JP2006223936A - スピンコート塗布方法とその光ディスク、及びスピンコート塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スピンコーター内の処理雰囲気をpH<6以下の酸性の水によって湿度を60%以上に加湿した状態下で、塗布液を被塗布体にスピンコート塗布を行うようにし、その際、前記酸性の水が前記塗布液の酸性の溶媒成分の少なくとも1種以上を含む水とした。
【選択図】 図1
Description
そして、これら光情報記録媒体への情報の書き込み(記録)は、レーザ光を照射することにより行われ、色素記録層のレーザ光の照射された部分が温度上昇して、その部位に物理的あるいは化学的な変化が生じてその光学的特性を変えることにより情報が記録される。
一方、情報の読み取りは、記録用レーザ光と同じ波長のレーザ光を照射することにより行われ、色素記録層の光学的特性が変化した部位と変化しない部位との反射率の違いを検出することにより情報が再生される。
そこで、スピンコート塗布で塵埃発生の恐れを小さくするため、純度の高い水、すなわち、抵抗比の大きな水によって加湿することで、静電気の影響と塵埃の影響を同時に排除する発明が公開された(特許文献1参照)。
本発明は、被塗布物に塗布する塗布膜厚が100μm以上と厚いことから塵埃の影響が軽微であり、静電気の影響も軽微であることに着目し、スピンコートするときに塗布されず周囲に振り切られた余剰塗布液を回収するにあたり、スピナー内部を乾かしたくないという要求からなされたものであり、塗布液と近しい組成の水により加湿して乾き抑制をする塗布方法をおよび装置を低コストで提供することを目的とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスピンコート塗布方法において、前記酸性の水が前記塗布液の酸性の溶媒成分の少なくとも1種以上を含む水であることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のスピンコート塗布方法において、前記被塗布体がプリンタブル光ディスクのプリンタブル面であることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のスピンコート塗布方法において、前記プリンタブル面上に塗布する塗布液膜厚が100μm以上であることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、光ディスクに係り、請求項1〜4のいずれか1項記載のスピンコート塗布方法によってプリンタブル面の少なくとも一層が創設されたことを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載のスピンコート塗布装置において、前記スピンコータから飛散した塗布液を回収する塗布液回収壁の表面をフッ素化合物からなる表面にしたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載のスピンコート塗布装置において、前記塗布液回収壁から回収した塗布液を前記スピンコータの上部内壁に吐出させる回収液還流装置を備えたことを特徴とする。
図1は本発明の実施例1に係るスピンコータシステムを示す構成図である。
図において、実施例1に係るスピンコータシステムは、大きくスピンコータ10と塗布液貯蔵槽20と加湿器30とから構成される。
スピンコータ10は、上方に開口した有底の中空壺状をしたスピンコータハウジング11と、スピンコータハウジング11内中央に設置されるスピンコータ本体12と、回収された塗布液を濾すフィルタ16とから構成される。
塗布液滴下ノズル14はディスクDの中央部上方に下向きに設けられており、制御装置15aにより吐出量を制御される制御弁5を介して適量の塗布液TをディスクD上に滴下する。
従来装置1によればスピンコータハウジング11の内部を低湿度にしていたり、従来装置2によれば純水で加湿していたのであるが、いずれも上述した欠点があったので、本発明では、後述するpH<6以下の酸性の水によって湿度を60%以上に加湿した状態下にしているのが特徴である。このような制御をするために、スピンコータ本体12の内部空間に湿度センサS1が設置されている。
