JP2006221254A - 座席管理システムおよび座席管理方法 - Google Patents

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良輔 荒木
Etsuo Kaneda
悦雄 金田
Norimasa Okamura
徳政 岡村
Naoki Kishiyama
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Abstract

【課題】 現在の指定席予約システムでは、指定された座席を変更する為には、係員により面倒な手続きを行ってもらう必要がある。
【解決手段】 旅客の座席への着席時に座席の割当を行う。旅客は座席指定無しの券片を持って列車に乗車し、各座席に設置された券片情報読取装置102に券片情報を読取らせる。座席管理サーバ103は、該当の券片が乗車権利のあるもので、該当の座席が着席可能な座席であれば、該当旅客の指定席とする。また、旅客がより好ましい座席に移動した場合には、移動前に着席していた席を解放し、新たに着席した席を該当旅客の指定席とする。これにより、従来の指定席による時間の制約は解消され、車内での座席の移動も自由に行うことができる。また、列車に乗車後に切符の改札を行う為、特急列車などの場合には特急券(料金券)情報や設備情報などのチェックも可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、座席管理システムおよび座席管理方法に係り、特に乗客に座席を選択させる機能を含む座席管理システムおよび座席管理方法に関する。
鉄道の指定席予約システムは、一般に旅客が駅窓口で切符を購入する際に、座席(乗車列車、出発時刻、号車番号、座席番号)が指定される。この指定席予約システムでは、旅客に指定された時刻までに駅に到着しなければならないという緊張感を抱かせる。また、指定券を持った旅客が、指定された列車に乗り遅れたり、早く駅に着いて、他の列車の自由席に着席したりすることも少なくない。
仮に指定された列車に乗ったとしても、座席の汚れ等により他の席が好ましい場合には、指定席を変更するために係員による面倒な手続きを経る必要がある。
一方、乗車状況について、鉄道事業者は予約情報から推定するしかなく、予約を取った旅客が前後の列車の自由席に着席した場合も、予約された席は空席のまま列車を運行させることになり、営業効率が悪い。
また、指定券に付いて乗務員による検札が必要であり、乗務員の業務効率を低くしている。
特許文献1には、旅客が時間帯を指定して予約を行い、改札機通過時に座席を割り当てる時間帯予約(フレキシブル予約とも呼ばれる)について、記載されている。
IETFでは、局所ネットワークが移動するNEMO(NEtwork MObility)について標準化が推進されている。特許文献2には、NEMOに関連する技術が記載されている。
また、非特許文献1には、座席予約を必要としない普通列車のグリーン車で、検札を不要とするICカードを利用するシステムの利用方法が記載されている。このシステムは、ICカードにグリーン車の利用区間の情報を書き込み、席の上部に設けたICカード読取部にかざすことによって、その席を利用区間において占有状態であることを緑ランプ表示して、グリーン券の検札を不要としている。
特開2003−281240号公報 米国特許6636498号公報 "Suicaでの普通列車グリーン車のご利用について"、[online]、JR東日本、[平成17年1月7日検索]、インターネット<URL:http://www.jreast.co.jp/suica/etc/green/>
非特許文献1に記載されたICカードを用いたシステムは、発券機、改札機を含む大規模な投資が必要である。また、ICカードと席とを対応付けて管理しているので、席を移動する際には移動前の席を開放してからでないと、移動先の席を占有状態にできない不便さがある。さらに、検札は不要でも乗務員の目視確認は必要である。また、検札をしないので乗車券を持たない者の検出ができない問題点がある。
本発明では、切符情報を読取る読取装置と、座席の使用状態を表示する表示装置と、複数の読取装置と接続して移動体の座席占有状態を管理する座席管理装置とを移動体内ネットワークに接続し、座席管理装置は、切符情報から生成したキーと座席とを関連付けて記録し、前記表示装置を用いて切符情報を表示する。
また、切符情報を読取る複数の読取装置と、座席の使用状態を表示する表示装置と、複数の読取装置と接続して移動体の座席占有状態を管理する座席管理サーバと、モバイルルータとを移動体内ネットワークに接続し、座席管理サーバは、前記モバイルルータを介して、移動体の座席予約サーバに接続し、表示装置は、前記座席予約サーバが記憶する第2の移動体の指定席予約状況を表示する。
