JPWO2013024672A1 - 情報管理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法 - Google Patents
情報管理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法 Download PDFInfo
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Abstract
情報提供装置から提供されたセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めたセンシングデータの仕様に対して適正であるかどうかを判定することにより、センシングデータの提供にかかる契約の不履行や、センシングデータの利用にかかる契約の不履行が生じる事態を防止して、センシングデータを利用する利用者の信頼性を向上させる。情報管理装置(1)は、ネットワーク(5)を介して通信可能に接続される情報提供装置(2)から提供される情報(センシングデータ)の仕様を提供者契約DB(13)に記憶する。情報管理装置(1)は、判定部(33)において、情報提供装置(2)から提供された情報について、その情報が提供者契約DB(13)に記憶している情報の仕様に対して適正であるかどうかを判定し、その判定結果を出力する。
Description
この発明は、ネットワークを介して通信可能に接続された情報提供装置から提供されるセンシングデータを管理する情報管理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法に関する。
従来、情報提供装置がセンサで取得した情報(センシングデータ)を情報管理装置(センタ)にアップロードし、情報利用装置が情報管理装置から情報(情報提供装置がアップロードしたセンシングデータ)をダウンロードして利用するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
このシステムでは、情報管理装置を管理運営する管理者が、提供者(情報提供装置の管理者等)との間で情報の提供にかかる契約(提供契約)を取り交わしている。また、管理者は、利用者(情報利用装置の管理者等)との間で情報の利用にかかる契約(利用契約)を取り交わしている。
提供契約では、提供する情報の種別、提供する情報の仕様、提供する情報の利用に対して課金する対価の額(利用料金)等、複数の項目について、その内容を提供者との間で決めている。また、利用契約では、利用する情報の種別、利用する情報の仕様、情報の利用に対して支払う対価の額(利用料金)等、複数の項目について、その内容を利用者との間で決めている。
情報の仕様とは、その情報の特性を示す項目毎の値であり、例えば、情報が画像であれば、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数、受光ダイナミックレンジ幅等にかかる値である。また、情報が、温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度であれば、その測定値の分解能であるデータのビット数にかかる値である。
情報管理装置は、提供契約、および利用契約に基づき、情報提供装置と情報利用装置との間における情報の受け渡し(情報の中継)を行う。
しかしながら、情報提供装置から提供された情報が、なんらかの原因で、提供契約で決められた仕様を満足していない不適正な状態になることがある。提供者は、情報提供装置から提供している情報が仕様を満足していない不適正な状態になっていることを認識すると、情報提供装置の状態を確認し、その原因に対応する。したがって、情報提供装置から提供している情報が仕様を満足していない不適正な状態になってから、そのことを提供者が認識するまでの時間が長くなるにつれて、情報提供装置から仕様を満足していない不適正な情報を提供する時間が長くなる。
また、情報管理装置は、情報提供装置から提供されている情報が契約で定めている仕様に対して不適正になっているにもかかわらず、その情報が提供契約で定めている仕様で提供されているものとして情報利用装置に送信する。すなわち、情報利用装置の利用者に対して、利用契約が守れていない状態(契約が履行できていない状態)で、情報を提供することになる。また、利用者が、契約で定めている仕様に対して適正でない情報を利用することにより、その結果から誤った判断をしてしまうこともある。
また、情報提供装置から提供されている情報が契約で定めている仕様に対して不適正になっていることに気づくのが遅れると、その分だけ、情報利用装置の利用者に対する利用契約の不履行が継続する。
この発明の目的は、情報提供装置から提供されたセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して適正であるかどうかを判定することにより、センシングデータの提供にかかる契約の不履行や、センシングデータの利用にかかる契約の不履行が生じる事態を防止して、センシングデータを利用する利用者の信頼性を向上させる、情報管理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法を提供することにある。
また、この発明は、情報提供装置から提供されているセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して不適正な状態になったときに、その原因に対する対応が速やかに行える情報管理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法を提供することを目的とする。
この発明の情報管理装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
判定部が、ネットワークを介して通信可能に接続されている情報提供装置から提供されたセンシングデータ(情報)が、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して適正であるかどうかを判定する。センシングデータの仕様は、提供されるセンシングデータの種別によって定めればよい。例えば、情報提供装置が、画像センサで撮像した画像をセンシングデータとして提供する場合、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数、受光ダイナミックレンジ幅等にかかる値をセンシングデータの仕様とすればよい。また、情報提供装置が、温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度、をセンシングデータとして提供する場合、測定値の分解能であるデータのビット数をセンシングデータの仕様とすればよい。
例えば、情報管理装置が備える提供側仕様記憶部が、情報提供装置から提供されるセンシングデータ毎に、そのセンシングデータの仕様を記憶する構成であれば、判定部は、情報提供装置から提供されたセンシングデータから、提供側仕様記憶部がセンシングデータの仕様として記憶している項目について、そのセンシングデータにおける値を検出する。例えば、判定部は、センシングデータが画像であれば、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数を検出する。また、判定部は、センシングデータが温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度であれば、温度データ、湿度データ、照度データのビット数を検出する。そして、判定部は、項目毎に、検出した値と、提供側仕様記憶部が情報の仕様として記憶している値と、を比較することにより、提供された情報が提供側仕様記憶部に記憶している情報の仕様に対して適正であるかどうかを判定する。
また、判定部は、その時点において提供されているセンシングデータと、過去に提供されたセンシングデータと、を対比し、その差に基づいて、その時点において提供されているセンシングデータが適正であるかどうかを判定する構成としてもよい。
また、判定部は、情報が画像データである場合には、その仕様が略同じである他の情報提供装置から提供されたセンシングデータとの比較によって、受光ダイナミックレンジ幅等の項目について、提供されたセンシングデータが適正であるかどうかを判定する構成としてもよい。
そして、出力部が判定部の判定結果を出力する。
したがって、出力部が出力した判定結果により、情報提供装置から提供されたセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して適正であるかどうか確認できる。
また、判定部が情報提供装置から提供されたセンシングデータについて、そのセンシングデータが予め定めた仕様に対して適正でないと判定した場合、出力部がそのセンシングデータを提供した情報提供装置の管理者の連絡先に、提供されたセンシングデータの仕様が適正でない旨を電子メール等で通知する構成としてもよい。
このようにすれば、情報提供装置から提供されているセンシングデータが予め定めた仕様に対して不適正になっていることを、その情報提供装置を管理している提供者に認識させることができ、センシングデータが不適正になったことに対する対応を速やかに行わせることができる。
また、判定部が情報提供装置から提供されたセンシングデータについて、そのセンシングデータが予め定めた仕様に対して適正でないと判定した場合、出力部がそのセンシングデータを利用している情報利用装置の管理者の連絡先にも、提供したセンシングデータの仕様が適正でない旨を電子メール等で通知する構成としてもよい。
このようにすれば、情報提供装置から提供されているセンシングデータを利用している利用者にも、提供したセンシングデータが適正でないことを認識させることができる。したがって、利用者が、その仕様が適正でないセンシングデータを利用した場合に、その結果から誤った判断をしてしまうのを防止できる。
さらに、ネットワークを介して通信可能に接続される情報利用装置からセンシングデータの利用要求を受信したときに、提供情報記憶部が記憶するセンシングデータの中から、この利用要求に応じたセンシングデータを選択するときに、判定部が予め定めた仕様に対して不適正であると判定したセンシングデータについては、利用要求に応じたセンシングデータとして選択しない情報選択部を備える構成としてもよい。
このように構成すれば、センシングデータを利用する利用者に対して、予め定めた仕様に対して適正でないセンシングデータを送信するのを防止できる。したがって、利用者が、仕様が適正でないセンシングデータを利用するのを防止でき、利用者の信頼性を向上させることができる。
また、情報選択部は、例えば提供契約情報、および利用契約情報を用いて、情報利用装置から受信した利用要求に応じたセンシングデータを選択する構成とすればよい。提供契約情報は、情報提供装置から提供される提供情報の利用について交わした提供契約の内容を示し、利用契約情報は、情報利用装置における利用情報の利用について交わした利用契約の内容を示す。
この発明によれば、センシングデータの提供にかかる契約の不履行や、センシングデータの利用にかかる契約の不履行の発生を防止し、センシングデータを利用する利用者の信頼性を向上させることができる。また、センシングデータが不適正になったことに対する対応を速やかに行わせることができる。
以下、この発明の実施形態である情報管理装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である情報管理装置を用いたネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。このネットワークシステムは、情報管理装置1と、複数の情報提供装置2と、複数の情報利用装置3と、を備えている。情報管理装置1、情報提供装置2、および情報利用装置3は、ネットワーク5を介して通信可能に接続している。
情報提供装置2は、特定の種類の装置ではなく、例えば監視カメラ、空調管理装置であり、画像、温度、湿度、照度等、何らかの情報(この発明でいうセンシングデータに相当する。)を取得(センシング)する1つ以上のセンサ(画像センサ、温度センサ、湿度センサ、照度センサ等)を有する機器である。また、情報提供装置2は、情報管理装置1に提供する情報(センサで取得した情報)を用いて予め設定されている処理を実行する構成であってもよいし、その情報については自装置で利用しない構成であってもよい。情報提供装置2は、少なくとも、センサで取得した情報を情報管理装置1に提供(アップロード)する構成を備えていればよい。また、情報提供装置2を運用/管理している者(以下、提供者と言う。)は、情報管理装置1に提供する情報について、利用可能なアプリケーションプログラム(以下、単にアプリと言う。)の種別や、利用者の属性(個人、法人等)等で、その利用を制限することができる。
