JP2006229955A - 無線ネットワーク環境で伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法及びそれを用いた通信装置 - Google Patents

無線ネットワーク環境で伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法及びそれを用いた通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法及びそれを用いた通信装置を提供する。
【解決手段】受信されるデータパケットに対するパケット到着間隔を測定する段階、測定されたパケット到着間隔が第1臨界時間を超える場合、第1臨界時間を超えるパケット到着間隔で受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信する段階、及び応答パケットの送信後に受信されるデータパケットが、以前に受信されていない新たなデータパケットである場合、新たなデータパケットに対する応答パケットの送信を待つ段階を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、TCPの伝送制御に係り、より詳細には、無線ネットワーク環境で伝送遅延によって発生する不要な再伝送を減少させるための方法及びそれを用いた通信装置に関する。
TCP(Transmission Control Protocol)は、通信装置間のデータ伝送のためにIP(Internet Protocol)と共に使われるプロトコルである。TCPの主要機能は、ネットワークを通じた安定性のあるデータの伝送であり、このためにTCPは混雑制御メカニズムを使用する。TCP混雑制御メカニズムは、データパケット伝送時にネットワーク混雑を観察してデータパケット伝送率を制御し、ネットワーク混雑によって損失されたデータパケットを再伝送させるためのものである。以下、図1及び図2を参照して、従来の技術によるTCPの混雑制御メカニズムを説明する。
図1は、従来のスロースタート/混雑回避(Slow−Start/Congestion Avoidance)アルゴリズムによる伝送率変化を表す図面である。
データパケットを送信する通信装置(以下、送信装置と称する)のTCPは、混雑ウィンドウ(Congestion Window:以下、CWNDと称する)の大きさを調節し、CWNDサイズによって1つ以上のデータパケットを同時に伝送させる。この際、CWNDサイズが大きくなるほど、同時に送信可能なデータパケットの数も増加する。CWNDの最初の大きさCWND1 140は、1TCPセグメントである。
データパケットを受信する通信装置(以下、受信装置と称する)は、受信されたデータパケットに対する応答(Acknowledgement:ACK)パケットを送信装置に伝送する。送信装置のTCPは、受信装置が送信する応答パケットを受信する度にCWNDサイズを1TCPセグメントずつ増加させる。これにより、CWNDサイズは、指数的に増加し、これをスロースタートアルゴリズムという。スロースタートアルゴリズムによるCWNDサイズ変化は、スロースタート区間110と図示されている。
スロースタートアルゴリズムが進行する途中、CWNDサイズがスロースタート臨界係数(Slow−Start Threshold:SSTHRESH)150に到達すれば、TCPは、ネットワークの混雑を考慮してCWNDサイズを線形的に増加させる混雑回避アルゴリズムで動作する。混雑回避アルゴリズムでTCPは、応答パケットを受信する度にCWNDサイズを1/CWNDずつ増加させる。混雑回避アルゴリズムによるCWNDサイズ変化は、混雑回避区間120と図示されている。
一方、送信したデータパケットに対する応答パケットが受信されなければ、TCPはCWNDサイズを増加させずに、応答パケットが受信されるまで待つ。もし、一定時間以上応答パケットが受信されなければ、TCPは再伝送タイムアウト130を発生させる。データパケットの送信時から再伝送タイムアウトの発生時までにTCPが待つ時間は、パケット往復時間(Round Trip Time:RTT)の2倍程度である。
再伝送タイムアウトが発生すれば、TCPは送信したデータパケットがネットワーク混雑によって損失されたと判断する。この際、TCPは、CWNDサイズを1TCPセグメントに設定してデータ伝送量を減少させる。また、TCPは、スロースタート臨界係数を再伝送タイムアウト発生直前のCWNDサイズ(CWND2 170)の半分(SSTHRESH2 160)に設定する。その後、TCPは、スロースタートアルゴリズムによって、損失されたデータパケット(応答パケットが受信されていないデータパケット)から再び伝送し始める。
図2は、従来の速い再伝送及びクイック回復アルゴリズムを適用させた混雑制御メカニズムによる伝送率変化を表す図面である。
スロースタート/混雑回避アルゴリズムでは、伝送中のデータパケットの損失如何を再伝送タイムアウトが発生する場合にのみ判断したが、速い再伝送アルゴリズムでは、再伝送タイムアウトの発生以前にも、重複応答(Duplicate ACK)パケットが一定回数以上受信される場合を、データパケットが損失された場合と判断する。
重複応答パケットは、送信装置が伝送したデータパケットの順序と受信装置に受信されるデータパケットの順序とが間違ったときに、受信装置のTCPが発生させる応答パケットである。データパケット順序は、データパケットのヘッダに設定されたシーケンスナンバーを通じて確認することができる。
スロースタート/混雑回避アルゴリズムによって動作していた区間(210)、特定データパケットに対する応答パケットが受信されなければ、TCPは再伝送タイムアウトが発生するまで応答パケットを待つ。もし、再伝送タイムアウトが発生する以前に、同じ重複応答パケットが特定回数以上受信されれば、TCPは再伝送タイムアウトが発生していなかったとしても、データパケットが損失されたものと見なす。この際、TCPは損失されたように見られるデータパケットを再伝送する速い再伝送アルゴリズムで動作する。速い再伝送アルゴリズムによる伝送率変化を速い再伝送区間220と図示した。
一般的に、速い再伝送アルゴリズムを適用するために必要な重複応答パケットの受信回数は3回である。1つまたは2つの重複応答パケットを受信した場合ならば、データパケットが損失されたと見るよりは、データパケットが受信装置に伝達される時、ネットワーク内で相異なる遅延を経る過程で、送信装置の伝送順序通りには到着していない場合と判断しうる。
速い再伝送アルゴリズムで動作する場合、CWNDサイズは、特定回数以上の重複応答パケットを受信する当時のCWNDサイズCWND1 240の半分より3TCPセグメントほど大きい値250に設定される。
クイック回復アルゴリズムは、速い再伝送アルゴリズムによって再伝送したデータパケットに対する応答パケットが到着した場合、TCPがスロースタートアルゴリズムを経ず、直ちに混雑回避アルゴリズムで動作させる。このためにSSTHRESH値及びCWNDサイズは、速い再伝送アルゴリズムが適用される直前のCWNDサイズCWND1 240の半分260に設定される。クイック回復アルゴリズムによる伝送率変化は、クイック回復区間230と図示した。
