JP2006222356A - 固体撮像装置 - Google Patents

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三佳 森
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Abstract

【課題】 光電変換セルに占めるトランジスタ部及び配線部の面積を小さくし、光電変換セルのサイズを大きくすることなく光電変換部の開口面積が大きい固体撮像装置を実現できるようにする。
【解決手段】 光電変換セル31は、PD部1と、リセットトランジスタ5、画素アンプトランジスタ9及びスイッチングトランジスタ13からなるトランジスタ部とによって形成されている。光電変換セル31と同一列において隣接する光電変換セル33は、同様にPD部3、リセットトランジスタ7、画素アンプトランジスタ11及びスイッチングトランジスタ15により形成されている。第1の光電変換セル31のリセットトランジスタ5と、光電変換セル31と列方向に隣接する光電変換セル33のリセットトランジスタ7とは、活性領域を共有するように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の光電変換部が配置された固体撮像装置に関する。
従来のMOS 型イメージセンサの一般的な光電変換セルの構成図を、図9に示す(例えば特許文献1を参照)。図9は従来の固体撮像装置の回路構成の一例を示している。この固体撮像装置は、複数の光電変換セル126が行列状に配列された撮像領域127と、光電変換セル126を選択するための垂直シフトレジスタ128及び水平シフトレジスタ129と、垂直シフトレジスタ128及び水平シフトレジスタ129に必要なパルスを供給するタイミング発生回路130とを1つの基板上に備えている。
撮像領域127内に配置する各光電変換セル126は、フォトダイオードからなる光電変換部121と、転送用トランジスタ122と、リセットトランジスタ123と、増幅トランジスタ124とスイッチングトランジスタ125とにより構成されている。
転送用トランジスタ122は、ソースが光電変換部121の出力部と接続され、ドレインが増幅トランジスタ124のゲートと接続され、ゲートが垂直シフトレジスタ128からの出力パルス線131と接続されている。リセットトランジスタ123は、ソースが転送用トランジスタ122のドレインと接続され、ゲートが垂直シフトレジスタ128からの出力パルス線132と接続され、ドレインが電源133と接続されている。増幅トランジスタ124は、ドレインが電源133と接続され、ゲートが転送トランジスタ122のドレイン及びリセットトランジスタ123のソースと接続され、ソースがスイッチングトランジスタ125のドレインと接続されている。スイッチングトランジスタ125は、ドレインが増幅トランジスタ124のソースと接続され、ゲートが垂直シフトレジスタ128からの出力パルス線134と接続され、ソースが信号線135と接続されている。
米国特許第5471515号明細書
しかしながら、従来の固体撮像装置は、1つの光電変換セルごとに合計4つのトランジスタ及び5本の制御配線が必要であり、光電変換セルに占めるトランジスタ部及び配線部の面積が大きく、光電変換部の開口面積を十分確保することが困難であるという問題を有している。
例えば、光電変換セルの面積を4.1μm×4.1μmとし、0.35μmルールにより設計を行うと、光電変換部121の光電変換セルに対する開口率は10%程度に過ぎない。
本発明は、前記従来の問題を解決し、光電変換セルに占めるトランジスタ部及び配線部の面積を小さくし、光電変換セルのサイズを大きくすることなく光電変換部の開口率が大きい固体撮像装置を実現できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は
前記の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、隣接する2つの光電変換部の電位をそれぞれリセットする2つのリセットトランジスタとして、活性領域を共有する2つのトランジスタを用いる構成とする。
具体的に本発明に係る固体撮像装置は、それぞれが行列を構成するように配置され且つ光電変換を行う複数の光電変換部と、各光電変換部の電位をそれぞれ検出すると共に検出した電位をそれぞれ信号として出力する複数の画素アンプトランジスタと、各画素アンプトランジスタとそれぞれ接続され且つ信号をそれぞれ出力する複数の信号線と、各光電変換部の電位をそれぞれリセットする複数のリセットトランジスタとを備え、一の列に互いに隣接して配置された2つの光電変換部の電位をそれぞれリセットする2つのリセットトランジスタは、互いに活性領域を共有していることを特徴とする。
