JP2006226617A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ドア開閉時の振動や衝撃音を低減するとともに、ドアが完全に閉成したことを確実に使用者に伝えることができ、ドア開閉時の操作性や使い勝手が良好な加熱調理器を提供する。
【解決手段】 少なくとも加熱室2と、被加熱物5の出し入れを行う該加熱室2の開口部100を遮蔽する開閉可能なドア6と、該ドア6の閉成状態を検知するドア閉成検知手段23と、ドア6の閉成状態を報知するドア閉成報知手段24と、ドア閉成過程に該ドア6の閉まり速度を遅くする減衰手段とを備え、該ドア閉成検知手段23によるドア閉成の検知と略同じタイミングで該ドア閉成報知手段24が作動する。
【選択図】 図2
【解決手段】 少なくとも加熱室2と、被加熱物5の出し入れを行う該加熱室2の開口部100を遮蔽する開閉可能なドア6と、該ドア6の閉成状態を検知するドア閉成検知手段23と、ドア6の閉成状態を報知するドア閉成報知手段24と、ドア閉成過程に該ドア6の閉まり速度を遅くする減衰手段とを備え、該ドア閉成検知手段23によるドア閉成の検知と略同じタイミングで該ドア閉成報知手段24が作動する。
【選択図】 図2
Description
本発明は加熱調理器のドア開閉に関するものである。
従来のオーブンレンジ等の加熱調理器のドア6は、図1、図12に示すような構造のものが知られている。すなわち加熱調理時に熱風やマイクロ波の漏れを防止するために、閉成時には加熱室2の開口部100に密着した構造であり、調理中にドア6が加熱室2の開口部100から離れることを防ぐドア開閉手段を備えている。
このドア開閉手段は、キャビネット1に固定された回転可能なローラ13と、ドア6に開閉力を加えるバネ14、バネ14のバネ力をドアに伝達するアーム11から構成されている。
アーム11は一端をドア6に回転可能に固定され、もう一端はバネ14に固定されており、その中間の端面にローラ13が接触している。
ローラ13にアーム11が接触していることから、アーム11はローラ13に沿ってスムーズに前後方向に移動可能である。
また、アーム11の一端を力点として加わるバネ力は、アーム11とローラ13の接触点を支点として、ドア6とアーム11の固定点を作用点としてドア6に作用する。
よって、バネ14の弾性力によってドア6閉方向に力を負荷することができる。
また、アーム11の形状によってドア6開閉時にドア6に作用する力を制御することができる。
バネ14を使用したこのドア6開閉手段では、一定角度までドア6を閉じることによって一定位置から完全閉成まではバネ14の引張り力によって自動的にドア6が閉じられる。
また、ドア6閉成時は常にバネ力によりドア6は加熱室2開口部100に押し付けられているので、使用中にドア6が開くことがなく安全に加熱調理器を使用することができる。
しかし、このような従来の構造ではドア6閉成過程において常にバネ力が作用するため、加熱室2の開口部100を遮蔽する閉成直前のドア6閉成速度が大きく、ドア6が加熱室2の開口部100に衝突することによってドア6閉成時に大きな衝撃音や振動が発生することがあった。そのため、その振動により加熱室2内に載置した調理容器から食品がこぼれたり、あるいは調理容器が倒れたりするなど、操作性が悪いという問題点を解消するため、ドア6閉成時の振動や衝撃音を低減するための方法が提案されている。
例えば、ダンパをドアのヒンジ部に取り付けることによってドア開閉においてドア速度を減衰させる構造で、ドア閉成時の衝突音を低減させている(例えば、特許文献1参照)。
また、ダンパから伸びる支持軸をドア開口部外面に突き出して設けた構造とし、ドア閉成過程と開成過程の両方において、開閉成速度が速い範囲においてドアに減衰力を発生させ、ドア開閉に伴う振動を低減し、使い勝手を向上させている(例えば、特許文献2参照)。
