JP2006228293A - 光ディスク、光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法 - Google Patents

光ディスク、光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【目的】高密度大容量の光ディスクを提供する。
【構成】1トラック毎に交互に接続されたグルーブ/ランドトラックG,Lからなるシングルスパイラルトラックが形成され、記録領域が半径方向にゾーン分割され、ゾーン内ではグルーブトラックGの左右側壁にウォブリングされたウォブルの位相が常に同位相で、ゾーン間では1ウォブル分のトラック長さが略一定になるようにウォブリングされており、各トラックGに片側の側壁をウォブル変調させることによって所定の間隔でトラックGに対応するアドレス情報を含む補助情報FGが記録され、この補助情報FGの位置と他方の側壁に記録された隣接トラックLに対応した補助情報FLの位置とは同位相に並ぶことなく配置された光ディスクであり、特に、補助情報FG,FLは等間隔で交互に配置されると共に、光ビーム走査方向の接続点Cの手前近傍9のみ異なった周期で配置されている光ディスク10。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル情報信号を記録する記録媒体としての光ディスク、光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法の技術分野に属する。
光ディスクに螺旋状或いは略同心円状に構成されたグルーブの側壁にうねり(ウォブルという)を持ったグルーブ部(グルーブトラック)とグルーブ部間に存在するランド部(ランドトラック)の両方に記録再生が可能な光ディスクとしてDVD−RAMなどが知られている。
上記DVD−RAMは、図4に示されるように、グルーブトラックG(白ライン領域)とランドトラックL(黒ライン又はドット領域)が1トラック毎に接続点Cで切り替わるウォブル付きシングルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式のトラック構造をしており、前記接続点Cを含め、セクタS毎にトラックを分断する形でヘッダーHが形成され、そこにアドレス情報等が記録されている。さらに、それぞれのヘッダーHは半径方向外側及び内側にシフトする形でランド/グルーブトラックの境界位置に形成され、その配置の状態によりランド/グルーブトラックのどちらに光ビーム走査がいるかを判断し、また前記接続点Cを検出してトラッキングサーボの制御を行うようになっている。
しかし、図4から判るように、上記DVD−RAMのような既存の光ディスクの記録フォーマットでは、ヘッダーH領域が存在することでグルーブトラックG及びランドトラックLがその部分だけ途切れることとなり、ヘッダーHの分だけトラック方向の記録容量をロスするだけでなく、例えば音声情報や画像情報のように連続性が特に重要視される記録情報の記録・再生には最適な記録再生フォーマットとは言い難いという課題がある。
一方、トラック(記録情報)の連続性を維持した光ディスクのフォーマットとしては、DVD−RWなどのようにグルーブトラックのみを記録トラックとし、ランド部にはアドレス情報をプリピットで形成したものが知られている。
上記DVD−RWのような記録フォーマットでは、トラック方向は連続して記録再生を行うことができ、ヘッダーが無い分だけ線密度も詰められるが、ランドトラックはアドレス情報等の補助情報記録領域としてのみ使用されるので、より高密度大容量とする場合にはロスが大きく不利になると考えられる。
ところで、下記[特許文献1]には、前述の図4に示されるDVD−RAMのフォーマットのように、ランドトラックLとグルーブトラックGが交互に形成され、前記ランドトラックLとグルーブトラックGの両方に情報を記録する光ディスクにおいて、図5に示されるランドトラックLとグルーブトラックGのウォブリングの模式図から判るように、前記ランドトラックLとグルーブトラックGのそれぞれの片方の側壁にアドレス情報を含むウォブルアドレス部A,Bがウォブル変調による蛇行又は凹凸で形成され、且つ、前記ランドトラックLにおけるウォブルアドレス部AとグルーブトラックGにおけるウォブルアドレス部Bがトラック方向にずらして配置されている構成の光ディスクと、この光ディスクのトラックの蛇行を検出して、前記アドレス情報及び同期信号を検出することを特徴とする光ディスクの記録再生方法と光ディスク記録再生装置が公知文献として開示されている。
