JP2006224471A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1駆動周期内で複数の駆動信号を含む駆動波形によって大きさの異なるドットを形成するときに双方向印字で異なる駆動波形を用いたり、あるいは形成できるドットの大きさが制限される。
【解決手段】 駆動波形は、1駆動周期内で第1、第2、第3の駆動信号P1、P2、P3を含み、第1の駆動信号P1は微駆動波形として用い、第2の駆動信号により液室6を収縮させて吐出させた液滴の吐出速度よりも第1、第2の駆動信号P1、P2により吐出させた液滴の吐出速度の方が相対的に遅くなるように第1、第2の駆動信号P1、P2の間隔T1が設定され、第1ないし第3の駆動信号P1ないしP3により吐出させた液滴が飛翔中に合体する波形としている。
【選択図】 図9

Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファックス/複写機複合機等の各種画像形成装置としては、記録液(例えばインク)の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドで構成した記録ヘッド(印字ヘッド)をキャリッジに搭載して、このキャリッジを被記録媒体(以下「用紙」というが、材質を紙に限定するものではなく、また、記録媒体、記録紙、転写材などとも称される。)の搬送方向に対して直交する方向にシリアルスキャンさせるとともに、被記録媒体を記録幅に応じて間歇的に搬送し、搬送と記録を交互に繰り返すことによって被記録媒体に画像を形成(記録、印刷、印字、印写も同義で使用する。)するシリアル型画像形成装置、或いは、ライン型の記録ヘッドを搭載したライン型画像形成装置がある。
このような液体吐出ヘッドを用いる画像形成装置又はこのような画像形成装置におけるヘッド駆動装置ないしヘッド駆動方法として、例えば、特許文献1には液滴の双方向噴射を行なう装置において往路と復路の液滴の吐出量を揃えるために、駆動信号発生回路は、記録ヘッドの往路走査時に中ドット吐出パルスDP1よりも後に小ドット吐出パルスDP1が配置された往路駆動信号COM1を発生し、記録ヘッドの復路走査時に両吐出パルスDP1,DP2の配置を往路走査時と逆順にすると共に両吐出パルスの間に微振動パルスVPを配置した復路駆動信号COM2を発生し、パルス供給手段は、復路走査時において両吐出パルスDP1,DP2を続けて供給する場合に、微振動パルスを中ドット吐出パルスDP1に先立って圧力発生素子へ供給するようにしたものがある。
特開2004−074500号公報
また、特許文献2に記載されているように、往路移動と復路移動とで駆動信号を切り替える必要無く、往復移動されるノズル開口から吐出される液体滴の着弾位置を好適に調整することができるようにするため、駆動信号発生手段は、往路及び復路において共通の駆動信号を生成し、駆動信号は、パルス列の周期信号であり、パルス列は、第1パルス波形PS01と第2パルス波形PS02とを当該順に有し、第1パルス波形PS01は、相対的に遅い吐出速度で液体滴を噴射するためのパルス波形であり、第2パルス波形PS02は、相対的に速い吐出速度で液体滴を噴射するためのパルス波形である構成としたものがある。
特開2004−058606号公報
さらに、特許文献3に記載されているように、インク滴を吐出させる第1駆動波形とインク滴を吐出させずにメニスカスを振動させる第2駆動波形とを、第2駆動波形及び第1駆動波形の順に時系列で生成出力する手段を備えたものがある。
特開2002−144563号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のものにあっては、往路と復路で異なる駆動信号を用いる必要があり、更に被記録媒体上での小ドットと中ドットの着弾位置が異なり、大ドットも複数に分離しているなど、高画質化を達成することが難しいという課題がある。
また、特許文献2に記載のものにあっては、単一の駆動信号により大きなインク滴を吐出する場合には、その滴量に限界が生じ、複数の駆動信号により大ドットを形成するときには、被記録媒体上での着弾となることから、きれいなドットを形成しにくく、同様に、高画質化を達成することが難しいという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、大きさの異なる液滴を高精度に短い周期で吐出できるようにして高速で高画質画像を形成できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、1駆動周期内で時系列で生成する少なくとも第1、第2、第3の駆動信号を含む駆動波形であって、第2の駆動信号により吐出される液滴の吐出速度よりも、第1、第2の駆動信号により吐出される液滴の吐出速度が相対的に遅く、第1ないし第3の駆動信号により吐出させた各液滴が飛翔中に合体する駆動波形を生成する手段を備えて構成とした。
ここで、第1の駆動信号は液滴を吐出させないで液室内を微動させる駆動信号であることが好ましい。また、第2の駆動信号は、相対的に大きなドットを形成する第1、第2、第3の駆動信号による液滴よりも、相対的に小さなドットを形成する駆動信号であることが好ましい。或いは、第2の駆動信号は、第1の駆動信号によりノズル内のメニスカスが盛り上がっているときに印加する駆動信号であることが好ましい。
