JP2006224774A - 燃料タンクキャップの締付け報知構造 - Google Patents

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JP2006224774A JP2005039611A JP2005039611A JP2006224774A JP 2006224774 A JP2006224774 A JP 2006224774A JP 2005039611 A JP2005039611 A JP 2005039611A JP 2005039611 A JP2005039611 A JP 2005039611A JP 2006224774 A JP2006224774 A JP 2006224774A
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Abstract

【課題】簡素な構成で確実に燃料タンクキャップの締付け完了を報知する。
【解決手段】燃料タンクキャップを締付け方向に回転させると、係合爪5が燃料タンクのレール部に設けた傾斜部56に当接して摺動し、終点位置の切欠溝57に向って進行する。そして、傾斜部56の傾斜度合の増加に応じてストッパが撓んで弾性エネルギーが蓄積され、更に燃料タンクキャップを回転させると、最終的に係合爪5が弾性力によって切欠溝57内に急激に落込み、係合爪5の凸部5aが切欠溝57の溝底に衝突してクリック音が発生する。このときの節度感とクリック音とにより、燃料タンクキャップの締付け完了を明確に認識することができ、燃料タンクキャップの閉忘れや締付け不足による燃料タンク内の燃料或は気化ガスの漏洩を確実に防止し、安全性を向上することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料タンクの給油口を開閉する燃料タンクキャップの締付け完了を報知する燃料タンクキャップの締付け報知構造に関する。
一般に、発動発電機や作業機等の汎用エンジンを原動機とする機器類や自動車等に備えられる燃料タンクは、給油口を開閉する燃料タンクキャップを人間が開閉することから、キャップの閉め忘れや締付け不良による燃料や気化ガスの漏洩が発生する可能性を有している。従って、このような問題に対処するため、従来から各種の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、燃料タンクの燃料注入管に筐体部を挿入してつまみを回転操作すると、筐体部が燃料注入管に螺合され、つまみに対する回転力が所定値に達してつまみの自由端が突起に係合すると、つまみに対する反力が増大し、更にはクリック音が発生する燃料タンク用キャップが開示されている。この燃料タンク用キャップを用いることにより、締付完了を認知することができ、所定の締付荷重でキャップを装着することができる。
また、特許文献2には、燃料タンクキャップに金属部材を取付け、燃料タンクキャップが燃料タンクに取付けられた際に、金属部材がそのインダクタンスに作用するように燃料タンクにコイルを取付け、コイルのインダクタンスが変化することによる発振回路の発振状態の変化を検出することにより、燃料タンクキャップの閉め忘れを防止する技術が開示されている。
更に、特許文献3には、燃料タンクに装着される燃料キャップの開状態または閉状態を示す信号を出力する燃料キャップセンサが開示されており、この燃料キャップセンサの異常を的確に判定することにより、燃料タンクやパージ通路内からのガス漏れ異常検出に対する信頼性を向上することができる。
特開平6−100005号公報 特開平10−81144号公報 特開2001−73885号公報
しかしながら、特許文献1に開示の燃料タンク用キャップは、構造が複雑であるばかりでなく、従来の燃料タンクキャップとはまったく別の新規設計を要することになり、製品コストの上昇を招いてしまう。
