JP2006230441A - パチンコ機 - Google Patents

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泰一 三根
Takeshi Mizuno
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Abstract

【課題】 遊技姿勢に起因する不快感や疲労を軽減することが出来る、新規な構造のパチンコ機を提供することを、目的とする。
【解決手段】 操作ハンドル回転許容手段によって、操作ハンドル26の回転が操作レバー34の回動中心軸線49とは異なる回転中心軸線51回りで許容されるようにすると共に、操作ハンドル位置固定手段によって、操作ハンドル26がその回転中心軸線51回りの複数の位置で位置固定されるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ機において遊技をする際に遊技者が回動操作する操作レバーをパチンコ機本体の前面側に備えたパチンコ機に関するものである。
良く知られているように、パチンコ機における遊技は、パチンコ機本体の前面側(遊技者側)において回動操作可能に設けられた操作レバーを遊技者が回動操作することで行われるようになっている。そして、このように操作レバーが回動操作されることによって、遊技球が遊技領域に向けて発射されるようになっている。
ところで、遊技球を発射するために回動操作される操作レバーというのは、その回動位置(初期位置からの回動量)に応じて遊技球の発射強度が調整されるようになっている。また、操作レバーに遊技者が直接触れていないと、遊技球が発射されないようになっている。従って、遊技者は、遊技時間中、操作レバーを略一定の回動位置に保持しつづけないといけないのであるが、その遊技姿勢に無理があると、苦痛になってしまう。
しかしながら、操作レバーは、パチンコ機本体の前方の特定位置において回動可能に設けられているのが、一般的である。また、遊技者が座る椅子も位置が略固定されていることが多い。そのために、操作レバーを操作する際の遊技者の姿勢が、遊技者の体格等によっては、窮屈になる場合がある。そして、かかる窮屈な姿勢で遊技をすることに対して、遊技者が不快感を感じるという問題があった。
なお、このような問題に対処するために、特許文献1(特開2002−45481号公報)に記載されているように、パチンコ機本体の前後方向において操作レバー(操作ハンドル回動部分)の操作位置が調節可能なパチンコ機の操作ハンドルが提案されている。
しかしながら、ただ単に操作レバーの操作位置を前後方向で調節可能にしただけでは、遊技者の遊技姿勢に起因する不快感や疲労を軽減し難く、未だ十分な解決策となっていなかった。
また、操作レバーの操作位置の変更自由度を充分に確保するために、操作レバーが回動操作可能に組み付けられた操作ハンドルの突出量を大きくすると、遊技者が椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりする際に、操作ハンドルにぶつかるおそれがあり、それによって、椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりする際の動作に注意を払わなければならないという新たな問題も発生してしまう。
特開2002−45481号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであり、その解決課題とするところは、遊技姿勢に起因する不快感や疲労を軽減することが出来る、新規な構造のパチンコ機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体に記載されたもの、或いは、それらの記載から当業者が把握することが出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
本発明の第一の態様は、遊技球を発射する際に遊技者が操作する操作レバーがパチンコ機本体の前面側に設けられた操作ハンドルに対して回動操作可能に組み付けられたパチンコ機であって、(a)前記操作レバーの回動中心軸線とは異なる回転中心軸線回りでの前記操作ハンドルの回転を許容する操作ハンドル回転許容手段と、(b)前記操作ハンドルをその回転中心軸線回りの複数の位置で位置固定せしめる操作ハンドル位置固定手段とを、備えていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、操作ハンドル回転許容手段によって、操作ハンドルの回転が操作レバーの回動中心軸線とは異なる回転中心軸線回りで許容されていると共に、操作ハンドル位置固定手段によって、操作ハンドルがその回転中心軸線回りの複数の位置で位置固定されるようになっていることから、操作レバーの操作位置を操作ハンドルの回転中心軸線回りの複数の位置で設定することが可能となる。