また、第2の駆動信号は、第1の駆動信号により発生する圧力の逆位相となるときに印加する駆動信号であることが好ましい。さらに、第2の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、第1ないし第3の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置が略同じであることが好ましい。さらにまた、第3の駆動信号は複数の駆動信号からなることが好ましい。
さらに、第1ないし第3の駆動信号を用いて大きさが大、中、小のドットを形成するとき、第3の駆動信号の全部又は一部の駆動信号及び第2の駆動信号のいずれか一方は小ドットを形成するための駆動信号であり、他方は中ドットを形成するための駆動信号であることが好ましい。
また、第2の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、第1ないし第3の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、第3の駆動信号の全部又は一部の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置とが略同じであることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、1駆動周期内で時系列で生成する少なくとも第1、第2、第3の駆動信号を含む駆動波形であって、第2の駆動信号により液室を収縮させて吐出される液滴の吐出速度よりも、第1、第2の駆動信号により吐出させた液滴の吐出速度が相対的に遅く、第1ないし第3の駆動信号により吐出させた各液滴が飛翔中に合体する駆動波形を生成する手段を備えているので、所望の滴量の液滴を被記録媒体上に一つの液滴として着弾させることができ、大きさの異なる液滴を高精度に短い周期で吐出できて高速で高画質画像を形成できる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。先ず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面説明図、図2は同機構部の平面説明図である。
この画像形成装置は、フレーム1を構成する左右の側板1A、1Bに横架したガイド部材であるガイドロッド2とステー3とでキャリッジ4を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ5によって駆動プーリ6Aと従動プーリ6B間に架け渡したタイミングベルト7を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ4には、例えばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッド11k、11c、11m、11yからなる記録ヘッド11を複数のインク吐出口(ノズル)を形成したノズル面11aのノズル列を主走査方向と直交する方向(副走査方向)に配列し、インク吐出方向を下方に向けて装着している。なお、ここでは独立した液滴吐出ヘッドを用いているが、各色の記録液の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また、色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
ここでは、記録ヘッド11は上述したように各色の液滴を吐出する別個の4個のヘッド11k、11c、11m、11yで構成し、各ヘッド11k、11c、11m、11yには図3に示すようにそれぞれ液滴を吐出する複数のノズルnを並べて配置してなるノズル列を2列(各ノズル列をノズル列NA、NBとする。)有する構成としている。これに限らず、図4に示すように、1つの記録ヘッド11に、各色の液滴を吐出するそれぞれ2列のノズル列11kA、11kB、11cA、11cB、11mA、11mB、11yA、11yBを配置した構成することもできるし、ブラックインクを吐出する1又は複数のノズル列を有するヘッドと、カラーインクを吐出する各色で1又は複数のノズル列を有するヘッドとで構成することもできる。
記録ヘッド11を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として備えたものを使用している。
この記録ヘッド11にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル:FPCケーブル)12を介して接続している。
また、キャリッジ4には、記録ヘッド11に各色のインクを供給するための各色のサブタンク15を搭載している。この各色のサブタンク15には各色のインク供給チューブ16を介して、カートリッジ装填部9に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填9にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット17が設けられ、また、インク供給チューブ16は這い回しの途中でフレーム1を構成する後板1Cに係止部材18にて保持されている。
