JP2006227502A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シートを分離するためのヒータ使用時間を短縮する、若しくはヒータを使用しないようにすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 トナー画像が転写されるシートSをシート収納部2に収納すると共にトナー画像が定着された後、排出されるシートS2を排出シート収納部43に収納する。そして、トナー画像が定着される際、加熱されたシートS2が収納されることによって排出シート収納部43に溜まる熱により、シート収納部2に収納されたシートSを暖めるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 トナー画像が転写されるシートSをシート収納部2に収納すると共にトナー画像が定着された後、排出されるシートS2を排出シート収納部43に収納する。そして、トナー画像が定着される際、加熱されたシートS2が収納されることによって排出シート収納部43に溜まる熱により、シート収納部2に収納されたシートSを暖めるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ、複合機などの画像形成装置に関し、特にシート収納部に収納されたシートを確実に分離給送するための構成に関する。
従来の複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、シート積載手段に積載されたシートをシート給送手段であるピックアップローラにより最上位のものから1枚ずつ順次送り出した後、分離部により一枚ずつ分離して画像形成部に給送するシート給送装置を備えている。
ここで、このようなシート給送装置において、連続給送を行う場合には、カットシートが用いられるが、このようなカットシートは、通常、上質紙や複写機メーカー指定の普通紙に限られていた。また、このようなシートを1枚ずつ確実に分離して給送するためには、従来から様々な分離方式が採用されており、このような分離方式としては、例えばフィードローラに摩擦部材を所定の圧で当接させて重送を防止する分離パッド方式のものがある。
また、他の分離方式としては、シート搬送方向に回転するフィードローラと、シート搬送方向とは逆方向に所定のトルクで駆動され、かつフィードローラに所定の圧で当接する分離ローラとにより分離部を構成し、この分離部により、ピックアップローラにより繰出されたシート束の最上シートのみを通過させ、最上シートに連れ送りされた他のシートをシート積載手段側に戻すことにより重送を防止するリタード分離方式のものがある。
ここで、これらの分離方式でシートを確実に分離給送するためには、例えばリタード分離方式の場合、分離ローラの戻しトルクや加圧力を給送すべきシートの摩擦力を考慮し、最適化することで1枚ずつ確実にシートを分離する事が可能となっていた。
ところで、近年、シート(記録媒体)の多様化に伴い超厚紙、OHPシート、アートフィルム等の他、カラー化の市場要求から白色度や光沢を出すためにシートの表面にコーティング処理を施したコート紙等のシートにも画像形成の要望が高まっている。
ところが、超厚紙を給送しようとする場合、超厚紙の自重が搬送抵抗となってピックアップすることができずにジャムとなってしまう。また、OHPシートやアートフィルムのように帯電しやすい樹脂材料からなるシートは、低湿環境下における給送動作の際、シート同士が擦れる事によってシート表面が徐々に帯電し、クーロン力によってシート同士が貼り付くようになるため、ピックアップができなかったり、重送が発生したりする。
また、表面に塗料等からなるコート材を塗布したコート紙では、特に高湿下の環境で積載した場合、シート同士が吸着するという性質を有しているため、ピックアップができなかったり、重送が多発したりする問題が生じる。
これは、前記のような特殊なシートの場合、シート同士の摩擦力自体は普通紙等と比較しても同等またはそれ以下であるが、樹脂材シートの場合には、低湿環境下での摩擦帯電による吸着力により、またコート紙の場合には高湿環境下での吸着力により、シート同士の摩擦力よりもはるかに高い力で吸着しているので、従来の分離方式では分離しきれないためである。つまり、従来の分離方式の場合、シート同士の摩擦力しか考慮していないため、このような摩擦力以外の吸着力が作用する場合には、シートを確実に分離することはできない。
そこで、このような、特に高湿度により非常に高くなるシート間の吸着力を解くため、カセットの下に加熱手段を配置して、その加熱手段から発生した熱を利用してシート内に介在する水分を蒸発させて吸着力を弱める方法が一部複写機で採用されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、このような加熱手段を具備した分離給送方式では、前述したような吸着力の高いシート(記録媒体)であっても、シート間の吸着を解くので、既述した摩擦力を利用しただけの方式に比べて分離性能が向上する。