特開2003−178464号公報
より高密度大容量の光ディスクで音声情報や画像情報の記録再生を行うことを考える場合、ランドトラック及びグルーブトラックの両方のトラックに記録可能なウォブル付きシングルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式の光ディスク(DVD−RAM)を基本にして、ヘッダーによるアドレッシング手段を取らずに連続的に記録再生可能なフォーマット(接続点にて接続されたシングルスパイラルのランド/グルーブの両方のトラックに途切れることなく連続的にデータが記録され再生可能な光ディスクのフォーマット)を実現することが望ましい。
この点、前述の[特許文献1]に開示された光ディスクは、図5に示されるように、ヘッダーにアドレス情報を記録するのではなく、グルーブトラックGの左右の側壁にトラック方向にずらしてそれぞれウォブリング(ウォブル変調)することによりランド/グルーブトラックL,Gの各アドレス情報であるウォブルアドレス部A,Bを記録した構成の光ディスクが提案されている。これにより、高密度大容量の光ディスクの実現は可能であるが、ランド/グルーブトラックL,Gの詳細フォーマットやグルーブトラックGとランドトラックLの切り替え制御の手段については明示されていない。
DVD−RAMのようにグルーブトラックGとランドトラックLが1トラック毎に交互に接続されるウォブル付きシングルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式を前提とするのであれば、その接続点Cを含む領域でトラッキング等の高精度のサーボ制御が必要になり、既存のDVD−RAMのようなヘッダーHによるアドレッシング手段を取らないのであれば、それに代わる接続点Cの位置情報を適時に正確に検出可能とする光ディスクのフォーマット、記録再生方法、及び記録再生装置が要請される。
尚、仮にランドトラックLとグルーブトラックGの同方向ダブルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式のフォーマットを想定した場合、片方のトラックからもう一方へ移動する際に最内周から最外周、或いは最外周から最内周へのシークが発生し、その部分ではディスクにアクセスできない時間が長くなるのであり、オーディオビジュアル(AV)情報等の連続的な記録再生において強いて有利なフォーマットとは言えない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、より高密度大容量のAV情報の記録再生を行える光ディスク、光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法を提供することを目的とする。
本発明は、
(1) 略円周状に形成されて情報の記録が可能であるグルーブ部及び該グルーブ部間のランド部を有し、前記グルーブ部及びランド部が1トラック毎に交互に接続されて一連のグルーブトラックG及びランドトラックLからなるシングルスパイラルトラックを形成したディスクであり、記録領域が半径方向にゾーン分割され、各ゾーン内では前記グルーブトラックGの左右側壁にウォブリングされたウォブルの位相が常に同位相に形成され、ゾーン間では1ウォブル分のトラック長さが略一定になるようにウォブリングされており、各トラックGに片側の側壁をウォブル変調させることによって所定の間隔で対応するアドレス情報を含む補助情報FGが記録され、該トラックGに対応する前記補助情報FGの記録位置と前記トラックGの他方の側壁に記録された隣接トラックLに対応した補助情報FLの記録位置とは同位相に並ぶことなく配置されている構造の光ディスクであって、
