JP2006220295A - 転がり軸受の保持器 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速回転用途の転がり軸受であっても、グリース潤滑で保持器の潤滑を良好に行うことができるようにする。
【解決手段】保持器の形状とされたプラスチック成形品を、潤滑油とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度と圧力を上昇させて二酸化炭素を超臨界状態にすることにより、前記成形品に、潤滑油が溶解した(超臨界状態の)二酸化炭素を含浸させる。次に、前記容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、前記成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去する。これにより、保持器4に潤滑油を含浸させる。
【選択図】図1
【解決手段】保持器の形状とされたプラスチック成形品を、潤滑油とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度と圧力を上昇させて二酸化炭素を超臨界状態にすることにより、前記成形品に、潤滑油が溶解した(超臨界状態の)二酸化炭素を含浸させる。次に、前記容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、前記成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去する。これにより、保持器4に潤滑油を含浸させる。
【選択図】図1
Description
この発明は、転がり軸受の保持器に関する。
高速回転する工作機械の主軸を支持する転がり軸受としては、例えば、アンギュラ玉軸受が使用されている。その保持器の材質としては、軽量で耐摩耗性が高く摩擦係数が小さいプラスチック材料(例えば、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド等)が使用されている。
下記の特許文献1には、ターボチャージャー用アンギュラ玉軸受の保持器として、全体が円筒状でその円周方向に亙って等間隔に複数のポケットを有する形状の保持器を、繊維強化熱可塑性ポリイミド樹脂を射出成形して作製することが記載されている。また、この保持器を高圧且つ高温の潤滑油中に浸漬することにより、保持器に潤滑油を含浸させることが記載されている。
下記の特許文献1には、ターボチャージャー用アンギュラ玉軸受の保持器として、全体が円筒状でその円周方向に亙って等間隔に複数のポケットを有する形状の保持器を、繊維強化熱可塑性ポリイミド樹脂を射出成形して作製することが記載されている。また、この保持器を高圧且つ高温の潤滑油中に浸漬することにより、保持器に潤滑油を含浸させることが記載されている。
下記の特許文献2には、高速回転時においても案内部を損傷し難く、変形も起こり難いアンギュラ玉軸受用保持器を得るために、ガラス転移温度が100℃を超え、融点が270℃を超える樹脂に、繊維径2μm以下のウイスカーを充填した樹脂組成物で、保持器を作製することが記載されている。
一方、転がり軸受の潤滑としては、潤滑油の使用量が少なく、高速回転でトルクを低くできることから、グリース潤滑が再注目されている。しかし、dm n値(dm :転がり軸受の転動体ピッチ円直径(mm)、n:回転速度(min-1))が140万〜150万であるかこれを超える領域でグリース潤滑を行うと、保持器の潤滑が短時間で不十分となり、保持器の自励振動による騒音が発生する恐れがある。また、高速回転中に保持器の案内面と内輪または外輪の保持器案内面との偏った接触により、保持器案内面にエッジ摩耗が生じる恐れもある。そのため、前記領域の潤滑としては、グリース潤滑ではなく、オイルミスト潤滑やオイルエア潤滑を行っている。
特開2001−248649号公報
特開2002−106574号公報
一方、転がり軸受の潤滑としては、潤滑油の使用量が少なく、高速回転でトルクを低くできることから、グリース潤滑が再注目されている。しかし、dm n値(dm :転がり軸受の転動体ピッチ円直径(mm)、n:回転速度(min-1))が140万〜150万であるかこれを超える領域でグリース潤滑を行うと、保持器の潤滑が短時間で不十分となり、保持器の自励振動による騒音が発生する恐れがある。また、高速回転中に保持器の案内面と内輪または外輪の保持器案内面との偏った接触により、保持器案内面にエッジ摩耗が生じる恐れもある。そのため、前記領域の潤滑としては、グリース潤滑ではなく、オイルミスト潤滑やオイルエア潤滑を行っている。