従って、本態様に係るパチンコ機においては、操作レバーの操作位置を変更可能にすることで、遊技者の遊技姿勢の自由度を大きく確保することが可能となり、それによって、遊技姿勢に起因する不快感や疲労を軽減することが可能となる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係るパチンコ機において、前記操作レバーの回動中心軸線と前記操作ハンドルの回転中心軸線とは平行関係にあることを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、例えば、操作レバーを回動操作している状態や回動操作しようとしている状態で操作ハンドルを回転操作する場合であっても、腕全体を使って操作ハンドルを回転操作することが可能となる。これにより、操作レバーの回動中心軸線と操作ハンドルの回転中心軸線が平行でない場合に比して、操作ハンドルを回転操作する際の疲労感や違和感を軽減することが可能となる。
すなわち、操作レバーの回動中心軸線と操作ハンドルの回転中心軸線が平行でない場合は、操作ハンドルの回転可能な範囲が制限されている等の点から、手首の動きを利用して(体の中心から遠いところにある筋肉を使って)操作ハンドルを回転操作する傾向にあり、それ故、操作ハンドルを回転操作する際において腕に疲労感や違和感を感じ易くなるのであるが、操作レバーの回動中心軸線と操作ハンドルの回転中心軸線が平行である場合には、操作レバーの回動中心軸線と操作ハンドルの回転中心軸線との離隔距離(操作レバーの回動中心軸線から操作ハンドルの回転中心軸線へ下ろした垂線の脚の長さ)を適当に設定することにより、腕全体を使って(体の中心に近いところにある筋肉を使って)操作ハンドルを回転操作することが可能となり、それによって、操作ハンドルを回転操作する際において腕に疲労感や違和感を感じ難くすることが可能となる。
また、操作レバーの回動中心軸線と操作ハンドルの回転中心軸線とが平行でない場合には、操作ハンドルの固定位置によっては操作レバーの回動操作時において腕に疲労感や違和感を感じ易くなるが、本態様に係るパチンコ機のように、操作レバーの回動中心軸線と操作ハンドルの回転中心軸線とが平行である場合には、操作ハンドルの固定位置が変化したとしても、操作レバーの回動操作時において腕に疲労感や違和感を感じ難くすることが可能となる。
従って、本態様に係るパチンコ機においては、操作ハンドルを回転操作する際の操作性と操作レバーを回動操作する際の操作性を高次元で両立させることが可能となる。
なお、本態様における「平行関係」とは、回動中心軸線と回転中心軸線が同一平面上に存在し、且つ、かかる平面上で平行にある関係をいうものとする。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に係るパチンコ機において、(e)前記操作ハンドルおよび前記パチンコ機本体の何れか一方において、それら操作ハンドルおよびパチンコ機本体の何れか一方に対して該操作ハンドルの回転中心軸線に直交する方向で相対変位可能に設けられた係止突起と、(f)前記操作ハンドルおよび前記パチンコ機本体の何れか他方において、該操作ハンドルの回転中心軸線回りに複数設けられて、前記係止突起が嵌め入れられる係止凹部と、(g)前記係止突起を前記係止凹部に嵌め入れる方向において、該係止突起に付勢力を及ぼす付勢手段と、(h)前記係止突起に形成されて、前記操作ハンドルの回転操作時において前記係止凹部の開口周縁部に摺動せしめられることにより、該係止凹部に嵌め入れられた該係止突起を前記付勢手段の付勢力に抗して該係止凹部から離脱せしめる離脱用案内面と、(i)前記操作ハンドルの回転操作方向で隣り合う係止凹部の間に形成されて、前記付勢手段の付勢力に抗して前記係止凹部から離脱せしめられた前記係止突起が該操作ハンドルの回転操作時において摺動せしめられることにより、該係止突起を次に嵌め入れられる係止凹部まで誘導する回転方向誘導面とを、備えており、前記係止突起を前記付勢手段の付勢力によって前記係止凹部に嵌め入れることで、前記操作ハンドル位置固定手段が構成されている一方、該係止突起を前記離脱用案内面を利用して該係止凹部から離脱せしめると共に、該係止突起を前記回転方向誘導面を利用して次に嵌め入れられる係止凹部まで誘導することで、前記操作ハンドル回転許容手段が構成されていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、極めて簡単な構成によって、操作ハンドル位置固定手段と、操作ハンドル回転許容手段を実現することが可能となる。
特に、本態様においては、付勢手段の付勢力を利用して係止突起が係止凹部に嵌め入れられるようになっていることから、係止突起が係止凹部に嵌め込まれた状態を有利に実現することが可能となる。これにより、操作ハンドルの位置固定を有利に実現することが可能となる。
また、本態様においては、付勢手段の付勢力に抗して係止突起が係止凹部から離脱せしめられるようになっていると共に、このように付勢手段の付勢力に抗して係止凹部から離脱せしめられた係止突起が回転方向誘導面を摺動せしめられて、次に嵌め入れられる係止凹部まで誘導されるようになっていることから、操作ハンドルの回転操作に際して適当な抵抗を付与することが可能となる。これにより、操作ハンドルの操作性を優れたものにすることが可能となる。
なお、このような構成を採用する場合、操作ハンドルはその回転中心軸線回りの一方向でのみ回転操作が許容されていること、即ち、操作ハンドル回転許容手段によって許容される操作ハンドルの回転が操作ハンドルの回転中心軸線回りの一方向のみとされていることが望ましい。