したがって、特定データパケットの応答パケットが受信されない状態で、再伝送タイムアウトが発生すれば、TCPはスロースタート/混雑回避アルゴリズムに従う。そして、特定データパケットの応答パケットが受信されない状態で、タイムアウトが発生する前に同じ重複応答パケットが特定回数以上受信されれば、TCPは速い再伝送及びクイック回復アルゴリズムに従う。
一方、無線ネットワークでは、無線環境の変化によってデータパケットの伝送が一時的に急激に遅延される現象が発生するが、これをディレイスパイク(Delay Spike)という。ディレイスパイクは、通信装置の移動、フェーディングによって発生する損失を補正するためのリンク階層の再伝送、及びモバイルターミネイトコール(Mobile Terminate Call)を検索するために周期的にチャンネルを検索する過程などを通じて発生しうる。
ディレイスパイクが発生すれば、送信装置は、再伝送タイムアウトが発生するまで、送信したデータパケットに対する応答パケットを受信できない恐れもある。この場合、送信装置は、自身が送信したデータパケットが損失されたと判断し、損失されたと判断されるデータパケットを再伝送する。しかし、ディレイスパイクによって伝送は遅延されたが、受信装置が成功的に受信したデータパケットが存在する場合、送信装置のデータパケット再伝送は、無線リンク資源を浪費する結果を招く。このような従来の技術の問題点に対して図3を参照して具体的に説明する。
図3は、従来の技術による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。図3において、NないしN+9はデータパケットのシーケンスナンバーを意味する。
図示されたように、データパケットNを受信した受信装置がそれに対する応答パケットを伝送し、これにより、送信装置がデータパケットN+1ないしN+7を連続して送信している。ところで、送信装置から送信されたデータパケットN+1ないしN+7が一定時間伝送遅延を経る(310)。伝送が遅延されるデータパケットは、送信装置と受信装置とのパケット伝送を中継する中継装置のキューに保存されて待つことができる。
伝送遅延によって、送信装置では送信したデータパケットN+1ないしN+7に対する応答パケットを受信する前に、再伝送タイムアウトが発生する(320)。再伝送タイムアウト320が発生することによって、送信装置は、データパケットN+1ないしN+7が損失されたと判断し、これらに対して再伝送を試みる。この際、再伝送タイムアウトが発生することによって、送信装置のTCPはCWNDサイズを1TCPセグメントに設定するので、最初のデータパケットN+1のみが優先的に再伝送される。
一方、無線環境の変化によって一定時間内に遅延状況が解除(330)されれば、データパケットN+1ないしN+7は受信装置に成功的に伝送され、受信装置は各データパケットに対する応答パケットを送信する(340)。したがって、送信装置から発生した再伝送タイムアウト320は、ディレイスパイクによる擬似タイムアウトとなる。
送信装置は、受信装置から応答パケットが受信されることによって、CWNDサイズを調節してデータパケットN+1以後のデータパケットを送信する。これにより、データパケットN+1ないしN+7がいずれも再伝送され、次いで、新たなデータパケット(N+8、N+9など)が送信される。
しかし、データパケットN+1ないしN+7は、その伝送が遅延されただけであり、既に受信装置に成功的に伝送されたデータパケットであるために、送信装置が伝送済みのデータパケットN+1ないしN+7を再伝送することは、無線リンク資源を浪費する結果となる。すなわち、データパケットN+1ないしN+7の再伝送は、不要な再伝送となる。
この際、再伝送されるデータパケットN+1ないしN+7は、送信装置が以前に送信したデータパケットN+1ないしN+7が伝送される間、送信装置と受信装置との間のパケット伝送を中継する中継装置のキューで待つようになる。このような理由で、再伝送されるデータパケットも図示されたようにその伝送が多少遅延されることがある。
一方、再伝送されたデータパケットN+1ないしN+7を受信した受信装置は、既に受信されたデータパケットを再び受信することによって、重複応答パケットを発生させる(350)。一定数以上の重複応答パケットが送信装置に伝送されれば、送信装置は、図2を参照して説明したように、速い再伝送アルゴリズムによって動作し、これにより、CWNDサイズも減少する。しかし、この時の速い再伝送アルゴリズムは不要な再伝送により発生したものである。したがって、この場合CWNDを減少させることは、データ伝送率を不要に減少させる結果につながり、それほど無線リンク資源を浪費するようになる。
また、このような場合、送信装置は、重複応答パケットによって既に送信したデータパケットを再伝送する。この時の再伝送を擬似再伝送(Spurious retransmission)と称し、擬似再伝送も無線リンク資源を浪費する結果を招く。図示された例では、データパケットN+7について重複応答パケットによって、既に送信されたデータパケットN+8が再伝送される(360)。
このように従来の技術によれば、単純に無線リンクで伝送が遅延されただけで、伝送遅延後にデータパケットが成功的に伝送された場合にも、送信装置がこれをデータパケットの損失と判断し、該当データパケットを再伝送することよって、無線リンク資源を浪費する問題点が発生する。また、このように再伝送されたデータパケットは、受信装置をして重複応答パケットを発生させるために、送信装置が必要以上に伝送率を減少させる結果(不要に速い再伝送)も招く。また、重複応答パケットによって発生する擬似再伝送により無線リンク資源がさらに浪費されることがあった。
一方、特許文献1(マルチキャスト通信方法及びそのシステム)は、受信するデータパケットのロスを検知した受信端末が、 タイマーで制御された所定時間経過後に受信否定答えをマルチキャスト送信して、近くの受信端末から再発送を取り戻すネットワークシステムに対して開始している。しかし、特許文献1によっても前述した問題点に対応するには足りない。
特開2003-209576号公報
本発明は、無線ネットワーク環境でデータパケットの伝送遅延による不要な再伝送を減少させるところにその目的がある。
本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されず、言及されていない他の目的は下の記載から当業者に明確に理解されうる。
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法は、受信されるデータパケットに対してパケット到着間隔を測定する段階、前記測定されたパケット到着間隔が第1臨界時間を超える場合、前記第1臨界時間を超えるパケット到着間隔で受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信する段階、及び前記応答パケットの送信後に受信されるデータパケットが以前に受信されていない新たなデータパケットである場合、前記新たなデータパケットに対する応答パケットの送信を待つ段階を含む。