本発明の固体撮像装置によれば、一の列に互いに隣接して配置された2つの光電変換部の電位をそれぞれリセットする2つのリセットトランジスタは、互いに活性領域を共有しているため、リセットトランジスタが占有する面積を低減することが可能であり、光電変換部の開口率を向上させることが可能である。
本発明の固体撮像装置は、各画素アンプトランジスタと各信号線との間にそれぞれ設けられ、且つ各画素アンプトランジスタが信号を出力するタイミングをそれぞれ制御する複数のスイッチングトランジスタと、各スイッチングトランジスタと接続され、且つ各スイッチングトランジスタに制御信号をそれぞれ供給する複数の選択パルス線とをさらに備えていることが好ましい。このような構成とすることにより、各光電変換部に蓄積された電荷量を個別に信号線において検出できる。
本発明の固体撮像装置は、それぞれが光電変換部と、該光電変換部とそれぞれ接続されたリセットトランジスタ、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタとを含む複数の光電変換セルが形成され、各光電変換セルは、基板の上に行列を構成するように配置された複数の光電変換セル形成領域にそれぞれ形成され、少なくとも一の列に互いに隣接して配置され且つ2つのリセットトランジスタが互いに活性領域を共有している2つの光電変換セル同士おける光電変換部、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタの平面配置は、互いに同一であることが好ましい。このような構成とすることにより、各光電変換部と各画素アンプトランジスタとを接続するコンタクト部を各光電変換部における同一の位置に形成することが可能となるため、各光電変換部の特性を均一にすることができる。
本発明の固体撮像装置において、各画素アンプトランジスタ及び各スイッチングトランジスタは、それぞれ各光電変換セル形成領域における各光電変換部に対して行方向の同一側において隣接する領域に互いに間隔をおいて形成されていることが好ましい。このような構成とすることにより、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタを効率よく配置することが可能となる。
本発明の固体撮像装置において、各信号線は、列方向にそれぞれ配置されていることが好ましい。
本発明の固体撮像装置において、各信号線は、行方向にそれぞれ配置されていることが好ましい。
この場合において、各リセットトランジスタはそれぞれゲート電極を有し、各光電変換セルにおける各リセットトランジスタの各ゲート電極にリセットパルスを供給する、行方向に配置された複数のリセットパルス線をさらに備え、一の行に配置された各光電変換セルにおける各リセットトランジスタの各ゲート電極と接続された各リセットパルス線は、一の行に配置された各光電変換部の側方の領域に埋め込まれた導電膜であることが好ましい。このような構成とすることにより、各光電変換部に斜めに入射した光がリセットパルス線の側面において反射されるため、各光電変換部において光電変換される光量が増加し、感度を向上させることができる。
本発明の固体撮像装置は、複数の画素アンプトランジスタが出力する信号を処理する信号処理回路をさらに備えていることが好ましい。
本発明の固体撮像装置は、各画素アンプトランジスタ及び各リセットトランジスタにそれぞれ電位を供給する電源線をさらに備え、電源線はリセットトランジスタの活性領域に光が入射することを防止する遮光膜を兼ねることが好ましい。このような構成とすることにより、信号線と異なる配線層に電源配線を形成することができるので、光電変換セルの面積を増大させることなく開口率を大きくすることができる。
本発明の固体撮像装置によれば、光電変換セルに占めるトランジスタ部及び配線部の面積を小さくし、光電変換セルのサイズを大きくすることなく光電変換部の開口率が大きい固体撮像装置を実現できる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置について図を参照して説明する。図1は本実施形態の固体撮像装置の回路構成を示している。図1に示すように、例えばフォトダイオードからなる光電変換部(PD部)1及びPD部2が行方向に順に配置されている。また、PD部1及びPD部2と列方向に隣接して、PD部3及びPD部4がそれぞれ順に配置されている。
PD部1には、リセットトランジスタ5のソースと、ドレインが電源線と接続された画素アンプトランジスタ9のゲートとが接続されている。画素アンプトランジスタ9のソースには、直列にスイッチングトランジスタ13のドレインが接続され、スイッチングトランジスタ13のゲートには、制御パルス線(図示せず)が接続されている。リセットトランジスタ5のゲートには、リセットパルス線(図示せず)が接続されており、リセットトランジスタ5のドレインは電源線と接続されている。
以上のように、PD部1と、リセットトランジスタ5、画素アンプトランジスタ9及びスイッチングトランジスタ13からなるトランジスタ部とによって光電変換セル31が形成されている。
