JP2006229678A - 放送受信装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非放送コンテンツの視聴時にコンテンツ情報がコンテンツそのものに付加されているか否かに関係なく、簡単な操作によってユーザの嗜好情報を取得して放送コンテンツの推薦に利用する。
【解決手段】
放送コンテンツ情報解析部と非放送コンテンツ取得部と、取得した非放送系コンテンツに予め放送波で用いるジャンルと関連したジャンル情報を付加するジャンル付加部と、取得した非放送コンテンツとジャンル付加部の付加したジャンルとを対応付け、視聴回数と併せて蓄積する蓄積部と、蓄積部に蓄積された非放送コンテンツのジャンル当たりの視聴回数を数える非放送コンテンツ処理部と、放送コンテンツ情報解析部が出力したジャンル情報と、非放送コンテンツ処理部の検出した非放送コンテンツのジャンル分布とを比較して、ユーザの嗜好度を決定する嗜好度決定部とを有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、放送受信装置およびその制御方法に関し、特に、テレビなどにおけるコンテンツの選択支援において、特に過去に視聴したコンテンツの統計情報を元に視聴者の好みを推定し、視聴すべきコンテンツを推薦するコンテンツ推薦方法に関する技術に適用して好適なものである。
放送のデジタル化によって放送される放送コンテンツ数が飛躍的に増加したため、ユーザが視聴したい放送コンテンツを検索しにくいという問題が従来より指摘されている。
この問題を解決する手法は数多く提案されているが、中でもユーザがあらかじめ好みのジャンルを指定する、あるいはユーザが視聴した放送コンテンツのジャンルを自動で取得・解析し、ユーザの好みのジャンルを決定することで、そのジャンルに含まれる放送コンテンツをユーザに対して推薦する手法が多い。
例えば、特許文献1に記載された「選局装置」においては、ユーザがあらかじめ好みのジャンルを入力することで、リモコンの「お好み」ボタンを押した際に所望のジャンルの放送コンテンツが表示されるように構成されている。
また、特許文献2に記載された「選局候補の提供方法およびその方法を用いた選局装置ならびにその装置を用いた情報出力装置」においては、ユーザの視聴履歴を蓄積、放送コンテンツのジャンル、出演者および放送コンテンツ名などを解析することで、ユーザの嗜好に沿った放送コンテンツを推薦する構成が開示されている。
上述した手法は、ユーザの嗜好を反映させるのに有効な手法である。ところが、ユーザによる入力が煩雑であったり、過去に視聴していないジャンルの放送コンテンツに関しては、推薦されなかったりという問題がある。
ところで、近年のデジタル放送受信機は、単に放送受信の機能だけでなく、外部入力機器によるDVDコンテンツや静止画コンテンツ、DVコンテンツといったさまざまなコンテンツを視聴する機能を有するのが一般的である。ユーザが視聴したこれらのコンテンツにおいても、ユーザの嗜好情報が含まれる。そのため、推薦するコンテンツを放送コンテンツ以外に広げることも提案されている。
そして、特許文献3に記載された「デジタルテレビ装置およびその制御方法、コンテンツ配信装置、方法およびシステム、記憶媒体並びにプログラム」においては、放送コンテンツに連動させたい非放送コンテンツ(CMなど)をネットワーク経由で配信する際の、放送コンテンツ情報と非放送コンテンツの情報を自動で関連付けし、非放送コンテンツの自動配信を行うための提案が成されている。
また、特許文献4に記載された「受信機」においては、カーナビのような、放送受信装置とCD/MDなどの音楽再生装置が連動できる環境において、受信中の放送コンテンツが終了した際に、自動で同一ジャンルのコンテンツを、放送コンテンツから探索、次に視聴する放送コンテンツとの間に空き時間が発生する際にCD/MDから同ジャンルの音楽を探索・再生してユーザの操作なしに連続再生を行う発明が記載されている。
特許文献5における「オーディオ制御方法」は、CD/MDの再生時にアーティスト名
やジャンルなどを蓄積し、放送コンテンツにその情報が含まれる場合に、そのコンテンツを受信/表示することが可能となる技術である。CD/MDには、CD−TEXT技術を用いることで、TOC部にジャンル/アーティスト名を付加できることを利用している。
