JP2004140596A - Tcp上のデータ転送における品質を推定する方法およびシステム - Google Patents

Tcp上のデータ転送における品質を推定する方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークヘかかる負荷を小さく抑えることができ、かつ少ない計算量でTCPスループットや再送発生率等のTCP品質を推定する。
【選択手段】パケット通信網を介して接続された2つの品質測定装置間で、一方の品質測定装置から他方の品質測定装置に向けて測定パケットを送信し、他方は、これに対応する測定パケットを一方の品質測定装置へ返送し、一方の品質測定装置は返送された測定パケットの受信状況に基づき品質測定装置間のTCPスループット、再送発生率、平均パケット往復遅延、タイムアウト再送が発生する確率を推定すること、および、そのために、測定パケットを一方の品質測定装置から送信するタイミングは、ウインドウ型フロー制御により決定され、更に,タイムアウト時間を経ても他方の品質測定装置から期待される測定パケットの返送がない場合は、全ての測定パケットが紛失したと考え、ウインドウサイズ分の測定パケットを送信する。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、TCP(Transmission Control Protocol)上のデータ転送において、パケット通信網を介して接続された2つの品質測定装置で測定パケットを送受信し、その送受信情報に基づき、両品質測定装置間におけるデータ転送の品質を推定する方法及びシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の品質推定方法の従来技術の一例では、スループットの計算に必要な情報を全て測定対象のデータ転送のパケットを線路上の品質測定装置でキャプチャし、キャプチャの結果より得られるパケットヘッダの情報、及びパケット検出の時刻を取得し、それらに基づきデータ転送における再送発生率、平均パケット往復遅延を推定し、スループットを計算している(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
また従来技術の第2の例では、データ転送のスループットを推定するために、2つの品質測定装置間で、TCPと同じ制御機構をもつ測定パケットを送受信し、測定パケットのスループットをもって測定対象のデータ転送のスループットの推定値としている(例えば、非特許文献2参照)。
【0004】
【非特許文献1】
J. Padhye著,”A simple Model and its Empirical Validation”,Proceedings of SIGCOMM,1998年、ACM,p.303−314
【非特許文献2】
M. Mathis著、”TReno Bulk Transfer Capacity”、1999年2月、IETFドラフト、[2002年10月3日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/proceedings/99nov/I−D/draft−ietf−ippm−treno−btc−03.txt
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術では、次のような問題がある。
第1の従来技術の第1の問題点は、品質推定に必要な情報を全て測定対象のデータ転送のパケットを直接キャプチャすることにより得ている点にある。測定対象のデータ転送のキャプチャを得るためには、経路上に品質測定装置を設置する必要があり、設置のために一時的に通信の断が発生する。しかし、実際のネットワーク環境では、通信の断が許されないという理由により、品質測定装置の設置ができない場合も多く、その場合、スループットの測定が不能になる。また、パケットのキャプチャによりスループットの計算を行うためには、膨大なデータを処理する必要があり、計算量が大きくなるなどの問題があった。
【0006】
第1の従来技術の第2の問題点は、TCPにおける、全再送の内、タイムアウト再送が発生する確率を計算するために特殊な仮定をおいているため、多くの場合に推定値が現実と合わないという点にある。
【0007】
第2の従来技術の第1の問題点は、TCPと同じ制御機構をもつ測定パケットを送信することにある。この際、ネットワークヘかかる負荷は無視できない大きさとなる。
【0008】
第2の従来技術の第2の問題点は、測定の結果として得られる値がスループットだけである点にある。スループット以外の品質を推定するためには、更に別の測定を行う必要があり、効率的でない。