また、同様にPD部2、リセットトランジスタ6、画素アンプトランジスタ10及びスイッチングトランジスタ14から光電変換セル32が形成され、PD部3、リセットトランジスタ7、画素アンプトランジスタ11及びスイッチングトランジスタ15から光電変換セル33が形成され、PD部4、リセットトランジスタ8、画素アンプトランジスタ12及びスイッチングトランジスタ16から光電変換セル33が形成されている。
光電変換セル31のスイッチングトランジスタ13のソースと、光電変換セル31と列方向に隣接する光電変換セル33のスイッチングトランジスタ15のソースは共に信号線17と接続されている。また、光電変換セル32のスイッチングトランジスタ14のソースと、光電変換セル32と列方向に隣接する光電変換セル34のスイッチングトランジスタ16のソースは共に信号線18と接続されている。
信号線17及び信号線18は、それぞれロードトランジスタ19及びロードトランジスタ20と接続されており、ロードトランジスタ19及びロードトランジスタ20は共に、ロードゲート線(CGCELL)21とソース電源線(SCELL)とによって駆動される。
本実施形態の固体撮像装置においては、光電変換セル31のリセットトランジスタ5と、光電変換セル31と列方向に隣接する光電変換セル33のリセットトランジスタ7とは、活性領域を共有するように形成されている。また、光電変換セル32のリセットトランジスタ6と、光電変換セル34のリセットトランジスタ8とが同様に活性領域を共有するように形成されている。
以上説明したように本実施形態の固体撮像装置の各光電変換セルは、各PD部が蓄積した電荷を各光電変換セルにおいて増幅する増幅型MOS撮像素子(Amplified MOS Imager)となっている。このため、フローティングディフュージョン部を用いるFDA方式と異なり転送トランジスタが不要であり、各光電変換セル当たりのトランジスタの数をFDA方式の場合の4分の3に削減できる。また、転送トランジスタを制御するための制御線が不要になるため、制御線の数も5分の4となる。
さらに、本実施形態の固体撮像装置においては、列方向に互いに隣接する2つの光電変換セルのリセットトランジスタが、活性領域を共有している。これにより、従来約10%であったリセットトランジスタが各光電変換セルに占める面積の割合を約5%に削減される。
このように、本実施形態の固体撮像装置は、各光電変換セルに占めるトランジスタ部及び配線の面積を削減することができるため、従来約10%しかなかった光電変換部の開口率を約20%にまで向上させることができる。
以下に、本実施形態の固体撮像装置のレイアウトの一例について図を参照して説明する。図2は本実施形態の固体撮像装置の基板上におけるレイアウトの一例を示している。
図2に示すようにそれぞれが行列を構成するように基板の上に配置された、各光電変換セル形成領域の1行目に光電変換セル31及び光電変換セル32がそれぞれ形成され、2行目に光電変換セル33及び光電変換セル34がそれぞれ形成されている。
各光電変換セルにおけるPD部、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタの配置は、互いに同一となっている。また、各光電変換セルにおいて、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタは、それぞれPD部に対して行方向に隣接する領域に互いに間隔をおいて形成されている。
列方向に配置された光電変換セル31及び光電変換セル33におけるスイッチングトランジスタ13及びスイッチングトランジスタ15とそれぞれ接続された信号線17が列方向に形成されており、同様に光電変換セル32及び光電変換セル34におけるスイッチングトランジスタ14及びスイッチングトランジスタ16とそれぞれ接続された信号線18が列方向に形成されている。
列方向に互いに隣接する光電変換セル31及び光電変換セル33のリセットトランジスタ5及びリセットトランジスタ7は、PD部1とPD部3との間に、活性領域41を共有するようにそれぞれ形成されている。また、光電変換セル32及び光電変換セル34のリセットトランジスタ6及びリセットトランジスタ8は、同様にPD部2とPD部4との間にそれぞれ活性領域42を共有するように形成されている。
このような配置とすることにより、各PD部と各画素アンプトランジスタとを接続するためのコンタクト部を、各PD部においてすべて同一の位置に形成することが可能となる。また、各光電変換セルを同一ピッチで設けることが可能となる。これにより、入射光に対する光電変換特性を各光電変換セルにおいて同一とすることができ、画像ムラの発生を防止することが可能となる。
