JP2006229393A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光時間の中心位置での手ぶれ信号に対する相対的手ぶれ量の度数分布から求めた代表値から手ぶれを補正しても、手ぶれ信号の変化によっては手ぶれを十分に補正できない。
【解決手段】撮像期間中において、たとえば、1回の撮像期間が10msであれば、0.1ms間隔でその撮像期間を100回サンプリングし、露光期間中での手ぶれ信号の最大値、最小値を求め(S301)、最大値、最小値の間をm分割し(S302)、各領域(各ゾーン)での度数分布を求める(S303)。発生頻度の最大の領域の手ぶれ信号は露光期間中での手ぶれ信号の変化に対応した代表値として十分に通用するから、発生頻度の最大の領域の手ぶれ信号を代表値とし、その代表値からフレーム間シフト量算出回路で画像シフト量を算出して手ぶれ補正する(S304)。
【選択図】図6

Description

本発明は、手ぶれを検出してぶれ画像をぶれのない画像に復元する撮像装置に関する。
動画撮影時において、手ぶれを検出すると、フレーム間のぶれによって撮像画に像揺れが生じて不快感を与えるため、撮影時の手ぶれを補正して像ぶれを防止する構成が知られている。たとえば、特開平11−266392号公報では、ビデオカメラの手ぶれ補正として、検出した手ぶれ量が所定範囲内にあるときのみ露光を行うことにより、被写体位置の安定した画面のみを撮影して、手ぶれ補正された画像を得ている。
しかし、この構成は静止画に対して有効とはいえ、動画に適用すると、フレーム間の露光間隔が相違するため、撮影された動画がギクシャクしたものとなり、違和感が避けられず、動画への応用が難しい。
また、特開2003−234946号公報では、角速度センサなどから検出した手ぶれ信号を所定の間隔でサンプリングし、サンプリング値から手ぶれを低減させる補正量、たとえば、露光時間の中心位置の補正量を算出して像ぶれのない画像を出力している。
この公報での手ぶれ補正について図示すると、図11に示すように、画像1、2、3に対して、露光時間の中心位置での手ぶれ信号θxcを検出し、その手ぶれ信号に応じて画像データの相対的な位置が補正される。
動画電子手ぶれ補正のイメージについて図12を参照しながら説明すると、図12(A)(B)(C)は変動する3つのフレームを示し、図12(D)(E)は3つのフレームの単純に順次表示した画像と、補正された画像を順次表示した画像とを示す。図12(D)の画像は手ぶれ補正されない画像に、図12(E)の画像は手ぶれ補正された画像にそれぞれ相当する。
動画においてはフレーム間のずれが手ぶれとして認識されるため、画像シフトによって補正する。図12(A)(B)(C)に示すように、たとえば3枚の画像1、2、3を考えた場合、画像1と2の間は(X1→)で表される画像が紙面上で左側にずれる方向でのベクトル移動、2と3の間は(X2→)で表される画像が紙面上で右側にずれる方向でのベクトル移動と仮定する。この場合、単純に画像1、2、3を順次表示すると図12(D)に示すように、ぶれて見える。しかし、(X1→)(X2→)の逆ベクトル分をずらして順次表示すれば(画像1+画像2*(−X1→)+画像3*(−X1→)*(−X2→))、図12(E)に示すように、手ぶれのない明瞭な像が見える。ここで「*」は、画像シフトを表す演算子とする。
しかし、手ぶれ信号θxの変化によっては手ぶれを十分に補正できず、手ぶれの残った画像となる。たとえば、露光期間中に手ぶれ信号が、円滑に変化せず、図13のように急変する場合での手ぶれ補正を考える。図14は露光時間の中心位置での手ぶれ信号θxcに対する露光時間(画像1)中の相対的手ぶれ量Δθxの度数分布を示す。手ぶれ信号θxの波形が所定の露光時間t内でほぼ直線的に増加する図12の画像1では、図14(A)に示すように、露光時間(画像1)中の相対的手ぶれ量Δθxの度数分布は左右対称となり、相対的手ぶれ量Δθxの平均値(点線で図示する)はほぼゼロとなる。つまり、このような規則的な変化においては、露光時間の中心位置での手ぶれ信号θxcが手ぶれ量Δθxの平均値とほぼ等しくなるので、露光時間の中心位置での手ぶれ信号θxcに応じて画像データの相対的な位置を補正すれば、補正が正確に行える。
これに対して、手ぶれ信号θxが所定の露光時間t内で山型に変化する画像2では、図14(B)に示すように、相対的手ぶれ量Δθxの度数分布はマイナス側に散在し、相対的手ぶれ量Δθxの平均値はゼロとならず、マイナス値として残る。また、谷型に変化する画像3では、図14(C)に示すように、相対的手ぶれ量Δθxの度数分布はプラス側に散在し、相対的手ぶれ量Δθxの平均値はゼロとならず、プラス値として残る。