特許文献3は、視聴した放送コンテンツから、関連が深い非放送コンテンツを配信するための提案であり、ユーザの所有するコンテンツに対する提案はされず、ユーザの所有するコンテンツ視聴に基づく好みも抽出されない。
また、一般的な放送受信装置で視聴しうる非放送コンテンツとしては、DVD、デジタルカメラ、デジタルビデオなどが存在する。ところが、いずれのコンテンツも、ジャンルやタイトルと言った情報があらかじめ付加されていないものが多い。そのため、特許文献4や特許文献5に記載された技術を、そのまま一般的な放送受信装置に適用することは極めて困難であった。
特開平10−028243号公報 特開平10−256875号公報 特開2002−247472号公報 特開2002−035435号公報 特開2000−174717号公報
したがって、この発明の目的は、上述した従来技術における問題点を解決することができ、デジタル放送受信装置によって非放送コンテンツを視聴した際に、コンテンツ情報がコンテンツそのものに付加されているか否かに関わらず、ユーザの簡単な操作によって、ユーザの嗜好情報を取得することができ、この嗜好情報を放送コンテンツの推薦に利用することができる放送受信装置およびその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明の第1の発明は、
デジタル放送を受信可能な放送受信装置であって、
受信した放送波の放送コンテンツ情報を解析可能に構成された放送コンテンツ情報解析部と、
非放送コンテンツの情報データを取得可能に構成された非放送コンテンツ取得部と、
非放送コンテンツ取得部により取得された非放送コンテンツに、あらかじめ放送波の放送コンテンツで用いられるジャンルと関連付けされているジャンル情報を付加するジャンル付加部と、
非放送コンテンツ取得部により取得された非放送コンテンツと、ジャンル付加部により付加されたジャンルとを対応付けて、非放送コンテンツの視聴回数とともに蓄積するように構成された蓄積部と、
放送コンテンツ情報解析部から出力されたジャンル情報と、蓄積部に蓄積されている非放送コンテンツの上記視聴回数とから、ジャンルに対するユーザの嗜好度を決定するようにした嗜好度決定部とを有する
ことを特徴とするものである。
また、この発明の第2の発明は、
放送コンテンツおよび非放送コンテンツを取得可能に構成された放送受信装置の制御方法であって、
該放送コンテンツに付加されているジャンル情報を取得し記憶するステップと、
該非放送コンテンツに該ジャンル情報を選択して付加するステップとを有する
ことを特徴とするものである。
この発明によれば、非放送コンテンツを視聴した際に、ユーザによる簡単な操作によって嗜好情報を取得することができ、コンテンツの推薦に利用することが可能な、デジタル放送受信装置を提供することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
まず、この発明の第1の実施形態について説明する。図1に、この発明によるコンテンツ推薦方法を適用した第1の実施形態による放送受信装置を示す。
図1に示すように、リモコン101は、赤外線通信などにより、いわゆるテレビジョン受信装置である放送受信装置103にユーザの指示を通知可能に構成されている。放送波アンテナ102は、放送波を受信可能に構成されている。
放送コンテンツ処理部104は、放送波の分離・復号・合成・出力などを行うための回路である。放送コンテンツ情報解析部105は、放送波に含まれるSI/PSIを解析可能に構成されている。外部装置106は、放送受信装置103に放送以外のコンテンツを入力するように構成されている。非放送コンテンツ取得部107は、外部装置106から入力されるコンテンツを取得可能に構成されている。
ジャンル付加部108は、非放送コンテンツ取得部107により処理されたコンテンツにジャンル情報を与えるための回路である。放送コンテンツ情報蓄積部109は、放送コンテンツ情報解析部105により処理された放送コンテンツ情報を蓄積するための回路である。また、ジャンル管理部110は、放送で用いられるジャンル情報を管理するための回路である。視聴履歴蓄積部111は、過去にユーザが視聴した放送コンテンツおよび非放送コンテンツの履歴を蓄積するための回路である。
