JP2006227792A - プレゼンスシステム、プレゼンス方法、サーバ装置および利用者端末 - Google Patents

プレゼンスシステム、プレゼンス方法、サーバ装置および利用者端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 プレゼンティティのプレゼンス情報にサブスクライブする権利をポイント制にしたプレゼンスシステムを提供する。
【解決手段】 ポイント更新部26は、ポイント更新イベント27−iに基づいて、ポイント保持部25に保持されたウォッチャ毎のポイント値を変更する。ウォッチャリスト更新部24は、ウォッチャ41からのプレゼンティティ31に対するサブスクライブ要求時、ウォッチャのポイント値をポイント保持部25から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にウォッチャ41をウォッチャリスト記憶部22のプレゼンティティ31のウォッチャリストに登録し、かつ、その後にポイント値が0になればウォッチャリストから削除する。状態通知部23は、プレゼンティティ31のプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報をプレゼンティティ31のウォッチャリストに登録されているウォッチャ41に通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、端末利用者のプレゼンス状態(オンライン、オフラインなど)を他の端末利用者に通知するプレゼンスシステムに関する。
プレゼンスシステムとは、各ユーザの状態を管理するシステム一般を指し、その基本的なアーキテクチャは、IETF(Internet Engineering Task Force)が発行するRFC(Request for Comments)2778に示されている。それによると、プレゼンスシステムは、自分のプレゼンス情報を提供するプレゼンティティ、プレゼンティティの提供するプレゼンス情報を観察するウォッチャ、および、プレゼンティティからプレゼンス情報を受け取り、これをウォッチャに配信するプレゼンスサービスからなる。ウォッチャには、フェッチャとサブスクライバの2種類がある。フェッチャは、プレゼンスサービスに対し、或るプレゼンティティの現在のプレゼンス情報を要求する。一方、サブスクライバは、プレゼンスサービスに対し、あるプレゼンティティのプレゼンス情報が変化したときに通知を行うよう要求するものである。
プレゼンティティ、ウォッチャ、プレゼンスサービスは、プレゼンスシステムの論理的な構成要素であり、物理的にネットワーク上に配置する際、プレゼンスサービス用のサーバ装置を必要としないピア・ツー・ピアの構成をとる場合と、プレゼンティティやウォッチャの機能の一部を利用者端末とサーバ装置とに分散配置する構成をとる場合とがある。
プレゼンスシステムにおいて、ウォッチャへのプレゼンス情報の通知を制御する従来技術として、特許文献1に記載されるシステムがある。この従来のプレゼンスシステムでは、フェッチャであるウォッチャを対象とし、対話者リスト(バディリスト)に登録されている対話者とのコミュニケーション状況などを観測し、その観測値を予め定められた変換規則に従って優先度ポイントに変換し、この優先度ポイントに応じて各対話者のプレゼンス情報の問い合わせ間隔を決定または変更する。これにより、活発にコミュニケーションしている対話者のプレゼンス情報については短い周期で問い合わせを行い、それ以外の対話者のプレゼンス情報は長い周期で問い合わせを行うといった制御を実現している。
また他の従来技術として、特許文献2に記載されるプレゼンスシステムがある。この従来のプレゼンスシステムでは、或るプレゼンティティのプレゼンス情報が変化した場合、そのプレゼンス情報を通知する相手としてリストに登録されているサブスクライブであるウォッチャの中から、通知先決定ルールを元に決定されるウォッチャに対してのみプレゼンス情報を通知するようにしている。
特開2003−296259号公報 特開2004−272311号公報
特許文献1記載の技術では、フェッチャであるウォッチャ自身が対話者のプレゼンス情報の問い合わせ間隔を制御するものであるため、サブスクライバであるウォッチャには適用が困難である。つまり、或るプレゼンティティのプレゼンス情報にサブスクライブするウォッチャに対する当該プレゼンス情報の通知を制御することはできない。
これに対して特許文献2記載の技術では、サブスクライバであるウォッチャを対象としており、通知先決定ルールの内容しだいで、或るウォッチャへはプレゼンス情報の変化を通知しないようにすることも可能になる。しかしながら、基本的に全てのサブスクライブ要求を許可しており、また許可したウォッチャをその後に強制的にウォッチャリストから削除する考えはない。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、プレゼンティティのプレゼンス情報にサブスクライブする条件としてポイント制を導入し、ポイントのないウォッチャからのサブスクライブ要求は拒否し、また一旦許可したサブスクライブ要求であってもその後にポイントが無くなればウォッチャリストから削除されるようにしたプレゼンスシステムを提供することにある。
本発明の第1のプレゼンスシステムは、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部と、1以上のポイント更新イベントに基づいて前記ポイント保持部に保持されたポイント値を変更するポイント更新部と、プレゼンティティのウォッチャリストを保持するウォッチャリスト記憶部と、ウォッチャからの前記プレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するウォッチャリスト更新部と、前記プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する状態通知部とを備えることを特徴とする。
本発明の第2のプレゼンスシステムは、第1のプレゼンスシステムにおいて、前記ポイント更新部は、ポイント値を減少するポイント更新イベントの発生時、変更対象となるウォッチャを有するクライアントのプレゼンス情報を確認し、そのプレゼンス情報が予め定められた状態である場合に限ってポイントの減算処理を行うものであることを特徴とする。
本発明の第3のプレゼンスシステムは、第1のプレゼンスシステムにおいて、前記ポイント更新部は、或るプレゼンティティのウォッチャリストから或るウォッチャ識別子を削除する際、同時にそのウォッチャ識別子のウォッチャのバディリストから前記プレゼンティティの識別子を削除するものであることを特徴とする。
本発明の第4のプレゼンスシステムは、第1のプレゼンスシステムにおいて、ウォッチャへのプレゼンス情報の通知に関するそれぞれ異なる複数のポリシを記憶するポリシ保持部と、前記ウォッチャリストに記憶されるウォッチャが有するポイント値に応じて決定される前記複数のポリシの何れか1つのポリシを選択するためのポリシ選択情報を保持するポリシ選択情報記憶部とを備え、前記状態通知部は、前記ウォッチャリストに登録されているウォッチャに対応するポリシ選択情報により特定されるポリシを前記ポリシ保持部から参照して前記ウォッチャに対するプレゼンス情報の通知を制御するものであることを特徴とする。
本発明の第5のプレゼンスシステムは、第1乃至第4のプレゼンスシステムにおいて、1つの前記ポイント更新イベントは、プレゼンティティのプレゼンス情報にサブスクライブする権利を購入したユーザの利用者端末におけるウォッチャの識別子と購入額に対応するポイント値とを含むポイント更新イベントであり、他の1つの前記ポイント更新イベントは、所定ポイント値の減算を指示する定期的に発生するポイント更新イベントであることを特徴とする。
本発明の第6のプレゼンスシステムは、第1乃至第4のプレゼンスシステムにおいて、1つの前記ポイント更新イベントは、プレゼンティティのプレゼンス情報にサブスクライブする権利を購入したユーザの利用者端末におけるウォッチャの識別子と購入額に対応するポイント値とを含むポイント更新イベントであり、他の1つの前記ポイント更新イベントは、前記状態通知部がウォッチャにプレゼンティティのプレゼンス情報を通知する毎にそのウォッチャのポイント値の減算を指示するポイント更新イベントであることを特徴とする。
