JP2006227979A - データ送信装置およびデータ受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信側から送信したエンコードデータを受信側で確実に復号化することが可能なデータ送信装置およびデータ受信装置を安価に実現する。
【解決手段】データ送信装置側からエンコードデータ格納メモリ1のエンコードデータと一緒に、デコーダプログラム格納メモリ3の復号化することが可能なデコーダプログラムを、使用権情報付加手段6で使用権情報を付加した上で送信手段7から送信する。データ受信装置側で送信されてきたデコーダプログラムによってエンコードデータを復号化することにより、データ受信装置は受信したエンコードデータを確実に復号化できることになる。
【選択図】図1
【解決手段】データ送信装置側からエンコードデータ格納メモリ1のエンコードデータと一緒に、デコーダプログラム格納メモリ3の復号化することが可能なデコーダプログラムを、使用権情報付加手段6で使用権情報を付加した上で送信手段7から送信する。データ受信装置側で送信されてきたデコーダプログラムによってエンコードデータを復号化することにより、データ受信装置は受信したエンコードデータを確実に復号化できることになる。
【選択図】図1
Description
本発明は、動画、静止画、音声データ等を符号化したエンコードデータを他機器に送信するデータ送信装置、および、前記エンコードデータを受信して復号化するデータ受信装置に関する。
近年、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ボイスレコーダー等の撮影記録装置や録音装置(以下、総称して撮影装置と記す)では、動画データ、静止画データ、音声データ(以下、総称してAVデータと記す)を様々な圧縮・符号化(以下、総称して符号化と記す)方式により符号化し記録媒体に記録している。例えば動画では、モーションJPEG、MPEG1、MPEG2、MPEG4等、静止画ではJPEG等、音声ではMP3、AAC、AC3等の各種符号化方式を使用することが多い。
また、記録媒体としては、SDメモリカード等のメモリカードやDVD等の光ディスク等を用いるが、記録容量に限りがあるため長時間記録する場合には複数の記録媒体を常時携帯しておく必要があった。比較的高価である記録媒体を複数保有することはユーザーにとって金銭的な負担が大きくなるという課題がある。
また、ユーザーの要望として、撮影したAVデータを遠距離にいる親戚や友人等に視聴させたいという事がある。この場合、記録媒体に記録したAVデータを別の記録媒体に複製して郵送したり、撮影者が視聴させたい相手の所まで撮影装置を持参して視聴させたり等、かなりの手間を必要としていた。
これらの課題を解決する従来技術として、撮影装置とは別に外部記録装置を用意し、撮影装置で撮影したデータを外部記録装置の記録媒体に記録するというものがある(特許文献1)。これは、撮影装置と外部記録装置との間にAVデータの送受信が可能な通信手段を具備し、データ送信装置である撮影装置は撮影を開始すると、撮影したAVデータを符号化(以下、符号化したAVデータをエンコードデータと記す)すると共に、通信手段による送信が可能か判断する。通信が可能な場合には、通信手段を介してエンコードデータをデータ受信装置である外部記録装置へ送信する。外部記録装置では、通信手段を介して受信したエンコードデータを記録媒体に記録する。また、撮影装置は、通信手段による送信が不可能であると判断した場合には、撮影装置に内蔵する記録デバイスにエンコードデータを保存するというものである。ここで、通信手段は有線、無線、公衆回線等のいずれで実現しても構わない。
この従来技術によると、撮影したエンコードデータは大容量で比較的安価な外部記録装置に記録されるため、撮影装置側では高価かつ小容量の記録媒体を予備として複数所持しておく必要がなくなる。また、外部記録装置を自宅に設置し、外出先で撮影装置から公衆回線等を経由してエンコードデータを記録するようにすると、記録媒体を携帯する煩わしさもなく、紛失の危険もなくなる。
特開2003−169240号公報
しかしながら従来技術においては、データ送信装置で符号化したエンコードデータを、データ受信装置内のデコーダによって伸長、復号化(以下、総称して復号化)する場合の互換性が問題となる。前述したように、符号化方式は、MPEG2やMPEG4等の様々な方式がある上に、さらに各符号化方式は様々な規格に細分化されている。例えばMPEG2はHP@HL、MP@HL、MP@ML等の11種類もの規格が存在する。これらはプロファイル/レベルと呼ばれ、エンコードデータがどのプロファイル/レベルで符号化されたものかはシーケンス層のProfile And Level Identifierと呼ばれる8bitのデータで識別できる。他の符号化方式も同様に多種の規格が存在する。つまり、データ受信装置のデコーダがMPEG2のMP@MLしか対応していなかった場合、データ送信装置においてMPEG2のMP@HLで作成したエンコードデータは、データ受信装置では復号化できないという課題がある。これを解決するためには、データ送信装置とデータ受信装置で同じ符号化/復号化方式に対応した装置を揃える必要があるが、その場合、装置を新たに購入する際のユーザーの金銭的な負担は大きくなる。また、各方式毎に装置を揃えるのは、設置場所の問題、通信手段との接続数の制限等、様々な課題が発生する。また、撮影者が別の人にAVデータを送信する場合は、別の人が同じ方式のデータ受信装置を所有している必要があり、実質上、送信できる相手が著しく制限されることになる。