図10は、このような従来の加熱手段を具備した分離給送方式のシート給送装置の構成を示す図であり、このシート給送装置100の構成・機能について説明すると、給紙デッキ101内にはシートSが積載されると共に、上下方向に昇降可能なシートトレイ113が設けられ、さらにこのシートトレイ113の下には、例えばシリコンゴム面状発熱体・カーボン面状発熱体・ニクロム線線状発熱体などより構成されているカセット内ヒータ114が配置されている。
そして、このカセット内ヒータ114よって発する熱により、給紙デッキ101内のシートSが暖められ、これによってシートSの内部に介在している水分が蒸発してシート間吸着力を低減させることができる。
なお、このようなシート給送装置では、シートトレイ113に積載されたシートSの側端より遠心分離式の分離ファン102からエアが供給され、このエアは所定の風速をもって捌きノズル103aより斜め上方に排出されるようになっている。
そして、このように捌きノズル103aから斜め上方に排出されたエアは、シートSの束の上部部分に入り込み、これにより最上位のシートS1を含む数枚が浮上し、この後、浮上した最上位のシートS1は、2本のローラ対104,105の間に懸架され、所定位置に複数の丸穴108aが形成されているゴム製のエンドレスベルト108内に配置された吸引チャンバ106内の遠心分離式の吸引ファン107の吸引力によって、エンドレスベルト108に吸着する。
ここで、この時、吸着した最上位のシートS1以外に、その下のシートS2が吸着する事もありうるので分離ノズル103bより、エンドレスベルト108に沿って所定の風速のエアを排出し、このエアを吸着したシートS1,S2の間に流すことにより、吸着したシートS1,S2を引き剥がすようにしている。なお、このとき、カセット内ヒータ114よって発する熱によって給紙デッキ101内のシートSが暖められ、これによりシート間吸着力が低減しているので、容易にシートS1,S2を引き剥がすことができる。
ところが、このようなシート給送装置を備えた従来の画像形成装置において、カセット内ヒータ114によって発する熱によりシート間の吸着力を弱めるようにした場合、シート給送動作の際のヒータ使用時間が長くなると、消費電力がかさみ、維持コストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、シートを分離するためのヒータ使用時間を短縮する、若しくはヒータを使用しないようにすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成部で形成されたトナー画像をシートに転写し、転写された前記トナー画像を加熱して前記シートに定着させた後、排出する画像形成装置において、前記画像形成部に供給するシートを収納するシート収納部と、前記シート収納部から供給され前記画像形成部で前記トナー画像が定着されたシートを収納する定着シート収納部と、を備え、前記トナー画像が定着される際に加熱されたシートが収納されることによって前記定着シート収納部に溜まる熱により前記シート収納部に収納されたシートを暖めることを特徴とする。
本発明のように、トナー画像が定着される際、加熱されたシートが収納されることによって定着シート収納部に溜まる熱により、シート収納部に収納されたシートを暖めることにより、シートを分離するためのヒータの使用時間の短縮、若しくはヒータを使用しないようにすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、30はプリンタであり、このプリンタ30は、プリンタ本体30Aと、プリンタ本体30Aの上面に配されたスキャナ30Bと、感光体ドラム32、現像部33等を備えた画像形成部30Cと、給紙デッキ2に収納されているシートSを画像形成部30Cに給送するシート給送装置1を備えている。
ここで、原稿を読み取るスキャナ30Bは、圧板31aにより押えられた不図示の原稿を読み取る原稿読み取り部31を備えており、原稿を読み取る際には、原稿読み取り部31により圧板31aによって押えられた原稿に光を照射するようにしている。そして、原稿からの光をミラー31b、レンズ31c及びミラー31dを介して感光体ドラム32に照射するようにしている。これにより、感光体ドラム32上には潜像が形成され、この後、この潜像は現像部33により現像されてトナー画像となる。
一方、このようなトナー画像形成動作に並行してシート給送装置1により給紙デッキ2に収納されているシートSが、搬送パス34を経由し、感光体ドラム32上のトナー画像とシート先端とが一致するタイミングで転写・分離部35へと搬送される。そして、この転写・分離部35で、トナー像がシートSに転写され、この後、このトナー像が転写されたシートSは、搬送部36により定着装置37に搬送される。
さらに、この定着装置37に搬送されたシートSは、定着装置37で加圧・加熱されてトナー画像が定着され、この後、片面コピーの場合には搬送路38,40,41を通過してプリンタ本体30Aの外部へ排出され、排紙デッキ43に積載される。
また、両面コピーの場合は、定着装置37を通過した後、シートSは搬送路38から、一旦反転パス39に入った後、スイッチバックして搬送経路40に入る。そして搬送路42を経由して再び搬送パス34から転写・分離部35に搬送され、この転写・分離部35で、先ほどとは反対の面にトナー画像が転写され、この後、搬送部36、定着装置37、搬送路38,40,41を通過して画像形成装置30の外部へ排出され、定着シート収納部である排紙デッキ43に積載される。