そして、このような操作ハンドルの回転中心軸線回りの一方向のみでの回転操作の許容は、離脱用案内面として、係止突起に形成されて、操作ハンドルがその回転中心軸線回りの一方向で回転操作された場合において係止凹部の開口周縁部に摺動せしめられることにより、付勢手段の付勢力で係止凹部に嵌め入れられた係止突起を付勢手段の付勢力に抗して係止凹部から離脱せしめるものを採用すると共に、係止突起に形成されて、係止突起が付勢手段の付勢力によって係止凹部に嵌め入れられた状態で、係止突起を係止凹部に係合せしめることにより、係止突起の係止凹部からの離脱を阻止して、操作ハンドルの回転中心軸線回りの他方向での回転操作を阻止する係合面を設けて、係止突起を離脱用案内面を利用して係止凹部から離脱せしめると共に、係止突起を回転方向誘導面を利用して次に嵌め入れられる係止凹部まで誘導し、更に、係合面を利用して係止突起を係止凹部に嵌め入れた状態を維持することで、操作ハンドル回転許容手段を構成することによって、有利に実現され得ることとなる。
本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか一つの態様に係るパチンコ機において、前記操作レバーの回動操作時において遊技者の指が当接する指掛部を、該操作レバーの回動中心軸線回りの全周に亘って等間隔に複数設けたことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、操作レバーの操作位置が変更された場合であっても、操作レバーを回動操作する際の指掛部への指の引っ掛けを有利に実現することが可能となる。これにより、回転中心軸線回りの何れの位置で操作ハンドルが固定された場合であっても、操作レバーの回動操作を有利に実現することが可能となる。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、操作ハンドルを、操作レバーの回動中心軸線とは異なる回転中心軸線回りで回転操作することによって、操作レバーの操作位置を変更するようになっていることから、遊技者の遊技姿勢の自由度を有利に確保して、遊技姿勢に起因する不快感や疲れを軽減することが可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1および図2には、本発明の一実施形態としてのパチンコ機10が示されている。このパチンコ機10の外枠12には、パチンコ機本体としての中枠14が開閉自在に取り付けられている。また、中枠14の上側部分には、ガラス枠16が開閉自在に取り付けられている。そして、ガラス枠16によって支持されたガラス板を通じて、中枠14によって支持された遊技盤18に形成されている遊技領域が遊技者に視認可能とされている。
また、ガラス枠16の下方には、上皿20を備える皿板22が中枠14に対して開閉自在に取り付けられている。そして、上皿20の下方、即ち、中枠14の前面最下部には、下皿24が取り付けられており、その下皿24の右方には、操作ハンドル26が中枠14の前面から突出して設けられている。
この操作ハンドル26は、図3乃至5にも示されているように、遊技者によって把持される把持部28を含んで構成されている。この把持部28は、それぞれ浅底の皿形状を有する一対のカバー30,32が、それらの開口端側において所定の隙間が全周に亘って形成されるようにして、ねじ等で固定された構造とされている。具体的には、各カバー30,32において底壁から突出する固定用突起31,33を複数設けておき、それら複数の固定用突起31,33の突出端を重ね合わせた状態で、一対のカバー30,32を固定することによって実現される。なお、これら一対のカバー30,32は、何れも、ABS等の合成樹脂材によって形成されている。
このようにして、一対のカバー30,32の間に形成された隙間には、操作レバー34が配されている。この操作レバー34は、ABS等の合成樹脂材で形成されており、全体として、円環形状を呈している。なお、操作レバー34の表面には、金属メッキが施されており、それによって、遊技者の指が操作レバー34に触れた際の操作レバー34の静電容量の変化が、把持部28内に設けられたタッチスイッチ(図示せず)において検出され得るようになっている。そして、タッチスイッチにおいて遊技者の指が操作レバー34に触れていることが検出された際に出力される検出信号に基づいて、遊技球の発射が可能となる。
また、操作レバー34には、軸直角方向外方に向かって突出する指掛部としての指掛突起36が、全周に亘って、等間隔に複数(本実施形態では、八つ)設けられている。
このような構造とされた操作レバー34は、軸方向外方に突出するように設けられた環状の支持突起35,37が操作レバー34を軸方向両側から挟み込むように配された一対のカバー30,32によって支持されるようにして、一対のカバー30,32の間に形成された隙間に配されている。そして、このように操作レバー34が一対のカバー30,32の間に形成された隙間に配された状態で、操作レバー34は、その中心軸線49回りに回動可能とされている。即ち、本実施形態では、中心軸線49が操作レバー34の回動中心軸線とされているのである。