ただし、十分に安定な加湿が確保できる状態であれば、省略してもかまわない。
pH制御器41は比重計40で求めた比重の数値を基に現在のpH値を算出し、所望のpH値との差を求め、所望のpH値よりpH値が低いのであれば必要な水の量を給水するように制御弁42に指令し、逆に、所望のpH値よりpH値が高いのであれば酸性水溶液を必要量給液するように制御弁43に指令するようにして、絶えずスピンコータ本体12内を酸性pH<6以下の水で加湿するようにする。
<実施例及び比較例>
湿度が60%より低い加湿だと捕集壁面が乾きやすくなり、乾いてしまった液はフィルタリングする際に、フィルタに捕集されるため捕集効率が下がってしまった。
(1)60%以上で加湿すると捕集効率が上がった。逆に、50%以下では水の追添が必要で、設備が複雑になった。
(2)pH6以下で加湿すると面状は良好であった。逆に、pH7.5以上で加湿すると中和反応により析出が起こり、フィルタ詰まりが発生してしまった。
図において、実施例3に係るスピンコータシステムは、大きくスピンコータ10と塗布液貯蔵槽20と加湿器30とから構成されるが、加湿器30の系統は実施例1と同じであるので図示を省略している。また、スピンコータ10と塗布液貯蔵槽20とにおいて、図1と同じ符号は同じ機能を有しているので、ここでは重複説明を省略する。
(1)塗布液の反応が抑制されるので、品質が安定した。
(2)塗布液の乾きが発生しにくいので、簡略な回収制御系で効率的な生産が可能となった。
11 スピンコータハウジング
11b 塗布液回収壁
11d 塗布液回収槽
12 スピンコータ本体12
12a スピンチャック
12b 回転軸
13 モータ
13b モータシャフト
14 塗布液滴下ノズル
15 制御弁
15a 弁制御装置
16 フイルタ
20 塗布液貯蔵槽
21 パイプ
22 ポンプ
24 モータ
30 加湿器
31 送風ファン
32 給水パイプ
33 給液パイプ
34 加湿パイプ
35 帰還パイプ
40 比重計
41 pH制御器
42 制御弁
43 制御弁
50 超音波発生部
51 湿度制御装置
60 モータ
61 パイプ
62 パイプ
D ディスク
S1 湿度センサ
W1 回収湿気
T 塗布液
Claims (8)
- スピンコーター内の処理雰囲気をpH<6以下の酸性の水によって湿度を60%以上に加湿した状態下で、塗布液を被塗布体にスピンコート塗布を行うことを特徴とするスピンコート塗布方法。
- 前記酸性の水が前記塗布液の酸性の溶媒成分の少なくとも1種以上を含む水であることを特徴とする請求項1記載のスピンコート塗布方法。
- 前記被塗布体がプリンタブル光ディスクのプリンタブル面であることを特徴とする請求項1または2記載のスピンコート塗布方法。
- 前記プリンタブル面上に塗布する塗布液膜厚が100μm以上であることを特徴とする請求項3記載のスピンコート塗布方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載のスピンコート塗布方法によってプリンタブル面の少なくとも一層が創設された光ディスク。
- スピンコータと前記スピンコータに送液する塗布液を貯蔵する塗布液貯蔵槽と前記スピンコータに湿気を送る加湿器とを備えたスピンコート塗布装置において、
前記スピンコータ内の湿度を測る湿度センサと、前記加湿器から前記スピンコータ内へ送り込まれるの湿気の比重を測定する比重計と、前記加湿器内に純水を給水する給水装置と、前記加湿器内に酸性の液体を給液する給液装置とを備え、前記湿度センサの検出値で前記加湿器の加湿量を制御し、前記比重計の検出値で前記給水装置からの水量と前記給液装置からの酸性液量を制御して、前記スピンコータ内をpH<6以下の酸性の水によって湿度を60%以上に加湿することを特徴とするスピンコート塗布装置。 - 前記スピンコータから飛散した塗布液を回収する塗布液回収壁の表面をフッ素化合物からなる表面にしたことを特徴とする請求項6記載のスピンコート塗布装置。
- 前記塗布液回収壁から回収した塗布液を前記スピンコータの上部内壁に吐出させる回収液還流装置を備えたことを特徴とする請求項6又は7記載のスピンコート塗布装置。
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