JP2006224287A - スパナとナットが互いにずれないスパナ補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】スパナ本体を加工せずに、ナットからのスパナ外れをなくし、安全に早回しが出来るナットなど用の補助係止具を提供すること。
【解決手段】ナットなどの六角頭(25)にスパナ(20)の挟持口(23)を合わせた状態にて、本発明品の補助具(1)のナット押さえ部(3)が六角頭を係止する様にナット押さえ部(3)を設けるとともに、抱持部(2’)にてスパナのハンドル部(22)に摺動自在に取り付けられる構造とした。
【選択図】図10
【解決手段】ナットなどの六角頭(25)にスパナ(20)の挟持口(23)を合わせた状態にて、本発明品の補助具(1)のナット押さえ部(3)が六角頭を係止する様にナット押さえ部(3)を設けるとともに、抱持部(2’)にてスパナのハンドル部(22)に摺動自在に取り付けられる構造とした。
【選択図】図10
Description
この発明は、機械、器具等の組み立てや分解するときに多角形の頭部を有するナットやボルト・ナットを回転操作で締め付け、又は、弛めるための、在来型スパナや早回しのできるスーパー・ヘッド型やラチェット型スパナ、めがねスパナ等の補助具に関する。
スパナを使用してナットを回転させようとするとき、一度良好にかみ合ったスパナとナットでも数回操作をくりかいしていると、注意していてもナットの回転軸と平行な方向に、スパナとナットが互いにずれて外れてしまう。
これを解決しようと従来の普通スパナの片面に規制板を設けたものもあった。
しかし、本発明のような、取り外し可能な補助具形式のものは無かった。
これを解決しようと従来の普通スパナの片面に規制板を設けたものもあった。
しかし、本発明のような、取り外し可能な補助具形式のものは無かった。
この問題を解決しようとスパナの頭部の表面にナットを締めるときスパナとナットがずれないような装置を工作すると、ナットを緩めるときスーパー・ヘッド型スパナは表裏反転させなければ機能しない構造なのでその装置が邪魔になってしまう、締め専用スパナと、緩め専用スパナの二本を必要とする無駄があった。
等有効な装置を作ることができないのが現状である。
スーパー・ヘッド型スパナの場合も、一度良好にかみ合ったスパナとナットを15度〜90度位の角度の反復回転操作で右手片手締めの場合、360度、即ち一回転させるのは至難の業で、直ぐにスパナ外れをするので、つい、両手を使用してしまう。
特に、早回しのできるスーパー・ヘッド型スパナにおいてスパナ外れは作業能率を悪くする。
うまく咬み合った状態であるかどうか常時目で確認しないでは操作を継続できない不便さがあり、力を入れての作業なので、怪我や事故になる危険性があった。
本発明は、以上の欠点を解決したものである。
等有効な装置を作ることができないのが現状である。
スーパー・ヘッド型スパナの場合も、一度良好にかみ合ったスパナとナットを15度〜90度位の角度の反復回転操作で右手片手締めの場合、360度、即ち一回転させるのは至難の業で、直ぐにスパナ外れをするので、つい、両手を使用してしまう。
特に、早回しのできるスーパー・ヘッド型スパナにおいてスパナ外れは作業能率を悪くする。
うまく咬み合った状態であるかどうか常時目で確認しないでは操作を継続できない不便さがあり、力を入れての作業なので、怪我や事故になる危険性があった。
本発明は、以上の欠点を解決したものである。
スパナ(20)本体には何ら加工せず取り付け、取り外し、前進(スパナの頭部の方へ)、後退(スパナの頭部から離れる方へ)等、自在な補助具形式とする。
スパナ(20)をナット(27)に接したとき、ナット(27)に接していないスパナ(20)の反対端のみを掌に軽く乗せた状態でも、スパナ(20)のナット(27)に接している側は、ナット(27)から滑り落ちないように安定させる。
図7のように抱持部(2’)をスパナ(20)のハンドル(22)の片側へ引っ掛け対抗する抱持部(2)をハンドル(22)の反対側にまたがせてから、図8のようにスパナ補助具(1)がハンドル(22)と平行になったところで手を離すと、スパナ補助具(1)が弾力性のある合成樹脂製なのでその弾力の復元しようとする力で図8のように抱持部(2)と抱持部(2’)がハンドル(22)を抱え込むように中央に正しく取り付く。