このように、相対的手ぶれ量Δθxの平均値がマイナス値やプラス値として残る画像2、3では、露光時間の中心位置での手ぶれ信号θxcは代表値とならない。そのため、中心位置での手ぶれ信号θxcに応じて画像データの相対的な位置を補正しても、相対的手ぶれ量Δθxの平均値のマイナス値やプラス値に対応した手ぶれが残り、補正が正確に行えない。従って、像揺れのある動画となる。
特開平11−266392号公報 特開2003−234946号公報
本発明の目的は、手ぶれを正確に補正して像揺れのない画像を復元する撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより露光期間中の手ぶれ量を決定し、その手ぶれ量に応じて画像データの各フレーム間の画像シフト量を求めて、画像データの相対的な位置を補正して画像を復元している。
つまり、請求項1に係る本発明においては、被写体を撮像するための光学系と、前記光学系により形成された被写体像より画像データを得るための撮像部と、前記撮像部の露光を制御するための露光制御部と、手ぶれを検出するための手ぶれ検出部と、前記撮像部を連続的に動作させるためのコントローラと、前記コントローラにより撮像部から順次得られた画像データの、各フレーム間で発生した画像シフト量を求めるに当り、露光時間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより露光期間中の手ぶれ量を決定し、該露光期間中の手ぶれ量より画像シフト量を求めるための画像シフト量演算回路と、前記画像シフト量演算回路で求めた画像シフト量に応じて画像データの相対的な位置を補正することにより各フレーム間で発生した手ぶれを補正するための手ぶれ補正回路と、前記手ぶれ補正回路により補正された画像データを適用された記録媒体に記録するための記録回路と、を具備している。
請求項2に係る本発明においては、被写体像を撮像するための光学系と、前記光学系により形成された被写体像より画像データを得るための撮像部と、前記撮像部の露光を制御するための露光制御部と、手ぶれを検出するための手ぶれ検出部と、前記撮像部の露光期間中における前記手ぶれ検出部から出力される時系列の手ぶれ検出信号を記憶するためのメモリと、前記撮像部を連続的に動作させるためのコントローラと、前記コントローラにより撮像部から順次送得られた画像データの、各フレーム間で発生した画像シフト量を求めるに当り、前記メモリに記憶された時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより露光期間中の手ぶれ量を決定し、該露光期間中の手ぶれ量から画像シフト量を求めるための画像シフト量演算回路と、前記画像シフト量演算回路で求めた画像シフト量に応じて画像データの相対的な位置を補正することにより各フレーム間で発生した手ぶれを補正するための手ぶれ補正回路と、前記手ぶれ補正回路により補正された画像データを適用された記録媒体に記録するための記録回路と、を具備している。
請求項3に係る本発明においては、被写体を撮像するための光学系と、前記光学系により形成された被写体像より画像データを得るための撮像部と、前記撮像部の露光を制御するための露光制御部と、手ぶれを検出するための手ぶれ検出部と、前記撮像部を連続的に動作させるためのコントローラと、前記コントローラにより撮像部から順次得られた画像データの、各フレーム間で発生した画像シフト量を求めるに当り、露光時間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより露光期間中の手ぶれ量を決定し、該露光期間中の手ぶれ量より画像シフト量を求めるための画像シフト量演算回路と、前記画像シフト量演算回路で求めた画像シフト量に応じて画像データの相対的な位置を補正することにより各フレーム間で発生した手ぶれを補正するための手ぶれ補正回路と、前記手ぶれ補正回路により補正された画像データを表示するための表示部と、を具備している。
請求項4に係る本発明においては、前記統計的な処理は、露光期間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号の大きさに応じて、複数の手ぶれ量のゾーンに分割し、これらのゾーンの中で最も発生頻度の大きいゾーンより露光期間中の手ぶれ量を決定する処理とされる。
請求項5に係る本発明においては、前記統計的な処理は、露光期間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号の時間的な平均値より露光期間中の手ぶれ量を決定する処理とされる。
請求項6に係る本発明においては、前記統計的な処理は、露光期間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号より、所定の順位の大きさの手ぶれ量より露光期間中の手ぶれ量を決定する処理とされる。
