JP2006220114A - エンジン制御装置、車両の制御装置及びその制御方法 - Google Patents

エンジン制御装置、車両の制御装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 油圧を確実に確保し、クラッチ係合時のタイムロスを減少させたエンジン制御装置を提供する。
【解決手段】 エンジン1からの駆動力を変速して伝達するCVT4と、エンジン1を駆動源として作動油を供給する機械式オイルポンプ11と、駆動源からの駆動力のCVT4への伝達を制御する前後進クラッチ3とを有し、エンジン1とモータ・ジェネレータ15とを駆動源として備える車両の制御装置であり、機械式オイルポンプ11が作動油を吐き出すためのエンジン1の必要回転数を満たすようにエンジン1の目標回転数に下限ガードを設定する。従って、素早く機械式オイルポンプ11油圧ポンプを起動し、変速やクラッチ係合などの制御に必要な油圧を確保することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン及び電動モータを車両走行時の動力源として備えている車両の制御装置に関する。特に、変速機にCVT(Continuously Variable Transmission)などの無段変速機を使用したハイブリッド車両の制御装置に関する。
燃料の燃焼により作動させられて前後輪の一方を回転駆動するエンジンと、蓄積装置に備えられた電気エネルギにより動作させられて前後輪の他方を回転駆動するとともに、回生時に電気エネルギの回収を行なうモータ・ジェネレータとを有する4輪駆動型ハイブリッド車両が知られている。
このようなハイブリッド車両では、エンジンの駆動力によって走行するモード(以下、ENGモードという)と、エンジンを停止し、モータ・ジェネレータの駆動力のみで走行するモード(以下、EVモードという)と、エンジンを停止し、モータ・ジェネレータにより電気エネルギを回収する走行モード(以下、回生モードという)とが可能なものがある。
また最近では、エンジンにCVTなどの無段変速機を組み合わせたハイブリッド車両も提案されている。このCVTは、入力軸に連結された入力軸プーリと出力軸に連結された出力軸プーリとの間にベルトを掛け回し、各プーリのシリンダに油圧を給排することで、入力軸プーリ及び出力軸プーリの各溝幅を相対的に変化させて変速させている。そして、このようなCVTを有するハイブリッド車では、ドライバが操作するアクセル開度と車両の速度とに基づいて、車両が必要とする要求出力が設定され、この要求出力が発揮されるようにCVTの変速比が設定される。
しかしながら、エンジンを停止させた時に、エンジンで回している機械式オイルポンプも停止するので、変速やクラッチ係合時の油圧供給遅れが発生するという問題が生じている。
特許文献1では、エンジン及び電動モータを備えたハイブリッド車両において、車両発進時のオイル供給遅れを防止するために、エンジン及びオイルポンプの一方が起動させられる前にオイルポンプを起動させている。
特開2004−69070号公報
しかしながら、特許文献1の開示技術のようにオイルポンプの起動タイミングを早めても、オイルポンプはエンジン回転で回しているものであるから、エンジン回転数が、オイルポンプの起動回転数に満たないうちは油圧を供給することができなかった。すなわち、エンジンの目標回転数がオイルポンプの機能する回転数を下回っている間は、所望の油圧を確保することができず、クラッチ操作ができないという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、油圧を確実に確保し、クラッチ係合時のタイムロスを減少させたエンジン制御装置、車両の制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明のエンジン制御装置は、エンジンとモータによって駆動されるハイブリッド車両における、前記エンジンの制御を行なうエンジン制御装置であって、前記エンジンの制御を行なうエンジン制御手段を備え、前記エンジン制御手段は、前記エンジンが停止されて前記モータによって車両が駆動されている状態から前記エンジンの始動を行なう場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプがクラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定するとよい。このように本発明は、エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することで、素早くエンジン回転数を目標回転数に到達させ、機械式オイルを起動して制御に必要な油圧を確保することができる。
本発明のエンジン制御装置は、エンジンの制御を行なうエンジン制御手段を備え、前記エンジン制御手段は、前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチが係合状態にされる場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプが前記クラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定する構成を備えている。このように本発明は、エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することで、素早くエンジン回転数を目標回転数に到達させ、機械式オイルからの油圧を確保することができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、前記エンジンの目標回転数を所定値高く設定するとよい。エンジンの目標回転数を所定値高く設定するので、素早くエンジン回転数を上げることができ、機械式油圧ポンプからの油圧を確保することができる。