本発明の第7のプレゼンスシステムは、第6のプレゼンスシステムにおいて、前記減算を指示するポイント更新イベントは、通知するプレゼンス情報の内容等に応じて減算するポイント値が決定されているものであることを特徴とする。
本発明の第8のプレゼンスシステムは、第1乃至第4のプレゼンスシステムにおいて、1つの前記ポイント更新イベントは、ウォッチャを有する利用者端末のコミュニケーション状況に応じて決定されたポイント値の加算を指示するポイント更新イベントであり、他の1つの前記ポイント更新イベントは、所定ポイント値の減算を指示する定期的に発生するポイント更新イベントであることを特徴とする。
本発明の第9のプレゼンスシステムは、第1乃至第4のプレゼンスシステムにおいて、前記ポイント更新イベントは、ウォッチャを有する利用者端末の位置に応じてポイント値の加算または減算を指示するポイント更新イベントであることを特徴とする。
本発明の第10のプレゼンスシステムは、第1乃至第4のプレゼンスシステムにおいて、1つの前記ポイント更新イベントは、予め定められた利用開始日時の到来時に発生し、ポイント値の加算を指示するポイント更新イベントであり、他の1つの前記ポイント更新イベントは、予め定められた利用終了日時の到来時に発生し、その時点のポイント値を無効にするポイント更新イベントであることを特徴とする。
本発明のプレゼンス方法は、ポイント更新部が、1以上のポイント更新イベントに基づいて、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部に保持された前記ポイント値を変更するステップ、ウォッチャリスト更新部が、ウォッチャからのプレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するステップ、状態通知部が、前記プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知するステップ、を含むことを特徴とする。
本発明のサーバ装置は、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部と、1以上のポイント更新イベントに基づいて前記ポイント保持部に保持されたポイント値を変更するポイント更新部と、プレゼンティティのウォッチャリストを保持するウォッチャリスト記憶部と、ウォッチャからの前記プレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するウォッチャリスト更新部と、前記プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する状態通知部とを備えることを特徴とする。
本発明の利用者端末は、プレゼンティティを有する利用者端末であって、前記プレゼンティティは、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部と、1以上のポイント更新イベントに基づいて前記ポイント保持部に保持されたポイント値を変更するポイント更新部と、自プレゼンティティのウォッチャリストを保持するウォッチャリスト記憶部と、ウォッチャからの自プレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するウォッチャリスト更新部と、自プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記ウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する状態通知部とを備えることを特徴とする。
『作用』
本発明にあっては、サーバ装置または利用者端末に設けられたポイント更新部が、1以上のポイント更新イベントに基づいて、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部に保持された前記ポイント値を変更し、サーバ装置または利用者端末に設けられたウォッチャリスト更新部が、ウォッチャからのプレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除し、またサーバ装置または利用者端末に設けられた状態通知部が、前記プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する。
本発明によれば、プレゼンティティのプレゼンス情報にサブスクライブする権利をポイント制にしたプレゼンスシステムが実現できる。その理由は、1以上のポイント更新イベントに基づいて各ウォッチャ毎のポイント値を管理でき、そして、ポイントのないウォッチャからのサブスクライブ要求は拒否し、また一旦許可したサブスクライブ要求であってもその後にポイントが無くなればウォッチャリストから削除してプレゼンスサービスの提供を停止することができるからである。
『第1の実施の形態』
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態にかかるプレゼンスシステムは、ネットワーク1を通じて相互に通信可能に接続されるサーバ装置2および複数の利用者端末3、4を含んで構成される。図1には2台の利用者端末が描かれているが、利用者端末は3台以上あってよい。
利用者端末3、4は、キーボード等の入力装置、LCD等の表示装置、通信インタフェースなどの通信機能を有するパーソナルコンピュータや携帯情報端末などの情報処理装置である。このうち利用者端末3はユーザBが使用する端末で、プレゼンティティ31が設けられている。プレゼンティティ31は、ユーザBの最新のプレゼンス情報を入力装置からの入力や端末状態などに基づいて検知してネットワーク1経由でサーバ装置2に通知する機能を有する。また、利用者端末4はユーザAが使用する端末で、ウォッチャ41が設けられている。ウォッチャ41は、サーバ装置2に対し、或るプレゼンティティのプレゼンス情報が変化したときに通知を行うように要求するサブスクライバとして動作し、サーバ装置2から或るプレゼンティティのプレゼンス情報が通知されてきたときには、その内容を表示装置に表示する機能を有する。
プレゼンティティ31およびウォッチャ41は、それぞれプレゼンスシステムのクライアント30、40を構成している。各クライアント30、40には一意な識別子(ID)が割り当てられ、互いに区別される。以下、プレゼンティティ31を含む利用者端末3のクライアント30に割り当てられたIDを、プレゼンティティ31のクライアントID或いはプレゼンティティ31のIDと呼ぶ場合があり、ウォッチャ41を含む利用者端末4のクライアント40に割り当てられたIDを、ウォッチャ41のクライアントID或いはウォッチャ41のIDと呼ぶ場合がある。
サーバ装置2は、パーソナルコンピュータやワークステーション等の情報処理装置であり、プレゼンスシステムのサーバとして動作する。サーバ装置2は、プレゼンス情報保持部21、ウォッチャリスト記憶部22、状態通知部23、ウォッチャリスト更新部24、ポイント保持部25およびポイント更新部26を有する。
プレゼンス情報保持部21は、プレゼンティティ31を有するクライアント30の最新のプレゼンス情報を保持する。例えば、プレゼンス情報保持部21は、プレゼンティティ31のクライアントIDとプレゼンス情報の対応関係を保持する記憶部を有し、プレゼンティティ31からクライアントIDとプレゼンス情報の組をネットワーク1経由で受信すると、その組のクライアントIDに対応して記憶部に記憶されているプレゼンス情報と今回通知されたプレゼンス情報とを比較し、不一致であれば、今回通知されたプレゼンス情報によって記憶部に記憶されている古いプレゼンス情報を上書きすると共に、状態通知部23に対してクライアントIDを付加してプレゼンス情報が変化した旨を通知する。
ウォッチャリスト記憶部22は、プレゼンティティ31を有するクライアント30毎にそのプレゼンス情報を観測しているウォッチャ41を有するクライアント40のIDの一覧であるウォッチャリストを記憶する。例えば、ユーザBのプレゼンティティ31のプレゼンス情報をユーザAのウォッチャ41が観測している場合、ユーザBのプレゼンティティ31のクライアントIDに対応するウォッチャリストに、ユーザAのウォッチャ41のクライアントIDが登録される。