一方、給紙トレイ20の用紙積載部(圧板)21上に積載した用紙22を給紙するための給紙部として、用紙積載部21から用紙22を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)23及び給紙コロ23に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド24を備え、この分離パッド24は給紙コロ23側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙22を記録ヘッド11の下方側に送り込むために、用紙22を案内するガイド部材25と、カウンタローラ26と、搬送ガイド部材27と、先端加圧コロ29を有する押さえ部材28とを備えるとともに、給送された用紙22を静電吸着して記録ヘッド11に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト31を備えている。
この搬送ベルト31は、無端状ベルトであり、搬送ローラ32とテンションローラ33との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し、周回移動しながら帯電ローラ34によって帯電(電荷付与)される。
この搬送ベルト31としては、1層構造のベルトでも良く、又は複層(2層以上の)構造のベルトでもよい。1層構造の搬送ベルト31の場合には、用紙32や帯電ロー34に接触するので、層全体を絶縁材料で形成している。また、複層構造の搬送ベルト31の場合には、用紙22や帯電ローラ34に接触する側は絶縁層で形成し、用紙22や帯電ローラ34と接触しない側は導電層で形成することが好ましい。
1層構造の搬送ベルト31を形成する絶縁材料や複層構造の搬送ベルト31の絶縁層を形成する絶縁材料としては、例えばPET、PEI、PVDF、PC、ETFE、PTFEなどの樹脂又はエラストマーで導電制御材を含まない材料であることが好ましく、体積抵抗率は1012Ωcm以上、好ましくは1015Ωcmなるように形成する。また、複層構造の搬送ベルト31の導電層を形成する材料としては、上記樹脂やエラストマーにカーボンを含有させて体積抵抗率が10〜10Ωcmとなるように形成することが好ましい。
帯電ローラ34は、搬送ベルト31の表層をなす絶縁層(複層構造のベルトの場合)に接触し、搬送ベルト31の回動に従動して回転するように配置され、軸の両端に加圧力をかけている。この帯電ローラ34は、体積抵抗率が10〜10Ω/□の導電性部材で形成している。この帯電ローラ34には、後述するように、ACバイアス供給部(高圧電源)から例えば2kVの正負極のACバイアス(高電圧)が印加される。このACバイアスは、正弦波や三角波でもよいが、方形波の方がより好ましい。
また、搬送ベルト31の裏側には、記録ヘッド11による印写領域に対応してガイド部材35を配置している。このガイド部材35は、上面が搬送ベルト31を支持する2つのローラ(搬送ローラ32とテンションローラ33)の接線よりも記録ヘッド11側に突出させることで搬送ベルト31の高精度な平面性を維持するようにしている。
この搬送ベルト31は、副走査モータ36によって駆動ベルト37及びタイミングローラ38を介して搬送ローラ32が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向に周回移動する。なお、図示しないが、搬送ローラ32の軸には、スリットを形成したエンコーダホイールを取り付け、このエンコーダホイールのスリットを検知する透過型フォトセンサを設けて、これらのエンコーダホイール及びフォトセンサによってホイールエンコーダを構成している。
さらに、記録ヘッド11で記録された用紙22を排紙トレイ40に排紙するための排紙部として、搬送ベルト31から用紙22を分離するための分離爪41と、排紙ローラ42及び排紙コロ43とを備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット51が着脱自在に装着されている。この両面ユニット51は搬送ベルト31の逆方向回転で戻される用紙22を取り込んで反転させて再度カウンタローラ26と搬送ベルト31との間に給紙する。また、この両面ユニット51の上面は手差しトレイ52としている。
さらに、キャリッジ4の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド11のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構61を配置している。この維持回復機構61には、記録ヘッド11の各ノズル面11aをキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)62a〜62d(区別しないときは「キャップ62」という。)と、ノズル面11aをワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード63と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け64などを備えている。ここでは、キャップ62aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ62b〜62dは保湿用キャップとしている。
また、キャリッジ4の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け68を配置し、この空吐出受け68には記録ヘッド11のノズル列方向に沿った開口69などを備えている。
また、図1に示すように、キャリッジ4には用紙22の有無を検知するための用紙センサ71を設けている。また、この用紙センサ71はキャリッジ4がホーム位置にあるときに記録領域(画像形成領域)側(搬送ベルト31側)に位置する側で、記録ヘッド11よりも用紙搬送方向上流側に設けている。