請求項1に係る本発明によれば、動画の撮像において、露光期間中の時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施し、露光期間中の手ぶれ量を決定して画像シフト量を求めているため、手ぶれ信号の変化に対して適切に対応して露光期間中の手ぶれ量の代表値を正確に求めることができ、手ぶれを高い精度で補正でき、手ぶれの影響の少ない動画を取得して記録することができる。
請求項2に係る本発明によれば、動画の撮像において、露光期間中の時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施し、露光期間中の手ぶれ量を決定して画像シフト量を求めているため、手ぶれ信号の変化に対して適切に対応して露光期間中の手ぶれ量の代表値を正確に求めることができ、手ぶれを高い精度で補正でき、手ぶれの影響の少ない動画を取得して記録することができる。また露光期間中の時系列の手ぶれ検出信号をメモリに記憶するようにしたので、手ぶれ防止の処理を撮像後に順序だてて実行することができる。
請求項3に係る本発明によれば、動画の撮像において、露光期間中の時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施し、露光期間中の手ぶれ量を決定して画像シフト量を求めているため、手ぶれ信号の変化に対して適切に対応して露光期間中の手ぶれ量の代表値を正確に求めることができ、手ぶれを高い精度で補正でき、手ぶれの影響の少ない動画を取得して表示することができる。
請求項4に係る本発明によれば、統計的な処理が、時系列の手ぶれ検出信号の大きさに応じて複数の手ぶれ量のゾーンに分割し、最も発生頻度の大きいゾーンより露光期間中の手ぶれ量を決定する処理であるため、最も発生する頻度の大きな手ぶれ量に応じて画像シフト量を求めることができ、精度の高い手ぶれ補正ができる。
請求項5に係る本発明によれば、統計的な処理が、時系列の手ぶれ検出信号の時間的な平均値より露光期間中の手ぶれ量を決定する処理であるため、簡単な演算で露光期間中の手ぶれ量の平均的なレベルが求められ、この平均的な手ぶれ量に応じて画像シフト量を求めることができ、精度の高い手ぶれ補正ができる。
請求項6に係る本発明によれば、統計的な処理が、所定の順位の大きさの手ぶれ量より露光期間中の手ぶれ量を決定する処理であるため、簡単な演算で露光期間中の手ぶれ量の中間的なレベルを求めることができ、この中間的な手ぶれ量に応じて画像シフト量を求めることができ、精度の高い手ぶれ補正ができる。
本発明によれば、時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより露光期間中の手ぶれ量を決定し、その手ぶれ量に応じて画像データの各フレーム間の画像シフト量を求めて、画像データの相対的な位置を補正して手ぶれを補正しており、統計的な処理として、たとえば、時系列の手ぶれ検出信号の大きさに応じて分割したゾーンのうち最も発生頻度の高いゾーンより露光期間中の手ぶれ量を決定する処理があげられる。
以下、図面を参照して本発明の各実施例を説明する。図1は、撮像装置としてデジタルカメラに適用した本発明の実施例1を示し、(A)(B)はデジタルカメラの前面斜視図、背面斜視図である。
図1(A)(B)からわかるように、カメラボディ1の前面にレンズユニット2が接続されるとともに、ファインダ6がカメラボディ1の背面に一体的に組み付けられている。レンズユニット2は、複数枚の撮影用レンズとその駆動部とから構成されており、その詳細は図2に即して後述する。
3はレリーズスイッチであり、押すと(オンすると)撮影動作が開始される。4はTボタン4ー1、Wボタン4ー2からなるズームスイッチであり、Tボタンを押すとテレ側への撮影レンズの変倍動作が行われ、Wボタンを押すとワイド側への変倍動作が行われる。5は手ぶれモードの設定スイッチであり、手ぶれモードスイッチ5を押して手ぶれモードに設定すると、モードランプ5ー1が点灯して手ぶれモードであることが認識される。
6はビューファインダであり、ビューファインダ6はたとえば小型LCDをルーペで拡大する電子ビューファインダからなり、撮像を行う前の被写体像の観察状態において撮像素子(CCD)の画像をリアルタイムで表示するいわゆるスルー画(「ライブビュー」ともいう)がビューファインダに表示可能となっている。また動画を撮像する際には、撮像され記録される動画をリアルタイムに表示することも可能である。7は静止画、動画を切替えるモードキー(スライドキー)であり、モードキー7をS側(STILL)にすると静止画撮影モードが設定され、M側(MOVIE)にすると動画撮影モードが設定される。
