JP2008104018A - 通信システム、通信装置、及び送信制御方法 - Google Patents

通信システム、通信装置、及び送信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 通信網の状態、具体的にはキューイングバッファに蓄積されたデータ量を高精度に推定しつつ、新たに送信するデータのデータ送信量を制御する。
【解決手段】 クライアント端末100と、通信網を介してクライアント端末100へデータを送信するサーバー装置400とを具備する通信システムであって、クライアント端末100は、サーバー装置400が送信したデータの受信結果を示す確認応答をサーバー装置400へ送信し、サーバー装置400は、往復時間を計測する往復時間計測部406と、確認応答に基づいて、クライアント端末100が正常に受信したデータの受信量を判定する受信量判定部407と、上記往復時間と上記受信量とに基づいて、クライアント端末100へ新たに送信するデータのデータ送信量を制御する手段とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通信網を介して相手先装置へデータを送信する通信装置を具備する通信システム、当該通信システムにおける通信装置、及び当該通信装置における送信制御方法に関する。
OSI参照モデルのトランスポート層のプロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)が広く普及している。TCPに従って行われる通信では、パケットロスが発生した場合に、欠落したデータパケットの再送信を行うとともに、以降のデータ送信量を減少させる動作が行われる。
一般的に、パケットロスは、ネットワークが輻輳状態であることや、受信側の処理能力を超えた数のデータパケットが送信されたことによって引き起こされる。送信側では、ネットワークの輻輳に対処するために輻輳制御と呼ばれる動作を行う。
具体的には、送信側が往復時間、すなわちデータを送信してから、そのデータに対する確認応答を受信するまでに要する時間内に送信可能なデータ送信量は、輻輳ウィンドウサイズに基づいて決定される。輻輳ウィンドウサイズを適切に更新することによって輻輳制御が実現される。輻輳ウィンドウは、1kbyteから最大ウィンドウサイズで設定した値まで増加することができる。
移動パケット通信システムで提供されているインターネットアクセスサービス及びブラウザフォン等のデータアクセスサービスは、トランスポート層プロトコルとして、TCPを移動通信向けに最適化したW−TCP(RFC3481)を採用している。
近年、無線通信網のブロードバンド化が進み、有線通信網並みの帯域幅が利用可能となったが、無線通信網は、伝送遅延及びパケットロス率については、有線通信網に劣ることが知られている。
W−TCPは、大きな伝送遅延及びパケットロスが生じるブロードバンド無線通信網において効率的な伝送を行うため、(1)ウィンドウサイズ拡大、(2)初期ウィンドウサイズ拡大、(3)SACK(Selective Acknowledgement)有効化、(4)MTU(Maximum Transmission Unit)拡大といった最適化プロファイルを規定している。
一般的に、通信網の帯域幅と伝送遅延を掛けた値を帯域幅遅延積といい、帯域幅遅延積より最大ウィンドウサイズが大きくなければ、通信網の帯域幅を有効利用することができない。このため、上記(1)ウィンドウサイズ拡大は、無線通信網の最大帯域幅と伝送遅延量を考慮して決定される。
TCPでは、伝送路の帯域幅を使い切って最大スループットを得ようとした場合、帯域幅遅延積より大きな最大ウィンドウサイズを設定しなければならない。W-TCPの輻輳ウィンドウは、データ送信開始時、上記(2)初期ウィンドウサイズ拡大により、4kbyteに設定されており、確認応答を受信するたびに増加し、ウィンドウサイズの上限値まで拡大する。
一方で、有線通信網において、パケットロスを回避するため、送信側の通信装置が、受信側の通信装置との間の往復時間を用いて、ネットワークが輻輳しているかを監視する手法が提案されている(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。
R.Braden、"Requirements for Internet Hosts--Communication Layers"、IETF RFC 1122、1989年10月 特許第3044658号公報