【0009】
本発明の目的は、ネットワークヘかかる負荷を小さく抑えることができ、かつ少ない計算量でTCPのスループット、再送発生率、平均パケット往復遅延、タイムアウト再送が発生する確率を推定できる方法及びシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のTCP品質推定方法は、パケット通信網を介して接続された2つの品質測定装置間で、2つの品質測定装置の一方の品質測定装置から他方の品質測定装置に向けて測定パケットを送信し、他方の品質測定装置は一方の品質測定装置からの送信された測定パケットの受信に応じて、これに対応する測定パケットを一方の品質測定装置へ返送し、一方の品質測定装置は他方の品質測定装置から返送された測定パケットの受信状況に基づき品質測定装置間のTCPスループット、再送発生率(=1/再送間に送信可能なパケット数の平均)、平均パケット往復遅延、タイムアウト再送が発生する確率を推定することを特徴とするものであって、前記測定パケットを一方の品質測定装置から送信するタイミングはウインドウ型フロー制御により決定し、更に、タイムアウト時間を経ても他方の品質測定装置から期待される測定パケットの返送がない場合は、全ての測定パケットが紛失したと考え、ウインドウサイズ分の測定パケットを送信することを特徴とするものである。
【0011】
こ方法を実施する本発明のTCP品質推定システムは、パケット通信網を介して接続された少なくとも2つの品質測定装置と、2つの品質測定装置の一方または両方に接続された管理装置とを具え、各品質測定装置は、他方の品質測定装置に対して測定パケットを送信する通信装置であって、測定パケットを送信するタイミングをウインドウ型フロー制御により決定する機能と、更に、タイムアウト時間を経ても他方の品質測定装置から期待される測定パケットの返送がない場合は、全ての測定パケットが紛失したと考え、ウィンドウサイズ分の測定パケットを送信する機能を有し、2つの品質測定装置の一方の品質測定装置は他方の品質測定装置に向けて測定パケットを送信し、他方の品質測定装置は一方の品質測定装置から送信された測定パケットの受信に応じて、これに対応する測定パケットを一方の品質測定装置へ返送し、前記管理装置は他方の品質測定装置から返送された測定パケットの受信状況に基づき品質測定装置間のTCPスループット、再送発生率(=1/再送間に送信可能なパケット数の平均)、平均パケット往復遅延、タイムアウト再送が発生する確率を推定する機能を有することを特徴とする。
【0012】
この方法及びシステムでは、測定パケットは、TCPの振る舞いを擬似する送信規則を有するが、確認応答なしで送信できるパケット数(ウィンドウサイズ)、およびパケット損失時に次パケットを送信するまでの時間間隔(タイムアウト時間)、およびパケットサイズを調整することにより、実際にTCPでデータ通信を行うよりもネットワークにかかる負荷を小さくできる。また、TCPスループット、再送発生率、平均パケット往復遅延、タイムアウト再送が発生する確率の推定にあたっては、パケットのキャプチャを取得する必要もない。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態としてのTCP品質推定システムの構成を示すブロック図である。この品質推定システム10は、少なくとも2つ、本例では4つのの品質測定装置1A−1Dと管理装置2が設けられており、各品質測定装置はそれぞれ測定対象となるパケット通信網4に接続されている。各品質測定装置は、他方の品質測定装置に対して測定パケットを送信する通信装置であって、測定パケットを送信するタイミングをウインドウ型フロー制御により決定する機能と、更に、タイムアウト時間を経ても他方の品質測定装置から期待される測定パケットの返送がない場合は、全ての測定パケットが紛失したと考え、ウィンドウサイズ分の測定パケットを送信する機能を有する。
【0014】
管理装置2は、測定を行う2つの品質測定装置の間で送受信された測定パケットの送受信状況に基づき、品質推定に必要な計算をする処理装置である。また、管理装置2は品質測定装置と同じ測定装置上に実現することもできる。
【0015】
測定パケットには、送出順を表す番号(シーケンス番号)、および送出時刻が付与される。測定パケットにシーケンス番号および送出時刻を付与する方法としては、ヘッダ内にシーケンス番号および送出時刻を付与することができるICMP(Internet Control Message Protocol)を用いる方法、測定パケットのペイロードの特定の位置にシーケンス番号および送出時刻を書く方法、等が挙げられる。
