JP2006220191A - クラッチコントロールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】トランスミッション変速を自動化し得るクラッチコントロールシステムを提供する。
【解決手段】クラッチ4を断接するようリリースフォーク5を揺動させるクラッチコントロールユニット17と、クラッチコントロールユニット17に指令を与える制御部18とを備え、
クラッチコントロールユニット17は、制御部18から信号により電動モータ30を介して回転駆動するウォームシャフト31と、ウォームシャフト31に螺合して旋回するウォーム歯車34と、ウォーム歯車34の旋回に伴い進退動してリリースフォーク5を移動させるプルロッド36とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】クラッチ4を断接するようリリースフォーク5を揺動させるクラッチコントロールユニット17と、クラッチコントロールユニット17に指令を与える制御部18とを備え、
クラッチコントロールユニット17は、制御部18から信号により電動モータ30を介して回転駆動するウォームシャフト31と、ウォームシャフト31に螺合して旋回するウォーム歯車34と、ウォーム歯車34の旋回に伴い進退動してリリースフォーク5を移動させるプルロッド36とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、クラッチを断接し得るクラッチコントロールシステムに関するものである。
図7はトラック等の車両に採用されている従来のクラッチコントロールシステムの一例を示すもので、図中1は運転席に装備されたクラッチペダル、2はクラッチペダル1に接続されるマスタシリンダ、3はマスタシリンダ2からの油圧により作動するリリースシリンダ、4はリリースシリンダ3の作動によりリリースフォーク5を介して連動するクラッチを示している。
リリースシリンダ3は、所定の内部空間を形成するシリンダ本体6を備え、シリンダ本体6内には、マスタシリンダ2からの作動油で作用するピストン7を配置し、ピストン7には、リリースフォーク5に接続されるロッド8を配置している。又、シリンダ本体6内には、ピストン7をロッド側に余勢するスプリング9を配し、シリンダ本体6の側部には、ロッド8を貫通させてシリンダ本体6の開口を塞ぐカバー10を備えている。
クラッチ4は、所定の内部空間を形成するクラッチハウジング11を備え、クラッチハウジング11内には、クランクシャフト(図示せず)に接続されたフライホイール(図示せず)と、フライホイールを介してエンジン(図示せず)の動力をトランスミッション(図示せず)へ伝達するクラッチディスクアッセンブリ12及びプレッシャプレート13を備えている。クラッチディスクアッセンブリ12は、摩擦面が、プレッシャプレート13を介してフライホイール(図示せず)に押し付けられるようになっている。又、プレッシャプレート13は、ピボット14を支点とするリリースフォーク5の揺動により、リリースベアリング15、ダイヤフラムスプリング16を介し、クラッチディスクアッセンブリ12の摩擦面から離されるようになっている。なお、図中51は支持ピンを示している。
クラッチ4を「断」にする際には、クラッチペダル1の踏み込みによりマスタシリンダ2の作動油を介してリリースシリンダ3のロッド8を押し出し、リリースフォーク5を揺動させることにより、リリースベアリング15を介してダイヤフラムスプリング16を押しつけ、プレッシャプレート13をクラッチディスクアッセンブリ12の摩擦面から引き離し、クラッチ4を「断」にしている。
一方、クラッチ4を「接」にする際には、クラッチペダル1の戻りによりマスタシリンダ2の作動油を介してリリースシリンダ3のロッド8を戻し、リリースフォーク5を逆方向に揺動させることにより、リリースベアリング15を介してダイヤフラムスプリング16を元の形状に戻し、プレッシャプレート13をクラッチディスクアッセンブリ12に押し付け、クラッチ4を「接」にしている。
一方、ここで、クラッチコントロールシステムのクラッチ4に関連する先行技術文献としては、下記の特許文献1が既に存在している。
実開昭62−26225号公報
しかしながら、このようなクラッチコントロールシステムを備えた場合には、トランスミッション変速する際に、常にクラッチペダル1を操作してクラッチ4を断接させる必要があるため、自動化することができないという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、トランスミッション変速を自動化し得るクラッチコントロールシステムを提供することを目的としている。
本発明は、クラッチを断接するようリリースフォークを揺動させるクラッチコントロールユニットと、該クラッチコントロールユニットに指令を与える制御部とを備え、
前記クラッチコントロールユニットは、前記制御部から信号により電動モータを介して回転駆動するウォームシャフトと、該ウォームシャフトに螺合して旋回するウォーム歯車と、該ウォーム歯車の旋回に伴い進退動して前記リリースフォークを移動させるプルロッドとを備えたことを特徴とするクラッチコントロールシステム、に係るものである。
前記クラッチコントロールユニットは、前記制御部から信号により電動モータを介して回転駆動するウォームシャフトと、該ウォームシャフトに螺合して旋回するウォーム歯車と、該ウォーム歯車の旋回に伴い進退動して前記リリースフォークを移動させるプルロッドとを備えたことを特徴とするクラッチコントロールシステム、に係るものである。
本発明において、制御部は、リリースフォークの移動量の変化をストロークセンサを介して検出するよう構成されることが好ましい。
このように、本発明によれば、クラッチコントロールユニットは、制御部の信号によりウォームシャフト、ウォーム歯車、プルロッドを介しリリースフォークを揺動してクラッチを断接させるので、クラッチペダルの操作を不要にし、結果的にトランスミッション変速を自動化することができる。
