JP2006221967A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 パッシブ型燃料電池を備える燃料電池システムにおいて、安定した発電性能を得る。
【解決手段】 水素と空気中の酸素とを電気化学反応させて発電する燃料電池100と、大気圧以上の圧力を有する水素が充填され、前記燃料電池100の燃料極側に水素を供給する水素供給装置200と、前記水素供給装置200から前記燃料電池100に供給される水素が通過する水素供給経路201と、前記燃料電池100の燃料極側から排出される排ガスを排出するための水素排出経路202と、前記水素供給経路201内における水素の流体エネルギーを機械的エネルギーに変換し、この機械的エネルギーによって前記燃料電池100の空気極側近傍で空気の乱れを発生させる空気乱れ発生手段303、308、400とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大気中の酸素を自然拡散により空気極に取り入れるパッシブ型燃料電池を備える燃料電池システムに関する。
パッシブ型燃料電池は、一般的に発電量が10W程度の比較的小出力の電源として用いられている。そこで、発電に必要なシステムをできるだけ簡素にし、発電するために外部から投入するエネルギーを極力少なくすることが要求される。このため、燃料電池の酸素極への空気(酸素)供給は、エネルギーを必要とする補機を持たず、大気の自然対流に依存した燃料電池システムが報告されている(特許文献1)。
特開2002−270212号公報
しかしながら、パッシブ型燃料電池は、大気中の拡散による空気(酸素)供給を行なうため、使用環境に左右されやすく、気温変化等により発電能力が変動することがあり得る。
本発明は上記点に鑑み、パッシブ型燃料電池を備える燃料電池システムにおいて、安定した発電性能を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、水素と空気中の酸素とを電気化学反応させて発電する燃料電池(100)と、大気圧以上の圧力を有する水素が充填され、燃料電池(100)の燃料極側に水素を供給する水素供給装置(200)と、水素供給装置(200)から燃料電池(100)に供給される水素が通過する水素供給経路(201)と、燃料電池(100)の燃料極側から排出される排ガスを排出するための水素排出経路(202)と、水素供給経路(201)内における水素の流体エネルギーを機械的エネルギーに変換し、この機械的エネルギーによって燃料電池(100)の空気極側近傍で空気の乱れを発生させる空気乱れ発生手段(303、308、400)とを備えることを特徴としている。
このように、燃料電池(100)に供給される水素の流体エネルギーを利用して燃料電池(100)の空気極側近傍で空気の乱れを発生させることで、効果的な撹拌効果を得ることができ、燃料電池(100)の空気極に新たな空気を確実に供給できる。これにより、燃料電池(100)の空気極に空気を送るための外部エネルギーを用いなくても、燃料電池システムの作動環境に依存せず、燃料電池(100)の高い発電能力を安定的に保つことができる。
また、請求項2に記載の発明では、水素供給経路(201)に設けられた第1開閉弁(204)と、水素排出経路(202)に設けられた第2開閉弁(205)とを備え、第1開閉弁(204)と第2開閉弁(205)とを閉じた状態で燃料電池(100)を運転するように構成されており、空気乱れ発生手段は、水素供給経路(201)内における水素の圧力を受ける受圧部(401)を有し、水素の圧力変動を往復運動に変換するアクチュエータ(400)と、アクチュエータ(400)の往復運動により作動し、燃料電池(100)の空気極側近傍で空気の乱れを発生させる空気乱れ発生部材(303)とを含んでいることを特徴としている。
このような閉塞型の燃料電池では、燃料電池(100)の運転に伴い水素供給経路(201)内の水素圧力が変動するので、この水素圧力の変動を利用して燃料電池(100)の空気極側近傍で空気の乱れを発生させることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、空気乱れ発生部材(303)の面積をアクチュエータ(400)の受圧部(401)の面積より大きくすることで、空気撹拌効果を大きくすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、空気乱れ発生手段(307)は、水素供給経路(201)内における水素の流れを受けて回転する第1回転翼(307b)と、第1回転翼(307c)に連動して回転し、燃料電池(100)の空気極側近傍で空気の乱れを発生させる第2回転翼(307c)とを有することを特徴としている。