さらに、キャリッジ4の前方側には、スリットを形成したエンコーダスケール72を主走査方向に沿って設け、キャリッジ4の前面側にはエンコーダスケール72のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ73を設け、これらによって、キャリッジ4の主走査方向位置を検知するためのリニアエンコーダ74を構成している。
次に、この画像形成装置における記録ヘッドを構成する液滴吐出ヘッドの一例について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図、図6は同ヘッドの液室短手方向(ノズルの並び方向)の断面説明図である。
この液滴吐出ヘッドは、例えば単結晶シリコン基板を異方性エッチングして形成した流路板101と、この流路板101の下面に接合した例えばニッケル電鋳で形成した振動板102と、流路板101の上面に接合したノズル板103とを接合して積層し、これらによって液滴(インク滴)を吐出するノズル104が連通する流路であるノズル連通路105及び液室106、液室106にインクを供給するための共通液室108に連通するインク供給口109などを形成している。
また、振動板102を変形させて液室106内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子としての2列(図6では1列のみ図示)の積層型圧電素子121と、この圧電素子121を接合固定するベース基板122とを備えている。なお、圧電素子121の間には支柱部123を設けている。この支柱部123は圧電素子部材を分割加工することで圧電素子121と同時に形成した部分であるが、駆動電圧を印加しないので単なる支柱となる。なお、圧電素子部材はハーフカットのダイシング加工を行なうことで、櫛歯状に圧電素子121と支柱部123を形成している。
また、圧電素子121には図示しない駆動回路(駆動IC)を搭載した前述したFPCケーブル12を接続している。
そして、振動板102の周縁部をフレーム部材130に接合し、このフレーム部材130には、圧電素子121及びベース基板122などで構成されるアクチュエータユニットを収納する貫通部131及び共通液室108となる凹部、この共通液室108に外部からインクを供給するためのインク供給穴132を形成している。このフレーム部材130は、例えばエポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成している。
ここで、流路板101は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで、ノズル連通路105、液室106となる凹部や穴部を形成したものであるが、単結晶シリコン基板に限られるものではなく、その他のステンレス基板や感光性樹脂などを用いることもできる。
振動板102は、ニッケルの金属プレートから形成したもので、例えばエレクトロフォーミング法(電鋳法)で作製しているが、この他、金属板や金属と樹脂板との接合部材などを用いることもできる。この振動板102に圧電素子121及び支柱部123を接着剤接合し、更にフレーム部材130を接着剤接合している。
ノズル板103は各液室106に対応して直径10〜30μmのノズル104を形成し、流路板101に接着剤接合している。このノズル板103は、金属部材からなるノズル形成部材の表面に所要の層を介して最表面に撥水層を形成したものである。なお、このノズル板103の表面が前述したノズル面34aとなる。
圧電素子121は、圧電材料151と内部電極152とを交互に積層した積層型圧電素子(ここではPZT)である。この圧電素子121の交互に異なる端面に引き出された各内部電極152には個別電極153及び共通電極154が接続されている。この場合、個別電極153となる側の圧電素子部材の電極は、切り欠き等の加工により長さを制限することで前述したハーフカットダイシングによって分割するときに個別電極に分割され、共通電極154となる側の圧電素子部材の電極は、ハーフカットダイシングでは完全に分割されないように形成している。
なお、この実施形態では、圧電素子121の圧電方向としてd33方向の変位を用いて液室106内インクを加圧する構成としているが、圧電素子121の圧電方向としてd31方向の変位を用いて加圧液室106内インクを加圧する構成とすることもできる。また、1つの基板122に1列の圧電素子121が設けられる構造とすることもできる。
このように構成した液滴吐出ヘッドヘッドにおいては、例えば圧電素子121に印加する電圧を基準電位から下げることによって圧電素子121が収縮し、振動板102が下降して液室106の容積が膨張することで、液室106内にインクが流入し、その後圧電素子121に印加する電圧を上げて圧電素子121を積層方向に伸長させ、振動板102をノズル104方向に変形させて液室106の容積/体積を収縮させることにより、液室106内の記録液が加圧され、ノズル104から記録液の滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電素子121に印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板102が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室108から液室106内に記録液が充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
