JP2006220671A - 位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 検出対象位置に応じて検出部に対して磁石30を相対的に変位させる。検出部は、磁石に対して相対的に移動可能に設けられてなり、交流励磁される巻線手段3と該巻線手段に対応付けて配置された磁性体コア2とを含み、該磁性体コアに対する該磁石の近接に応じて該磁性体コアにおける該磁石の磁化力を強く受ける箇所において磁気飽和を生じさせて該磁性体コアの透磁率を低下させると共に、該磁石の相対的移動に伴う前記磁化力の変化に応じて磁気飽和を生じさせない状態となることにより該磁性体コアの透磁率が増加される。このように、検出対象の変位に応じて磁気飽和を生じさせない状態と磁気飽和を生じさせる状態との間で磁性体コアの透磁率が変化し、これに伴い巻線手段のインダクタンスが変化し、このインダクタンスの変化に基づく出力信号を得る。
【選択図】 図1
Description
同じく磁気抵抗変化部材を利用し、その回転位置を位相信号に変換することによってその磁気抵抗変化部材の回転位置を検出するものとして、位相シフト方式の回転位置検出装置がよく知られている。例えば、特開昭57−60212号公報、特開昭57−88317号公報及び特公昭62−58445号公報等に示されるようなものが知られている。また、位相シフト方式の直線位置検出装置としては、実開昭57−135917号公報、実開昭58−136718号公報及び実開昭59−175105号公報等に示されるようなものが知られている。
図1は、本発明に係る位置検出装置の一実施の形態に係る直線位置検出装置の概略構成を示す一部断面図である。直線位置検出装置1は基本的には円柱状鉄心2と、その周囲に所定条件で巻回された巻線部3とから構成される。鉄心2は、比透磁率が大きく、保磁力の小さな珪素鋼などである。なお、鉄心2は円柱状の珪素鋼以外でもよく、珪素鋼板を積層して形成された直方体の鉄心でもよく、その形状はどのようなものでもよい。巻線部3は、所定の交流信号によって励磁される複数の1次巻線P1〜P5と、所定方向Xに所定の位置関係となるように巻回された複数の2次巻線S1〜S4とからなる。
なお、順次位相発生回路32をアップダウンカウンタ及びVCOを含んで構成し、引算器34の出力によってVCOを駆動してアップダウンカウンタのアップ/ダウンカウント動作を制御するようにすることが知られており、その場合は、周期的なリセットトリガは不要である。
ところで、上記のような従来のR−Dコンバータからなる位相検出回路は、追従比較方式であるため、φを追従カウントするときのクロック遅れが生じ、応答性能の点で問題がある。
そこで、本発明者等は、以下に述べるような新規な位相検出回路を開発したので、これを使用することが望ましい。
図4において、検出回路部41では、カウンタ42で所定の高速クロックパルスCKをカウントし、そのカウント値に基づき励磁信号発生回路43から励磁用の交流信号(sinωt)を発生し、巻線部3の1次巻線P1〜P5に与える。カウンタ42のモジュロ数は、励磁用の交流信号の1周期に対応しており、説明の便宜上、そのカウント値の0は、基準のサイン信号sinωtの0位相に対応しているものとする。例えば、カウンタ42のカウント値が0から最大値まで1巡する間で、基準のサイン信号sinωtの0位相から最大位相までの1周期が発生されると想定すると、その基準のサイン信号sinωtと同じ位相で励磁用の交流信号sinωtが、励磁信号発生回路43から発生される。巻線部3の2次巻線S1〜S4から出力される2相の出力交流信号A=sinθ*sinωtとB=cosθ*sinωtは、検出回路部41に入力する。
A=sinθ*sin(ωt±d)
AS=sinθ*cos(ωt±d)
B=cosθ*sin(ωt±d)
Y1=sin(ωt±d+θ)
Y2=sin(ωt±d−θ)
D1=±d+θ
D2=±d−θ
(D1+D2)/2={(±d+θ)+(±d−θ)}/2
= ±2d/2 = ±d