また、切符情報を読取る読取装置と、席の占有状態を監視する複数の赤外線センサと、複数の読取装置と複数の赤外線センサと接続して移動体の座席占有状態を管理する座席管理装置とを移動体内ネットワークに接続し、複数の赤外線センサの一つが席の占有を検出したにもかかわらず、当該席に対応する読取装置が、有効な切符情報を読み込まないとき、前記座席管理装置に異常表示を表示する。
移動体の座席に対応して設けた読取装置で切符情報を読取り、前記切符情報からキーを生成し、このキーを用いてデータベースを検索し、データベースに前記キーが存在せず、かつ乗車権利を有するとき、当該座席を前記キーとを前記データベース上で関連付けて着席状態とする。
さらに、本発明では移動体の座席に対応して設けた読取装置によって切符情報を読取り、座席管理装置は、前記切符情報からキーを生成し、前記キーを用いてデータベースを検索し、データベース中にキーが存在するとき、キーに関連付けられた座席の状態を空席状態に変更する。
本発明によれば発券機、改札機等を変更することなく、乗客の自由度の高い座席管理システムおよび座席管理方法を提供することができる。
以下本発明の実施の形態について、実施例をもちいて図面を参照しながら説明する。
まず、図1を用いて本発明の実施例のシステム構成を説明する。旅客は、駅窓口で購入した座席指定のない磁気化切符(図示せず)を持って列車に乗車し、各座席に設置された券片情報読取り装置102に切符を挿入しスライドすることによって券片情報を読取らせる。読取り装置102は、図示しないスリット部に設けた磁気ヘッドで券片情報を読み取り、車内ネットワーク105を経由して、該当座席の座席番号と読取った券片情報とを座席管理サーバ103に送信する。座席管理サーバ103では、受信じた券片情報を基にして、該当の切符101に対応するユニークな(一意的に決まる)キーを生成し、座席番号と合わせて管理する。座席管理サーバ103は、該当座席が既に他の旅客が占有している場合や、該当券片では乗車権利が無い場合などには、各座席に設置された表示装置104に対してエラー回答を行う。この場合、表示装置104では、“この切符ではご乗車になれません”または“この席はご利用になれません”などのエラーメッセージを表示する。
該当座席が空席であり、かつ該当券片に乗車権利が有る場合には、表示装置104に対して正常回答を行い、表示装置104では“ご利用ありがとうございます”などのメッセージを表示する。
表示装置104は座席ごとに設けず、座席ごとに設けた読取装置102に、赤色のLEDと緑色のLED設置して、正常に切符のチェックが行われた場合には緑色LEDを点灯させるなどの処理を施しても良い。この場合、赤色LEDが点灯している場合は、空席または権限の確認されていない旅客の席ということになる。上述した実施例ではLEDを表示装置として用いている。この場合、表示装置は、客車前後のデッキ部分に2台設け、乗車してきた旅客にマクロ的な空き席位置を把握させ、実際の空席はLED表示および着席状況で把握してもらう。
車内ネットワーク105には、モバイルルータ106が接続され、モバイル局所網ユニット100を形成している。このモバイル局所網ユニット100は、ネットワーク300に接続されたホームエージェント201が位置する通信ネットワーク内の1つのサブネット(ホームサブネット)となっている。ホームエージェント201は例えば車両基地に配置する。
モバイル局所網ユニット100がホームサブネットを離れて、移動先の別のサブネットを介して、ネットワーク300に接続されると、モバイルルータ106は移動先サブネットの所属アドレスを、気付アドレスとして取得する。モバイルルータ106は、取得した気付アドレスとホームサブネットのネットワークプレフィックスとの対応関係を、ホームエージェント201に通知する。ここで、サブネットは、列車が走行する沿線に適切な間隔で設置された複数の基地局で構成され、予め定めた距離ごとに設ける。ここで、モバイル局所網ユニット100と基地局の間は、CDMA2000 1x EV-DO(EVolution‐Data Only) Rev.Aで送受信する。EV-DOでは、新幹線の速度で移動しても、通信を継続したまま基地局間をハンドオーバできることが実証されている。また、Rev.Aとすることで通信速度を1.8/3.2Mbit/s(上り/下り)まで高速化できる。CDMA2000の基地局は広く敷設されているので、新たに設置するのはトンネル内等のみである点も好ましい。