状態通知部23は、プレゼンティティ31のプレゼンス情報をウォッチャ41に配信する処理を司る。サブスクライブ機能に関し状態通知部23は、プレゼンス情報保持部21からプレゼンティティ31のプレゼンス情報が変化した旨の通知をプレゼンティティ31のクライアントIDと共に受信すると、ウォッチャリスト記憶部22におけるそのプレゼンティティ31のクライアントIDに対応するウォッチャリストにウォッチャ41のクライアントIDが登録されているかどうかを検索し、若し登録されていれば、登録されているクライアントIDのクライアント40中のウォッチャ41に対して今回通知されたユーザのプレゼンス情報を通知し、若し登録されていなければ、このような通知処理は行わない。
ポイント保持部25は、ウォッチャ41を有するクライアント40のIDとポイント値の組を記憶する。本実施の形態の場合、記憶されるポイント値は0または正の整数値をとる。
ウォッチャリスト更新部24は、利用者端末4のウォッチャ41から自クライアント40のIDと観測対象となるプレゼンティティ31のクライアントIDとを含むサブスクライブ要求を受信すると、そのウォッチャ41のクライアントIDでポイント保持部25を検索してそのウォッチャ41のクライアント40が有するポイント値を取得し、ポイント値が1以上であれば、当該サブスクライブ要求を許可すべく、ウォッチャリスト記憶部22における当該サブスクライブ要求で指定されたプレゼンティティ31のクライアントIDに対応するウォッチャリストに当該ウォッチャ41のクライアントIDを登録する。また、この登録後、ポイント保持部25に保持された前記ポイント値がポイント更新部26によってその後に減算されることにより0になると、0になったポイント値を持つウォッチャ41のクライアントIDをウォッチャリスト記憶部22のウォッチャリストから削除する処理を行う。
ポイント更新部26は、サーバ装置2内部または/およびサーバ装置2外部で発生する複数のポイント更新イベント27−1〜27−nに基づいて、ポイント保持部25のポイント値を更新する処理を行う。複数のポイント更新イベントのうちの少なくとも1つは、ポイント値の加算を行うためのものであり、少なくとも他の1つのポイント更新イベントはポイント値の減算を行うためのものである。各ポイント更新イベントは、ポイント値の更新を行うウォッチャ41のクライアントIDと正または負のポイント値を含む。
次に本実施の形態の動作を、図1のブロック図および図2〜図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、ユーザAがユーザBのプレゼンス情報を観測したいために、ウォッチャ41のクライアントIDとプレゼンティティ31のクライアントIDとを指定したサブスクライブ要求をネットワーク1経由で利用者端末4からサーバ装置2へ送信した際の動作を説明する。
サーバ装置2のウォッチャリスト更新部24は、利用者端末4から送信されたサブスクライブ要求を受信すると(図2のステップS1)、サブスクライブ要求に含まれるウォッチャ41のクライアントIDでポイント保持部25を検索する(ステップS2)。そして、検索されたポイント値が0であれば(ステップS3でNO)、当該サブスクライブ要求を拒否する(ステップS4)。他方、検索されたポイント値が1以上であれば(ステップS3でYES)、サブスクライブ要求に含まれるプレゼンティティ31のクライアントIDに対応するウォッチャリストをウォッチャリスト記憶部22から検索し、この検索したウォッチャリストにサブスクライブ要求に含まれるウォッチャ41のクライアントIDを登録する(ステップS5)。その後、ウォッチャリスト更新部24は、ポイント保持部25に保持されたウォッチャ41のポイント値が減算されて0になると(ステップS6でYES)、ウォッチャ41のクライアントIDが登録されているウォッチャリストをウォッチャリスト記憶部22から検索し、検索したウォッチャリストからウォッチャ41のクライアントIDを削除する(ステップS7)。
次に、利用者端末3のプレゼンティティ31から自クライアントIDを付加したプレゼンス情報がネットワーク1を通じてサーバ装置2へ送信された際の動作を説明する。
サーバ装置2のプレゼンス情報保持部21は、プレゼンティティ31からのプレゼンス情報がサーバ装置2で受信されると(図3のステップS11)、それに付加されたクライアントIDに対応して記憶しているプレゼンス情報を今回受信したプレゼンス情報に更新する(ステップS12)。次に、状態通知部23は、更新後のプレゼンス情報とプレゼンティティ31のクライアントIDをプレゼンス情報保持部21から受け取り、そのクライアントIDに対応するウォッチャリストをウォッチャリスト記憶部22から検索し、そのウォッチャリストにウォッチャ41のクライアントIDが登録されているかどうかを調べる(ステップS13)。もしウォッチャ41のクライアントIDが登録されていれば(ステップS14でYES)、登録されているクライアントIDのウォッチャ41に対して、前記受け取ったプレゼンティティ31のクライアントIDとプレゼンス情報をネットワーク1経由で通知する(ステップS15)。このように、プレゼンティティ31のウォッチャリストにウォッチャ41のクライアントIDが登録されていれば、プレゼンティティ31から送信されたユーザBのプレゼンス情報がサーバ装置2およびネットワーク1を経由して利用者端末4のウォッチャ41に通知される。
次に、ウォッチャ41のクライアントIDおよび加算値を含むポイント更新イベント27−i(i=1〜n)がサーバ装置2の内部や外部で発生した際の動作を説明する。
ポイント更新イベント27−iが発生すると(図4のステップS21)、サーバ装置2のポイント更新部26は、ポイント更新イベント27−iに含まれるウォッチャ41のクライアントIDに対応するポイント値をポイント保持部25から検索する(ステップS22)。次に、検索したポイント値とポイント更新イベント27−iに含まれる加算値とを加算し(ステップS23)、加算後のポイント値でポイント保持部25の元のポイント値を書き換える(ステップS24)。これにより、加算値が正の場合はポイント値が増加し、加算値が負の場合はポイント値が減少する。なお、本実施の形態の場合、ポイント値は0より小さくならないように、加算結果が0より小さい場合、0にまるめられる。
以上のように本実施の形態によれば、プレゼンティティ31に対するウォッチャ41からのサブスクライブの可否を、複数のポイント更新イベント27−1〜27−nによって増加または減少されるポイント値によって制御することができる。
以上の説明では、ポイント保持部25にはウォッチャ41を有するクライアント40のIDとポイント値の組が記憶されるものとしたが、ウォッチャ41の有するポイントを各プレゼンティティ31毎に管理する形態も可能である。この場合、ポイント保持部25には、プレゼンティティ31のIDとウォッチャ41のIDとポイント値の組が記憶され、ウォッチャリスト更新部24は、プレゼンティティ31のプレゼンス情報に対するウォッチャ41からのサブスクライブ要求時、プレゼンティティ31のIDとウォッチャ41のIDとに対応して保持されたポイント値を参照してサブスクライブ要求の受け付け可否を判断する。また、ポイント更新イベント27−iは、プレゼンティティ31のIDとウォッチャ41のIDと加減算するポイント値とを含み、ポイント更新部26は、ポイント更新イベント27−iに含まれるプレゼンティティ31のIDとウォッチャ41のIDとに対応してポイント保持部25に保持されたポイント値を更新する。
次に、ポイント更新イベント27−1〜27−nの実施例について説明する。
1)実施例1
図5を参照すると、本実施例においては、サーバ装置2に外部装置5が接続され、外部装置5からサーバ装置2のポイント更新部26に対し、ポイント更新イベントとしてポイント更新情報51、52が出力される。
外部装置5は、ポイント加算部53、記憶部54およびポイント減算部55を有し、端末装置56に接続されている。
端末装置56は、プレゼンティティ31のプレゼンス情報にサブスクライブする権利を販売するための装置である。この端末装置56は、コンビニエンスストアなどの店頭に設置された販売機であってもよいし、Web上の仮想店舗の販売システムを実現する端末であってもよい。端末装置56からポイント加算部53へは、プレゼンティティ31のプレゼンス情報にサブスクライブする権利を購入したユーザAの利用者端末4におけるウォッチャ41のクライアントIDと、購入額に対応するポイント値とが通知される。