そこにおいて、図面上では明示されていないが、操作レバー34には、例えば、操作レバー34の回動中心軸線49上に設けられたボス部39に巻き付けられた巻ばね等によって、周方向一方向(図2における左回りの方向)へ常時付勢力が及ぼされている。これにより、操作レバー34が付勢力に抗して周方向他方向(図2における右回りの方向)に回動操作せしめられた状態から、操作レバー34に及ぼされていた回動操作力が解除されると、操作レバー34が付勢力によって初期位置に向かって返戻作動せしめられるようになっている。なお、かかる操作レバー34の初期位置は、例えば、一対のカバー30,32の何れかに設けられたストッパ突起等によって、操作レバー34に及ぼされている付勢力に基づく操作レバー34の周方向一方向への回動が規制される位置をいうものとする。そして、本実施形態では、このように周方向一方向への回動が規制された初期位置から周方向他方向への回動方向を、操作レバー34の回動操作方向ということにする。
また、操作レバー34の回動操作量の検出は、ボス部39に設けられたピニオン43に噛合せしめられるピニオン45の回動量を、把持部28内に設けられたボリュームスイッチ41で検出することによって、実現されるようになっている。そして、かかるボリュームスイッチ41からの検出信号に基づいて、遊技球の発射強度が調節されるようになっている。なお、図面上では明示されていないが、ボリュームスイッチ41からの検出信号が伝送される信号線やタッチスイッチからの検出信号が伝送される信号線は、操作ハンドル26内に形成された案内孔47を通って、中枠14の裏側に取り出されるようになっている。
上述の如く操作レバー34が回動操作可能に組み付けられた把持部28において、その一方のカバー32には、操作レバー34の回動中心軸線49に沿って略一定の断面でストレートに延びる突出部38が設けられている。また、突出部38の突出端には、突出部38の突出方向に直交する方向に延び出す延出部としての連結部40が設けられている。更にまた、連結部40の延出側端には、本体軸部42が設けられている。そして、これら突出部38及び連結部40並びに本体軸部42は、全体としてクランク形状をなしている。
この本体軸部42は、軸方向一方の端部が他方の端部よりも大径とされた大径部分44を有する段付の円柱形状とされており、ABS等の合成樹脂材によって形成されている。このような本体軸部42は、その軸方向が突出部38の軸方向と一致するようにして、連結部40の延出側端において突出部38の突出方向と反対側に突出するように設けられている。即ち、本実施形態では、本体軸部42の中心軸線51と操作レバー34の回動中心軸線49が平行とされているのである。そして、上述の如く、本体軸部42が連結部40に設けられた状態で、大径部分44は突出端側に位置せしめられている。
また、本体軸部42は、中枠14に形成された挿通孔46に挿通されて、回転可能に支持されるようになっている。そして、このように本体軸部42が挿通孔46に挿通支持されて、回転可能とされている状態で、大径部分44は中枠14の裏側に位置せしめられるようになっている。これにより、本体軸部42の中枠14の前面側への抜け出しが、大径部分44の中枠14の裏側への引っ掛かりに基づいて阻止されるようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、このように本体軸部42が挿通孔46に挿通配置された状態で、本体軸部42の中心軸線51が中枠14の表面(遊技者側の面)に対して直交する方向に延びるようになっている。
また、このように本体軸部42が挿通孔46に挿通配置されることによって、上述の如く操作レバー34が回動操作可能に組み付けられた把持部28が中枠14の前方(遊技者側)に位置せしめられることとなる。そして、このように把持部28が中枠14の前方に位置せしめられた状態で、連結部40と中枠14の前面との間には所定の隙間が形成されている。
なお、このように本体軸部42を挿通孔46に挿通配置する方法としては、例えば、本体軸部42と連結部40を別体形成しておき、本体軸部42を挿通孔46に挿通した後、本体軸部42と連結部40をねじ等によって固定する方法等が採用される。
また、上述の如く本体軸部42が挿通孔46に挿通配置された状態で、中枠14の裏側に位置せしめられる本体軸部42の大径部分44には、外周面および軸方向一方の端面(突出側の端面)の両方に開口する切欠48が径方向で対向する位置にそれぞれ形成されている。そして、これら一対の切欠48,48には、それぞれ、係止突起50が収容位置せしめられている。
各係止突起50は、ABS等の合成樹脂材によって形成されており、全体として、扇形断面でストレートに延びる形状とされている。即ち、各係止突起50は、軸方向両端面の形状が扇形とされたブロック形状とされているのである。このような係止突起50は、その扇形端面が本体軸部42の軸方向に向いた状態で、切欠48内に収容されるようになっている。