以上のように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙22が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙22はガイド25で案内され、搬送ベルト31とカウンタローラ26との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド27で案内されて先端加圧コロ29で搬送ベルト31に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、後述するACバイアス供給部から帯電ローラ34に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト31が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト31上に用紙32が給送されると、用紙22が搬送ベルト31に静電力で吸着され、搬送ベルト31の周回移動によって用紙22が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ4を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド11を駆動することにより、停止している用紙22にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙22を所定量搬送後、次の行の記録を行なう。記録終了信号又は用紙22の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙22を排紙トレイ40に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト31を逆回転させることで、記録済みの用紙32を両面給紙ユニット51内に送り込み、用紙22を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ26と搬送ベルト31との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベル31で搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ40に排紙する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図7のブロック図を参照して説明する。
この制御部200は、この装置全体の制御を司るCPU211と、CPU211が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行なうためのI/F206と、記録ヘッド11を駆動制御するためのデータ転送手段を含むヘッド駆動制御部207、キャリッジ4側に設けた記録ヘッド11を駆動するためのヘッド駆動装置であるヘッドドライバ(ドライバIC)208と、主走査モータ5を駆動するための主走査モータ駆動部210と、副走査モータ36を駆動するための副走査モータ駆動部211と、帯電ローラ34にACバイアスを供給するACバイアス供給部212と、リニアエンコーダ74、ホイールエンコーダ236からの検出パルス、環境温度を検出する温度センサ215からの検出信号、用紙センサ71の検知信号、及びその他の各種センサからの検知信号を入力するためのI/O213などを備えている。また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作パネル214が接続されている。
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
そして、制御部200のCPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ない、この画像データをヘッド駆動制御部207からヘッドドライバ208に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM202にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。
ヘッド駆動制御部207は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ208に出力する以外にも、ROM202に格納されてCPU201で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等で構成される駆動波形生成部を含み、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形をヘッドドライバ208に対して出力する。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド11の1行分に相当する画像データに基づいてヘッド駆動制御207から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド11のアクチュエータ手段(前述したヘッド構成では圧電素子121)に対して印加することでヘッド11を駆動する。
主走査モータ駆動部210は、CPU201側から与えられる目標値とリニアエンコーダ74からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して主走査モータ5を駆動する。