本発明は、dm n値が140万〜150万であるかこれを超える領域で使用される転がり軸受であっても、グリース潤滑で保持器の潤滑を良好に行うことができるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、転がり軸受の保持器の製造方法であって、プラスチック材料により所定形状の成形品を得る工程と、前記成形品に、潤滑油が溶解した超臨界状態の二酸化炭素を含浸させる工程と、前記含浸工程後の成形品から二酸化炭素を除去する工程と、を備えたことを特徴とする保持器の製造方法を提供する。
本発明はまた、内輪、外輪、転動体、保持器を備えた転がり軸受において、前記保持器は、プラスチック材料により所定形状とされた成形品に、潤滑油が溶解した超臨界状態の二酸化炭素を含浸させた後、前記成形品から二酸化炭素を除去する方法で、前記プラスチック製保持器に潤滑油を含有させたものであることを特徴とする転がり軸受を提供する。
本発明はまた、内輪、外輪、転動体、保持器を備えた転がり軸受において、前記保持器は、プラスチック材料により所定形状とされた成形品に、潤滑油が溶解した超臨界状態の二酸化炭素を含浸させた後、前記成形品から二酸化炭素を除去する方法で、前記プラスチック製保持器に潤滑油を含有させたものであることを特徴とする転がり軸受を提供する。
本発明の転がり軸受は、工作機械の主軸の支持に好適に使用される。
本発明の方法によれば、保持器をなすプラスチックの分子間の自由体積に、潤滑油の分子が存在した状態となる。よって、単純な含油処理(高温高圧等の条件下でプラスチック保持器を潤滑油に浸漬する処理)とは異なり、保持器の表面近傍だけでなく、比較的内部にまで潤滑油が存在する。また、保持器をなすプラスチックが元々有していた自由体積に潤滑油が存在するため、半永久的に潤滑油は外部に滲出しないし、潤滑油の存在によって機械的強度が低下することもない。
本発明の方法によれば、保持器をなすプラスチックの分子間の自由体積に、潤滑油の分子が存在した状態となる。よって、単純な含油処理(高温高圧等の条件下でプラスチック保持器を潤滑油に浸漬する処理)とは異なり、保持器の表面近傍だけでなく、比較的内部にまで潤滑油が存在する。また、保持器をなすプラスチックが元々有していた自由体積に潤滑油が存在するため、半永久的に潤滑油は外部に滲出しないし、潤滑油の存在によって機械的強度が低下することもない。
本発明の方法においては、含浸工程により、潤滑油が溶解した超臨界状態の二酸化炭素がプラスチック成形品中に含浸される。超臨界状態の二酸化炭素は、温度が臨界温度(31℃)以上で圧力が臨界圧力(72.8気圧;7.38MPa)以上になっている。超臨界状態の二酸化炭素は物質を溶解する能力が高く、超臨界状態の二酸化炭素と潤滑油を共存させると、この潤滑油は二酸化炭素に溶解した状態になる。
例えば、プラスチックを射出成形することにより保持器の形状とされた成形品を、潤滑油とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度と圧力を上昇させて二酸化炭素を超臨界状態にすることにより、前記成形品に、潤滑油が溶解した超臨界状態の二酸化炭素を含浸させることができる。そして、前記容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、前記成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去することができる。容器内から二酸化炭素を全て排出した後に成形品を取り出し、必要に応じて、表面に付着した潤滑油を洗浄により除去してもよい。
含浸工程の温度は、二酸化炭素の臨界温度以上の温度であればよいが、二酸化炭素の臨界温度以上であって成形品を構成するプラスチック材料のガラス転移温度未満の温度とすることが好ましい。プラスチック材料がガラス転移温度を超えると、その自由体積は分子主鎖のミクロブラウン運動が可能になるまで増加するため、潤滑油が溶解した超臨界状態の二酸化炭素が成形品の内部のより深い部分に至るまで含浸され易くなる。そうなると、プラスチック材料中の各種添加剤(熱安定剤等)が成形品から出されて、成形品の物性が低下する恐れがある。
含浸工程の圧力は、二酸化炭素の臨界圧力以上の圧力であればよいが、潤滑油が溶解した(超臨界状態の)二酸化炭素をプラスチック成形品に効率よく含浸させるためには、より高い圧力とすることが好ましい。しかし、含浸工程を行う装置をより高圧に耐えられるものとするためには大掛かりで高額な装置が必要になる。装置の操作性や設備費等を考慮すると、含浸工程の圧力は、100気圧以上300気圧以下(10.13MPa以上30.4MPa以下)の範囲が適当である。
含浸工程の処理時間は、プラスチック成形品の厚さや大きさ等を考慮して適宜設定される。
含浸工程で使用する潤滑油の量は、超臨界状態の二酸化炭素に対して概ね飽和溶解度となる量とする。
含浸工程後の成形品から二酸化炭素を除去する工程では、装置内の温度を、成形品を構成するプラスチックのガラス転移温度未満とすることが好ましい。前記工程の装置内の温度がガラス転移温度以上であると、プラスチック成形品の中から二酸化炭素が除去される際に、発泡が生じる可能性が高くなる。