情報利用装置3は、情報提供装置2が提供する情報を利用する利用者が保有するパソコンや携帯電話等の情報処理装置である。情報利用装置3は、情報提供装置2が情報管理装置1に提供した情報の利用を情報管理装置1に要求する。情報利用装置3は、この要求(情報利用要求)に応じた情報管理装置1が送信してきた情報を受信(ダウンロード)する。情報利用装置3には、情報提供装置2が提供する情報を利用するアプリケーションプログラム(以下、単にアプリと言う。)がインストールされている。
情報管理装置1は、提供者との間で交わした、情報提供装置2からの情報の提供にかかる契約に基づく提供者契約情報や、利用者との間で交わした、情報利用装置3における情報の利用にかかる契約に基づく利用者契約情報等を管理する。また、情報管理装置1は、提供者契約情報や、利用者契約情報に基づいて、情報提供装置2から提供される情報の仕様等の管理や、情報利用装置3に提供する情報の管理等を行う。情報管理装置1は、情報を提供する情報提供装置2と、提供される情報を利用する情報利用装置3との間における情報の管理や中継を行う。
次に、この情報管理装置1の構成について説明する。図2は、情報管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。情報管理装置1は、制御部11と、通信部12と、提供者契約データベース13(提供者契約DB13)と、利用者契約データベース14(利用者契約DB14)と、管理情報データベース15(管理情報DB15)と、情報記憶データベース16(情報記憶DB16)と、利用履歴データベース17(利用履歴DB17)と、提供情報仕様管理テーブル18と、を備えている。
制御部11は、情報管理装置1本体の動作を制御する。
通信部12は、ネットワーク5を介して情報提供装置2や情報利用装置3等との間における通信を行う。また、通信部12は、宛先を指定して電子メールを送信する機能を有する。
提供者契約DB13は、提供者との間で交わされた情報の提供にかかる契約の内容を登録している。この提供者契約DB13が、この発明で言う、提供側仕様記憶部、提供側連絡先記憶部にかかる構成を有する。
図3は、提供者契約DBの構成を示す概略図である。提供者契約DB13は、提供者との情報の提供にかかる契約(提供契約)毎に、契約番号(契約No)、提供者ID、装置種別、装置ID、装置URL、検知範囲、パスワード、保守要求通知アドレス、情報種別、情報保存場所アドレス、利用可能アプリ種別、利用可能ユーザ属性、情報の仕様、および利用料金を対応付けたレコードを登録している。
契約番号は、提供者との情報の提供にかかる提供契約毎に、個別に付与されるユニークな番号である。提供者IDは、その提供者を識別するものである。装置種別は、提供する情報を取得する情報提供装置2の種別であり、例えば監視カメラ、自動改札機、空調制御装置等である。装置IDは、この装置(情報提供装置2)を識別するものである。装置URLは、この装置のURL(Uniform Resource Locator)である。
検知範囲は、情報提供装置2が提供する情報を取得している範囲を示す。ここでは、この範囲を緯度、経度で登録する場合を例にしている。例えば、情報が固定カメラによる撮像画像である場合、検知範囲は、その撮像画像の中心を示す緯度、経度である。
なお、情報提供装置2は、携帯電話等のカメラ付携帯端末による撮像画像であれば、検知範囲が固定されないので、その携帯端末に付加されているGPS(Global Positioning System)機能で端末本体の位置を検知するとともに、この携帯端末に付加されているジャイロ機能により検知した端末本体の傾き、および撮像倍率(焦点距離)等を用いて、検知範囲を算出する構成とすればよい。この場合、検知範囲の欄は空欄にしておき、情報提供装置2が情報管理装置1に情報を提供するときに、その情報とともに検知範囲を送信(アップロード)する構成とすればよい。
パスワードは、この提供契約の変更や更新を行うときに、操作者が提供者本人であるかの確認のために入力させる文字列である。このパスワードは、契約時に提供者が設定している。
保守要求通知アドレスは、提供者が指定したメールアドレスであり、情報提供装置2に対する保守要求等にかかるメールの送信先(宛先)である。すなわち、保守要求通知アドレスは、提供者の連絡先である。保守要求は、情報が提供されないときや、提供された情報が予め定めた仕様に対して不適正であるとき等に行われる。
情報種別は、情報提供装置2から提供される情報の種別であり、映像データ、音声データ等、情報提供装置2が取得した情報(生データ)や、ODデータ、人数データ、属性データ(大人、子供、女性、男性等を示す属性データ)等、情報提供装置2が取得した生データを処理して得た加工データ(メタデータ)を示す。
情報保存場所アドレスは、情報提供装置2から提供される情報を記憶保存する記憶媒体(後述する、情報記憶DB16)上のアドレスを示す。
利用可能アプリ種別は、情報の利用を許可するアプリの種別を示す。また、利用可能ユーザ属性は、情報の利用を許可するユーザの属性(個人、法人等)を示す。この利用可能アプリ種別、および利用可能ユーザ属性が、提供者が契約の際に設けた情報の利用制限である。また、ここでは、利用制限として利用を許可するアプリの種別や、利用者の属性を登録するとしているが、利用を許可しないアプリの種別や、利用者の属性を登録する構成であってもよい。
情報の仕様は、情報提供装置2から提供される情報の仕様、言い換えれば、情報提供装置2が情報を取得するために備えているセンサの性能に基づいて設定されるものである。また、情報の仕様は、提供される情報の種別によって、その項目が定められる。例えば、情報提供装置2が、画像センサで撮像した画像を情報として提供する場合、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数、受光ダイナミックレンジ幅等にかかる値が情報の仕様である。また、情報提供装置2が、温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度、を情報として提供する場合、測定値の分解能であるデータのビット数が情報の仕様である。
利用料金は、その情報を利用した利用者に課金する金額である。図3では、1MB当たりの料金を示しているが、1回の利用に対する料金であってもよいし、その他の形態で料金を定めてもよい。この利用料金についても、提供者が契約の際に決めている。
また、利用者契約DB14は、利用者との間で交わされた情報の利用にかかる契約の内容を登録している。図4は、利用者契約DBの構成を示す概略図である。利用者契約DB14は、利用者との情報の提供にかかる契約(利用契約)毎に、契約番号(契約No)、利用者ID、利用者アドレス、利用アプリ種別、利用希望情報種別、利用希望検知範囲、優先事項、情報の仕様、および利用料金範囲を対応付けたレコードを登録している。この利用者契約DB14が、この発明で言う、利用側連絡先記憶部にかかる構成を有する。
契約番号は、利用者との情報の提供にかかる利用契約に対して、個別に付与されるユニークな番号である。利用者IDは、その利用者を識別するものである。利用者アドレスは、利用者が指定したメールアドレスである。利用アプリ種別は、利用者が提供された情報を利用するアプリの種別である。利用希望情報種別は、利用する情報の種別を示す。
利用希望検知範囲は、利用する情報が取得される範囲を示す。ここでは、この範囲の中心を緯度、経度で登録している。
優先事項は、情報を利用するにあたり、費用(料金)を優先するか、情報の仕様を優先するかを示す。情報の仕様は、利用する情報の仕様値の下限を規定する。利用料金範囲は、利用する情報の料金の上限を規定する。利用アプリ種別、利用希望情報種別、利用希望検知範囲、優先事項、情報の仕様、および利用料金範囲は、利用者が契約時に決めている。
管理情報DB15は、上述した提供者契約DB13、および利用者契約DB14の登録内容に基づいて生成される。図5は、管理情報DBの構成を示す概略図である。この管理情報DB15は、利用者毎に、契約No(利用者の契約番号)、利用者ID、利用アプリ種別、利用希望情報種別、検知範囲、優先事項、情報保存場所アドレス、装置ID、装置状態、情報の仕様、保守要求通知アドレス、および利用料金を対応付けたレコードを登録している。制御部11は、所定のタイミング(例えば毎日午前0時)になると、上述した提供者契約DB13、および利用者契約DB14の登録内容に基づいて、この管理情報DB15を生成する。これにより、管理情報DB15は、提供者契約DB13や、利用者契約DB14の更新が、所定のタイミングで反映される。
なお、この管理情報DB15には、装置状態情報が含まれている。これは、該当する情報提供装置2に対して応答要求を行い、応答があった(稼働)、応答がなかった(停止)で確認し、その結果を設定している。
情報記憶DB16は、情報提供装置2から提供される情報を記憶し、管理するデータベースである。図6は、情報記憶DBのインデックス部の構成を示す概略図である。情報記憶DB16は、ファイル名、パスワード、契約No(提供者の契約番号)、提供者ID、および情報保存場所アドレスを対応付けたレコードを登録している。ファイル名は、情報提供装置2から提供される情報に付与したファイル名である。パスワード、契約No(提供者の契約番号)、提供者ID、および情報保存場所アドレスは、提供者契約DB13にも登録している。この情報記憶DB16が、この発明で言う提供情報記憶部に相当する。
利用履歴DB17は、提供者により提供された情報の利用履歴を登録したデータベースである。図7は、利用履歴DBの構成を示す概略図である。利用履歴DB17は、提供者ID,ファイル名、情報保存場所アドレス、利用アプリ種別、アクセス日時、および利用者IDを対応付けたレコードを登録している。
利用履歴DB17には、利用者が情報を利用する毎に、利用された情報に対して、利用アプリ種別、アクセス日時、および利用者IDが追加登録される。この利用履歴DB17は、提供者に対して、提供された情報の利用に応じて支払う料金の計算や、利用者に対して情報の利用に応じて請求する料金の計算等に利用する。
提供情報仕様管理テーブル18は、情報提供装置2毎に、その情報提供装置2から提供される情報が、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して、適正であるか、不適正であるかを登録するテーブルである。この提供情報仕様管理テーブル18が、この発明で言う判定結果記憶部に相当する。
図8は、提供情報仕様管理テーブルの構成を示す概略図である。提供情報仕様管理テーブル18は、図8に示すように、提供者契約DB13に提供者契約情報が登録されている情報提供装置2毎に、その装置IDと、仕様状態(適正、または不適正)とを対応付けて登録するテーブルである。
なお、上述した、管理情報DB15に登録されている装置状態は、その情報提供装置2が稼働しているか、停止しているかを示す情報であって、この提供情報仕様管理テーブル18に設定されている仕様状態とは異なるものである。
なお、図3〜図8において、「・・・・」で示した欄は、図示を省略しているだけである。
図9は、この情報管理装置の機能構成を示す概略のブロック図である。図9では、図1、および図2で示した構成については、同一の符合を付している。情報選択部31、仕様検出部32、および判定部33は、情報管理装置1の制御部11が有する機能である。
また、図9に示す通信部12a、12b、およびメール送信部12cは、上述した通信部12にかかる構成である。図9では、通信部12aが、情報提供装置2との通信を制御し、情報提供装置2から提供される情報を受信する。また、通信部12bが、情報利用装置3との通信を制御し、情報利用装置3からの情報の利用要求に応じて、情報を送信する。メール送信部12cは、情報提供装置2の管理/運営者である提供者や、情報利用装置3を保有する利用者に対して電子メールを送信する。この電子メールの宛先は、提供者契約DB13に登録されている保守要求通知アドレスや、利用者契約DB14に登録されている利用者アドレスである。