また、ドアが開口部に近づくとモータを使用したドア引き込み手段が作動を開始し、これによりドア閉成時の衝突音を低減するとともに操作にかかる力を小さくている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上記の従来技術において、前者のものはドア閉成時に加熱室開口部とドアが衝突することによって、衝撃音・振動などが発生し、使い勝手が良好でない。特にドア完全閉成直前でドア閉速度が大きいことにより、ドアと加熱室開口部の衝突で大きな衝撃音がするため、使用者が不快を感じ易い。
また、ドアと加熱室開口部の衝突による振動により、加熱室内の食品が皿からこぼれたり、加熱調理器自身が移動したりして使い勝手が悪いことがあった。
また、後者のドア閉成時の振動や衝撃音を低減する方法のうち特許文献1及び2のものはドア閉成に伴う衝撃音・振動などは低減できるが、ドア完全閉成時に無音になり、使用者はドアが完全に閉成した状態を確認し難く、そのため、ドアが閉まっているように見えても完全に閉まっていないのではないかと感じるので、使用者はドアを閉成する度にドアが閉まったことを確認するため、使い勝手が良くないという問題がある。
また、特許文献3のようにバネを使わずモーターを使用してドアを引き込む場合、ドア閉成に伴う衝突音は低減できるが、ドア開成する場合に勢い良くドアが開いて振動・衝突音を発生する。また、ドア閉成装置はモーターに通電している場合のみ働くため、停電時には使用できず、またドアを引き込むために電力を使用するため、加熱調理以外の部分でエネルギーを使うことになり、加熱調理器全体のエネルギー効率が良くないという問題がある。
本発明は、上記の課題のうち少なくとも1つを解決するためになされるものである。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、請求項1は少なくとも加熱室と、被加熱物の出し入れを行う該加熱室の開口部を遮蔽する開閉可能なドアと、該ドアの閉成状態を検知するドア閉成検知手段と、ドアの閉成状態を報知するドア閉成報知手段と、ドア閉成過程に該ドアの閉まり速度を遅くする減衰手段とを備え、該ドア閉成検知手段によるドア閉成の検知と略同じタイミングで該ドア閉成報知手段が作動するものである。
また、請求項2はドアが上下方向に回動することによって開閉することを特徴とするものである。
また、請求項3はドア閉成報知手段による報知がドア開閉に連動して発生する接触音であることを特徴とするものである。
また、請求項4はドア閉成報知手段による報知が音声出力手段による音声であることを特徴とするものである。
また、請求項5はドア閉成報知手段による報知が発光手段による光であることを特徴とするものである。
本発明の加熱調理器は、上記のように構成したことにより、請求項1ではドアが閉まったことを確実に使用者に伝えることができるので、ドア開閉時の操作性や使い勝手が向上し、使用者にとって安心して使える加熱調理器を提供することができる。
また、請求項2ではドアを上下に回動する開閉構造である加熱調理器において特に問題となるドア開閉の使い勝手を向上させることができる。
また、請求項3では従来の加熱調理器に比べて構造変更が少なく、低コストで更に使い勝手の良い加熱調理器を提供できる。
また、請求項4では容易な構造で使用者にドア閉成を報知することができ、使い勝手の良い加熱調理器を提供できる。
また、請求項5では音を発生させることなくドア閉成状態を確認したい使用者にとっても使い勝手の良い加熱調理器を提供できる。
以下本発明の実施例を説明する。
以下、本発明の一実施例である実施例1を図1〜図7を参照して説明する。図1は従来例及び本発明の実施例を示す加熱調理器の斜視図、図2は本発明の実施例を示す加熱調理器の側面図、図3(a)は同じくダンパ正面図、図3(b)は同じくダンパ側面図、図4は同じく報知ユニットの詳細図、図5、図6、図7は同じく報知ユニットの一連の動作を説明する図である。