8はフラッシュであり、低輝度時には発光して被写体を照明する補助光となる。9はモード操作キーであり、モード操作キー9の中央の決定ボタンの周囲に4個のボタンが配置され、マクロ撮影、セルフタイマー、フラッシュなどがモード操作キー9によって設定される。10は背面LCDパネルであり、撮影した画像が再生されるとともに、スルー画も表示可能となっている。11はパワースイッチであり、パワースイッチ11を押してオンとすることにより、露光、撮像などが可能となる。背面LCDパネル10は、ビューファインダ6とともにモニタ(表示素子)として利用され、ビューファインダ6、背面LCDパネル10は、シーケンスコントローラ119からの制御信号によって、LCDドライバ154を介して駆動制御される。なお、ビューファインダ6、背面LCDパネル10をLCD6、10と適宜表示する。
図2は光学系であるレンズユニット2の概略図であり、レンズユニットは、たとえば3枚のレンズ12、13、14を有して構成されている。3枚のレンズのうち、レンズ12、13は、相互の位置関係を変えることによってレンズの焦点距離を変化させる、いわゆる変倍レンズ(ズームレンズ)であり、ズームの際には、ズームモータ104の駆動力が、ギア18a、18bを介してズーム用レンズ駆動カム機構17に伝達され、レンズ駆動カム機構17によってレンズ12、13が光軸に沿って動かされる。
レンズ14は光軸に沿って前後に移動することによってピントずれを調整するいわゆるフォーカスレンズであり、フォーカス調整時には、フォーカスモータ105の駆動力が、ギア20a、20b介してフォーカス用レンズ駆動カム機構19に伝達され、レンズ駆動カム機構19によってレンズ14が動かされる。レンズ14の後方には、たとえばCCDからなる撮像素子(撮像部)114が位置し、レンズ12、13、14を通過した光束が撮像素子上に結像し、撮像素子の各画素で光電変換されて撮像する。15は絞り、16はシャッタであり、絞り15、シャッタ16によって撮像素子114への光量(露光)が制御され、これらは露光制御部として機能する。メカニカルなシャッタ16に代えて、撮像素子114の素子シャッタ(電子シャッタ)を使用してもよい。
図3はデジタルカメラの制御回路の構成図であり、101はたとえばリチウムイオン充電池などの充電可能な電池からなるバッテリである。102は、バッテリ101から昇圧回路や降圧回路によって必要な電圧の電源を生成して各処理回路に供給する電源回路である。103はモータドライバ回路であり、スイッチングトランジスタを含む電気回路で構成され、シーケンスコントローラ119の指示にしたがってズームモータ104、フォーカスモータ105、シャッタモータ106、絞りモータ107を駆動制御する。108、109は相互に直交するX軸、Y軸の回りの角速度を検出する角速度センサ(手ぶれ検出部)であり、図1(A)に示すように、素子の長辺方向を軸として互いに直交する方向に配置され、その軸に沿った角速度を検出する。
110は角速度センサ108、109の出力のオフセットをキャンセルしたり、その出力を増幅するアナログ処理回路である。アナログ処理回路110の出力はA/D変換回路111でデジタル信号に変換されて手ぶれ信号演算回路112に入力される。手ぶれ信号演算回路112はその入力を時間で積分して時間毎の変位角度を算出し、この変位角度を時間に対応して出力して、つまり時系列に出力し、さらにこの変位角度とレンズ2の焦点距離情報より撮像面上の(CCD114上の)画像の光軸付近の手ぶれによる上下方向(Y軸方向)、左右方向(X軸方向)の変位を検出する。
手ぶれの検出は角速度センサ108、109に限定されず、角速度センサ108、109の代わりに、その演算処理を変更すれば、角加速度センサや2個ワンペアの加速度センサで手ぶれを検出して、同様の時系列の手ぶれ信号を算出してもよい。
113は、手ぶれ信号演算回路112で検出された時系列の手ぶれ信号を記憶する手ぶれ信号メモリ回路であり、手ぶれ信号メモリ回路113が露出時間中の時系列の手ぶれ信号を記憶しているため、画像データの取得後に手ぶれ防止のための画像シフトを行うことができ、処理を順序立てて実行できる。119はマイクロコンピュータなどのCPUからなるシーケンスコントローラであり、レリーズスイッチ3、ズームスイッチ4(T、W)、パワースイッチ11、手ぶれモードスイッチ5、モードキー7などのオン・オフを検出し、各構成要素の動きを制御してデジタルカメラ全体の制御を行う。
114は、図2で述べたレンズユニット2の背後に位置するCCDからなる撮像素子(撮像部)であり、撮像素子114はシーケンスコントローラ119からの制御信号により、CCDドライバ(図示しない)を介して駆動制御される。115は撮像素子(CCD)114からの出力を処理するCCD出力処理回路、116はCCD出力処理回路115で処理された画像データを一時保持する画像メモリであり、たとえば、SDRAMが画像メモリ116として用いられる。画像メモリ(SDRAM)116に記憶されたデータに、画像処理回路117においてYC分離処理(RGB処理)、シェーディング補正処理、ディストーション補正処理などの基本的な処理が実行される。しかし、画像処理回路117では、画像圧縮は行なわれず(これらは後述する画像圧縮・伸長回路151でなされる)、データは画像シフト回路132に送られる。画像処理回路117では上記のように種々の処理がなされるが、各処理の中間段階の画像データは、画像メモリ116に適宜一時保持される。