【0016】
これらの品質測定装置や管理装置としては、パケット通信機能を有するパーソナルコンピュータを用いてもよく、専用の測定装置を用いてもよい。
【0017】
次に図2を使用して図1に示すTCP品質推定システムの全体の動作について評細に説明する。ここでは、品質測定装置1Aから品質測定装置1Bへ向かう方向についての、品質を推定する場合について説明する。なお、本実施の形態によれば、この例に限らず、他の品質測定装置を使用して他のリンクや方向についても同様にしてスループットの測定ができる。
【0018】
品質測定装置1Aは、品質測定装置1Aと対になる他方の品質測定装置1Bへパケット通信網4を介して所定の測定パケットを送出する。品質測定装置1Aからの測定パケットは、lPルータ3A、リンク4A、IPルータ3Bを経由して、品質測定装置1Bへ到着する。
【0019】
品質測定装置1Bは、品質測定装置1Aからの測定パケットを受信した後、品質測定装置1Aへ測定パケットを折り返し送信する。その際に、測定パケット内のシーケンス番号、送出時刻の情報は、受信した測定パケットに記述されていた値に設定する。
【0020】
品質測定装置1Aは、品質測定装置1Bからの測定パケットを受信すると、測定パケット内のシーケンス番号の内容に基づき、次のパケットを送出するか否かを決める。更に、品質測定装置1Bから期待されるシーケンス番号を持つ測定パケットを一定時間内に受信しない場合は、全ての測定パケットが紛失したとみなし、ウィンドウサイズ分の測定パケットを送出する。
【0021】
図3(a)に、品質測定装置1Aが品質測定装置1Bからの測定パケットを受信した場合の動作をフローチャートに示す。受信したパケットiが、期待されるシーケンス番号ackをもっている場合(i=ack)は、次のパケットnを送信し、次に受信を期待するシーケンス番号の更新(ack=i+1)、および次に送信する測定パケットのシーケンス番号の更新(n=n+1)を行い、更に測定パケットの損失を検出するためのタイマを再起動する。
【0022】
図3(b)に、品質測定装置1Aが品質測定装置1Bから期待されるシーケンス番号を持つ測定パケットを一定時間内に受信しない場合、および測定パケットの転送開始時の動作をフローチャートに示す。受信が期待されるシーケンス番号をもつ測定パケットを一定期間(T)内に受信しない場合、測定パケットの損失を検出するためのタイマが切れる。この場合、一度にウインドウサイズ分の測定パケットn,n+1,...,n+w−1を送信し、次に受信を期待するシーケンス番号の更新(ack=n)、および次に送信する測定パケットのシーケンス番号の更新(n=n+w)を行う。
【0023】
更に、管理装置2は品質測定装置1Aにおける測定パケットの受信状況から、測定パケットのパケット損失率PLR、パケットの送信間隔がタイムアウト時間以下であるときにパケットが連続して廃棄される確率P、廃棄なしで連続して送れるパケット数の分布、パケット往復遅延rttを計算する。
【0024】
管理装置2は、一定回数の測定の後、これらの情報を用いて、TCPスループットTh、再送発生率P、平均パケット往復遅延rtt(電子出願の都合上平均記号をアンダーラインで表した)、タイムアウト再送が発生する確率を計算する。
【0025】
再送発生率Pは、測定パケットの受信履歴から得られる、測定パケットのパケット損失率PLR、パケットの送信間隔がタイムアウト時間以下であるときにパケットが連続して廃棄される確率P、廃棄なしで連続して送れるパケット数がi個より小さい確率P{ok<i}を用いて、次式:
【数11】
Figure 2004140596
ここで、
【数12】
Figure 2004140596
で与えられる。
ここで、E[B]は一度に連続して破棄されるパケット数(連続ロス)の平均を表し、E[BN]は1ウインドウ中に含まれる連続ロスの数の平均を表し、Wは再送が発生する時のウィンドウサイズの平均の推定値を表す。
【0026】
平均パケット往復遅延rttは、測定パケットのパケット往復遅延をウインドウサイズにつき1個計測したi番目の測定値rtt、rttを測定した時刻t、パケット往復遅延の最小値d、測定パケット数N、パケット長L(bits)、アクセス帯域B(bit/sec)を用いて、次式:
【数13】
Figure 2004140596
で与えられる。
【0027】
スループットThは次式により計算される。
【数14】
Figure 2004140596