前記補助情報FG,FLは前記グルーブトラックGの左右の側壁に等間隔で交互に配置されると共に、光ビーム走査方向のランド/グルーブトラックの切り替わる接続点Cの手前近傍のみ異なった周期で配置されていることを特徴とする光ディスクを提供することにより、上記課題を解決する。
(2)上記(1)に記載の光ディスクに情報を記録或いは記録情報を再生する光ディスク記録再生方法であって、前記光ディスクをピックアップ1で再生した再生信号Sからウォブル信号Wを検出し、次に、前記再生信号Sと前記ウォブル信号Wに基づいて変調されたウォブル変調信号を検出するとともに、所定の間隔で前記ウォブル変調信号の有無を検出し、前記ウォブル変調信号が前記所定の間隔で2回以上連続して存在する部分或いは2回以上連続して存在しない部分を検出することにより、前記ランド/グルーブトラックの切り替わる接続点の位置を算定し、光ビーム走査における前記接続点通過時のタイミングでトラッキングの極性を切り替えてランド/グルーブトラックのそれぞれのトラックに合うようにサーボを制御し、更に前記ウォブル変調信号から前記補助情報を再生し、この再生された補助情報に基づいて記録再生を行うことを特徴とする光ディスク記録再生方法を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)上記(1)に記載の光ディスク10に情報を記録或いは記録情報を再生する光ディスク記録再生装置20であって、前記光ディスク10をピックアップ1で再生した再生信号Sからウォブル信号Wを検出するウォブル信号検出手段2と、前記再生信号Sと前記ウォブル信号Wに基づいて、変調されたウォブル変調信号Wmを検出すると共に、所定の間隔で前記ウォブル変調信号Wmの有無を検出し、前記ウォブル変調信号Wmが所定の間隔で2回以上連続して存在する部分P1或いは2回以上連続して存在しない部分P2を検出して補助情報FG,FLが異なった周期で配置されている位置Pxを検出する補助情報位置検出手段3と、前記補助情報位置検出手段3によって得られた前記補助情報FG,FLが異なった周期で配置されている位置Pxの光ビーム走査のタイミング信号Stを得ることによってランド/グルーブトラックL,Gの接続点Cにおけるトラッキング切り替えのタイミングを算出して極性切り替え信号Scを出力するトラッキング極性切り替え手段4と、出力された前記極性切り替え信号Scによりランド用或いはグルーブ用にトラッキング設定を変更してトラッキング制御を行うサーボ制御手段5と、前記補助情報位置検出手段3により得られたウォブル変調信号Wmより前記補助情報FG,FLを再生する補助情報再生手段6と、前記補助情報FG,FLに基づいてレーザー駆動を含む記録再生制御を行う記録再生制御手段7と、からなることを特徴とする光ディスク記録再生装置20を提供することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、
(1)ウォブル変調によりトラック側壁に形成されたアドレス情報を含む補助情報の位置が所定の間隔で2回以上連続して存在するか或いは2回以上連続して存在しないかを光ビーム走査において検出することにより補助情報の配置の不規則性の位置を検知し、これに基づいてランド/グルーブトラックが交互に切り替わる接続点の位置を算出して該接続点の位置で正確にトラッキングを切り替えるタイミングを得るトラッキング極性切り替え手段を備えている光ディスク記録再生装置を用いることで、スムーズなトラッキング制御が行え、より高密度大容量の光ディスクを用いたAV情報記録再生システムの実現を可能にする。
(2)高密度大容量のAV情報記録再生に最適の光ディスクとその記録再生フォーマットが実現する。
(3)ウォブル付きシングルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式の光ディスクに対して連続的再生、連続的記録が可能な光ディスク記録再生方法が実現する。延いては、連続性が重要視される音声情報や画像情報の良好な記録再生が実現する。