このように、燃料電池(100)に水素を供給する際に発生する水素の流れを利用することによっても、燃料電池(100)の空気極近傍に空気の乱れを発生させることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、第2回転翼(307c)を第1回転翼(307b)より大きい回転半径を有するように構成することで、空気撹拌効果を大きくすることができる。
また、請求項6に記載の発明のように、第2回転翼(307c)を、回転時に燃料電池(100)側に空気を送ることができるように、回転軸(307a)の軸方向に対して角度を設けるように構成することで、効果的に燃料電池(100)の空気極に新たな空気を供給することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図3に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の燃料電池システムの概念図である。図1に示すように、燃料電池システムは、燃料電池100、水素タンク200、燃料電池容器300、アクチュエータ400を備えている。
本実施形態では、燃料電池100として、自然拡散により大気中の酸素を空気極に取り入れるパッシブ型の燃料電池を用いている。また、本実施形態の燃料電池100は、プロトン伝導型の燃料電池である。
ここで、図2に基づいて燃料電池100の構成を説明する。図2は燃料電池100の構成を示しており、図2(a)は燃料電池100の外観を示し、図2(b)は(a)のA−A断面を示している。
図2(b)に示すように、燃料電池100は、プロトンを透過させる電解質膜101を備えており、電解質膜101の両面側には触媒層102、103が設けられている。触媒層102、103は、白金カーボンとプロトン透過分子で構成することができる。触媒層102、103の両外側には、拡散層104、105が設けられている。拡散層104、105は、カーボンクロスのような導電性の炭素材料で構成することができる。
拡散層104、105の両外側には、燃料電池100の出力端子を構成する電極板106、107が設けられている。電極板106、107には、複数の貫通孔106a、107aが設けられており、水素と空気(酸素)が拡散層104、105に接触できるようになっている。電極板106、107は、例えばSUS等の金属から構成することができる。電極板106、107は、図示しない昇圧装置に接続されており、燃料電池100は所定の電圧・電流を出力する電源装置として機能する。
一対の電極板106、107で挟まれた触媒層102、103および拡散層104、105の端部には、水素と空気(酸素)が外部に漏洩することを防ぐためにシール部材108、109が設置されている。また、シール部材108、109は、非導電性の樹脂等で構成されており、電極板106、107同士が短絡しないようになっている。この燃料電池100は、A−A断面方向に適度な圧縮力が加えられており、良好な発電性能と燃料漏洩防止を両立している。
図1に戻り、燃料電池100には水素供給経路201を介して水素タンク200から水素が供給される。水素タンク200は、高圧の水素が充填された耐圧容器として構成されている。水素タンク200から燃料電池100に供給された水素のうち未反応水素を含むオフガスは、水素排出経路202から外部に排出される。なお、水素タンク200が本発明の水素供給装置に相当している。
水素供給経路201には、後述のアクチュエータ400が接続される開口部203が設けられている。さらに、水素供給経路201には、開口部203の上流側に第1開閉弁204が設けられている。水素排出経路202には、第2開閉弁205が設けられている。本実施形態の燃料電池100は、第1開閉弁204を開いた状態で水素タンク200から高圧の水素が供給された後、第1開閉弁204と第2開閉弁205とを閉じた状態で運転が行われる閉塞型の燃料電池として構成されている。
燃料電池100は、燃料電池容器300に内蔵されている。本実施形態の燃料電池容器300は、中空円柱状に構成されており、図中の左右方向が軸方向となっている。燃料電池容器300の内部は、燃料電池100によって2つに仕切られており、水素供給経路201および水素排出経路202と連通している側が水素供給室301として構成され、その反対側が空気供給室302として構成されている。