しかしながら、無線通信網の伝送路(無線リンク)の特性は、クライアント端末の移動により刻一刻と変動し、帯域幅と伝送遅延が常に変動する。そのため、最大ウィンドウサイズの値を想定される帯域幅遅延積の上限に設定したとしても、実際の帯域幅遅延積が最大ウィンドウサイズよりもはるかに小さいといった事象が発生する。
帯域幅遅延積を超えて送信されたデータは、主に無線制御装置やルータ上のキューイングバッファに蓄積される。キューイングバッファからデータが溢れて失われた場合、TCPの輻輳制御動作により輻輳ウィンドウが減じられ、キューイングバッファに過剰にデータが蓄積した状態は避けられる。
キューイングバッファが最大ウィンドウサイズより大きく設定されていた場合、パケットロスが発生せず、キューイングバッファにデータが蓄積されたままの状態になることで様々な弊害が発生する。
第1に、無線制御装置やルータやキューイングバッファを埋め尽くすことにより、各装置のメモリリソースを大量に消費し、装置当たりの収容加入者数が減少してしまうという問題がある。
第2に、キューイングバッファにデータが蓄積された状態では、サーバー装置が送信したデータに対する確認応答が到達する時間が長大化するという問題がある。この問題に付随して、TCPの再送タイムアウトタイマが伝送遅延に追従して長大化し、パケットロスが発生した際の再送動作が遅れることが考えられる。
上記問題点に鑑み、本発明は、通信網の状態、具体的にはキューイングバッファに蓄積されたデータ量を高精度に推定しつつ、新たに送信するデータの送信量を制御することができる通信システム、通信装置、及び送信制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、第1通信装置(クライアント端末100)と、無線通信網(無線通信網1、有線通信網2)を介して前記第1通信装置へデータを送信する第2通信装置(サーバー装置400)とを具備する通信システムであって、前記第1通信装置は、前記第2通信装置が送信したデータの受信結果を示す確認応答を前記第2通信装置へ送信する確認応答送信部(TCP処理部104)を備え、前記第2通信装置は、前記第1通信装置へ前記データを送信してから、前記第1通信装置から前記確認応答を受信するまでの時間を往復時間として計測する往復時間計測部(往復時間計測部406)と、前記確認応答に基づいて、前記第1通信装置が正常に受信したデータの受信量を判定する受信量判定部(受信量判定部407)と、前記往復時間と前記受信量とに基づいて、前記第1通信装置へ新たに送信するデータの送信量を制御する送信量制御部(スループット算出部408、履歴管理部409、閾値判定部410、輻輳制御起動部411)とを備えることを要旨とする。
このような構成によれば、第2通信装置が、往復時間(RTT)と第1通信装置における受信量とに基づいて、第1通信装置へ新たに送信するデータの送信量を制御する。すなわち、通信網の帯域幅と伝送遅延とを考慮した送信量制御を行っている。この結果、第2通信装置は、通信網の状態、具体的にはキューイングバッファに蓄積されたデータ量を高精度に推定しつつ、第1通信装置へ新たに送信するデータの送信量を制御することができる。
本発明の第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記送信量制御部は、前記往復時間と前記受信量とから、単位時間当たりの前記受信量をスループットとして算出するスループット算出部(スループット算出部408)と、前記スループットに基づいて、前記送信量を減少させる減少処理部(閾値判定部410、輻輳制御起動部411)とを備えることが好ましい。
このような構成によれば、単位時間当たりの受信量をスループットとして算出し、スループットに基づいて送信量を減少させることによって、パケットロスによるTCPの輻輳制御に頼らなくとも、データ送信量(輻輳ウィンドウ)を減少させることができる。
本発明の第1の特徴に係る通信システムにおいて、前記スループットの履歴を管理する履歴管理部(履歴管理部409)をさらに備え、前記減少処理部は、前記履歴を参照し、前記スループットが所定の閾値を下回った場合に、前記送信量を減少させることが好ましい。
このような構成によれば、スループットが、所定の閾値(例えば、履歴に存在するスループットの最大値)を下回ったとき、具体的には、スループットが低下したときにデータ送信量(輻輳ウィンドウ)を減少させることによって、データ送信量を適切に減少させることができる。