ネットワーク300に接続された座席予約サーバ202から座席管理サーバ103への座席予約情報等のIPパケットは、ホームサブネットワークに向けて転送され、ホームエージェント201が捕捉する。ホームエージェント201は、座席管理サーバ103宛てのIPパケットをカプセル化し、通知された気付アドレスを宛先として、ネットワーク300に送信する。つまり、座席予約サーバ202と列車上の座席管理サーバ103との通信は、ホームエージェント201を経由して、ホームエージェント201とモバイルルータ106との間に設定されたモバイルトンネルを介して実現される。これは、座席管理サーバ103から他の列車の座席管理サーバ(図示せず)に宛てたIPパケットでも同様である。
このようなシステム構成にすることによって、列車の号車によって、家族向けである従来型指定席の号車、出張者向けの座席指定のない有料席の号車、短距離移動者向けの自由席の号車に使い分けることができる。すなわち長期休暇の期間、休日は従来型の指定席の号車を増やし、週日には有料席の号車を増やすフレキシブルな運用ができる。なお、車内ネットワーク105は有線網でも無線網でも構わない。
表示装置104は、座席管理サーバ103が管理する座席情報を視覚的に表示する。旅客は、表示装置104で表示された座席情報を基に、好みの座席(例えば、通路側/窓側)が空席ならば移動することができる。また、本実施例では、有料席の実際の乗車率を列車外で把握できる。したがって列車が次に到着する駅のプラットフォームに表示装置104を置くことも可能である。なおこの場合の、空席情報は列車内で見られる情報とは異なり、駅で降りる予定の旅客の席は、空席とする。さらに、列車内の表示装置104には、これから乗り継ぐ列車の空席情報も参照可能である。これは、座席管理サーバ103から他の列車の座席管理サーバに宛てたIPパケットで、その列車の空席情報を要求することで実現できる。
さらに、モバイル局所網ユニット100は、通常のLANとも考えてよいので、PCを持参した乗客にプリントアウトサービス、Web参照サービス等が可能である。これは即ち、Webを経由した座席予約が可能なことを意味する。
図2を用いて、読取装置102の構成を説明する。読取部121は切符に格納されている磁気情報を読取る。メモリ部122は、読取部121で読取った券片情報(磁気情報)を記憶する。赤外線センサ125は、読取装置102に対応する座席に人が座っているか/いないかを監視する。ネットワークIF123は、車内ネットワーク105を経由して座席管理サーバ103と通信するインターフェース装置である。制御部124は、上記読取部121、メモリ部122、赤外線センサ125、ネットワークIF123の制御を行う。なお、制御部124は図示しないCPUとメモリとを含んで、プログラムにより実現する。また、赤外線センサ125の着席情報は、人の通過による誤動作を防ぐため例えば1分程度安定して、座席に着座していると判断されるとき、着席情報としてネットワークIF123を介して座席管理サーバ103に送信する。
上述した実施例では、切符は裏面に磁気塗料を塗布した磁気化券としたが、これに限らずICカードでも、携帯電話に表示されたバーコードでも構わない。切符がICカード(携帯電話内臓のICチップを含む)の場合、読取部はICに記録された情報を無線で読み取り、切符が携帯電話に表示されたバーコード(2次元コードを含む)なら、記録部はその画像をカメラで読み取る。
図3を用いて、座席管理サーバ103の構成について説明する。表示部131は、サーバ操作者のためのGUI表示を行う。出力部137は、表示部131の紙出力および券片情報を読み込んでいないのに着席情報がある異常座席のリストをプリントアウトする。操作部132はサーバ操作者のための入力装置である。メモリ部133は、座席管理サーバ103に格納されるプログラム、データ等の情報を記憶する。ネットワークIF134は、車内ネットワーク105を経由して、読取装置102、表示装置104、モバイルルータ106と通信を行うインターフェース装置である。DB1351は、座席管理サーバ103に格納されるデータベース情報であり、大容量記憶装置135に記録される。制御部136は、上記表示部131、操作部132、出力部137、メモリ部133、ネットワークIF134、大容量記憶装置135の制御を行う。なお、制御部136は図示しないCPUとメモリとを含んで、プログラムにより実現する。
図4を用いて、表示装置104の構成について説明する。表示部141は座席管理サーバ103が管理する情報を表示する。操作部142は表示装置104の操作者の為の入力装置等である。メモリ部143はプログラムやデータなどの情報を記録する。ネットワークIF144は車内ネットワーク105を経由して、座席管理サーバ103との通信を行うインターフェース装置である。制御部145は、上記表示部141、操作部142、メモリ部143、ネットワークIF144の制御を行う。なお、制御部145は図示しないCPUとメモリとを含んで、プログラムにより実現する。また、タッチパネルの場合、表示部141は操作部142を兼ねることになる。