ここで、E[ZTO]は、同一再送データに対する連続するタイムアウト再送時において最初の再送のタイムアウト待ちが始まってから最後のタイムアウト再送を開始するまでの時間の平均を表し、この区間をタイムアウト再送シーケンスと呼ぶ。E[R]は、タイムアウト再送シーケンス内で再送されるパケットの数の平均を表す。E[Y]はタイムアウト再送シーケンス外で連続する再送の間に新規に送信するパケット数の平均を表し、E[A]は、タイムアウト再送シーケンス外で連続する再送の間でパケットを送信している時間の平均を表す。これらは、数11で計算されるPr、数13で計算されるrtt、タイムアウト待ち時間の初期値To、Ackパケットを返送する頻度bを用いて次式で計算される。
【数15】
Figure 2004140596
【0028】
タイムアウト再送が発生する確率は、パケットの送信間隔がタイムアウト時間以下であるときにパケットが連続して廃棄される確率Pとすることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次のような効果を奏する。
第1の効果は、測定対象のデータ転送のパケットを直接キャプチャすることなく、TCPの品質推定を行うことができることにある。その理由は、測定パケットを送受信し、それらの送受信状況を元に品質推定に必要な情報を得ているためである。第2の効果は、単にTCPと同じ制御機構をもつ測定パケットを送信する場合に比べ、ネットワークヘかかる負荷を小さくできることにある。その理由は、TCPと同じ制御機構をもつ測定パケットの受信個数から直接スループットを計算するのではなく、TCPを擬似する測定パケットの受信履歴から品質測定に必要な情報を計算により推定しているためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例としてのTCP品質推定システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のTCP品質推定システムにおいて品質測定装置1Aから品質測定装置1Bへ向かう方向について品質測定を行う場合の構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は、図2のシステムにおいて、品質測定装置1Aが品質測定装置1Bからの測定パケットを受信した場合の動作を表すフローチャートであり、
(b)は、図2のシステムにおいて、品質測定装置1Aが品質測定装置1Bから受信が期待される測定パケットを一定時間内に受信しない場合、および測定パケットの転送開始時の動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1A−1D 品質測定装置
2 管理装置
3 1Pルータ
4 パケット通信網
4A、4B、4C リンク
5 TCP端末
10 品質推定システム

Claims (12)

  1. パケット通信網を介して接続された2つの品質測定装置間で、2つの品質測定装置の一方の品質測定装置から他方の品質測定装置に向けて測定パケットを送信し、他方の品質測定装置は一方の品質測定装置から送信された測定パケットの受信に応じて、これに対応する測定パケットを一方の品質測定装置へ返送し、一方の品質測定装置は他方の品質測定装置から返送された測定パケットの受信状況に基づき品質測定装置間のTCPスループット、再送発生率(=1/再送間に送信可能なパケット数の平均)、平均パケット往復遅延、タイムアウト再送が発生する確率を推定することを特徴とするTCP品質測定方法であって、前記測定パケットを一方の品質測定装置から送信するタイミングは、ウィンドウ型フロー制御により決定され、更に、タイムアウト時間を経ても他方の品質測定装置から期待される測定パケットの返送がない場合は、全ての測定パケットが紛失したと考え、ウィンドウサイズ分の測定パケットを送信することを特徴とするTCP品質推定方法。
  2. 請求項1記載のTCP品質推定方法において、測定パケットの受信履歴により得られる、測定パケットのパケット損失率PLR、パケットの送信間隔がタイムアウト時間以下であるときにパケットが連続して廃棄される確率P、廃棄なしで連続して送れるパケット数がi個より小さい確率P{ok<i}用いて、再送発生率Pを次式:
    Figure 2004140596
    ここで、
    Figure 2004140596
    により計算することを特徴とするTCP品質推定方法。