本発明の第2の特徴は、無線通信網(無線通信網1、有線通信網2)を介して相手先装置(クライアント端末100)へデータを送信する通信装置(サーバー装置400)であって、前記相手先装置での前記データの受信結果を示す確認応答を、前記相手先装置から受信する確認応答受信部(TCP処理部404)と、前記相手先装置へ前記データを送信してから、前記受信部が前記確認応答を受信するまでの時間を往復時間として計測する往復時間計測部(往復時間計測部406)と、前記確認応答に基づいて、前記相手先装置が正常に受信したデータの受信量を判定する受信量判定部(受信量判定部407)と、前記往復時間と前記受信量とに基づいて、前記相手先装置へ新たに送信するデータの送信量を制御する送信量制御部(スループット算出部408、履歴管理部409、閾値判定部410、輻輳制御起動部411)とを備えることを要旨とする。
本発明の第2の特徴に係る通信装置において、前記送信量制御部は、前記往復時間と前記受信量とから、単位時間当たりの前記受信量をスループットとして算出するスループット算出部(スループット算出部408)と、前記スループットに基づいて、前記送信量を減少させる減少処理部(閾値判定部410、輻輳制御起動部411)とを備えることが好ましい。
本発明の第2の特徴に係る通信装置において、前記スループットの履歴を管理する履歴管理部(履歴管理部409)をさらに備え、前記減少処理部は、前記履歴を参照し、前記スループットが所定の閾値を下回った場合に、前記送信量を減少させることが好ましい。
本発明の第3の特徴は、通信網を介して相手先装置へデータを送信する通信装置における送信制御方法であって、前記相手先装置での前記データの受信結果を示す確認応答を、前記相手先装置から受信するステップと、前記相手先装置へ前記データを送信してから、前記確認応答を受信するまでの時間を往復時間として計測するステップと、前記確認応答に基づいて、前記相手先装置が正常に受信したデータの受信量を判定するステップと、前記往復時間と前記受信量とに基づいて、前記相手先装置へ新たに送信するデータの送信量を制御するステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第3の特徴に係る送信制御方法において、前記制御するステップは、前記往復時間と前記受信量とから、単位時間当たりの前記受信量をスループットとして算出するステップと、前記スループットに基づいて、前記送信量を減少させるステップとを含むことが好ましい。
本発明の第3の特徴に係る送信制御方法において、前記スループットの履歴を管理するステップをさらに含み、前記減少させるステップでは、前記履歴を参照し、前記スループットが所定の閾値を下回った場合に、前記送信量を減少させることが好ましい。
本発明によれば、通信網の状態、具体的にはキューイングバッファに蓄積されたデータ量を高精度に推定しつつ、新たに送信するデータの送信量を制御することができる通信システム、通信装置、及び送信制御方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(通信システムの構成例)
先ず、本実施形態に係る通信システムの構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。図2は本実施形態に係る通信システムのプロトコルスタックを示す図である。
図1に示す通信システムは、クライアント端末100と、無線制御装置200と、無線通信網1と、POI(Point Of Interface)300と、有線通信網2と、サーバー装置400とを備える。
無線通信網1は、無線LANが接続されたWANやLAN、又は携帯電話システムの交換ネットワークの形態をとる。有線通信網2は、LAN又はインターネットの形態をとる。
クライアント端末100は、携帯電話端末又は無線通信機能を有するノートPCなどの形態をとる。本実施形態においてクライアント端末100は、無線制御装置200、無線通信網1、POI300、及び有線通信網2を介して、サーバー装置400からコンテンツをダウンロードする。
無線制御装置200は、無線LANのアクセスポイント(AP)、又は携帯電話システムの基地局装置の形態をとる。無線制御装置200は、クライアント端末100と無線リンクを介して通信し、クライアント端末100と無線通信網1との間の無線インターフェースとして機能する。