本発明は上記課題を解決し、送信側から送信したエンコードデータを受信側で確実に復号化することを安価に実現することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を講じる。
本発明の請求項1に記載のデータ送信装置は、エンコードデータおよびエンコードデータを復号化するためのデコーダプログラムから他機器に送信するための通信データを生成する通信データ生成手段と、エンコードデータおよびデコーダプログラムから生成した通信データを他機器に送信する送信手段とを具備することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のデータ送信装置は、請求項1に記載の発明において、通信データ生成手段が生成する通信データは、エンコードデータにエンコードデータであることを示すID情報を付加した第1の通信データと、デコーダプログラムにデコーダプログラムであることを示すID情報を付加した第2の通信データとを別々に構成することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のデータ送信装置は、請求項1に記載の発明において、通信データ生成手段が生成する通信データは、エンコードデータであることを示すID情報を付加したエンコードデータと、デコーダプログラムであることを示すID情報を付加したデコーダプログラムとを1つの第3の通信データとして構成することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のデータ送信装置は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の発明において、通信データ生成手段は、デコーダプログラムがエンコードデータを復号化することを許可する使用権情報を通信データに付加することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のデータ受信装置は、エンコードデータおよびエンコードデータを復号するためのデコーダプログラムから生成された通信データを受信する受信手段と、受信した通信データからエンコードデータとデコーダプログラムとを取得する通信データ解析手段と、取得したエンコードデータを取得したデコーダプログラムによって復号化するデコード手段とを具備することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載のデータ受信装置は、請求項5に記載の発明において、受信した通信データは、エンコードデータを含む第1の通信データと、デコーダプログラムを含む第2の通信データであり、通信データ解析手段は受信した通信データ中のID情報を解析することで、エンコードデータまたはデコーダプログラムであることを識別することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載のデータ受信装置は、請求項5に記載の発明において、受信した通信データは、エンコードデータおよびデコーダプログラムが1つになった第3の通信データであり、通信データ解析手段は受信した通信データ中のID情報を解析することで、エンコードデータとデコーダプログラムとを分離することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8に記載のデータ受信装置は、請求項5から請求項7までのいずれかに記載の発明において、デコード手段は、受信した通信データ中の使用権情報からデコーダプログラムがエンコードデータを復号化することを許可しているかを判別し、許可している場合にデコーダプログラムを使用してエンコードデータを復号化することを特徴とするものである。
以上のように本発明のデータ送信装置およびデータ受信装置によれば、データ送信装置の通信データ生成手段が、エンコードデータと、復号化が可能なデコーダプログラムとから通信データを生成し、送信することで、データ受信装置は受信したデコーダプログラムによってエンコードデータを確実に復号化できるという顕著な効果が得られる。また、特別な装置等を別途準備する必要もないので安価に復号化できることになる。