本発明に係る光ディスクと光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る光ディスクのグルーブトラックの左右側壁にウォブル変調によって記録された補助情報の配置を説明するためのグルーブの模式図である。
図2は光ディスクのウォブル付きシングルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式の光ディスクにおいて補助情報をグルーブトラックの左右の側壁にウォブル変調によって所定の間隔で交互に記録した場合の配置の参考例を示すグルーブの模式図である。
図3は本発明に係る光ディスク記録再生装置のトラッキング制御に係るブロック構成例を示すブロック図である。
図1に示される本発明に係る光ディスク10のトラック構造は、前述の[特許文献1]の光ディスクのフォーマットとほぼ同様に、略円周状に形成されて情報の記録が可能であるグルーブ部及び該グルーブ部間のランド部を有し、前記グルーブ部及びランド部が1トラック毎に交互に接続されて一連のグルーブトラックG及びランドトラックLからなるシングルスパイラルトラックを形成しており、記録領域が半径方向にゾーン分割され、各ゾーン内では前記グルーブトラックGの左右側壁に所定の周波数でウォブリングされたウォブルの位相が常に同位相に形成され、ゾーン間では1ウォブル分のトラック長さが略一定になるようにウォブリングされており、各グルーブトラックGの片側(例えば光ビーム操作方向に向いて左側)の側壁をウォブル変調させることによって所定の間隔で対応する当該グルーブトラックGのアドレス情報を含む補助情報FGが記録され、該グルーブトラックGに対応する前記補助情報FGの記録位置と前記グルーブトラックGの他方の側壁(前述の例について光ビーム操作方向に向いて右側)に記録された隣接トラックのランドトラックLに対応した補助情報FLの記録位置とは同位相に並ぶことなく配置されている構造であるが、特に、図1から判るように、前記補助情報FG,FLは前記グルーブトラックGの左右の側壁に等間隔で交互に配置されると共に、光ビーム走査方向のランド/グルーブトラックの切り替わる接続点Cの手前近傍9のみ異なった周期で配置されている。
即ち、ランド/グルーブトラックL,Gとも光ビーム走査方向に向かって左側の側壁にウォブル変調によるアドレス等の補助情報FL、FGがそれぞれ形成されている(換言すれば、各トラックの右側の側壁には隣接するトラックの補助情報が形成されている。)。
尚、1グルーブトラックG中の左右両側壁のウォブル変調によって記録された補助情報位置([特許文献1]におけるウォブルアドレス部A,Bに相当する。)の数は奇数でもよいが好ましくは同数とする(1トラック中に左右両側合計の補助情報位置は偶数個ある)。勿論、光ビーム走査している当該トラックL又はGの補助情報FL又はFGが右側壁に配置され、隣接トラックの補助情報が当該トラックの左側壁に形成されていてもよい。
左右合わせた補助情報FG,FLの位置は等間隔で形成されており(図1ではグルーブの左右側壁のウォブルに交互に間断なくウォブル変調されているが、交互に断続的にウォブル変調されていてもよい。)、1つの補助情報位置(ウォブル変調部分)を含む領域を1ユニットとすると、図1の例では、グルーブトラックGでは奇数番目のユニットに、ランドトラックLでは偶数番目のユニットに、というように各側壁で1ユニットおきに当該トラックアドレスを含む補助情報FG,FLが形成されている。
而して、補助情報位置の数が同数である場合は、自ずと図2に示されるように前記ランドトラックLと前記グルーブトラックGの切り替わりの接続点Cでは、ランドトラックLからグルーブトラックGに切り替わる時は当該トラックアドレスを含む左側壁で2ユニット連続して補助情報位置が存在し、前記グルーブトラックGから前記ランドトラックLに切り替わる時は左側壁は2ユニット連続で補助情報位置が存在しない状態となる。
つまり、ユニット単位で補助情報の配置の不規則性を検出することによってランド/グルーブトラックL,Gの接続点Cを検出でき(不規則性が現われた位置が接続点Cの位置となる。)、且つ、不規則性の種類(2ユニット連続する/存在しない)によって次のトラックがランドトラックLであるかグルーブトラックGであるかの判別もできる。