POI300は、例えばルータ装置の形態をとる。POI300は、無線通信網1と有線通信網2とを相互に接続する。
サーバー装置400は、PC又はワークステーションの形態をとる。サーバー装置400は、有線通信網2、POI300、無線通信網1、及び無線制御装置200を介して、クライアント端末100に対してコンテンツ配信を行う。
図2に示すように、クライアント端末100とサーバー装置400とは、OSI参照モデルのトランスポート層に位置するTCPに従って通信する。TCPでは、データ送信毎に確認応答を待つ通信、すなわち確認型通信が行われる。
なお、サーバー装置400は、複数のデータパケットを各データパケットに内包されたシーケンス番号の順にクライアント端末100へ送信する。クライアント端末100から送信される確認応答に内包される確認応答番号には、クライアント端末100が次に受信すべきデータパケットのシーケンス番号の値が格納される。
(クライアント端末の構成例)
次に、クライアント端末100の構成例について説明する。図3は、クライアント端末100の構成例を示す機能ブロック図である。
クライアント端末100は、無線インターフェース101と、IP(Internet Protocol)処理部102と、アプリケーション処理部103と、TCP処理部104とを備える。
無線インターフェース101は、無線通信網1とのインターフェースとして機能する。具体的には、無線インターフェース101は、アンテナ、高周波(RF)処理部、及びベースバンド(BB)処理部などを備える。
IP処理部102は、無線通信網1から通知されたアドレス、又はユーザがクライアント端末100に設定した一意のアドレスによって、無線通信網1及び有線通信網2におけるクライアント端末100の識別機能を提供する。
アプリケーション処理部103は、Webブラウザ、FTP(File Transfer Protocol)クライアント、メールクライアントなど、ユーザが利用するアプリケーションを実行する。
TCP処理部104は、再送制御、輻輳制御により信頼性の高い通信を実施可能とする。
(サーバー装置の構成例)
次に、サーバー装置400の構成例について説明する。図4は、サーバー装置400の構成例を示す機能ブロック図である。
サーバー装置400は、ネットワークインターフェース401と、IP処理部402と、アプリケーション処理部403と、TCP処理部404と、輻輳制御部405とを備える。
ネットワークインターフェース401は、例えばEthernet(登録商標)インターフェースの形態をとる。ネットワークインターフェース401は、有線通信網2とのインターフェースとして機能する。
IP処理部402は、有線通信網2で一意のIPアドレスが付与され、サーバー装置400の識別機能を提供する。
アプリケーション処理部403は、Webサーバー、FTPサーバー、メールサーバーなどユーザが利用するアプリケーションを提供する。
TCP処理部404は、再送制御、輻輳制御により信頼性の高い通信を実施可能とする。ここで、TCP処理部404による再送制御について簡単に説明する。TCP処理部404は、パケットロスを検出し、欠落したデータパケットを再送信する。具体的には、TCPデータを送信してから所定の時間(再送タイムアウト時間)内に、そのデータを受信したことを示す確認応答がクライアント端末100から送信されたかによってパケットロスを検出する。あるいは、TCP処理部404は、クライアント端末100から重複確認応答パケットが所定の回数(例えば、3回)送信されてきたか否かによってパケットロスを検出する。
輻輳制御部405は、TCP処理部404と連携して輻輳制御を行う。輻輳制御部405は、往復時間計測部406と、受信量判定部407と、スループット算出部408と、履歴管理部409と、閾値判定部410と、輻輳制御起動部411とを備える。
往復時間計測部406は、TCPデータ送信開始から、確認応答までの経過時間、すなわち往復時間(RTT)を計測する。
受信量判定部407は、確認応答に基づいて、クライアント端末100が正常に受信したデータの受信量を判定する。
スループット算出部408は、往復時間計測部406と受信量判定部407とから通知された値を元に、データ送信のスループットを算出する。ここで、往復時間計測部406が計測した往復時間を“RTT”とし、クライアント端末100が正常に受信したデータの受信量を“RD”とすると、スループット“TP”は、
TP=RD/RTT ・・・(1)
により算出される。