131は、動画(またはスルー画)を構成する各フレーム間のシフト量を算出するためのフレーム間シフト量算出回路であり、フレーム間シフト量算出回路131は、手ぶれ信号演算回路112から各フレーム期間ごとの手ぶれ信号を受け取り、対応する画像のシフトすべき量を算出する。132は画像シフト回路であり、撮像素子(CCD)114からの画像を画像メモリ116を介して受け取り、フレーム間シフト量算出回路131の出力に基づいて、手ぶれに応じたフレーム間のシフト量だけシフトして、動画(またはスルー画)における手ぶれ補正を行なう。フレーム間シフト量算出回路131、画像シフト回路132により動画の手ぶれ補正回路130が形成される。
手ぶれ補正回路130で処理された手ぶれ補正済みの動画は、画像圧縮・伸長回路151によってデータ圧縮され、記録回路152によって画像記録媒体153に記録される。画像記録媒体153は、カメラに内蔵されたフラッシュメモリであってもよいし、また外部から装填されるメモリカードであってもよい。また、静止画、動画を問わず、モニタ画像としてビューファインダ6やカメラボディ背面の背面LCDパネル10に送られて表示される。画像圧縮・伸長回路151は、画像記憶媒体153から記録回路152によって読み出された画像データをビューファインダ6、ディスプレイ10に表示するための伸長機能も備えている。画像記憶媒体153に画像シフト回路132からの出力を記録回路152によって記録すれば、揺れの少ない動画を記録できる。
図4は撮像のメインフローを示す。まず、パワースイッチ11を押して(S101)、沈胴状態のレンズをセットアップし(S102)、手ぶれ補正モードが設定されているか否かを判断する(S103)。手ぶれモードスイッチ5は押すたびにオン、オフが繰り返され、オンであればモードランプ5ー1が点灯して手ぶれ補正フラグ1が設定され(S104)、オフであればモードランプ5−1が消灯して手ぶれ補正フラグが0に設定される(S106)。手ぶれモードスイッチ5がオンで、手ぶれ補正フラグが1であれば、手ぶれ検出が開始され(S105)、手ぶれモードスイッチ5がオフで、手ぶれ補正フラグが0であれば、手ぶれ検出は実行されない(S107)。
次に、撮影モードとしての静止画、動画が判断され(S108)、モードキー7がS側に位置して静止画モードであれば、静止画が撮像可能になる(S109)。静止画撮像については本発明と直接関係ないため説明を省略する。モードキー7がM側に位置して動画モードであれば、動画が撮像可能になる。次にレリーズスイッチ3のオンが判断される(S110)。レリーズスイッチ3が押されなければ、他のスイッチ操作の有無が判断され(S111)、いずれかのスイッチがオンであれば対応する処理がなされてから(S112)、スルー画表示(S113)がなされる。いずれのスイッチもオフであれば、直ちにスルー画表示(S113)が実行される。このSW対応処理では、ズームSW4−1、4−2、モードキー7等が操作された時に、ズーミングや、モードの変更等の処理を行う。
スルー画表示(S113)の詳細について図5を参照しながら説明すると、まず撮像素子114を動作させて撮像を行う(S201)。次に手ぶれ補正フラグが1か否か判断され(S202)、フラグが1であれば、フレーム間シフト量算出回路131が、手ぶれ信号演算回路112から各フレーム期間ごとの手ぶれ信号を受けて対応する画像のシフト量を算出する(S203)。そして、フレーム間シフト量算出回路131で算出したシフト量だけ、画像シフト回路132で画像をシフトして手ぶれ補正がなされ(S204)、手ぶれ補正されたスルー画が背面LCDパネル10とビューファインダ6の両方に表示される(S205)。表示されるLCDとして、ビューファインダ6、背面LCDパネル10のいずれかが撮影者(ユーザ)によって選択され、その選択されたLCDにスルー画が表示されるようにしてもよい。
S202でフラグが0であれば、手ぶれ補正のなされないぶれたままのスルー画が表示される(S205)。S205の後にスルー画表示のシーケンスを終了してS103に戻る。このようにレリーズSW3が押されていない状態、すなわち撮像前の観察状態では、S103〜S113のシーケンスを繰返して行う。ここでS103〜S113のシーケンスにおいては、通過する処理(ステップ)のバリエーションにより経過時間が変動するが、このスルー画の表示の間隔が1秒当り30フレームに相当する33msecとなるように調整タイマ(図示しない)で調整されている。