なお、本実施形態においては、すべての光電変換セルにおいて、PD部、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタの配置を互いに同一としたが、少なくとも活性領域を共有する2つのリセットトランジスタをそれぞれ含む2つの光電変換セルにおいてPD部、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタの配置を互いに同一とすれば、同様の効果が得られる。
以下に、本実施形態の固体撮像装置の動作について図を参照して説明する。図3は本実施形態の固体撮像装置の駆動タイミングを表しており、ここでは水平ブランキング期間内で一連の動作が完結する。
まず、1行目に配置されたPD部1及びPD部2の電荷を検出する場合を例に説明する。なお、電源線にも所定の電圧が印加されており、本実施形態においては、電源線の電圧は3.3Vである。また、ロードトランジスタ19及びロードトランジスタ20のゲートには、所定の一定電圧が印加され定電流源として動作している。
スイッチングトランジスタ13及びスイッチングトランジスタ14をオン状態とすることにより、画素アンプトランジスタ9及び画素アンプトランジスタ10がそれぞれ検出したPD部1及びPD部2に蓄積された電荷に応じた信号レベルが、信号線17及び信号線18を通してノイズキャンセル回路(図示せず)に導入され、導入された信号レベルはノイズキャンセル回路によりクランプされる。
次に、リセットトランジスタ5及びリセットトランジスタ6を一時的にオン状態とする。これにより、PD部1及びPD部2の電位を電源電圧にリセットする。これにより、画素アンプトランジスタ9及び画素アンプトランジスタ10がそれぞれ検出したリファレンスレベルが、信号線17及び信号線18を通してイズキャンセル回路に導入され、導入された信号レベルはノイズキャンセル回路によりクランプされる。
次に、スイッチングトランジスタ13及びスイッチングトランジスタ14をオフ状態として、画素アンプトランジスタ9及び画素アンプトランジスタ10をそれぞれ信号線17及び信号線18から切り離す。これにより1行目に配置されたPD部1及びPD部2の電荷を検出する駆動が終了する。このようにすることにより、画素アンプトランジスタ9及び画素アンプトランジスタ10の閾値のばらつき及びノイズ成分を除去した出力信号を検出することができる。
次の水平ブランキング期間において同様にして2行目に配置されたPD部3及びPD部4の電荷を検出する。この場合には、リセットトランジスタ13及びリセットトランジスタ14に代えてリセットトランジスタ15及びリセットトランジスタ16をオン状態とする。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置について図を参照して説明する。図4は本実施形態の固体撮像装置の回路構成を示している。図4に示すように、例えばフォトダイオードからなる光電変換部(PD部)1及びPD部2が行方向に順に配置されている。また、PD部1及びPD部2と列方向に隣接して、PD部3及びPD部4がそれぞれ順に配置されている。
PD部1には、リセットトランジスタ5のソースと、ドレインが電源線と接続された画素アンプトランジスタ9のゲートとが接続されている。画素アンプトランジスタ9のソースには、直列にスイッチングトランジスタ13のドレインが接続され、スイッチングトランジスタ13のゲートには、制御パルス線(図示せず)が接続されている。リセットトランジスタ5のゲートには、リセットパルス線(図示せず)が接続されており、リセットトランジスタ5のドレインは電源線と接続されている。
以上のように、PD部1と、リセットトランジスタ5、画素アンプトランジスタ9及びスイッチングトランジスタ13からなるトランジスタ部とによって光電変換セル31が形成されている。
また、同様にPD部2、リセットトランジスタ6、画素アンプトランジスタ10及びスイッチングトランジスタ14から光電変換セル32が形成され、PD部3、リセットトランジスタ7、画素アンプトランジスタ11及びスイッチングトランジスタ15から光電変換セル33が形成され、PD部4、リセットトランジスタ8、画素アンプトランジスタ12及びスイッチングトランジスタ16から光電変換セル33が形成されている。
光電変換セル31のスイッチングトランジスタ13のソースと、光電変換セル31と行方向に隣接する光電変換セル32のスイッチングトランジスタ14のソースは共に信号線17と接続されている。また、光電変換セル33のスイッチングトランジスタ15のソースと、光電変換セル33と行方向に隣接する光電変換セル34のスイッチングトランジスタ16のソースは共に信号線18と接続されている。
信号線17及び信号線18は、それぞれロードトランジスタ19及びロードトランジスタ20と接続されており、ロードトランジスタ19及びロードトランジスタ20は共に、ロードゲート線(CGCELL)21とソース電源線(SCELL)とによって駆動される。