情報選択部31は、情報利用装置3からの情報の利用要求に応じて、この情報利用装置3に送信する情報を選択する。情報利用装置3に送信する情報は、情報提供装置2から提供された情報であり、情報記憶DB16に記憶している。情報選択部31は、管理情報DB15の登録内容、および提供情報仕様管理テーブル18の登録内容を用いて、情報利用装置3に送信する情報を選択する。
仕様検出部32は、情報提供装置2から提供された情報について、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様にかかる項目毎に、その値を検出する。例えば、情報提供装置2から提供された情報が画像であれば、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数を検出する。また、温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度が提供された情報であれば、温度データ、湿度データ、照度データのビット数(測定値の分解能)を検出する。
判定部33は、情報提供装置2から提供された情報が、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して適正であるかどうかを判定する。判定部33は、判定結果に基づき、提供情報仕様管理テーブル18を更新する。
なお、情報提供装置2から提供された情報が画像データである場合には、情報の仕様が略同じである他の情報提供装置から提供された情報(画像データ)との比較によって、受光ダイナミックレンジ幅等の仕様について、提供された情報が適正であるかどうかを判定するように構成してもよい。
また、メール送信部12cは、判定部33が情報提供装置2から提供された情報が、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して不適正であると判定した場合、この情報の提供者や、この情報を利用した利用者に対して、その旨を通知する電子メールを送信する。
以下、この例における情報管理装置1の動作について説明する。
図10は、情報提供装置から提供された情報の受信処理を示すフローチャートである。情報管理装置1は、ネットワーク5を介して接続された情報提供装置2から送信されてきた情報(情報提供装置2から提供された情報)を通信部12aで受信する。情報提供装置2は、提供する情報とともに、自装置の装置IDや、情報の種別を情報管理装置1に送信している。
情報管理装置1は、通信部12aで情報提供装置2から送信されてきた情報を受信すると(s1)、この情報とともに送信されてきた装置IDや情報の種別を読み出す(s2)。情報管理装置1は、今回受信した情報を、s2で読み出した装置IDや情報の種別に基づき、情報記憶DB16に記憶する(s3)。
また、情報管理装置1は、仕様検出部32において、今回受信した情報について、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様にかかる項目毎に、その値を検出する(s4)。上述したように、情報管理装置1は、今回受信した情報が画像情報であれば、画像サイズ(縦画素数、および横画素数)や、画素ビット数を検出する。また、温度データ、湿度データ、照度データの情報であれば、そのデータのビット数(測定値の分解能)を検出する。
情報管理装置1は、判定部33において、s2で読み出した装置ID、および情報の種別をキーにして提供者契約DB13を検索し、今回受信した情報について登録されている仕様を読み出す(s5)。
情報管理装置1は、判定部33において、s4で検出した値と、s5で読み出した情報の仕様と、を比較し、今回受信した情報が提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して適正であるかどうかを判定する(s6)。s6では、s4で検出した値が、仕様として登録されている全ての項目がs5で読み出した情報の仕様以上であれば適正と判定し、いずれかの項目がs5で読み出した情報の仕様未満であれば不適正と判定する。
なお、上述のs4、およびs5にかかる処理は、情報提供装置2から提供された情報が画像データである場合には、登録されている情報の仕様が略同じである他の情報提供装置2から提供された情報(画像データ)との比較によって、受光ダイナミックレンジ幅等の仕様について、提供された情報の仕様が適正であるかどうかを判定するように構成してもよい。
情報管理装置1は、s6における、判定部33の判定結果を提供情報仕様管理テーブル18に登録する(s7、s8)s7では、該当する装置IDに対して、今回の判定結果である適正を設定し、s8では、該当する装置IDに対して、今回の判定結果である不適正を設定する。
また、情報管理装置1は、判定部33がs6で今回受信した情報が提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して不適正であると判定すると、s2で読み出した装置IDをキーにして提供者契約DB13を検索し、該当する装置IDに対応づけられている保守要求通知アドレスを読み出す(s9)。情報管理装置1は、メール送信部12cにおいて、s9で読み出した保守要求通知アドレスを宛先にし、提供されている情報が登録されている情報の仕様に対して不適正である旨を通知する電子メールを送信する(s10)。また、情報管理装置1は、利用履歴DB17を検索し、この情報提供装置から提供された情報を一定時間以内(例えば、24時間以内)に利用した情報利用装置3を抽出し、ここで抽出した情報利用装置3に対応付けられている利用者アドレスを宛先にした電子メールで、提供した情報の仕様が不適正であった旨を通知する構成としてもよい。
なお、上述したように、情報提供装置2から情報が提供される毎に、その情報の仕様が適正であるかどうかを判定する構成であるので、その仕様が不適正な情報が情報利用装置3に提供されていた可能性は極めて小さい。
したがって、情報提供装置2から提供されている情報が、なんらかの原因で、提供契約で定めた情報の仕様に対して不適正な状態になったとき、そのことを速やかに提供者に通知することができる。これにより、情報提供装置2から提供されている情報が提供契約で定めた情報の仕様に対して不適正になった原因の確認や、その対応を提供者に速やかに行わせることができる。これにより、情報提供装置2から、提供契約で定めた情報の仕様に対して不適正な情報が提供されつづけるのを防止できる。
なお、情報提供装置2から提供されている情報が提供契約で定めた情報の仕様に対して
適正であるか、不適正であるかの判定は、上記の例に限らず、例えば、その情報提供装置2から過去に提供された情報であって、その仕様に対して適正であると判定した複数の情報との対比によって判断してもよいし、同じ仕様で他の情報提供装置2から提供されている情報であって、その仕様が適正であると判定した複数の情報との対比によって判断してもよい。
適正であるか、不適正であるかの判定は、上記の例に限らず、例えば、その情報提供装置2から過去に提供された情報であって、その仕様に対して適正であると判定した複数の情報との対比によって判断してもよいし、同じ仕様で他の情報提供装置2から提供されている情報であって、その仕様が適正であると判定した複数の情報との対比によって判断してもよい。
次に、情報利用装置3からの情報の利用要求に応じて、情報を提供(送信)する処理について説明する。図11は、情報利用装置に対して情報を提供する情報提供処理を示すフローチャートである。情報利用装置3は、利用者ID、利用アプリ種別、および利用希望情報種別を含む、情報の利用要求を情報管理装置1に送信する。
情報管理装置1は、通信部12bにおいて、情報利用装置3からの情報の利用要求を受信すると(s21)、情報選択部31において、この利用要求に含まれている利用者ID、利用アプリ種別および利用希望情報種別を用いて、管理情報DB15を検索する(s22)。情報管理装置1は、管理情報DB15に、利用者ID、利用アプリ種別および利用希望情報種別に対応づけて登録されている情報があれば、対応付けられている全ての情報を、利用可能な情報として抽出する(s23、s24)。
なお、情報管理装置1は、管理情報DB15において、利用者ID、利用アプリ種別および利用希望情報種別に対応づけて登録されている情報がなければ、今回利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して、情報の送信が行えない旨を通知し(s31)、本処理を終了する。
情報管理装置1は、情報選択部31において、s24で抽出した情報毎に、提供情報仕様管理テーブル18を参照し、その状態が適正であるか、不適正であるかによって、その情報の提供可否を判定する(s25)。s25では、状態が適正である情報を提供可、状態が不適正である情報を提供不可と、判定する処理である。
情報管理装置1は、s25で提供可と判定した情報があれば、今回情報利用要求を送信してきた情報利用装置3の優先事項(費用優先、または仕様優先)に基づき、s25で提供可と判定した情報の中から提供する情報を決定する(s26、s27)。s27では、費用優先であれば、s25で提供可と判定した情報の中で利用料金が最も低い情報を選択し、仕様優先であれば、s25で提供可と判定した情報の中で仕様値が最も高い情報を選択する。
情報管理装置1は、s27で決定した情報を情報記憶DB16から読み出し(s28)、この情報を、今回利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して送信する(s29)。また、情報管理装置1は、今回の情報利用装置3に対する情報の送信にともなう利用履歴を作成し、利用履歴DB17に登録する(s30)。
なお、s25で提供可と判定した情報がなければ、今回利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して、情報の送信が行えない旨を通知し(s31)、本処理を終了する。この場合、利用履歴DB17に対して、情報の利用履歴を登録することはない。
したがって、情報の利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して、その仕様が適正でない情報を送信するのを防止できる。すなわち、利用者が、その仕様が適正でない情報を利用して得た処理結果から誤った判断をしてしまうのを防止できる。これにより、情報を利用する利用者の本システムに対する信頼性の向上が図れる。
また、上記の例では、s25で提供可と判定した情報が複数ある場合、優先事項(費用優先、または仕様優先)に基づき、1つの情報を選択し、これを情報利用装置3に送信するとしたが、s25で提供可と判定した情報の全てを、情報利用装置3に送信するようにしてもよい。
次に、別の実施形態について説明する。この実施形態にかかるネットッワークシステムも図1に示した構成である。また、この実施形態も、提供者との間で提供契約を交わし、利用者との間で利用契約を交わしている。
図12は、この例にかかる情報管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。図12では、図2で示した構成と同様の構成については、同じ符号を付している。情報管理装置1は、制御部11と、通信部12と、提供者契約情報データベース13(提供者契約情報DB13)と、利用者契約情報データベース14(利用者契約情報DB14)と、を備えている。
制御部11は、情報管理装置1本体の動作を制御する。
通信部12は、情報提供装置2や情報利用装置3を含むネットワーク5を介して接続される各種装置との間における通信を行う。
提供者契約情報DB13は、情報提供装置2毎に、提供者との間で交わした情報の提供にかかる契約の内容や、実際に提供された情報等を登録し、記憶する。図13は、この例にかかる提供者契約情報DBの構成を示す概略図である。提供者契約情報DB13は、情報提供装置2毎に、情報提供装置ID、提供契約内容、および提供された情報を対応付けて登録している。情報提供装置IDは、提供契約を交わした情報提供装置2を識別する識別コードである。