含浸工程で使用する潤滑油の量は、超臨界状態の二酸化炭素に対して概ね飽和溶解度となる量とする。
含浸工程後の成形品から二酸化炭素を除去する工程では、装置内の温度を、成形品を構成するプラスチックのガラス転移温度未満とすることが好ましい。前記工程の装置内の温度がガラス転移温度以上であると、プラスチック成形品の中から二酸化炭素が除去される際に、発泡が生じる可能性が高くなる。
本発明で使用するプラスチック材料としては、ガラス転移温度(Tg)が二酸化炭素の臨界温度よりも高いものが好ましい。これにより、プラスチック成形品から二酸化炭素を除去する工程で発泡が生じることを防止できる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート(Tg69℃),ポリブチレンフタレート(Tg45℃)等のポリエステル系樹脂や、ポリアミド6(Tg53℃),ポリアミド66(Tg57℃)等のポリアミド系樹脂が挙げられる。また、ポリスチレン(Tg100℃),ポリカーボネート(Tg145℃)等が挙げられる。
さらに、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FET)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)等のフッ素樹脂も挙げられる。
また、これらのプラスチック材料に、強化繊維(ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、)やウイスカー(チタン酸カリウムウイスカー、硼酸アルミニウムウイスカー)等の充填材を含有するものであってもよい。
また、これらのプラスチック材料に、強化繊維(ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、)やウイスカー(チタン酸カリウムウイスカー、硼酸アルミニウムウイスカー)等の充填材を含有するものであってもよい。
本発明で保持器に含有させる潤滑油としては、二酸化炭素への溶解性を考慮して、炭化水素を基本構造とする鉱油、ポリα−オレフィン油、ポリフェニルエーテル油(アルキルジフェニルエーテル油等)、芳香族又は脂肪族カルボン酸系エステル油、ポリオールエステル油(ペンタエリスリトールテトラエステル等)が好適である。この中から、転がり軸受の潤滑に使用する潤滑剤の種類に合わせて選択することで、保持器と潤滑剤との濡れ性を良好にすることができる。
本発明の方法で得られた保持器によれば、保持器と潤滑剤との濡れ性を良好にすることができるため、dm n値が140万〜150万であるかこれを超える領域で使用される転がり軸受であっても、グリース潤滑で保持器の潤滑を良好に行うことができるようになる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の第一実施形態に相当するアンギュラ玉軸受を示す断面図である。
このアンギュラ玉軸受は、内輪1、外輪2、玉(転動体)3、保持器4を備えている。この保持器4は外輪案内タイプであり、外輪2の内周面の軌道面を除く部分の両側が保持器案内面21となっており、保持器4の径方向の動きが外輪2により規制されている。
図1は本発明の第一実施形態に相当するアンギュラ玉軸受を示す断面図である。
このアンギュラ玉軸受は、内輪1、外輪2、玉(転動体)3、保持器4を備えている。この保持器4は外輪案内タイプであり、外輪2の内周面の軌道面を除く部分の両側が保持器案内面21となっており、保持器4の径方向の動きが外輪2により規制されている。
この保持器4を以下の方法で作製した。
先ず、ビクトリックス社製のPEEK「450G」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
先ず、ビクトリックス社製のPEEK「450G」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
次に、容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去した。次に、容器内から取り出した保持器を洗浄した。
図2は本発明の第二実施形態に相当するアンギュラ玉軸受を示す断面図である。このアンギュラ玉軸受は、内輪1、外輪2、玉(転動体)3、保持器4を備えている。この保持器4は外輪案内タイプであり、外輪2の内周面の軌道面を除く部分の片側が保持器案内面22となっており、保持器4の径方向の動きが外輪2により規制されている。
図2は本発明の第二実施形態に相当するアンギュラ玉軸受を示す断面図である。このアンギュラ玉軸受は、内輪1、外輪2、玉(転動体)3、保持器4を備えている。この保持器4は外輪案内タイプであり、外輪2の内周面の軌道面を除く部分の片側が保持器案内面22となっており、保持器4の径方向の動きが外輪2により規制されている。