拇指等によりスパナ補助具(1)を前進、又は、後退させるとき拇指とスパナ補助具(1)が滑らないように刻設した滑り止め溝(7)を押して図5の状態から図6のように前進させると、ナット押さえ部(3)が挟持口(23)の内壁に落ち込んで係止突起(5)が狭持口角(24)に引っ掛かるのでスパナ補助具(1)が軽い力では後退できなくなる。
ナット押さえ部(3)をナット(27)の上面に乗せ軽く接触させて置くとナット(27)とスパナ(20)は互いに上下にずれないようになる。
頭部(21)の挟持口(23)がナット(27)をくわえているのでスパナ(20)の左右のずれを止めている。
スパナの前後のずれは挟持口(23)とナット(27)が互いに接触し離れないように軽く力を加えることによって防げる。
これで、許される動作は左右の回転動作のみとなるので目を閉じたままでもナット(27)を数十回転させることもできる。
スパナ(20)に取り付けたスパナ補助具(1)が不要のときは拇指の腹等を用いて滑り止め溝(7)で直ちに邪魔にならない位置へ後退させることができる。
スパナ補助具(1)が作業の邪魔になるときは抱持部(2)を拇指の腹等を用いて斜めにこじ開けるようにすると、即座に完全にスパナ(20)から取り除くことができる。
市販の図5のスパナ(20)の挟持口(23)が15度の角度を持つものが多いが、本発明のスパナ補助具(1)のナット押さえ部(3)とナット押さえ部(4)は15度の角度を付けなくても何ら支障がない。
本発明は、以上のような構成よりなるスパナ補助具である。
スパナ(20)をナット(27)に接したとき、ナット(27)に接していないスパナ(20)の反対端のみを掌に軽く乗せた状態でも、スパナ(20)のナット(27)に接している側は、ナット(27)から滑り落ちないように安定させる。
図7のように抱持部(2’)をスパナ(20)のハンドル(22)の片側へ引っ掛け対抗する抱持部(2)をハンドル(22)の反対側にまたがせてから、図8のようにスパナ補助具(1)がハンドル(22)と平行になったところで手を離すと、スパナ補助具(1)が弾力性のある合成樹脂製なのでその弾力の復元しようとする力で図8のように抱持部(2)と抱持部(2’)がハンドル(22)を抱え込むように中央に正しく取り付く。
拇指等によりスパナ補助具(1)を前進、又は、後退させるとき拇指とスパナ補助具(1)が滑らないように刻設した滑り止め溝(7)を押して図5の状態から図6のように前進させると、ナット押さえ部(3)が挟持口(23)の内壁に落ち込んで係止突起(5)が狭持口角(24)に引っ掛かるのでスパナ補助具(1)が軽い力では後退できなくなる。
ナット押さえ部(3)をナット(27)の上面に乗せ軽く接触させて置くとナット(27)とスパナ(20)は互いに上下にずれないようになる。
頭部(21)の挟持口(23)がナット(27)をくわえているのでスパナ(20)の左右のずれを止めている。
スパナの前後のずれは挟持口(23)とナット(27)が互いに接触し離れないように軽く力を加えることによって防げる。
これで、許される動作は左右の回転動作のみとなるので目を閉じたままでもナット(27)を数十回転させることもできる。
スパナ(20)に取り付けたスパナ補助具(1)が不要のときは拇指の腹等を用いて滑り止め溝(7)で直ちに邪魔にならない位置へ後退させることができる。
スパナ補助具(1)が作業の邪魔になるときは抱持部(2)を拇指の腹等を用いて斜めにこじ開けるようにすると、即座に完全にスパナ(20)から取り除くことができる。
市販の図5のスパナ(20)の挟持口(23)が15度の角度を持つものが多いが、本発明のスパナ補助具(1)のナット押さえ部(3)とナット押さえ部(4)は15度の角度を付けなくても何ら支障がない。
本発明は、以上のような構成よりなるスパナ補助具である。
[0005.1]
ここから以降
[0006]
までスーパー・ヘッド型スパナ使用例で説明する。