により、位相変動誤差「±d」を算出することができる。
誤差計算回路51で求められた位相変動誤差「±d」のデータは、減算回路52に与えられ、一方の位相ずれ測定データD1から減算される。すなわち、減算回路52では、「D1−(±d)」の減算が行なわれるので、
D1−(±d)=±d+θ−(±d)=θ
となり、位相変動誤差「±d」を除去した正しい検出位相差θを示すディジタルデータが得られる。このように、図4の位相検出回路によれば、位相変動誤差「±d」が相殺されて、検出対象位置xに対応する正しい位相差θのみが抽出されることが理解できる。
(D1+D2)/2={(+d+θ)+(+d−θ)}/2
= +2d/2 = +d
により、位相変動誤差「+d」を算出する。そして、減算回路52により、
D1−(+d)=+d+θ−(+d)=θ
が計算され、正しい位相差θが抽出される。
(D1+D2)/2={(−d+θ)+(−d−θ)}/2
= −2d/2 = −d
により、位相変動誤差「−d」を算出する。そして、減算回路52により、
D1−(−d)=−d+θ−(−d)=θ
が計算され、正しい位相差θが抽出される。
なお、減算回路52では、「D2−(±d)」の減算を行なうようにしてもよく、原理的には上記と同様に正しい位相差θを反映するデータ(−θ)が得られる。
Y1=sin{ωt±d+θ(t)}
Y2=sin{ωt±d−θ(t)}
となる。すなわち、基準信号sinωtの周波数に対して、進相の出力信号Y1は+θ(t)に応じて周波数が高くなる方向に周波数遷移し、遅相の出力信号Y2は−θ(t)に応じて周波数が低くなる方向に周波数遷移する。このような動特性の下においては、基準信号sinωtの1周期毎に各信号Y1,Y2の周期が互いに逆方向に次々に遷移していくので、各ラッチ回路49,50における各ラッチデータD1,D2の計測時間基準が異なってくることになり、両データD1,D2を単純に回路51,52で演算するだけでは、正確な位相変動誤差「±d」を得ることができない。
しかし、検出対象位置xが時間的に変化している最中であっても時々刻々の該検出対象直線位置xに対応する位相差θを正確に検出できるようにすることが望ましい。そこで、上記のような問題点を解決するために、検出対象直線位置xが時間的に変化している最中であっても時々刻々の該検出対象位置xに対応する位相差θを検出できるようにした改善策について図6を参照して説明する。
D1=±d+θ(t)
D2=±d−θ(t)
となる。
この場合、±d+θ(t) は、θの時間的変化に応じて、プラス方向に0度から360度の範囲で繰り返し時間的に変化する。また、±d−θ(t) は、θの時間的変化に応じて、マイナス方向に360度から0度の範囲で繰り返し時間的に変化してゆく。従って、±d+θ(t) ≠±d−θ(t) のときもあるが、両者の変化が交差するときもあり、そのときは±d+θ(t) =±d−θ(t) が成立する。このように、±d+θ(t) =±d−θ(t) が成立するときは、各出力信号Y1,Y2の電気的位相が一致しており、かつ、夫々のゼロクロス検出タイミングに対応するラッチパルスLP1,LP2の発生タイミングが一致していることになる。
誤差計算回路51と減算回路52との間にセレクタ55が設けられており、上記時変動モード信号TMが発生されていないとき、つまりTM=“0”すなわち検出対象直線位置xが時間的に変化していないときは、セレクタ55はその入力端Bに加わる誤差計算回路51からの信号を選択して減算回路52に出力する。このようにセレクタ55の入力端Bが選択されているときの図6の回路は、図4の回路と等価的に動作する。すなわち、検出対象直線位置xが静止しているときは、誤差計算回路51の出力データがセレクタ55の入力端Bを介して減算回路52に直接的に与えられ、図4の回路と同様に動作する。
(D1+D2)/2
と等価である。このことは、
(D1+D2)/2=(±d+θ(t) +±d−θ(t) )/2
=2(±d)/2=±d
であることを意味し、ラッチ回路56にラッチされたデータは、位相変動誤差「±d」を正確に示しているものであることを意味する。