また、嗜好度決定部112は、視聴履歴蓄積部111に蓄積されている視聴履歴情報からそれぞれのジャンルのユーザの嗜好度を決定し、放送コンテンツ情報蓄積部109に蓄積されている現在の放送コンテンツ情報からユーザの嗜好に合致した放送コンテンツを推薦するための回路である。非放送コンテンツ処理部113は、非放送コンテンツに対して復号などの各種処理を行うための回路である。表示部114は、映像および音声の表示を制御する、いわゆる表示手段である。
放送波アンテナ102から入力された放送コンテンツは、放送受信装置103の放送コンテンツ処理部104において処理される。具体的には、MPEG2 TransportStreamのデマルチプレックス、MPEG2ビデオ、オーディオ復号、AV同期処理、時刻管理、データ放送処理、出力処理である。なお、放送コンテンツ処理部104の詳細な処理については、従来公知の方法を採用可能であるので、その説明を省略する。
そして、放送コンテンツ処理部104において処理された映像・音声は、表示部114を通じて、モニタやスピーカ(図示せず)に出力される。同時に、放送コンテンツ処理部104により、放送波に含まれるSI/PSIなどの放送コンテンツ情報が放送コンテンツ情報解析部105に供給される。
放送コンテンツ情報解析部105は、放送コンテンツの放送時間やジャンルなどの各種放送コンテンツ情報を解析し、放送コンテンツ情報蓄積部109に蓄積するための回路で
ある。また、放送コンテンツ情報解析部105は、視聴者が視聴したと判断された放送コンテンツのジャンルに関し、視聴履歴蓄積部111に蓄積されている視聴回数カウンタに1を加算する。
他方、外部装置106から入力された非放送コンテンツは、非放送コンテンツ取得部107により取得された後、非放送コンテンツ処理部113において処理される。外部装置106として接続される機器は、種々の装置を想定可能である。具体的に、外部装置106としては、DVDプレイヤ、DVC、DSCなどを挙げることができる。そして、非放送コンテンツ処理部113は、外部装置106として接続される装置に応じて、具体的に、DVD処理部、DVC処理部、DSC処理部などを挙げることができる。なお、これらの処理部からなる非放送コンテンツの各種処理に関しては、従来公知の方法を採用可能であるので、その説明を省略する。
このような非放送コンテンツ取得部107による取得処理の実行と同時に、ジャンル付加部108においては、ジャンル管理部110の管理するジャンル情報を用いて、ジャンル選択画面が表示部114を通じて表示され、ユーザに対して、視聴中の非放送コンテンツのジャンルを選択可能な状態とする。なお、ジャンル管理部110には、放送波で運用されるコンテンツのジャンル情報と等しい情報データが蓄積記憶されている。
ユーザによりリモコン101が用いられて、画面に表示された放送コンテンツのジャンル情報から視聴中の非放送コンテンツのジャンルが決定される。そして、非放送コンテンツのジャンル情報が決定されると、ジャンル付加部108により、決定ジャンルについて、視聴履歴蓄積部111に蓄積されている視聴回数カウンタが「+1」加算される。
この結果、視聴履歴蓄積部111には、放送コンテンツと非放送コンテンツについて、放送コンテンツで用いられるジャンル当たりの視聴回数が蓄積される。ユーザがリモコン101を操作することにより、放送コンテンツの推薦を要求するデータを送信すると、嗜好度決定部112により、視聴履歴蓄積部111に蓄えられているジャンルごとの視聴回数を用いてユーザの嗜好度の高いジャンルが決定される。そして、放送コンテンツ情報蓄積部109に蓄積されている今後の放送番組の中から同一ジャンルに含まれる番組が、ユーザに認識可能な状態で表示部114に表示される。このようにして、ユーザに対して番組の推薦が実行される。
次に、ジャンル付加部108およびジャンル管理部110の動作について説明する。
すなわち、ジャンル管理部110には、放送コンテンツで運用されるジャンル情報が蓄積されている。一例として、図2に、BSデジタル放送で用いられるジャンル情報の一部を示す。また、ジャンル付加部108によって、これらの放送コンテンツにおいて用いられるジャンルが、非放送コンテンツに関連付けされる。
