JP2006228487A - 力覚付与型入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに対してポップフォースによる操作体感を与えると共に、この状態からユーザが操作ノブから手を離してもユーザが意図する位置にカーソルやポインタなどを停止させること。
【解決手段】回転角信号に基づいて操作ノブ6の回転速度を計算する。ポップフォースコマンドを受信しているかを判断する。次いで、回転速度に応じてポップフォースの振幅を小さくする制御を行う。すなわち、画面スクロール状態におけるポップフォースXのトルクT0から所定の値を減算して、ポップフォースXの振幅を小さくしてポップフォースYのトルクTmaxを求める。次いで、Tmaxが0より小さいかどうかを判断し、Tmaxが0より小さい、すなわちマイナスの値であればTmaxを0に設定し、Tmaxが0より小さくなければ、Tmaxに基づいて手動操作部に対して駆動信号を出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は入力装置に関し、特に少なくとも一方向に手動操作可能な手動操作部を備えた力覚付与型入力装置に関する。
従来より、車載用機器を手動で操作する際に、力覚付与型入力装置が使用されている。この力覚付与型入力装置は、操作ノブを回転させて、操作ノブの回転軸に取り付けられたセンサにより回転角度を検出し、この回転角度の位置に対応する力覚(トルク)を求め、操作ノブに取り付けられたアクチュエータにこの力覚を付与する指示を送り、アクチュエータが操作ノブに力覚を付与する。これにより、ユーザは、操作ノブの力覚を受けて所定の操作感触を得る。
特開2003−295959号公報
このような力覚付与装置においては、所定の領域、例えばディスプレイに表示されている領域を超えてカーソルやポインタなどを移動させるために操作ノブを回転の限界まで大きく回転させて画面スクロールを行うときに、操作ノブにポップフォース(画面の段階的なスクロールなどをユーザに体感させるために所定の間隔で所定の時間発生させる瞬発回転力)を付与する。
しかしながら、画面スクロールを行っている状態からユーザが操作ノブから手を離すと、ポップフォースにより操作ノブが必要以上に回転してユーザが意図する位置にカーソルやポインタなどを停止させることができないという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザに対してポップフォースによる操作体感を与えると共に、この状態からユーザが操作ノブから手を離してもユーザが意図する位置にカーソルやポインタなどを停止させることができる力覚付与型入力装置を提供することを目的とする。
本発明の力覚付与型入力装置は、回転操作可能な手動操作手段と、前記手動操作手段に力覚を付与するアクチュエータと、前記手動操作手段の回転状態を検出する検出手段と、前記手動操作手段の回転状態に基づく位置信号を出力すると共に、前記アクチュエータの駆動制御を行う制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記位置信号が第1領域に隣接する第2領域にあるときに、前記位置信号を前記第2領域から前記第1領域に復帰させる復帰反力を発生するように前記アクチュエータの駆動制御を行うと共に、前記位置信号が前記第2領域にあるときにポップフォースを付与する駆動信号を出力し、前記第2領域から前記第1領域に戻る際に前記ポップフォースを制御することを特徴とする。
この構成によれば、ユーザが第2領域(復帰反力付与領域)から第1領域(操作感触付与領域)に戻す場合に、ポップフォースを制御するので、ポップフォースにより操作ノブが必要以上に勝手に回転することがなくなり、ユーザが意図した位置にカーソルやポインタなどを停止することが可能となる。
本発明の力覚付与型入力装置においては、前記制御手段は、前記手動操作手段の回転状態に基づいて前記手動操作手段の回転速度を求める速度演算手段と、前記速度演算手段の結果に基づいて前記ポップフォースの振幅を制御する振幅制御手段と、を具備することが好ましい。この場合において、前記振幅制御手段は、前記ポップフォースの振幅を前記回転速度に応じて小さくするようにしても良い。また、本発明の力覚付与型入力装置においては、前記制御手段は、前記回転速度が所定の値を超えたときに前記ポップフォースを発生させないようにしても良い。