図において、1はキャビネット、2は加熱室で、キャビネット1内に設けられ被加熱物5を収納し調理するものである。4はテーブルで、加熱室2の底面に設置されていて、このテーブル4に被加熱物5を載置してマイクロ波加熱による加熱調理と、加熱室2の壁面に設けられたヒータ(図示せず)によるオーブン加熱による加熱調理ができるものであり、このような本実施例はターンテーブルレス式オーブンレンジと呼ばれるものである。
尚、本発明は被加熱物5が載置されたテーブル4が回転するターンテーブル式オーブンレンジやマイクロ波加熱のみができる単機能電子レンジ、あるいはヒータによる加熱のみを行う電気オーブンなどの加熱調理器にも同様に適用できるものであり、さらに、被加熱物5の出し入れをドア開閉手段によって行う構成であれば、電気式には限らず、ガス式など他の加熱調理器への適用も容易に可能である。
3は機械室で、加熱室2の下部に設けられおり、内部には被加熱物5を加熱するためのマイクロ波を導波管(図示せず)を介して加熱室2に照射するマグネトロン7、テーブル4の下方からマイクロ波を照射するアンテナ8、該アンテナ8を回転させるモーター9、該マグネトロン7に給電するインバータ基板(図示せず)、被加熱物5の加熱パターンを制御するマイコンが搭載された制御基板10などが収納されており、機械室3から加熱室2内にマイクロ波エネルギーを照射することで被加熱物5を加熱調理する。
尚、本実施例の加熱調理器は加熱室2の下部に機械室3を設けた構造であるが、機械室3の場所は加熱室2の側方あるいは上方でもよい。
また、本実施例のようにテーブル4の下方から加熱室2にマイクロ波エネルギーを照射するのではなく、加熱室2の側方あるいは上方、または複数箇所から照射させる構成でもよい。
100は開口部で、加熱室2に被加熱物5を出し入れするためのものであり、本体正面に備えられている。
6はドアで、該開口部100を遮蔽することができるものであり、ドア6の内部には金属導体のドア枠(図示せず)が収納されており、このドア枠は櫛歯形状の金属導体をコの字形状に曲げた構造で、内部に空間を持つチョーク構造になっており、調理中にドア6を閉めることでドア枠と加熱室2の前面部が密着し、外部にマイクロ波が漏洩するのを防止している。
61はドア6に設けられた観察窓で、加熱調理器の外部から加熱室2内を観察するためのものであり、観察窓61は外側と加熱室2側の2枚のガラスでドア枠に設けたパンチングメタルを挟んだ構成であり、可視光を透過するがマイクロ波は透過しない性質を持っており、外部から内部の様子が見えると共に外部にマイクロ波が漏洩するのを防止している。
11はアーム、12はローラ支持具、13はローラで、ドア6は加熱室2の側方に設けたこれらのドア開閉手段のアーム11とローラ支持具12で支えられることによりドア6の開閉を滑らかに行うことができる。
本実施例の加熱調理器のドア6閉成時におけるドア開閉手段の構造を図2に示す。
ドア6はアーム11とローラ支持具12で支持されており、ドア6とローラ支持具12の接触点であるドア回転中心12aを中心にして加熱室2の開口面に対して上下方向に回動する縦開き構造となっている。
尚、本実施例のドア6は上下方向に回動する縦開き構造であるが、左右方向に回動する横開き構造の加熱調理器にも適用できることは言うまでもない。
アーム11はアームドア支持点11aにおいてドア6を回動支持している。
また、アーム11の下面はローラ支持具12に回転可能に取り付けられたローラ13に接触しており、アーム11がローラ13に沿って前後に摺動することにより、スムーズにドア6を開閉することができる。
さらに、アーム11の後端とローラ支持具12の間にはバネ14が取り付けられており、ドア6の閉時にはバネ14の引張り力によってアーム11を後方に引っ張っており、ドア6を加熱室2の開口部100に押し付けている。
よって、例えば調理中に振動などで簡単に開かないようにドア6は開口部100に押し付けられて固定される。
21は減衰手段であるダンパであり、本実施例ではアーム11に接触するように設置されている。
ここで、ダンパ21構造の一例を図3に示す。