非放送コンテンツ取得部107による入力信号の処理の開始と同時に、ジャンル付加部108により、表示部114を通じて図3に示す画面が表示される。ジャンル情報については選択肢が多いが、放送コンテンツのジャンル情報と同様に階層化することによって容易に表示や選択が可能である。ここで図3は、例えば第1層目の階層の一例である。
図3において、ユーザの操作により趣味/教育が選択された場合、図4に示す画面が表示される。図4に、第1階層より1段下の第2階層を示す。ユーザはリモコン101を操作して、視聴している非放送コンテンツのジャンルを、表示されている図3、図4のような放送コンテンツジャンルの中から選択する。ジャンル情報が選択された結果、そのジャンルの非放送コンテンツを視聴したとして視聴履歴蓄積部111に蓄積されているジャン
ルごとの視聴回数カウンタが+1加算される。なお、選択するジャンルに関しては、単一ジャンルにする必要はなく、単一の非放送コンテンツに複数のジャンルを関連付けることも可能である。
次に、視聴履歴蓄積部111および嗜好度決定部112の動作について説明する。また、図5に、視聴履歴蓄積部111に蓄積されている視聴回数の管理画面の一例を示す。
すなわち、図5に示すように、視聴履歴蓄積部111には、ジャンルごとの視聴回数が管理される。このジャンルごとの視聴回数には、放送コンテンツの視聴回数と、非放送コンテンツの視聴回数が統合されて管理されている。このため、嗜好度決定部112は、放送コンテンツのみのジャンル視聴回数から嗜好度を決定する場合と同一の動作で放送コンテンツの推薦が可能である。具体的には、視聴履歴蓄積部111に蓄積されている視聴回数が多いジャンルが抽出され、放送コンテンツ情報蓄積部109に蓄積されている放送コンテンツ番組情報の中から同一ジャンルの放送コンテンツが推薦放送コンテンツとして選択される。
この結果、ユーザの放送コンテンツ推薦要求に対して、放送コンテンツの視聴履歴と、非放送コンテンツの視聴履歴を用いてジャンルの嗜好度を決定することができ、放送コンテンツの推薦が可能となる。なお、推薦コンテンツをユーザに提示する方法としては種々の方法を採用することができるが、通常は、番組情報ガイド(EPG(Electronic Program Guide))上で行われる。
なお、この第1の実施形態においては、放送コンテンツとして用いられているジャンルのすべてから非放送コンテンツに関連付けるジャンルを選択可能としたが、必ずしもこれに限定するものではない。
すなわち、放送コンテンツで用いられるジャンルは、DSCコンテンツのような静止画では適用しづらいものが多い。そのため、外部装置の種類によって表示する選択肢を制限することも可能である。例えば、外部装置がデジタルスチールカメラ(DSC)の場合は、趣味/教育、ドキュメンタリー/教養、スポーツに限定、デジタルビデオカメラ(DVC)の場合は、スポーツ、ドラマ、音楽、ドキュメンタリー/教養、趣味/教育に限定するというように適用することも可能である。
また、この第1の実施形態においては、視聴履歴蓄積部111に蓄積されるコンテンツ視聴回数は放送/非放送どちらも1回の視聴に付き+1としているが、重み付けを行っても良い。例えば、外部装置から視聴したコンテンツはよりユーザの嗜好を強く表現するものとして、1回の視聴につき視聴回数を+nとするようにしてもよい。
また、この第1の実施形態においては、「視聴回数」を単純に視聴した回数の数字としているが、必ずしも視聴した回数の数字に限定されない。たとえば、SI/PSI情報から得られるすべての放送コンテンツ情報から得られる総放送回数を用いて、「視聴回数」/「総放送回数」とする適用も可能である。
(第2の実施形態)
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。図6に、この発明の第2の実施形態によるコンテンツ推薦方法を適用した放送受信装置を示す。なお、図6において、第1の実施形態と同一の動作を行うものについては同一の符号を付し、説明を省略する。
非放送コンテンツ取得部201は、外部装置106から入力された非放送コンテンツを処理するとともに、外部装置106の種類を認識してジャンル付加部202に通知するた
めの回路である。ジャンル付加部202は、あらかじめ決められた、外部装置に対応するジャンル情報の表示・設定を行うための回路である。ジャンル管理部203は、外部装置ごとのジャンル情報と放送コンテンツジャンル情報との対応付け情報を保持する回路である。