提供契約内容には、情報種別、位置、提供情報取得タイミング、情報利用装置ID、利用用途、および保守要求通知アドレス等が含まれている。情報種別は、情報提供装置2が提供する情報の種別であり、撮像画像、ゲートカウント値、温度等である。位置は、その情報提供装置2が提供する情報を取得している場所を示す。例えば、緯度、経度により、提供情報を取得している場所を示す。提供情報取得タイミングは、その情報提供装置2が提供する情報を取得するタイミングを示している。例えば、情報が撮像画像であれば、その撮像画像の撮像タイミング等を示す。情報利用装置IDは、その情報提供装置2が提供する情報を利用している情報利用装置3を識別する識別コードである。利用用途は、情報利用装置3における情報の利用用途である。保守要求通知アドレスは、提供者のメールアドレスである。
この例では、情報提供装置2から提供された情報を、提供者契約情報DB13に記憶している。
なお、この提供者契約情報DB13は、上述した項目を複数のデータベースに分けて構成してもよい。また、提供契約内容には、情報の仕様として、サンプリング周期、出力速度等が含まれている。
利用者契約情報DB14は、情報利用装置3毎に、利用者との間で交わした利用情報の提供にかかる契約の内容等を登録し、記憶する。図14は、この例にかかる利用者契約情報DBの構成を示す概略図である。利用者契約情報DB14は、情報利用装置3毎に、情報利用装置ID、情報提供装置ID、利用用途、情報種別、および利用者アドレス等を利用契約内容として登録している。情報利用装置IDは、利用契約を交わした情報利用装置3を識別する識別コードである。情報提供装置IDは、情報利用装置3で利用する情報を提供している情報提供装置2を識別する識別コードである。利用用途は、情報を利用する用途を示す。利用情報種別は、情報利用装置3で利用する情報の種別を示す。利用者アドレスは、その情報利用装置3を保有する利用者のメールアドレスである。
また、利用契約情報には、利用する情報の仕様として、サンプリング周期、出力速度等が含まれている。
図15は、情報管理装置が情報提供装置から提供されている情報の仕様が適正であるか、不適正であるかを判断する処理(適否判断処理)を示すフローチャートである。
情報管理装置1は、情報を提供する情報提供装置2の中から、提供されている情報が適正であるか、不適正であるかを判断する対象の情報提供装置2(判定対象装置)を選択する(s41)。s41では、提供契約を交わしている情報提供装置2を順番に判定対象装置として選択してもよいし、予め定めた何らかの基準に基づいて、判定対象装置として選択してもよい。
情報管理装置1は、s41で選択した判定対象装置(情報提供装置2)から、その時点において提供されている最新の情報を抽出する(s42)。情報提供装置2毎に、その情報提供装置2から提供された情報を提供者契約情報DB13に記憶している。s42では、提供者契約情報DB13を検索し、この情報提供装置2から提供された最新の情報を抽出する。
情報管理装置1は、s42で抽出した情報の仕様が適正であるか、不適正であるかを判定する(s43)。ここで、情報の仕様が適正であるとは、提供者と交わした提供契約の内容に対して適正であるという意味である。すなわち、s43では、情報を提供している情報提供装置2において障害等の異常が発生しているかどうかという限定した判定を行うわけではない。具体的には、このs43では、以下に示す(a)〜(d)の判断を行い、提供された情報の仕様が適正であるか不適正であるかを判断する。
(a)その情報を提供している情報提供装置2に対して異常発生の有無を問い合わせ、当該情報提供装置2からの応答により、情報の仕様が適正であるか不適正であるか(情報提供装置2における異常発生の有無)を判断する。
(b)その情報を提供している情報提供装置2から提供されている情報を監視し、それ以前に提供された情報と対比し、その差異の大きさにより、情報の仕様が適正であるか不適正であるかを判断する。
(c)その情報提供装置2が提供している情報を取得している位置に比較的近い位置で、同種の情報を取得している他の情報提供装置2から提供されている情報と対比し、その差異の大きさにより、情報の仕様が適正であるか不適正であるかを判断する。
(d)契約内容に対して、提供されている情報の項目の一部が欠損や欠落しているかどうかにより、その情報の仕様が適正であるか不適正であるかを判断する。
情報管理装置1は、上記(a)〜(d)の全ての判断において、提供されている情報の仕様が適正であると判断したときに、情報の仕様が適正であると判断する。言い換えれば、上記(a)〜(d)のいずれかの判断において、提供されている情報の仕様が適正でないと判断すると、情報の仕様が不適正であると判断する。
なお、情報の種別や、その周辺環境等によって、上記(a)〜(d)にかかる判断が行えないものについては、その情報の仕様が適正であるか不適正であるかの判断に利用しなければよい。また、上記(a)〜(d)以外の判断基準を設けて、情報の仕様が適正であるか不適正であるかの判断を行ってもよい。
情報管理装置1は、s43で情報の仕様が適正であると判断すると、s41に戻って上記処理を繰り返す。
情報管理装置1は、s43で情報の仕様が不適正であると判断すると、この情報を提供している情報提供装置2の提供者に対して、情報の仕様が不適正である旨を通知する保守要求を行う(s44)。s44では、提供者契約情報DB13に登録している該当する提供者の保守要求通知アドレスを宛先とし、この通知を電子メールで送信する。電子メールの送信は、通信部12で行う。
情報管理装置1は、今回不適正であると判定した情報を利用している情報利用装置3の有無を判断する(s45)。情報管理装置1は、s45で。この情報を利用している情報利用装置3がないと判断すると、s41に戻って上記処理を繰り返す。
情報管理装置1は、s45で、この情報を利用している情報利用装置3があると判断すると、これらの情報利用装置3に対して、他の情報提供装置2から提供されている情報を提供してもよいかどうかを判断する代替可否判断処理を行う(s46)。
図6は、s46にかかる代替可否判断処理を示すフローチャートである。
情報管理装置1は、提供者契約情報DB13から、今回情報の仕様が不適正であると判断した情報提供装置2にかかる提供者契約情報を読み出す(s61)。情報管理装置1は、s61で読み出した提供者契約情報をカバーする条件で契約している他の情報提供装置2があるかどうかを検索する。
まず、情報管理装置1は、s62で、提供される情報を取得している位置が比較的近い位置である他の情報提供装置2を探索する。次に、s62で探索された、他の情報提供装置2の中で、情報の取得タイミングが略一致する、情報提供装置2を検索する(s63)。情報管理装置1は、s62、またはs63で他の情報提供装置2が1つも得られなければ、s68で利用情報の代替提供不可と判断する。
情報管理装置1は、s63で他の情報提供装置2が1つ以上探索できると、これらの情報提供装置2の中に、今回その仕様が不適正であると判断した情報と同じ種別の情報を提供している情報提供装置2を探索する(s64)。情報管理装置1は、s64で、他の情報提供装置2が1つも得られなければ、s63で探索された他の情報提供装置2の中に、今回その仕様が不適正であると判断した情報として活用できる種別の情報を提供している情報提供装置2を探索する(s65)。情報の種別間における活用の可否については、情報管理装置1に予め登録しておけばよい。
情報管理装置1は、s65で他の情報提供装置2が1つも得られなければ、s68で利用情報の代替提供不可と判断する。
情報管理装置1は、s64、またはs65の探索で得られた他の情報提供装置2の提供契約情報、および今回その仕様が不適正であると判断した情報を提供していた情報利用装置3の利用契約情報とに基づき、契約違反にならずに代替提供が可能であるかどうかを判断する(s66)。s66では、例えば、他の情報提供装置2の情報の出力速度60pps以上で、情報利用装置3の情報の提供速度40pps以上である契約であれば、契約違反にならないと判断する。一方、例えば、他の情報提供装置2の情報の出力速度40pps以上で、情報利用装置3の情報の提供速度60pps以上である契約であれば、契約違反になると判断する。
情報の属性は、提供者、および利用者のそれぞれが契約時に指定している。この属性としては、上記以外にも、データ利用料金、データ信頼度、ダイナミックレンジ、リニアリティ等がある。
情報管理装置1は、s66で契約違反にならないと判断すると、情報の代替提供可と判断する(s67)。反対に、情報管理装置1は、s66で契約違反になると判断すると、s68で情報の代替提供不可と判断する。
図5に戻って、情報管理装置1は、s46にかかる代替可否判断処理(図6に示す処理)において、情報の代替提供可と判断していると(s47)、情報の代替提供を開始する(s48)。また、情報管理装置1は、当該情報を利用している情報利用装置3を保有する利用者に対して、提供者に保守要求を行ったこと、および情報が代替提供であることを通知する(s49)。
一方、情報管理装置1は、s46にかかる代替可否判断処理において、情報の代替提供不可と判断していると(s47)、当該情報を利用している情報利用装置3を保有する利用者に対して、提供者に保守要求を行ったこと、および利用情報の提供が停止していることを通知する(s50)。s49、s50では、利用者契約情報DB14に登録している該当する利用者のメールアドレスを宛先とし、この通知を電子メールで送信する。電子メールの送信は、通信部12で行う。
このように、情報管理装置1が、いずれかの情報提供装置2から提供されている情報の仕様が何らかの理由で不適正なものになると、そのことを自動的に判断し、当該情報提供装置2の提供者に対して通知を行う。したがって、情報を利用している情報利用装置3を保有する利用者の負担(利用している情報の仕様が適正であるかどうかを確認する負担や、不適正であったときにおける保守要求等にかかる負担)を低減することができる。
また、情報提供装置2の提供者に対して、提供されている情報の仕様が不適正なものになっていることを速やかに通知することができるので、その対応についても速やかに行われることになる。したがって、情報利用装置3に対して、適正な情報が提供されていない期間が無駄に長くなるのを抑えることができる。
また、情報管理装置1が、情報利用装置3を保有する利用者に対しても、情報を代替提供していること、または情報の提供を停止していること等を通知するので、利用者もシステムの状況が簡単に把握できる。
また、情報管理装置1が、提供している情報の仕様が不適正な情報提供装置2に代わる、他の情報提供装置2を探索し、探索できた情報提供装置2から提供されている情報を代替情報として、情報利用装置3に提供するので、情報利用装置3側の処理が停止する事態の発生頻度も抑えられる。
また、s47で情報の代替提供が可能な情報を提供している情報提供装置2が複数ある場合には、どの情報提供装置2から提供されている情報を代替提供するかを利用者に問い合わせる構成としてもよい。
また、s66では、契約条件だけでなく、本ネットワークシステムの運営ルール等を定めておき、この運営ルールにも基づいて、情報の代替可否を判断してもよい。
また、提供者は情報が提供できなくなった場合、その情報の利用にともなう対価を受け取れないなどの対策を講じてもよい。また、撮影条件を自動的に変更することができるPTZカメラを備える情報提供装置2であれば、複数の利用者からの要求に応えるために方程式などの形式で情報を提供することも可能である。
1…情報管理装置
2…情報提供装置
3…情報利用装置
5…ネットワーク
11…制御部
12…通信部
12a…通信部
12b…通信部
12c…メール送信部
13…提供者契約DB(提供者契約データベース)
14…利用者契約DB(利用者契約データベース)
15…管理情報DB(管理情報データベース)
16…情報記憶DB(情報記憶データベース)
17…利用履歴DB(利用履歴データベース)
18…提供情報仕様管理テーブル
31…情報選択部
32…仕様検出部
33…判定部
2…情報提供装置
3…情報利用装置
5…ネットワーク
11…制御部
12…通信部
12a…通信部
12b…通信部
12c…メール送信部
13…提供者契約DB(提供者契約データベース)
14…利用者契約DB(利用者契約データベース)
15…管理情報DB(管理情報データベース)
16…情報記憶DB(情報記憶データベース)
17…利用履歴DB(利用履歴データベース)
18…提供情報仕様管理テーブル
31…情報選択部
32…仕様検出部
33…判定部
この発明は、ネットワークを介して通信可能に接続された情報提供装置から提供されるセンシングデータを管理する情報管理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法に関する。