なお、図6において、アンドゲート57を省略して、一致検出パルスEQPを直接的にラッチ回路56のラッチ制御入力に与えるようにしてもよい。
また、ラッチ回路56には、カウンタ42の出力カウントデータに限らず、図6で破線で示すように誤差計算回路51の出力データ「±d」をラッチするようにしてもよい。その場合は、一致検出パルスEQPの発生タイミングに対して、それに対応する誤差計算回路51の出力データの出力タイミングが、ラッチ回路49,50及び誤差計算回路51の回路動作遅れに従って幾分遅れるので、適宜の時間遅れ調整を行なった上で、誤差計算回路51の出力をラッチ回路56にラッチするようにするとよい。
また、動特性のみを考慮して検出回路部41を構成する場合は、図6の回路51及びセレクタ55と図1の一方のラッチ回路49又は50を省略してもよい。
巻線部3の2次巻線S1〜S4から出力されるレゾルバタイプの第1及び第2の交流出力信号A,Bは、検出回路部60の位相シフト回路44に入力する。位相シフト回路44は、図4のものと同様に、第1の交流出力信号A=sinθ*sinωtをその電気的位相で所定量位相シフトして、位相シフトされた交流信号AS=sinθ*cosωtを出力する。また、減算回路46は、第2の交流出力信号B=cosθ*sinωtから位相シフトされた交流信号AS=sinθ*cosωtを減算し、その減算結果であるB−AS=cosθ*sinωt−sinθ*cosωt=sin(ωt−θ)なる電気的交流信号Y2を出力する。ゼロクロス検出回路48は、減算回路46からの出力信号Y2のゼロクロスを検出し、それに対応したラッチパルスLP2をラッチ回路50に出力する。
オア回路63は、ゼロクロス検出回路61,62からのゼロクロス検出パルスの論理和信号を2分の1分周パルス回路64に出力する。2分の1分周パルス回路64はオア回路63からの論理和信号を入力し、それを1つおきにゼロクロス検出パルスを基準位相信号パルスPRとしてカウンタ65に出力する。これによって、2分の1分周回路64から出力される基準位相信号パルスPRは360度毎のゼロクロスすなわち0位相のみに対応するゼロクロス検出パルスとなる。2分の1分周回路64は、例えばT型フリップフロップのような2分の1分周回路とパルス出力用アンドゲートを含んで構成される。この基準位相信号パルスRPは、カウンタ65のリセット入力端に出力される。カウンタ65は所定のクロックパルスCKを絶えずカウントするものであるが、基準位相信号パルスRPの入力に応じてリセットされる。このカウンタ65の出力はラッチ回路50に入力し、ラッチパルスLP2の発生タイミングで、ラッチ回路50にラッチされる。ラッチ回路50にラッチされたデータDは、検出対象位置xに対応した位相差θの測定データとして出力される。
図9は、本発明の位置検出装置の第1の変形例を示す図である。
図9の変形例では、4つの2次巻線S1〜S4の配置は、1ピッチPの範囲を4分割した位置に配置されている点で図1と同じであり、異なる点は1次巻線が2次巻線S1〜S4の両側に巻回されている点である。すなわち、2次巻線S1の両側には1次巻線P1A及びP1Bが、2次巻線S2の両側には1次巻線P2A及びP2Bが、2次巻線S3の両側には1次巻線P3A及びP3Bが、2次巻線S4の両側には1次巻線P4A及びP4Bがそれぞれ巻回されている。なお、各1次巻線及び2次巻線の結線方法は図2の場合と同様にしてもよいが、図9の実施の形態では、図10のような結線方法を採用している。
すなわち、2次巻線S1の両側の1次巻線P1A及びP1Bと2次巻線S3の両側の1次巻線P3A及びP3Bとは互いに差動的に巻回されてはいるが、第1の交流信号sinωtで共通に励磁されている。また、2次巻線S2の両側の1次巻線P2A及びP2Bと2次巻線S4の両側の1次巻線P4A及びP4Bとは互いに差動的に巻回されてはいるが、第2の交流信号cosωtで共通に励磁されている。そして、2次巻線S1〜S4は直列的に接続され、その合成出力が出力信号Y=Ksin(ωt−θ)として取り出されるようになっている。なお、1次巻線を差動的に巻回す代わりに、図11のように2次巻線S1と2次巻線S3、2次巻線S2と2次巻線S4をそれぞれ差動的に巻回してもよい。