また、切欠48内には、付勢手段としてのコイルスプリング52も収容されている。このコイルスプリング52は、圧縮性のコイルスプリングであり、軸方向に圧縮せしめられた状態で、切欠48内において係止突起50よりも中央側(大径部分44の径方向内方側)に収容位置せしめられている。これにより、係止突起50には、大径部分44の径方向外方への付勢力が、常時、及ぼされるようになっている。
そこにおいて、係止突起50には、コイルスプリング52の軸直角方向外方に突出する一対のストッパ片54,54が設けられている。また、切欠48において大径部分44の外周面に開口する部分には、大径部分44の周方向両端において、係合片56,56が設けられている。
これにより、上述の如く、係止突起50とコイルスプリング52が切欠48に収容された状態では、係止突起50に設けられた一対のストッパ片54,54と、大径部分44に設けられた一対の係合片56,56が係合せしめられることによって、コイルスプリング52の付勢力に基づく係止突起50の大径部分44の径方向外方への移動が制限されるようになっている。
また、このように一対のストッパ片54,54と一対の係合片56,56が係合せしめられた状態では、係止突起50が大径部分44の外周面から突出せしめられている。そこにおいて、本実施形態では、このように係止突起50が大径部分44の外周面から突出するように配された状態で、係止突起50における大径部分44の周方向一方の側において大径部分44の軸直角方向に広がる平坦な平面(係合面66)が位置せしめられている。
更にまた、中枠14の裏側には、大径部分44の外側を全周に亘って取り囲むように、円環ブロック形状の外側壁部58が設けられている。この外側壁部58には、内周面60に開口して軸方向にストレートに延びる係止凹部としての係止溝62が周方向で等間隔に複数(本実施形態では、八つ)形成されている。
そして、このように外側壁部58の内周面60に形成された係止溝62に対して、大径部分44の外周面から突出するように配された一対の係止突起50,50が、嵌め入れられるようになっている。特に、本実施形態では、一対の係止突起50,50が大径部分44の径方向、即ち、本体軸部42の中心軸線51の軸直角方向で対向する位置に設けられていることから、これら一対の係止突起50,50が嵌め入れられる係止溝62,62は、外側壁部58の径方向で対向する位置に設けられた一対の係止溝62,62ということになる。
このような構造とされたパチンコ機10は、遊技者が操作レバー34を周方向方向(図2において右回りの方向)に回動操作した場合、操作レバー34の回動量によって決定された発射強度で遊技球が発射されるようになっている。
また、操作ハンドル26に対して操作レバー34の回動操作方向とは反対方向に回転力を及ぼすと、操作ハンドル26の基端部分となる本体軸部42が、操作レバー34の回動操作方向とは反対側の方向に向けて回転せしめられるようになっている。
その際、図6に示されているように、係止突起50の円弧状湾曲面64が係止溝62の開口周縁部に当接せしめられて、係止突起50がコイルスプリング52の付勢力に抗して大径部分44の径方向内方に向けて変位せしめられるようになっている。
そして、操作ハンドル26が更に回転せしめられると、図7に示されているように、係止突起50は、コイルスプリング52の付勢力によって嵌め入れられていた係止溝62から離脱せしめられて、外側壁部58の内周面60に当接せしめられるようになっている。
このように外側壁部58の内周面60に係止突起50が当接せしめられた状態で、操作ハンドル26が更に回転せしめられると、係止突起50を外側壁部58の内周面60に摺動せしめながら、操作レバー34の回動操作方向とは反対側の方向に向かって、本体軸部42が回転せしめられるようになっている。
そして、上述の如く、本体軸部42が係止突起50を外側壁部58の内周面60に摺動させながら回転せしめられることによって、本体軸部42と一体的に回転せしめられる係止突起50が、先程まで嵌め入れられていた係止溝62に対して操作ハンドル26の回転方向で隣りに位置せしめられる係止溝62まで誘導されてくると、係止突起50はコイルスプリング52の付勢力によって大径部分44の径方向外方に向けて変位せしめられるようになっている。
これにより、係止突起50が係止溝62に嵌め入れられて、操作ハンドル26が先程まで固定されていた位置から回転操作方向に所定角度(本実施形態では、45度)回転せしめられた位置において再び固定されるようになっている。
なお、本実施形態では、操作レバー34の回動操作方向に操作ハンドル26を回転させようとした場合、係止突起50において操作ハンドル26の回転方向に直交する方向に広がる係合面66が係止溝62の内側面に重ね合わせられるようになっており、それによって、操作レバー34の回動操作方向への操作ハンドル26の回転が阻止されるようになっている。
