドン 2重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノール465、エアープロダクツ社製) 1重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノールTG、エアープロダクツ社製) 0.2重量%;超純水 バランス。
シアン顔料インク
上記シアン顔料分散液 40重量%;グリセリン 20重量%、トリエチレングリコール 4重量%;2−ピロリドン 2重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノール465、エアープロダクツ社製) 1重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノールTG、エアープロダクツ社製) 0.1重量%;超純水 バランス。
下記の各種成分を混合し、室温にて2時間攪拌した後、孔径約1.2μmのメンブランフィルタ(商品名、日本ミリポア・リミテッド製)を用いてこれを濾過し、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の水性有彩色顔料インクをそれぞれ調製した。
イエロー顔料インク
上記イエロー顔料分散液 40重量%;グリセリン 20重量%、トリエチレングリコール 4重量%;2−ピロリドン 2重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノール465、エアープロダクツ社製) 1重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノールTG、エアープロダクツ社製) 0.5重量%;超純水 バランス。
マゼンタ顔料インク
上記マゼンタ顔料分散液 38重量%;グリセリン 20重量%、トリエチレングリコール 4重量%;2−ピロリドン 2重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノール465、エアープロダクツ社製) 1重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノールTG、エアープロダクツ社製) 0.2重量%;超純水 バランス。
シアン顔料インク
上記シアン顔料分散液 40重量%;グリセリン 20重量%、トリエチレングリコール 4重量%;2−ピロリドン 2重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノール465、エアープロダクツ社製) 1重量%;ノニオン系界面活性剤(サーフィノールTG、エアープロダクツ社製) 0.1重量%;超純水 バランス。
上述の手順で得られたブラック顔料インク(Kインク)と、イエロー、マゼンタ及びシアンの三種の有彩色顔料インク(Yインク、Mインク、Cインク)とを組み合わせて、合計四種の水性顔料インクから構成されるインクセットを得た。
〔実施例及び比較例〕
sRGB表色系において、(R,G,B)=(0,0,0)及び(40,40,40)でそれぞれ表される2種類の画像データ上の黒色と、(R,G,B)=(255,255,0)、(255,0,255)及び(0,255,255)でそれぞれ表される3種類の黒色以外の色とを選択し、上述の手順で得られたインクセットを搭載したインクジェットプリンタ(PM−4000PX、セイコーエプソン社製)を用いて、光沢タイプのインクジェット記録用紙(IJ-ProofSG127、三菱製紙製、被記録面のJIS−P8142で規定する75度光沢度45%)の被記録面にこれら5色のパッチをそれぞれ印刷し、印刷物を作製した。
尚、上記の(R,G,B)=(0,0,0)の黒色及び(40,40,40)の黒色は、上記Kインク、上記Yインク、上記Mインク及び上記Cインクの合計デューティーを、それぞれ、100%((R,G,B)=(0,0,0)の場合)、90%((R,G,B)=(40,40,40)の場合)とし且つ、該Kインクの単位面積当たりの吐出重量と、該Yインク、該Mインク及び該Cインクそれぞれの単位面積当たりの吐出重量の合計との比(K:YMC)を下記〔表1〕に示すように適宜変更させることによって被記録媒体上に出力した。
一方、上記の(R,G,B)=(255,255,0)の色は、上記Yインクをデューティー100%で吐出させることによって、(255,0,255)の色は、上記Mインクをデューティー100%で吐出させることによって、(0,255,255)の色は、上記Cインクをデューティー100%で吐出させることによって、それぞれ被記録媒体上に出力した。
こうして作製された上記印刷物について、(R,G,B)=(0,0,0)及び(40,40,40)でそれぞれ表される画像データ上の黒色に対応する2種類のパッチ(黒色パッチ)の発色性、及び各パッチの光沢均一性をそれぞれ下記方法により評価した。これらの結果を下記〔表1〕に示す。
sRGB表色系において、(R,G,B)=(0,0,0)及び(40,40,40)でそれぞれ表される2種類の画像データ上の黒色と、(R,G,B)=(255,255,0)、(255,0,255)及び(0,255,255)でそれぞれ表される3種類の黒色以外の色とを選択し、上述の手順で得られたインクセットを搭載したインクジェットプリンタ(PM−4000PX、セイコーエプソン社製)を用いて、光沢タイプのインクジェット記録用紙(IJ-ProofSG127、三菱製紙製、被記録面のJIS−P8142で規定する75度光沢度45%)の被記録面にこれら5色のパッチをそれぞれ印刷し、印刷物を作製した。
尚、上記の(R,G,B)=(0,0,0)の黒色及び(40,40,40)の黒色は、上記Kインク、上記Yインク、上記Mインク及び上記Cインクの合計デューティーを、それぞれ、100%((R,G,B)=(0,0,0)の場合)、90%((R,G,B)=(40,40,40)の場合)とし且つ、該Kインクの単位面積当たりの吐出重量と、該Yインク、該Mインク及び該Cインクそれぞれの単位面積当たりの吐出重量の合計との比(K:YMC)を下記〔表1〕に示すように適宜変更させることによって被記録媒体上に出力した。
一方、上記の(R,G,B)=(255,255,0)の色は、上記Yインクをデューティー100%で吐出させることによって、(255,0,255)の色は、上記Mインクをデューティー100%で吐出させることによって、(0,255,255)の色は、上記Cインクをデューティー100%で吐出させることによって、それぞれ被記録媒体上に出力した。
