JP2006226337A - ジョイントブーツ - Google Patents

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武範 大下
Eiichi Imazu
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Abstract

【課題】 非円形な外周形状のアウターケースに取り付けられる円形状大径側取付部を持つブーツ本体とグロメットとからなるジョイントブーツにおいて、シール性と装着性とを向上させる。
【解決手段】 ジョイントブーツ1は、大径側取付部14と小径側取付部12と蛇腹部16とを備え、大径側取付部14の外周面31に締付部材7を受け入れるための固定用凹溝17を周方向に設けたブーツ本体10と、アウターケース6と大径側取付部14との間に介在するグロメット20からなり、前記大径側取付部14の固定用凹溝17の内周面32には断面山形状をなすシール用突条28が全周にわたり設けられ、前記グロメット20の外周面34にはシール用突条28の頂点Pの当接する平坦面21が蛇腹側端部21aから連続して設けられるとともに前記シール用突条28の反蛇腹側斜面28aの当接する突起状の段差22が全周にわたり設けられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動車などに使用される等速ジョイントに取り付けられる蛇腹状のジョイントブーツに関するものである。
自動車のドライブシャフト等に用いられる等速ジョイントは、図7に示すように、入力側のシャフト9にローラ2を持つ3本のトラニオン3を軸直角方向に突設して構成したトリポート4と、出力側のシャフト5の端部に設けたアウターケース6とを備え、アウターケース6は、その内周にトリポート4に対応する軸方向の3本の摺動溝6aを有し、その外周部には摺動溝6aの配置に対応して周方向の3個所に均等配置された凹部6bを有し、これによりアウターケース6の外周形状は周方向に凹凸形状をなす非円形状に形成されている。このジョイント内部への塵埃や水分の侵入防止、あるいはグリースの保持のためにジョイントブーツが装着されている。
このようなジョイントブーツ100は、周方向に複数の凹部6bを有する非円形な外周形状のアウターケース6に取り付けられる大径側取付部104と、シャフト9に取り付けられる小径側取付部102と、大径側取付部104と小径側取付部102とを連結する蛇腹部106とを備え、熱可塑性エラストマーなどの樹脂を用いブロー成形等により成形された断面円形状をなすブーツ本体101と、大径側取付部104においてアウターケース6とブーツ本体101との間に介在し、外周形状が円形状をなして内周形状がアウターケース6の非円形外周形状に対応し嵌合する複数の凸部を周方向に設けた非円形状をなし、ブーツ本体101よりも低硬度の樹脂材等で成形されたグロメット201とからなり、グロメット201がブーツ本体101の内周に沿って装着された状態でアウターケース6の外周に嵌着され、大径側取付部104と小径側取付部102の外周面に設けた固定用凹溝117,118においてリング状バンド等の締付部材7,8により締め付け固定されるものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−340013号公報
しかし、上記のような2ピースタイプのジョイントブーツでは、ブーツ本体とそれよりも低硬度のグロメットとにより大径側取付部を組み立て、この大径側取付部を締付部材によりアウターケースに締め付け固定する際に、ブーツ本体が弾性変形しにくいことからブーツ本体の内周面とグロメットの外周面との間の面圧が不均一となって密着性が悪化し、シール性に劣るという問題がある。
この大径側取付部におけるシール性を向上するために、大径側取付部の内周面とグロメットの外周面とに周方向に延びる互いに嵌合する凹凸溝を設けることが考えられる。
このような凹凸溝を設けたジョイントブーツでは、シール性を向上することはできるが、反面でグロメットを大径側取付部の内周に沿って挿入する際に、この凹凸溝が障害となり挿入しにくく、また位置決めもしずらく装着性に劣るという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、非円形な外周形状のアウターケースに取り付けられる断面円形状の大径側取付部を備えたブーツ本体と、アウターケースと大径側取付部の間に介在するグロメットとからなるジョイントブーツにおいて、シール性と装着性とを両立し向上させることを目的とするものである。