従来、情報提供装置がセンサで取得した情報(センシングデータ)を情報管理装置(センタ)にアップロードし、情報利用装置が情報管理装置から情報(情報提供装置がアップロードしたセンシングデータ)をダウンロードして利用するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
このシステムでは、情報管理装置を管理運営する管理者が、提供者(情報提供装置の管理者等)との間で情報の提供にかかる契約(提供契約)を取り交わしている。また、管理者は、利用者(情報利用装置の管理者等)との間で情報の利用にかかる契約(利用契約)を取り交わしている。
提供契約では、提供する情報の種別、提供する情報の仕様、提供する情報の利用に対して課金する対価の額(利用料金)等、複数の項目について、その内容を提供者との間で決めている。また、利用契約では、利用する情報の種別、利用する情報の仕様、情報の利用に対して支払う対価の額(利用料金)等、複数の項目について、その内容を利用者との間で決めている。
情報の仕様とは、その情報の特性を示す項目毎の値であり、例えば、情報が画像であれば、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数、受光ダイナミックレンジ幅等にかかる値である。また、情報が、温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度であれば、その測定値の分解能であるデータのビット数にかかる値である。
情報管理装置は、提供契約、および利用契約に基づき、情報提供装置と情報利用装置との間における情報の受け渡し(情報の中継)を行う。
しかしながら、情報提供装置から提供された情報が、なんらかの原因で、提供契約で決められた仕様を満足していない不適正な状態になることがある。提供者は、情報提供装置から提供している情報が仕様を満足していない不適正な状態になっていることを認識すると、情報提供装置の状態を確認し、その原因に対応する。したがって、情報提供装置から提供している情報が仕様を満足していない不適正な状態になってから、そのことを提供者が認識するまでの時間が長くなるにつれて、情報提供装置から仕様を満足していない不適正な情報を提供する時間が長くなる。
また、情報管理装置は、情報提供装置から提供されている情報が契約で定めている仕様に対して不適正になっているにもかかわらず、その情報が提供契約で定めている仕様で提供されているものとして情報利用装置に送信する。すなわち、情報利用装置の利用者に対して、利用契約が守れていない状態(契約が履行できていない状態)で、情報を提供することになる。また、利用者が、契約で定めている仕様に対して適正でない情報を利用することにより、その結果から誤った判断をしてしまうこともある。
また、情報提供装置から提供されている情報が契約で定めている仕様に対して不適正になっていることに気づくのが遅れると、その分だけ、情報利用装置の利用者に対する利用契約の不履行が継続する。
この発明の目的は、情報提供装置から提供されたセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して適正であるかどうかを判定することにより、センシングデータの提供にかかる契約の不履行や、センシングデータの利用にかかる契約の不履行が生じる事態を防止して、センシングデータを利用する利用者の信頼性を向上させる、情報管理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法を提供することにある。
この発明の情報管理装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
提供情報記憶部が、ネットワークを介して通信可能に接続される情報提供装置から提供されたセンシングデータ(情報)を記憶する。情報選択部がネットワークを介して通信可能に接続される情報利用装置からセンシングデータの利用要求を受信したときに、提供情報記憶部が記憶するセンシングデータの中から、この利用要求に応じたセンシングデータを選択する。判定部が、情報提供装置から提供されたセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して適正であるかどうかを判定する。センシングデータの仕様は、提供されるセンシングデータの種別によって定めればよい。例えば、情報提供装置が、画像センサで撮像した画像をセンシングデータとして提供する場合、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数、受光ダイナミックレンジ幅等にかかる値をセンシングデータの仕様とすればよい。また、情報提供装置が、温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度、をセンシングデータとして提供する場合、測定値の分解能であるデータのビット数をセンシングデータの仕様とすればよい。
例えば、判定部は、情報提供装置から提供されたセンシングデータの仕様として記憶している項目について、そのセンシングデータにおける値を検出する。例えば、判定部は、センシングデータが画像であれば、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数を検出する。また、判定部は、センシングデータが温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度であれば、温度データ、湿度データ、照度データのビット数を検出する。そして、判定部は、項目毎に、検出した値と、予め定められている仕様と、を比較することにより、提供されたセンシングデータが予め定められている仕様に対して適正であるかどうかを判定する。
また、判定部は、その時点において提供されているセンシングデータと、過去に提供されたセンシングデータと、を対比し、その差に基づいて、その時点において提供されているセンシングデータが適正であるかどうかを判定する構成としてもよい。
また、判定部は、情報が画像データである場合には、その仕様が略同じである他の情報提供装置から提供されたセンシングデータとの比較によって、受光ダイナミックレンジ幅等の項目について、提供されたセンシングデータが適正であるかどうかを判定する構成としてもよい。
判定結果記憶部が判定部の判定結果を記憶する。提供契約情報記憶部が、情報提供装置から提供されるセンシングデータの利用について交わした、少なくとも提供されるセンシングデータの検知範囲、および種別を含む提供契約の内容を示す提供契約情報を記憶する。利用契約情報記憶部が、情報利用装置におけるセンシングデータの利用について交わした、少なくとも利用するセンシングデータの検知範囲、および種別を含む利用契約の内容を示す利用契約情報を記憶する。
そして、情報選択部は、提供契約情報、および利用契約情報を用いて、受信した利用要求に応じたセンシングデータを選択するとともに、判定結果記憶部が予め定めた仕様に対して不適正であると記憶している情報提供装置から提供されたセンシングデータについては、利用要求に応じたセンシングデータとして選択しない。
これにより、センシングデータを利用する利用者に対して、予め定めた仕様に対して適正でないセンシングデータを送信するのを防止できる。したがって、利用者が、仕様が適正でないセンシングデータを利用するのを防止でき、利用者の信頼性を向上させることができる。
この発明によれば、センシングデータの提供にかかる契約の不履行や、センシングデータの利用にかかる契約の不履行の発生を防止し、センシングデータを利用する利用者の信頼性を向上させることができる。
以下、この発明の実施形態である情報管理装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である情報管理装置を用いたネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。このネットワークシステムは、情報管理装置1と、複数の情報提供装置2と、複数の情報利用装置3と、を備えている。情報管理装置1、情報提供装置2、および情報利用装置3は、ネットワーク5を介して通信可能に接続している。
情報提供装置2は、特定の種類の装置ではなく、例えば監視カメラ、空調管理装置であり、画像、温度、湿度、照度等、何らかの情報(この発明でいうセンシングデータに相当する。)を取得(センシング)する1つ以上のセンサ(画像センサ、温度センサ、湿度センサ、照度センサ等)を有する機器である。また、情報提供装置2は、情報管理装置1に提供する情報(センサで取得した情報)を用いて予め設定されている処理を実行する構成であってもよいし、その情報については自装置で利用しない構成であってもよい。情報提供装置2は、少なくとも、センサで取得した情報を情報管理装置1に提供(アップロード)する構成を備えていればよい。また、情報提供装置2を運用/管理している者(以下、提供者と言う。)は、情報管理装置1に提供する情報について、利用可能なアプリケーションプログラム(以下、単にアプリと言う。)の種別や、利用者の属性(個人、法人等)等で、その利用を制限することができる。
情報利用装置3は、情報提供装置2が提供する情報を利用する利用者が保有するパソコンや携帯電話等の情報処理装置である。情報利用装置3は、情報提供装置2が情報管理装置1に提供した情報の利用を情報管理装置1に要求する。情報利用装置3は、この要求(情報利用要求)に応じた情報管理装置1が送信してきた情報を受信(ダウンロード)する。情報利用装置3には、情報提供装置2が提供する情報を利用するアプリケーションプログラム(以下、単にアプリと言う。)がインストールされている。
情報管理装置1は、提供者との間で交わした、情報提供装置2からの情報の提供にかかる契約に基づく提供者契約情報や、利用者との間で交わした、情報利用装置3における情報の利用にかかる契約に基づく利用者契約情報等を管理する。また、情報管理装置1は、提供者契約情報や、利用者契約情報に基づいて、情報提供装置2から提供される情報の仕様等の管理や、情報利用装置3に提供する情報の管理等を行う。情報管理装置1は、情報を提供する情報提供装置2と、提供される情報を利用する情報利用装置3との間における情報の管理や中継を行う。
次に、この情報管理装置1の構成について説明する。図2は、情報管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。情報管理装置1は、制御部11と、通信部12と、提供者契約データベース13(提供者契約DB13)と、利用者契約データベース14(利用者契約DB14)と、管理情報データベース15(管理情報DB15)と、情報記憶データベース16(情報記憶DB16)と、利用履歴データベース17(利用履歴DB17)と、提供情報仕様管理テーブル18と、を備えている。
制御部11は、情報管理装置1本体の動作を制御する。
通信部12は、ネットワーク5を介して情報提供装置2や情報利用装置3等との間における通信を行う。また、通信部12は、宛先を指定して電子メールを送信する機能を有する。
提供者契約DB13は、提供者との間で交わされた情報の提供にかかる契約の内容を登録している。
図3は、提供者契約DBの構成を示す概略図である。提供者契約DB13は、提供者との情報の提供にかかる契約(提供契約)毎に、契約番号(契約No)、提供者ID、装置種別、装置ID、装置URL、検知範囲、パスワード、保守要求通知アドレス、情報種別、情報保存場所アドレス、利用可能アプリ種別、利用可能ユーザ属性、情報の仕様、および利用料金を対応付けたレコードを登録している。
契約番号は、提供者との情報の提供にかかる提供契約毎に、個別に付与されるユニークな番号である。提供者IDは、その提供者を識別するものである。装置種別は、提供する情報を取得する情報提供装置2の種別であり、例えば監視カメラ、自動改札機、空調制御装置等である。装置IDは、この装置(情報提供装置2)を識別するものである。装置URLは、この装置のURL(Uniform Resource Locator)である。
検知範囲は、情報提供装置2が提供する情報を取得している範囲を示す。ここでは、この範囲を緯度、経度で登録する場合を例にしている。例えば、情報が固定カメラによる撮像画像である場合、検知範囲は、その撮像画像の中心を示す緯度、経度である。