図5を用いてモバイルルータ106の構成を説明する。ここで、図5はモバイルルータ106およびその周辺装置のハードウェアブロック図である。モバイルルータ106は、バス110に接続された複数のフレーム送受信IF107と、CPU108と、メモリ109と、フレーム送受信IF107−1に接続されたRF変換部109とで構成される。また、フレーム送受信IF107−3には車内ネットワーク105を経由して座席管理サーバ103が接続される。RF変換部には外部アンテナ111が接続されている。
メモリ109には、プログラム1091とテーブル1092とを記憶し、CPUはこのプログラム1091により実行される。具体的には、座席サーバ103から受信したフレームを解析して、テーブル1092を参照し、IPカプセル化してホームエージェン201宛てに、外部アンテナ111を経由して図示しない基地局に送信する。下り方向では、外部アンテナ111からの無線信号を、RF変換部109が電気信号に変換し、フレーム送受信IF107−1で受信する。モバイルルータ106は、受信フレームをデカプセル処理して、座席サーバ103に転送する。
図6ないし図8を用いて、処理シーケンスについて説明する。ここで、図6および図7は座席管理サーバ103、表示装置104、読取装置102の間の処理シーケンスとフローを説明する図であり、図8は座席管理サーバ103内の処理フロー図である。
図6において、旅客が所有する磁気化切符101を、列車内の各座席に設置した読取装置102の開口部に挿引することにより、読取り装置102は券片情報を読取る(S601)。読取装置102は、読取った券片情報と読取装置102が設置されている座席情報とを座席管理サーバ103に送信する(S602)。座席管理サーバ103は、受信した券片情報から、切符101の乗車権利チェックを行う(S603)。該当券片101に乗車権利が無い場合には、該当座席の表示装置104にエラー回答を行い(S604)、“この切符ではご乗車になれません”などのエラーメッセージを表示する(S605)。
座席管理サーバ103は、切符101に乗車権利が有る場合には、S601で読取った券片情報から切符101にユニークなキーを生成する(S606)。キーの生成方法は後述する。座席管理サーバ103は、座席チェックとキーチェックをおこない座席管理情報を更新する(S607)。
座席管理情報の更新について、図7を用いて詳述する。座席管理サーバ103は、座席情報として受け取った座席が、キーと対応付けられているか確認する(S801)。関連付けられているとき(Y)は、占有済みの席であり、次に関連付けられているキーがS606で生成したキーと同一か確認する(S802)。同一の場合は、自分の席で再度読取装置を用いて読取らせたことなので、旅客が席の開放させたいと判断し、座席とキーとの関連付けを解除する(S804)。そして、表示装置104に、”座席を開放しました”と表示する(S805)。一方、S802で、異なる場合は他の旅客が占有している席なので、表示装置に”この席はご利用になれません”と表示し(S803)、座席管理情報の更新をせずに終了する。
S801で、座席とキーとの関連付けが無い場合は、その席は空席であるのでキーチェックに移行する。キーチェックの最初に、生成したキーが座席管理情報に既に存在するか確認する(S806)。存在する場合、旅客が席の移動を行ったと判断し、移動前の座席を開放し(S807)、移動後の座席とキーとを関連付ける(S808)。このとき、表示装置104に”座席設定しました”と表示する(S809)。
図6に戻って、定期更新処理では、表示装置104が座席管理サーバ103に対して、定期的に座席情報取得要求を行い(S6131)、座席情報取得回答を受信することにより(S6132)、常に最新の座席状況を表示する事が可能である(S6133)。
本実施例では、旅客は座席を占有した状態でも、表示装置104で好ましい空き席を見つけたとき、その空き席の読取装置102に切符の券片情報を再度読み込ませて、座席を移動できる。すなわち、移動前の席を空席にする必要がないのでより容易に移動が可能である。