本発明のエンジン制御装置は、エンジンの制御を行なうエンジン制御手段を備え、前記エンジン制御手段は、前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチが係合状態にされる場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプがクラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数を高く設定する構成を備えている。エンジンの目標回転数を所定値高く設定するので、素早くエンジン回転数を上げることができ、機械式油圧ポンプからの油圧を確保することができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、前記エンジンの始動完了時に前記下限ガードを設定するとよい。エンジンの始動完了時に下限ガードを設定することで、素早くエンジン回転数を目標回転数に到達させ、機械式油圧ポンプからの油圧を確保することができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、前記クラッチの係合開始時に前記下限ガードを設定するとよい。クラッチの係合開始時に下限ガードを設定するので、クラッチ係合時に必要な油圧を素早く確保することができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、電気的に駆動される電動油圧ポンプの駆動停止時に、前記下限ガードを設定するとよい。電動油圧ポンプが駆動を停止し油圧の供給を停止した時に下限ガードを設定するので、必要な油圧を機械式油圧ポンプから素早く確保することができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、油圧センサによって測定した油圧と、目標とする油圧との偏差に基づいて、前記目標エンジン回転数の下限ガード値をフィードバック制御するとよい。機械式油圧ポンプから供給される油圧を目標とする油圧に追従させ、クラッチ係合や変速などの制御を精度よく行なうことができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、油圧センサによって測定した油圧が、目標とする油圧を下回った場合に、前記下限ガードを設定するとよい。油圧の実測値が目標値を下回ると、下限ガードを設定するので必要な油圧を素早く確保することができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、油圧センサによって測定した油圧が、目標とする油圧を上回った場合に、前記下限ガードの設定を終了させるとよい。必要な油圧が確保された段階で下限ガードの設定を終了させるので、エンジンにかかる負荷を軽減させることができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、前記エンジンの始動から所定時間経過後に、前記下限ガードの設定を終了させるとよい。従って、必要な油圧を確保できた段階で通常の制御に戻し、エンジンへの負荷を軽減させることができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、前記エンジンの実回転数が、前記下限ガードに設定された回転数を上回ってから所定時間経過後に、前記下限ガードの設定を終了させるとよい。従って、必要な油圧を確保できた段階で通常の制御に戻し、エンジンへの負荷を軽減させることができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、前記下限ガードの設定から所定時間経過後に、前記下限ガードの設定を終了させるとよい。従って、必要な油圧を確保できた段階で通常の制御に戻し、エンジンへの負荷を軽減させることができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、クラッチの係合が完了した時に、前記下限ガードの設定を終了させるとよい。油圧制御が完了した段階で下限ガードの設定を終了させるので、エンジンへの負荷を軽減させることができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、シフト位置が走行レンジ以外の位置にある時に、前記下限ガードの設定を終了させるとよい。油圧が必要なくなった時に下限ガードの設定を終了させるので、エンジンにかかる負荷を軽減させることができる。
上記エンジン制御装置において、前記エンジン制御手段は、車速が所定値以上となった時に、前記下限ガードの設定を終了させるとよい。車速が所定値以上になるとエンジン回転数が上がり、必要な油圧を確保することができるので、下限ガードの設定を終了させて通常の制御に戻すことができる。
本発明の車両の制御装置は、エンジンの制御を行なうエンジン制御手段と、前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチを制御するクラッチ制御手段と、を備える車両の制御装置であって、前記エンジン制御手段は、前記クラッチ制御手段が前記クラッチを係合状態にする場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプが前記クラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定する構成を備えている。このように本発明は、エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することで、素早くエンジン回転数を目標回転数に到達させ、機械式油圧ポンプを起動して制御に必要な油圧を確保することができる。
また前記クラッチ制御手段が前記クラッチを係合状態にする場合とは、前記エンジンが停止されてモータによって車両が駆動されている状態から前記エンジンの始動を行なう場合であるとよい。