燃料電池容器300には、空気供給室302と外部とを連通させる貫通孔306が形成されている。空気供給室302には、空気撹拌部材303が設けられている。空気撹拌部材303は、燃料電池容器300より若干小さい直径を有する中空円柱形状となっており、燃料電池100に対向する側が開口している。
空気撹拌部材303は、図中の左右方向に移動可能となっている。空気撹拌部材303の開口していない端面は、空気供給室302内の空気を撹拌する空気撹拌面となっている。燃料電池容器300の内壁面には柔軟性を有するベローズ304が設けられており、空気撹拌部材303が移動したときに、空気供給室302の大きさが変化するようになっている。また、空気撹拌部材303と燃料電池100との間には、弾性部材としてのバネ305が設けられている。
アクチュエータ400は、中空円柱状になっており、内部に受圧部401が配置されている。受圧部401は、アクチュエータ400より若干小さい直径を有する中空円柱形状となっており、一端側が開口している。受圧部401は、アクチュエータ400内部で図中左右方向に移動可能となっている。なお、アクチュエータ400と空気撹拌部材303とが本発明の空気乱れ発生手段に相当している。
受圧部401の開口していない端面は水素の圧力を受ける受圧面となっている。アクチュエータ400は、受圧部401の受圧面が水素供給経路201の開口部203に対応する位置となるように配置される。これにより、水素供給経路201内の水素圧力に応じてアクチュエータ400内で受圧部401が移動する。アクチュエータ400の内壁面には、柔軟性を有するベローズ402が設けられており、水素がアクチュエータ400の外部に漏れないようになっている。なお、空気撹拌部材303の撹拌面の面積は、アクチュエータ400の受圧部401の受圧面の面積より大きくなるように構成されている。
受圧部401は、燃料電池容器300内の空気撹拌部材303と連結部材403を介して連結されており、空気撹拌部材303は受圧部401に連動して移動する。受圧部401と空気撹拌部材303の移動量は、水素供給経路201内の水素圧力とバネ305の弾性力とによって決定される。すなわち、水素圧力がバネ弾性力に勝っているときには、受圧部401と空気撹拌部材303は燃料電池100に近づく側に移動し、バネ弾性力が水素圧力に勝っているときには、受圧部401と空気撹拌部材303は燃料電池100から遠ざかる側に移動する。
次に、上記構成の燃料電池システムの作動を図1と図3に基づいて説明する。燃料電池100に水素供給を開始する前の初期状態では、空気撹拌部材303は燃料電池100から遠い側に移動しており、図1に示す状態となっている。
第2開閉弁205を閉じ第1開閉弁204を開くことで、水素タンク200から燃料電池100に水素が供給される。その後、第1開閉弁204を閉じる。この状態では、水素供給経路201内の水素圧力は、水素タンク200から高圧の水素が放出された直後であり、大気圧より高くなっている。このとき水素圧力がバネ弾性力に勝っているので、アクチュエータ400の受圧部401は図中右側に移動し、空気撹拌部材303は燃料電池100に近づく側に移動し、図3に示す状態となる。
第1開閉弁204と第2開閉弁204を閉じた状態で燃料電池100は運転される。燃料電池100の運転に伴い、水素供給経路201内の水素が消費され、水素供給経路201内の水素濃度が低くなり水素圧力が低くなる。この結果、バネ弾性力が水素圧力に勝るようになるので、空気撹拌部材303が燃料電池100から遠ざかる側に移動し、図1に示す状態となる。
燃料電池容器300の空気供給室302内では、燃料電池100の運転に伴い、燃料電池100の空気極近傍の酸素濃度が低くなっている。ここで、空気撹拌部材303が燃料電池100から遠ざかる側に移動することで、燃料電池100の空気極近傍の空気が撹拌され、貫通孔306を介して空気供給室302内に外部から新たな空気が導入されるとともに、空気供給室302内から酸素濃度が低くなった空気が排出される。
そして、水素供給経路201内の水素濃度低下によって、燃料電池100の出力が低下した場合には、第2開閉弁205を開放し、第1開放弁204を開放することで、水素供給経路201内の水素を外部に排出できる。そして、第2開閉弁205を閉じることで、高圧の水素が水素供給経路201内に満たされ、空気撹拌部材303は燃料電池100に近い側に移動する。このように、燃料電池100の水素消費に伴う水素供給経路201内の水素圧力低下と、開閉弁204、205の開閉制御による水素タンク200からの水素供給により、アクチュエータ400の作動を制御することができる。