本実施形態の固体撮像装置においては、光電変換セル31のリセットトランジスタ5と、光電変換セル31と列方向に隣接する光電変換セル33のリセットトランジスタ7とは、活性領域を共有するように形成されている。また、光電変換セル32のリセットトランジスタ6と、光電変換セル34のリセットトランジスタ8とが同様に活性領域を共有するように形成されている。
以上説明したように本実施形態の固体撮像装置の各光電変換セルは、各PD部が蓄積した電荷を各光電変換セルにおいて増幅する増幅型MOS撮像素子(Amplified MOS Imager)となっている。このため、フローティングディフュージョン部を用いるFDA方式と異なり転送トランジスタが不要であり、各光電変換セル当たりのトランジスタの数をFDA方式の場合の4分の3に削減できる。また、転送トランジスタを制御するための制御線が不要になるため、制御線の数も5分の4となる。
さらに、本実施形態の固体撮像装置においては、列方向に互いに隣接する2つの光電変換セルのリセットトランジスタが、活性領域を共有している。これにより、従来約10%であったリセットトランジスタが各光電変換セルに占める面積の割合を約5%に削減される。
このように、本実施形態の固体撮像装置は、各光電変換セルに占めるトランジスタ部及び配線の面積を削減することができるため、従来約10%しかなかった光電変換部の開口率を約20%にまで向上させることができる。
以下に、本実施形態の固体撮像装置のレイアウトの一例について図を参照して説明する。図5は本実施形態の固体撮像装置の基板上におけるレイアウトの一例を示している。
図5に示すようにそれぞれが行列を構成するように基板の上に配置された、各光電変換セル形成領域の1行目に光電変換セル31及び光電変換セル32がそれぞれ形成され、2行目に光電変換セル33及び光電変換セル34がそれぞれ形成されている。
各光電変換セルにおけるPD部、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタの配置は、互いに同一となっている。また、各光電変換セルにおいて、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタは、それぞれPD部に対して行方向に隣接する領域に互いに間隔をおいて形成されている。
列方向に配置された光電変換セル31及び光電変換セル33におけるスイッチングトランジスタ13及びスイッチングトランジスタ15とそれぞれ接続された信号線17が列方向に形成されており、同様に光電変換セル32及び光電変換セル34におけるスイッチングトランジスタ14及びスイッチングトランジスタ16とそれぞれ接続された信号線18が列方向に形成されている。
列方向に互いに隣接する光電変換セル31及び光電変換セル33のリセットトランジスタ5及びリセットトランジスタ7は、PD部1とPD部3との間に、活性領域を共有するようにそれぞれ形成されている。また、光電変換セル32及び光電変換セル34のリセットトランジスタ6及びリセットトランジスタ8は、同様にPD部2とPD部4との間にそれぞれ形成されている。
このような配置とすることにより、各PD部と各画素アンプトランジスタとを接続するためのコンタクト部を、各PD部においてすべて同一の位置に形成することが可能となる。また、各光電変換セルを同一ピッチで設けることが可能となる。これにより、入射光に対する光電変換特性を各光電変換セルにおいて同一とすることができ、画像ムラの発生を防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、リセットトランジスタ5及びリセットトランジスタ7を制御するリセットパルス線43を、PD部1及びPD部3の側方の領域に埋め込まれた導電膜により形成しており、リセットトランジスタ6及びリセットトランジスタ8を制御するリセットパルス線44を、PD部2及びPD部4の側方の領域に埋め込まれた導電膜により形成している。これにより、各PD部に斜めに入射した光がリセットパルス線の側面において反射されるため、各PD部において光電変換される光量が増加するので、感度を1割分ほど向上させることが可能である。
なお、本実施形態においては、すべての光電変換セルにおいて、PD部、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタの配置を互いに同一としたが、少なくとも活性領域を共有する2つのリセットトランジスタをそれぞれ含む2つの光電変換セルにおいてPD部、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタの配置を互いに同一とすれば、同様の効果が得られる。
以下に、本実施形態の固体撮像装置の動作について図を参照して説明する。図6は本実施形態の固体撮像装置の駆動タイミングを表しており、ここでは水平ブランキング期間内で一連の動作が完結する。