図8を用いて、乗車権利チェック(S603)について説明する。券片情報を受信(S602)後、まず旅客の列車への乗車日が券片の有効期限内かどうかの判定を行い(S701)、有効期限内であれば以降の判定に進む。有効期限が切れている場合には、表示装置104にエラー表示を行う(S605)。次に乗車駅情報は列車の現在の位置と矛盾しないかの判定を行い(S702)、矛盾が無い場合には、以降の判定に進む。矛盾がある場合、例えば東京発、名古屋行きの列車に対して、静岡から名古屋までの切符しか持たない旅客が東京駅から乗車した場合などにはNGとなり、エラー表示を行う(S605)。次に、特急列車などの場合には、料金券情報を含むかどうかの判定を行い(S703)、該当の情報を含む場合には以降の判定に進む。特急列車であるにも関わらず、旅客が所有する切符が料金券情報を含まない場合、例えば乗車券だけで特急列車に乗車しようとした場合などにはNGとなり、エラー表示を行う(S605)。次に、設備情報は着席座席の設備と矛盾しないかの判定を行い、矛盾しない場合には以降の座席チェック処理(S606)へと進む。矛盾がある場合、例えば普通車用の切符であるにも関わらずグリーン車に乗車した場合などには、エラー表示を行う(S605)。
図9を用いて、券片情報の例を示す。券片情報は切符101内に格納されている情報であり、その形態はIC情報/バーコード情報であっても良いし、その他の形態であっても良い。券片情報には該当券片の発券機ID、発券年月日・時刻、乗車駅、降車駅、料金券情報の有無、普通車・グリーン車などの設備情報などが含まれる。
図10を用いて、座席管理サーバ103において管理する座席管理データを説明する。座席管理サーバ103では、各座席に設置した読取り装置102から送信された券片情報を基にして、該当切符101にユニークなキーを生成する。具体的には、発券機IDと発券年月日と発券時刻とを繋ぎ合わせれば、その切符にユニークなキーが生成できる。座席管理サーバ103は、生成したキーと、座席番号などの座席情報とを合わせて、図10に示す形態で座席管理データを格納する。なお、”99999”は空席を示し、キーの桁数は簡略化した。
次に図11ないし図13を用いて、座席管理サーバ103が管理する座席管理データの表示装置104による表示について説明する。まず、図11が基本的な表示画面である。この画面には現在乗車中の列車の座席情報201と、乗車および有料区間情報202、到着までの時間情報203、表示切替ボタン204〜207を表示している。
図11において、有料席空席状況ボタン204を押すと、図12が表示される。この画面は、表示装置104が座席管理データ504を取得し、常に最新の座席状況を視覚的に表示する。図12では、既に旅客によって占有されている座席については“×”を表示し、まだ占有されておらず、該当座席への移動が可能な座席については“○”で表示した。旅客は座席状況表示を見て、自分の好みの座席に移動可能かどうかの判断をすることができる。
図11において、乗り換え案内ボタン205を押すと、図13が表示される。図13は、座席管理サーバ103が、有料席区間と乗車券区間を比較して、乗換駅である名古屋と目的地である米原の情報を、図1の座席予約サーバ202に送信し、乗り換え可能なこだまyy号と、しらさぎzz号の名前をタッチパネルに表示している。こだまyy号のボタン208を押せば、座席予約サーバ202に蓄えられたこだまyy号の指定席予約状況を、図12と同様に表示することによって、混雑状態を把握できる。
さらに、図示しないこだまyy号の列車座席管理サーバ103’にアクセスして、これから接続乗車する予定の列車の有料席状態も把握できる。
なお、図11において、列車/新聞情報ボタンを押すと、列車の運行状況、新聞情報等を表示し、表示OFFボタン207を押せば表示をOFFする。なお、読取装置102の赤外線センサ125を用いて、席に着席していないとき表示をOFFにしても良い。
図14を用いて座席管理サーバ103の表示部131の画面を説明する。図14は、図12とほぼ同様な画面であり、既に旅客によって占有されている座席については“×”を表示し、空席については“○”で表示している。図12との違いは、“◎”を表示したのぞみxx号7号車の1A席、11C席は、券片情報を読み込んでいないのに着席情報がある異常座席である。また、座席管理サーバ103は、ネットワーク300を介して座席予約サーバ202にアクセスして、自列車(のぞみxx号)の指定席予約状況をダウンロードし、指定席の個々に赤外線センサを設け、ネットワークに接続することによって、指定席についても異常座席を表示できる。座席管理サーバ103の、表示部131、操作部132、出力部137を乗務員室に設ければ、異常座席をピンポイントで検札することが可能である。
上述した実施例では、移動する列車の座席管理サーバと固定配置の座席予約サーバの通信に標準を策定中のNEMOを用いた。NEMOは、IPv6の技術であるが、IPv4であっても構わない。