ダンパ21は、ケース21aとディスク21bの間にグリス21cを封入したオイルダンパであり、ディスク21bを固定してケース21aを回転させると、間に封入したグリス21cの粘性力によって回転エネルギーを吸収する構造である。
また、一方向にのみ減衰力が働くようなラチェット構造としているため、ドア6閉成過程においてはドア6の閉速度を遅くし、ドア6の開成過程においてはドア6に全く作用しない構造である。
したがって、ドア6の閉速度を低減することで、従来の加熱調理器においてドア閉成時に生じていた衝撃音・振動などの問題を低減することができるとともに、ドア開成時の作動力には影響を及ぼさないので、使用者の使い勝手を向上できる。
尚、ダンパ21はグリスによる粘性ダンパに限らず、摩擦によるフリクションダンパ、空気圧を利用したエアダンパや油圧を利用したダンパ、スポンジやゴム、バネ等いろんな減衰手段を利用しても良い。
ただし、ダンパ21をドア開閉手段に備えた構造ではドア6の閉速度を遅くしてドア6閉成時の衝撃音を低減するため、ドア6閉成時の開閉音が減少あるいは無音状態になり、使用者のドア6閉成状態の確認が困難になる。
また、ダンパ21の減衰手段を持つ加熱調理器はダンパ21を有しない従来の加熱調理器に比べてドア6が閉まる速度が遅いことから、従来の加熱調理器よりもドア6の閉まった感触が得られにくく、使用者が完全な閉成状態を把握しにくいため使い勝手が良くないという問題があった。
そこで、本発明の第一実施例では、ドア開閉手段に連結して設けられたドア6の閉成状態を検知するドア閉成検知手段23と、ドア6の閉成状態を使用者に知らせるドア閉成報知手段24を兼ねた報知ユニット22を備えている。
尚、本実施例の報知ユニット22のようにドア閉成検知手段23とドア閉成報知手段24は一体構造で兼ねることもできるが、もちろんドア閉成報知手段24とドア閉成検知手段23を別々に備えた構成でも良い。
また、報知ユニット22は、本実施例のようにドア開閉手段に連結して設ければ、加熱調理器の内部に容易に搭載できるため、使用者から見た加熱調理器の外観は従来の加熱調理器と同様にすることができる。
図4に本実施例の報知ユニット22の詳細を示す。
報知ユニット22は上下移動可能なバー33とケース34に一端を固定された板バネ31、板バネ31に固定されている接触部材32a、ケース34に固定された接触部材32bによって構成されている。
ドア6が閉成方向に回動すると、アーム11に固定されているピン11bによりバー33に上向きの力を与えて板バネ31を押し曲げ、ピン11がバー33を通過することにより板バネ31の力が解除されることで板バネ31に固定された接触部材32aとケース34に固定された接触部材32bが衝突して音を発生し、使用者にドア6の閉成を報知する。
ここで、報知ユニット22における作用の一連の流れを図5〜図7に示す。
まず、図5はドア6が開いている状態であり、報知ユニット22においては、ピン11bはバー33から離れており、板バネ31は力を蓄えていない。
次に、図6に示すドア6閉成途中の状態では、ドア6閉成に伴うアーム11の後方移動に伴って、アーム11に固定されているピン11bも後方に移動しバー33に接触し、ピン11bが後方に移動しながらバー33を上方に移動させ、板バネ31を押し上げる。
板バネ31はバー33からの力を受けて変形し、板バネ31にバネ力が蓄えられる。
さらに、ドア6閉成が進むと、図7に示すように、完全にドア6が閉成した瞬間、ピン11bはバー33から離れ、それに伴い板バネ31の力が解除され、板バネ31は自身に蓄えられていたバネ力によって勢い良く元の位置に戻り、接触部材32aと32bが衝突することによって、衝突音が発生する。
以上のような動作の流れで本加熱調理器はドア6閉成と同時に報知音を発生し、使用者はドア6の完全閉成を確認することができるので、ドア6開閉時の操作性や使い勝手が向上し、使用者にとって安心して使える。また、ドア6を上下に回動する開閉構造である加熱調理器において特に問題となるドア6開閉の使い勝手を向上させることができる。