ポイント加算部53は、端末装置56からウォッチャ41のクライアントIDとポイント値が通知されると、これらを指定したポイント更新情報51をサーバ装置2のポイント更新部26へ送信し、記憶部54にそのウォッチャ41のクライアントIDを登録する。ポイント更新部26は、図4に示した処理を実行することにより、ポイント更新情報で指定されたウォッチャ41のクライアントIDに対応してポイント保持部25に保持されたポイント値を、ポイント更新情報で指定されたポイント値だけ加算する。
ポイント減算部55は、記憶部54に記憶されたウォッチャ41のクライアントID毎に、登録時点から一定時間が経過する度に、そのウォッチャ41のクライアントIDを指定して1ポイントの減算を指示するポイント更新情報52をサーバ装置2のポイント更新部26へ送信する。ポイント更新部26は、図4に示した処理を実行することにより、ポイント更新情報で指定されたウォッチャ41のクライアントIDに対応してポイント保持部25に保持されたポイント値を、ポイント更新情報で指定された1ポイントだけ減算する。また、減算後のポイント値が0になった場合、ポイント更新部26はそれに対応するウォッチャ41のクライアントIDをポイント減算部55に通知し、ポイント減算部55は通知されたウォッチャ41のクライアントIDを記憶部54から削除する。
ここで、ポイント減算部55が1ポイントの減算を指示するポイント更新情報52を送信する周期をT時間、ウォッチャ41を備えた利用者端末4のユーザAが利用者端末3のプレゼンティティ31のプレゼンス情報にサブスクライブする権利を購入した際に得たポイント値をPとすると、購入後T×P時間にわたって、ユーザAのウォッチャ41はユーザBのプレゼンティティ31のプレゼンス情報をサブスクライブすることができる。換言すれば、ユーザAのウォッチャ41がユーザBのプレゼンティティ31のプレゼンティティ情報にサブスクライブできる時間を上記の時間に制限することができる。
このように本実施例によれば、プレゼンティティ31のプレゼンス情報にサブスクライブするためにはポイント値を購入する必要があり、また購入したポイント値に応じた時間だけサブスクライブを可能にするため、プレゼンス情報の収集に高いコストがかかるプレゼンスサービスの有料化や、有料で有名人のプレゼンス情報を配信するプレゼンスサービスなどといった用途に利用可能である。
なお、本実施例では、ポイント値の減算を指示するポイント更新情報52を外部装置5からサーバ装置2に与えたが、等価な機能をサーバ装置2の内部に設けることもできる。その例を図6に示す。図6は、一定時間毎に−1ポイントの減算を指示するポイント更新情報57を発生するタイマ58をサーバ装置2に備え、外部装置5の記憶部54およびポイント減算部55が省略されている点で、図5の実施例と相違する。また、ポイント更新部26は、タイマ58から一定周期で発生するポイント更新情報57を受信する毎に、ポイント保持部25に保持されている各ウォッチャのポイント値を1だけ減算する処理を行う。ただし、ポイント値が既に0になっているものはそれ以上減算しない。
2)実施例2
図7を参照すると、本実施例は、外部装置5の記憶部54およびポイント減算部55が省略されている点と、サーバ装置2の状態通知部23からポイント更新部26にポイント更新情報59が送出されるようになっている点で図5の実施例と相違する。
状態通知部23は、ウォッチャ41にプレゼンティティ31のプレゼンス情報を通知した際、そのウォッチャ41のクライアントIDを指定し1ポイントだけ減算する旨のポイント更新情報59をポイント更新部26に通知する。ポイント更新部26は、図4に示した処理を実行することにより、ポイント更新情報59で指定されたウォッチャ41のクライアントIDに対応してポイント保持部25に保持されたポイント値を、ポイント更新情報で指定された1ポイントだけ減算する。
従って、本実施例によれば、ウォッチャ41を備えた利用者端末4のユーザAがユーザBのプレゼンティティ31のプレゼンス情報にサブスクライブする権利を購入した際に得たポイント値をPとすると、ユーザAのウォッチャ41は、ユーザBのプレゼンティティ31のプレゼンス情報更新通知をP回まで受けることができる。換言すれば、ユーザAのウォッチャ41がユーザBのプレゼンティティ31のプレゼンス情報の通知を受ける回数をP回に制限することができる。
このように本実施例によれば、プレゼンティティ31のプレゼンス情報にサブスクライブするためにはポイント値を購入する必要があり、また購入したポイント値に応じた回数だけプレゼンス情報の更新通知の受信を可能にするため、プレゼンス情報の収集に高いコストがかかるプレゼンスサービスの有料化や、有料で有名人のプレゼンス情報を配信するプレゼンスサービスなどといった用途に利用可能である。
以上の説明では、状態通知部23は、ウォッチャ41にプレゼンティティ31のプレゼンス情報を通知した際、そのウォッチャ41のポイントを常に同じポイントだけ(1ポイントだけ)減算するようにしたが、以下のように減算するポイント値を可変にすることも可能である。
a)通知するプレゼンス情報の種類に応じて、減算するポイント数を変える。例えば、プレゼンス情報として、「オンライン」、「オフライン」、「ユーザ位置」の3種類がある場合、前者の2種類のプレゼンス情報を通知する際は1ポイントだけ減じ、後者の「ユーザ位置」のプレゼンス情報を通知する際には例えば2倍のポイントを減ずる。
b)プライバシに深くかかわる種類のプレゼンス情報を通知する際には、それ以外のプレゼンス情報を通知する際よりも多くのポイントを減ずる。例えば、プレゼンス情報の一つにプライバシに深くかかわる「食事中」がある場合、このプレゼンス情報を通知する際には通常の1ポイントよりも多く、例えば2ポイントを減算する。
c)より詳細なプレゼンス情報を通知する際にはより多くのポイントを減じる。例えば、プレゼンス情報の1つの「ユーザ位置」に精度の低いものと高いものとの2種類がある場合、精度の高いユーザ位置を通知する際には、通常の1ポイントよりも多く、例えば2ポイントを減じる。
d)その他、通知するプレゼンス情報の項目数に比例したポイント値を減算する等の方法が考えられる。
3)実施例3
図8を参照すると、本実施例においては、プレゼンティティ31を有する利用者端末3に、コミュニケーション状況観測部62、コミュニケーション状況保存部63およびポイント加算部64を備え、また、図6の実施例と同様に、一定時間毎に−1ポイントの減算を指示するポイント更新情報57を発生するタイマ58をサーバ装置2に備えている。なお、本実施例の場合、ポイント保持部25には、プレゼンティティのIDとウォッチャのIDとポイント値の組が記憶される。
コミュニケーション状況観測部62は、ウォッチャ41を有する利用者端末4のユーザAからインスタントメッセージ(IM)を受け取る毎およびユーザBからユーザAにIMを送信する毎に、コミュニケーション状況保存部63に記憶されているウォッチャ41との間のIM通信回数を1だけ加算する。
ポイント加算部64は、一定期間毎にコミュニケーション状況保存部63を参照してウォッチャ41を有するユーザAとのIM通信回数を取得し、IM通信回数が1以上であれば、自プレゼンティティ31のIDと、ウォッチャ41のIDと、予め定められた一定のポイント値またはIM通信回数に応じて定まるポイント値とを指定したポイント更新情報61をサーバ装置2のポイント更新部26へ通知し、その後、読み取ったIM通信回数をクリアする。ポイント更新部26は、図4に示した処理を実行することにより、ポイント更新情報で指定されたプレゼンティティIDとウォッチャIDに対応してポイント保持部25に保持されたポイント値を、ポイント更新情報で指定されたポイント値だけ加算する。
このように本実施例によれば、プレゼンティティ31を有する利用者端末3とIM通信によるコミュニケーションを行っている利用者端末4のウォッチャ41に対しては、そのプレゼンティティ31のプレゼンス情報にサブスクライブすることを許可し、反対にコミュニケーションをしないウォッチャ41からのサブスクライブ要求は無効にすることができる。また、一旦許可しても、その後に長時間にわたってコミュニケーションのない相手のウォッチャ41はウォッチャリストから削除でき、常に連絡を取り合っている相手だけを残しておくことができる。