この第2の実施形態においては、第1の実施形態におけると異なり、非放送コンテンツを視聴する際にユーザにより選択されるジャンル情報として、放送コンテンツのジャンルそのものを用いずに、よりコンテンツに近い情報を表示する。
すなわち、この第2の実施形態においては、外部装置106から非放送コンテンツが入力されると、非放送コンテンツ取得部201により、コンテンツ取得と同時に外部装置106の形式が認識され、ジャンル付加部202に供給される。非放送コンテンツ取得部201からジャンル付加部202に外部装置情報が供給されると、ジャンル管理部203の管理するジャンル情報から外部装置106に関するジャンル情報が取得されて、表示部114によりジャンル選択画面が表示される。
ユーザは、リモコン101を用いて、表示されたジャンル選択画面から視聴中の非放送コンテンツのジャンルを選択する。また、ジャンル管理部203には、それぞれの外部装置に対応したコンテンツのジャンル情報と、それぞれの外部装置用ジャンル情報と、放送コンテンツ用ジャンル情報の対応情報とが蓄積されている。
非放送コンテンツのジャンル情報が決定されると、決定されたそれぞれの外部装置のジャンル情報に対応した放送コンテンツジャンル情報が、ジャンル管理部203からジャ
ンル付加部202に供給される。また、視聴履歴蓄積部111に蓄積されているジャンルごとの視聴回数が+1加算される。
次に、ジャンル付加部202およびジャンル管理部203の動作について説明する。
すなわち、ジャンル管理部203には、放送受信装置103に接続されることが想定される外部装置ごとに、ジャンル情報が蓄積されている。さらに、ジャンル管理部203には、それらの外部装置ごとのジャンル情報と放送コンテンツジャンル情報との対応関係に関する情報も蓄積される。
一例として、外部装置がDSCであった場合のジャンル情報と、そのDSCにおけるジャンル情報と、放送コンテンツジャンル情報との対応付けを図7に示す。なお、DSCジャンルは、あらかじめ静的に決められた任意のジャンルでよい。また、放送コンテンツジャンルとの対応付けも、あらかじめ静的に決定しておく。ここで、対応は必ずしも一対一である必要はない。
また、この第2の実施形態においては、放送コンテンツジャンル情報は、ユーザに提示されない。ユーザは、リモコン101を用いて、ジャンル付加部202によって表示されるDSCジャンル情報から、視聴する静止画にふさわしいジャンルを選択する。
そして、ジャンル付加部202は、ジャンル管理部203に、選択されたDSCジャンル情報に対応する放送コンテンツジャンル情報を問い合わせる。その問い合わせの結果を受けて、視聴履歴蓄積部111に蓄積されているジャンルごとの視聴回数が+1加算される。なお、その他の動作については、第1の実施形態におけると同様なので、その説明を省略する。
この第2の実施形態によれば、あらかじめそれぞれの外部装置において、自然なジャン
ルを選択しておくことができ、ユーザによるコンテンツ推薦要求時には、放送コンテンツの視聴履歴と、非放送コンテンツの視聴履歴を用いた推薦が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、この発明の第3の実施形態による放送受信装置について説明する。図8に、この第3の実施形態によるコンテンツ推薦方法を適用した放送受信装置を示す。なお、図8において、第1の実施形態と同一の動作を行うものについては同一の符号を付し、その説明は省略する。
図8に示すように、非放送コンテンツ取得部301は、外部装置106からの入力に対して取得処理および蓄積処理を行うとともに、外部装置106の種類を認識して、この外部装置106に関する情報をジャンル付加部303に通知するための回路である。非放送コンテンツ情報蓄積部302は、非放送コンテンツ取得部301が蓄積処理を行ったストリームを蓄積するとともに蓄積されている非放送コンテンツのジャンルを蓄積するための回路である。
また、ジャンル付加部303は、非放送コンテンツのジャンル情報を選択するとともに、蓄積されている非放送コンテンツに選択されたジャンル情報を付加するための回路である。また、嗜好度決定部304は、視聴履歴蓄積部111に蓄積されている視聴履歴情報と、放送コンテンツ情報蓄積部109に蓄積されている情報と、非放送コンテンツ情報蓄積部302に蓄積されている情報とを用いて、ユーザに提示する推薦コンテンツを決定する回路である。