また、特許文献2や特許文献3に開示の技術は、何れも電気的な検出技術であるため、同様に構成が複雑化して製品コストの上昇を招くばかりでなく、電気回路が必要となることから、マグネトー方式等のように制御用電源を持たない汎用エンジンを搭載する機器には適用が困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡素な構成で確実に締付け完了を報知することのできる燃料タンクキャップの締付け報知構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による燃料タンクキャップの締付け報知構造は、燃料タンクの給油口内縁を形成するレール部に弾性的に係合する係合爪を備えた燃料タンクキャップの締付け報知構造であって、上記燃料タンクのレール部に、上記燃料タンクキャップの閉方向に沿って下方に傾斜する傾斜部と、この傾斜部を経た閉方向の終点位置で上記係合爪を弾性力によって溝底に衝突させて衝突音を発生させる切欠溝とを設けたことを特徴とする。
その際、燃料タンクキャップの係合爪に、係合爪の側部に対して突出する凸部を設けることが望ましく、凸部を切欠溝の溝底に確実に衝突させて効果的に衝突音を発生させることができる。
本発明による燃料タンクキャップの締付け報知構造は、簡素な構成で確実に締付け完了を報知することができ、コスト低減を図りつつ、キャップの閉め忘れや締付け不良による燃料や気化ガスの漏洩を未然に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の一形態に係り、図1は燃料タンクの給油口及び燃料タンクキャップを示す説明図、図2は燃料タンクのレール部を示す説明図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図3のB部拡大図である。
図1において、符号1は燃料タンクキャップであり、ガソリンや軽油等の液体燃料を貯留する燃料タンク50の給油口に取付けられ、該給油口を開閉する。燃料タンク50は、例えば、板金製のタンクであり、給油口を形成して外部に突出する口金51と、この口金51の基部から内部に突出するソーサ状のセパレータ52とを有している。セパレータ52の略中央には、開口部が設けられ、この開口部の周縁に略円筒状の燃料フィルタ53が係合されている。
燃料タンクキャップ1は、所定の回転角度で燃料タンク50の給油口を開閉可能なクイックターン式のキャップとして形成され、略円筒状の把持部をなすキャップ本体2の裏面側に、燃料タンク50の口金51に押圧されて給油口をシールする環状のガスケット3が配設されると共に、径方向に細長のストッパ4が中央部でリベット等により固定されている。
ストッパ4は、周知のように、燃料タンクキャップ1を燃料タンク50に閉止するための部材であり、燃料タンク50の口金51に係止されて給油口閉時の緊迫力を保持すると共に、ガスケット3のシール性を確保するために弾性を有する部材で形成されている。ストッパ4の両端は、燃料タンク50の口金51に設けられて給油口内縁を形成するレール部54に弾性的に係合する係合爪5として形成されている。
燃料タンク50のレール部54は、口金51の内周側を折曲げて内部側へ開放した二重壁のレール形状に形成され、図2に示すように、ストッパ4の係合爪5を嵌め入れ或いは外して燃料タンクキャップ1を脱着可能とするための切欠溝55が上方に開口されている。また、図3及び図4に示すように、レール部54には、内周面下端側に、切欠溝55の下端から閉方向(本形態においては時計回り方向)となる締付け回転方向に沿って斜め下方向(燃料タンク50の内部へ向う方向)に傾斜した傾斜部56が形成され、この傾斜部56からレール部54の上端面と平行になった終点位置に、締付完了報知用の切欠溝57が設けられている。
切欠溝57は、キャップ本体2の閉方向への回転に伴ってストッパ4の係合爪5が傾斜部56を摺動しながら進行したとき、最終的にストッパ4の係合爪5が弾性力によって落込む溝であり、係合爪5が溝底に衝突して発生する打撃音(クリック音)により、燃料タンクキャップ1の締付け完了を報知することができる。
本形態においては、この締付け完了のクリック音を効果的に発生させるため、図4の拡大図に示すように、ストッパ4の係合爪5には、側部の肩の部分に対してキャップ本体2側に向って円弧状に突出する凸部5aを設けている。この凸部5aにより、係合爪5が切欠溝57に落込んだとき、肩の部分が切欠溝57に当って衝撃が緩和されることを防止し、凸部5aの頂点が確実に切欠溝57の溝底に衝突して効果的にクリック音を発生させることができる。
尚、レール部54の切欠溝55,傾斜部56,切欠溝57のうち、少なくとも切欠溝55及び傾斜部56は、ストッパ4の両端の係合爪5に対応して対称の位置に設けられているが、切欠溝57は、ストッパ4の両端の係合爪5に対応して対称に設けても良く、一方の係合爪5のみに対応して設けるようにしても良い。