前記目的を達成するために、本発明の実施形態による送信装置は、 受信されるデータパケットに対してパケット到着間隔を測定する到着間隔測定部と、前記到着間隔測定部により測定されるパケット到着間隔を使用して第1臨界時間を計算する計算部と、前記到着間隔測定部により測定されたパケット到着間隔を前記計算部により計算された第1臨界時間と比較する判断部と、前記判断部による比較の結果、前記パケット到着間隔が第1臨界時間を超える場合、前記第1臨界時間を超えるパケット到着間隔で受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信させ、前記応答パケットの送信後に受信されるデータパケットが以前に受信されていない新たなデータパケットである場合、前記新たなデータパケットに対する応答パケットの送信を待たせる制御部と、を備える。
その他の実施例の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送防止方法及びそれを用いた通信装置によれば、次のような効果が1つあるいはそれ以上ある。
第1に、無線ネットワーク環境でデータパケットの伝送遅延による不要な再伝送を減少させうる。
第2に、不要な再伝送を減少させることによって、擬似再伝送を防止しうる。
第3に、擬似再伝送を防止することによって不要に伝送率が減少する現象を予防しうる。
本発明の利点及び特徴、そしてこれを達成する方法は添付された図面に基づいて詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、この実施例から外れて多様な形に具現でき、本明細書で説明する実施例は本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で当業者に発明の範ちゅうを完全に報せるために提供されるものであり、本発明は請求項及び発明の詳細な説明により定義されるだけである。一方、明細書全体に亙って同一な参照符号は同一な構成要素を示す。
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
図4は、本発明の一実施形態による通信装置を示すブロック図である。
本発明の実施形態による通信装置は、パケット受信部410、エラー検出部415、データ抽出部420及びデータ伝達部425を含む。また、本発明の実施形態による通信装置は、到着間隔測定部430、判断部435、計算部440、制御部445、応答パケット生成部450及びパケット送信部455をさらに含む。
パケット受信部410は、無線媒体を通じて他の通信装置から伝送されるデータパケットを受信する。
エラー検出部415は、パケット受信部410により受信されたデータパケットのエラー有無を判断する。データパケットのエラー有無は、データパケットのTCPヘッダに含まれたチェックサム(checksum)フィールドを通じて判断されうる。
受信されたデータパケットにエラーがなければ、データ抽出部420はデータパケットに載せられたデータを抽出し、抽出されたデータはデータ伝達部425を通じてアプリケーションに伝えられる。
一方、到着間隔測定部430は、パケット到着間隔を測定する。パケット到着間隔は、以前に受信されたデータパケットの受信時間から現在受信されるデータパケットの受信時間までの時間間隔を意味する。したがって、到着間隔測定部430は、パケット受信部410がデータパケットを受信する度にパケット到着間隔を測定しうる。
判断部435は、到着間隔測定部430により測定されたパケット到着間隔を第1臨界時間と比較する。第1臨界時間は、受信装置が予測されうる送信装置のパケット往復時間である。したがって、パケット到着間隔が第1臨界時間を超えるならば、判断部435は現在無線ネットワークで伝送遅延が発生していると判断しうる。第1臨界時間は、後述する第1時間範囲の上限値であることが望ましい。
一方、パケット到着間隔が第1臨界時間以下ならば、判断部435は到着間隔測定部430により測定されたパケット到着間隔が第1時間範囲及び第2時間範囲のうち、どんな時間範囲に含まれるかを判断しうる。
例えば、到着間隔測定部430により測定されたパケット到着間隔が第2時間範囲の上限値以下ならば、判断部435はパケット到着間隔が第2時間範囲に含まれると判断しうる。しかし、パケット到着間隔が第2時間範囲の上限値を超過すれば、判断部435はパケット到着間隔が第1時間範囲に含まれると判断しうる。
以下、第1時間範囲及び第2時間範囲について説明する。
従来の技術を通じて説明したように、TCPはCWNDサイズを調節してデータ伝送率を決定する。したがって、送信装置は、CWNDサイズによって一連のデータパケットを同時に伝送させる。第2時間範囲は、送信装置が同時に伝送させた一連のデータパケットがパケット受信部410により受信される場合、受信されたデータパケットに対して測定されるパケット到着間隔が分布されうる時間範囲を意味する。すなわち、受信装置の立場で、第2時間範囲に含まれるパケット到着間隔で受信されるデータパケットは、送信装置が同時に伝送させたデータパケットであると予想しうる。
一方、TCPは、応答パケットが受信されれば、CWNDサイズを増加させることによって、伝送率を高める。この際、送信装置がCWNDサイズによって一連のデータパケットを送信した時点と、受信装置からそれについての応答パケットを受信することによって、新たに設定されたCWNDサイズによって、再び一連のデータパケットを送信しようとする時点間の時間間隔はパケット往復時間と近似した値を有する。これを受信装置の立場で解釈すれば、受信装置が第2時間範囲に含まれるパケット到着間隔で受信される一連のデータパケットのうち、最後のデータパケットを受信した時点と、それに対する応答パケットを送信した後、再び第2時間範囲に含まれるパケット到着間隔で受信される一連のデータパケットのうち、最初データパケットを受信する時点間の時間間隔は、送信装置のパケット往復時間と類似した値を有する。第1時間範囲は、このように送信装置のパケット往復時間で予測しうるパケット到着間隔が分布しうる時間範囲を意味する。すなわち、第1時間範囲は、受信装置が応答パケットを送信した時点から、応答パケットを受信した送信装置がそれに対して新たに送信したデータパケットを受信装置が受信する時点までかかる時間が分布できる範囲と理解されうる。したがって、パケット到着間隔が第1時間範囲の上限値(第1臨界時間)を超えれば、現在無線ネットワークで伝送遅延が発生していると判断しうる。
第1時間範囲及び第2時間範囲に含まれうるパケット到着間隔の一例として、送信装置から伝送される最初データパケットないし3番目のデータパケットを挙げて説明する。
データパケットを送信する場合、送信装置は、最初のCWNDサイズを1TCPセグメントに設定し、これにより、最初に伝送されるデータパケットの数は1つである。最初のデータパケットを伝送した後、受信装置から最初のデータパケットに対する応答パケットを伝送されれば、送信装置はCWNDサイズを2倍に増加させる。これにより、送信装置は2つのデータパケットを同時に伝送させ、この際、2番目のデータパケット及び3番目のデータパケットが伝送される。
一方、送信装置から送信されたデータパケットが受信されれば、受信装置の到着間隔測定部430はパケット到着間隔を測定するが、2番目のデータパケットに対して測定されるパケット到着間隔(最初のデータパケット到着時から2番目のデータパケット到着時までの時間間隔)は、第1時間範囲に含まれうる。また、3番目のデータパケットに対して測定されるパケット到着間隔(2番目のデータパケット受信時から3番目のデータパケット受信時までの時間間隔)は、第2時間範囲に含まれうる。