基準信号発生部はクロック発振器71、同期カウンタ72、ROM73a,73b、D/A変換器74a,74b及びアンプ75a,75bから構成され、位相差検出部はアンプ76、ゼロクロス回路77及びラッチ回路78から構成される。
クロック発振器71は高速の正確なクロック信号を発生するものであり、このクロック信号に基づいて他の回路は動作する。
同期カウンタ72はクロック発振器71から出力されるクロック信号をカウントし、そのカウント値をアドレス信号としてROM73a,73b及び位相差検出部のラッチ回路78に出力する。
ROM73a及び73bは基準交流信号に対応した振幅データを記憶しており、同期カウンタ72からのアドレス信号(カウント値)に応じて基準交流信号の振幅データを発生する。ROM73aはsinωtの振幅データを、ROM73bはcosωtの振幅データを記憶している。従って、ROM73a及び73bは同期カウンタ72から同じアドレス信号を入力することによって、2種類の基準交流信号sinωt及びcosωtを出力する。なお、同じ振幅データのROMを位相のそれぞれ異なるアドレス信号で読み出しても同様に2種類の基準交流信号を得ることができる。
アンプ77は各2次巻線S1〜S4からの出力の合成された出力交流信号Y=Ksinωtを増幅して、ゼロクロス回路78に出力する。
ゼロクロス回路78はアンプ77からの出力交流信号Yに基づいて負電圧から正電圧へのゼロクロス点を検出し、その検出信号をラッチ回路78に出力する。
ラッチ回路78は基準交流信号の立上りのクロック信号にてスタートした同期カウンタのカウント値をゼロクロス回路77の検出信号の出力時点(ゼロクロス点)でラッチする。従って、ラッチ回路78にラッチされた値はちょうど基準交流信号と出力信号Yとの間の位相差(位相ずれ量)Dxとなる。この位相差Dxが前述のレール30の1ピッチP内における位置データとなる。
なお、図1の位置検出装置にも、図10又は図11のような結線を適用してもよい。
図13は、本発明の位置検出装置の第3の変形例を示す図である。図13の変形例では、1次巻線P1〜P4がそれぞれの対応する2次巻線S1〜S4の外周に沿って巻回されている。この場合の結線は、図2、図10又は図11のものが適用可能である。なお、1次巻線を内側に2次巻線を外側に互いに入れ替えてもよい。
図14は、本発明の位置検出装置の第4の変形例を示す図である。図14の変形例では、前述の実施の形態のように1次巻線と2次巻線を分離することなく、1次巻線P1〜P4と2次巻線S1〜S4が2本同時に混合されて鉄心2に巻回されている。なお、1次巻線P1〜P4と2次巻線S1〜S4は前述のものと同様に1ピッチPの範囲を4分割した位置に配置される。この場合の結線も、図2、図10又は図11のものが適用可能である。
以下、誘起起電力の影響を除去して、移動時でも正確に位置検出を行えるようにした位置検出装置の変形例について説明する。
図15は、本発明の位置検出装置の第5の変形例を示す図である。図15では、図1の位置検出装置1の鉄心2の両端に設けられた接続部材80及び81を介して同じ形状のダミー鉄心2Dが設けられている。ダミー鉄心2Dにはそれぞれ2次巻線S1〜S4と同じ形状(同じ巻線)、同じ配列、同じ配置となるようにダミー巻線D1〜D4が巻回されている。そして、各ダミー巻線D1〜D4はそれぞれ対応する2次巻線S1〜S4に差動的に結線される。
図15のようなダミー巻線D1〜D4を設けることによって、移動速度に応じて発生した誘起起電力の影響を除去することができる。
なお、図15の位置検出装置として図9に示したものを適用してもよい。