なお、情報提供装置2は、携帯電話等のカメラ付携帯端末による撮像画像であれば、検知範囲が固定されないので、その携帯端末に付加されているGPS(Global Positioning System)機能で端末本体の位置を検知するとともに、この携帯端末に付加されているジャイロ機能により検知した端末本体の傾き、および撮像倍率(焦点距離)等を用いて、検知範囲を算出する構成とすればよい。この場合、検知範囲の欄は空欄にしておき、情報提供装置2が情報管理装置1に情報を提供するときに、その情報とともに検知範囲を送信(アップロード)する構成とすればよい。
パスワードは、この提供契約の変更や更新を行うときに、操作者が提供者本人であるかの確認のために入力させる文字列である。このパスワードは、契約時に提供者が設定している。
保守要求通知アドレスは、提供者が指定したメールアドレスであり、情報提供装置2に対する保守要求等にかかるメールの送信先(宛先)である。すなわち、保守要求通知アドレスは、提供者の連絡先である。保守要求は、情報が提供されないときや、提供された情報が予め定めた仕様に対して不適正であるとき等に行われる。
情報種別は、情報提供装置2から提供される情報の種別であり、映像データ、音声データ等、情報提供装置2が取得した情報(生データ)や、ODデータ、人数データ、属性データ(大人、子供、女性、男性等を示す属性データ)等、情報提供装置2が取得した生データを処理して得た加工データ(メタデータ)を示す。
情報保存場所アドレスは、情報提供装置2から提供される情報を記憶保存する記憶媒体(後述する、情報記憶DB16)上のアドレスを示す。
利用可能アプリ種別は、情報の利用を許可するアプリの種別を示す。また、利用可能ユーザ属性は、情報の利用を許可するユーザの属性(個人、法人等)を示す。この利用可能アプリ種別、および利用可能ユーザ属性が、提供者が契約の際に設けた情報の利用制限である。また、ここでは、利用制限として利用を許可するアプリの種別や、利用者の属性を登録するとしているが、利用を許可しないアプリの種別や、利用者の属性を登録する構成であってもよい。
情報の仕様は、情報提供装置2から提供される情報の仕様、言い換えれば、情報提供装置2が情報を取得するために備えているセンサの性能に基づいて設定されるものである。また、情報の仕様は、提供される情報の種別によって、その項目が定められる。例えば、情報提供装置2が、画像センサで撮像した画像を情報として提供する場合、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数、受光ダイナミックレンジ幅等にかかる値が情報の仕様である。また、情報提供装置2が、温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度、を情報として提供する場合、測定値の分解能であるデータのビット数が情報の仕様である。
利用料金は、その情報を利用した利用者に課金する金額である。図3では、1MB当たりの料金を示しているが、1回の利用に対する料金であってもよいし、その他の形態で料金を定めてもよい。この利用料金についても、提供者が契約の際に決めている。
また、利用者契約DB14は、利用者との間で交わされた情報の利用にかかる契約の内容を登録している。図4は、利用者契約DBの構成を示す概略図である。利用者契約DB14は、利用者との情報の提供にかかる契約(利用契約)毎に、契約番号(契約No)、利用者ID、利用者アドレス、利用アプリ種別、利用希望情報種別、利用希望検知範囲、優先事項、情報の仕様、および利用料金範囲を対応付けたレコードを登録している。
契約番号は、利用者との情報の提供にかかる利用契約に対して、個別に付与されるユニークな番号である。利用者IDは、その利用者を識別するものである。利用者アドレスは、利用者が指定したメールアドレスである。利用アプリ種別は、利用者が提供された情報を利用するアプリの種別である。利用希望情報種別は、利用する情報の種別を示す。
利用希望検知範囲は、利用する情報が取得される範囲を示す。ここでは、この範囲の中心を緯度、経度で登録している。
優先事項は、情報を利用するにあたり、費用(料金)を優先するか、情報の仕様を優先するかを示す。情報の仕様は、利用する情報の仕様値の下限を規定する。利用料金範囲は、利用する情報の料金の上限を規定する。利用アプリ種別、利用希望情報種別、利用希望検知範囲、優先事項、情報の仕様、および利用料金範囲は、利用者が契約時に決めている。
管理情報DB15は、上述した提供者契約DB13、および利用者契約DB14の登録内容に基づいて生成される。図5は、管理情報DBの構成を示す概略図である。この管理情報DB15は、利用者毎に、契約No(利用者の契約番号)、利用者ID、利用アプリ種別、利用希望情報種別、検知範囲、優先事項、情報保存場所アドレス、装置ID、装置状態、情報の仕様、保守要求通知アドレス、および利用料金を対応付けたレコードを登録している。制御部11は、所定のタイミング(例えば毎日午前0時)になると、上述した提供者契約DB13、および利用者契約DB14の登録内容に基づいて、この管理情報DB15を生成する。これにより、管理情報DB15は、提供者契約DB13や、利用者契約DB14の更新が、所定のタイミングで反映される。
なお、この管理情報DB15には、装置状態情報が含まれている。これは、該当する情報提供装置2に対して応答要求を行い、応答があった(稼働)、応答がなかった(停止)で確認し、その結果を設定している。
情報記憶DB16は、情報提供装置2から提供される情報を記憶し、管理するデータベースである。図6は、情報記憶DBのインデックス部の構成を示す概略図である。情報記憶DB16は、ファイル名、パスワード、契約No(提供者の契約番号)、提供者ID、および情報保存場所アドレスを対応付けたレコードを登録している。ファイル名は、情報提供装置2から提供される情報に付与したファイル名である。パスワード、契約No(提供者の契約番号)、提供者ID、および情報保存場所アドレスは、提供者契約DB13にも登録している。この情報記憶DB16が、この発明で言う提供情報記憶部に相当する。
利用履歴DB17は、提供者により提供された情報の利用履歴を登録したデータベースである。図7は、利用履歴DBの構成を示す概略図である。利用履歴DB17は、提供者ID,ファイル名、情報保存場所アドレス、利用アプリ種別、アクセス日時、および利用者IDを対応付けたレコードを登録している。
利用履歴DB17には、利用者が情報を利用する毎に、利用された情報に対して、利用アプリ種別、アクセス日時、および利用者IDが追加登録される。この利用履歴DB17は、提供者に対して、提供された情報の利用に応じて支払う料金の計算や、利用者に対して情報の利用に応じて請求する料金の計算等に利用する。
提供情報仕様管理テーブル18は、情報提供装置2毎に、その情報提供装置2から提供される情報が、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して、適正であるか、不適正であるかを登録するテーブルである。この提供情報仕様管理テーブル18が、この発明で言う判定結果記憶部に相当する。
図8は、提供情報仕様管理テーブルの構成を示す概略図である。提供情報仕様管理テーブル18は、図8に示すように、提供者契約DB13に提供者契約情報が登録されている情報提供装置2毎に、その装置IDと、仕様状態(適正、または不適正)とを対応付けて登録するテーブルである。
なお、上述した、管理情報DB15に登録されている装置状態は、その情報提供装置2が稼働しているか、停止しているかを示す情報であって、この提供情報仕様管理テーブル18に設定されている仕様状態とは異なるものである。
なお、図3〜図8において、「・・・・」で示した欄は、図示を省略しているだけである。
図9は、この情報管理装置の機能構成を示す概略のブロック図である。図9では、図1、および図2で示した構成については、同一の符号を付している。情報選択部31、仕様検出部32、および判定部33は、情報管理装置1の制御部11が有する機能である。
また、図9に示す通信部12a、12b、およびメール送信部12cは、上述した通信部12にかかる構成である。図9では、通信部12aが、情報提供装置2との通信を制御し、情報提供装置2から提供される情報を受信する。また、通信部12bが、情報利用装置3との通信を制御し、情報利用装置3からの情報の利用要求に応じて、情報を送信する。メール送信部12cは、情報提供装置2の管理/運営者である提供者や、情報利用装置3を保有する利用者に対して電子メールを送信する。この電子メールの宛先は、提供者契約DB13に登録されている保守要求通知アドレスや、利用者契約DB14に登録されている利用者アドレスである。
情報選択部31は、情報利用装置3からの情報の利用要求に応じて、この情報利用装置3に送信する情報を選択する。情報利用装置3に送信する情報は、情報提供装置2から提供された情報であり、情報記憶DB16に記憶している。情報選択部31は、管理情報DB15の登録内容、および提供情報仕様管理テーブル18の登録内容を用いて、情報利用装置3に送信する情報を選択する。
仕様検出部32は、情報提供装置2から提供された情報について、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様にかかる項目毎に、その値を検出する。例えば、情報提供装置2から提供された情報が画像であれば、画素サイズ(縦画素数×横画素数)、画素ビット数を検出する。また、温度センサで測定した温度、湿度センサで測定した湿度、照度センサで測定した照度が提供された情報であれば、温度データ、湿度データ、照度データのビット数(測定値の分解能)を検出する。
判定部33は、情報提供装置2から提供された情報が、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して適正であるかどうかを判定する。判定部33は、判定結果に基づき、提供情報仕様管理テーブル18を更新する。
なお、情報提供装置2から提供された情報が画像データである場合には、情報の仕様が略同じである他の情報提供装置から提供された情報(画像データ)との比較によって、受光ダイナミックレンジ幅等の仕様について、提供された情報が適正であるかどうかを判定するように構成してもよい。
また、メール送信部12cは、判定部33が情報提供装置2から提供された情報が、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して不適正であると判定した場合、この情報の提供者や、この情報を利用した利用者に対して、その旨を通知する電子メールを送信する。
以下、この例における情報管理装置1の動作について説明する。
図10は、情報提供装置から提供された情報の受信処理を示すフローチャートである。情報管理装置1は、ネットワーク5を介して接続された情報提供装置2から送信されてきた情報(情報提供装置2から提供された情報)を通信部12aで受信する。情報提供装置2は、提供する情報とともに、自装置の装置IDや、情報の種別を情報管理装置1に送信している。
情報管理装置1は、通信部12aで情報提供装置2から送信されてきた情報を受信すると(s1)、この情報とともに送信されてきた装置IDや情報の種別を読み出す(s2)。情報管理装置1は、今回受信した情報を、s2で読み出した装置IDや情報の種別に基づき、情報記憶DB16に記憶する(s3)。
また、情報管理装置1は、仕様検出部32において、今回受信した情報について、提供者契約DB13に登録されている情報の仕様にかかる項目毎に、その値を検出する(s4)。上述したように、情報管理装置1は、今回受信した情報が画像情報であれば、画像サイズ(縦画素数、および横画素数)や、画素ビット数を検出する。また、温度データ、湿度データ、照度データの情報であれば、そのデータのビット数(測定値の分解能)を検出する。
情報管理装置1は、判定部33において、s2で読み出した装置ID、および情報の種別をキーにして提供者契約DB13を検索し、今回受信した情報について登録されている仕様を読み出す(s5)。
情報管理装置1は、判定部33において、s4で検出した値と、s5で読み出した情報の仕様と、を比較し、今回受信した情報が提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して適正であるかどうかを判定する(s6)。s6では、s4で検出した値が、仕様として登録されている全ての項目がs5で読み出した情報の仕様以上であれば適正と判定し、いずれかの項目がs5で読み出した情報の仕様未満であれば不適正と判定する。