計算部440は、第1時間範囲の上限値及び第2時間範囲の上限値を計算する。判断部435の判断結果、パケット到着間隔が第1時間範囲に含まれれば、計算部440は、第1時間範囲の上限値を新たに計算する。また、判断部435の判断結果、パケット到着間隔が第2時間範囲に含まれれば、計算部440は、第2時間範囲の上限値を新たに計算する。したがって、計算部440により第1時間範囲及び第2時間範囲が設定されうる。
本発明の一実施形態によって第1時間範囲は式(1)を通じて計算されうる。
Figure 2006229955
式(1)でTは、第1時間範囲に含まれるパケット到着間隔の平均値であり、Vは平均値Tの偏差である。また、T+Vは後述する第2時間範囲の上限値である。
本発明の一実施形態によって、平均値Tは式(2)を通じて計算されうる。
Figure 2006229955
この際、TL−1は、以前に計算された第1時間範囲に含まれるパケット到着間隔の平均値であり、tは、現在受信されたデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔が第1時間範囲に含まれる場合の該当パケット到着間隔である。
また、aは、TL−1に対する加重値を意味し、bは、tに対する加重値を意味するが、a+b=1の関係を有する。この際、加重値aが加重値bに比べて大きい値を有することが望ましい。これを通じて、新たに測定されたパケット到着間隔によって平均値Tが急激に変化することを防止して安定した平均値を求めることができる。
式(2)で平均値Tの初期値は、送信装置から伝送されるデータパケットのうち、パケット受信部410が受信した2番目のデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔に設定されうる。
一方、本発明の一実施形態によって平均値Tの偏差Vは式(3)を通じて計算されうる。
Figure 2006229955
式(3)において、VL−1は、偏差Vを求める以前に計算された偏差であり、Tは式(2)を通じて計算された平均値である。
また、cは以前に計算された偏差VL−1に対する加重値であり、dは、平均値Tに対する加重値であるが、c+d=1の関係を有する。この際、加重値cは、加重値dに比べて大きい値を有することが望ましい。これを通じて、1つの平均値による偏差の急激な変化を防止し、安定した偏差を求めうる。
偏差Vの初期値は、平均値Tの初期値の実数倍に設定されうる。この際、実数は、1より小さな正数値を有することが望ましい。さらに望ましくは、実数は、0.1でありうる。しかし、これは例示的なものであって、偏差Vの初期値は、無線ネットワーク状況によって異なって設定されうる。
計算部440は、平均値Tの初期値及び偏差Vの初期値を通じて第1時間範囲の上限値に対する初期値を設定しうる。これにより、新たに受信されるデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔が判断部435により第1時間範囲に含まれると判断された場合、計算部440は新たに受信されたデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔tを反映して第1時間範囲を新たに設定する。
一方、本発明の一実施形態によって第2時間範囲は式(4)を通じて計算されうる。
Figure 2006229955
式(4)において、Tは、第2時間範囲に含まれるパケット到着間隔の平均値であり、Vは、平均値Tの偏差である。本発明の一実施形態によって、平均値Tは、式(5)を通じて計算されうる。
Figure 2006229955
式(5)において、TS−1は、以前に計算された第2時間範囲に含まれるパケット到着間隔の平均値であり、tは、現在受信されたデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔が第2時間範囲に含まれる場合の該当パケット到着間隔である。
また、eは、TS−1に対する加重値を意味し、fは、tに対する加重値を意味するが、e+f=1の関係を有する。この際、加重値eが加重値fに比べて大きい値を有することが望ましい。これを通じて、新たに測定されたパケット到着間隔による平均値Tの急激な変化を防止して安定した平均値を求めうる。
式(5)において、平均値Tの初期値は、送信装置から伝送されるデータパケットのうち、パケット受信部410が受信した3番目のデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔に設定しうる。
一方、本発明の一実施形態によって平均値Tの偏差Vは式(6)を通じて計算されうる。
Figure 2006229955
式(6)において、VS−1は偏差Vを計算する以前に計算された偏差であり、Tは、数式5を通じて計算された平均値である。
また、gは、以前に計算された偏差VS−1に対する加重値であり、hは、平均値Tに対する加重値であるが、g+h=1の関係を有する。この際、加重値gは、加重値hに比べて大きい値を有することが望ましい。これを通じて、1つの平均値による偏差の急激な変化を防止して安定した偏差を求めうる。
偏差Vの初期値は、平均値Tの初期値の実数倍に設定されうる。この際、実数は1より小さな正数値を有することが望ましい。さらに望ましくは、実数は0.1でありうる。しかし、これは例示的なものであって、偏差Vの初期値は、無線ネットワーク状況によって異なって設定されることもある。
計算部440は、平均値のTの初期値及び偏差Vの初期値を通じて第2時間範囲に対する初期値を設定しうる。これにより、新たに受信されるデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔が判断部435により第2時間範囲に含まれると判断された場合、計算部440は新たに受信されたデータパケットに対して測定されたデータパケット到着間隔tを反映して第2時間範囲を新たに設定する。
制御部445は、エラー検出部415によりエラーが検出されないデータパケットに対して応答パケットを送信するように応答パケット生成部450及びパケット送信部455を制御する。しかし、判断部435の判断結果、パケット到着間隔が第1臨界時間を超えれば、現在無線ネットワークで伝送遅延が発生していると判断できるので、制御部445は、所定の手続きによって、後続して受信されるデータパケットに対する応答パケットの送信如何を決定する。応答パケット送信如何を決定する過程については、図5ないし図11を参照して具体的に後述する。
応答パケット生成部450は、制御部445の制御によってパケット受信部410が受信したデータパケットに対する応答パケットを生成する。
パケット送信部455は、応答パケット生成部450により生成された応答パケットを無線媒体を使用して送信する。図示された実施形態では、パケット受信部410とパケット送信部455とが別途のモジュールからなっているが、これは例示的なものであり、本発明の他の実施形態によれば、パケット受信部410及びパケット送信部455が一体のモジュールで構成されうる。
以下、図5ないし図11を参照して本発明の一実施形態による通信装置の動作過程についてさらに具体的に説明する。以下の実施形態で受信されたデータパケットでエラーが検出されていないと仮定する。