唯、上記のように単純に接続点Cにおける補助情報配置の不規則性を検出するのでは、原理的にその後にトラッキング制御を行っても切り替わり直後のユニットの記録再生が時間的に間に合わないと考えられる。
図1に示される補助情報位置のフォーマットはそういったことに配慮した構成となっている。即ち、ランド/グルーブトラックL,Gの接続点Cの手前近傍9の1番目のユニットと2番目のユニットについて補助情報FG,FLの配置を逆転してあり、該箇所のみ異なった周期となっていて、接続点Cの2ユニット手前で配置の不規則性が検出することができる。したがって不規則性を検出後に2ユニット分補助情報F又はGを検出して接続点Cでの切り替わりのタイミングで切り替えられるのでスムーズにランド/グルーブトラックL,Gのトラッキング制御が行えるのである。
尚、上述の光ビーム走査方向のランド/グルーブトラックL,Gの切り替わる接続点Cの手前近傍9とは、不規則性の検出後に前記接続点Cでのトラッキング制御を実行するに必要十分な時間的余裕を与える前記接続点Cとの距離を確保しつつ、前記不規則性の検出位置から接続点Cの位置を正確に算出できる距離内にあることを意味する。この点、不規則性の検出位置が前記接続点Cとあまりに離れた手前の位置に設けられているとその検出位置から接続点Cまでの間隔(時間的或いは距離的な間隔)を算出するに無視できない誤差が生じる可能性があり、逆に前記不規則性の検出位置が余りに接続点Cの近くであると前述のように検出後直ぐに接続点Cを過ぎてしまい、トラッキング制御が間に合わないことになるのである。
以上のように、本発明の光ディスク10によれば、DVD−RAMのようなヘッダーによるアドレッシング手段を取らずに、例えばDVD−RAMと同様の所定の周波数でウォブリングされたトラックの左右側壁に、アドレス等の補助情報FG,FLがウォブル変調によりランド/グルーブの切り替わりの接続点Cの手前近傍9の位置以外は所定の間隔で規則的に形成されているので、その異なった周期で配置された(=不規則な)補助情報位置を光ビーム走査時に検出することで接続点Cでのトラック切り替えタイミングが把握でき、ランド/グルーブトラックL,Gのトラッキングのサーボ制御が問題なくスムーズに行えることになるのである。
次に、本発明に係る光ディスク記録再生装置及びその記録再生方法について図3を参照しながら述べる。
図3に示されるトラッキング制御に係るブロック構成を備える光ディスク記録再生装置20は、前記光ディスク10をピックアップ1で再生した再生信号Sからウォブル信号Wを検出するウォブル信号検出手段2のウォブル検出装置と、前記再生信号Sと前記ウォブル信号Wに基づいて、変調されたウォブル変調信号Wmを検出すると共に、所定の間隔で前記ウォブル変調信号Wmの有無を検出し、前記ウォブル変調信号Wmが所定の間隔で2回以上連続して存在する部分P1或いは2回以上連続して存在しない部分P2を検出して補助情報FG,FLが異なった周期で配置されている位置Pxを検出する補助情報位置検出手段3の補助情報位置検出装置と、前記補助情報位置検出手段3によって得られた前記補助情報FG,FLが異なった周期で配置されている位置Pxの光ビーム走査のタイミング信号Stを得ることによってランド/グルーブトラックL,Gの接続点Cにおけるトラッキング切り替えのタイミングを算出して極性切り替え信号Scを出力するトラッキング極性切り替え手段4のトラッキング極性切り替え装置と、出力された前記極性切り替え信号Scによりランド用或いはグルーブ用にトラッキング設定を変更してトラッキング制御を行うサーボ制御手段5のサーボ制御装置と、前記補助情報位置検出手段3により得られたウォブル変調信号Wmより前記補助情報FG,FLを再生する補助情報再生手段6の補助情報再生装置と、再生された前記補助情報FG,FLのアドレス情報やその他の記録再生条件情報に基づいてレーザー駆動を含む記録再生制御を行う記録再生制御手段7のレーザ駆動回路及び記録再生条件設定回路と、からなる。
次に、上記構成の光ディスク記録再生装置20の記録再生時のトラッキング動作と記録再生方法について説明する。