本発明のエンジン制御方法は、エンジンとモータによって駆動されるハイブリッド車両における前記エンジンの制御方法であって、前記エンジンが停止されて前記モータによって車両が駆動されている状態から前記エンジンの始動を行なう場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプがクラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定する。このように本発明は、エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することで、素早くエンジン回転数を目標回転数に到達させ、機械式油圧ポンプを起動して制御に必要な油圧を確保することができる。
本発明のエンジン制御方法は、車両に搭載されるエンジンの制御方法であって、前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチが係合状態にされる場合に、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプが前記クラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定する。このように本発明は、エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することで、素早くエンジン回転数を目標回転数に到達させ、機械式油圧ポンプを起動して制御に必要な油圧を確保することができる。
本発明のエンジン制御方法は、車両に搭載されるエンジンの制御方法であって、前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチが係合状態にされる場合に、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプが前記クラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数を高く設定する。このように本発明は、エンジンの目標回転数を所定値高く設定するので、素早くエンジン回転数を上げることができ、機械式油圧ポンプからの油圧を確保することができる。
本発明は、油圧を確実に確保し、クラッチ係合時のタイムロスを減らすことができる。
添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例の構成を説明する。図1は、本発明を適用するハイブリッド車両の全体構成を示す図であり、エンジン1はトルクコンバータ2、前後進クラッチ3、無段変速機(以下、CVTという)4、ギア9を介してフロント駆動輪8を駆動し、モータ・ジェネレータ(以下、M・Gとも表記する)15はリア駆動輪16を駆動する。
トルクコンバータ2、前後進クラッチ3及びCVT4にはCVT・ECU13により制御される油圧制御装置10が付設されている。この油圧制御装置10にはエンジン1により駆動される機械式オイルポンプ11と、エンジン停止時に油圧を供給する電動オイルポンプ12とが接続される。これらのオイルポンプ11、12がトルクコンバータ2、前後進クラッチ3、CVT4の作動用のライン圧を生成する。電動オイルポンプ12を備えることにより、エンジン1の停止状態でも前後進クラッチ3の係合等を行なうことができる。
機械式オイルポンプ11はエンジン1の出力軸に連結されており、エンジン1の駆動力によって作動する。機械式オイルポンプ11は、エンジン1の回転数が所定値を超えないと、油圧を安定して供給することができない。
電動オイルポンプ12は、エンジン1が停止していて、機械式オイルポンプ11を作動できないときに作動するように制御される。すなわち、CVT・ECU13を介してエンジンECU26からエンジン停止指令信号を受けると、油圧制御装置10は、電動オイルポンプ12を始動し、その後、所定の条件で電動オイルポンプ12を停止する。また、電動オイルポンプ12は、エンジン1が始動し、機械式オイルポンプ11の作動圧が加わり、ライン圧が閾値以上になった場合に停止する。
油圧制御装置10は、電磁切換弁やリニアソレノイドバルブ等を備えており、それらのソレノイドを制御し、油路を切り替えたり、油圧を制御することで、CVT4の変速比の切り換えや前後進クラッチ3の係合・解放を行なう。
トルクコンバータ2はロックアップクラッチを備えると共に、タービン翼車が前後進クラッチ3の入力軸に接続され、油圧制御装置10からの油圧PLUによりロックアップクラッチの係合・解放を行なう。このトルクコンバータ2の出力軸に、前後進の切り換え及び駆動量の伝達を切断し、ニュートラル状態を形成することが可能な前後進クラッチ3が接続され、油圧制御装置10からの油圧PC1により前後進クラッチ3の係合・解放が行なわれる。
また、前後進クラッチ3の出力軸に接続されたCVT4は、プライマリプーリ5と、セカンダリプーリ6とに駆動ベルト7が掛け渡された構成を備え、入力軸に入力された回転が同軸一体のプライマリプーリ5から駆動ベルト7を介してセカンダリプーリ6に伝達され、出力軸に出力されるようになっている。そして、油圧制御装置10からの油圧PINをプライマリプーリ5のシリンダに給排することによりプーリの溝幅を変更して所定の変速比を得ることができ、その時点の車速やアクセル開度などの走行状態に基づいて決定される変速比に設定される。また、セカンダリプーリ6のシリンダには油圧制御装置10からのベルトクランプ力の調整用油圧POUTが給排される。
モータ・ジェネレータ15は、インバータ20を介してHVバッテリ17に接続され、HVバッテリ17から電気エネルギが供給されて所定のトルクで回転駆動される状態(EVモード)と、回生制御により発電機として機能することによりHVバッテリ17に電気エネルギを充電する状態(回生モード)と、モータ軸が自由回転することを許容する無負荷状態(フリー)とに切り換えられる。回生モードでは、モータ・ジェネレータ15を強制的に回転させるトルクが制動トルクとなり、いわゆるエンジンブレーキを効かせることができる。この場合、出力軸とエンジン1との間のトルクの伝達を遮断することにより、エンジン1を連れまわすことがなく、従って、動力の損失を最小限に抑えて効率よくエネルギ回生を行なうことができる。