図5は、本発明の一実施形態による通信装置の動作過程を示すフローチャートである。
パケット受信部410がデータパケットを受信すれば(S110)、到着間隔測定部430は、受信されたデータパケットに対するパケット到着間隔を測定する(S120)。
次いで、判断部435は、到着間隔測定部430により測定されたパケット到着間隔を第1臨界時間と比較する(S130)。第1臨界時間は、前述した第1時間範囲の上限値であることが望ましい。
比較の結果、パケット到着間隔が第1臨界時間以下ならば、判断部435は、パケット到着間隔を第2時間範囲の上限値と比較する(S140)。パケット到着間隔が第2時間範囲の上限値を超過すれば、判断部435は、パケット到着間隔が第1時間範囲に含まれると判断し、この際、計算部440は、段階S120で測定されたパケット到着間隔を反映して、第1時間範囲を再設定する(S150)。さらに具体的に計算部440は、新たな第1時間範囲の上限値を計算するが、このために式(1)ないし式(3)が使われうる。
段階S140の比較結果、パケット到着間隔が第2時間範囲の上限値以下ならば、判断部435はパケット到着間隔が第2時間範囲に含まれると判断し、この際、計算部440は、段階S120で測定されたパケット到着間隔を反映して第2時間範囲を再設定する(S160)。さらに具体的に、計算部440は、新たな第2時間範囲の上限値を計算するが、このために式(4)ないし式(6)が使われうる。
一方、制御部445は、受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信させる(S170)。この際、制御部445の制御によって応答パケット生成部450は、受信されたデータパケットに対する応答パケットを生成し、パケット送信部455は生成された応答パケットを送信する。
段階S110ないし段階S170の過程は、段階S130の判断でパケット到着間隔が第1臨界時間を超えない以上、送信装置からデータパケットの伝送が終えるまで反復されうる。
一方、段階S130での比較結果、パケット到着間隔が第1臨界時間を超えれば、制御部445は受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信させる(S180)。この際、制御部445の制御によって応答パケット生成部450は、受信されたデータパケットに対する応答パケットを生成し、パケット送信部455は、生成された応答パケットを送信する。
パケット到着間隔が第1臨界時間を超えれば、現在無線ネットワークで伝送遅延が発生していると判断できる。したがって、第1臨界時間を超えるパケット到着間隔で受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信(S180)した後、制御部445は送信装置の不要な再伝送を減少させるために一定条件によって応答パケットの送信を制限する。
以下、段階S180以後の過程について図6及び図7を参照して説明する。
図6は、本発明の一実施形態による無線ネットワーク環境で不要な再伝送を防止するための方法を示すフローチャートである。
第1臨界時間を超えるパケット到着間隔で受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信(S180)した後、パケット受信部410がデータパケットを受信する場合(S210)、制御部445は受信されたデータパケットが以前に受信されなかったデータパケット(以下、新たなデータパケットと称する)であるかを判断する(S215)。受信されるデータパケットが新たなデータパケットである場合、制御部445は受信されるデータパケットに対する応答パケット送信を待たせる(S220)。これにより、応答パケット生成部450は、新たなデータパケットに対する応答パケットを生成しないこともある。
また、制御部445は、段階S180での応答パケットを送信した後、第2臨界時間が経過したかを判断する(S230)。第2臨界時間は、受信装置が予測できる送信装置のパケット往復時間である。望ましくは、第2臨界時間は、第1臨界時間の同じ値を有する。段階S180での応答パケットを送信した後、第2臨界時間が経過していなければ、制御部445は、新たなデータパケットが受信され続けても、受信されるデータパケットに対する応答パケット送信を待たせる。
もし、段階S180での応答パケットを送信した後、第2臨界時間が経過する前に受信されたデータパケットが以前に受信されたデータパケット(以下、重複データパケットと称する)である場合、制御部445は段階S180で応答パケットを送信した後、受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信させる(S225)。この際、応答パケット生成部450は、制御部445が指示するデータパケットに対する応答パケットを生成し、パケット送信部455は、生成された応答パケットを送信する。段階S225での応答パケット送信以後の過程については、図7を参照して後述する。
一方、段階S230の判断結果、段階S180での応答パケットを送信した後、重複データパケットが受信されていない状態で、第2臨界時間が経過すれば、制御部445は、第2臨界時間経過時まで受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信させる(S235)。これにより、応答パケット生成部450は、制御部445により指示されたデータパケットに対する応答パケットを生成し、パケット送信部455は生成された応答パケットを送信する。この際、送信される応答パケットは、送信装置の再伝送タイムアウト発生を防止する役割を果たす。
その後、パケット受信部410がデータパケットを受信すれば(S240)、制御部445は受信されたデータパケットが新たなデータパケットであるかを判断し(S245)、新たなデータパケットが受信される場合、受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信させる(S250)。
段階S245の判断結果、受信されたデータパケットが重複データパケットである場合、制御部445は重複データパケットに対する応答パケット(この場合の応答パケットは重複応答パケットとなる)を送信させる(S255)。以下、段階S225または段階S255での応答パケット送信以後の過程について図7を参照して説明する。
図7は、本発明の他の実施形態による無線ネットワーク環境で擬似再伝送を防止するための方法を示すフローチャートである。
段階S225または段階S255での応答パケット送信以後、データパケットが受信されれば(S310)、制御部445は受信されたデータパケットが重複データパケットであるかを判断する(S320)。受信されたデータパケットが重複データパケットであれば、制御部445は受信されたデータパケットに対する応答パケット送信を待たせる(S330)。したがって、この場合、応答パケット生成部450は、受信されたデータパケットに対する応答パケットを生成しなくても良い。
応答パケット送信を待たせつつ、制御部445は段階S225または段階S255で応答パケットを送信してから、新たなデータパケットが受信されていない状態で、第3臨界時間が経過したかを判断し(S350)、第3臨界時間が経過していなければ、制御部445は受信されるデータパケットに対する応答パケット送信を続けて待たせる。この場合、段階S310ないし段階S330の過程が反復される。この際、第3臨界時間は受信装置が予測できる送信装置のパケット往復時間である。望ましくは、第3臨界時間は、第1臨界時間と同じ値を有する。