以上のように、燃料電池100の運転に伴う水素圧力の変動を利用して燃料電池100の空気極近傍に空気の乱れを発生させることで、効果的な撹拌効果を得ることができ、燃料電池100の空気(酸素)極に新たな空気を確実に供給できる。これにより、燃料電池システムの作動環境に依存せず、燃料電池100の高い発電能力を安定的に保つことができる。
また、空気撹拌部材303の撹拌面の面積をアクチュエータ400の受圧部401の受圧面の面積より大きく構成することで、空気供給室302における空気撹拌効果が大きくなり、良好な空気(酸素)供給効果が得られる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図4、図5に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態に比較して空気撹拌部材の構成が異なるものである。上記第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本第2実施形態の燃料電池システムの概念図である。図4に示すように、本実施形態の空気撹拌部材307は、水素供給経路201と燃料電池容器300にまたがるように設けられている。空気撹拌部材307は回転軸307aを備えている。
回転軸307aの一端側に水素側回転翼307bが設けられ、回転軸307aの他端側に空気側回転翼307cが設けられている。水素側回転翼307bは水素供給経路201内に配置されており、空気側回転翼307cは空気供給室302内に配置されている。水素側回転翼307bおよび空気側回転翼307cは、回転軸307aの周囲に90°間隔で4枚ずつ設けられている。なお、水素側回転翼307bと空気側回転翼307cが、それぞれ本発明の第1回転翼と第2回転翼に相当している。
燃料電池容器300において空気側回転翼307cが配置された位置を基準として燃料電池100から遠い側に、燃料電池容器300内に外気を導入するための第2の貫通孔308が設けられている。また、空気側回転翼307cは、回転軸307aの軸方向に対して角度がつけられており、回転することで空気を燃料電池100側に送り出すことができる。このとき、燃料電池容器300には、第2の貫通孔308から外気が導入され、第1の貫通孔306から内部の空気が排出される。
図5は、水素供給経路201における水素側回転翼307bが配置された部位を示している。図5は、図4における左側から水素供給経路201を見た状態を示している。図5に示すように、水素供給経路201には、水素側回転翼307bが回転可能な大きさを有する圧力伝達部206が設けられている。水素供給経路201を水素が流れることで、水素側回転翼307bが回転する。
次に、上記構成の燃料電池システムの作動を説明する。第2開閉弁205を閉じ第1開閉弁204を開くことで、水素タンク200から燃料電池100に水素が供給される。
このとき、水素供給経路201内を流れる水素の流体エネルギにより水素側回転翼307bが回転し、これに連動して空気側回転翼307cも回転する。これにより、空気供給室302における燃料電池100の空気極近傍には新たな空気が供給される。
その後、第1開閉弁204を閉じることで、第1開閉弁204と第2開閉弁204とを閉じた状態で燃料電池100が運転される。燃料電池100の運転に伴い、水素供給経路201内の水素が消費され、水素供給経路201内の水素濃度が低くなり水素圧力が低くなる。
そして、水素供給経路201内の水素濃度低下によって、燃料電池100の出力が低下した場合には、第2開閉弁205を開放し、第1開放弁204を開放することで、水素供給経路201内の水素を外部に排出できる。このとき、このとき、水素供給経路201内を流れる水素の流体エネルギにより水素側回転翼307bが回転し、これに連動して空気側回転翼307cも回転する。これにより、空気供給室302における燃料電池100の空気極近傍には新たな空気が供給される。
このように、本実施形態の燃料電池システムでは、水素タンク200から燃料電池100に水素を供給する際に水素供給経路201内で発生する水素の流れを利用して燃料電池100の空気極近傍に空気の乱れを発生させることで、効果的な撹拌効果を得ることができ、燃料電池100の空気(酸素)極に新たな空気を確実に供給できる。これにより、燃料電池システムの作動環境に依存せず、燃料電池100の高い発電能力を安定的に保つことができる。