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、円弧状湾曲面64によって離脱用案内面が構成されていると共に、外側壁部58の内周面60によって回転方向誘導面が構成されている。また、本実施形態では、係止突起50をコイルスプリング52の付勢力を利用して係止溝62に嵌め入れることによって、操作ハンドル位置固定手段が構成されている。更にまた、本実施形態では、係止突起50を円弧状湾曲面64を利用して係止溝62から離脱せしめると共に、係止突起50を外側壁部58の内周面60を利用して次に嵌め入れられる係止溝62まで誘導する一方、係止突起50の係合面66を係止溝62の内周面に重ね合わせることで係止突起50の係止溝62からの離脱を阻止することによって、操作ハンドル回転許容手段が構成されている。また、本実施形態では、本体軸部42の中心軸線51が操作ハンドル26の回転中心軸線とされている。そして、本実施形態では、操作ハンドル26の回転中心軸線51と操作レバー34の回動中心軸線49は異なっているが、互いに平行とされている。
従って、上述の如き構造とされたパチンコ機10においては、操作レバー34の回動中心軸線49とは異なる回転中心軸線51回りでの操作ハンドル26の回転が許容されていると共に、操作ハンドル26がその回転中心軸線51回りでの複数(本実施形態では、八つ)の位置において位置固定されるようになっていることから、遊技者が適当な位置で操作ハンドル26を固定して、操作レバー34の操作位置を変更することが可能となる。
これにより、操作レバー34を遊技者の所望する位置に固定することが可能となって、遊技姿勢の悪化に起因する不快感や疲労を軽減することが可能となる。
また、本実施形態では、操作レバー34に対して、操作レバー34の全周に亘って、等間隔に複数の指掛突起36が設けられていることから、操作レバー34の操作位置が変更された場合であっても、指掛突起36への指の引っ掛けを容易にすることが可能となり、それによって、操作レバー34の操作位置が変更された場合であっても、操作レバー34の回動操作を容易にすることが可能となる。
特に、本実施形態では、係止溝62の数、即ち、操作ハンドル26が固定可能な位置の数と、指掛突起36の数が同じとされていることから、操作ハンドル26が回転操作されて操作レバー34の操作位置が変更された際の指掛突起36への指の引っ掛けを一層有利に実現することが可能となる。
更にまた、本実施形態では、操作レバー34の中枠14からの離隔距離を変更することなく、操作レバー34の高さ位置の変更が可能とされていることから、遊技者の遊技姿勢の自由度を一層大きく確保することが可能となる。
また、本実施形態では、操作レバー34の中枠14からの離隔距離を変更することなく、操作レバー34の操作位置が変更可能とされていることから、例えば、遊技者が遊技ホールに設置された椅子に座ったり、或いは椅子から立ち上がったりする際に、操作ハンドル26にぶつかる不具合を有利に回避することが可能となる。
更にまた、本実施形態では、操作レバー34の操作位置の変更が、操作ハンドル26をその回転中心軸線51回りで回転させるという極めて簡単な作業によって実現されるようになっていることから、遊技をしている最中であっても、操作レバー34の操作位置を容易に変更することが可能となる。
特に、本実施形態では、操作レバー34の回動操作方向と操作ハンドル26の回転操作方向が逆向きに設定されていることから、操作レバー34に回動操作力を及ぼす方向と操作ハンドル26に回転操作力を及ぼす方向を逆向きにすることが可能となる。これにより、操作レバー34を回動操作位置に保持した状態での操作ハンドル26の回転操作を有利に実現することが可能となる。その結果、操作レバー34の操作位置の変更を一層有利に実現することが可能となる。
また、本実施形態では、本体軸部42の中心軸線51、即ち、操作ハンドル26の回転中心軸線51が中枠14の表面に対して直交する方向に延びていることから、操作ハンドル26を回転操作する際の操作性や回転自由度を有利に確保することが可能となる。
さらに、本実施形態では、係止突起50がコイルスプリング52の付勢力によって係止溝62に嵌め入れられるようになっていることから、係止突起50の係止溝62への嵌め込み状態を有利に維持することが可能となり、それによって、操作ハンドル26の位置固定を有利に実現することが可能となる。
更にまた、本実施形態では、係止突起50がコイルスプリング52の付勢力に抗して係止溝62から離脱せしめられるようになっていると共に、このようにコイルスプリング52の付勢力に抗して係止突起50が係止溝62から離脱せしめられた状態で、係止突起50が外側壁部58の内周面60を摺動せしめられることにより、次に嵌め入れられる係止溝62まで誘導されるようになっていることから、操作ハンドル26の回転操作に適度な抵抗を与えることが可能となり、それによって、操作ハンドル26の操作性を優れたものにすることが可能となる。
また、本実施形態では、操作ハンドル26が操作レバー34の回動中心軸線49とは異なりかつこの回動中心軸線49と平行な回転中心軸線51回りで回転操作されることによって、操作レバー34の操作位置が変更されるようになっている。従って、把持部28を持った状態で操作ハンドル26を回転操作する場合であっても、腕全体を大きく使って操作ハンドル26を回転操作することが可能となり、それによって、操作ハンドル26を回転操作する際に、腕に疲労感や違和感を感じ難くすることが可能となり、その結果、遊技者は遊技姿勢を楽に変更することが可能となる。