しかし、段階S225または段階S255で、応答パケットを送信した後、新たなデータパケットが受信されていない状態で、第3臨界時間が経過すれば、制御部445はこれまで受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信させる(S360)。この時の応答パケットは重複応答パケットとなり、送信装置の再伝送タイムアウト発生を防止する役割を果たす。次いで、通信装置は段階S110以後の過程を反復して行う。
一方、段階S225または段階S255から応答パケットを送信した以後、第3臨界時間が経過する前に新たなデータパケットが受信されれば(S320)、制御部445は受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信させる(S340)。この際、応答パケット生成部450は、制御部445が指示するデータパケットに対する応答パケットを生成し、パケット送信部455は生成された応答パケットを送信する。その後、通信装置は段階S110以後の過程を反復的に行う。
図6及び図7を参照して説明した本発明の実施形態において、到着間隔測定部430は、パケット受信部410によるデータパケットを受信する度に(S210、S240、S310)、パケット到着間隔を測定する。また、判断部435は、測定されたパケット到着間隔を第1臨界時間または第2時間範囲の上限値と比較する。場合によって、計算部440は、第1時間範囲または第2時間範囲を再設定する。したがって、図6及び図7のフローチャートでは省略したが、本発明の実施形態による通信装置は、データパケットを受信する度に(段階S210、S240及びS310)、図5の段階S120ないし段階S170の過程を行う。もし、図6及び図7のフローチャートのように動作しているうちに、測定されたパケット到着間隔が第1臨界時間を超えれば、通信装置は図5の段階S180の過程からその以後の過程を再び行う。
以下、図8ないし図11を参照して本発明の実施形態による通信装置のパケット伝送過程を説明する。図8ないし図11において、NないしN+10はデータパケットのシーケンスナンバーを意味する。
図8は、本発明の一実施形態による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。
図示されたように、受信装置がデータパケットNを受信することによってデータパケットNに対する応答パケットを送信している。
データパケットNに対する応答パケットを伝送された送信装置は、データパケットN+1ないしN+7を連続的に送信しており、送信されたデータパケットN+1ないしN+7は無線ネットワークで伝送遅延を経る(510)。伝送が遅延されるデータパケットは、送信装置と受信装置との間のパケット伝送を中継する中継装置のキューに保存されて待つ。
伝送遅延によって一定時間内に応答パケットを受信していない送信装置では再伝送タイムアウトが発生する(520)。再伝送タイムアウトが発生することによって送信装置は、データパケットN+1ないしN+7が損失されたと判断し、これらに対して再伝送を試みる。この際、送信装置のTCPは、CWNDサイズを1TCPセグメントに減少させるので、送信装置はデータパケットN+1を優先的に再伝送する。
一方、無線環境の変化によって一定時間内に遅延状況が解除されれば(530)、データパケットN+1ないしN+7は受信装置に成功的に伝送される。この場合、送信装置で発生した再伝送タイムアウトは擬似タイムアウトとなる。
データパケットが受信される度に受信装置はパケット到着間隔を測定するが、データパケットN+1に対するパケット到着間隔が第1臨界時間を超えれば(540)、受信装置は現在無線ネットワークで伝送遅延が発生したと判断できる。
受信装置は、データパケットN+1に対する応答パケットを送信する。この際、送信される応答パケットは、送信装置の再伝送タイムアウト発生を防止させる役割を行う。また、この時の応答パケット送信は、図5の段階S180での応答パケット送信となる。したがって、続く図8の説明は、図6の段階S210ないし段階S230の過程に対する実施形態となりうる。
図6を参照すれば、第1臨界時間を超えるデータパケットに対する応答パケットを送信した(S180)後、第2臨界時間が経過する前に受信されるデータパケットが新たなデータパケットであれば、通信装置は受信されたデータパケットに対する応答パケット送信を待たせる(S220)。したがって、図8の実施形態で受信装置は、データパケットN+1に対する応答パケットを送信した後、第2臨界時間560が経過する前に受信されるデータパケットN+2ないしN+7に対しては応答パケット送信を待たせる(550)。
一方、送信装置は、データパケットN+1に対する応答パケットを受信することによって、CWNDサイズを2倍に増加させ、データパケットN+2及びN+3を同時に再伝送する。この際、再伝送されるデータパケットN+1ないしN+3は、送信装置が以前に送信したデータパケットN+1ないしN+7が伝送される間、送信装置と受信装置との間のパケット伝送を中継する中継装置のキューで待つ。このような理由で、再伝送されるデータパケットも図示されたように、その伝送が多少遅延されうる。
また、図6の段階S215及び段階S225で説明したように、第2臨界時間が経過する前に重複データパケットが受信されれば、通信装置はこれまで受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信する(S225)。図8の実施形態では、第2臨界時間560が経過する前にデータパケットN+1が再受信されたので、受信装置は受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットN+7に対する応答パケット570を送信する。
送信装置は、再伝送タイムアウトの発生前にデータパケットN+7に対する応答パケットを受信するので、データパケットN+7以後のデータパケットN+8,N+9,…を送信する。
本実施形態によれば、データパケットN+4ないしN+7に対する送信装置の不要な再伝送を防止可能である。
一方、重複データパケットを受信していない状態で第2臨界時間が経過した場合(図6の段階S235ないし段階S255)についての実施形態を図9に図示した。
図9は、本発明の他の実施形態による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。
図9を参照すれば、受信装置は、第1臨界時間を超えるパケット到着間隔で受信されたデータパケットN+1に対する応答パケットを送信した後、第2臨界時間620が経過する前に受信される新たなデータパケットに対する応答パケット送信を待たせる(610)。また、重複データパケットが受信されていない状態で、第2臨界時間620が経過した。この場合、受信装置は、第2臨界時間620が経過するまで受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットN+6に対する応答パケットを送信する。この時の応答パケット送信は、図6の段階S235に該当する。