前記光ディスク10に記録された信号を前記ピックアップ1で検出し、ここで検出された再生信号Sを前記ウォブル検出装置2と前記補助情報位置検出装置3に出力する。前記ウォブル検出装置2では、前記再生信号Sからウォブル信号Wを検出する。前記補助情報位置検出装置3では、前記再生信号Sとウォブル検出装置2から出力されるウォブル信号Wに基づいて、補助情報記録のため所定の間隔でグルーブトラックGの左右側壁にウォブリングで変調されたウォブル変調信号Wmを検出すると共に、所定の間隔で前記ウォブル変調信号(=補助情報FG,FL)の有無を検出し、ウォブル変調信号Wmが所定の間隔で2回連続して存在する或いは2回連続して存在しない場合にその位置Pxの光ビーム走査のタイミング信号Stを示すアドレス周期切り替わりフラグfを出力する。
前記トラッキング極性切り替え装置4では、前記アドレス周期切り替わりフラグfに基づいてランド/グルーブトラックL,Gのトラッキングを切り替えるタイミングを検出し、そのタイミングで極性切り替え信号Scを出力する。例えば、補助情報位置の不規則性検出時点での光ディスク10の回転速度と予め判っている不規則性の位置Pxと接続点Cとの距離のデータから光ビーム走査のトラッキング条件の切り替えタイミングが算出される。また、不規則性の位置Pxからのトラックのウォブルを、その所定のウォブリング周波数等を基にカウントすることで、トラッキング条件の切り替えタイミングがより正確に算出される。
前記サーボ制御装置5では、トラッキング極性切り替え装置4から出力された極性切り替え信号Scによりランド用或いはグルーブ用に設定を変更してトラッキング制御を行う。
前記補助情報再生装置6では、前記補助情報位置検出装置3により得られたウォブル変調信号Wmよりアドレス情報や記録再生に必要なその他の補助情報を再生する。
前記記録再生制御装置7では、前記補助情報再生装置6で得られた記録再生に必要な補助情報に基づいてレーザー駆動等の記録再生制御を行う。
以上のように、本発明の実施の形態の光ディスク記録再生装置20によれば、ウォブル変調によりグルーブトラックの左右側壁に形成された補助情報FG,FLの位置が所定の間隔で2回連続して存在するか或いは2回連続して存在しないかを検出して、アドレス周期切り替わりフラグfを出力する補助情報位置検出装置3と、該アドレス周期切り替わりフラグfに基づいて光ビーム走査のトラッキングを接続点Cの位置で切り替えるタイミングを正確に検出するトラッキング極性切り替え装置4と、を備えているので、1トラック毎にランド/グルーブトラックL,Gが切り替わり連続的に情報の記録がなされたウォブル付きシングルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式の光ディスクにおいてもスムーズにトラッキングの制御が行え、正確なアドレス検出ができることから、高密度大容量記録再生システムの実現を可能にする。
本発明に係る光ディスクのグルーブトラックの左右側壁にウォブル変調によって記録された補助情報の配置を説明するためのグルーブの模式図である。 光ディスクのウォブル付きシングルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式の光ディスクにおいて補助情報をグルーブトラックの左右の側壁にウォブル変調によって所定の間隔で交互に記録した場合の配置の参考例を示すグルーブの模式図である。 本発明に係る光ディスク記録再生装置のトラッキング制御に係るブロック構成例を示すブロック図である。 光ディスクDVD−RAMのウォブル付きシングルスパイラルランド/グルーブトラック記録方式のトラック構造を説明するための模式図である。 公知の[特許文献1]に記載の光ディスクのフォーマットのランドトラックとグルーブトラックのウォブリングの模式図である。
符号の説明
1 ピックアップ
2 ウォブル信号検出手段
3 補助情報位置検出手段
4 トラッキング極性切り替え手段
5 サーボ制御手段
6 補助情報再生手段
7 記録再生制御手段
9 接続点の手前近傍(異なった周期で補助情報が配置された箇所)
10 光ディスク
20 光ディスク記録再生装置