本発明のジョイントブーツは、周方向に複数の凹部を有する非円形な外周形状のアウターケースに取り付けられる大径側取付部と、シャフトに取り付けられる小径側取付部と、前記大径側取付部と小径側取付部を連結する蛇腹部とを備え、前記大径側取付部の外周面に締付部材を受け入れるための周方向に延びる固定用凹溝を設けたブーツ本体と、前記アウターケースと前記大径側取付部との間に介在し、外周形状が前記大径側取付部に内嵌する円形状をなし、内周形状が前記アウターケースの複数の凹部に対応し嵌合する複数の凸部を周方向に設けた非円形状をなすグロメットとからなり、前記大径側取付部には、前記固定用凹溝の内周面に断面山形状をなすシール用突条が全周にわたり設けられ、前記グロメットには、外周面に前記シール用突条の頂点の当接する平坦面が蛇腹側端部から連続して設けられるとともに前記シール用突条の反蛇腹側斜面の当接する突起状の段差が全周にわたり設けられたことを特徴とする。
本発明のジョイントブーツによれば、締付部材により大径側取付部をアウターケースに締め付けることで、大径側取付部の内周面に突出するシール用突条がグロメットを押圧した状態でグロメット外周面に接触する。これにより、シール用突条の頂点部とその反蛇腹側斜面がそれぞれグロメット外周の平坦面と突起状段差の周縁部の軸方向2個所において当接することになり、この2個所に締め付けの面圧を集中させ互いが弾性変形した状態で密着し全周にわたるシール性を向上することができる。また、グロメットの蛇腹側外周面が平坦面であるので、グロメット装着時に大径側取付部のシール用突条が障害とならずに抵抗無く挿入しブーツ本体にグロメットを容易に装着することができる。そのため、ジョイントブーツのシール性と装着性とを両立させることができる。そして、前記段差が前記外周面の反蛇腹側に向けて連続する平坦面を形成するものであると、グロメットの外周面が蛇腹側ほど外径が小となる単純な階段状の円柱面状となり、成形加工が容易となってグロメットの生産性を向上することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る樹脂製のジョイントブーツ1について図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態のジョイントブーツ1の断面図であり、図2はグロメット20の蛇腹側から見た正面図である。このジョイントブーツ1は、図5,6に示すように自動車用のトリポートタイプの等速ジョイントに装着されるものである。
ジョイントブーツ1は、周方向Aに複数の凹部6bを有する非円形な外周形状のアウターケース6に取り付けられる大径側取付部14と、シャフト9に取り付けられる小径側取付部12と、前記大径側取付部14と小径側取付部12を連結する蛇腹部16とを備えた断面円形状をなすブーツ本体10と、大径側取付部14においてアウターケース6とブーツ本体10との間に介在し、外周形状が円形状をなして内周形状がアウターケース6の非円形外周形状に対応し嵌合する複数の凸部26を周方向Bに設けた非円形状をなし、ブーツ本体10よりも低硬度の樹脂材等で成形されたグロメット20とから構成され、グロメット20がブーツ本体10の内周に沿って装着された組立体である。
ジョイントブーツ1は、大径側取付部14がアウターケース6の外周に嵌着され、小径側取付部12がシャフト9に嵌着され、大径側取付部14と小径側取付部12のそれぞれの外周面31,33に設けた固定用凹溝17,18においてリング状バンド等の締付部材7,8により締め付け固定される。
ブーツ本体10は、大径側取付部14と小径側取付部12とを一体に連結する蛇腹部16とがTPEE,TPO等の熱可塑性エラストマーを用いてブロー成形などの公知の成形方法により一体に形成されている。
大径側取付部14は、図1に示すように、アウターケース6に外嵌固定される短円筒状をなしており、小径側取付部12と同軸的に配置されている。大径側取付部14は、外周面31にはリング状の締付部材7を受け入れるための周方向に延びる固定用凹溝17が設けられ、図3に示すように固定用凹溝17の内周面32には断面が軸方向にほぼ対称な緩斜面を有する山形状をなすシール用突条28が全周にわたり形成されている。
一方の小径側取付部12は、トリポート4側のシャフト9に外嵌固定される短円筒状をなしており、その外周面33にリング状の締付部材8を受け入れるための周方向に延びる固定用凹溝18が設けられている。
蛇腹部16は、両端に口径差のある断面円形状の蛇腹体であり、その内部にグリース封入空間を形成し、大径側取付部14から小径側取付部12へと順次に小さくなるようにテーパ状に形成されている。
グロメット20は、アウターケース6と前記大径側取付部14との間に介在し、外周形状が前記大径側取付部14の内周側に嵌合する円形状をなし、内周形状が前記アウターケース6外周の凹凸形状に対応し嵌合する非円形状をなし、反蛇腹側端部の外周上にブーツ本体10の位置決めをするための段差状のストッパー27を設け、ブーツ本体10よりも硬度の低い熱可塑性エラストマーやゴム材料を用いて、ブーツ本体10とは別体に射出成形等により成形された円筒状体である。
図2に示すように、グロメット20の内周形状は、周方向Aに3個の凹部6bが均等配置されたアウターケース6の外周形状に対応して、周方向Bの120度毎の3個所において内方に湾曲面状に張り出した凸部26を設けた非円形状をなしている。これにより、グロメット20は、アウターケース6の円弧状の外周面に配される円弧状部25と、アウターケース6の凹部6bに配される厚肉の凸部26とが周方向Bに交互に配されている。