本実施例では、IMの通信回数に基づいてポイントを加算したが、コミュニケーション状況観測部62は、IM通信回数だけでなく、各IM通信による送信文字数などの通信内容もコミュニケーション状況保存部63に保存し、ポイント加算部64はIM通信回数に加えて各IM通信の通信内容も考慮して、加算するポイント値を決定するようにしてもよい。
また本実施例のコミュニケーション状況観測部62は、IM通信を観測したが、電子メールの送受信回数、各メールの文字数などの通信内容を観測してコミュニケーション状況保存部63に保存し、ポイント加算部64はメールの送受信回数や各メールの通信内容に基づいて加算するポイント値を決定するようにしてもよい。
また本実施例のコミュニケーション状況観測部62は、VoIPやその他のP2Pセッションによる通信回数、利用時間を観測してコミュニケーション状況保存部63に保存し、ポイント加算部64はVoIPやその他のP2Pセッションによる通信回数、利用時間に基づいて加算するポイント値を決定するようにしてもよい。
4)実施例4
図9を参照すると、本実施例においては、ウォッチャ41を有する利用者端末4にRFIDタグ42を備え、外部装置7に、位置検出部72、記憶部73およびポイント加算部74を備え、また、図6の実施例と同様に、一定時間毎に−1ポイントの減算を指示するポイント更新情報57を発生するタイマ58をサーバ装置2に備えている。
利用者端末4に設けられたRFIDタグ42は、ウォッチャ41のクライアントIDを記憶する。
外部装置7は、所定の店舗内やイベント会場など特定の場所に設置される。位置検出部72は、RFIDタグの読取リーダであり、当該店舗やイベント会場に居るユーザの利用者端末に設けられたRFIDタグ42に記憶されたウォッチャ41のクライアントIDを一定周期毎に読み取って記憶部73に記憶する。
ポイント加算部74は、一定期間毎に記憶部73を参照し、ウォッチャ41のクライアントIDが記憶されていれば、そのウォッチャ41のクライアントIDと、予め定められた一定のポイント値とを指定したポイント更新情報71をサーバ装置2のポイント更新部26へ通知し、その後、参照したウォッチャ41のクライアントIDを記憶部73から削除する。ポイント更新部26は、図4に示した処理を実行することにより、ポイント更新情報で指定されたウォッチャ41のクライアントIDに対応してポイント保持部25に保持されたポイント値を、ポイント更新情報で指定されたポイント値だけ加算する。記憶部73からウォッチャ41のクライアントIDが削除されても、ウォッチャ41を有する利用者端末4のユーザAがなおも当該店舗等に居る場合には、位置検出部72の次の読取周期でウォッチャ41のクライアントIDが再度検出されて記憶部73に記憶されるので、再びポイント更新情報がサーバ装置2に送られる。これにより、当該店舗に利用者端末4が存在する時間に応じてポイント値が加算されることになる。
このように本実施例によれば、ウォッチャ41を有する利用者端末4のユーザAが外部装置5の設置された店舗等に入っていると、そのことが外部装置7により検出されてサーバ装置2の当該ウォッチャ41のポイント値が加算されるため、予め定められた場所を訪れたユーザに対して、プレゼンスサービスのサブスクライブ機能を利用させることができる。
本実施例では、ウォッチャ41を有する利用者端末4が所定の場所に居ることを利用者端末4に設けたRFIDタグを検知することで検出したが、入退出検出センサなど他の種類のセンサを利用して、利用者端末4が所定の場所に居ることを検知することもできる。また、所定の場所から退出したことを検知したときに、ポイントの減算あるいは無効化を指示するポイント更新情報を外部装置7からサーバ装置2へ送信するようにしてもよい。
5)実施例5
図10を参照すると、本実施例においては、スケジュール記憶部83、時計84およびポイント加減算部85を有する外部装置8を備え、この外部装置8からサーバ装置2のポイント更新部26にポイント更新情報81、82が送信される。
スケジュール記憶部83は、ウォッチャ41のクライアントIDとサブスクライブ期間の始期情報および終期情報との組が記憶されている。時計84は、現在日時をポイント加減算部85に提供する。
ポイント加減算部85は、時計84が示す現在日時がスケジュール記憶部83に記憶されたウォッチャ41のクライアントIDに対応するサブスクライブ期間の始期情報が示す日時に一致すると、そのウォッチャ41のクライアントIDを指定して予め定められたポイント値を加算する旨のポイント更新情報81をサーバ装置2のポイント更新部26へ送信する。またポイント加減算部85は、時計84が示す現在日時がスケジュール記憶部83に記憶されたウォッチャ41のクライアントIDに対応するサブスクライブ期間の終期情報が示す日時に一致すると、そのウォッチャ41のクライアントIDを指定してそのポイント値を0にする旨のポイント更新情報82をサーバ装置2のポイント更新部26へ送信する。ポイント更新部26は、図4に示した処理を実行することにより、ポイント更新情報81、82で指定されたウォッチャ41のクライアントIDに対応してポイント保持部25に保持されたポイント値を加減算する。
このように本実施例によれば、特定の利用開始日時から利用終了日時までの間に限ってプレゼンスサービスのサブスクライブ機能を利用させることができる。
『第2の実施の形態』
図11を参照すると、本発明の第2の実施の形態にかかるプレゼンスシステムは、利用者端末4がウォッチャ41に加えてプレゼンティティ43を同一クライアント上に備えている点と、サーバ装置2のポイント更新部26の動作が異なる点で、図1の第1の実施の形態と相違する。
プレゼンティティ43は、ウォッチャ41と共にプレゼンスサービスのクライアント40を構成しており、利用者端末4のユーザAのプレゼンス情報をサーバ装置2に通知する。この通知されたプレゼンス情報は、ウォッチャ41を有するクライアント40のIDに対応付けてプレゼンス情報保持部21に保持される。
図12を参照すると、本実施の形態におけるサーバ装置2のポイント更新部26は、ポイント更新イベント27−i(i=1〜n)が発生すると(図12のステップS21)、ポイント更新イベント27−iに含まれるポイント値の正負の判定などによってポイントを減算する更新イベントかどうかを判別する(ステップS31)。ポイントの減算でなく加算を行う更新イベントの場合、図4のステップS22〜S24と同様の処理を実行することによりポイントを加算する(ステップS34)。
他方、ポイントを減算する更新イベントの場合、ポイント更新部26は、ポイント更新イベント27−iに含まれるウォッチャ41のIDに対応するプレゼンス情報をプレゼンス情報保持部21から参照し(ステップS32)、プレゼンス情報が「オンライン」であれば(ステップS33でYES)、図4のステップS22〜S24と同様の処理を実行することによりポイントを減算する(ステップS34)。しかし、プレゼンス情報が「オンライン」以外であれば、ステップS34をスキップする。つまり、ポイントを減算しない。
上記以外の動作は第1の実施の形態およびその実施例と同じである。
このように本実施の形態によれば、ウォッチャ41およびプレゼンティティ43を有するクライアント40のプレゼンス情報が「オンライン」である期間に限って、ポイント保持部25に保持されたそのウォッチャ41のポイントの減算を行うようにしたので、プレゼンスサービスを利用していない「オフライン」の期間にポイントが減算されることがなく、ユーザの利便性が高まる。
『第3の実施の形態』
図13を参照すると、本発明の第3の実施の形態にかかるプレゼンスシステムは、利用者端末3がプレゼンティティ31に加えてウォッチャ32を同一クライアント30上に備え、利用者端末4がウォッチャ41に加えてプレゼンティティ43を同一クライアント40上に備えている点と、サーバ装置2がバディリスト記憶部28を備え、状態通知部23およびウォッチャリスト更新部24の動作が異なる点で、図1の第1の実施の形態と相違する。
ウォッチャ32は、プレゼンティティ31と共にプレゼンスサービスのクライアント30を構成しており、サーバ装置2に対し、プレゼンティティ43のプレゼンス情報が変化したときに通知を行うように要求するサブスクライバとして動作し、サーバ装置2からプレゼンティティ43のプレゼンス情報が通知されてきたときには、その内容を表示装置に表示する機能を有する。プレゼンティティ43は、ウォッチャ41と共にプレゼンスサービスのクライアント40を構成しており、利用者端末4のユーザAのプレゼンス情報をサーバ装置2に通知する。この通知されたプレゼンス情報はウォッチャ41のクライアントIDに対応付けてプレゼンス情報保持部21に保持される。