その後、受信されたデータパケットN+7は、新たなデータパケットであるために、受信装置はデータパケットN+7に対する応答パケットを送信する。この時の応答パケット送信は、図6の段階S250に該当する。
ところで、データパケットN+7を受信した後、受信装置は送信装置が再伝送したデータパケットN+1を受信するが、これは重複データパケットであるために、受信装置は重複応答パケット630を送信する。この時の応答パケット送信は、図6の段階S255に該当する。
一方、データパケットN+6に対する応答パケットを受信した送信装置は、データパケットN+6以後のデータパケットN+7,N+8,・・・を送信する。したがって、本実施形態によれば、データパケットN+4ないしN+6に対する不要な再伝送を防止しうる。
図8において、重複データパケットを受信することによって、応答パケット570を送信した後または図9で重複応答パケット630を送信した後に、受信装置は、図7を参照して説明した過程によって、応答パケットの送信如何を制御し、これについての実施形態を図10及び図11に図示した。
図10は、本発明のさらに他の実施形態による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。
図10は、図9の実施形態において、受信装置が重複応答パケット630を送信した以後の過程についてさらに具体的に表しているが、図8の実施形態において、受信装置が重複データパケットN+1に対する応答パケット570を送信した以後の過程も、これと同一に理解されうる。
図7の実施形態を通じて説明したところによれば、通信装置は、段階S225または段階S255で応答パケットを送信した後、第3臨界時間が経過するか、新たなデータパケットが受信されるまでは、受信されるデータパケットに対する応答パケット送信を待たせる。したがって、図10の実施形態で受信装置は、重複データパケットN+1に対する応答パケットの送信後に受信される重複データパケットN+2,N+3及びN+7が受信されても、応答パケット送信を待たせる(710)。第3臨界時間720が経過する前に新たなデータパケットN+8が受信されれば、受信装置は、新たなデータパケットに対する応答パケット730を送信する。この時の応答パケット送信は、図7の段階S340に該当する。
次いで、受信装置は受信されるデータパケットに対する応答パケットを送信する。本実施形態によれば、重複応答パケットの発生を抑制させることによって、送信装置での擬似再伝送の発生を防止しうる。
一方、新たなデータパケットが受信される以前に第3臨界時間が経過する場合の実施形態を図11に図示した。図11は、本発明のさらに他の実施形態による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。
図11の実施形態では、新たなデータパケットN+8が受信される以前に第3臨界時間820が経過した。これにより、受信装置は第3臨界時間が経過するまで受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットN+7に対する応答パケット830を送信する。これは重複応答パケット830であり、この時の応答パケット送信は、図7の段階S360に該当する。
次いで、受信装置は受信されるデータパケットに対する応答パケットを送信する。本実施形態の場合にも、重複応答パケットの発生を抑制させることによって、送信装置の擬似再伝送の発生を防止する。
以上、添付図を参照して本発明の実施例を説明したが、 本発明が属する技術分野で当業者ならば本発明がその技術的思想や必須特徴を変更せずとも他の具体的な形に実施されうるということが理解できるであろう。したがって、前述した実施例は全ての面で例示的なものであって、限定的なものではないと理解せねばならない。
本発明の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送防止方法及びそれを用いた通信装置は、TCPの伝送制御関連の技術分野に好適に適用されうる。
従来のスロースタート/混雑回避アルゴリズムによる伝送率変化を表す図面である。 従来の速い再伝送及びクイック回復アルゴリズムを適用させた混雑制御メカニズムによる伝送率変化を表す図面である。 従来の技術による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。 本発明の一実施形態による通信装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による通信装置の動作過程を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による無線ネットワーク環境で不要な再伝送を防止するための方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による送信装置の擬似再伝送を防止するための方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。 本発明の他の実施形態による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。 本発明のさらに他の実施形態による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。 本発明のさらに他の実施形態による通信装置間のパケット伝送過程を示す図面である。
符号の説明
410 パケット受信部
415 エラー検出部
420 データ抽出部
425 データ伝達部
430 到着間隔測定部
435 判断部
440 計算部
445 制御部
450 応答パケット生成部
455 パケット送信部

Claims (26)

  1. 受信されるデータパケットに対してパケット到着間隔を測定する段階と、
    前記測定されたパケット到着間隔が第1臨界時間を超える場合、前記第1臨界時間を超えるパケット到着間隔で受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信する段階と、
    前記応答パケットを送信した後に受信されるデータパケットが以前に受信されていない新たなデータパケットである場合、前記新たなデータパケットに対する応答パケットの送信を待つ段階と、を含む無線ネットワーク環境で伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  2. 前記応答パケットの送信時から第2臨界時間が経過する場合、前記第2臨界時間が経過する前に受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信する段階をさらに含む請求項1に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  3. 前記第2臨界時間は、前記第1臨界時間と同じ値を有する請求項2に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  4. 