インバータ20は、HVバッテリ17の直流とモータジェネレータの交流の変換を行う電力変換装置であり、DCDCコンバータ21(変圧器)や、その他の各種インバータ22を備えている。インバータ20は、HVバッテリ17からの高電圧直流電流を3相交流電流に変換してモータ・ジェネレータ15に供給するとともに、発電モータ・ジェネレータ23からの3相交流電流を直流電流に変換してHVバッテリ17の充電を行なう。また、HVバッテリ17からの高電圧直流電流は、DCDCコンバータ21(変圧器)により低電圧直流電流に変換されて、補機バッテリ25へ入力される。これにより、補機バッテリ25の充電が行われる。補機バッテリ25は、図示されていない前照灯、ワイパ等の補機に電力を供給する。
またエンジン1には、インバータ20を介してHVバッテリ17の充電を行なう発電モータ・ジェネレータ23と、補機バッテリ充電用の発電機(以下、オルタネータと呼ぶ)24とが接続されている。
また、このハイブリッド車両の制御装置として、ハイブリッドシステム電子装置(以下、HV・ECUという)19、エンジン1を制御するエンジン電子制御装置(以下、エンジン・ECUという)11、CVT4を制御するCVT電子制御装置(以下、CVT・ECU)13、スキッドを制御するスキッド電子制御装置(以下、スキッド・ECU)14、HV(ハイブリッド)バッテリ17を制御するバッテリ電子制御装置(以下、バッテリ・ECU)18をそれぞれ備えている。HV・ECU19は、ハイブリッド車両全体の制御を行い、ハイブリッド車両を最適な状態で走行できるように制御する。HV・ECU19とその他のECUとは、相互に情報の交換を行いつつ動作している。なお、各ECUには、各種センサからの情報が提供され、各制御に利用されている。
図2に、CVT・ECU13と、このCVT・ECU13に接続された各種センサを示す。CVT・ECU13は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行なうことにより、CVT4の変速制御や挟圧制御を行なうものである。
図2に示すようにCVT・ECU13には、シフトポジションを検出するシフトポジションセンサ31、トルクコンバータ2のタービン回転速度を検出するタービン回転速度センサ32、アクセルペダルの開度を検出するアクセル操作量センサ33、エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度センサ34、出力軸62の回転速度Noutを検出する出力軸回転速度センサ35、入力軸61の回転速度Ninを検出する入力軸回転速度センサ36、CVT4に供給される油の油温を検出する油温センサ37、セカンダリプーリ6の油圧POUT、すなわち実際のベルト挟圧力を検出する圧力センサ38、ライン圧を測定する油圧センサ39、セカンダリプーリ6の油圧POUTを制御し、ベルト挟圧力を制御するための挟圧力制御弁40、プライマリプーリ5の油圧を制御し、CVT4の変速比を制御するための変速制御弁41などが接続されている。
図3は、CVT4を制御するための油圧制御装置10の構成を示す図であり、CVT・ECU13は、油圧制御装置10に備えられたDUTYソレノイドDS1及びDS2にDUTY指令を行なうことでCVT4の変速比を制御する。油圧制御装置10は、エンジン1の駆動時には機械式オイルポンプ11からの油圧供給を受ける。またモータ・ジェネレータ15の駆動時には、電動オイルポンプ12からの油圧供給を受ける。機械式オイルポンプ11又は電動オイルポンプ12からの油圧は、ライン圧バルブ54に導かれ、ソレノイドバルブSLSによって調圧されてライン圧(元圧)としてアップシフト用バルブ51、ベルト挟圧バルブ53に出力される。図3において、DUTYソレノイドDS1を駆動すると、アップシフト(増速変速)用油圧バルブ51が駆動されてプライマリプーリ5に作動油が供給され、プライマリ油室に作動油が充満し、プーリの溝幅が狭められることにより、駆動ベルト7の掛径が変化し、結果としてアップシフト(増速変速)する。
一方、DUTYソレノイドDS2を駆動すると、ダウトシフト(減速変速)用油圧バルブ52が駆動されてプライマリプーリ油室内の作動油が排出され、プーリの溝幅が広がることにより、駆動ベルト7の掛径が変化し、結果としてダウンシフト(減速変速)する。また、セカンダリプーリ6のセカンダリプーリ油室にはセカンダリプーリ6が挟む駆動ベルト7をクランプするためのセカンダリプーリ圧POUTが供給されている。この油圧POUTは、ベルト挟圧バルブ53を切り換えるソレノイドバルブSLSの制御によって調圧される。
本実施例では、エンジン1の停止状態からエンジン1を始動して、前後進クラッチ3を係合する際に、機械式オイルポンプ11が作動油を吐き出すためのエンジン1の必要回転数を満たすようにエンジン1の目標回転数に下限ガードを設定する。この下限ガードの設定は、CVT・ECU13がCVT4の制御を行なう際に、エンジン・ECU26に対して要求する。CVT・ECU13からの要求を受けたエンジン・ECU26は、エンジン1の回転数が、下限ガードに設定された回転数を上回るようにエンジン1を制御する。
図4には、本制御によって下限ガードを設定した時と、従来の制御時の油圧の変化と、エンジン回転数の変化が示されている。図4(C)に示すように電動オイルポンプ12の電源がオフになると、エンジン1を始動させて機械式オイルポンプ11からの油圧を供給する。このとき目標エンジン回転数に下限ガードが設定されていると、図4(B)に示すように機械式オイルポンプ11がONしてからオイルポンプ吐出必要回転数に到達するまでの時間が従来よりも短くなる。機械式オイルポンプ11は、エンジン1の回転数が所定値を超えないと、油圧を安定して供給することができない。このため、図4(A)に示すようにしばらくの間は、油圧が低下する。しかし本制御では、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定しているので、早急にエンジン回転数を所望の回転数まで上げ、図4(A)に示すように油圧確保までの時間を従来の制御よりも短縮させることができる。