サーバ装置2のバディリスト記憶部28は、ウォッチャ41、32を有するクライアント40、30のIDに対応してバディリストを記憶する。バディリストには、そのウォッチャ41、32がプレゼンス情報を観測しているプレゼンティティ31、43のクライアントIDが記憶される。
状態通知部23は、プレゼンス情報保持部21からプレゼンティティ31のプレゼンス情報の通知を受けると、ウォッチャリスト記憶部22を参照して第1の実施の形態と同様の処理を行うと共に、バディリスト記憶部28を参照し、プレゼンス情報の変化したプレゼンティティ31を観測しているウォッチャ41のクライアント40を検索し、そのクライアント40に対して前記通知されたプレゼンス情報を通知する。ただし、ウォッチャリスト記憶部22に基づく処理で既にプレゼンス情報を通知している場合には重複した通知は行わない。プレゼンス情報保持部21からプレゼンティティ43のプレゼンス情報の通知を受けた場合も、同様の動作が行われる。
ウォッチャリスト更新部24は、第1の実施の形態と同様にポイント保持部25に記憶されるポイントが0になったウォッチャ41、32のクライアントIDをウォッチャリスト記憶部22中のプレゼンティティ31、43に対応するウォッチャリストから削除すると共に、そのウォッチャ41、32のバディリストからもバディ(プレゼンティティ31、43)にかかるクライアントIDを削除する。
上記以外の動作は第1の実施の形態およびその実施例と同じである。
このように本実施の形態によれば、ウォッチャリストに加えてバディリストに基づいてプレゼンス情報の通知を行う場合に、ポイントが0になったウォッチャのウォッチャリストからのIDの削除に加えて、そのウォッチャのバディリストからバディ(プレゼンティティ)にかかるIDを削除することにより、ポイントが0になったウォッチャへのプレゼンス情報の通知を停止することができる。
『第4の実施の形態』
図14を参照すると、本実施の形態にかかるプレゼンスシステムは、サーバ装置2が状態通知ポリシ保持部2Aとポリシ選択情報記憶部29とを備え、状態通知部23およびウォッチャリスト更新部24の動作が異なる点で、図1の第1の実施の形態と相違する。
状態通知ポリシ保持部2Aは、第1のポリシ2A1および第2のポリシ2A2を記憶している。第1および第2のポリシは、ウォッチャ41へのプレゼンス情報の通知に関するポリシである点で同じであるが、第1のポリシ2A1は、保有するポイント値が予め定められた値α以上持つウォッチャ41に適用されるポリシ、第2のポリシ2A2は、保有するポイント値がα未満のウォッチャ41に適用されるポリシである。第1のポリシ2A1は第2のポリシ2A2に比べて、より正確にプレゼンティティ31のプレゼンス情報を通知するポリシーとなっている。例えば、プレゼンス情報として、「オンライン」、「オフライン」、「ユーザ位置」の3つがある場合、第1のポリシ2A1はこれら3つのプレゼンス情報の変化をそのまま正しく通知するのに対し、第2のポリシー2A2は前者の2つのプレゼンス情報の変化は通知するが、後者の「ユーザ位置」のプレゼンス情報の変化は通知しないように設定される。
ポリシ選択情報記憶部29は、ウォッチャリスト記憶部22に記憶される各プレゼンティティ31毎のウォッチャリストに記載されるウォッチャ41のIDに対応して、そのウォッチャ41へのプレゼンス情報の通知に関し、第1および第2のポリシーの何れのポリシーを使用するかを選択する情報を記憶する。例えば図15に示すように、ウォッチャリスト記憶部22にプレゼンティティ31のIDに対応するウォッチャリストがあり、そこにウォッチャ41のIDが登録されている場合、そのウォッチャ41のIDに対応する2ビットのポリシ選択ビット(b1、b0)がポリシ選択情報として記憶部29に記憶される。ここで、第1のポリシー2A1が選択されている場合、ビットb1のみが1(オン)になり、第2のポリシー2A2が選択されている場合、ビットb0のみが1(オン)になる。
ウォッチャリスト更新部24は、利用者端末4のウォッチャ41から自クライアント40のIDと観測対象となるプレゼンティティ31のクライアント30のIDとを含むサブスクライブ要求を受信すると、そのウォッチャ41のクライアントIDでポイント保持部25を検索してそのウォッチャ41のクライアント40が有するポイント値を取得し、ポイント値が1以上であれば、当該サブスクライブ要求を許可すべく、ウォッチャリスト記憶部22における当該サブスクライブ要求で指定されたプレゼンティティ31のクライアントIDに対応するウォッチャリストに当該ウォッチャ41のクライアントIDを登録し、かつ、ポイント値がα以上あれば第1のポリシ2A1が選択されるように、そうでなければ第2のポリシ2A2が選択されるようにポリシ選択情報記憶部29にポリシ選択情報を設定する。また、この登録後、ポイント保持部25に保持されたポイント値の変化を監視し、0になればウォッチャ41のクライアントIDをウォッチャリスト記憶部22のウォッチャリストから削除し、α以上あったポイント値がαより少なくなると、第1のポリシに代わって第2のポリシが選択されるようにポリシ選択情報を更新し、反対にαより少なかったポイント値がα以上になると、第2のポリシに代わって第1のポリシが選択されるようにポリシ選択情報を更新する。
状態通知部23は、プレゼンス情報保持部21から或るプレゼンティティのプレゼンス情報が変化した旨の通知をプレゼンティティのクライアントIDと共に受信すると、ウォッチャリスト記憶部22におけるそのプレゼンティティのクライアントIDに対応するウォッチャリストに登録されているウォッチャ41のクライアントIDおよびポリシ選択情報を検索し、若し登録されていなければ、プレゼンス情報の通知は行わず、若し登録されていれば、ポリシ選択情報で選択される第1のポリシ2A1または第2のポリシー2A2を状態通知ポリシ保持部2Aから参照し、この参照したポリシに基づいて、ウォッチャ41に対するプレゼンス情報の通知を制御する。
次に本実施の形態の動作を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
まず、ユーザAがユーザBのプレゼンス情報を観測したいために、ウォッチャ41のクライアントIDとプレゼンティティ31のクライアントIDとを指定したサブスクライブ要求をネットワーク1経由で利用者端末4からサーバ装置2へ送信した際の動作を説明する。
サーバ装置2のウォッチャリスト更新部24は、利用者端末4から送信されたサブスクライブ要求を受信すると(図16のステップS41)、サブスクライブ要求に含まれるウォッチャ41のクライアントIDでポイント保持部25を検索する(ステップS42)。そして、検索されたポイント値が0であれば(ステップS43でNO)、当該サブスクライブ要求を拒否する(ステップS44)。他方、検索されたポイント値が1以上であれば(ステップS43でYES)、サブスクライブ要求に含まれるプレゼンティティ31のクライアントIDに対応するウォッチャリストをウォッチャリスト記憶部22から検索し、この検索したウォッチャリストにサブスクライブ要求に含まれるウォッチャ41のクライアントIDを登録する(ステップS45)。そして、ウォッチャリスト更新部24は、そのポイント値がα以上かどうかを判定し(ステップS46)、α以上であれば、登録したクライアントIDに対応するポリシ選択情報中の第1ポリシ選択ビットb1だけをオンにし(ステップS47)、αより小さければ第2ポリシ選択ビットb0だけをオンにする(ステップS48)。
その後、ウォッチャリスト更新部24は、ポイント保持部25に保持されたウォッチャ41のポイント値がポイント更新部26によって更新されることによって、0になるかどうか(ステップS49)、α以上あったものがαより小さくなったり或いはその逆の変化が起きたかどうか(ステップS46)を監視する。そして、α以上あったポイント値がαより小さくなると(ステップS46でNO)、第2ポリシ選択ビットb0だけがオンになるようにポリシ選択情報を更新し(ステップS48)、αより小さかったポイント値がα以上になると(ステップS46でYES)、第1ポリシ選択ビットb1だけがオンになるようにポリシ選択情報を更新し(ステップS47)、また、ポイント値が0になると(ステップS49でYES)、ウォッチャ41のクライアントIDが登録されているウォッチャリストをウォッチャリスト記憶部22から検索し、検索したウォッチャリストからウォッチャ41のクライアントIDを削除する(ステップS50)。