履歴管理部409は、スループット算出部408が算出したスループットの履歴を管理する。
閾値判定部410は、スループットの履歴を参照し、スループットが一定の値を下回ったことを検出する。例えば、閾値判定部410は、スループット算出部408が算出したスループットと、履歴に存在するスループットの最大値とを比較し、スループットが最大値を下回ったことを検出する。
輻輳制御起動部411は、閾値判定部410による閾値判定の結果に基づき、TCP処理部404へ輻輳制御の起動を指示する。
(スループット算出シーケンス)
次に、サーバー装置400によるスループット算出シーケンスについて説明する。図5は、サーバー装置400によるスループット算出シーケンスを示すシーケンス図である。
ステップS1において、サーバー装置400は、データ(SEQ:x)をクライアント端末100へ送信する。“x”はシーケンス番号であり、送信パケットの相対的な位置をバイト単位で示している。
ステップS2において、クライアント端末100は、確認応答(ACK:x+y)をサーバー装置400へ送信する。“x+y”は確認応答番号であり、シーケンス番号xまでのパケットが正常に受信され、さらにyバイトのデータ送信を要求することを意味している。
ここで、受信量判定部407は、ステップS2の確認応答により、ステップS1のデータ送信が正常に行われたため、クライアント端末100のデータ受信量は、ステップS1で送信したデータ送信量(xバイト)であると判定する。
また、往復時間計測部406は、ステップS1とステップS2のタイミングにより往復時間を計測する。スループット算出部408は、上記式(1)からスループットを算出する。算出されたスループットは、履歴管理部409に記憶される。
次に、ステップS3において、サーバー装置400は、データ(SEQ:x+y)をクライアント端末100へ送信する。“x+y”はシーケンス番号である。ステップS3で送信したデータ量は、ステップS1とステップS3のシーケンス番号より、x+y−x=yバイトである。
ステップS4において、クライアント端末100は、確認応答(ACK:x+y+z)をサーバー装置400へ送信する。“x+y+z”は確認応答番号であり、シーケンス番号x+yまでのパケットが正常に受信され、さらにzバイトのデータ送信を要求することを意味している。
ここで、受信量判定部407は、ステップS4の確認応答により、ステップS3のデータ送信が正常に行われたため、クライアント端末100のデータ受信量は、ステップS3で送信したデータ送信量(yバイト)であると判定する。
また、往復時間計測部406は、ステップS3とステップS4のタイミングにより往復時間を計測する。スループット算出部408は、上記式(1)からスループットを算出する。算出されたスループットは、履歴管理部409に記憶される。
(接続確立シーケンス)
次に、クライアント端末100及びサーバー装置400間の接続確立シーケンスについて説明する。図6は、クライアント端末100及びサーバー装置400間の接続確立シーケンスを示すシーケンス図である。
ステップS10において、クライアント端末100は、接続要求(SYN)パケットをサーバー装置400へ送信する。なお、このSYNパケットは、クライアント端末100及びサーバー装置400においてシーケンス番号と確認応答番号とを同期させるためにも使われる。
ステップS20において、サーバー装置400は、接続要求・接続応答信号(TCP SYN+ACK)をクライアント端末100へ送信する。
ステップS30において、クライアント端末100は、接続応答(TCP ACK)をサーバー装置400へ送信する。
このように、クライアント端末100及びサーバー装置400で相互にSYNパケットを送信するとともに、ACKパケットで確認応答を送信する。この結果、3つのパケットが送信又は受信される。なお、このような手順は「3ウェイ・ハンドシェイク」と呼ばれる。
(データ送信シーケンス)
次に、サーバー装置400からクライアント端末100へのデータ送信シーケンスについて説明する。図7は、サーバー装置400からクライアント端末100へのデータ送信シーケンスを示すシーケンス図である。
ステップS40において、サーバー装置400は、1パケット分のTCPデータをクライアント端末100へ送信する。
ステップS50において、クライアント端末100は、ステップS40で送信されたTCPデータを正常に受信できたことを示す確認応答をサーバー装置400へ送信する。