図5を参照しながら実施例1の動作手順を説明する。本実施例では、エンジン1の目標回転数の下限ガード設定タイミングをHV・ECU19が、エンジン1の始動要求をエンジン・ECU26に出力したタイミングとする。エンジン・ECU26はHV・ECU19からエンジンの始動要求を受けると(ステップS1/YES)、エンジン回転数に下限ガードを設定する(ステップS2)。エンジン・ECU26は、設定した下限ガードのエンジン回転数を下回らないように、また早急に目標のエンジン回転数を満たすようにエンジン1を制御する。なお、本フローチャートでは、HV・ECU19からエンジン1の始動要求が出されたときに、エンジン回転数の下限ガードを設定しているが、エンジンの始動要求があって、エンジンの始動が完了した後に下限ガードを設定するものであってもよい。
また、HV・ECU19よりエンジン・ECU26にエンジン1の停止要求が出力されると(ステップS3/YES)、エンジン・ECU26はエンジン目標回転数の下限ガード設定を解除する(ステップS4)。
このようにエンジン・ECU26GAエンジン1の目標回転数に下限ガードを設定することで素早く機械式ポイルポンプ11を起動し、変速やクラッチ係合などの制御に必要な油圧を確保することができる。また、必要な油圧が確保された段階で下限ガードの設定を終了させるので、エンジン1の負荷を軽減させることができる。
なお、本実施例では、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定することで、機械式オイルポンプ11からの油圧を確保しているが、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。このような制御によってもエンジン回転数を素早く上げることができ、機械式オイルポンプ11からの油圧を素早く確保することができる。また、エンジン・ECU26は、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
本実施例では、エンジン回転数の下限ガード設定を解除するタイミングを、エンジン1の始動から所定時間経過後としている。図6に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。
エンジン・ECU26は、エンジン1を始動させ(ステップS11)、エンジン回転数に下限ガードを設定する(ステップS12)。エンジン・ECU26は、エンジン1の始動から所定時間を経過すると(ステップS13/YES)、下限ガードの設定を終了させる(ステップS14)。
このようにして本実施例でも、エンジン1の目標回転数に下限ガード回転数を設定することで素早く機械式ポイルポンプ11を起動し、変速やクラッチ係合などの制御に必要な油圧を確保することができる。また、必要な油圧が確保された段階で下限ガードの設定を終了させるので、エンジン1の負荷を軽減させることができる。
なお、本実施例においても、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよいし、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
本実施例では、エンジン目標回転数の下限ガード設定タイミングをクラッチ係合開始時とし、エンジン目標回転数の下限ガード解除タイミングをクラッチ係合完了時としている。図7に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。エンジン1が始動すると(ステップS21)、CVT・ECU13は、クラッチ係合を開始する(ステップS22)。この時、CVT・ECU13は、エンジン・ECU26に対してエンジン目標回転数に下限ガード設定するように要求する(ステップS23)。CVT・ECU13からの要求を受けたエンジン・ECU26は、エンジン回転数が下限ガードに設定された回転数を下回らないようにエンジン回転数を制御する。従って、早急に機械式オイルポンプ11からの油圧が油圧制御装置10に供給される。CVT・ECU13は、機械式オイルポンプ11からの油圧の供給を受けて、前後進クラッチ3を係合し、前後進クラッチ3の係合が完了すると(ステップS24/YES)、エンジン・ECU26に設定していた下限ガードの設定を解除するようにエンジン・ECU26に要求する(ステップS25)。
このようにして本実施例でも、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。なお、本実施例においても、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよいし、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
本実施例では、エンジン目標回転数の下限ガード設定タイミングを電動オイルポンプ12の停止時としている。図8に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。HV・ECU19は、電動オイルポンプ12の駆動を停止させると(ステップS31/YES)、エンジン・ECU26に対してエンジン目標回転数に下限ガードを設定するように要求する(ステップS32)。またHV・ECU19は、エンジン1の停止要求をエンジン・ECU26に出力すると(ステップS33)、下限ガード設定の解除要求もエンジン・ECU26に出力する。下限ガードの設定解除要求を受けたエンジン・ECU26は、下限ガードの設定を解除する(ステップS34)。このようにして本実施例でも上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例においても、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよいし、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
本実施例では、油圧センサ39で測定した油圧と目標とする油圧との偏差を求めて、エンジン目標回転数の下限ガード値をフィードバック制御する。また、フィードバック制御に使用する補正係数に、油温センサ37で測定した油温に応じた補正係数を使用する。フィードバック制御を行なうことで、機械式オイルポンプ11から供給される油圧を目標とする油圧に追従させ、クラッチ係合や変速などの制御を精度よく行なうことができる。また、油圧応答が油温などの条件で変化するため、油圧に応じて補正係数を変更することで、精度のよいフィードバック制御を行なうことができる。