尚、本実施例において、接触部材32aと32bの材質は問わないが、例えば両者が金属であれば高音の音色を、樹脂などであれば低音の音色となり、ドア6閉成時の音色は容易に調整可能である。
また、本実施例は板バネ31に力を蓄える構造であるが、力を蓄える手段はバネ・ゴム・金属弾性などどのような構造でも構わない。
また、本実施例においては接触部材32a、32bの衝突により報知音を発生させるため、余計な配線や電力を必要としないため低コストで省エネルギーな構成とすることができる。
図8に本発明の第二実施例の加熱調理器の側面図を示す。
本加熱調理器は第一実施例に示した加熱調理器とほぼ同じ構造のターンテーブルレス式オーブンレンジであり、報知ユニット22bをドア6の内部に備えた構成である。
報知ユニット22bは金属製の開口部100に対して引力を発生させる磁石で構成してあり、ドア閉成検知手段23とドア閉成報知手段24を兼用している。
ここで、ドア6閉成過程における報知ユニット22bの作用を説明する。
ドア6閉成時には、使用者がドア6の取っ手を持ってドア回転中心12aを中心としてドア6を回動させると、アーム11がローラ13に沿って前後に移動し、ドア6はスムーズに動き出す。
ドア6の開き角度がある一定角度から小さくなると、バネ14の引張り力がアーム11に作用し、バネ14の引張り力のみでアーム11が移動し、ドア6は閉まる方向に加速して回動する。
その後、ダンパ21が作用することによってドア6の閉まり速度は徐々に遅くなる。
ドア6の角度が十分小さくなり、ドア6閉成の直前になると、ドア6内部の報知ユニット22bと開口部100の間に磁性力が働き、ドア6を開口部100に引き付けることによって、ドア6と開口部100が接触し、この時の接触音による報知音を発生させる。
そして、報知ユニット22bの磁性強度を調整することによって報知音の大きさや音色を調整することができる。
また、開口部100に突起などを設けることなく報知ユニット22bを設けることができるので、外観を損なわないまま操作性を向上することができる。
このように、従来の加熱調理器に比べて構造変更が少なく、低コストで更に使い勝手の良い加熱調理器を提供できる。
尚、本実施例では報知ユニット22bをドア6の内部に設けた構造としたが、ドア6表面に磁石の引力が働くような材質を用いれば、報知ユニット22bをは開口部100側に配置し、ドア6を磁力で引き付ける構成にしても良い。
また、第一実施例のように報知ユニット22bをキャビネット1内部に組み込む構造でも良い。
また、第一実施例における板バネ31によるバネ力の代わりに磁性力を用いても良い。
図9に本発明の第三実施例の加熱調理器を示す。
本加熱調理器は第一実施例、第二実施例に示した加熱調理器と同じ構造のターンテーブルレスオーブンレンジであり、加熱室2の上方ドア6側にドア閉成検知手段23を、制御基板10上にドア閉成報知手段24を、それぞれ別々に備えている構造である。
ドア閉成検知手段23とドア閉成報知手段24はそれぞれ制御基板10に接続されており、ドア閉成検知手段23からの信号を受けて略同じタイミングでドア閉成報知手段24が作動する構成となっている。
図10に本実施例の加熱調理器の制御方法を示したフローチャートを示す。
まず、ドア6が閉成すると閉成の瞬間にドア閉成検知手段23からドア6閉成を検知する信号が発生される。
その信号を受けて制御基板10に設けたマイコンにより、ドア閉成報知手段24を作動させブザー音を発生させる。
ドア閉成検知手段23による検知と略同じタイミングでドア閉成報知手段24を作動させることによって、ドア6閉成の瞬間に使用者にドア6閉成をブザー音で報知することができる。
本実施例においてドア閉成検知手段23は、内部にスイッチ(図示せず)を有し、ドア6側に設けた突起をドア6が押してドア閉成検知手段23内部のスイッチを押下することによってドア6閉成を検知する構成である。
このように、容易な構造で使用者にドア6の閉成を報知することができ、使い勝手の良い加熱調理器を提供できる。