また、上述した実施例では、駅窓口(自動販売機を含む)で切符を購入するとしたが、プリペイドカードを用いて、着席した時点でカードの価値を減らすことも可能である。この場合、有料席に席が無く有料席券を無駄することを防止することができる。
座席管理システムの構成を説明するブロック図である。 読取装置の構成を説明するブロック図である。 座席管理サーバの構成を説明するブロック図である。 表示装置の構成を説明するブロック図である。 モバイルルータの構成を説明するブロック図である。 処理シーケンスとフローを説明する図である。 座席管理情報更新の処理シーケンスとフローを説明する図である。 乗車権利チェックのフローを説明する図である。 券片情報を説明する図である。 座席管理データを説明する図である。 表示装置のメニュー画面である。 座席占有状況表示を説明する図である。 乗り換え可能な列車の予約状況取得メニューである。 座席管理サーバが表示する座席占有状況表示を説明する図である。
符号の説明
101…切符、102…読取り装置、103…座席管理サーバ、104…表示装置、105…車内ネットワーク、106…モバイルルータ、107…フレーム送受信IF、108…CPU、109…メモリ、110…バス、111…外部アンテナ、121…読取り部、122…メモリ部、123…ネットワークIF、124…制御部、131…表示部、132…操作部、133…メモリ部、134…ネットワークIF、135…大容量記憶装置、1351…DB、136…制御部、141…表示部、142…操作部、143…メモリ部、144…ネットワークIF、145…制御部、201…列車座席情報、202…区間情報、203…到着までの時間情報、204〜209…タッチパネルのボタン。

Claims (7)

  1. 乗車券情報と有料券情報とを含む切符情報を読取る移動体の座席に対応して設けた複数の読取装置と、座席の使用状態を表示する座席に対応して設けた表示装置と、前記複数の読取装置と接続して前記移動体の座席占有状態を管理する座席管理装置とを移動体内ネットワークに接続した座席管理システムであって、
    前記座席管理装置は、切符情報から生成したキーと座席とを関連付けて記録し、前記表示装置を用いて切符情報を表示することを特徴とする座席管理システム。
  2. 請求項1に記載の座席管理システムであって、
    空席状態にある第1の座席に対応する第1の読取装置で切符情報を読取って生成したキーが、それ以前に空席状態であった第2の座席に対応する第2の読取装置で切符情報を読取って生成したキーと同一のとき、前記第2の座席の状態を空席状態に変更することを特徴とする座席管理システム。
  3. 請求項1に記載の座席管理システムであって、
    座席に対応する読取装置で切符情報を読取って生成したキーが、該座席に関連付けられたキーと同一のとき、該座席の状態を空席状態に変更することを特徴とする座席管理システム。
  4. 移動体の座席に対応して設けた切符情報を読取る複数の読取装置と、座席の使用状態を表示する表示装置と、前記複数の読取装置と接続して前記移動体の座席占有状態を管理する座席管理サーバと、モバイルルータとを移動体内ネットワークに接続し、
    前記座席管理サーバは、前記モバイルルータを介して、移動体の座席予約サーバに接続し、
    前記表示装置は、前記座席予約サーバが記憶する第2の移動体の指定席予約状況を表示することを特徴とする座席管理システム。
  5. 切符情報を読取る移動体の座席に対応して設けた複数の読取装置と、席の占有状態を監視する移動体の座席に対応して設けた複数の赤外線センサと、前記複数の読取装置と前記複数の赤外線センサと接続して前記移動体の座席占有状態を管理する座席管理装置とを移動体内ネットワークに接続した座席管理システムであって、
    前記複数の赤外線センサの一つが席の占有を検出したにもかかわらず、当該席に対応する読取装置が、有効な切符情報を読み込まないとき、前記座席管理装置に異常を表示することを特徴とする座席管理システム。
  6. 移動体の座席に対応して設けた読取装置で切符情報を読取り、前記切符情報からキーを生成し、このキーを用いてデータベースを検索し、前記データベースに前記キーが存在せず、かつ乗車権利を有するとき、当該座席を前記キーとを前記データベース上で関連付けて着席状態とすることを特徴とする座席管理方法。
  7. 移動体の座席に対応して設けた読取装置によって切符情報を読取り、
    座席管理装置は、前記切符情報からキーを生成し、前記キーを用いてデータベースを検索し、前記データベース中に前記キーが存在するとき、前記キーに関連付けられた座席の状態を空席状態に変更することを特徴とする座席管理方法。
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