本発明において、制御部は、リリースフォークの移動量の変化をストロークセンサを介して検出するよう構成されると、ストロークセンサによりリリースフォークを適切に揺動してクラッチを断接させるので、トランスミッション変速を好適に自動化することができる。
上記した本発明のクラッチコントロールシステムによれば、トランスミッション変速を自動化することができるという種々の優れた効果を奏し得る。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図6は本発明を実施する形態例を示すものであり、図7と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
本発明の形態例のクラッチコントロールシステムは、図1に示す如く、リリースフォーク5を揺動させるクラッチコントロールユニット17と、クラッチコントロールユニット17に指令を与える制御部18とを備えている。
制御部18は、運転席に装備されたアクセルペダル19及びチェンジレバー20と、リリースフォーク5の移動量を検出するストロークセンサ21と、トランスミッション22の出力軸の回転数を検出する車速センサ23と、クラッチ回転(入力軸回転数)を検出するクラッチ回転センサ24とから夫々信号を受けると共に、エンジン25へ燃料を噴射するインジェクションポンプ26と、トランスミッション22に接続されてギア位置を制御するシフトユニット27及びセレクトユニット28とへ夫々信号を送るようになっている。なお、チェンジレバー20は、自動変速のドライブレンジ(D)、ドライバーが自由にギヤ位置を選択できるホールドレンジ(H)、後進(R)、ギヤ中立(N)、ギヤ高速側(+)、ギヤ低速側(−)へ変速可能となっている。
クラッチコントロールユニット17は、図2に示す如く、所定の内部空間を形成するケース部29を備え、ケース部29内には、制御部18からの指令により駆動するよう電動モータ30により軸転するウォームシャフト31と、ウォームシャフト31に噛合する歯車部32を備えて支点ピン33中心に旋回するウォーム歯車34と、ウォーム歯車34の歯車部32の反対側端部に連結ピン35で接続されてウォーム歯車34の旋回により進退動し得るプルロッド36と、プルロッド36の両側に位置するアシストスプリング37とを備えている。なお、電動モータ30とウォームシャフト31は面取り加工した軸噛合になっている。
ここで、プルロッド36は、先端をリリースブロック38によりリリースフォーク5に接続し、前後方向への移動(進退動)によってリリースフォーク5を揺動させるようになっており、アシストスプリング37は、図3、図4に示す如く、夫々、ウォーム歯車34の上方屈曲部39に接続ピン40で接続される第一スプリングサポート41と、ケース部29の内壁に接続ピン42で接続される第二スプリングサポート43とに挟まれており、ウォーム歯車34の旋回を補助するように余勢している。又、ケース部29の側部には、プルロッド36を貫通させてケース部29の開口を塞ぐブーツ44を備えている。なお、図2中、aはクラッチ4を「断」にする方向を示し、bはクラッチ4を「接」にする方向を示している。
一方、プルロッド36に接続されるリリースフォーク5は、図5に示す如く、中央にピボット14を配置する凹部45と、一側に、リリースベアリング15に結合するよう二股に分かれて形成される押圧部46と、他側に、リリースブロック38を配してプルロッド36を結合する貫通孔47と、貫通孔47と凹部45の間に位置してストロークセンサ21を取り付ける取付孔48とを備えている。ここで、プルロッド36を締結する貫通孔47は、半球面形状のリリースブロック38を配置し得る半球面形状の配置部49(図2参照)を備えることにより、リリースブロック38とプルロッド36を結合した状態でプルロッド36が移動した場合であっても、リリースブロック38がリリースフォーク5の配置部49で摺接して軸転し、リリースフォーク5に応力を発生させないようにしている。又、ストロークセンサ21を取り付ける取付孔48には、ボールジョイント50を介してストロークセンサ21とリリースフォーク5を接続することにより、リリースフォーク5が揺動した場合であっても、ストロークセンサ21に応力を発生させないようにしている。
以下、本発明を実施する形態例の作用を説明する。
クラッチ4を「断」にする際には、制御部18からの指令によって、電動モータ30を介してウォームシャフト31を軸転駆動させることにより、ウォームシャフト31とウォーム歯車34の噛み合いを介しウォーム歯車34を旋回させてプルロッド36を引き、リリースフォーク5を揺動させてリリースベアリング15を介しダイヤフラムスプリング16の中心部を押しつけ、ダイヤフラムスプリング16の中心部に設けた支持ピン51で力を反転してプレッシャプレート13の摩擦面をクラッチディスクアッセンブリ12の摩擦面から引き離し、クラッチ4を「断」にする。
一方、クラッチ4を「接」にする際には、制御部18からの指令によって、電動モータ30を介してウォームシャフト31を逆方向に軸転駆動させることにより、ウォームシャフト31とウォーム歯車34の噛み合いを介しウォーム歯車34を逆旋回させてプルロッド36を押し出し、リリースフォーク5を逆方向に揺動させてリリースベアリング15を介しダイヤフラムスプリング16を元の形状に戻し、プレッシャプレート13をクラッチディスクアッセンブリ12に押し付け、クラッチ4を「接」にしている。
ここで、制御部18は、チェンジレバー20の選択位置、車両の走行状態の値(クラッチ回転センサ24の値、車速センサ23の値)から算出して電動モータ30に指示を送っている。又、インジェクションポンプ26に対しては、アクセルペダル19の踏み込み量、車速、クラッチ回転数、クラッチストローク等の値より適切な燃料噴射量を算出して指示を送っており、シフトユニット27に対しては、チェンジレバー20の選択位置、車速、クラッチ回転数、クラッチストローク等の値より適切なギア位置を算出して作動量の指示を送っており、セレクトユニット28に対しては、チェンジレバー20の選択位置、車速、クラッチ回転数、クラッチストローク等の値より適切なギア位置を算出して作動量の指示を送っている。