六角頭(25)を右回転で締め付け作業をするとき、六角頭(25)にスパナ(20)の挟持口(23)を合わせて、スパナ(20)の上面に取り付けたスパナ補助具(1)のナット押さえ部(3)を六角頭(25)の上に2mm位重ね合わせるように前進させる。
ナット押さえ部(3)の中央下面の係止突起(5)が挟持口(23)内に落ち込み狭持口角(24)にこれが引っかかるようにするとスパナ補助具(1)は軽い力では後退しなくなる。
ナット押さえ部(3)が六角頭(25)から上に離れないようにスパナ(20)全体に少し下向きの力を加えながらハンドル(22)を回転させ締め付け作業をする。
[0005.2]
締め切った状態の六角頭(25)を緩めるにはスパナ(20)を表裏反転させてからスパナ補助具(1)をハンドル(22)の上面に取り付ける。
ナット押さえ部(3)を六角頭(25)の上を前進させてから係止突起(5)を挟持口(23)内に落ち込ませる。
係止突起(5)を狭持口角(24)に引っ掛けてから六角頭(25)とスパナ(20)が離れないようにナット押さえ部(3)を下向きに軽く押し付けて滑らないようにして、緩め動作の回転反復操作をする。
[0005.3]
右回転でボルト(26)のナット(27)を締め付ける作業をするとき、スパナ補助具(1)のナット押さえ部(3)をナット(27)の上に合わせてから係止突起(5)を挟持口(23)内に落ち込むまで前進させ、挟持口角(24)に引っ掛けてから締め動作の回転反復操作をする。
締め付け動作終了後に直ちにボルト・ナットの緩め動作に入るとき、スパナ補助具(1)をハンドル(22)上で邪魔にならないところまで後退させてからスパナ(20)を表裏反転させ、スパナ補助具(1)も表面に付け替える。
機械、器具、とナット(27)が固く締め切った状態の場合、スパナ(20)を機械、器具、からずれないように少し力を加えておくとナット(27)の回転軸と平行な方向に、スパナ(20)とナット(27)が互いにずれて外れることはないので最初スパナ補助具(1)は必要ない。
ハンドル(22)の表面に取り付いているスパナ補助具(1)をボルト(26)に接触するまで前進させてからスパナ(20)に緩め動作の回転反復操作をする。
以下、本発明の実施例を13mmスパナ用について説明する。
長さ55mm〜65mm、幅11mm〜12mm、厚さ2mm位の弾力性がある合成樹脂等で片端にナット押さえ部(3)と係止突起(5)を形成する。
反対端には、めがねスパナ用ナット押さえ部(4)とめがねスパナ用係止突起(6)を形成する。
スパナ(20)の頭部(21)はハンドル(22)より厚さがあるのでそれに合わせるために微妙に曲線を画がえて曲げてある、これはスパナを製造するメーカーによりスパナ頭部やハンドルの厚さが異なっているためであり、普通スパナとめがねスパナが混在しているからであり、弾力性を増すためでもある。
スパナ補助具(1)の中間にスパナ(20)に取り付くための抱持部(2)と抱持部(2’)を形成する。
これを合成樹脂射出成型で生産する。
厚さを0.5mm〜1.0mmにしてステンレス鋼鈑で作ることもできる。
長さ55mm〜65mm、幅11mm〜12mm、厚さ2mm位の弾力性がある合成樹脂等で片端にナット押さえ部(3)と係止突起(5)を形成する。
反対端には、めがねスパナ用ナット押さえ部(4)とめがねスパナ用係止突起(6)を形成する。
スパナ(20)の頭部(21)はハンドル(22)より厚さがあるのでそれに合わせるために微妙に曲線を画がえて曲げてある、これはスパナを製造するメーカーによりスパナ頭部やハンドルの厚さが異なっているためであり、普通スパナとめがねスパナが混在しているからであり、弾力性を増すためでもある。
スパナ補助具(1)の中間にスパナ(20)に取り付くための抱持部(2)と抱持部(2’)を形成する。
これを合成樹脂射出成型で生産する。
厚さを0.5mm〜1.0mmにしてステンレス鋼鈑で作ることもできる。
本発明は、以上のような構造で、これを使用するときはスパナのハンドルに簡単に取り付け、取り外しができる。
スパナ本体にはなんら変更や工作を施さない。
一度良好にセットしたスパナの先端と六角頭やナットなどの状態を見つめている必要がなく、目を閉じていても数10回転は操作できる。