なお、上述のs4、およびs5にかかる処理は、情報提供装置2から提供された情報が画像データである場合には、登録されている情報の仕様が略同じである他の情報提供装置2から提供された情報(画像データ)との比較によって、受光ダイナミックレンジ幅等の仕様について、提供された情報の仕様が適正であるかどうかを判定するように構成してもよい。
情報管理装置1は、s6における、判定部33の判定結果を提供情報仕様管理テーブル18に登録する(s7、s8)s7では、該当する装置IDに対して、今回の判定結果である適正を設定し、s8では、該当する装置IDに対して、今回の判定結果である不適正を設定する。
また、情報管理装置1は、判定部33がs6で今回受信した情報が提供者契約DB13に登録されている情報の仕様に対して不適正であると判定すると、s2で読み出した装置IDをキーにして提供者契約DB13を検索し、該当する装置IDに対応づけられている保守要求通知アドレスを読み出す(s9)。情報管理装置1は、メール送信部12cにおいて、s9で読み出した保守要求通知アドレスを宛先にし、提供されている情報が登録されている情報の仕様に対して不適正である旨を通知する電子メールを送信する(s10)。また、情報管理装置1は、利用履歴DB17を検索し、この情報提供装置から提供された情報を一定時間以内(例えば、24時間以内)に利用した情報利用装置3を抽出し、ここで抽出した情報利用装置3に対応付けられている利用者アドレスを宛先にした電子メールで、提供した情報の仕様が不適正であった旨を通知する構成としてもよい。
なお、上述したように、情報提供装置2から情報が提供される毎に、その情報の仕様が適正であるかどうかを判定する構成であるので、その仕様が不適正な情報が情報利用装置3に提供されていた可能性は極めて小さい。
したがって、情報提供装置2から提供されている情報が、なんらかの原因で、提供契約で定めた情報の仕様に対して不適正な状態になったとき、そのことを速やかに提供者に通知することができる。これにより、情報提供装置2から提供されている情報が提供契約で定めた情報の仕様に対して不適正になった原因の確認や、その対応を提供者に速やかに行わせることができる。これにより、情報提供装置2から、提供契約で定めた情報の仕様に対して不適正な情報が提供されつづけるのを防止できる。
なお、情報提供装置2から提供されている情報が提供契約で定めた情報の仕様に対して
適正であるか、不適正であるかの判定は、上記の例に限らず、例えば、その情報提供装置2から過去に提供された情報であって、その仕様に対して適正であると判定した複数の情報との対比によって判断してもよいし、同じ仕様で他の情報提供装置2から提供されている情報であって、その仕様が適正であると判定した複数の情報との対比によって判断してもよい。
適正であるか、不適正であるかの判定は、上記の例に限らず、例えば、その情報提供装置2から過去に提供された情報であって、その仕様に対して適正であると判定した複数の情報との対比によって判断してもよいし、同じ仕様で他の情報提供装置2から提供されている情報であって、その仕様が適正であると判定した複数の情報との対比によって判断してもよい。
次に、情報利用装置3からの情報の利用要求に応じて、情報を提供(送信)する処理について説明する。図11は、情報利用装置に対して情報を提供する情報提供処理を示すフローチャートである。情報利用装置3は、利用者ID、利用アプリ種別、および利用希望情報種別を含む、情報の利用要求を情報管理装置1に送信する。
情報管理装置1は、通信部12bにおいて、情報利用装置3からの情報の利用要求を受信すると(s21)、情報選択部31において、この利用要求に含まれている利用者ID、利用アプリ種別および利用希望情報種別を用いて、管理情報DB15を検索する(s22)。情報管理装置1は、管理情報DB15に、利用者ID、利用アプリ種別および利用希望情報種別に対応づけて登録されている情報があれば、対応付けられている全ての情報を、利用可能な情報として抽出する(s23、s24)。
なお、情報管理装置1は、管理情報DB15において、利用者ID、利用アプリ種別および利用希望情報種別に対応づけて登録されている情報がなければ、今回利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して、情報の送信が行えない旨を通知し(s31)、本処理を終了する。
情報管理装置1は、情報選択部31において、s24で抽出した情報毎に、提供情報仕様管理テーブル18を参照し、その状態が適正であるか、不適正であるかによって、その情報の提供可否を判定する(s25)。s25では、状態が適正である情報を提供可、状態が不適正である情報を提供不可と、判定する処理である。
情報管理装置1は、s25で提供可と判定した情報があれば、今回情報利用要求を送信してきた情報利用装置3の優先事項(費用優先、または仕様優先)に基づき、s25で提供可と判定した情報の中から提供する情報を決定する(s26、s27)。s27では、費用優先であれば、s25で提供可と判定した情報の中で利用料金が最も低い情報を選択し、仕様優先であれば、s25で提供可と判定した情報の中で仕様値が最も高い情報を選択する。
情報管理装置1は、s27で決定した情報を情報記憶DB16から読み出し(s28)、この情報を、今回利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して送信する(s29)。また、情報管理装置1は、今回の情報利用装置3に対する情報の送信にともなう利用履歴を作成し、利用履歴DB17に登録する(s30)。
なお、s25で提供可と判定した情報がなければ、今回利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して、情報の送信が行えない旨を通知し(s31)、本処理を終了する。この場合、利用履歴DB17に対して、情報の利用履歴を登録することはない。
したがって、情報の利用要求を送信してきた情報利用装置3に対して、その仕様が適正でない情報を送信するのを防止できる。すなわち、利用者が、その仕様が適正でない情報を利用して得た処理結果から誤った判断をしてしまうのを防止できる。これにより、情報を利用する利用者の本システムに対する信頼性の向上が図れる。
また、上記の例では、s25で提供可と判定した情報が複数ある場合、優先事項(費用優先、または仕様優先)に基づき、1つの情報を選択し、これを情報利用装置3に送信するとしたが、s25で提供可と判定した情報の全てを、情報利用装置3に送信するようにしてもよい。
次に、別の実施形態について説明する。この実施形態にかかるネットワークシステムも図1に示した構成である。また、この実施形態も、提供者との間で提供契約を交わし、利用者との間で利用契約を交わしている。
図12は、この例にかかる情報管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。図12では、図2で示した構成と同様の構成については、同じ符号を付している。情報管理装置1は、制御部11と、通信部12と、提供者契約データベース13(提供者契約DB13)と、利用者契約データベース14(利用者契約DB14)と、を備えている。
制御部11は、情報管理装置1本体の動作を制御する。
通信部12は、情報提供装置2や情報利用装置3を含むネットワーク5を介して接続される各種装置との間における通信を行う。
提供者契約DB13は、情報提供装置2毎に、提供者との間で交わした情報の提供にかかる契約の内容や、実際に提供された情報等を登録し、記憶する。図13は、この例にかかる提供者契約DBの構成を示す概略図である。提供者契約DB13は、情報提供装置2毎に、情報提供装置ID、提供契約内容、および提供された情報を対応付けて登録している。情報提供装置IDは、提供契約を交わした情報提供装置2を識別する識別コードである。
提供契約内容には、情報種別、位置、提供情報取得タイミング、情報利用装置ID、利用用途、および保守要求通知アドレス等が含まれている。情報種別は、情報提供装置2が提供する情報の種別であり、撮像画像、ゲートカウント値、温度等である。位置は、その情報提供装置2が提供する情報を取得している場所を示す。例えば、緯度、経度により、提供情報を取得している場所を示す。提供情報取得タイミングは、その情報提供装置2が提供する情報を取得するタイミングを示している。例えば、情報が撮像画像であれば、その撮像画像の撮像タイミング等を示す。情報利用装置IDは、その情報提供装置2が提供する情報を利用している情報利用装置3を識別する識別コードである。利用用途は、情報利用装置3における情報の利用用途である。保守要求通知アドレスは、提供者のメールアドレスである。
この例では、情報提供装置2から提供された情報を、提供者契約DB13に記憶している。
なお、この提供者契約DB13は、上述した項目を複数のデータベースに分けて構成してもよい。また、提供契約内容には、情報の仕様として、サンプリング周期、出力速度等が含まれている。
利用者契約DB14は、情報利用装置3毎に、利用者との間で交わした利用情報の提供にかかる契約の内容等を登録し、記憶する。図14は、この例にかかる利用者契約DBの構成を示す概略図である。利用者契約DB14は、情報利用装置3毎に、情報利用装置ID、情報提供装置ID、利用用途、情報種別、および利用者アドレス等を利用契約内容として登録している。情報利用装置IDは、利用契約を交わした情報利用装置3を識別する識別コードである。情報提供装置IDは、情報利用装置3で利用する情報を提供している情報提供装置2を識別する識別コードである。利用用途は、情報を利用する用途を示す。利用情報種別は、情報利用装置3で利用する情報の種別を示す。利用者アドレスは、その情報利用装置3を保有する利用者のメールアドレスである。
また、利用契約情報には、利用する情報の仕様として、サンプリング周期、出力速度等が含まれている。
図15は、情報管理装置が情報提供装置から提供されている情報の仕様が適正であるか、不適正であるかを判断する処理(適否判断処理)を示すフローチャートである。
情報管理装置1は、情報を提供する情報提供装置2の中から、提供されている情報が適正であるか、不適正であるかを判断する対象の情報提供装置2(判定対象装置)を選択する(s41)。s41では、提供契約を交わしている情報提供装置2を順番に判定対象装置として選択してもよいし、予め定めた何らかの基準に基づいて、判定対象装置として選択してもよい。
情報管理装置1は、s41で選択した判定対象装置(情報提供装置2)から、その時点において提供されている最新の情報を抽出する(s42)。情報提供装置2毎に、その情報提供装置2から提供された情報を提供者契約DB13に記憶している。s42では、提供者契約DB13を検索し、この情報提供装置2から提供された最新の情報を抽出する。
情報管理装置1は、s42で抽出した情報の仕様が適正であるか、不適正であるかを判定する(s43)。ここで、情報の仕様が適正であるとは、提供者と交わした提供契約の内容に対して適正であるという意味である。すなわち、s43では、情報を提供している情報提供装置2において障害等の異常が発生しているかどうかという限定した判定を行うわけではない。具体的には、このs43では、以下に示す(a)〜(d)の判断を行い、提供された情報の仕様が適正であるか不適正であるかを判断する。
(a)その情報を提供している情報提供装置2に対して異常発生の有無を問い合わせ、当該情報提供装置2からの応答により、情報の仕様が適正であるか不適正であるか(情報提供装置2における異常発生の有無)を判断する。
(b)その情報を提供している情報提供装置2から提供されている情報を監視し、それ以前に提供された情報と対比し、その差異の大きさにより、情報の仕様が適正であるか不適正であるかを判断する。
(c)その情報提供装置2が提供している情報を取得している位置に比較的近い位置で、同種の情報を取得している他の情報提供装置2から提供されている情報と対比し、その差異の大きさにより、情報の仕様が適正であるか不適正であるかを判断する。
(d)契約内容に対して、提供されている情報の項目の一部が欠損や欠落しているかどうかにより、その情報の仕様が適正であるか不適正であるかを判断する。
情報管理装置1は、上記(a)〜(d)の全ての判断において、提供されている情報の仕様が適正であると判断したときに、情報の仕様が適正であると判断する。言い換えれば、上記(a)〜(d)のいずれかの判断において、提供されている情報の仕様が適正でないと判断すると、情報の仕様が不適正であると判断する。