前記応答パケットの送信後に受信されるデータパケットが以前に受信されたデータパケットである重複データパケットである場合、前記重複データパケットの受信以前に受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信する段階をさらに含む請求項2に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  5. 前記最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットの送信後に受信されるデータパケットが他の重複データパケットである場合、前記他の重複データパケットに対する応答パケットの送信を待つ段階をさらに含む請求項4に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  6. 前記最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットの送信時から第3臨界時間が経過する場合、前記第3臨界時間が経過する前に受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信する段階をさらに含む請求項5に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  7. 前記第3臨界時間は、前記第1臨界時間と同じ値を有する請求項6に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  8. 前記第1臨界時間は、前記データパケットを送信する送信装置のパケット往復時間を予測した値である請求項1に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  9. 前記第1臨界時間はT+Vであり、前記Tは前記測定されるパケット到着間隔のうち、第1時間範囲に含まれるパケット到着間隔の平均値であり、前記Vは前記平均値Tの偏差である請求項1に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させる方法。
  10. 前記第1時間範囲は、(T+V、T+V)であり、前記Tは前記測定されるパケット到着間隔のうち、第2時間範囲に含まれるパケット到着間隔の平均値であり、前記Vは前記平均値Tの偏差である請求項9に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  11. 前記平均値Tの初期値は、前記送信装置から伝送される2番目のデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔であり、前記偏差Vの初期値は、前記平均値Tの初期値の実数倍であり、前記実数は1より小さい正数値を有する請求項10に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  12. 前記第2時間範囲は、(0、T+V)である請求項10に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  13. 前記平均値Tの初期値は、前記送信装置から伝送される3番目のデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔であり、前記偏差Vの初期値は、前記平均値Tの初期値の実数倍であり、前記実数は1より小さい正数値を有する請求項12に記載の無線ネットワーク環境における伝送遅延による不要な再伝送を減少させるための方法。
  14. 受信されるデータパケットに対してパケット到着間隔を測定する到着間隔測定部と、
    前記到着間隔測定部により測定されるパケット到着間隔を使用して第1臨界時間を計算する計算部と、
    前記到着間隔測定部により測定されたパケット到着間隔を前記計算部により計算された第1臨界時間と比較する判断部と、
    前記判断部による比較の結果、前記パケット到着間隔が第1臨界時間を超える場合、前記第1臨界時間を超えるパケット到着間隔で受信されたデータパケットに対する応答パケットを送信させ、前記応答パケットの送信後に受信されるデータパケットが以前に受信されていない新たなデータパケットである場合、前記新たなデータパケットに対する応答パケットの送信を待たせる制御部と、を備える通信装置。
  15. 前記応答パケットの送信時から第2臨界時間が経過する場合、前記第2臨界時間が経過する前に受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信する請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記第2臨界時間は、前記第1臨界時間と同じ値を有する請求項15に記載の通信装置。
  17. 前記応答パケットの送信後に受信されるデータパケットが以前に受信されたデータパケットである重複データパケットである場合、前記重複データパケットの受信以前に受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信する請求項14に記載の通信装置。
  18. 前記最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットの送信後に受信されるデータパケットが他の重複データパケットである場合、前記他の重複データパケットに対する応答パケットの送信を待つ請求項17に記載の通信装置。
  19. 前記最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットの送信時から第3臨界時間が経過する場合、前記第3臨界時間が経過する前に受信されたデータパケットのうち、最も高いシーケンスナンバーを有するデータパケットに対する応答パケットを送信する請求項18に記載の通信装置。
  20. 前記第3臨界時間は、前記第1臨界時間と同じ値を有する請求項19に記載の通信装置。
  21. 前記第1臨界時間は、前記データパケットを送信する送信装置のパケット往復時間を予測した値である請求項14に記載の通信装置。
  22. 前記第1臨界時間はT+Vであり、前記Tは前記測定されるパケット到着間隔のうち、第1時間範囲に含まれるパケット到着間隔の平均値であり、前記Vは前記平均値Tの偏差である請求項21に記載の通信装置。
  23. 前記第1時間範囲は、(T+V、T+V)であり、前記Tは前記測定されるパケット到着間隔のうち、第2時間範囲に含まれるパケット到着間隔の平均値であり、前記Vは前記平均値Tの偏差である請求項22に記載の通信装置。
  24. 前記平均値Tの初期値は、前記送信装置から伝送される3番目のデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔であり、前記偏差Vの初期値は、前記平均値Tの初期値の実数倍であり、前記実数は1より小さい正数値を有する請求項23に記載の通信装置。
  25. 前記第2時間範囲は、(0、T+V)である請求項23に記載の通信装置。
  26. 前記平均値Tの初期値は、前記送信装置から伝送される2番目のデータパケットに対して測定されたパケット到着間隔であり、前記偏差Vの初期値は、前記平均値Tの初期値の実数倍であり、前記実数は1より小さい正数値を有する請求項25に記載の通信装置。
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