図17は、本発明の位置検出装置の第7の変形例を示す図である。図17の位置検出装置は図16のものを変形したものである。図17の位置検出装置が図16のものと異なる点は、2次巻線S1〜S4がそれぞれ別々の鉄心21〜24に巻回され、さらにダミー巻線D1〜D4も各鉄心21〜24に別々に巻回されている点である。なお、図16のようなダミー巻線用の鉄心23だけを別途設けてもよいことはいうまでもない。
以上、図15〜図17に示した配置パターンは一例であり、これ以外の種々の配置を行ってもよいことはいうまでもない。
また、図15〜図17のような位置検出装置をX方向に複数並べて配置することによって、位置検出の平均化を行うようにしてもよい。
図15〜図17では、ダミー巻線として2次巻線用だけを巻回す場合について説明したが、位置検出装置用の巻線と全く同じ巻線(1次及び2次巻線)をダミー用として設け、その2次巻線の出力だけを差動的に巻回すようにしてもよい。これによって、ダミー用1次巻線に発生した誘起起電力による磁束のダミー2次巻線に対する影響を除去することが可能となる。なお、ダミー鉄心2Dを省略して、ダミー用の1次及び2次巻線又は、2次巻線だけを設けてもよい。
図19は、本発明の位置検出装置の第9の変形例を示す図であり、図19(A)は位置検出装置をその進行方向に対して垂直横方向から見た側面図であり、図19(B)は移動方向側から見た正面図である。図19の位置検出装置は図18のものを変形したものであり、その相違点は各鉄心21B〜24Bが環状であり、磁気的に閉回路を構成している点である。これによって、1次巻線P1〜P4で発生した磁束を2次巻線S1〜S4に効率的に結合させることができる。また、図18では鉄心21A〜24Aの平面部分が進行方向Xに沿っているのに対して、図19では環状鉄心の平面部分が進行方向Xの垂直方向に沿っている。
図21は、本発明の位置検出装置の第11の変形例を示す図であり、図21(A)は位置検出装置をその進行方向に対して垂直横方向から見た側面図であり、図21(B)は移動方向側から見た正面図である。図21の位置検出装置は図19のものを変形したものであり、その相違点は図19(A)に示されるような環状鉄心21B〜24Bを進行方向Xの垂直方向に沿ってコの字(Uの字)形に曲げられた鉄心21D〜24Dで構成し、各鉄心21D〜24Dの両端側が磁石レール30に接するように構成されている点である。
図22は、本発明の位置検出装置の第12の変形例を示す図であり、位置検出装置をその進行方向に対して垂直横方向から見た側面図である。なお、正面図は図20(A)のようになるので、ここでは省略してある。図22の位置検出装置は図19(A)に示されるような環状鉄心21B〜24Bを移動方向Xに沿ってコの字(Uの字)形に曲げられた鉄心21E〜24Eで構成され、各鉄心21E〜24Eは所定の位置関係となるように配置されている。すなわち、図22の位置検出装置は、図20のような位置検出装置の進行方向を90度回転し、その鉄心の位置関係が上述の所定の関係となるように配置されたものである。
図23は、本発明の位置検出装置の第13の変形例を示す図であり、位置検出装置の進行方向に対して垂直横方向から見た側面図である。なお、正面図は図21(A)のようになるので、ここでは省略してある。図23の位置検出装置は図21の位置検出装置の進行方向を90度回転し、各鉄心21F〜24Fの位置関係が上述の所定の位置関係となるように配置されたものである。
なお、図24の位置検出装置において、永久磁石35を省略した場合には、その配置を磁石1個分の移動方向長さを1ピッチとなるように配列してやればよい。
図25及び図26は本発明に係る位置検出装置を回転形同期電動機に適用した場合の一実施の形態を示す図であり、図25はこの回転形同期電動機の回転軸を含む断面構造を示し、図26は図25の回転形同期電動機におけるA−A面の断面構造を示す。
この回転形同期電動機90は、磁極数が4極の3相交流駆動型の電動機である。この回転形同期電動機は円筒状の固定子枠91と、この固定子枠91に軸受92及び軸受93を介して回転自在に設けられた回転軸94とから構成される。固定子枠91には電機子コア95と、8つの位置検出装置96A〜96Hが設けられ、回転軸94には、4個の永久磁石97A〜97Dが設けられている。