この凸部26には、ブーツの軸方向に陥没する凹部24が両側から設けられている。凹部24は、各凸部26にそれぞれ4つずつ設けられており、これらは、凸部26の周方向中心線に対して左右対称に配され、厚肉の凸部26の成形不良を改善し、また弾性変形しやすくしてシール性を向上している。
そして、図3に示すように、グロメット20の外周面34には、前記固定用凹溝17の内周面32に設けられたシール用突条28の頂点Pの当接する蛇腹側端部21aから連続する平坦面21と、この平坦面21の反蛇腹側において全周にわたり設けられた段差22からストッパー27との間に前記平坦面21よりも外径が大である平坦面23が形成されている。ここで、段差22は前記シール用突条28の反蛇腹側斜面28aの裾部が対向する位置に設けられている。
以上よりなる本実施形態のジョイントブーツ1であると、図4に示すように、大径側取付部14の固定用凹溝17の外周をリング状の締付部材7により締め付けることにより、大径側取付部14内周のシール用突条28がグロメット20を押圧した状態で外周面34に接触し、これによりシール用突条28の頂点Pがグロメット外周の平坦面21に沈み込むように弾性変形して当接し、同時にシール用突条28の反蛇腹側斜面28aが段差22の縁部を弾性変形し当接するようになり、大径側取付部14の軸方向2個所に締め付けの面圧を集中させ全周にわたる密着性を向上し、大径側取付部14のシール性を確実にすることができる。
また、グロメット20の外周面34が軸方向に凹凸のない円柱状の平坦面21であるので、グロメット20の装着時に固定用凹溝17の内周面32に突出するシール用突条28が挿入操作の障害とならず装着性を向上するものとなり、これよりジョイントブーツ1のシール性と装着性を両立することができる。
さらに、大径側取付部14を締付部材7により締め付ける際に、シール用突条28の反蛇腹側斜面28aが段差22に当接するので大径側取付部14の反蛇腹側端部が径方向内方に倒れ込むことがなく、締付部材7が外れる組み付け不良を防ぎ、また締め付けやすくなり周方向の面圧を均等にしてシール性を向上する。
しかも、グロメット20の外周形状は単純な円柱形状であるため、成形加工が容易となり生産性を向上するものとなる。
本発明のジョイントブーツは、上記したようにグロメットの装着性を損なうことなく、大径側取付部の軸方向2個所においてグロメットとの密着性を確保しブーツのシール性を向上することができるので、主として自動車のトリポートタイプの等速ジョイントに好適に用いられる。
本発明の実施形態に係るジョイントブーツの断面図である。 本発明の実施形態に係るグロメットの正面図である。 同ジョイントブーツの大径側取付部の分解断面図である。 同上のアウターケースに固定された状態を示す断面図である。 同ジョイントブーツを等速ジョイントに組み付けた状態を示す断面図である。 等速ジョイントをシャフトの軸方向から見た図である。 従来のジョイントブーツを等速ジョイントに組み付けた状態を示す断面図である。
符号の説明
1……ジョイントブーツ
6……アウターケース
6b……アウターケースの凹部
7……締付部材
9……シャフト
10……ブーツ本体
12……小径側取付部
14……大径側取付部
16……蛇腹部
17……固定用凹溝
20……グロメット
21……平坦面
21a……蛇腹側端部
22……段差
23……平坦面
26……グロメットの凸部
28……シール用突条
28a……シール用突条の反蛇腹側斜面
31……大径側取付部の外周面
32……固定用凹溝の内周面
33……小径側取付部の外周面
34……グロメットの外周面
A……アウターケースの周方向
B……グロメットの周方向
P……シール用突条の頂点

Claims (1)

  1. 周方向に複数の凹部を有する非円形な外周形状のアウターケースに取り付けられる大径側取付部と、シャフトに取り付けられる小径側取付部と、前記大径側取付部と小径側取付部を連結する蛇腹部とを備え、前記大径側取付部の外周面に締付部材を受け入れるための周方向に延びる固定用凹溝を設けたブーツ本体と、
    前記アウターケースと前記大径側取付部との間に介在し、外周形状が前記大径側取付部に内嵌する円形状をなし、内周形状が前記アウターケースの複数の凹部に対応し嵌合する複数の凸部を周方向に設けた非円形状をなすグロメットとからなり、
    前記大径側取付部には、前記固定用凹溝の内周面に断面山形状をなすシール用突条が全周にわたり設けられ、
    前記グロメットには、外周面に前記シール用突条の頂点の当接する平坦面が蛇腹側端部から連続して設けられるとともに前記シール用突条の反蛇腹側斜面の当接する突起状の段差が全周にわたり設けられた
    ことを特徴とするジョイントブーツ。
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