また、空気撹拌部材307の回転軸307aに、一方向にのみ回転を許可するワンウェイクラッチを設けてもよく、さらに、回転軸307aに例えば歯車を用いて水素側回転翼370bの回転を増幅させる回転増幅装置を設けてもよい。このような構成によれば、より大きな空気の撹拌効果が得られる。
また、燃料電池容器300の第2の貫通孔308に、外部から燃料電池容器300内への空気流入を許可し、燃料電池容器300内から外部への空気流入を規制するリード弁(図示せず)を設ければ、より良好な換気性能を得ることができる。
また、本第2実施形態では、閉塞型の燃料電池について説明したが、燃料電池100に水素を供給する際の水素の流れを利用して燃料電池100の空気極近傍に空気の乱れを発生させる構成は、閉塞型の燃料電池に限定されることはなく、燃料電池100に水素を供給する際の水素の流れが発生する燃料電池システムであれば適用可能である。
第1実施形態の燃料電池システムの概念図である。 (a)は燃料電池の外観図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 第1実施形態の燃料電池システムの概念図であり、水素圧力が高い状態を示している。 第2実施形態の燃料電池システムの概念図である。 第2実施形態の水素供給経路における水素側回転翼が配置された部位を示す図である。
符号の説明
100…燃料電池、200…水素タンク、201…水素供給経路、204、205…開閉弁、300…燃料電池容器、303、307…空気撹拌部材、305…バネ、400…アクチュエータ、401…受圧部。

Claims (6)

  1. 水素と空気中の酸素とを電気化学反応させて発電する燃料電池(100)と、
    大気圧以上の圧力を有する水素が充填され、前記燃料電池(100)の燃料極側に水素を供給する水素供給装置(200)と、
    前記水素供給装置(200)から前記燃料電池(100)に供給される水素が通過する水素供給経路(201)と、
    前記燃料電池(100)の燃料極側から排出される排ガスを排出するための水素排出経路(202)と、
    前記水素供給経路(201)内における水素の流体エネルギーを機械的エネルギーに変換し、この機械的エネルギーによって前記燃料電池(100)の空気極側近傍で空気の乱れを発生させる空気乱れ発生手段(303、308、400)とを備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記水素供給経路(201)に設けられた第1開閉弁(204)と、前記水素排出経路(202)に設けられた第2開閉弁(205)とを備え、前記第1開閉弁(204)と前記第2開閉弁(205)とを閉じた状態で前記燃料電池(100)を運転するように構成されており、
    前記空気乱れ発生手段は、前記水素供給経路(201)内における水素の圧力を受ける受圧部(401)を有し、水素の圧力変動を往復運動に変換するアクチュエータ(400)と、前記アクチュエータ(400)の往復運動により作動し、前記燃料電池(100)の空気極側近傍で空気の乱れを発生させる空気乱れ発生部材(303)とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記空気乱れ発生部材(303)の面積は、前記アクチュエータ(400)の前記受圧部(401)の面積より大きいことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記空気乱れ発生手段(307)は、前記水素供給経路(201)内における水素の流れを受けて回転する第1回転翼(307b)と、前記第1回転翼(307c)に連動して回転し、前記燃料電池(100)の空気極側近傍で空気の乱れを発生させる第2回転翼(307c)とを有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  5. 前記第2回転翼(307c)は、前記第1回転翼(307b)より大きい回転半径を有することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記第2回転翼(307c)は、回転時に前記燃料電池(100)側に空気を送ることができるように、回転軸(307a)の軸方向に対して角度が設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載の燃料電池システム。
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