スパナ補助具(1)が不要なときは後退又は、スパナ(20)から完全に取り除くことができるので邪魔になることはない。
スパナ本体にはなんら変更や工作を施さない。
一度良好にセットしたスパナの先端と六角頭やナットなどの状態を見つめている必要がなく、目を閉じていても数10回転は操作できる。
スパナ補助具(1)が不要なときは後退又は、スパナ(20)から完全に取り除くことができるので邪魔になることはない。
1 スパナ補助具
2 抱持部
2‘抱持部
3 ナット押さえ部
4 ナット押さえ部
5 係止突起
6 係止突起
7 滑り止め溝
8 めがねスパナ
21 頭部
22 ハンドル
23 狭持口
24 狭持口角
25 六角頭
26 ボルト
27 ナット
2 抱持部
2‘抱持部
3 ナット押さえ部
4 ナット押さえ部
5 係止突起
6 係止突起
7 滑り止め溝
8 めがねスパナ
21 頭部
22 ハンドル
23 狭持口
24 狭持口角
25 六角頭
26 ボルト
27 ナット
Claims (1)
- 両端のナット押さえ部下部に係止突起を形成し、中央部に抱持部を形成したスパナ補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005068025A JP2006224287A (ja) | 2005-02-10 | 2005-02-10 | スパナとナットが互いにずれないスパナ補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005068025A JP2006224287A (ja) | 2005-02-10 | 2005-02-10 | スパナとナットが互いにずれないスパナ補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006224287A true JP2006224287A (ja) | 2006-08-31 |
Family
ID=36986082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005068025A Pending JP2006224287A (ja) | 2005-02-10 | 2005-02-10 | スパナとナットが互いにずれないスパナ補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006224287A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104369137A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-02-25 | 国家电网公司 | 一种整体式防脱扳手 |
CN104526632A (zh) * | 2014-12-29 | 2015-04-22 | 国家电网公司 | 一种一体化防脱扳手 |
CN104552119A (zh) * | 2015-01-14 | 2015-04-29 | 国网河北省电力公司衡水供电分公司 | 一种多用途的防脱扳手 |
-
2005
- 2005-02-10 JP JP2005068025A patent/JP2006224287A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104369137A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-02-25 | 国家电网公司 | 一种整体式防脱扳手 |
CN104526632A (zh) * | 2014-12-29 | 2015-04-22 | 国家电网公司 | 一种一体化防脱扳手 |
CN105415267A (zh) * | 2014-12-29 | 2016-03-23 | 国家电网公司 | 具有防脱部件的一体化扳手 |
CN104552119A (zh) * | 2015-01-14 | 2015-04-29 | 国网河北省电力公司衡水供电分公司 | 一种多用途的防脱扳手 |
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