S110でレリーズスイッチ3が押されていれば、動画の撮像が実行され(S114)、画像処理回路117で画像処理される。次に手ぶれ補正フラグが1か否かが判断される(S115)。フラグが1であれば、フレーム間シフト量算出回路131が、手ぶれ信号演算回路112から各フレーム期間ごとの手ぶれ信号を受けて対応する画像のシフト量を算出する(S116)。そして、フレーム間シフト量算出回路131で算出したシフト量だけ、画像シフト回路132で画像をシフトして手ぶれ補正がなされ(S117)、手ぶれ補正された動画が背面LCDパネル10とビューファインダ6の両方に表示される(S118)。表示されるLCDとして、ビューファインダ6、背面LCDパネル10のいずれかが撮影者(ユーザ)によって選択され、その選択されたLCDにスルー画が表示されるようにしてもよい。
S115でフラグが0であれば、手ぶれ補正のなされないぶれたままの動画が表示される(S118)。LCDに表示された画像は記録回路152によって画像記録媒体153上に書込まれる(119)。
ここで動画の撮影間隔が1秒当たり30フレームに相当する33msとなるように調整タイマ(図示しない)で調整されており、レリーズスイッチ3の再オンが確認され(S120)、レリーズスイッチ3が再度押されていなければ、再度押されるまで所定間隔(33ms)で連続して撮像され、LCDに表示されて画像記録媒体153上に書込まれる。そして、レリーズスイッチ3が再度押されると撮像を停止して、S103に戻される。
本発明では、露光期間中の時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより、露光期間中の手ぶれ信号の変化に対応した手ぶれ量を代表値としており、統計的な処理によって正確な代表値が求められ、正確な代表値から画像シフト量を求めているため、精度の高い動画(またはスルー画)の手ぶれ補正が可能となる。そして、手ぶれの影響の少ない動画(またはスルー画)がLCDにリアルタイムで表示できる。
統計的な処理の一例について説明するために、図4のS115のサブルーチンの画像シフト量演算のフローチャートを図6に示す。
まず、露光期間中での手ぶれ信号の最大値、最小値を求め(S301)、最大値、最小値の間をm分割し(S302)、各領域(各ゾーン)での度数分布を求め(S303)、発生頻度の最大の領域(ゾーン)の手ぶれ信号を代表値とし、その代表値からフレーム間シフト量算出回路131で画像シフト量を算出する(S304)。
つまり、撮像期間中において、たとえば、0.1ms間隔で手ぶれ検出出力をサンプリングし、1回の撮像期間が10msであれば、その撮像期間を100回(=10/0.1)サンプリングし、検出された手ぶれ信号をその手ぶれ信号の大きさに応じて20分割(m=20)した領域(ゾーン)に振り分けて、度数分布を作成する。
図7は、前回の露光期間の手ぶれ信号の代表値を0基準とし、最大値、最小値の間を20分割(m=20)した場合での手ぶれ信号の度数分布の1例であり、度数分布のピークとなる発生頻度最大の領域である左から15番目の領域の手ぶれ信号θ15を代表値とし、この代表値の手ぶれ信号θ15から画像シフト量が算出される。なお、今回の露光期間での代表値となった手ぶれ信号θ15が次回の露光期間の0基準とされる。
このように、露光期間中の時系列の手ぶれ信号に対して、発生頻度最大の領域での手ぶれ信号θ15を代表値とすれば、発生頻度最大の手ぶれ信号θ15は露光期間中での手ぶれ信号の変化に対応した代表値として適切なものであるから、露光期間中の手ぶれ量の代表値が正確に求められる。そして、正確な代表値に応じて画像シフト量を求めているため、精度の高い補正ができる。
手ぶれ信号に対する統計的な処理において、実施例1と異なる実施例2を以下に示す。実施例2では、手ぶれ信号の平均的なレベル(平均値)を代表値としている。
すなわち、実施例2における図4のS115のサブルーチンの画像シフト量演算のフローチャートを図8に示す。図8の画像シフト量演算を説明する前に、その手法を図9に即して説明すると、1回の撮像期間が20msecである場合、撮像期間中に1msec間隔で手ぶれ信号を20回サンプリングし、それぞれの手ぶれ信号Burei(i=1〜20)を求める。
図8の画像シフト量演算においては、まず、番号iを1から始め(S401)、手ぶれ信号の和をBureTとして、BureTに初期値ゼロを設定する(S402)。次にBureTを番号iの手ぶれ信号との和(BureT+Burei)に置き換え(S403)、次に番号iを(i+1)で置き換える(S404)。そして、i=20に達したかどうか、すなわちBure1からBure20までの20の手ぶれ信号が加算されたか確認し(S405)、20の手ぶれ信号が加算されると、手ぶれ信号の平均値BureM(=BureT/20)を算出し(S406)、この手ぶれ信号の平均値BureMからフレーム間シフト量算出回路131で画像シフト量を演算する(S407)。