この保持器4を以下の方法で作製した。
先ず、ポリプラスチックス(株)製のカーボン繊維30質量%入りPPS「フォートロン2130A1」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
先ず、ポリプラスチックス(株)製のカーボン繊維30質量%入りPPS「フォートロン2130A1」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
次に、容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去した。次に、容器内から取り出した保持器を洗浄した。
図3は本発明の第三実施形態に相当するアンギュラ玉軸受を示す断面図である。このアンギュラ玉軸受は、内輪1、外輪2、玉(転動体)3、保持器4を備えている。この保持器4は内輪案内タイプであり、内輪1の外周面の軌道面を除く部分の両側が保持器案内面11となっており、保持器4の径方向の動きが内輪1により規制されている。
図3は本発明の第三実施形態に相当するアンギュラ玉軸受を示す断面図である。このアンギュラ玉軸受は、内輪1、外輪2、玉(転動体)3、保持器4を備えている。この保持器4は内輪案内タイプであり、内輪1の外周面の軌道面を除く部分の両側が保持器案内面11となっており、保持器4の径方向の動きが内輪1により規制されている。
この保持器4を以下の方法で作製した。
先ず、宇部興産(株)製のガラス繊維30質量%入りポリアミド66「UBEナイロン2020GU6」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
先ず、宇部興産(株)製のガラス繊維30質量%入りポリアミド66「UBEナイロン2020GU6」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
次に、容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去した。次に、容器内から取り出した保持器を洗浄した。
図4は本発明の第四実施形態に相当する単列円筒ころ軸受を示す断面図である。この単列円筒ころ軸受は、内輪1、外輪2、ころ(転動体)31、保持器4を備えている。この保持器4は外輪案内タイプであり、外輪2の内周面のうち、ころ31との転がり接触部を除く両側の部分が保持器案内面21となっており、保持器4の径方向の動きが外輪2により規制されている。
図4は本発明の第四実施形態に相当する単列円筒ころ軸受を示す断面図である。この単列円筒ころ軸受は、内輪1、外輪2、ころ(転動体)31、保持器4を備えている。この保持器4は外輪案内タイプであり、外輪2の内周面のうち、ころ31との転がり接触部を除く両側の部分が保持器案内面21となっており、保持器4の径方向の動きが外輪2により規制されている。
この保持器4を以下の方法で作製した。
先ず、三井化学(株)製のカーボン繊維30質量%入り熱可塑性ポリイミド「AURUM JCN3030」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
先ず、三井化学(株)製のカーボン繊維30質量%入り熱可塑性ポリイミド「AURUM JCN3030」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
次に、容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去した。次に、容器内から取り出した保持器を洗浄した。
図5は本発明の第五実施形態に相当する複列円筒ころ軸受を示す断面図である。この複列円筒ころ軸受は、内輪1、外輪2、ころ(転動体)31、保持器4を備えている。この保持器4はころ案内タイプであり、ころ31の周面が保持器案内面となっており、保持器4の径方向の動きがころ31により規制されている。
図5は本発明の第五実施形態に相当する複列円筒ころ軸受を示す断面図である。この複列円筒ころ軸受は、内輪1、外輪2、ころ(転動体)31、保持器4を備えている。この保持器4はころ案内タイプであり、ころ31の周面が保持器案内面となっており、保持器4の径方向の動きがころ31により規制されている。
この保持器4を以下の方法で作製した。
先ず、ポリプラスチックス(株)製のカーボン繊維30質量%入りPPS「フォートロン2130A1」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