まず、1列目に配置されたPD部1及びPD部3の電荷を検出する場合を例に説明する。なお、電源線にも所定の一定電圧が印加されており、本実施形態においては、電源線の電圧は3.3Vである。また、ロードトランジスタ19及びロードトランジスタ20のゲートには、所定の電圧が印加され定電流源として動作している。
スイッチングトランジスタ13及びスイッチングトランジスタ15をオン状態とすることにより、画素アンプトランジスタ9及び画素アンプトランジスタ11がそれぞれ検出したPD部1及びPD部3に蓄積された電荷に応じた信号レベルが、信号線17及び信号線18を通してノイズキャンセル回路(図示せず)に導入され、導入された信号レベルはノイズキャンセル回路によりクランプされる。
次に、リセットトランジスタ5及びリセットトランジスタ7を一時的にオン状態とする。これにより、PD部1及びPD部3の電位を電源電圧にリセットする。これにより、画素アンプトランジスタ9及び画素アンプトランジスタ10がそれぞれ検出したリファレンスレベルが、信号線17及び信号線18を通してイズキャンセル回路に導入され、導入された信号レベルはノイズキャンセル回路によりクランプされる。
次に、スイッチングトランジスタ13及びスイッチングトランジスタ15をオフ状態として、画素アンプトランジスタ9及び画素アンプトランジスタ11をそれぞれ信号線17及び信号線18から切り離す。これにより1列目に配置されたPD部1及びPD部3の電荷を検出する駆動が終了する。このようにすることにより、画素アンプトランジスタ9及び画素アンプトランジスタ11の閾値のばらつき及びノイズ成分を除去した出力信号を検出することができる。
次の水平ブランキング期間において同様にして2列目に配置されたPD部2及びPD部4の電荷を検出する。この場合には、リセットトランジスタ13及びリセットトランジスタ15に代えてリセットトランジスタ14及びリセットトランジスタ16をオン状態とする。
なお、第1の実施形態及び第2の実施形態において、光電変換部の配置が2行2列の例を示しているが、光電変換部は2行単位又は2列単位で任意に増やすことができる。また、行と列とを入れ替えてもかまわない。
また、例えば光電変換セル31において、リセットトランジスタ5のドレイン領域に光が入射すると、リセットトランジスタ5からPD部1へ電荷が流入し感度が低下する。このため、リセットトランジスタ5のドレイン領域に光が入射することを防止する遮光膜を設ける必要がある。図7に示すようにこの遮光膜を格子状に配置し、これを電源線として用いることにより、信号線17及び信号線18と異なる配線層に、電源線を形成することが可能となる。これにより、光電変換セルの占有面積を縮小すると共に開口率を向上させることが可能となる。
また、図8に示すようなセンサモジュール60と、センサモジュール60からの信号を処理する信号処理回路61と、処理された信号を表示する表示機62と、処理された信号を記憶する記憶メディア63とから構成されたカメラにおいて、センサモジュール60を、第1の実施形態又は第2の実施形態の固体撮像装置とし、異なるブランキング時間に読み出したすべての光電変換部からの電荷を処理することにより、すべての光電変換部からの信号電荷により画像を得ることができる。
本発明の固体撮像装置は、光電変換セルに占めるトランジスタ部及び配線部の面積を小さくすることにより、光電変換セルのサイズを大きくすることなく光電変換部の開口率が大きい固体撮像装置を実現でき、複数の光電変換部が配置された固体撮像装置等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置を示すレイアウト図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置を示すレイアウト図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態又は第2の実施形態に係る固体撮像装置の要部の一例を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態又は第2の実施形態に係る固体撮像装置の使用例を示すブロック図である。 従来例に係る固体撮像装置を示す回路図である。
符号の説明
1 PD部
2 PD部
3 PD部
4 PD部
5 リセットトランジスタ
6 リセットトランジスタ
7 リセットトランジスタ
8 リセットトランジスタ
9 画素アンプトランジスタ
10 画素アンプトランジスタ
11 画素アンプトランジスタ
12 画素アンプトランジスタ
13 スイッチングトランジスタ
14 スイッチングトランジスタ
15 スイッチングトランジスタ
16 スイッチングトランジスタ
17 信号線
18 信号線
19 ロードトランジスタ
20 ロードトランジスタ
21 ソース電源線(SCELL)
22 ロードゲート線(CGCELL)
31 光電変換セル