このように、実施例2では、露光期間中の時系列の手ぶれ検出信号として所定間隔でサンプリングした手ぶれ信号の平均値を代表値としている。そして、露光期間中の平均的なレベル(平均値)は簡単な演算で求められ、平均値は露光期間中での手ぶれ信号の変化に対応した代表値として適切なものであるから、露光期間中の手ぶれ量の代表値が簡単な演算で正確に求められる。そして、正確な代表値である平均的な手ぶれ量に応じて画像シフト量を求めているため、精度の高い補正ができる。
手ぶれ検出信号に対する統計的な処理において、所定の順位、たとえは中央値(中位値)の手ぶれ信号を代表値とした実施例3の画像シフト量演算のフローチャートを図9に示す。実施例3においても、たとえば、実施例2と同様に、1回の撮像期間が20msecであれば、撮像期間中に1msec間隔で手ぶれ信号を20回サンプリングしてそれぞれの手ぶれ信号Burei(i=1〜20)を求めており、図9は実施例3においても利用される。
実施例3の画像シフト量演算では、20の手ぶれ信号(Bure1〜Bure20)がソーティングされて、たとえば、大きな順に並び換えられる(S501)。大きな順でなく小さい順に並び換えてもよい。偶数である20の手ぶれ信号の中央値は大きな順で10番目と11番目との間に存在するから、10番目に大きなぶれデータをBureA(S502)、11番目に大きなぶれデータをBureBとする(S503)。そして、20の手ぶれ信号の中央値を10番目および11番目に大きなぶれデータの平均値(=(BureA+BureB)/2)として算出し(S504)、この手ぶれ信号の中央値からフレーム間シフト量算出回路131で画像シフト量を演算する(S505)。ここで、サンプリングの数が奇数であれば、たとえば、サンプリングの数が19であれば、10番目に大きな手ぶれ信号がそのまま中央値となり、平均値を求める必要はない。
このように、実施例3では、露光期間中の時系列の手ぶれ検出信号として所定間隔でサンプリングした手ぶれ信号の中間的なレベル(中央値)を代表値としている。そして、露光期間中の中間的なレベル(中央値)が簡単な演算で求められ、中央値は露光期間中での手ぶれ信号の変化に対応した代表値として適切なものであるから、露光期間中の手ぶれ量の代表値が簡単な演算で正確に求められる。そして、正確な代表値である中間的な手ぶれ量に応じて画像シフト量を求めているため、精度の高い補正ができる。
図1〜4は実施例1〜3に共通するため、実施例2、3においては、図1〜4の説明を省略する。
上述した実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明は実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記以外の変形や応用が可能であることはいうまでもない。
本発明によれば、露光期間中の時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより、露光期間中での手ぶれ信号の変化に対応した代表値が正確に求められ、時系列の手ぶれ信号に応じて動画(またはスルー画)がシフト補正され、揺れの少ない動画(またははスルー画)が得られるため、手ぶれによる揺れの少ない動画(またはスルー画)を必要とする分野に本発明が広範囲に応用できる。
デジタルカメラに適用した本発明の実施例1〜3を示し、(A)(B)はデジタルカメラの前面斜視図、背面斜視図である。 レンズユニットの概略図である。 デジタルカメラの制御回路の構成を示す。 実施例1〜3における撮像のメインフローチャートを示す。 図4のS113のスルー画表示のフローチャートを示す。 実施例1における図4のS116のサブルーチンの画像シフト量演算のフローチャートを示す。 実施例1の統計的処理における手ぶれ信号の度数分布を示す。 実施例2における図4のS116のサブルーチンの画像シフト量演算のフローチャートを示す。 実施例2の統計的処理における手ぶれ信号を示す。 実施例3における図4のS116のサブルーチンの画像シフト量演算のフローチャートを示す。 従来技術を説明するための、露光期間中での変化の円滑な手ぶれ信号の一例を示す。 図11における画像1〜3の画像シフトを示す。 従来技術を説明するための、露光期間中での変化の急激な手ぶれ信号の一例を示す。 図13における画像1〜3の相対的手ぶれ量の度数分布を示す。
符号の説明
1 カメラボディ
2 レンズユニット(光学系)
5 手ぶれモードスイッチ
6 ビューファインダ
7 モードキー
10 背面LCDパネル
11 パワースイッチ
15 絞り(露光制御部)
16 シャッタ(露光制御部)
108、109 X軸、Y軸の角速度センサ(手ぶれ検出部)
110 アナログ処理回路(手ぶれ検出部)
112 手ぶれ信号演算回路