本実施例の動作手順を図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。エンジン1が始動すると(ステップS41/YES)、CVT・ECU13は、油圧センサ39で測定した油圧(ライン圧)と目標圧とを比較する。測定した油圧のほうが目標圧よりも高い場合には(ステップS42/NO)、この処理を抜ける。測定した油圧が目標圧よりも低い場合には(ステップS42/YES)、エンジン目標回転数に下限ガードを設定するようにエンジン・ECU26に要求する。このとき下限ガードに設定されるエンジン回転数は、予め実験により求められた、機械式オイルポンプ11の吐出必要回転数を満たすエンジン回転数である。
次に、CVT・ECU13は、油温センサ37で測定された油温、油圧センサ39で測定された油圧(ライン圧)を入力する(ステップS44、S45)。そして、油圧の実測値と目標値との偏差を求め、測定した油温に対応する補正係数を使用してエンジン目標回転数の補正値(下限ガード値)を求める(ステップS46)。油圧の実測値と目標値との偏差に補正係数を積算して、目標とするエンジン回転数(下限ガード値)を求める。求めたエンジン回転数(下限ガード値)は、エンジン・ECU26に指示される(ステップS47)。エンジン・ECU26は、指示された回転数となるようにエンジン1の回転数を制御する。
次に、CVT・ECU13は、油圧センサ39で油圧(ライン圧)の測定を行い(ステップS48)、油圧の実測値と目標値とを比較する(ステップS49)。油圧の実測値が目標値を下回っている場合には(ステップS49/NO)、ステップS45からの処理を繰り返す。また、油圧の実測値が目標値を上回った場合には(ステップS49/YES)、CVT・ECU13は、エンジン・ECU26に下限ガードの設定を解除するように要求する(ステップS50)。このときCVT・ECU13は、積分項をゼロクリアする(ステップS51)。積分項とは、油圧の実測値と目標値との偏差を加算していった値である。
なお、本実施例においても、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよいし、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
本実施例では、エンジンの実回転数をエンジン回転速度センサ34から入力して、エンジン1の実回転数が目標回転数を下回っている場合に、下限ガードを設定し、実回転数が目標回転数を上回った場合には、下限ガードの設定を解除する。
図10に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。エンジンが始動すると(ステップS61/YES)、CVT・ECU13は、エンジン回転速度センサ34によってエンジン1の回転数を測定する。測定した実エンジン回転数が、機械式オイルポンプ11の油圧を確保するための必要回転数よりも大きい場合には(ステップS62/NO)、この処理を抜ける。またエンジン回転数の実測値が目標値よりも小さい場合には(ステップS62/YES)、CVT・ECU13は、エンジン・ECU26に下限ガードを設定するように要求する(ステップS63)。下限ガード値となるエンジン目標回転数を通知されたエンジン・ECU26は、この目標回転数となるようにエンジン回転数を制御する。CVT・ECU13は、さらにエンジン回転速度センサ34によってエンジン回転数を測定し、エンジン回転数の実測値と目標値とを比較する(ステップS64)。実測値がエンジン目標回転数を上回った場合に(ステップS64/YES)、CVT・ECU13は、エンジン目標回転数の下限ガードの設定を解除するようにエンジン・ECU26に要求する(ステップS65)。このようにして本実施例でも、素早く機械式ポイルポンプ11を起動し、変速やクラッチ係合などの制御に必要な油圧を確保することができる。
なお、本実施例においても、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよいし、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
本実施例では、エンジン目標回転数に下限ガードを設定すると、下限ガードが設定されてからの経過時間を計時する。そして、予め設定された所定時間を経過すると、下限ガードの設定を解除する。
図11に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。エンジン・ECU26は、エンジン1を始動させると(ステップS71/YES)、エンジン目標回転数に下限ガードを設定する(ステップS72)。エンジン・ECU26は、エンジン1の回転数がこの下限ガード値を下回らないように制御する。次に、エンジン・ECU26は、下限ガード設定からの経過時間を計時する。この経過時間が予め設定された所定時間を過ぎると(ステップS73/YES)、エンジン・ECU26は下限ガードを解除する(ステップS74)。このようにして本実施例においても、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例においても、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよいし、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
本実施例では、シフトレバーのシフト位置が、走行レンジ以外のレンジに入ったことを検出して、下限ガードの設定を解除する。走行レンジ以外のレンジとは、P(パーキング)レンジやはN(ニュートラル)レンジを示している。