ところで、シート給送装置1は、図2及び図3に示すように、エンドレスベルト108と、エンドレスベルト108が所定の張力をもって懸架されているローラ対104、105と、DCモータである給紙モータ8を備えている。そして、給紙モータ8の回転駆動がタイミングベルト9、電磁クラッチ10を介してローラ対104,105に伝達されることにより、エンドレスベルト108が移動するようになっている。なお、ローラ対104,105はシート給送装置1のフレーム6,7に回転可能に支持されている。
また、エンドレスベルト108の内周側には遠心分離式のファンである吸引ファン107が配置されると共に、吸引ファン107の吸引側には吸引チャンバ106が配置され、この吸引チャンバ106の吸引開口106aはシートS側に向けられている。一方、吸引ファン107の排出側には排出ダクト11が配置され、この排出ダクト11を通って、吸引ファン107によって吸引したエアを外部に放出している。さらに排出ダクト11の内部には不図示の開閉弁が設けられており、この開閉弁は図4に示す吸着ソレノイド12のON−OFFによって開閉するしくみになっている。
ここで、吸着ソレノイド12がOFFのときには開閉弁は閉鎖状態になり、この状態のときにはエアは吸引ファン107の中に入らないため、吸引チャンバ106内の圧力は大気圧と同等になり、負圧(吸引力)は生じないが、吸着ソレノイド12をONにすると開閉弁は開放状態になり、この状態のときには吸引チャンバ106内は負圧になる。そして、このように吸引チャンバ106内が負圧になると、吸引チャンバ106の方向にシートS1は吸着される。なお、開閉弁が開放状態になった時の吸引チャンバ内の圧力は、例えば−60mmAq程度に設定している。
次に、シート給送装置1の動作シーケンスについて図5を用いて説明する。
図5に示すように、まず給紙コントローラ100(図4参照)は給紙の前動作として、(a)のタイミングで昇降トレイモータ13をONし、給紙デッキ2に上下方向に移動可能に設けられ、シートが積載される底板3を上昇させる。そして、(b)のタイミングでシートSの上面を紙高さ検知センサ112が検知すると、(b)と同時、あるいは少し遅れた(c)のタイミングで昇降トレイモータ13をOFFし、底板3の上昇を停止させる。
この後、給紙を開始する前に給紙モータ8、吸引ファン107、捌き・分離ファン102を予めONとする。これにより、図2に示すように捌きノズル103aよりシート束の側方から風速2m/sのエアが斜め上方に放出され、これによりシート束の上部数枚が浮上する。
次に、(d)のタイミングで吸着ソレノイド12をONして開閉弁を開くことにより、吸引チャンバ106内のエアを負圧とし、浮上した最上位のシートS1をエンドレスベルト108上に吸着させる。そして、このシートS1がエンドレスベルト108に吸着したことを(e)のタイミングで吸着センサ109が検知すると、(f)のタイミングで電磁クラッチ10をONする。これにより、エンドレスベルト108が給紙方向に移動し、給紙が開始される。
なお、この時、図2に示す分離ノズル103bから、風速2m/sの分離エアが略水平方向に放出されているため、2枚のシートがエンドレスベルト108に吸着した場合でも、下のシートSは下方向に剥離・分離される。
次に、分離・給送されたシートS1の先端が(g)のタイミングで給紙センサ111に到達した時、(h)及び(i)のタイミングで吸着ソレノイド12及び電磁クラッチ10をOFFする。これにより、エンドレスベルト108によるシートS1の搬送は停止し、以後シートS1の搬送は不図示の下流側ローラにより行われる。以上が、シート1枚の給紙シーケンスであり、連続給紙をする時は同じシーケンスを繰り返す事になる。
ところで、このようなシート給送装置1が備えられた給紙デッキ2に設けられたシート積載板である底板3は、例えば銅のような熱伝導率の高い部材により形成されると共に、その表面は熱放射吸収性の良い平滑面で、なおかつ黒色をしている。また、図2に示す給紙デッキ2の側壁面2b,2cは、例えば熱伝導率0.0005W/mKの真空断熱材で構成されており、排紙デッキ43との間に位置する給紙デッキ2の底面2aは熱伝導率の高い部材により形成されると共に、熱放射性の良い平滑な面で、なおかつ黒色をしている。
一方、本実施の形態において、シート収納部である給紙デッキ2から供給され、片面、又は両面に画像が形成されたシートが排出収納される排出シート収納部である排紙デッキ43は、給紙デッキ2の下に設置されると共に、この排紙デッキ43と給紙デッキ2とは、ダクト44により連通されている。ここで、片面、又は両面に画像が形成され、排紙デッキ43に排出されるシートS2は、トナー画像が定着される際の加熱により、高温となっており、このような高温となっているシートS2が排出されると、排紙デッキ43には、シートS2から放出される熱が溜まる。
そして、このように熱が溜まると、この熱は、排紙デッキ43に溜まった熱を給紙デッキ2へ供給する熱供給手段を構成するダクト44から、排紙デッキ43の上方に設けられ、排紙デッキ43よりも低温となっている給紙デッキ2に移動する。さらに、給紙デッキ2の底面2aは熱放射性の良い平滑な面となっているので、この排紙デッキ43に溜まった熱は、給紙デッキ2の底面2aを介して底板3に伝わり、さらに底板3は熱伝導率が高い材質で形成されているため、給紙デッキ2の底面2aより受けた熱はシートS側にすばやく伝わり、これによりシートSは下方より暖められる。