すなわち、例えば、操作レバー34の回動中心軸線49と操作ハンドル26の回転中心軸線51が直交する等、操作レバー34の回動中心軸線49と操作ハンドル26の回転中心軸線51が平行でない場合には、把持部28を持った状態で操作ハンドル26を回転操作しようとすると、どうしても手首を中心に動かすこととなってしまい、その結果、腕全体の動きは小さいにも拘らず、手首付近が大きく動くこととなって、腕に疲労感や違和感を感じ易くなるのであるが、本実施形態のパチンコ機10では、このような腕に感じる疲労感や違和感を軽減することが可能となる。
また、本実施形態では、操作レバー34の回動中心軸線49と操作ハンドル26の回転中心軸線51が平行とされていることから、操作ハンドル26の固定位置が変更された場合であっても、操作レバー34の回動操作が、常に、中枠14の表面に直交する方向に延びる回動中心軸線49回りで行われることとなり、それによって、操作ハンドル26の固定位置が変更された場合であっても、操作レバー34の回動操作性を有利に確保することが可能となる。
従って、本実施形態では、操作レバー34の回動操作性と操作ハンドル26の回転操作性を高次元で両立させることが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記実施形態では、操作レバー34の操作位置を変更するためだけに操作ハンドル26の回転操作が可能とされていたが、操作ハンドル26の回転操作を利用して、遊技者を遊技に積極的に参加させるようにしても良い。
また、前記実施形態では、操作ハンドル26がその回転中心軸線51回りで45度毎に位置固定可能とされていたが、操作ハンドル26の固定可能な位置は、適宜設定されるものであって、前記実施形態のものに限定されることはない。具体的には、例えば、90度毎であっても良いし、30度や60度毎であっても良い。
さらに、前記実施形態では、一対の係止突起50,50が採用されていたが、係止突起50は一つであっても良いし、三つ以上であっても良い。
また、前記実施形態では、八つの係止溝62が形成されていたが、係止溝62の数は前記実施形態の数に限定されることはなく、七つ以下であっても良いし、九つ以上であっても良い。更にまた、前記実施形態では、八つの係止溝62が等間隔に形成されていたが、周方向で隣り合う係止溝62,62同士の間隔は一定である必要はなく、異なっていても良い。
また、前記実施形態では、係止突起50が付勢手段によって付勢されていたが、例えば、係止凹部が形成された部材を設けて、かかる係止凹部が形成された部材に対して付勢手段による付勢力を及ぼして、係止突起を係止凹部に嵌め入れるようにしても良い。
更にまた、前記実施形態では、係止突起50が略一定の扇形断面で延びるブロック形状とされていたが、例えば、略一定の半円形断面で延びるブロック形状や略一定の三角形断面で延びるブロック形状の係止突起を採用することも、勿論可能である。
更にまた、前記実施形態では、操作ハンドル26の回転操作方向が、操作レバー34の回動操作方向とは反対の方向に限定されていたが、このような操作ハンドル26の回動操作方向の限定は必ずしも必要ではなく、例えば、操作レバー34の回動操作方向と同じ方向にのみ操作ハンドル26の回転を許容するようにしても良いし、或いは、操作レバー34の回動操作方向と同じ方向及び反対の方向の何れの方向にも操作ハンドル26の回転を許容するようにしても良い。
また、前記実施形態では、延出部としての連結部40が中枠14の前方に位置せしめられていたが、中枠14の前面に開口する収容凹所を形成し、その収容凹所内に延出部を収容位置せしめて、延出部の表面と中枠14の前面とを面一にするようにしても良い。
更にまた、前記実施形態では、延出部としての連結部40から突出するように設けられた本体軸部42が、中枠14に形成された挿通孔46に挿通配置されて、中枠14に対して回転可能とされていたが、例えば、本体軸部を中枠14に固設する一方、延出部に貫通孔を形成し、かかる貫通孔に本体軸部を挿通配置することで、延出部を本体軸部に対して回転可能としても良い。この場合、延出部および本体軸部の何れか一方の側に係止突起が設けられ、延出部および本体軸部の何れか他方の側に係止凹部が設けられることとなる。
また、前記実施形態では、操作ハンドル26が一周以上に亘って回転可能とされていたが、操作ハンドル26の回転操作量を一周より小さくすることも、勿論可能である。この場合、ボリュームスイッチ41からの検出信号が伝送される信号線等の断線を有利に回避することが可能となる。なお、このように操作ハンドル26の回転操作量を一周よりも小さくする場合には、操作ハンドル26は周方向両側に回転可能とされる。
更にまた、前記実施形態では、本体軸部42の側に係止突起50が設けられている一方、外側壁部58の側に係止凹部としての係止溝62が設けられていたが、本体軸部42の側に係止凹部を設ける一方、外側壁部58の側に係止突起を設けるようにしても良い。
また、前記実施形態では、操作レバー34の回動中心軸線49と操作ハンドル26の回転中心軸線51が平行とされていたが、操作レバーの回動中心軸線と操作ハンドルの回転中心軸線は必ずしも平行である必要はない。