先ず、ポリプラスチックス(株)製のカーボン繊維30質量%入りPPS「フォートロン2130A1」を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるアルキルジフェニルエーテル(松村石油研究所製「モレスコハイルーブLB100」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
次に、容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去した。次に、容器内から取り出した保持器を洗浄した。
第五実施形態では、保持器4が内輪1および外輪2と接触しない構造となっている。この場合、保持器4の自重は、保持器4のポケットところ31との間に加わり、この部分の油膜が切れやすくなる。よって、本発明の方法で作製された保持器4を使用することによる潤滑特性の向上効果が大きいものとなる。
第五実施形態では、保持器4が内輪1および外輪2と接触しない構造となっている。この場合、保持器4の自重は、保持器4のポケットところ31との間に加わり、この部分の油膜が切れやすくなる。よって、本発明の方法で作製された保持器4を使用することによる潤滑特性の向上効果が大きいものとなる。
ここで、ガラス繊維(含有量は30質量%)で強化されたポリアミド66(宇部興産株式会社製「UBEナイロン2020GU6」)で板状成形品を作製し、これをそのまま試験片としたもの(比較例)と、これに以下の方法で潤滑油を含浸させた試験片(実施例)の両方について、動摩擦係数の測定を行った。
先ず、板状成形品を、潤滑油であるポリαオレフィン油(モービルケミカルプロダクツインターナショナルインク製「Mobil SHF−82」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
先ず、板状成形品を、潤滑油であるポリαオレフィン油(モービルケミカルプロダクツインターナショナルインク製「Mobil SHF−82」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
次に、容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去した。次に、容器内から取り出した保持器を洗浄した。
両試験片の動摩擦係数を、相手材をSPCC材として、動摩擦係数測定装置を用いて測定した。その結果、比較例の動摩擦係数に対する実施例の動摩擦係数の比は0.7であった。よって、本発明の方法でプラスチック成形品に潤滑油を含浸させることにより、潤滑特性が改善されることが分かる。
両試験片の動摩擦係数を、相手材をSPCC材として、動摩擦係数測定装置を用いて測定した。その結果、比較例の動摩擦係数に対する実施例の動摩擦係数の比は0.7であった。よって、本発明の方法でプラスチック成形品に潤滑油を含浸させることにより、潤滑特性が改善されることが分かる。
本発明の方法と従来の方法でそれぞれ保持器を作製し、これらの保持器を組み込んだ転がり軸受を動トルク試験機にかけて回転させ、回転速度と動トルクとの関係を調べた。
試験軸受は図1に示す構造のアンギュラ玉軸受であり、その寸法は内径:70mm、外径:110mm、玉ピッチ円直径:90mmである。
サンプルNo. 1では、図1に示す形状の保持器4を以下の方法で作製した。
先ず、カーボン繊維を30質量%含有するPEEK(ビクトリックス社製の「PEEK450CA30」)を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるポリオールエステル油(日本油脂(株)製の「ユニスターH381R」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
試験軸受は図1に示す構造のアンギュラ玉軸受であり、その寸法は内径:70mm、外径:110mm、玉ピッチ円直径:90mmである。
サンプルNo. 1では、図1に示す形状の保持器4を以下の方法で作製した。
先ず、カーボン繊維を30質量%含有するPEEK(ビクトリックス社製の「PEEK450CA30」)を射出成形して保持器の形状の成形品を得た。次に、この成形品を、潤滑油であるポリオールエステル油(日本油脂(株)製の「ユニスターH381R」)とともに耐圧容器内に入れ、この容器内に二酸化炭素を導入して容器内の温度を100℃まで上昇させるとともに、圧力を20MPaまで上昇させて60分間保持した。これにより、容器内の二酸化炭素が超臨界状態になり、容器内の成形品に、潤滑油が溶解した二酸化炭素が含浸された。
次に、容器内の二酸化炭素を徐々に排出して容器内を大気圧に戻すことにより、成形品に含浸された潤滑油と二酸化炭素のうち、潤滑油を成形品内に残して二酸化炭素のみを除去した。次に、容器内から取り出した保持器を洗浄した。
サンプルNo. 2では、図1に示す形状の保持器4を、No. 1と同じ材料を射出成形して保持器の形状とすることにより作製した。
サンプルNo. 3では、図1に示す形状の保持器4を、綿入りフェノール樹脂により作製した。