同様に、副走査モータ駆動制御部211は、CPU101側から与えられる目標値とホイールエンコーダ136からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値に基づいて制御値を算出して内部のモータドライバを介して副走査モータ36を駆動する。
次に、ヘッド駆動制御部207及びヘッドドライバ28について図8を参照して説明する。
ヘッド駆動制御部207は、上述したように、1吐出周期内(駆動周期内)に複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形(共通駆動波形)を生成して出力する駆動波形生成部301と、画像データ(印字データ)、図示しない転送クロック、ラッチ信号、滴制御信号を出力するデータ転送部302とを備えている。滴制御信号M0〜M3は、ヘッドドライバ208の後述するスイッチ手段であるアナログスイッチ316の開閉を滴毎に指示する信号であり、共通駆動波形の吐出周期に合わせて選択すべき波形でHレベルに状態遷移し、非選択時にはLレベルに状態遷移する。
ヘッドドライバ208は、データ転送部302からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル画像データを入力するシフトレジスタ311と、シフトレジスタ311の各レジスト値をラッチ信号によってラッチするためのラッチ回路312と、画像データと滴制御信号M0〜M3をデコードして結果を出力するデコーダ313と、デコーダ313のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ315が動作可能なレベルへとレベル変換するレベルシフタ314と、レベルシフタ314を介して与えられるデコーダ313の出力でオン/オフ(開閉)されるアナログスイッチ316とを備えている。
このアナログスイッチ316は、各圧電素子121の選択電極(個別電極)154に接続され、駆動波形生成部301からの共通駆動波形が入力されている。したがって、シリアル転送された画像データと制御信号をデコーダ313でデコードした結果に応じてアナログ316がオンにすることにより、共通駆動波形を構成する所要の駆動信号が通過して(選択されて)圧電素子121に印加される。
次に、駆動波形生成部301で生成出力する駆動波形の一例について図9を参照して説明する。
この駆動波形は、1駆動周期内で生成出力される第1、第2、第3の駆動信号P1、P2、P3によって構成している。
ここで、第1の駆動信号P1は、基準電位(中間電位)Vから立ち下がる波形要素a、波形要素aの立下り電位でホールド状態を維持する波形要素b、波形要素bのホールド電位から基準電位Vまで立ち上がる波形要素cを含む信号である。この第1の駆動信号P1を圧電素子121に印加したときには、液室106内に微振動が生起させてノズルメニスカスを振動させるだけで、ノズル104から液滴は吐出されない。
なお、基準電位Vは、この電位V1が印加された状態では圧電素子112が振動板102を液室106側に押し込んで液室106を収縮させた状態に保持する電位であり、この電位V1から立ち下がることは振動板102が液室106を拡大する方向に圧電素子112を変形させることになる。
第2の駆動信号P2は、基準電位(中間電位)Vから立ち下がる波形要素d、波形要素dの立下り電位でホールド状態を維持する波形要素e、ホールド状態から基準電位Vの途中まで立ち上がる波形要素f、波形要素fの立ち上がり電位でホールド状態を維持する波形要素g、波形要素gのホールド電位から基準電位Vまで立ち上がる波形要素hを含む信号である。
この第2の駆動信号P2は、第1の駆動信号P1を印加したときに液室106内に発生する圧力と、第2の駆動信号P2を印加したときに発生する圧力とが逆位相となるように、つまり、第2の駆動信号により液室6を収縮させて吐出させる液滴の吐出速度よりも第1、第2の駆動信号P1、P2により吐出させた液滴の吐出速度の方が相対的に遅くなるように、第1の駆動信号P1と第2の駆動信号P2との時間(間隔)T1を設定している。
第3の駆動信号P3は、基準電位(中間電位)Vから立ち下がる波形要素i、波形要素iの立下り電位でホールド状態を維持する波形要素j、波形要素jのホールド電位から基準電位Vまで立ち上がる波形要素kを含む信号である。
この駆動波形の第1ないし第3駆動信号P1〜P3を選択して液体吐出ヘッドに印加することによって、液体吐出ヘッドから液滴を吐出せず、また、被記録媒体に大きさの異なるドット(ここでは、相対的に大きさの異なる大ドット、中ドット、小ドットの3種類とする。)を形成できる液滴吐出を行なうことができる。
すなわち、図10(a)に示すように第1の駆動信号P1だけを選択して印加することにより、滴吐出を行なうことなくノズルメニスカスを振動させることができ、インクの増粘を防ぐことができる。この微駆動は通常非印字領域で行なう。
図10(b)に示すように第2の駆動信号P2だけを選択して印加することにより、小ドットを形成することができる。つまり、第2の駆動信号P2は小ドットを形成するための小滴波形として用いる。
図10(c)に示すように第3の駆動信号3だけを選択して印加することにより、中ドットを形成することができる。つまり、第3の駆動信号P3は中ドットを形成するための中滴波形として用いる。
図10(d)に示すように第1、第2、第3の駆動信号P1、P2、P3を印加することにより、大ドットを形成するための大滴波形として用いる。