更にまた、例えば、ボタン操作等で係脱可能な係止ピンと、該係止ピンが嵌め入れられる凹部とを設けて、該係止ピンを該凹部に嵌め入れることによって、操作ハンドル位置固定手段を構成するようにしても良い。そして、このような構成の操作ハンドル位置固定手段は、特に操作ハンドルが所定角度範囲内で回動せしめられる場合に、好適に採用される。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
なお、上記実施形態から把握できる技術思想について記載すると、前記操作レバーが回動可能に設けられた把持部と、該把持部に設けられて、前記操作レバーの回動中心軸線に直交する方向に延び出す延出部と、を含んで前記操作ハンドルが構成されており、該延出部を該操作レバーの回動中心軸線とは異なる回転中心軸線回りで回転せしめることによって、該操作ハンドルを該操作レバーの回動中心軸線とは異なる回転中心軸線回りで回転せしめるようにした請求項1乃至4の何れか一つに記載のパチンコ機。
このような構成を採用する場合、操作ハンドルの回転中心軸線はパチンコ機本体の表面に直交する方向に延びていることが望ましく、それによって、操作ハンドルを回転操作する際の操作性や回転自由度を有利に確保することが可能となる。
本発明の一実施形態としてのパチンコ機を示す斜視図である。 図1に示されたパチンコ機の正面図である。 図1に示されたパチンコ機に採用されている操作ハンドルを示す断面図であって、図2におけるIII−III方向に相当する断面図である。 図1に示されたパチンコ機に採用されている操作ハンドルを示す断面図であって、図2におけるIV−IV方向に相当する断面図である。 図4におけるV−V断面図である。 係止突起の円弧状湾曲面が係止溝の開口周縁部に摺動せしめられている状態を説明するための断面図である。 係止突起が外側壁部の内周面に摺動せしめられている状態を説明するための断面図である。
符号の説明
10 パチンコ機
14 中枠
26 操作ハンドル
34 操作レバー
50 係止突起
52 コイルスプリング
60 内周面
62 係止溝
64 円弧状湾曲面

Claims (4)

  1. 遊技球を発射する際に遊技者が操作する操作レバーがパチンコ機本体の前面側に設けられた操作ハンドルに対して回動操作可能に組み付けられたパチンコ機であって、
    前記操作レバーの回動中心軸線とは異なる回転中心軸線回りでの前記操作ハンドルの回転を許容する操作ハンドル回転許容手段と、
    前記操作ハンドルをその回転中心軸線回りの複数の位置で位置固定せしめる操作ハンドル位置固定手段と
    を、備えていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記操作レバーの回動中心軸線と前記操作ハンドルの回転中心軸線とは平行関係にある請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記操作ハンドルおよび前記パチンコ機本体の何れか一方において、それら操作ハンドルおよびパチンコ機本体の何れか一方に対して該操作ハンドルの回転中心軸線に直交する方向で相対変位可能に設けられた係止突起と、
    前記操作ハンドルおよび前記パチンコ機本体の何れか他方において、該操作ハンドルの回転中心軸線回りに複数設けられて、前記係止突起が嵌め入れられる係止凹部と、
    前記係止突起を前記係止凹部に嵌め入れる方向において、該係止突起に付勢力を及ぼす付勢手段と、
    前記係止突起に形成されて、前記操作ハンドルの回転操作時において前記係止凹部の開口周縁部に摺動せしめられることにより、該係止凹部に嵌め入れられた該係止突起を前記付勢手段の付勢力に抗して該係止凹部から離脱せしめる離脱用案内面と、
    前記操作ハンドルの回転操作方向で隣り合う係止凹部の間に形成されて、前記付勢手段の付勢力に抗して前記係止凹部から離脱せしめられた前記係止突起が該操作ハンドルの回転操作時において摺動せしめられることにより、該係止突起を次に嵌め入れられる係止凹部まで誘導する回転方向誘導面と
    を、備えており、
    前記係止突起を前記付勢手段の付勢力によって前記係止凹部に嵌め入れることで、前記操作ハンドル位置固定手段が構成されている一方、該係止突起を前記離脱用案内面を利用して該係止凹部から離脱せしめると共に、該係止突起を前記回転方向誘導面を利用して次に嵌め入れられる係止凹部まで誘導することで、前記操作ハンドル回転許容手段が構成されている請求項1又は2に記載のパチンコ機。
  4. 前記操作レバーの回動操作時において遊技者の指が当接する指掛部を、該操作レバーの回動中心軸線回りの全周に亘って等間隔に複数設けた請求項1乃至3の何れか一つに記載のパチンコ機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046291A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2012192091A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015147110A (ja) * 2015-05-26 2015-08-20 株式会社三洋物産 遊技機

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