本実施例の動作手順を図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。エンジンが始動すると(ステップS81/YES)、エンジン・ECU26はエンジン目標回転数に下限ガードを設定する(ステップS82)。エンジン・ECU26は、エンジン1の回転数がこの下限ガード値を下回らないように制御する。CVT・ECU13は、シフトポジションセンサ31によってシフトレバーのレンジ位置がPレンジ又はNレンジに入ったことを検出すると(ステップS83)、下限ガードの設定解除をエンジン・ECU26に要求する(ステップS84)。このようにして本実施例においても、上述した実施例と同様な効果を得ることができる。
なお、本実施例においても、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよいし、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
本実施例では、車両の速度が所定値以下になったことを検出すると、下限ガードの設定を解除する。
本実施例の動作手順を図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。エンジン・ECU26は、エンジンを始動させると(ステップS91/YES)、エンジン目標回転数に下限ガードを設定する(ステップS92)。
エンジン・ECU26は、エンジン1の回転数がこの下限ガード値を下回らないように制御する。CVT・ECU13は、出力軸回転速度センサ35によって車速が所定値以上になったことを検出すると(ステップS93/YES)、下限ガードの設定解除をエンジン・ECU26に要求する(ステップS94)。このようにして本実施例においても、上述した実施例と同様な効果を得ることができる。
なお、本実施例においても、エンジン・ECU26がエンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよいし、エンジン1の目標回転数に下限ガードを設定すると共に、エンジン1の目標回転数を通常時よりも所定値だけ高く設定するようにしてもよい。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、本発明は、エンジン始動後にクラッチ係合を行なう場合だけでなく、エンジン始動前から継続してクラッチを係合している場合にも適用できる。例えば、車両の停止時にアイドリングストップでエンジンは停止させるが、クラッチは係合させたままにしておくような場合である。
また、実施例では、エンジンとモータとの駆動力で走行するハイブリッド車両を例に説明したが、エンジンだけで走行する通常の車両にも本発明を適用することができる。
車両の制御装置が搭載されるハイブリッド車両の構成を示す図である。 CVT・ECU14と各種センサとの接続構成を示す図である。 油圧制御装置10の構成を示す図である。 (A)は本制御による油圧の推移を示す図であり、(B)は本制御時と従来制御時とのエンジン回転数の推移を示す図であり、(C)は機械式オイルポンプと電動オイルポンプのON/OFFを示す図である。 実施例1の動作手順を示すフローチャートである。 実施例2の動作手順を示すフローチャートである。 実施例3の動作手順を示すフローチャートである。 実施例4の動作手順を示すフローチャートである。 実施例5の動作手順を示すフローチャートである。 実施例6の動作手順を示すフローチャートである。 実施例7の動作手順を示すフローチャートである。 実施例8の動作手順を示すフローチャートである。 実施例9の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン 2 トルクコンバータ
3 前後進クラッチ 4 CVT
5 プライマリプーリ 6 セカンダリプーリ
7 駆動ベルト 8 駆動輪(フロント)
9 ギア 10 油圧制御装置
11 機械式オイルポンプ 12 電動オイルポンプ
13 CVT・ECU 14 スキッド・ECU
15 モータ・ジェネレータ 16 駆動輪(リア)
17 HV・バッテリ 18 バッテリECU
19 HV・ECU 20 インバータ
21DCDCコンバータ 23 発電モータ・ジェネレータ
24 オルタネータ 25 補機バッテリ
26 エンジン・ECU 31 シフトポジションセンサ
32 タービン回転速度センサ 33 アクセル操作量センサ
34 エンジン回転速度センサ 35 出力軸回転速度センサ
36 入力軸回転速度センサ 37 油温センサ
38 圧力センサ 39 油圧センサ
40 挟圧力制御弁 41 変速制御弁
51 アップシフト用バルブ 52 ダウンシフト用バルブ
53 ベルト挟圧バルブ 54 ライン圧バルブ

Claims (21)

  1. エンジンとモータによって駆動されるハイブリッド車両における、前記エンジンの制御を行なうエンジン制御装置であって、
    前記エンジンの制御を行なうエンジン制御手段を備え、
    前記エンジン制御手段は、前記エンジンが停止されて前記モータによって車両が駆動されている状態から前記エンジンの始動を行なう場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプがクラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することを特徴とするエンジン制御装置。
  2. エンジンの制御を行なうエンジン制御手段を備え、
    前記エンジン制御手段は、前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチが係合状態にされる場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプが前記クラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することを特徴とするエンジン制御装置。
  3. 前記エンジン制御手段は、前記エンジンの目標回転数を所定値高く設定することを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン制御装置。