これらの小ドットと中ドットと大ドットの被記録媒体(用紙)上での着弾位置は略同じになうように波形を選択する。
また、第1の駆動信号P1による圧力の逆位相の時間内に、第2の駆動信号Pによる液滴を吐出させることで、図10(b)の第2の駆動信号P2による小ドットを形成する滴吐出速度よりも、図10(e)に示すように第1の駆動信号P1と第2の駆動信号P2を順次印加して第2の駆動信号P2で滴吐出を行なう方が滴吐出速度が遅くなる。
したがって、図10(d)に示すように、第1ないし第3の駆動信号P1ないしP3を順次印加したときに、第1の駆動信号P1及び第2の駆動信号P2を順次印加して第2の駆動信号P2で吐出させた液滴に、第3の駆動信号P3で吐出させた液滴が飛翔中に合体して一滴となって、被記録媒体上に着弾させることができるとともに、小ドットと中ドットと大ドットの着弾位置を合わせることを両立することができる。
このように、1駆動周期内で時系列で生成する少なくとも第1、第2、第3の駆動信号を含む駆動波形であって、第2の駆動信号により吐出される液滴の吐出速度よりも、第1、第2の駆動信号を順次印加して吐出させた液滴の吐出速度が相対的に遅く、第1ないし第3の駆動信号により吐出させた各液滴が飛翔中に合体する駆動波形を生成する手段を備えることにより、所望の滴量の液滴を被記録媒体上に一つの液滴として着弾させることができるようになり、大きさの異なる液滴を、高精度に短い周期で吐出できて、高速で高画質画像を形成できる。
この場合、相対的に大きなドットを形成するときに用いる第1の駆動信号は液滴を吐出させないで液室内を微動させる駆動信号とすることにより、駆動波形長の短縮化を図ることができる。
また、第2の駆動信号は、相対的に大きなドットを形成する第1、第2、第3の駆動信号による液滴よりも、相対的に小さなドットを形成する駆動信号とすることにより、駆動波形長の短縮化を図ることができる。
また、第2の駆動信号は、第1の駆動信号により発生する圧力の逆位相となるときに印加する駆動信号とすることにより、駆動効率が低下することによって相対的に吐出速度が遅くなり、所望の滴量を、被記録媒体上の所望の位置に1つの液滴として着弾させることができる。
さらに、第2の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、第1ないし第3の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置が略同じになる波形とすることによって、相対的に大きなドットと小さなドットを形成する液滴を高精度に被記録媒体に着弾させることができ、高画質化を図れるとともに、双方向印字における画質低下を抑えることができる。
次に、本発明の第2実施形態における駆動波形について図11を参照して説明する。
この実施形態では、前記図9で説明した実施形態の駆動波形に比べて、第1の駆動信号P1と第2の駆動信号P2の間隔T2を短くしている(T2<T1)。
このように構成することで、第1の駆動信号P1によるリフィル(液室106内に記録液が供給されること)により、ノズル104のメニスカスが盛り上がっている状態で第2の駆動信号Pによる滴吐出を行なうことができる。これにより、吐出する液滴の重量(滴吐出量)が増加して、第2の駆動信号P2のみによる滴吐出速度よりも、第1の駆動信号P1と第2の駆動信号P2による滴の吐出速度を相対的に遅くすることができる。しかも、かつ図9に示した駆動波形の長さよりも短くする(時間を短くする)ことができる。言い換えれば、1駆動周期を短くすることができて、高速化を図れる。
このように、第2の駆動信号は、第1の駆動信号によりノズル内のメニスカスが盛り上がっているときに印加する駆動信号とすることにより、吐出滴量が多くなって相対的に遅い滴吐出速度となり、所望の滴量を被記録媒体上の所望の位置に1つの液滴として着弾させることができる。
次に、本発明の第3実施形態における駆動波形について図12を参照して説明する。
この実施形態では、第3の駆動信号P3を駆動信号P31と駆動信号P31の二つの信号で構成している。駆動信号P31は、基準電位(中間電位)Vから立ち下がる波形要素l、波形要素lの立下り電位でホールド状態を維持する波形要素m、波形要素mのホールド電位から基準電位Vまで立ち上がる波形要素nを含む信号である。また駆動信号P32は、基準電位(中間電位)Vから立ち下がる波形要素o、波形要素oの立下り電位でホールド状態を維持する波形要素p、波形要素pのホールド電位から基準電位Vより高い電位まで立ち上がる波形要素q、波形要素qの立ち上がり電位でホールド状態を維持する波形要素r、波形要素rから基準電位Vに立ち下がる波形要素sを含む信号である。、
この駆動波形では、第1の駆動信号P1を非印字領域で微駆動を行なう微駆動波形として、第2の駆動信号P2を小ドットを形成するための小滴波形として用いており、第3の駆動信号P3のうちの駆動信号P31を中ドットを形成するための中滴波形として用いている。大ドットを形成するための大滴波形には、第1、第2の駆動信号P1、P2及び第3の駆動信号P3を構成する駆動信号P31、P32のすべての駆動信号を用いている。これにより、より大きな大ドットを形成することができる。
このように、第3の駆動信号を複数の駆動信号で構成することにより、相対的に大きなドットを形成する滴量を調整することが容易になる。