113 手ぶれ信号メモリ回路
114 撮像素子(CCD;撮像部)
115 CCD出力処理回路(コントローラ)
117 画像処理回路
119 シーケンスコントローラ
130 動画手ぶれ処理回路
131 フレーム間シフト量算出回路
132 画像シフト回路(手ぶれ補正回路)
151 画像圧縮・伸長回路
152 記録回路
153 画像記録媒体
154 LCDドライバ

Claims (6)

  1. 被写体を撮像するための光学系と、
    前記光学系により形成された被写体像より画像データを得るための撮像部と、
    前記撮像部の露光を制御するための露光制御部と、
    手ぶれを検出するための手ぶれ検出部と、
    前記撮像部を連続的に動作させるためのコントローラと、
    前記コントローラにより撮像部から順次得られた画像データの、各フレーム間で発生した画像シフト量を求めるに当り、露光時間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより露光期間中の手ぶれ量を決定し、該露光期間中の手ぶれ量より画像シフト量を求めるための画像シフト量演算回路と、
    前記画像シフト量演算回路で求めた画像シフト量に応じて画像データの相対的な位置を補正することにより各フレーム間で発生した手ぶれを補正するための手ぶれ補正回路と、
    前記手ぶれ補正回路により補正された画像データを適用された記録媒体に記録するための記録回路と、
    を具備する撮像装置。
  2. 被写体像を撮像するための光学系と、
    前記光学系により形成された被写体像より画像データを得るための撮像部と、
    前記撮像部の露光を制御するための露光制御部と、
    手ぶれを検出するための手ぶれ検出部と、
    前記撮像部の露光期間中における前記手ぶれ検出部から出力される時系列の手ぶれ検出信号を記憶するためのメモリと、
    前記撮像部を連続的に動作させるためのコントローラと、
    前記コントローラにより撮像部から順次送得られた画像データの、各フレーム間で発生した画像シフト量を求めるに当り、前記メモリに記憶された時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより露光期間中の手ぶれ量を決定し、該露光期間中の手ぶれ量から画像シフト量を求めるための画像シフト量演算回路と、
    前記画像シフト量演算回路で求めた画像シフト量に応じて画像データの相対的な位置を補正することにより各フレーム間で発生した手ぶれを補正するための手ぶれ補正回路と、
    前記手ぶれ補正回路により補正された画像データを適用された記録媒体に記録するための記録回路と、
    を具備する撮像装置。
  3. 被写体を撮像するための光学系と、
    前記光学系により形成された被写体像より画像データを得るための撮像部と、
    前記撮像部の露光を制御するための露光制御部と、
    手ぶれを検出するための手ぶれ検出部と、
    前記撮像部を連続的に動作させるためのコントローラと、
    前記コントローラにより撮像部から順次得られた画像データの、各フレーム間で発生した画像シフト量を求めるに当り、露光時間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号に対して統計的な処理を施すことにより露光期間中の手ぶれ量を決定し、該露光期間中の手ぶれ量より画像シフト量を求めるための画像シフト量演算回路と、
    前記画像シフト量演算回路で求めた画像シフト量に応じて画像データの相対的な位置を補正することにより各フレーム間で発生した手ぶれを補正するための手ぶれ補正回路と、
    前記手ぶれ補正回路により補正された画像データを表示するための表示部と、
    を具備する撮像装置
  4. 前記統計的な処理は、露光期間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号の大きさに応じて、複数の手ぶれ量のゾーンに分割し、これらのゾーンの中で最も発生頻度の大きいゾーンより露光期間中の手ぶれ量を決定する処理であることを特徴とする請求項1乃至3記載の撮像装置。
  5. 前記統計的な処理は、露光期間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号の時間的な平均値より露光期間中の手ぶれ量を決定する処理であることを特徴とする請求項1乃至3記載の撮像装置。
  6. 前記統計的な処理は、露光期間中に前記手ぶれ検出部により求められた時系列の手ぶれ検出信号より、所定の順位の大きさの手ぶれ量より露光期間中の手ぶれ量を決定する処理であることを特徴とする請求項1乃至3記載の撮像装置。

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