電機子コア95は固定子枠1の内周面に沿って設けられた円筒状の成層鉄心で構成され、その内周面側に図26に示すような回転軸を中心とした半径方向に延びた24個のスロットを有する。電機子コア95の各スロットには3相電機子巻線が巻回されている。電機子コア95の成層鉄心は薄いけい素鋼板を軸方向に沿って複数枚積み重ねて構成されたものである。
また、図1の位置検出装置の代わりに、図9、図12〜図14のような位置検出装置を設けてもよいし、図15〜図17のようなダミー巻線を設けてもよいし、図18〜図24のような位置検出装置を設けてもよい。なお、位置検出装置は、電機子コア95の側面側に設ける場合について説明したが、磁石97A〜97Dの側面側に設けてもよい。
2 鉄心
3 巻線部
30 磁石レール
31,32,35 磁石
P1〜P4,P1A〜P4B,P6 1次巻線
S1,S2,S3,S4 2次巻線
D1,D2,D3,D4 ダミー巻線
21A〜21G,22A〜22G,23A〜23G,24A〜24G 鉄心
Claims (4)
- 磁石と、
前記磁石に対して相対的に移動可能に設けられた検出部であって、交流励磁される巻線手段と該巻線手段に対応付けて配置された磁性体コアとを含み、前記磁性体コアに対する前記磁石の近接に応じて該磁性体コアにおける該磁石の磁化力を強く受ける箇所において磁気飽和を生じさせて該磁性体コアの透磁率を低下させると共に、該磁石の相対的移動に伴う前記磁化力の変化に応じて磁気飽和を生じさせない状態となることにより該磁性体コアの透磁率が増加される前記検出部と、
を具備し、
検出対象位置に応じて前記検出部に対して前記磁石を相対的に変位させ、これに応じて前記磁性体コアに対する前記磁石による磁化力が磁気飽和を生じさせない状態と磁気飽和を生じさせる状態との間で変化し、この変化に応じて前記磁性体コアの透磁率が変化することにより該磁性体コアに対応付けられた前記巻線手段のインダクタンスが変化し、このインダクタンスの変化に基づく出力信号を該巻線手段から生じるようにしたことを特徴とする位置検出装置。 - 可動部と静止部とを具備すると共に磁石を該可動部又は静止部の側において具備する直線型又は回転型の電動機における位置検出装置であって、
前記磁石に対して相対的に移動可能に設けられた検出部であって、交流励磁される巻線手段と該巻線手段に対応付けて配置された磁性体コアとを含み、前記磁性体コアに対する前記磁石の近接に応じて該磁性体コアにおける該磁石の磁化力を強く受ける箇所において磁気飽和を生じさせて該磁性体コアの透磁率を低下させると共に、該磁石の相対的移動に伴う前記磁化力の変化に応じて磁気飽和を生じさせない状態となることにより該磁性体コアの透磁率が増加される前記検出部と、
を具備し、
前記電動機の前記可動部又は静止部のうち前記磁石を設けていない方に前記検出部を配置し、該可動部の変位に応じて前記磁石と前記検出部の相対的位置が変化し、これに応じて前記磁性体コアに対する前記磁石による磁化力が磁気飽和を生じさせない状態と磁気飽和を生じさせる状態との間で変化し、この変化に応じて前記磁性体コアの透磁率が変化することにより該磁性体コアに対応付けられた前記巻線手段のインダクタンスが変化し、このインダクタンスの変化に基づく出力信号を該巻線手段から生じるようにしたことを特徴とする位置検出装置。 - 前記磁石は、検出対象の移動方向に沿って所定のピッチで配列された複数の磁石で構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置検出装置。
- 前記巻線手段は、検出対象の移動方向に沿う異なる位置に配置された複数の巻線を含み、該複数の巻線の各々に対応付けて前記磁性体コアを配置してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の位置検出装置。
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