また、第1ないし第3の駆動信号を用いて大きさが大、中、小のドットを形成するとき、第3の駆動信号の全部又は一部の駆動信号及び第2の駆動信号のいずれか一方は小ドットを形成するための駆動信号とし、他方は中ドットを形成するための駆動信号とすることにより、駆動波形長を短縮することができる。
さらに、第2の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、第1ないし第3の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、第3の駆動信号の全部又は一部の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置とが略同じになる波形とすることにより、相対的に大ドット、中ドット、小ドットを形成する液滴を高精度に被記録媒体上に着弾させることで、高画質化を図れるとともに、双方向印字における画質低下を抑えることができる。
なお、上記実施形態ではプリンタ構成の画像形成装置を例にして説明したが、プリンタ/FAX/複写機を複合したマルチファンクションタイプの画像形成装置にも同様に適用することができる。また、インク以外の記録液、液体を使用する画像形成装置にも同様に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面説明図である。 同機構部の平面説明図である。 同画像形成装置の記録ヘッド構成の一例を示す説明図である。 同じく記録ヘッド構成の他の例を示す説明図である。 同じく記録ヘッド構成する液滴吐出ヘッドの一例を示す液室長手方向に沿う断面説明図である。 同じく記録ヘッド構成する液滴吐出ヘッドの一例を示す液室短手方向に沿う断面説明図である。 同画像形成装置における制御部の概要を説明するブロック説明図である。 同制御部におけるヘッド駆動制御部及びヘッドドライバの一例を説明するブロック説明図である。 同駆動波形生成部で生成する駆動波形の第1実施形態を示す説明図である。 同駆動波形の各駆動信号の選択の説明に供する説明図である。 同駆動波形生成部で生成する駆動波形の第2実施形態を示す説明図である。 同駆動波形生成部で生成する駆動波形の第3実施形態を示す説明図である。
符号の説明
4…キャリッジ
5…主走査モータ
11…記録ヘッド
11k、11c、11m、11y…ヘッド
NA、NB…ノズル列
22…被記録媒体(用紙)
31…搬送ベルト
32…搬送ローラ
36…副走査モータ
121…圧電素子
200…制御部
207…ヘッド駆動制御部
208…ヘッドドライバ

Claims (9)

  1. 液滴を吐出するノズルが連通する液室内を加圧する圧力を発生させる圧力発生手段を備えた液体吐出ヘッドを搭載して被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、1駆動周期内で時系列で生成する少なくとも第1、第2、第3の駆動信号を含む駆動波形であって、前記第2の駆動信号により吐出される液滴の吐出速度よりも、前記第1、第2の駆動信号により吐出される液滴の吐出速度が相対的に遅く、前記第1ないし第3の駆動信号により吐出させた各液滴が飛翔中に合体する駆動波形を生成する手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第1の駆動信号は液滴を吐出させないで液室内を微動させる駆動信号であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2の駆動信号は、相対的に大きなドットを形成する前記第1、第2、第3の駆動信号による液滴よりも、相対的に小さなドットを形成する駆動信号であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2の駆動信号は、前記第1の駆動信号により前記ノズル内のメニスカスが盛り上がっているときに印加する駆動信号であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2の駆動信号は、前記第1の駆動信号により発生する圧力の逆位相となるときに印加する駆動信号であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、前記第1ないし第3の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置が略同じであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第3の駆動信号は複数の駆動信号からなることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1ないし第3の駆動信号を用いて大きさが大、中、小のドットを形成するとき、前記第3の駆動信号の全部又は一部の駆動信号及び前記第2の駆動信号のいずれか一方は小ドットを形成するための駆動信号であり、他方は中ドットを形成するための駆動信号であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、前記第1ないし第3の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置と、前記第3の駆動信号の全部又は一部の駆動信号により吐出した液滴の被記録媒体上での着弾位置とが略同じであることを特徴とする画像形成装置。
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