また、データ送信装置の通信データ生成手段は使用権情報を通信データに付加し、データ受信装置においては、使用権情報で許可されたデコーダプログラムとエンコードデータの組み合わせでのみ復号化するため、データ受信装置側でデコーダプログラムを乱用されることがなく、デコーダプログラムの使用権や著作権が守られるという顕著な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態にかかるデータ通信装置およびデータ受信装置を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態によるデータ送信装置の構成を示したブロック図である。図1において、1はAVデータを符号化したエンコードデータを格納するエンコードデータ格納メモリ、2は通信データの作成時にエンコードデータにID情報を付加するID情報付加手段、3はデコーダプログラムを格納するデコーダプログラム格納メモリ、4は通信データの作成時にデコーダプログラムにID情報を付加するID情報付加手段、5はエンコードデータ格納メモリ1に格納されているエンコードデータとデコーダプログラム格納メモリ3に格納されているデコーダプログラムを管理し、ユーザーからの指示に基づいて通信データの作成を管理する管理手段、6は同時に入力されるエンコードデータとデコーダプログラムから通信データを生成すると共に通信データに使用権情報を付加する使用権情報付加手段、7は入力した通信データをネットワークに送信する送信手段である。
図1は本発明の実施の形態によるデータ送信装置の構成を示したブロック図である。図1において、1はAVデータを符号化したエンコードデータを格納するエンコードデータ格納メモリ、2は通信データの作成時にエンコードデータにID情報を付加するID情報付加手段、3はデコーダプログラムを格納するデコーダプログラム格納メモリ、4は通信データの作成時にデコーダプログラムにID情報を付加するID情報付加手段、5はエンコードデータ格納メモリ1に格納されているエンコードデータとデコーダプログラム格納メモリ3に格納されているデコーダプログラムを管理し、ユーザーからの指示に基づいて通信データの作成を管理する管理手段、6は同時に入力されるエンコードデータとデコーダプログラムから通信データを生成すると共に通信データに使用権情報を付加する使用権情報付加手段、7は入力した通信データをネットワークに送信する送信手段である。
ここで、請求の範囲における通信データ生成手段とは、エンコードデータ格納メモリ1、ID情報付加手段2、デコーダプログラム格納メモリ3、ID情報付加手段4、管理手段5および使用権情報付加手段6に相当する。
また、エンコードデータ格納メモリ1のエンコードデータは本装置に内蔵した撮影装置(図示せず)により撮影されたAVデータを符号化し格納されている。また、撮影装置には、撮影したエンコードデータを再生するためのデコード機能が内蔵されているのが通常であり、本装置ではデコーダプログラム格納メモリ3に格納しているデコーダプログラムで実現している。このデコーダプログラムをCPUやDSP等のデコード実行手段(図示せず)にて実行することによりエンコードデータを復号化し、表示手段(図示せず)にて表示することになる。
以上のように構成されたデータ送信装置について、以下にその動作を述べる。
本装置は、ユーザーからの操作(操作手段は図示せず)によってエンコードデータの送信が指示されると、管理手段5はエンコードデータ格納メモリ1に格納しているエンコードデータの符号化方式を識別する。例えば、指示されたエンコードデータがMPEG2方式で符号化されている場合、エンコードデータ中のシーケンス層を解析すれば、符号化方式を識別することができる。続いて、管理手段5はID情報付加手段2に送信すべきエンコードデータを、ID情報付加手段4に送信すべきデコーダプログラムを指示する。ここで、ID情報付加手段4に指示したデコーダプログラムは、ID情報付加手段2に指示したエンコードデータを復号することができるものである。
ID情報付加手段2は指示されたエンコードデータをエンコードデータ格納メモリ1から入力し、ID情報をエンコードデータに付加する。例えば、ID情報はエンコードデータであることを示すユニークなコードと、エンコードデータに関する固有の情報としてエンコードデータ名、記録日時、データサイズ等が含まれている。ここで、エンコードデータ名は複数あるエンコードデータを識別するための固有の名称である。一例として、メーカーコード、装置コード、エンコードデータ番号等を組み合わせた名称にすることで実現できるが、他のエンコードデータとは異なる名称であれば、どんな名称の付け方でも構わない。
ID情報付加手段4は指示されたデコーダプログラムをデコーダプログラム格納メモリ3から入力し、ID情報をデコーダプログラムに付加する。例えば、ID情報はデコーダプログラムであることを示すユニークなコードと、デコーダプログラムに関する固有の情報としてデコーダプログラム名、バージョン情報、データサイズ等が含まれている。