次に、利用者端末3のプレゼンティティ31から自クライアントIDを付加したプレゼンス情報がネットワーク1を通じてサーバ装置2へ送信された際の動作を説明する。
サーバ装置2のプレゼンス情報保持部21は、プレゼンティティ31からのプレゼンス情報がサーバ装置2で受信されると(図17のステップS61)、それに付加されたクライアントIDに対応して記憶しているプレゼンス情報を今回受信したプレゼンス情報に更新する(ステップS62)。次に、状態通知部23は、更新後のプレゼンス情報とプレゼンティティ31のクライアントIDをプレゼンス情報保持部21から受け取り、そのクライアントIDに対応するウォッチャリストをウォッチャリスト記憶部22から検索し、そのウォッチャリストに登録されているウォッチャ41のクライアントIDとポリシ選択情報を検索する(ステップS63)。もしウォッチャ41のクライアントIDおよびポリシ選択情報が登録されていれば(ステップS64でYES)、ポリシ選択情報によって選択されている第1または第2のポリシ2A1または2A2を状態通知ポリシ保持部2Aから参照し、登録されているクライアントIDのウォッチャ41に対する今回のプレゼンス情報の通知の可否および/または通知するプレゼンス情報を決定する(ステップS65)。そして、この決定に従って、前記受け取ったプレゼンティティ31のクライアントIDとプレゼンス情報を必要に応じてネットワーク1経由でウォッチャ41に通知する(ステップS66)。
従って、プレゼンティティ31のウォッチャリストにウォッチャ41のクライアントIDが登録されており、プレゼンティティ31から送信されたユーザBのプレゼンス情報が「ユーザ位置」であり、ウォッチャ41のクライアントIDに対応して第1のポリシ2A1を選択するポリシ選択情報が保持されている場合、サーバ装置2およびネットワーク1を経由して利用者端末4のウォッチャ41に、今回のプレゼンス情報「ユーザ位置」が通知される。他方、もしウォッチャ41のクライアントIDに対応して第2のポリシ2A2を選択するポリシ選択情報が保持されていれば、今回のプレゼンス情報「ユーザ位置」は通知されない。
上記以外の動作は第1の実施の形態およびその実施例と同じである。
このように本実施の形態によれば、ウォッチャ41の有するポイント値の大小に応じて、そのウォッチャ41へのプレゼンス情報の状態通知ポリシを変えることができる。
以上の説明では、ポイント値が0の場合にサブスクライブ要求を認めず、また一旦認めたサブスクライブもポイント値が0になると停止させたが、ポイント値が0の場合でもサブスクライブを許可し、状態通知ポリシによって、ポイント値が1以上のウォッチャと差別化するようにしてもよい。
『その他の実施の形態』
以上の実施の形態は、プレゼンティティおよびウォッチャの機能を利用者端末とサーバ装置とに分散配置する方式のプレゼンスシステムに本発明を適用したが、本発明はプレゼンスサービス用のサーバ装置を必要としないピア・ツー・ピア方式のプレゼンスシステムに対しても適用可能である。ピア・ツー・ピア方式のプレゼンスシステムに本発明を適用する場合、前記各実施の形態におけるサーバ装置が有する構成要素のうちプレゼンティティに関連するものは利用者端末のプレゼンティティ側に実装され、ウォッチャに関連するものは利用者端末のウォッチャ側に実装される。例として、図1の実施の形態に対応する、ピア・ツー・ピア方式による本発明の実施の形態の構成例を図18に示す。
図18を参照すると、利用者端末3のプレゼンスサービスのクライアント30Aは、プレゼンティティ31Aを含む。このプレゼンティティ31Aは、図1のサーバ装置2が備えていたプレゼンス情報保持部21、ウォッチャリスト記憶部22、状態通知部23、ウォッチャリスト更新部24、ポイント保持部25およびポイント更新部26に対応する、プレゼンス情報保持部21A、ウォッチャリスト記憶部22A、状態通知部23A、ウォッチャリスト更新部24A、ポイント保持部25Aおよびポイント更新部26Aを有する。ここで、サーバ装置2上の各部はサーバの性質上、複数のプレゼンティティをサポートするものであるのに対し、利用者端末3のプレゼンティティ31A上の各部は自プレゼンティティだけに特化されている。例えば、サーバ装置2のプレゼンス情報保持部21は、多数のプレゼンティティのプレゼンス情報を保持するが、利用者端末3のプレゼンス情報保持部21Aは自プレゼンティティ31Aのプレゼンス情報だけを保持する。同様に、ウォッチャリスト記憶部22Aは自プレゼンティティ31Aに対応するウォッチャリストだけを保持し、状態通知部23Aは自プレゼンティティ31Aのプレゼンス情報だけをネットワーク1経由でウォッチャ41へ通知する。また、ポイント保持部25AはウォッチャのID毎にポイント値を保持する。
以上本発明の実施の形態および実施例について説明したが、本発明は以上の例に限定されずその他各種の付加変更が可能である。また、本発明にかかるサーバ装置および利用者端末は、その有する機能をハードウェア的に実現することは勿論、コンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施の形態におけるサーバ装置および利用者端末として機能させる。
本発明の第1の実施の形態にかかるプレゼンスシステムのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるサーバ装置がサブスクライブ要求を受信した際の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるサーバ装置がプレゼンス情報を受信した際の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるサーバ装置がポイント更新イベントを受信した際の処理例を示すフローチャートである。 ポイント更新イベントの実施例1の説明図である。 ポイント更新イベントの実施例1の変形例の説明図である。 ポイント更新イベントの実施例2の説明図である。 ポイント更新イベントの実施例3の説明図である。 ポイント更新イベントの実施例4の説明図である。 ポイント更新イベントの実施例5の説明図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるプレゼンスシステムのブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるサーバ装置がポイント更新イベントを受信した際の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかるプレゼンスシステムのブロック図である。 本発明の第4の実施の形態にかかるプレゼンスシステムのブロック図である。 本発明の第4の実施の形態におけるサーバ装置のポリシ選択情報記憶部の説明図である。 本発明の第4の実施の形態におけるサーバ装置がサブスクライブ要求を受信した際の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態におけるサーバ装置がプレゼンス情報を受信した際の処理例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態にかかるプレゼンスシステムのブロック図である。
符号の説明
1…ネットワーク
2…サーバ装置
21…プレゼンス情報保持部
22…ウォッチャリスト記憶部
23…状態通知部
24…ウォッチャリスト更新部
25…ポイント保持部
26…ポイント更新部
27−1〜27−n…ポイント更新イベント
28…バディリスト記憶部
29…ポリシ選択情報記憶部
2A…状態通知ポリシ保持部
2A1…第1のポリシ
2A2…第2のポリシ
3…利用者端末
30…プレゼンスシステムのクライアント
31…プレゼンティティ
32…ウォッチャ
4…利用者端末
40…プレゼンスシステムのクライアント
41…ウォッチャ
43…プレゼンティティ

Claims (15)