本発明によれば、回転操作可能な手動操作手段と、前記手動操作手段に力覚を付与するアクチュエータと、前記手動操作手段の回転状態を検出する検出手段と、前記手動操作手段の回転状態に基づく位置信号を出力すると共に、前記アクチュエータの駆動制御を行う制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記位置信号が第1領域に隣接する第2領域にあるときに、前記位置信号を前記第2領域から前記第1領域に復帰させる復帰反力を発生するように前記アクチュエータの駆動制御を行うと共に、前記位置信号が前記第2領域にあるときにポップフォースを付与する駆動信号を出力し、前記第2領域から前記第1領域に戻る際に前記ポップフォースを制御するので、ユーザに対してポップフォースによる操作体感を与えると共に、この状態からユーザが操作ノブから手を離してもユーザが意図する位置にカーソルやポインタなどを停止させることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態においては、力覚付与型入力装置がディスプレイを有する車載機器の力覚付与型入力装置である場合について説明する。なお、本発明において、第1領域とは、力覚の観点からは操作感触付与領域であり、画面表示の観点からは選択移動領域又は連続移動領域であり、第2領域とは、力覚の観点からは復帰反力付与領域である、画面表示の観点からは画面スクロール領域である。
(実施の形態1)
本実施の形態においては、ディスプレイに表示されている文字や項目を選択する場合の力覚付与型入力装置の制御について説明する。図1は、本実施の形態に係る力覚付与型入力装置の手動操作部の構成を示す正面図である。図1において、力覚付与型入力装置は、電磁コイルで構成されたアクチュエータ1を有する。このアクチュエータ1には、操作軸2が挿通されており、一方の端部(下端)側にはコード板3が取り付けられており、他方の端部(上端)には、操作ノブ6が取り付けられている。コード板3は、その面が操作軸2の軸方向と直交するように操作軸2に取り付けられている。コード板3の側方には、コード板3の周縁部を囲繞するように回転角センサであるフォトインタラプタ4が配置されている。したがって、操作ノブ6を回転することにより、操作軸2に取り付けられたコード板が操作ノブ6の回転に応じて回転し、その回転をフォトインタラプタ4で検出するようになっている。また、アクチュエータ1と操作ノブ6との間には、パネル板5が配置されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る力覚付与型入力装置の構成を示す図である。この力覚付与型入力装置は、図1に示す手動操作部(図2においては、操作ノブ6、アクチュエータ1としての回転モータ及びフォトインタラプタ4で示している)と、手動操作部を制御する制御部7とを有する。この力覚付与型入力装置は、車載機器本体側を制御する本体側制御部8と電気的に接続されており、この本体側制御部8は、ディスプレイ9の表示を制御するように構成されている。
制御部7は、フォトインタラプタ4から出力される回転状態、すなわち回転角信号に基づいて回転速度を求める回転速度演算部73と、回転速度に基づいてポップフォース(画面の段階的なスクロールなどをユーザに体感させるために所定の間隔で所定の時間発生させる瞬発回転力)を制御する力覚制御部71と、回転速度演算部73で算出された回転速度にしたがってポップフォースの振幅を制御する振幅制御部72と、回転位置情報を力覚(トルク)情報に変換する変換部74と、回転位置情報と力覚情報とを対応づける情報(例えばテーブル)を格納したメモリ75とを有する。
次に、上記構成を有する力覚付与型入力装置の動作について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る力覚付与型入力装置の操作反力の状態を説明するための図である。ここでは、例示として、図2に示すディスプレイ9の表示を左に移動させる場合に、反時計回りに操作ノブ6を回転させ、表示を右に移動させる場合に、時計回りに操作ノブ6を回転させる。なお、操作ノブ6の回転方向と表示の移動方向との関係は、これに限定されず、ディスプレイ9の表示を左に移動させる場合に、時計回りに操作ノブ6を回転させ、表示を右に移動させる場合に、反時計回りに操作ノブ6を回転させても良い。図2に示すディスプレイ9において、表示「D」から表示「C」に移動させる場合、操作ノブ6を反時計回りに回転させる。すなわち、図3における選択移動領域(操作感触付与領域)内のS5からS4に移動する。このとき、操作ノブ6の回転により操作軸2が回転すると共にコード板3が回転する。この回転はフォトインタラプタ4により検出され、回転により発生した回転角の信号が制御部7の回転速度演算部73及び変換部74に送られる。
回転速度演算部73においては、フォトインタラプタ4からの回転角信号に基づいて操作ノブ6の回転速度を算出する。変換部74においては、回転角信号に対応する回転位置信号を本体側制御部8に出力する。また、変換部74においては、メモリ75に格納された回転位置情報と力覚(トルク)情報との関係を用いてトルク情報を力覚制御部71に送る。また、回転速度の情報は、振幅制御部72に出力され、後述するポップフォースの制御において用いられる。本体側制御部8では、制御部7からの位置信号に基づいてディスプレイ9の表示を「D」から「C」に移動させる表示制御を行う。また、本体側制御部8は、手動操作部に対してクリック感に相当する力覚を付与するコマンドを制御部7の力覚制御部71に出力する。力覚制御部71は、本体側制御部8のコマンドにしたがって手動操作部の回転モータに駆動信号を出力する。