ステップS60において、サーバー装置400は、クライアント端末100から確認応答を受信すると、データ送信量を2倍に増加させ、2パケット分のTCPデータをクライアント端末100へ送信する。
以降、サーバー装置400は、最大ウィンドウサイズに到達するまで、指数的にデータ送信量を増加させる。なお、このような制御は「スロースタート制御」と呼ばれる。
(輻輳制御シーケンス)
次に、サーバー装置400による輻輳制御シーケンスの一例について説明する。図8は、サーバー装置400による輻輳制御シーケンスの一例を示すシーケンス図である。
ステップS100において、サーバー装置400は、4パケット分のTCPデータをクライアント端末100へ送信する。
ステップS110において、クライアント端末100は、確認応答をサーバー装置400へ送信する。この際、サーバー装置400の輻輳制御部405の閾値判定部410が、履歴管理部409のスループットの履歴を参照し、所定の条件を満たした場合、輻輳制御起動部411がTCP処理部404に対して輻輳制御の起動を指示する。その結果、サーバー装置400は、次のデータ送信量を減少させる。
ステップS120において、サーバー装置400は、例えば1パケット分のTCPデータをクライアント端末100へ送信する。以降の通信においては、上述したスロースタート制御が実行される。
このようにして、輻輳制御が起動することにより、サーバー装置400はデータ送信量を減少させる。
(作用・効果)
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、サーバー装置400は、往復時間(RTT)とクライアント端末100におけるデータ受信量とに基づいて、クライアント端末100へ新たに送信するデータのデータ送信量(輻輳ウィンドウ)を制御する。すなわち、無線通信網1及び有線通信網2の帯域幅と伝送遅延とを考慮したデータ送信量制御(輻輳制御)を行っている。この結果、サーバー装置400は、無線通信網1及び有線通信網2の状態、具体的にはキューイングバッファに蓄積されたデータ量を高精度に推定しつつ、クライアント端末100へ新たに送信するデータのデータ送信量を制御することができる。
また、本実施形態によれば、サーバー装置400は、単位時間当たりのデータ受信量をスループットとして算出し、スループットに基づいてデータ送信量を減少させる。したがって、パケットロスによるTCPの輻輳制御に頼らなくとも、データ送信量を減少させることができる。
更に、本実施形態によれば、サーバー装置400は、スループットが履歴に存在するスループットの最大値を下回ったとき、つまりスループットが低下したタイミングで、データ送信量を減少させることによって、データ送信量を適切に減少させることができる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態においては、スループットが履歴に存在するスループットの最大値を下回ったときに、データ送信量を減少させる一例を説明した。しかしながら、スループットが予め設定された所定の閾値を下回ったときに、データ送信量を減少させる構成としてもよい。あるいは、スループットが、履歴に存在する前回(直前)のスループットの値や、履歴に存在するスループットの平均値などを下回ったときに、データ送信量を減少させる構成としてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信システムのプロトコルスタックを示す図である。 本発明の実施形態に係るクライアント端末の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るサーバー装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るサーバー装置によるスループット算出シーケンスを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るクライアント端末及びサーバー装置間の接続確立シーケンスを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るサーバー装置からクライアント端末へのデータ送信シーケンスを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るサーバー装置による輻輳制御シーケンスを示すシーケンス図である。
符号の説明