なお、本実施の形態において、排紙デッキ43の側壁面43b及び底面43aも、例えば熱伝導率0.0005W/mKの真空断熱材で形成されている。そして、このように給紙デッキ2の側壁面2b,2c、及び排紙デッキ43の側壁面43b及び底面43aを熱伝導率の低い材料により形成することにより、排紙デッキ43に溜まった熱が外に逃げることがないようにすることができる。この結果、シートS2からの放射熱により効率的にシートを温めることができる。
さらに、このように給紙デッキ2の側壁面2b,2c、及び排紙デッキ43の側壁面43b及び底面43aを熱伝導率の低い材料により形成することにより、シートS2を排紙デッキ43から取り出した後でも排紙デッキ43内を高温状態に保つことができる。つまり、給紙デッキ2ではシートSは、熱伝導率の低い側壁面2b,2cと、熱放射性の良い底面2aにより囲まれると共に、底面2aが温められることにより暖められ、かつ側壁面2b,2cにより保温されるため、暖められたシートSは常時、冷える事がない構成になっている。
また、図6は、底板3が上昇している状態を示しているが、このように底板3が上昇している場合でも、放射性の良い暖められた底面2aからの放射熱によって放射吸収率の良い底板3に熱が伝わり、この結果、底板3を介してシートSが暖められる。
そして、このように給紙デッキ2内のシートSを暖める事により、シート間の吸着力を低減させる事ができ、シートSがコート紙のような場合でも安定して分離・給送が可能になり、ジャムなどのトラブルの発生を防止することができる。
ところで、本実施の形態において、底板3にはヒータ120(図4参照)が設けられており、排紙デッキ43に熱が溜まるまでは、このヒータ120により給紙デッキ2に収納されたシートSを暖めるようにしている。
そして、このようにヒータ120により給紙デッキ2に収納されたシートSを暖めることにより、給紙動作が開始されたときでもシートSを安定して分離・給送することができる。なお、このヒータ120による加熱は、排紙デッキ43に熱が溜り、排紙デッキ内の温度が所定温度となったとき、停止するようにしている。即ち、ヒータ120を使用するのは、排紙デッキ43に熱が溜り、排紙デッキ内の温度が所定温度となるまでである。
つまり、これまで説明したように、トナー画像が定着される際、加熱されたシートS2が収納されることによって排紙デッキ43に溜まる熱により給紙デッキ2に収納されたシートSを暖めるようにすることにより、ヒータ120の使用時間は排紙デッキ43に熱が溜まるまでの時間となり、この後は、ヒータ120を停止させることができる。これにより、シートを分離するためのヒータ120の使用時間を短縮することができ、若しくはヒータ120を使用しないようにすることができ、消費電力を削減することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7は、本実施の形態に係るプリンタ(画像形成装置)の給紙デッキ及び排紙デッキの構成を示す図である。なお、図7において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図7において、45は排紙デッキ43に設けられた送風手段である送風ファンであり、このダクト44と共に熱供給手段を構成する送風ファン45により、ダクト44を通して排紙デッキ43から給紙デッキ2へ強制的に空気を送り込むことで、排紙デッキ43に溜まったシートS2の放射熱を給紙デッキ2内に供給するようにしている。
そして、このように送風ファン45により排紙デッキ43から給紙デッキ2へ強制的に空気を送り込むことにより、短時間で密着したシート間の吸着力を低減させる事ができる。
なお、図8に示すように、排紙デッキ43の一端部に設けられたダクト44の他、排紙デッキ43の反対側の側部に、排紙デッキ43と給紙デッキ2とを連通する他のダクト46を形成し、熱供給手段を、2つ(、或はそれ以上の)ダクト44,46と、送風ファン45とにより構成することにより、送風ファン45から矢印45a方向に送り出される空気を矢印46a方向に循環させることもでき、これにより給紙デッキ2内を効率的に暖めることができる。
さらに、図9に示すように、ダクト44,46に矢印47a,48a方向に開閉自在なシャッタ47,48をそれぞれ設け、このシャッタ47,48により、給紙デッキ2内の空気の乾燥度合いに応じてダクト44,46を開閉することで、給紙デッキ2内の空気の過度な乾燥を防止することが可能となる。また、シート内の水分を管理できるため、シートが水分を持つために生じる転写不良などの画像不良を、温湿度センサ等を用いることなく防ぐ事ができる。
なお、これまでの説明においては、定着シート収納部として排紙デッキを用いた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一時的に定着されたシートを収納するような構成においても、一時的にシートを収納する定着シート収納部に溜まる熱を利用してシート収納部を加熱するようにしてもよい。また、シート給送装置としてエア吸着力を利用してシートを分離搬送する所謂、エア給紙方式のものを用いたが、本発明は、これに限らず、シート給送装置として摩擦分離方式によりシートを分離搬送するものを用いても良い。