駆動信号が回転モータに出力される、すなわち回転モータに所定の電流が流れると、回転モータは、はじめに回転操作方向と反対方向の回転トルクを徐々に大きくなるように操作ノブ6に付与し、S5とS4の中間地点からS4までにおいて回転操作方向と同じ方向の回転トルクを徐々に小さくなるように操作ノブ6に付与する。
すなわち、図3に示すように、上記のような選択移動領域(操作感触付与領域:第1領域)のS5からはじまる操作では、操作ノブ6を回転させる際に、その操作方向の逆方向に加えられる操作反力、いわゆる力覚(トルク)が付与される。この力覚は、図3に示すように、操作ノブ6の回転量(位置)に比例して大きくなる。これは、ディスプレイ9の表示では、カーソル(図2においては枠で表わす)「D」から「C」に移動する直前の位置までに対応する。そして、ディスプレイ9の表示で枠が「C」に移動すると、急激に操作反力の向きが逆方向になる、すなわち表示「C」領域への引き込み力が力覚として付与される。このようにして、図3に示す選択移動領域においては、操作ノブ6の回転により、操作ノブ6への力覚の付与と、ディスプレイ9の表示の移動とが連動して行われる。
ディスプレイ9に表示されている領域を超えて枠を移動させるために操作ノブ6を回転の限界まで大きく回転させると、すなわち、図3において、選択移動領域である第1領域から画面スクロール領域(復帰反力付与領域:第2領域)、すなわち第2領域に移行すると、上記と同じように回転角の信号が制御部7の回転速度演算部73に送られ、回転角信号から回転速度が求められ、回転速度から変換された位置信号が本体側制御部8に出力される。本体側制御部8では、制御部7からの位置信号がディスプレイ9の範囲外である、すなわち画面スクロール状態であるかどうかを判断し(例えば図3におけるE0点)、画面スクロール状態である場合には、ポップフォースと呼ばれる力覚を付与するコマンドを制御部7の力覚制御部71に対して出力する。力覚制御部71では、コマンドにしたがって、図3に示すような波形のポップフォースXを駆動信号としてアクチュエータ1に出力する。アクチュエータ1はポップフォースの駆動信号に基づいて操作ノブ6に力覚を付与する。また、本体側制御部8では、制御部7からの位置信号に基づいてディスプレイ9の表示を次々にスクロールさせる表示制御を行う。ここで、ポップフォースXは、操作ノブ6を戻す力x1と、操作ノブ6を送る力、すなわちx1と反対方向の力x2とを有する力である。
このようにユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態で、目的とする位置で枠を停止させる場合には、ユーザは操作ノブ6から手を離す。このとき、図3における画面スクロール領域から選択移動領域に移行して上述したように目的とする位置で枠を停止させようとするが、選択移動領域直前の位置、すなわち図3におけるE1でポップフォースXが発生すると、このポップフォースのために操作ノブ6が回転して目的とする位置から枠がずれてしまう。このため、ポップフォースを発生させている状態からユーザが操作ノブ6から手を離したときに、その操作ノブ6の回転速度に応じてポップフォースを制御する。すなわち、ユーザが操作ノブ6から手を離すと、操作ノブ6が勢いよく回転するので、その回転速度を検出して、その回転速度に応じてポップフォースの振幅を小さくする。具体的には、図3に示すように、選択移動領域近傍でのポップフォースの振幅を小さくする(ポップフォースY)。
図4は、本発明の実施の形態1に係る力覚付与型入力装置におけるポップフォースの制御を説明するためのフロー図である。まず、制御部7の回転速度演算部73において、回転角信号に基づいて操作ノブ6の回転速度ω=Δθ/Δtを計算する(ST11)。次いで、ポップフォース(POP)コマンドを受信しているか、すなわちユーザが操作ノブ6をポップフォースが発生する状態(ユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態)で操作しているかどうかを判断する(ST12)。次いで、振幅制御部72において、回転速度に応じてポップフォースの振幅を小さくする制御を行う(ST13)。すなわち、画面スクロール状態におけるポップフォースXのトルクT0から所定の値(ここでは回転速度に応じた値a│ω│:aは係数)を減算する。これにより、ポップフォースXの振幅を小さくしてポップフォースYのトルクTmaxを求める。次いで、Tmaxが0より小さいかどうかを判断し(ST14)、Tmaxが0より小さい、すなわちマイナスの値であればTmaxを0に設定し(ST15)、Tmaxが0より小さくなければ、ST13で求めたTmaxに基づいて手動操作部に対して駆動信号を出力する(ST16)。なお、ユーザが操作ノブ6を止めている状態では、回転速度はほぼ0であるのでTmaxの変化もほとんどない(ST16)。