各サンプルの軸受を、基油の40℃での動粘度が20×10-6m2 /sであるグリースで潤滑し、アキシャル荷重1000Nを付与し、回転速度5000、10000、15000、20000(min-1)で回転させて、動トルクを測定した。その結果を図6にグラフで示す。
サンプルNo. 2では、図1に示す形状の保持器4を、No. 1と同じ材料を射出成形して保持器の形状とすることにより作製した。
サンプルNo. 3では、図1に示す形状の保持器4を、綿入りフェノール樹脂により作製した。
各サンプルの軸受を、基油の40℃での動粘度が20×10-6m2 /sであるグリースで潤滑し、アキシャル荷重1000Nを付与し、回転速度5000、10000、15000、20000(min-1)で回転させて、動トルクを測定した。その結果を図6にグラフで示す。
このグラフから分かるように、本発明の実施例に相当する(保持器が本発明の方法で作製された)サンプルNo. 1の軸受は、回転速度が15000min-1以上、すなわち、dm n値が135万(=1.5万min-1×90mm)以上の高速回転領域において、本発明の比較例に相当する(保持器が本発明と異なる方法で作製された)サンプルNo. 2、3の軸受よりも、動トルクが20〜30%程度小さくなっている。そのため、サンプルNo. 1の軸受は、サンプルNo. 2、3の軸受よりも、グリース潤滑で、高速回転領域での温度上昇を抑えることができる。
この結果から分かるように、本発明の方法で作製された保持器を備えた軸受は、dm n値が135万以上の高速回転領域で良好な潤滑特性が得られて、温度上昇を抑えることができるため、工作機械の主軸を支持する転がり軸受として好適である。
この結果から分かるように、本発明の方法で作製された保持器を備えた軸受は、dm n値が135万以上の高速回転領域で良好な潤滑特性が得られて、温度上昇を抑えることができるため、工作機械の主軸を支持する転がり軸受として好適である。
1 内輪
11 保持器案内面
2 外輪
21 保持器案内面
22 保持器案内面
3 玉(転動体)
31 ころ(転動体)
4 保持器
11 保持器案内面
2 外輪
21 保持器案内面
22 保持器案内面
3 玉(転動体)
31 ころ(転動体)
4 保持器
Claims (3)
- 転がり軸受の保持器の製造方法であって、
プラスチック材料により所定形状の成形品を得る工程と、
前記成形品に、潤滑油が溶解した超臨界状態の二酸化炭素を含浸させる工程と、
前記含浸工程後の成形品から二酸化炭素を除去する工程と、を備えたことを特徴とする保持器の製造方法。 - 内輪、外輪、転動体、保持器を備えた転がり軸受において、
前記保持器は、プラスチック材料により所定形状とされた成形品に、潤滑油が溶解した超臨界状態の二酸化炭素を含浸させた後、前記成形品から二酸化炭素を除去する方法で、前記プラスチック製保持器に潤滑油を含有させたものであることを特徴とする転がり軸受。 - 工作機械の主軸の支持に使用される請求項2記載の転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005189964A JP2006220295A (ja) | 2005-01-17 | 2005-06-29 | 転がり軸受の保持器 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009038 | 2005-01-17 | ||
JP2005189964A JP2006220295A (ja) | 2005-01-17 | 2005-06-29 | 転がり軸受の保持器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006220295A true JP2006220295A (ja) | 2006-08-24 |
Family
ID=36982751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005189964A Withdrawn JP2006220295A (ja) | 2005-01-17 | 2005-06-29 | 転がり軸受の保持器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006220295A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-06-29 JP JP2005189964A patent/JP2006220295A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080206 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090629 |