使用権情報付加手段6はID情報付加手段2からID情報を付加したエンコードデータと、ID情報付加手段4からID情報を付加したデコーダプログラムを入力し、デコーダプログラムによってエンコードデータを復号化することを許可する使用権情報を付加し、通信データを生成する。ここで、通信データはエンコードデータとデコーダプログラムとを別々の通信データとして生成する第1のデータ形態と、1つの連続した通信データとして生成する第2のデータ形態の大きく2通り考えられるが、いずれを採用しても実現可能である。以下、2通りのデータ形態について図面を用いて説明する。
図2は通信データの第1のデータ形態を示す概念図であり、同図(a)がエンコードデータの通信データ(請求の範囲における第1の通信データに相当)、同図(b)がデコーダプログラムの通信データ(請求の範囲における第2の通信データに相当)を示す。図2の(a)において、201はエンコードデータのID情報を格納する領域、202はエンコードデータを格納する領域である。また図2の(b)において211はデコーダプログラムのID情報を格納する領域、212はデコーダプログラムを格納する領域、213は使用権情報を格納する領域である。
また、図3は通信データの第2のデータ形態を示す概念図であり、エンコードデータとデコーダプログラムを1つの通信データ(請求の範囲における第3の通信データに相当)として送信する場合に用いられ、301はエンコードデータのID情報を格納する領域、302はエンコードデータを格納する領域、311はデコーダプログラムのID情報を格納する領域、312はデコーダプログラムを格納する領域、313は使用権情報を格納する領域である。
ここで、図2および図3の使用権情報213および313には、このデコードプログラムによる復号化を許可しているエンコードデータ名が格納されている。エンコードデータ名以外にもエンコードデータのID情報に記録される記録日時、データサイズ等を格納すれば、エンコードデータの特定に関する誤動作が少なくなるといった効果が得られる。また、図2、図3の通信データの配列は別の配列を採用しても問題はなく、要はデコーダプログラム、エンコードデータと、それぞれのID情報と、使用権情報を含んでいればよい。
送信手段7は使用権情報付加手段6で生成した通信データを送信する。図2に示した第1のデータ形態の場合には、第1の通信データ(a)と第2の通信データ(b)のそれぞれを送信することになり、また図3に示した第2のデータ形態の場合には、第3の通信データを送信することになる。ここで、送信手段7は一般的に普及しているいずれの通信手段でも実現でき、有線通信、無線通信、インターネット通信、公衆回線を利用した通信等、それぞれの通信形態に合わせた方式で送信すればよい。また、モデムやルーター等の外部の通信装置経由でインターネットや公衆回線に接続するように構成しても良い。この場合送信手段7は外部の通信装置とのIF回路で構成される。
また、図4は本発明のデータ受信装置の一実施例を示したブロック図である。図4において、401はネットワーク等を介して通信データを受信する受信手段、402は通信データを解析し、エンコードデータとデコーダプログラムを取得する通信データ解析手段、403は取得したエンコードデータを格納するエンコードデータ格納メモリ、404は取得したデコーダプログラムを格納するデコーダプログラム格納メモリ、405はユーザーからの指示に基づいて、エンコードデータとデコーダプログラムを入力すると共にデコーダプログラム中の使用権情報を参照し、デコーダプログラムによるエンコードデータの復号化を許可されているか判断する使用権情報判別手段、406はデコーダプログラムとエンコードデータを入力し、デコーダプログラムによってエンコードデータを復号化するデコード実行手段、407はエンコードデータを復号化したAVデータを表示する表示手段である。
ここで、請求の範囲におけるデコード手段とは、エンコードデータ格納メモリ403、デコーダプログラム格納メモリ404、使用権情報判別手段405およびデコード実行手段406に相当する。
また、デコード実行手段406はCPUやDSP等で構成され、デコーダプログラムを実行することでデコード機能を実現している。
以上のように構成されたデータ受信装置について、以下にその動作を述べる。
本装置における受信手段401は、前述したデータ送信装置が送信した通信データをネットワーク経由で受信する。受信する通信データは図2または図3で示した通信データである。ここで、接続されるネットワークはデータ送信装置の場合と同様に、有線通信、無線通信、インターネット通信、公衆回線を利用した通信等の一般的に普及しているいずれの通信手段でも実現できる。また、モデムやルーター等の外部の通信装置経由でインターネットや公衆回線に接続するように構成しても良い。