1 シート給送装置
2 給紙デッキ
2a 給紙デッキの底面
3 底板
30 プリンタ
30C 画像形成部
43 排紙デッキ
44 ダクト
45 送風ファン
46 ダクト
47,48 シャッタ
120 ヒータ
S,S1,S2 シート
2 給紙デッキ
2a 給紙デッキの底面
3 底板
30 プリンタ
30C 画像形成部
43 排紙デッキ
44 ダクト
45 送風ファン
46 ダクト
47,48 シャッタ
120 ヒータ
S,S1,S2 シート
Claims (10)
- 画像形成部で形成されたトナー画像をシートに転写し、転写された前記トナー画像を加熱して前記シートに定着させた後、排出する画像形成装置において、
前記画像形成部に供給するシートを収納するシート収納部と、
前記シート収納部から供給され、前記画像形成部で前記トナー画像が定着されたシートを収納する定着シート収納部と、
を備え、
前記トナー画像が定着される際に加熱されたシートが収納されることによって前記定着シート収納部に溜まる熱により前記シート収納部に収納されたシートを暖めることを特徴とする画像形成装置。 - 前記定着シート収納部に溜まった熱を前記シート収納部へ供給する熱供給手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記熱供給手段は、前記定着シート収納部と前記シート収納部とを連通するダクトであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記熱供給手段は、前記定着シート収納部と前記シート収納部とを連通するダクトと、前記ダクトを通して熱を前記シート収納部へ送り込む送風手段とを有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記熱供給手段は、前記定着シート収納部と前記シート収納部とを連通する複数のダクトと、前記複数のダクトを通して熱を前記定着シート収納部と前記シート収納部との間で循環させる送風手段とを有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記ダクトに、開閉自在のシャッタを設けることを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
- 前記定着シート収納部と前記シート収納部とを隣接させ、その間に熱伝導率の高い部材を設け、前記熱伝導率の高い部材により前記定着シート収納部に溜まった熱を前記シート収納部に伝えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記シート収納部にシートを積載するシート積載板を設け、前記熱伝導率の高い部材により前記シート積載板を介して前記シートに熱を伝えることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記シート積載板を熱伝導率の高い材料にて形成することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記シート収納部を前記定着シート収納部の上方に設置することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005044062A JP2006227502A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005044062A JP2006227502A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP (1) | JP2006227502A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009062140A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Canon Inc | シート給送装置及び画像形成装置 |
JP2010204247A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Ricoh Co Ltd | 構造部材及び画像形成装置 |
-
2005
- 2005-02-21 JP JP2005044062A patent/JP2006227502A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009062140A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Canon Inc | シート給送装置及び画像形成装置 |
JP2010204247A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Ricoh Co Ltd | 構造部材及び画像形成装置 |
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