次に、以上の構成を有する燃料タンクキャップ1の機能について説明する。燃料タンク50に燃料タンクキャップ1を装着するには、燃料タンクキャップ1のキャップ本体2を把持して締付けの初期位置にセットする。この初期位置は、ストッパ4の係合爪5をレール部54の切欠溝55に落とし込む位置である(図2参照)。
そして、キャップ本体2を若干押圧しながら、初期位置から締付け方向に回転させると、図4に示すように、ストッパ4の係合爪5がレール部54の傾斜部56に当接し、係合爪5の凸部5aが摺動面となって終点位置の切欠溝57に向って進行する。このとき、傾斜部56の傾斜度合の増加に応じてストッパ4が撓んで弾性エネルギーが蓄積され、更にキャップ本体2を回転させると、最終的に係合爪5が弾性力によって切欠溝57内に急激に落込み、係合爪5の凸部5aが切欠溝57の溝底に衝突してクリック音が発生する。
この係合爪5が切欠溝57に落込む際の節度感と、係合爪5の凸部5aが切欠溝57の溝底に弾性衝突して発生するクリック音とにより、作業者は、燃料タンクキャップ1の締付けが完了したことを明確に認識することができる。また、このとき、ストッパ4の係合爪5が切欠溝57内に落込んでキャップ本体2の回転がロックされ、振動等によって開方向に戻ることが防止される。
燃料タンク50に燃料タンクキャップ1を締付けた後は、燃料タンク50に燃料を補給する場合には、通常の動作でキャップ本体2を緩めて給油口から外すことができるばかりでなく、ストッパ4の係合爪5が切欠溝57から抜出る際に生じる節度感により、燃料タンクキャップ1が確実に閉じていたことを改めて確認することができる。そして、燃料の補給が終了した後は、上述したように、ストッパ4の係合爪5が切欠溝57に落込む際の節度感とクリック音とによる確認の元でキャップ本体2を締付け、燃料タンク50の給油口を閉じる。
以上のように本実施の形態においては、燃料タンクキャップ1に備えたストッパ4の係合爪5を、燃料タンク50側の締付け終点位置に設けた切欠溝57に、ストッパ4の弾性力で落とし込んで溝底に衝突させることにより、締付け完了を報知する節度感とクリック音とを発生させるようにしている。これにより、燃料タンクキャップの閉忘れや締付け不足による燃料タンク内の燃料或は気化ガスの漏洩を確実に防止することができ、安全性を向上することができる。
しかも、燃料タンクキャップ1の係合爪5に対応させて燃料タンク50のレール部54に切欠溝57を設けるだけの簡素な構成であるため、係合爪の形状如何によっては既存の燃料タンクキャップを用いることも可能であり、既存の製品に対して簡単な加工或は簡単な設計変更だけで済み、新たな製品の開発工数を低減し、優れた費用対効果を得ることができる。
燃料タンクの給油口及び燃料タンクキャップを示す説明図 燃料タンクのレール部を示す説明図 図2のA−A線断面図 図3のB部拡大図
符号の説明
1 燃料タンクキャップ
5 係合爪
5a 凸部
50 燃料タンク
54 レール部
56 傾斜部
57 切欠溝
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (2)

  1. 燃料タンクの給油口内縁を形成するレール部に弾性的に係合する係合爪を備えた燃料タンクキャップの締付け報知構造であって、
    上記燃料タンクのレール部に、上記燃料タンクキャップの閉方向に沿って下方に傾斜する傾斜部と、この傾斜部を経た閉方向の終点位置で上記係合爪を弾性力によって溝底に衝突させて衝突音を発生させる切欠溝とを設けたことを特徴とする燃料タンクキャップの締付け報知構造。
  2. 上記係合爪に、上記係合爪の側部に対して突出する凸部を設けたことを特徴とする請求項1記載の燃料タンクキャップの締付け報知構造。
JP2005039611A 2005-02-16 2005-02-16 燃料タンクキャップの締付け報知構造 Pending JP2006224774A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010511844A (ja) * 2006-12-06 2010-04-15 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 流体貯蔵器アセンブリ

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