100…クライアント端末、101…無線インターフェース、102…IP処理部、103…アプリケーション処理部、104…TCP処理部、200…無線制御装置、300…POI、400…サーバー装置、401…ネットワークインターフェース、402…IP処理部、403…アプリケーション処理部、404…TCP処理部、405…輻輳制御部、406…往復時間計測部、407…受信量判定部、408…スループット算出部、409…履歴管理部、410…閾値判定部、411…輻輳制御起動部

Claims (9)

  1. 第1通信装置と、通信網を介して前記第1通信装置へデータを送信する第2通信装置とを具備する通信システムであって、
    前記第1通信装置は、前記第2通信装置が送信したデータの受信結果を示す確認応答を前記第2通信装置へ送信する確認応答送信部を備え、
    前記第2通信装置は、
    前記第1通信装置へ前記データを送信してから、前記第1通信装置から前記確認応答を受信するまでの時間を往復時間として計測する往復時間計測部と、
    前記確認応答に基づいて、前記第1通信装置が正常に受信したデータの受信量を判定する受信量判定部と、
    前記往復時間と前記受信量とに基づいて、前記第1通信装置へ新たに送信するデータの送信量を制御する送信量制御部と
    を備える通信システム。
  2. 前記送信量制御部は、
    前記往復時間と前記受信量とから、単位時間当たりの前記受信量をスループットとして算出するスループット算出部と、
    前記スループットに基づいて、前記送信量を減少させる減少処理部と
    を備える請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記スループットの履歴を管理する履歴管理部をさらに備え、
    前記減少処理部は、前記履歴を参照し、前記スループットが所定の閾値を下回った場合に、前記送信量を減少させる請求項2に記載の通信システム。
  4. 通信網を介して相手先装置へデータを送信する通信装置であって、
    前記相手先装置での前記データの受信結果を示す確認応答を、前記相手先装置から受信する確認応答受信部と、
    前記相手先装置へ前記データを送信してから、前記受信部が前記確認応答を受信するまでの時間を往復時間として計測する往復時間計測部と、
    前記確認応答に基づいて、前記相手先装置が正常に受信したデータの受信量を判定する受信量判定部と、
    前記往復時間と前記受信量とに基づいて、前記相手先装置へ新たに送信するデータの送信量を制御する送信量制御部と
    を備える通信装置。
  5. 前記送信量制御部は、
    前記往復時間と前記受信量とから、単位時間当たりの前記受信量をスループットとして算出するスループット算出部と、
    前記スループットに基づいて、前記送信量を減少させる減少処理部と
    を備える請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記スループットの履歴を管理する履歴管理部をさらに備え、
    前記減少処理部は、前記履歴を参照し、前記スループットが所定の閾値を下回った場合に、前記送信量を減少させる請求項5に記載の通信装置。
  7. 通信網を介して相手先装置へデータを送信する通信装置における送信制御方法であって、
    前記相手先装置での前記データの受信結果を示す確認応答を、前記相手先装置から受信するステップと、
    前記相手先装置へ前記データを送信してから、前記確認応答を受信するまでの時間を往復時間として計測するステップと、
    前記確認応答に基づいて、前記相手先装置が正常に受信したデータの受信量を判定するステップと、
    前記往復時間と前記受信量とに基づいて、前記相手先装置へ新たに送信するデータの送信量を制御するステップと
    を含む送信制御方法。
  8. 前記制御するステップは、
    前記往復時間と前記受信量とから、単位時間当たりの前記受信量をスループットとして算出するステップと、
    前記スループットに基づいて、前記送信量を減少させるステップと
    を含む請求項7に記載の送信制御方法。
  9. 前記スループットの履歴を管理するステップをさらに含み、
    前記減少させるステップでは、前記履歴を参照し、前記スループットが所定の閾値を下回った場合に、前記送信量を減少させる請求項8に記載の送信制御方法。
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