そして、この第3の実施形態においては、第1の実施形態におけると異なり、コンテンツを推薦する際に放送コンテンツのみの推薦ではなく、放送受信装置に蓄積された非放送コンテンツを推薦対象とする。
また、この第3の実施形態においては、外部装置106から非放送コンテンツが入力されると、非放送コンテンツ取得部301は、コンテンツの取得処理と同時に蓄積処理を行い、非放送コンテンツ情報蓄積部302に出力する。また、ジャンル付加部303は、非放送コンテンツ取得部301による取得処理の実行と同時にジャンル管理部110の管理するジャンル情報を取得し、表示部114を通じてジャンル選択画面を表示する。
ユーザは、リモコン101を用いて、表示されたジャンル選択画面から視聴中の非放送コンテンツのジャンルを選択する。ジャンル管理部110には、第1の実施形態におけると同様に、放送コンテンツにおいて用いられるジャンル情報が蓄積されている。
そして、ユーザにより非放送コンテンツのジャンルが決定されると、ジャンル付加部303は、視聴履歴蓄積部111に蓄積されているジャンルごとの視聴回数のうちの、決定された放送コンテンツジャンルの視聴回数を+1だけ加算する。さらに、ジャンル付加部303は、非放送コンテンツ情報蓄積部302に、現在処理中の非放送コンテンツのジャンルとして決定された放送コンテンツジャンル情報に蓄積する。なお、非放送コンテンツ取得部301の蓄積処理については、その説明を省略する。
次に、非放送コンテンツ情報蓄積部302およびジャンル付加部303の動作について説明する。
すなわち、ジャンル管理部110には、第1の実施形態におけると同様の放送コンテンツにおいて用いられるジャンル情報が蓄積されている。その一例が上述した図2に示される。そして、これらの放送コンテンツで用いられるジャンルは、ジャンル付加部303において非放送コンテンツに関連付けられる。なお、ユーザに選択を促す画面の表示や選択
動作に関しては、第1の実施形態におけると同様であるので、その説明を省略する。
選択されたジャンル情報は、そのジャンルを視聴した回数として視聴履歴蓄積部111に蓄積される。この第3の実施形態においては、第1の実施形態と異なり、選択されたジャンル情報は非放送コンテンツ情報蓄積部302に、蓄積ストリーム本体と関連付けして蓄積される。非放送コンテンツ情報蓄積部302に蓄積される情報の一例を図9に示す。
図9に示すように、蓄積されているストリームのインデックス情報305と、ストリーム本体306とからなる。ストリームのインデックス情報305には、この第3の実施形態においては「ストリーム識別番号」「ストリームのジャンル1(上位ジャンル)」「ストリームのジャンル2(下位ジャンル)」「外部装置」「ストリーム本体のアドレス」を記述することにする。「外部装置」には、非放送コンテンツ取得部301の認識した外部装置の形式が記述されている。
次に、嗜好度決定部304の動作について説明する。すなわち、視聴履歴蓄積部111には、第1の実施形態におけると同様、図5に示すようなジャンルごとに視聴回数が管理されている。このジャンルごとの視聴回数には、放送コンテンツの視聴回数と、非放送コンテンツの視聴回数とが統合されており、この統合された視聴回数が管理されている。
そして、第1の実施形態におけると同様に、ユーザがコンテンツの推薦を所望した時に、視聴履歴蓄積部111に蓄積されている視聴回数の多いジャンルが抽出される。
また、第1の実施形態と同様にして、ジャンルが抽出された後、放送コンテンツ情報蓄積部109から同一ジャンルの放送コンテンツが推薦放送コンテンツとして選択されるとともに、非放送コンテンツ情報蓄積部302に蓄積されているインデックス情報305(ストリームインデックス)の中からも同一ジャンルの非放送コンテンツが推薦コンテンツとして選択される。
この結果、ユーザによるコンテンツ推薦の要求に対して、放送コンテンツの視聴履歴と、非放送コンテンツの視聴履歴とを用いて、放送コンテンツおよび、蓄積されている非放送コンテンツの推薦が可能となる。なお、この第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、非放送コンテンツのジャンル情報としてユーザに提示するジャンルは、放送コンテンツで用いられるジャンルすべてであることに限定されない。また、放送/非放送コンテンツ視聴回数に重み付けを行うことも可能である。