  1. ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部と、1以上のポイント更新イベントに基づいて前記ポイント保持部に保持されたポイント値を変更するポイント更新部と、プレゼンティティのウォッチャリストを保持するウォッチャリスト記憶部と、ウォッチャからの前記プレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するウォッチャリスト更新部と、前記プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する状態通知部とを備えることを特徴とするプレゼンスシステム。
  2. 前記ポイント更新部は、ポイント値を減少するポイント更新イベントの発生時、変更対象となるウォッチャを有するクライアントのプレゼンス情報を確認し、そのプレゼンス情報が予め定められた状態である場合に限ってポイントの減算処理を行うものであることを特徴とする請求項1記載のプレゼンスシステム。
  3. 前記ポイント更新部は、或るプレゼンティティのウォッチャリストから或るウォッチャ識別子を削除する際、同時にそのウォッチャ識別子のウォッチャのバディリストから前記プレゼンティティの識別子を削除するものであることを特徴とする請求項1記載のプレゼンスシステム。
  4. ウォッチャへのプレゼンス情報の通知に関するそれぞれ異なる複数のポリシを記憶するポリシ保持部と、前記ウォッチャリストに記憶されるウォッチャが有するポイント値に応じて決定される前記複数のポリシの何れか1つのポリシを選択するためのポリシ選択情報を保持するポリシ選択情報記憶部とを備え、前記状態通知部は、前記ウォッチャリストに登録されているウォッチャに対応するポリシ選択情報により特定されるポリシを前記ポリシ保持部から参照して前記ウォッチャに対するプレゼンス情報の通知を制御するものであることを特徴とする請求項1記載のプレゼンスシステム。
  5. 1つの前記ポイント更新イベントは、プレゼンティティのプレゼンス情報にサブスクライブする権利を購入したユーザの利用者端末におけるウォッチャの識別子と購入額に対応するポイント値とを含むポイント更新イベントであり、他の1つの前記ポイント更新イベントは、所定ポイント値の減算を指示する定期的に発生するポイント更新イベントであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のプレゼンスシステム。
  6. 1つの前記ポイント更新イベントは、プレゼンティティのプレゼンス情報にサブスクライブする権利を購入したユーザの利用者端末におけるウォッチャの識別子と購入額に対応するポイント値とを含むポイント更新イベントであり、他の1つの前記ポイント更新イベントは、前記状態通知部がウォッチャにプレゼンティティのプレゼンス情報を通知する毎にそのウォッチャのポイント値の減算を指示するポイント更新イベントであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のプレゼンスシステム。
  7. 前記減算を指示するポイント更新イベントは、通知するプレゼンス情報の内容等に応じて減算するポイント値が決定されているものであることを特徴とする請求項6記載のプレゼンスシステム。
  8. 1つの前記ポイント更新イベントは、ウォッチャを有する利用者端末のコミュニケーション状況に応じて決定されたポイント値の加算を指示するポイント更新イベントであり、他の1つの前記ポイント更新イベントは、所定ポイント値の減算を指示する定期的に発生するポイント更新イベントであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のプレゼンスシステム。
  9. 前記ポイント更新イベントは、ウォッチャを有する利用者端末の位置に応じてポイント値の加算または減算を指示するポイント更新イベントであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のプレゼンスシステム。
  10. 1つの前記ポイント更新イベントは、予め定められた利用開始日時の到来時に発生し、ポイント値の加算を指示するポイント更新イベントであり、他の1つの前記ポイント更新イベントは、予め定められた利用終了日時の到来時に発生し、その時点のポイント値を無効にするポイント更新イベントであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のプレゼンスシステム。
  11. ポイント更新部が、1以上のポイント更新イベントに基づいて、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部に保持された前記ポイント値を変更するステップ、
    ウォッチャリスト更新部が、ウォッチャからのプレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するステップ、
    状態通知部が、前記プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知するステップ、を含むことを特徴とするプレゼンス方法。
  12. ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部と、1以上のポイント更新イベントに基づいて前記ポイント保持部に保持されたポイント値を変更するポイント更新部と、プレゼンティティのウォッチャリストを保持するウォッチャリスト記憶部と、ウォッチャからの前記プレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するウォッチャリスト更新部と、前記プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する状態通知部とを備えることを特徴とするサーバ装置。
  13. プレゼンティティを有する利用者端末であって、前記プレゼンティティは、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部と、1以上のポイント更新イベントに基づいて前記ポイント保持部に保持されたポイント値を変更するポイント更新部と、自プレゼンティティのウォッチャリストを保持するウォッチャリスト記憶部と、ウォッチャからの自プレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するウォッチャリスト更新部と、自プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記ウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する状態通知部とを備えることを特徴とする利用者端末。
  14. サーバ装置を構成するコンピュータを、1以上のポイント更新イベントに基づいて、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部に保持された前記ポイント値を変更するポイント更新手段、ウォッチャからのプレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するウォッチャリスト更新手段、前記プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記プレゼンティティのウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する状態通知手段、として機能させるためのプログラム。
  15. 利用者端末を構成するコンピュータを、1以上のポイント更新イベントに基づいて、ウォッチャ毎のポイント値を保持するポイント保持部に保持された前記ポイント値を変更するポイント更新手段、ウォッチャからのプレゼンティティに対するサブスクライブ要求時、そのウォッチャの有するポイント値を前記ポイント保持部から参照し、所定値以上のポイントがあることを条件にそのウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストに登録し、かつ、その後に前記ポイント値が所定値より小さくなった場合に前記登録したウォッチャ識別子を前記ウォッチャリストから削除するウォッチャリスト更新手段、自プレゼンティティのプレゼンス情報の変化時、変化後のプレゼンス情報を前記ウォッチャリストに登録されているウォッチャに通知する状態通知手段、として機能させるためのプログラム。
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