このように、実施の形態例によれば、クラッチコントロールユニット17は、制御部18の信号によりウォームシャフト31、ウォーム歯車34、プルロッド36を介しリリースフォーク5を揺動してクラッチ4を断接させるので、クラッチペダル1の操作を不要にし、結果的にトランスミッション変速を自動化することができる。
実施の形態例において、制御部18は、リリースフォーク5の移動量の変化をストロークセンサ21を介して検出するよう構成されると、ストロークセンサ21によりリリースフォーク5を適切に揺動してクラッチ4を断接させるので、トランスミッション変速を好適に自動化することができる。
実施の形態例において、クラッチコントロールユニット17は、ウォーム歯車34の旋回を補助するアシストスプリング37を備えて電動モータ30への負荷を低減するので、リリースフォーク5を適切に揺動してトランスミッション変速を好適に自動化することができる。又、揺動するリリースフォーク5と、進退動するプルロッド36とを半球面形状のリリースブロック38により接続するので、プルロッド36が移動した場合であっても、リリースフォーク5及びプルロッド36に応力の発生をなくしてリリースフォーク5を追従させ、リリースフォーク5を適切に揺動してトランスミッション変速を好適に自動化することができる。更に、揺動するリリースフォーク5と、ストロークセンサ21とをボールジョイント50により接続するので、リリースフォーク5が揺動した場合であっても、ストロークセンサ21及びリリースフォーク5に応力の発生をなくしてストロークセンサ21を追従させ、好適にリリースフォーク5の移動量の変化を検出することができる。
尚、本発明のクラッチコントロールシステムは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
4 クラッチ
5 リリースフォーク
17 クラッチコントロールユニット
18 制御部
30 電動モータ
31 ウォームシャフト
34 ウォーム歯車
36 プルロッド
5 リリースフォーク
17 クラッチコントロールユニット
18 制御部
30 電動モータ
31 ウォームシャフト
34 ウォーム歯車
36 プルロッド
Claims (2)
- クラッチを断接するようリリースフォークを揺動させるクラッチコントロールユニットと、該クラッチコントロールユニットに指令を与える制御部とを備え、
前記クラッチコントロールユニットは、前記制御部から信号により電動モータを介して回転駆動するウォームシャフトと、該ウォームシャフトに螺合して旋回するウォーム歯車と、該ウォーム歯車の旋回に伴い進退動して前記リリースフォークを移動させるプルロッドとを備えたことを特徴とするクラッチコントロールシステム。 - 制御部は、リリースフォークの移動量の変化をストロークセンサを介して検出するよう構成されたことを特徴とする請求項1記載のクラッチコントロールシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005032652A JP2006220191A (ja) | 2005-02-09 | 2005-02-09 | クラッチコントロールシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005032652A JP2006220191A (ja) | 2005-02-09 | 2005-02-09 | クラッチコントロールシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006220191A true JP2006220191A (ja) | 2006-08-24 |
Family
ID=36982650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005032652A Pending JP2006220191A (ja) | 2005-02-09 | 2005-02-09 | クラッチコントロールシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006220191A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009299849A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Aisin Ai Co Ltd | クラッチ操作装置 |
WO2015119077A1 (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-13 | アイシン精機株式会社 | 運動変換装置およびクラッチアクチュエータ |
-
2005
- 2005-02-09 JP JP2005032652A patent/JP2006220191A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009299849A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Aisin Ai Co Ltd | クラッチ操作装置 |
WO2015119077A1 (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-13 | アイシン精機株式会社 | 運動変換装置およびクラッチアクチュエータ |
JP2015148258A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-20 | アイシン精機株式会社 | 運動変換装置およびクラッチアクチュエータ |
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