  4. エンジンの制御を行なうエンジン制御手段を備え、
    前記エンジン制御手段は、前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチが係合状態にされる場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプがクラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数を高く設定することを特徴とするエンジン制御装置。
  5. 前記エンジン制御手段は、前記エンジンの始動完了時に前記下限ガードを設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  6. 前記エンジン制御手段は、前記クラッチの係合開始時に前記下限ガードを設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  7. 前記エンジン制御手段は、電気的に駆動される電動油圧ポンプの駆動停止時に、前記下限ガードを設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  8. 前記エンジン制御手段は、油圧センサによって測定した油圧と、目標とする油圧との偏差に基づいて、前記目標エンジン回転数の下限ガード値をフィードバック制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  9. 前記エンジン制御手段は、油圧センサによって測定した油圧が、目標とする油圧を下回った場合に、前記下限ガードを設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  10. 前記エンジン制御手段は、油圧センサによって測定した油圧が、目標とする油圧を上回った場合に、前記下限ガードの設定を終了させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の記載の車両のエンジン制御装置。
  11. 前記エンジン制御手段は、前記エンジンの始動から所定時間経過後に、前記下限ガードの設定を終了させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  12. 前記エンジン制御手段は、前記エンジンの実回転数が、前記下限ガードに設定された回転数を上回ってから所定時間経過後に、前記下限ガードの設定を終了させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  13. 前記エンジン制御手段は、前記下限ガードの設定から所定時間経過後に、前記下限ガードの設定を終了させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  14. 前記エンジン制御手段は、クラッチの係合が完了した時に、前記下限ガードの設定を終了させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  15. 前記エンジン制御手段は、シフト位置が走行レンジ以外の位置にある時に、前記下限ガードの設定を終了させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  16. 前記エンジン制御手段は、車速が所定値以上となった時に、前記下限ガードの設定を終了させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載のエンジン制御装置。
  17. エンジンの制御を行なうエンジン制御手段と、前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチを制御するクラッチ制御手段と、を備える車両の制御装置であって、
    前記エンジン制御手段は、前記クラッチ制御手段が前記クラッチを係合状態にする場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプが前記クラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することを特徴とする車両の制御装置。
  18. 前記クラッチ制御手段が前記クラッチを係合状態にする場合とは、前記エンジンが停止されてモータによって車両が駆動されている状態から前記エンジンの始動を行なう場合であることを特徴とする請求項17記載の車両の制御装置。
  19. エンジンとモータによって駆動されるハイブリッド車両における前記エンジンの制御方法であって、
    前記エンジンが停止されて前記モータによって車両が駆動されている状態から前記エンジンの始動を行なう場合には、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプがクラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することを特徴とするエンジン制御方法。
  20. 車両に搭載されるエンジンの制御方法であって、
    前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチが係合状態にされる場合に、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプが前記クラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数に下限ガードを設定することを特徴とするエンジン制御方法。
  21. 車両に搭載されるエンジンの制御方法であって、
    前記エンジンと駆動輪との間に設けられたクラッチが係合状態にされる場合に、前記エンジンの駆動力によって動作する機械式油圧ポンプが前記クラッチを係合させておくために必要な圧力を供給できるように、前記エンジンの目標回転数を高く設定することを特徴とするエンジン制御方法。
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