C 接続点
FG,FL 補助情報
S 再生信号
Sc 極性切り替え信号
St 光ビーム走査のタイミング信号
W ウォブル信号
Wm ウォブル変調信号
P1 ウォブル変調信号が所定の間隔で2回以上連続して存在する部分
P2 ウォブル変調信号が所定の間隔で2回以上連続して存在しない部分
Px 補助情報が異なった周期で配置されている位置

Claims (3)

  1. 略円周状に形成されて情報の記録が可能であるグルーブ部及び該グルーブ部間のランド部を有し、前記グルーブ部及びランド部が1トラック毎に交互に接続されて一連のグルーブトラック及びランドトラックからなるシングルスパイラルトラックを形成したディスクであり、記録領域が半径方向にゾーン分割され、各ゾーン内では前記グルーブトラックの左右側壁にウォブリングされたウォブルの位相が常に同位相に形成され、ゾーン間では1ウォブル分のトラック長さが略一定になるようにウォブリングされており、各トラックに片側の側壁をウォブル変調させることによって所定の間隔で対応するアドレス情報を含む補助情報が記録され、該トラックに対応する前記補助情報の記録位置と前記トラックの他方の側壁に記録された隣接トラックに対応した補助情報の記録位置とは同位相に並ぶことなく配置されている構造の光ディスクであって、
    前記補助情報は前記グルーブトラックの左右の側壁に等間隔で交互に配置されると共に、光ビーム走査方向のランド/グルーブトラックの切り替わる接続点の手前近傍のみ異なった周期で配置されていることを特徴とする光ディスク。
  2. 請求項1に記載の光ディスクに情報を記録或いは記録情報を再生する光ディスク記録再生方法であって、
    前記光ディスクをピックアップで再生した再生信号からウォブル信号を検出し、次に、前記再生信号と前記ウォブル信号に基づいて変調されたウォブル変調信号を検出するとともに、所定の間隔で前記ウォブル変調信号の有無を検出し、前記ウォブル変調信号が前記所定の間隔で2回以上連続して存在する部分或いは2回以上連続して存在しない部分を検出することにより、前記ランド/グルーブトラックの切り替わる接続点の位置を算定し、光ビーム走査における前記接続点通過時のタイミングでトラッキングの極性を切り替えてランド/グルーブトラックのそれぞれのトラックに合うようにサーボを制御し、更に前記ウォブル変調信号から前記補助情報を再生し、この再生された補助情報に基づいて記録再生を行うことを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  3. 請求項1に記載の光ディスクに情報を記録或いは記録情報を再生する光ディスク記録再生装置であって、
    前記光ディスクをピックアップで再生した再生信号からウォブル信号を検出するウォブル信号検出手段と、
    前記再生信号と前記ウォブル信号に基づいて、変調されたウォブル変調信号を検出すると共に、所定の間隔で前記ウォブル変調信号の有無を検出し、前記ウォブル変調信号が所定の間隔で2回以上連続して存在する部分或いは2回以上連続して存在しない部分を検出して補助情報が異なった周期で配置されている位置を検出する補助情報位置検出手段と、
    前記補助情報位置検出手段によって得られた前記補助情報が異なった周期で配置されている位置の光ビーム走査のタイミング信号を得ることによってランド/グルーブトラックの接続点におけるトラッキング切り替えのタイミングを算出して極性切り替え信号を出力するトラッキング極性切り替え手段と、
    出力された前記極性切り替え信号によりランド用或いはグルーブ用にトラッキング設定を変更してトラッキング制御を行うサーボ制御手段と、
    前記補助情報位置検出手段により得られたウォブル変調信号より前記補助情報を再生する補助情報再生手段と、
    前記補助情報に基づいてレーザー駆動を含む記録再生制御を行う記録再生制御手段と、からなることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
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