通信データ解析手段402は、受信手段401で受信した通信データを入力し、通信データを解析して、エンコードデータとデコーダプログラムを取得する。受信した通信データが図2に示した第1の通信データ(a)と第2の通信データ(b)の場合には、通信データ中のID情報を検索して、ID情報から第1の通信データか第2の通信データかを判断する。第1の通信データの場合には、通信データ解析手段402はエンコードデータ格納メモリ403にID情報201とエンコードデータ202を格納する。また、第2の通信データの場合には、通信データ解析手段402はデコーダプログラム格納メモリ404にID情報211とデコーダプログラム212と使用権情報213を格納する。また、受信した通信データが図3に示した第3の通信データの場合には、通信データ中の2つのID情報を検索することで、エンコードデータとデコーダプログラムを分離する。通信データ解析手段402は、第1および第2の通信データの場合と同様に、エンコードデータ格納メモリ403にID情報301とエンコードデータ302を、デコーダプログラム格納メモリ404にID情報311とデコーダプログラム312と使用権情報313を格納する。ここで、使用権情報213および313の先頭位置はID情報211および311内に記載されているデコーダプログラムのデータサイズから計算することができる。また、ID情報211および311内に使用権情報213および313の先頭位置を記載するようにしても構わない。
以上で、データ送信装置から送信されたエンコードデータとデコーダプログラムを、データ受信装置が受信完了したことになる。
次にデータ受信装置において、ユーザーからの指示(指示手段は図示せず)により、受信したエンコードデータを再生する場合の動作について説明する。
ユーザーからエンコードデータの再生指示を受けると、使用権情報判別手段405は指示されたエンコードデータのID情報201または301をエンコードデータ格納メモリ403から入力し、ID情報内にあるエンコードデータ名を取得する。続いて、デコーダプログラム格納メモリ404から少なくとも1つ以上存在するデコーダプログラムの使用権情報213または313を入力し、取得したエンコードデータ名が存在するか解析する。使用権情報判別手段405は取得したエンコードデータ名が存在する使用権情報213または313を見つけると、対応するデコーダプログラム212または312によってエンコードデータ202または302の復号化が許可されていると判断する。その後、判断で特定されたデコーダプログラム212または312とエンコードデータ202または302をメモリ404および403から入力し、デコード実行手段406へ供給する。
デコード実行手段406は供給されたデコーダプログラム212または312によってエンコードデータ202または302を復号化し、表示可能なAVデータを生成する。
表示手段407はデコード実行手段406から入力したAVデータの表示処理を行う。ここで、音声データについてはスピーカ部(図示せず)等で再生されることになる。
以上のように、本発明の実施の形態によるデータ送信装置およびデータ受信装置は、データ送信装置側からエンコードデータ202または302と一緒に、復号化することが可能なデコーダプログラム212または312を送信し、データ受信装置側で受信したデコーダプログラム212または312によってエンコードデータ202または302を復号化することにより、データ受信装置は受信したエンコードデータ202または302を確実に復号化できることになる。また、復号化のための特別な装置等を別途準備する必要がないので安価に復号化できることになる。
また、更にデータ送信装置側から使用権情報213または313を、エンコードデータ202または302、およびデコーダプログラム212または312と一緒に送信し、データ受信装置側で使用権情報213または313に従って、許可されているエンコードデータ202または302とデコーダプログラム212または312の組み合わせで復号化することにより、データ受信装置側でデコーダプログラム212または312を乱用されることがなく、デコーダプログラム212または312の使用権や著作権が守られることになる。
なお、以上の説明においては、データ受信装置にはあらかじめ使用権情報判別手段405を具備していることを前提に説明を行ったが、使用権情報判別手段405をプログラムとして実現し、このプログラムもデコーダプログラムと一緒にデータ送信装置から受信する構成にしてもよい。この場合、使用権情報判別のためのプログラムはデコーダプログラムと同様にCPUやDSP上で実行されることになり、使用権情報判別手段405を特に保有する必要がなく、データ受信装置としてはSTBやAVサーバーといった汎用的な機器で実現可能となる。
また、図2の通信データのデータ形態において、使用権情報は第2の通信データ(b)内に含まれるように構成したが、第1の通信データ(a)内に含まれるように構成しても構わない。この場合、使用権情報は対応するデコーダプログラム名を含有し、エンコードデータ202と一緒にエンコードデータ格納メモリ403に格納することになり、使用権情報判別手段405はエンコードデータに付随する使用権情報から復号化を許可されているデコーダプログラム名を取得する。以下、同様に、特定されたデコーダプログラム212とエンコードデータ202をメモリ404および403から入力し、デコード実行手段406へ供給することで実現できる。