このように本実施の形態においては、ユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態(復帰反力付与領域)から手を離して選択移動領域(操作感触付与領域)に戻す場合に、回転速度に応じてポップフォースの振幅を小さくするような制御を行うので、ユーザが操作ノブ6から手を離した後において、操作感触付与領域の近くになるにしたがってポップフォースの振幅が小さくなる。このため、ポップフォースにより操作ノブ6が必要以上に勝手に回転することがなくなり、ディスプレイ9においてユーザが意図した位置にカーソルや枠を停止させることが可能となる。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、ディスプレイに表示されている地図などの画像において選択を行う場合の力覚付与型入力装置の制御について説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係る力覚付与型入力装置の構成を示す図である。図5において図2と同じ部分については図2と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。また、図6は、本発明の実施の形態2に係る力覚付与型入力装置の操作反力の状態を説明するための図である。
図5においては、回転速度演算部73の演算結果に応じてポップフォースの発生を停止するかどうかを判定する判定部76を有する。また、ディスプレイ9において、地図の画像が表示されている。ディスプレイ9に表示されている領域を超えてポインタ10を移動させるために操作ノブ6を回転の限界まで大きく回転させると、すなわち、図6において、連続移動領域である第1領域から画面スクロール領域(復帰反力付与領域)、すなわち第2領域に移行すると、実施の形態1と同様に、本体側制御部8で、制御部7からの位置信号がディスプレイ9の範囲外である、すなわち画面スクロール状態であるかどうかを判断し(例えば図6におけるE0点)、画面スクロール状態である場合には、所定の間隔でポップフォースを付与するコマンドを制御部7の振幅制御部72に対して出力し、振幅制御部72でコマンドにしたがって、図6に示すポップフォースXを駆動信号としてアクチュエータ1に出力する。アクチュエータ1はポップフォースの駆動信号に基づいて操作ノブ6に力覚(トルク)を付与する。また、本体側制御部8では、制御部7からの位置信号に基づいてディスプレイ9の表示を次々にスクロールさせる表示制御を行う。
このようにユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態で、目的とする位置でポインタ10を停止させる場合には、ユーザは操作ノブ6から手を離す。このとき、図6における画面スクロール領域から連続移動領域に移行して上述したように目的とする位置にポインタ10を移動させるが、連続移動領域直前の位置、すなわち図6におけるE1でポップフォースXが発生すると、このポップフォースのために操作ノブ6が回転して目的とする位置からポインタ10がずれてしまう。このため、ポップフォースを発生させている状態からユーザが操作ノブ6から手を離したときに、その操作ノブ6の回転速度に応じてポップフォースを制御する。具体的には、図6に示すように、選択移動領域近傍でのポップフォースを発生させない。
図7は、本発明の実施の形態2に係る力覚付与型入力装置におけるポップフォースの制御を説明するためのフロー図である。まず、制御部7の回転速度演算部73において、回転角信号に基づいて操作ノブ6の回転速度ω=Δθ/Δtを計算する(ST21)。次いで、ポップフォース(POP)コマンドを受信しているか、すなわちユーザが操作ノブ6をポップフォースが発生する状態(ユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態)で操作しているかどうかを判断する(ST22)。ポップフォースが発生する状態でユーザが操作ノブ6を操作している場合に、回転速度演算部73で求められた回転速度がしきい値を超えているかどうかを判定部76において判断する(ST23)。これは、ユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態から手を離したかどうかを判断することを意味する。すなわち、ユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態では、ユーザは画面スクロール領域の位置まで操作ノブ6を回転させ、その状態で操作ノブ6を保持しており、その状態から手を離すと、操作反力が急激に操作ノブ6にかかり、回転速度が大きくなる。このため、回転速度を求めてしきい値との間の比較を行って判定を行うことにより、ユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態から手を離したかどうかを判定することができる。
ユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態において、手を離したと判定された場合には、力覚制御部71において、ポップフォースを発生させない制御を行う(ST25)。すなわち、画面スクロール状態におけるポップフォースXのトルクを0とする。そして、このTmax(=0)に基づいて手動操作部に対して駆動信号を出力する(ST26)。なお、回転速度がしきい値を超えていなければ、T0をTmaxとして(ST24)、このTmaxに基づいて手動操作部に対して駆動信号を出力する(ST26)。
このように本実施の形態においても、ユーザが操作ノブ6を画面スクロール領域まで回転させて画面スクロールを行っている状態(復帰反力付与領域)から手を離して連続移動領域(操作感触付与領域)に戻す場合に、ポップフォースを発生させない制御を行うので、ユーザが操作ノブ6から手を離した後において、操作感触付与領域の近くでポップフォースがなくなる。このため、ポップフォースにより操作ノブ6が必要以上に勝手に回転することがなくなり、ディスプレイ9においてユーザが意図した位置にポインタ10を移動することが可能となる。
本発明は上記実施の形態1,2に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態1,2において、添付図面に図示されている部材の構成(特に手動操作部の構成)、材料などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。また、上記実施の形態1,2においては、操作ノブを回転する場合について説明しているが、本発明は、操作ノブを上下左右方向に平行移動させた場合においてポップフォースを発生させる構成についても適用することが可能である。この場合においては、位置信号は回転状態から求めるのではなく、平行移動状態から求める。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本実施の形態に係る力覚付与型入力装置の手動操作部の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る力覚付与型入力装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る力覚付与型入力装置の操作反力の状態を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る力覚付与型入力装置におけるポップフォースの制御を説明するためのフロー図である。 本発明の実施の形態2に係る力覚付与型入力装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る力覚付与型入力装置の操作反力の状態を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る力覚付与型入力装置におけるポップフォースの制御を説明するためのフロー図である。
符号の説明
1 アクチュエータ
2 操作軸
3 コード板
4 フォトインタラプタ
5 パネル板
6 操作ノブ
7 制御部
8 本体側制御部
9 ディスプレイ
10 ポインタ
71 力覚制御部
72 振幅制御部
73 回転速度演算部
74 変換部
75 メモリ
76 判定部

Claims (4)

  1. 回転操作可能な手動操作手段と、前記手動操作手段に力覚を付与するアクチュエータと、前記手動操作手段の回転状態を検出する検出手段と、前記手動操作手段の回転状態に基づく位置信号を出力すると共に、前記アクチュエータの駆動制御を行う制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記位置信号が第1領域に隣接する第2領域にあるときに、前記位置信号を前記第2領域から前記第1領域に復帰させる復帰反力を発生するように前記アクチュエータの駆動制御を行うと共に、前記位置信号が前記第2領域にあるときにポップフォースを付与する駆動信号を出力し、前記第2領域から前記第1領域に戻る際に前記ポップフォースを制御することを特徴とする力覚付与型入力装置。
  2. 前記制御手段は、前記手動操作手段の回転状態に基づいて前記手動操作手段の回転速度を求める速度演算手段と、前記速度演算手段の結果に基づいて前記ポップフォースの振幅を制御する振幅制御手段と、を具備することを特徴とする請求項1記載の力覚付与型入力装置。
  3. 前記振幅制御手段は、前記ポップフォースの振幅を前記回転速度に応じて小さくすることを特徴とする請求項2記載の力覚付与型入力装置。
  4. 前記制御手段は、前記回転速度が所定の値を超えたときに前記ポップフォースを発生させないことを特徴とする請求項1記載の力覚付与型入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011034199A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Tokai Rika Co Ltd 入力装置

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