こうして作製された上記印刷物について、(R,G,B)=(0,0,0)及び(40,40,40)でそれぞれ表される画像データ上の黒色に対応する2種類のパッチ(黒色パッチ)の発色性、及び各パッチの光沢均一性をそれぞれ下記方法により評価した。これらの結果を下記〔表1〕に示す。
(発色性の評価方法)
上記の2種類の黒色パッチについて、グレタグマクベス社製のスペクトロリーノSPM−50を用い、視野角2度、光源D50、フィルター無しの条件で反射光学濃度(OD値)を測定し、画像データ〔(R,G,B)=(0,0,0)又は(40,40,40) 〕が同じパッチ間でOD値の比較を行った。OD値が大きいほど発色性に優れる。
上記の2種類の黒色パッチについて、グレタグマクベス社製のスペクトロリーノSPM−50を用い、視野角2度、光源D50、フィルター無しの条件で反射光学濃度(OD値)を測定し、画像データ〔(R,G,B)=(0,0,0)又は(40,40,40) 〕が同じパッチ間でOD値の比較を行った。OD値が大きいほど発色性に優れる。
(光沢均一性の評価方法)
上記の5色のパッチについて、変角光沢計(GM−3D型、村上色彩技術研究所製)を用いて20度鏡面光沢度をそれぞれ測定し、上記の2種類の黒色パッチについて、それぞれ、黒色パッチの20度鏡面光沢度(黒色光沢度)と、黒色以外の上記3色の有彩色パッチの該光沢度の平均値(有彩色平均光沢度)とを比較して、黒色光沢度と有彩色平均光沢度との差が10%以内のものをA(光沢差がほとんど無く、光沢均一性良好)、該差が10%を超えて20%以内のものをB(実用上問題なし)、該差が20%を超えるものをC(実用不可)とした。
上記の5色のパッチについて、変角光沢計(GM−3D型、村上色彩技術研究所製)を用いて20度鏡面光沢度をそれぞれ測定し、上記の2種類の黒色パッチについて、それぞれ、黒色パッチの20度鏡面光沢度(黒色光沢度)と、黒色以外の上記3色の有彩色パッチの該光沢度の平均値(有彩色平均光沢度)とを比較して、黒色光沢度と有彩色平均光沢度との差が10%以内のものをA(光沢差がほとんど無く、光沢均一性良好)、該差が10%を超えて20%以内のものをB(実用上問題なし)、該差が20%を超えるものをC(実用不可)とした。
10…ホストコンピュータ、12…画像データ、20…プリンタドライバ、30…インクジェットプリンタ、31…給紙ローラ、32…用紙スタッカ、33…プラテン、34…キャリッジ、35…記録ヘッド、36…キャリッジモータ、37…タイミングベルト、38…ガイドレール、39…インクカートリッジ、40…回復ユニット、M…被記録媒体
Claims (5)
- ブラック顔料インク及び一種以上の有彩色顔料インクを有するインクセットを用い、画像データに基づき記録ヘッドからインクを吐出させて、被記録媒体上に1色以上を出力するインクジェット記録方法において、
上記画像データ上の黒色を被記録媒体上に出力する場合、上記インクセットを構成する全てのインクを用い、且つ上記ブラック顔料インクと全ての上記有彩色顔料インクとの単位面積当たりの吐出重量比を、(ブラック顔料インク):(全有彩色顔料インク)=0.1〜0.6:1とすることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 上記ブラック顔料インクは、分散剤無しに水に分散及び/又は溶解可能に表面処理された表面処理顔料と、水とを含有し、
上記有彩色顔料インクは、顔料と、分散剤と、水とを含有することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法。 - 上記ブラック顔料インクは、膜化温度の異なる二種以上の樹脂粒子を含有することを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録方法。
- 上記分散剤は、上記顔料を包含し且つ該顔料をインク中に分散可能とするポリマーからなり、該ポリマーは、疎水性基及び親水性基を有し且つインク中で実質的に溶解しないことを特徴とする請求項2又は3記載のインクジェット記録方法。
- ブラック顔料インク及び一種以上の有彩色顔料インクを有するインクセットと、画像データに基づきインクを吐出する記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置に接続又は内蔵されたコンピュータを、
上記画像データ上の黒色を被記録媒体上に出力する場合、上記インクセットを構成する全てのインクを用い、且つ上記ブラック顔料インクと全ての上記有彩色顔料インクとの単位面積当たりの吐出重量比を、(ブラック顔料インク):(全有彩色顔料インク)=0.1〜0.6:1とする装置、
として動作させることを特徴とするプリンタドライバ。
Priority Applications (1)
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JP2005050325A JP2006231733A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | インクジェット記録方法及びプリンタドライバ |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009001967A1 (en) | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Ricoh Company, Ltd. | Ink-jet recording method, ink-jet recording apparatus and recorded matter |
WO2011067915A1 (en) * | 2009-12-02 | 2011-06-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing ink |
CN102449082A (zh) * | 2009-05-29 | 2012-05-09 | 株式会社理光 | 喷墨记录油墨组件、墨盒和喷墨记录设备 |
-
2005
- 2005-02-25 JP JP2005050325A patent/JP2006231733A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011137138A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-07-14 | Canon Inc | インクジェット記録用インク |
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