(第4の実施形態)
次に、この発明の第4の実施形態による放送受信装置について説明する。図10に、この第4の実施形態によるコンテンツの推薦方法を採用した放送受信装置を示す。なお、図10において、第1から第3の実施形態におけると同様の動作を行うものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
非放送コンテンツ取得部401は、外部装置106からの入力に対して表示処理および蓄積処理を行うとともに、外部装置106の種類を認識してジャンル付加部402に通知する回路である。ジャンル付加部402は、あらかじめ決められた、外部装置に対応するジャンル情報の表示・設定を行うとともに蓄積されている非放送コンテンツに選択されたジャンル情報を付加する回路である。
この第4の実施形態においては、第1〜第3の実施形態と異なり、非放送コンテンツを視聴・蓄積する際にユーザが選択するジャンル情報として、放送コンテンツのジャンルそのものではなく、よりコンテンツに近い情報を表示し、選択されたコンテンツ情報を放送
コンテンツのジャンル情報に対応付けして、非放送コンテンツと関連付けて蓄積する。
この第4の実施形態においては、外部装置106から非放送コンテンツが入力されると、非放送コンテンツ取得部401はコンテンツの表示処理と同時に蓄積処理を行い、非放送コンテンツ情報蓄積部302に信号を供給する。
さらに、非放送コンテンツ取得部401は、外部装置106の形式を認識し、この情報をジャンル付加部402に供給する。ジャンル付加部402は、非放送コンテンツ取得部401が表示処理を行うのと同時に、非放送コンテンツ取得部401から受け取った外部装置の形式に応じたジャンル情報をジャンル管理部203から取得し、ジャンル選択画面を、表示部114を通じて表示する。
ユーザは、リモコン101を用いて、表示されたジャンル選択画面から、視聴中の非放送コンテンツのジャンルを選択する。そして、第2の実施形態におけると同様に、ジャンル管理部203に、それぞれの外部装置に対応したコンテンツのジャンル情報と、それぞれの外部装置用ジャンル情報と放送コンテンツ用ジャンル情報との対応情報が蓄積されている。
そして、非放送コンテンツのジャンル情報が決定されると、ジャンル付加部402により、決定された非放送コンテンツジャンル情報がジャンル管理部203の情報に基づいて放送コンテンツジャンル情報に変換される。また、変換後のジャンルについて、視聴履歴蓄積部111に蓄積されているジャンル別視聴回数が+1加算される。なお、これ以降の処理については、第3の実施形態におけると同様であり、非放送コンテンツ取得部401による蓄積処理についての説明は省略する。
次に、ジャンル付加部402の動作を具体的に説明する。すなわち、ジャンル管理部203には、第2の実施形態におけると同様に、放送受信装置103との接続が想定される外部装置ごとに、ジャンル情報と、それらの外部装置ごとのジャンル情報と、放送コンテンツジャンル情報との対応関係のデータが蓄積されている。
外部装置ごとのジャンル情報、放送コンテンツジャンルとの対応付けとも、第2の実施形態におけると同様にあらかじめ静的に決定しておく。ユーザは、リモコン101などを用いて、ジャンル付加部402の表示するDSCジャンル情報から、視聴する静止画にふさわしいジャンルを選択する。
また、ジャンル付加部402は、選択されたDSCジャンル情報に対応する放送コンテンツジャンル情報をジャンル管理部203に問い合わせ、結果得られたジャンルについて視聴履歴蓄積部111に蓄積されているジャンルごとに視聴回数に+1加算し、さらにジャンルについて非放送コンテンツ情報蓄積部302に非放送コンテンツストリームと対応付けて蓄積する。また、嗜好度決定部304の動作については、第3の実施形態におけると同様であるのでその説明を省略する。
この結果、ユーザのコンテンツ推薦要求に対して、放送コンテンツの視聴履歴と、非放送コンテンツの視聴履歴を用いて、放送コンテンツ、蓄積されている非放送コンテンツの推薦が可能となる。