なお、情報の種別や、その周辺環境等によって、上記(a)〜(d)にかかる判断が行えないものについては、その情報の仕様が適正であるか不適正であるかの判断に利用しなければよい。また、上記(a)〜(d)以外の判断基準を設けて、情報の仕様が適正であるか不適正であるかの判断を行ってもよい。
情報管理装置1は、s43で情報の仕様が適正であると判断すると、s41に戻って上記処理を繰り返す。
情報管理装置1は、s43で情報の仕様が不適正であると判断すると、この情報を提供している情報提供装置2の提供者に対して、情報の仕様が不適正である旨を通知する保守要求を行う(s44)。s44では、提供者契約DB13に登録している該当する提供者の保守要求通知アドレスを宛先とし、この通知を電子メールで送信する。電子メールの送信は、通信部12で行う。
情報管理装置1は、今回不適正であると判定した情報を利用している情報利用装置3の有無を判断する(s45)。情報管理装置1は、s45で、この情報を利用している情報利用装置3がないと判断すると、s41に戻って上記処理を繰り返す。
情報管理装置1は、s45で、この情報を利用している情報利用装置3があると判断すると、これらの情報利用装置3に対して、他の情報提供装置2から提供されている情報を提供してもよいかどうかを判断する代替可否判断処理を行う(s46)。
図16は、s46にかかる代替可否判断処理を示すフローチャートである。
情報管理装置1は、提供者契約DB13から、今回情報の仕様が不適正であると判断した情報提供装置2にかかる提供者契約情報を読み出す(s61)。情報管理装置1は、s61で読み出した提供者契約情報をカバーする条件で契約している他の情報提供装置2があるかどうかを検索する。
まず、情報管理装置1は、s62で、提供される情報を取得している位置が比較的近い位置である他の情報提供装置2を探索する。次に、s62で探索された、他の情報提供装置2の中で、情報の取得タイミングが略一致する、情報提供装置2を検索する(s63)。情報管理装置1は、s62、またはs63で他の情報提供装置2が1つも得られなければ、s68で利用情報の代替提供不可と判断する。
情報管理装置1は、s63で他の情報提供装置2が1つ以上探索できると、これらの情報提供装置2の中に、今回その仕様が不適正であると判断した情報と同じ種別の情報を提供している情報提供装置2を探索する(s64)。情報管理装置1は、s64で、他の情報提供装置2が1つも得られなければ、s63で探索された他の情報提供装置2の中に、今回その仕様が不適正であると判断した情報として活用できる種別の情報を提供している情報提供装置2を探索する(s65)。情報の種別間における活用の可否については、情報管理装置1に予め登録しておけばよい。
情報管理装置1は、s65で他の情報提供装置2が1つも得られなければ、s68で利用情報の代替提供不可と判断する。
情報管理装置1は、s64、またはs65の探索で得られた他の情報提供装置2の提供契約情報、および今回その仕様が不適正であると判断した情報を提供していた情報利用装置3の利用契約情報とに基づき、契約違反にならずに代替提供が可能であるかどうかを判断する(s66)。s66では、例えば、他の情報提供装置2の情報の出力速度60pps以上で、情報利用装置3の情報の提供速度40pps以上である契約であれば、契約違反にならないと判断する。一方、例えば、他の情報提供装置2の情報の出力速度40pps以上で、情報利用装置3の情報の提供速度60pps以上である契約であれば、契約違反になると判断する。
情報の属性は、提供者、および利用者のそれぞれが契約時に指定している。この属性としては、上記以外にも、データ利用料金、データ信頼度、ダイナミックレンジ、リニアリティ等がある。
情報管理装置1は、s66で契約違反にならないと判断すると、情報の代替提供可と判断する(s67)。反対に、情報管理装置1は、s66で契約違反になると判断すると、s68で情報の代替提供不可と判断する。
図15に戻って、情報管理装置1は、s46にかかる代替可否判断処理(図16に示す処理)において、情報の代替提供可と判断していると(s47)、情報の代替提供を開始する(s48)。また、情報管理装置1は、当該情報を利用している情報利用装置3を保有する利用者に対して、提供者に保守要求を行ったこと、および情報が代替提供であることを通知する(s49)。
一方、情報管理装置1は、s46にかかる代替可否判断処理において、情報の代替提供不可と判断していると(s47)、当該情報を利用している情報利用装置3を保有する利用者に対して、提供者に保守要求を行ったこと、および利用情報の提供が停止していることを通知する(s50)。s49、s50では、利用者契約DB14に登録している該当する利用者のメールアドレスを宛先とし、この通知を電子メールで送信する。電子メールの送信は、通信部12で行う。
このように、情報管理装置1が、いずれかの情報提供装置2から提供されている情報の仕様が何らかの理由で不適正なものになると、そのことを自動的に判断し、当該情報提供装置2の提供者に対して通知を行う。したがって、情報を利用している情報利用装置3を保有する利用者の負担(利用している情報の仕様が適正であるかどうかを確認する負担や、不適正であったときにおける保守要求等にかかる負担)を低減することができる。
また、情報提供装置2の提供者に対して、提供されている情報の仕様が不適正なものになっていることを速やかに通知することができるので、その対応についても速やかに行われることになる。したがって、情報利用装置3に対して、適正な情報が提供されていない期間が無駄に長くなるのを抑えることができる。
また、情報管理装置1が、情報利用装置3を保有する利用者に対しても、情報を代替提供していること、または情報の提供を停止していること等を通知するので、利用者もシステムの状況が簡単に把握できる。
また、情報管理装置1が、提供している情報の仕様が不適正な情報提供装置2に代わる、他の情報提供装置2を探索し、探索できた情報提供装置2から提供されている情報を代替情報として、情報利用装置3に提供するので、情報利用装置3側の処理が停止する事態の発生頻度も抑えられる。
また、s47で情報の代替提供が可能な情報を提供している情報提供装置2が複数ある場合には、どの情報提供装置2から提供されている情報を代替提供するかを利用者に問い合わせる構成としてもよい。
また、s66では、契約条件だけでなく、本ネットワークシステムの運営ルール等を定めておき、この運営ルールにも基づいて、情報の代替可否を判断してもよい。
また、提供者は情報が提供できなくなった場合、その情報の利用にともなう対価を受け取れないなどの対策を講じてもよい。また、撮影条件を自動的に変更することができるPTZカメラを備える情報提供装置2であれば、複数の利用者からの要求に応えるために方程式などの形式で情報を提供することも可能である。
1…情報管理装置
2…情報提供装置
3…情報利用装置
5…ネットワーク
11…制御部
12…通信部
12a…通信部
12b…通信部
12c…メール送信部
13…提供者契約DB(提供者契約データベース)
14…利用者契約DB(利用者契約データベース)
15…管理情報DB(管理情報データベース)
16…情報記憶DB(情報記憶データベース)
17…利用履歴DB(利用履歴データベース)
18…提供情報仕様管理テーブル
31…情報選択部
32…仕様検出部
33…判定部
2…情報提供装置
3…情報利用装置
5…ネットワーク
11…制御部
12…通信部
12a…通信部
12b…通信部
12c…メール送信部
13…提供者契約DB(提供者契約データベース)
14…利用者契約DB(利用者契約データベース)
15…管理情報DB(管理情報データベース)
16…情報記憶DB(情報記憶データベース)
17…利用履歴DB(利用履歴データベース)
18…提供情報仕様管理テーブル
31…情報選択部
32…仕様検出部
33…判定部
Claims (10)
- ネットワークを介して通信可能に接続される情報提供装置から提供されたセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して適正であるかどうかを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を出力する出力部と、を備えた情報管理装置。 - 前記情報処理装置から提供されるセンシングデータの仕様を記憶する提供側仕様記憶部を備え、
前記判定部は、前記情報提供装置から提供されたセンシングデータについて、そのセンシングデータが前記提供側仕様記憶部に記憶しているセンシングデータの仕様に対して適正であるかどうかを判定する、請求項1に記載の情報管理装置。 - 前記情報提供装置から提供されたセンシングデータから、そのセンシングデータについて前記提供側仕様記憶部に記憶している仕様にかかる項目の値を検出する仕様検出部を備え、
前記判定部は、前記仕様検出部が検出した項目の値と、前記提供側仕様記憶部に仕様として記憶している該当する項目の値と、を比較し、そのセンシングデータが前記提供側仕様記憶部に記憶している仕様に対して適正であるかどうかを判定する、請求項2に記載の情報管理装置。 - 前記判定部は、その時点において提供されているセンシングデータと、過去に提供されたセンシングデータと、を対比し、その差異に基づいて、その時点において提供されているセンシングデータが適正であるかどうかを判定する、請求項1〜3のいずれかに記載の情報管理装置。
- 前記情報提供装置の管理者の連絡先を記憶する提供側連絡先記憶部を備え、
前記出力部は、前記判定部が前記情報提供装置から提供されたセンシングデータについて、その仕様が適正でないと判定した場合、前記提供側連絡先記憶部が記憶する、当該センシングデータを提供した情報提供装置の管理者の連絡先に、提供されたセンシングデータの仕様が適正でない旨を通知する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報管理装置。 - 前記情報提供装置から提供されているセンシングデータを利用する情報利用装置の利用者の連絡先を記憶する利用側連絡先記憶部を備え、
前記出力部は、前記判定部において、その仕様が適正でないと判定されたセンシングデータを利用している情報利用装置についても、前記利用側連絡先記憶部が記憶する連絡先に、前記情報提供装置から提供されているセンシングデータが不適正である旨を通知する、請求項5に記載の情報管理装置。 - 前記情報提供装置から提供されたセンシングデータを記憶する提供情報記憶部と、
前記判定部の判定結果を記憶する判定結果記憶部と、
前記ネットワークを介して通信可能に接続される情報利用装置からセンシングデータの利用要求を受信したときに、前記提供情報記憶部が記憶するセンシングデータの中から、この利用要求に応じたセンシングデータを選択する情報選択部と、を備え、
前記情報選択部は、前記判定結果記憶部が前記提供側仕様記憶部に記憶している仕様に対して不適正であると記憶している前記情報提供装置から提供されたセンシングデータについては、前記利用要求に応じたセンシングデータとして選択しない、請求項1〜6のいずれかに記載の情報管理装置。 - 前記情報提供装置から提供される提供情報の利用について交わした提供契約の内容を示す提供契約情報を記憶する提供契約情報記憶部と、
前記情報利用装置における利用情報の利用について交わした利用契約の内容を示す利用契約情報を記憶する利用契約情報記憶部と、を備え、
前記情報選択部は、前記提供契約情報、および前記利用契約情報を用いて、受信した利用要求に応じたセンシングデータを選択する、請求項7に記載の情報管理装置。 - ネットワークを介して通信可能に接続される情報提供装置から提供されたセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して適正であるかどうかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの判定結果を出力する出力ステップと、コンピュータに実行させる情報管理プログラム。 - ネットワークを介して通信可能に接続される情報提供装置から提供されたセンシングデータが、そのセンシングデータについて予め定めた仕様に対して適正であるかどうかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの判定結果を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させる情報管理方法。
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