本発明にかかるデータ送信装置およびデータ受信装置は、映像データや音声データに限定されるものではなく、各種データを符号化したエンコードデータを他機器であるデータ受信装置にて復号化し、利用するシステムに適用できる。特に、データ受信装置がデコーダプログラムを保有していない場合や、復号化時に互換性が保証できない場合等において適している。
1 エンコードデータ格納メモリ
2,4 ID情報付加手段
3 デコーダプログラム格納メモリ
5 管理手段
6 使用権情報付加手段
7 送信手段
201,301 エンコードデータのID情報
202,302 エンコードデータ
211,311 デコーダプログラムのID情報
212,312 デコーダプログラム
213,313 使用権情報
401 受信手段
402 通信データ解析手段
403 エンコードデータ格納メモリ
404 デコーダプログラム格納メモリ
405 使用権情報判別手段
406 デコード実行手段
407 表示手段
2,4 ID情報付加手段
3 デコーダプログラム格納メモリ
5 管理手段
6 使用権情報付加手段
7 送信手段
201,301 エンコードデータのID情報
202,302 エンコードデータ
211,311 デコーダプログラムのID情報
212,312 デコーダプログラム
213,313 使用権情報
401 受信手段
402 通信データ解析手段
403 エンコードデータ格納メモリ
404 デコーダプログラム格納メモリ
405 使用権情報判別手段
406 デコード実行手段
407 表示手段
Claims (8)
- エンコードデータおよび前記エンコードデータを復号化するためのデコーダプログラムから他機器に送信するための通信データを生成する通信データ生成手段と、
前記エンコードデータおよび前記デコーダプログラムから生成した前記通信データを他機器に送信する送信手段とを具備することを特徴とするデータ送信装置。 - 前記通信データ生成手段が生成する通信データは、前記エンコードデータにエンコードデータであることを示すID情報を付加した第1の通信データと、前記デコーダプログラムにデコーダプログラムであることを示すID情報を付加した第2の通信データとを、別々に構成することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
- 前記通信データ生成手段が生成する通信データは、エンコードデータであることを示すID情報を付加した前記エンコードデータと、デコーダプログラムであることを示すID情報を付加した前記デコーダプログラムとを1つの第3の通信データとして構成することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
- 前記通信データ生成手段は、前記デコーダプログラムが前記エンコードデータを復号化することを許可する使用権情報を前記通信データに付加することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のデータ送信装置。
- エンコードデータおよび前記エンコードデータを復号するためのデコーダプログラムから生成された通信データを受信する受信手段と、
前記受信した通信データから前記エンコードデータと前記デコーダプログラムとを取得する通信データ解析手段と、
前記取得したエンコードデータを前記取得したデコーダプログラムによって復号化するデコード手段とを具備することを特徴とするデータ受信装置。 - 前記受信した通信データは、前記エンコードデータを含む前記第1の通信データと、前記デコーダプログラムを含む前記第2の通信データであり、前記通信データ解析手段は前記受信した通信データ中のID情報を解析することで、前記エンコードデータまたは前記デコーダプログラムであることを識別することを特徴とする請求項5に記載のデータ受信装置。
- 前記受信した通信データは、前記エンコードデータおよび前記デコーダプログラムが1つになった前記第3の通信データであり、前記通信データ解析手段は前記受信した通信データ中のID情報を解析することで、前記エンコードデータと前記デコーダプログラムとを分離することを特徴とする請求項5に記載のデータ受信装置。
- 前記デコード手段は、前記受信した通信データ中の使用権情報から前記デコーダプログラムが前記エンコードデータを復号化することを許可しているかを判別し、許可している場合に前記デコーダプログラムを使用して前記エンコードデータを復号化することを特徴とする請求項5から請求項7までのいずれかに記載のデータ受信装置。
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JP2005041973A Pending JP2006227979A (ja) | 2005-02-18 | 2005-02-18 | データ送信装置およびデータ受信装置 |
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