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施形態において挙げたコンテンツやジャンルは、あくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なるコンテンツやジャンルを用いてもよい。
この発明の第1の実施形態による放送受信装置を示すブロック図である。 この発明の第1の実施形態による放送コンテンツジャンル情報を示す図である。 この発明の第1の実施形態によるジャンル選択画面を示す図である。 この発明の第1の実施形態によるジャンル選択画面を示す図である。 この発明の第1の実施形態による視聴履歴蓄積部を示す図である。 この発明の第2の実施形態による放送受信装置を示すブロック図である。 この発明の第2の実施形態によるジャンル管理部を示す図である。 この発明の第3の実施形態による放送受信装置を示すブロック図である。 この発明の第3の実施形態による非放送コンテンツ蓄積部を説明するための図である。 この発明の第4の実施形態による放送受信装置を示すブロック図である。
符号の説明
101 リモコン
102 放送波アンテナ
103 放送受信装置
104 放送コンテンツ処理部
105 放送コンテンツ情報解析部
106 外部装置
107,201,301,401 非放送コンテンツ取得部
108,202,303,402 ジャンル付加部
109 放送コンテンツ情報蓄積部
110,203 ジャンル管理部
111 視聴履歴蓄積部
112,304 嗜好度決定部
113 非放送コンテンツ処理部
114 表示部
302 非放送コンテンツ情報蓄積部
305 インデックス情報
306 ストリーム本体

Claims (5)

  1. デジタル放送を受信可能な放送受信装置であって、
    受信した放送波の放送コンテンツ情報を解析可能に構成された放送コンテンツ情報解析部と、
    非放送コンテンツの情報データを取得可能に構成された非放送コンテンツ取得部と、
    上記非放送コンテンツ取得部により取得された非放送コンテンツに、あらかじめ放送波の放送コンテンツで用いられるジャンルと関連付けされているジャンル情報を付加するジャンル付加部と、
    上記非放送コンテンツ取得部により取得された非放送コンテンツと、上記ジャンル付加部により付加されたジャンルとを対応付けて、上記非放送コンテンツの視聴回数とともに蓄積するように構成された蓄積部と、
    上記放送コンテンツ情報解析部から出力されたジャンル情報と、上記蓄積部に蓄積されている非放送コンテンツの上記視聴回数とから、ジャンルに対するユーザの嗜好度を決定するようにした嗜好度決定部とを有する
    ことを特徴とする放送受信装置。
  2. 上記デジタル放送における上記放送コンテンツのジャンル情報と等しい情報データが蓄積記憶されるジャンル管理部と、
    受信した情報を表示可能に構成された表示部とをさらに有し、
    上記ジャンル情報により、ジャンルの選択画面が上記表示部により表示されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  3. 上記放送コンテンツ以外の非放送コンテンツを出力可能に構成された外部装置と接続可能に構成されているとともに、上記外部装置を識別可能な情報の入力に応じて、上記外部装置の形式を判別可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の放送受信装置。
  4. 放送コンテンツおよび非放送コンテンツを取得可能に構成された放送受信装置の制御方法であって、
    上記放送コンテンツに付加されているジャンル情報を取得し記憶するステップと、
    上記非放送コンテンツに上記ジャンル情報を選択して付加するステップとを有する
    ことを特徴とする放送受信装置の制御方法。
  5. 上記放送コンテンツおよび上記非放送コンテンツに付加されたジャンル情報を蓄積するステップと、
    蓄積された上記ジャンル情報から、それぞれのジャンルの視聴回数を算出するステップと、
    それぞれの上記ジャンルの視聴回数に基づいて推薦番組を作成するステップとを有する
    ことを特徴とする請求項4記載の放送受信装置の制御方法。
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