  3. 請求項1記載のTCP品質推定方法において、測定パケットのパケット往復遅延をウィンドウサイズにつき1個計測したi番目の測定値rtt、rttを測定した時刻t、パケット往復遅延の最小値d、測定パケットの数N、パケット長L(bits)、アクセス帯域B(bit/sec)を用いて、平均パケット往復遅延rtt
    (電子出願の都合上平均記号はアンダーラインで表した)を次式:
    Figure 2004140596
    により計算することを特徴とするTCP品質推定方法。
  4. 請求項1記載のTCP品質推定方法において、数1で計算される再送発生率P、数3で計算される平均パケット往復遅延rtt、タイムアウト待ち時間の初期値To、Ackパケットを返送する頻度bを用いて、TCPスループットThを次式:
    Figure 2004140596
    ここで、
    Figure 2004140596
    により計算することを特徴とするTCP品質推定方法。
  5. 請求項1記載のTCP品質推定方法において、タイムアウト再送が発生する確率を、パケットの送信間隔がタイムアウト時間以下であるときにパケットが連続して廃棄される確率Pとすることを特徴とするTCP品質推定方法。
  6. パケット通信網を介して接続された少なくとも2つの品質測定装置と、2つの品質測定装置の一方または両方に接続された管理装置とを具え、各品質測定装置は、他方の品質測定装置に対して測定パケットを送信する通信装置であって、測定パケットを送信するタイミングをウインドウ型フロー制御により決定する機能と、更に、タイムアウト時間を経ても他方の品質測定装置から期待される測定パケットの返送がない場合は、全ての測定パケットが紛失したと考え、ウィンドウサイズ分の測定パケットを送信する機能を有し、2つの品質測定装置の一方の品質測定装置は他方の品質測定装置に向けて測定パケットを送信し、他方の品質測定装置は一方の品質測定装置から送信された測定パケットの受信に応じて、これに対応する測定パケットを一方の品質測定装置へ返送し、前記管理装置は他方の品質測定装置から返送された測定パケットの受信状況に基づき品質測定装置間のTCPスループット、再送発生率(=1/再送間に送信可能なパケット数の平均)、平均パケット往復遅延、タイムアウト再送が発生する確率を推定する機能を有することを特徴とするTCP品質測定システム。
  7. 請求項6記載のTCP品質推定システムにおいて、前記管理装置は、測定パケットの受信履歴により得られる、測定パケットのパケット損失率PLR、パケットの送信間隔がタイムアウト時間以下であるときにパケットが連続して廃棄される確率P、廃棄なしで連続して送れるパケット数がi個より小さい確率P{ok<i}用いて、再送発生率Pを次式:
    Figure 2004140596
    ここで、
    Figure 2004140596
    に従って計算する機能を有することを特徴とするTCP品質推定システム。
  8. 請求項6記載のTCP品質推定システムにおいて、前記管理装置は、測定パケットのパケット往復遅延をウィンドウサイズにつき1個計測したi番目の測定値rtt、rttを測定した時刻t、パケット往復遅延の最小値d、測定パケットの数N、パケット長L(bits)、アクセス帯域B(bit/sec)を用いて、平均パケット往復遅延rttを次式:
    Figure 2004140596
    に従って計算する機能を有することを特徴とするPCT品質推定システム。
  9. 請求項6記載のTCP品質推定システムにおいて、前記管理装置は、数1で計算される再送発生率P、数3で計算される平均パケット往復遅延rtt、タイムアウト待ち時間の初期値To、Ackパケットを返送する頻度bを用いて、TCPスループットThを次式:
    Figure 2004140596
    ここで、
    Figure 2004140596
    に従って計算する機能を有することを特徴とするTCP品質推定システム。
  10. 請求項6記載のTCP品質推定システムにおいて、前記管理装置は、タイムアウト再送が発生する確率を、パケットの送信間隔がタイムアウト時間以下であるときにパケットが連続して廃棄される確率Pとする機能を有することを特徴とするTCP品質推定システム。
  11. 前記管理装置は前記品質測定装置に組み込まれていることを特徴とする請求項6−10の何れかに記載のTCP品質推定システム。
  12. 前記品質測定装置及び/又は前記管理装置はパーソナルコンピュータにより実現されていることを特徴とする請求項6−11の何れかに記載のTCP品質管理システム。
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