32 光電変換セル
33 光電変換セル
34 光電変換セル
41 活性領域(ドレイン)
42 活性領域(ドレイン)
43 活性領域(ドレイン)
44 活性領域(ドレイン)
70 シリコン基板
71 ゲート酸化膜
72 ゲート電極
73 金属配線
74 金属配線
75 層間絶縁膜
76 金属配線
60 センサモジュール
61 信号処理回路
62 表示機
63 記録メディア

Claims (9)

  1. それぞれが行列を構成するように配置され且つ光電変換を行う複数の光電変換部と、
    前記各光電変換部の電位をそれぞれ検出すると共に検出した電位をそれぞれ信号として出力する複数の画素アンプトランジスタと、
    前記各画素アンプトランジスタとそれぞれ接続され且つ前記信号をそれぞれ出力する複数の信号線と、
    前記各光電変換部の電位をそれぞれリセットする複数のリセットトランジスタとを備え、
    一の列に互いに隣接して配置された2つの前記光電変換部の電位をそれぞれリセットする2つの前記リセットトランジスタは、互いに活性領域を共有していることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記各画素アンプトランジスタと前記各信号線との間にそれぞれ設けられ、且つ前記各画素アンプトランジスタが前記信号を出力するタイミングをそれぞれ制御する複数のスイッチングトランジスタと、
    前記各スイッチングトランジスタと接続され、且つ前記各スイッチングトランジスタに制御信号をそれぞれ供給する複数の選択パルス線とをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. それぞれが前記光電変換部と、該光電変換部とそれぞれ接続された前記リセットトランジスタ、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタとを含む複数の光電変換セルが形成され、
    前記各光電変換セルは、基板の上に前記行列を構成するように配置された複数の光電変換セル形成領域にそれぞれ形成され、
    少なくとも前記一の列に互いに隣接して配置され且つ前記2つのリセットトランジスタが互いに活性領域を共有している前記2つの光電変換セル同士における前記光電変換部、画素アンプトランジスタ及びスイッチングトランジスタの平面配置は、互いに同一であることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記各画素アンプトランジスタ及び各スイッチングトランジスタは、それぞれ前記各光電変換セル形成領域における前記各光電変換部に対して行方向の同一側において隣接する領域に互いに間隔をおいて形成されていることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記各信号線は、列方向にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記各信号線は、行方向にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記各リセットトランジスタは、それぞれゲート電極を有し、
    前記各光電変換セルにおける前記各リセットトランジスタの前記各ゲート電極にリセットパルスを供給する、列方向に配置された複数のリセットパルス線をさらに備え、
    一の行に配置された前記各光電変換セルにおける前記各リセットトランジスタの前記各ゲート電極と接続された前記各リセットパルス線は、前記一の行に配置された各光電変換部の側方の領域に埋め込まれた導電膜であることを特徴とする請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記複数の画素アンプトランジスタが出力する信号を処理する信号処理回路をさらに備えていることを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記各画素アンプトランジスタ及び各リセットトランジスタにそれぞれ電位を供給する電源線をさらに備え、
    前記電源線は、前記リセットトランジスタの活性領域に光が入射することを防止する遮光膜を兼ねることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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WO2012005010A1 (ja) * 2010-07-09 2012-01-12 パナソニック株式会社 固体撮像装置
KR20170057990A (ko) * 2015-11-18 2017-05-26 에스케이하이닉스 주식회사 이미지 센서

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