尚、ドア6側にドア閉成検知手段23を設ける構成でもかまわない。
本実施例ではドア閉成報知手段24の発生する音はブザー音としたが、ブザー音は使用者にドア6閉成を報知できればどのような音でも良く、使用者の好むメロディなどを選べるようにしても良いし、さらに、制御基板10に音声出力手段を設け音声により報知するようにしても良い。
また、既にドアスイッチとブザーを備えた加熱調理器においては、ブザーをドア閉成報知手段24として使用し、図10のフローチャートに従った制御手段を設けることによって、新たな部品の追加なしで使用者の使い勝手を向上することができる。
図11に本発明の第四実施例の加熱調理器の側面図を示す。
第一〜第三実施例に示した加熱調理器と同じターンテーブルレスオーブンレンジであり、調理中に加熱室2内に光を照射する発光手段である庫内灯24を側面に備えている。
本実施例では、ドア報知手段24としてこの庫内灯24を用いる構成である。すなわち、ドア閉成検知手段23とドア閉成報知手段24はそれぞれ制御基板10に接続されており、ドア閉成検知手段23からの信号を受けて略同じタイミングでドア閉成報知手段24である庫内灯24が点灯、消灯または点滅することによって、ドア6閉成を使用者に報知する。
本実施例の制御方法は第三実施例と同様に図10のフローチャートに示す通りである。
このように、音を発生させることなくドア6閉成状態を確認したい使用者にとっても使い勝手の良い加熱調理器を提供できる。
尚、ドア閉成報知手段24は庫内灯24ではなくLED等の報知ランプ、警告ランプなどその他光を発光する発光手段であればどんなものでも良い。
また、設置場所も加熱室2の内部ではなく操作パネル、ドア6上など、使用者から見える位置であれば良い。
2 加熱室
6 ドア
23 ドア閉成検知手段
24 ドア閉成報知手段
100 開口部
6 ドア
23 ドア閉成検知手段
24 ドア閉成報知手段
100 開口部
Claims (5)
- 少なくとも加熱室(2)と、被加熱物(5)の出し入れを行う該加熱室(2)の開口部(100)を遮蔽する開閉可能なドア(6)と、該ドア(6)の閉成状態を検知するドア閉成検知手段(23)と、ドア(6)の閉成状態を報知するドア閉成報知手段(24)と、ドア閉成過程に該ドア(6)の閉まり速度を遅くする減衰手段とを備え、該ドア閉成検知手段(23)によるドア閉成の検知と略同じタイミングで該ドア閉成報知手段(24)が作動することを特徴とする加熱調理器。
- ドア(6)が上下方向に回動することによって開閉することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
- ドア閉成報知手段(24)による報知がドア(6)開閉に連動して発生する接触音であることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
- ドア閉成報知手段(24)による報知が音声出力手段による音声であることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
- ドア閉成報知手段(24)による報知が発光手段による光であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の加熱調理器。
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WO2018131589A1 (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 有限会社ルミエール | 有害動物忌避装置 |
KR20190001887A (ko) * | 2017-06-28 | 2019-01-07 | 엘지전자 주식회사 | 도어가 자동으로 개방되는 조리기기 |
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