JP2006220099A - 携帯型の真空ポンプおよびそれを用いた自動排尿処理装置 - Google Patents

携帯型の真空ポンプおよびそれを用いた自動排尿処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
真空ポンプを、小型化および携帯化する。
【解決手段】
携帯型の真空ポンプ1では、電動機2とポンプ室4aが形成された真空ポンプ本体1aとが軸継手21を介して接続されている。真空ポンプ本体は、駆動軸10を有する。この駆動軸を支持する一方の軸受15bはシリンダ4に保持される。他方の軸受15aは、このシリンダに気密に取り付けたフランジ5に保持される。シリンダの電動機側の端部は、軸継手を収容するとともに電動機の端部に嵌合し、電動機がシリンダを支持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯型の真空ポンプに係り、特に自動排尿処理装置に好適な携帯型の真空ポンプに関する。
自力で排尿場所までの移動が困難な人等を対象にした排尿用の吸引装置の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の尿吸引装置では、尿レシーバから吸引源である吸引ポンプの間に尿溜め容器を介在させている。そして、尿レシーバに排尿されたときには、その排尿を検知して吸引管路から尿溜め容器に吸引している。その際、吸引ポンプは尿溜め容器の圧力の変化を検出する圧力センサーの信号により、吸引状態を制御されている。
吸引ポンプには、多く軽量な真空ポンプが用いられる。このような真空ポンプの例が、特許文献2や特許文献3に記載されている。特許文献2に記載の圧縮機では、摺動特性、延いては効率を向上させるために、自己潤滑作用により潤滑を継続する摺動部材をロータリー圧縮機に設けている。一方、特許文献3に記載の回転ベーン形の圧縮機及び真空ポンプでは、圧縮室とシール液のポンプ室を気密に区画し、ポンプ室から吐出されるシール液をシール部及び潤滑部に送液している。
特開2003−126242号公報 特開2002−195180号公報 特開平8−296575号公報
上記特許文献1に記載の従来の尿吸引装置では、尿溜め容器の圧力に応じて吸引源である吸引ポンプの運転状態を変えることが記載されている。しかしながら、この特許文献1では、吸引ポンプの小型化及び低騒音化については十分には考慮されていない。尿吸引装置の可搬性を高めるために、装置全体を小型化するときには、吸引ポンプも小型化が必要である。ポンプを小型化する最も有効な方法はポンプの回転速度を高めることであるが、ポンプの回転速度を高めると、小型ポンプに一般的に使用される容積形のポンプでは、可動部と静止部間の相対隙間が大きくなり、効率が低下する。また、単に高速化すれば、騒音が増大する。尿吸引装置は、野外はもちろん、特に夜間のベッド脇での使用をも考慮しなければならないから、騒音の低減は必須である。
一方、特許文献2や特許文献3に記載の圧縮機では、小型化等により効率が低下するのを防止するために、シール部や潤滑部の信頼性を向上させている。しかしながらこれらの圧縮機は、排尿処理装置等の携帯用の医療用装置に使用することが特定されていないので、小型化が進められているといっても、性能を重視する観点から構造が複雑になっている。また、夜間での使用も期待される装置に用いられるものでもないので、間欠運転等における騒音の発生や寿命の低減についても十分には考慮されていない。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、真空ポンプを小型化するとともに、携帯性を向上させることにある。本発明の他の目的は、可搬性を有する真空ポンプの信頼性を向上させることにある。本発明のさらに他の目的は、夜間や屋外でも真空ポンプを備えた排尿処理装置を使用できるようにすることにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、電動機とポンプ室が形成された真空ポンプ本体とを軸継手を介して接続する携帯型の真空ポンプにおいて、真空ポンプ本体が有する駆動軸を支持する一方の軸受をシリンダに、他方の軸受をこのシリンダに気密に取り付けたフランジに保持し、シリンダの電動機側の端部は軸継手を収容するとともに電動機の端部に嵌合し、電動機がシリンダを支持するものである。
そしてこの特徴において、軸継手の一方側に電動機の回転軸に嵌合する丸穴を、他方側にシリンダ内を貫通する駆動軸に嵌合する擬似角穴を形成し、駆動軸に電動機の回転軸に嵌合する穴を形成し、この軸継手と電動機の回転軸との止めねじを不要とするのがよい。さらに、軸継手の材料を樹脂とし、この軸継手に形成した丸穴の内周側に軸方向に延びる複数の突起を形成するか、またはこの丸穴に連通する半径方向に延びる複数の穴を形成するのがよい。
上記特徴において、板状の延在部の中間を両側から挟持し円弧部を有する1対の摺動円柱を設け、この摺動円柱をシリンダに保持して摺動円柱をシリンダ内で揺動させ、シリンダとピストンとを2重円筒に形成し、この2重円筒間に形状が変化するポンプ室を形成するのが好ましい。
上記特徴において、駆動軸に偏心軸を介してピストンを取り付け、このピストンは外径側に延びる板状のブレード部を外周の一部に有し、円弧部を有する摺動円柱がこのブレード部を揺動自在に保持し、駆動軸をステンレス鋼とし、軸継手をPC樹脂またはPOM樹脂とし、ピストンをPS樹脂またはPC樹脂とし、シリンダをPBT樹脂とし、摺動円柱をPPS樹脂またはPBT樹脂とするのがよい。ここで、PCはポリカーボネード、POMはポリアセタール、PSはポリスチレン、PPSはポリフェニレンサルファイド、PBTはポリブチレンテレフタートである。
また上記特徴において、駆動軸の端部には、ピストンおよび偏心軸の偏心量を補償するバランスウェイトが取り付けられており、このバランスウェイトをカバーするカバーをフランジに取り付け、このフランジをPOM樹脂とするのがよく、シリンダとピストンとを2重円筒に形成し、ブレード部を揺動させることにより、この2重円筒間に形成されたポンプ室の容積を変化させてポンプ室内のガスを圧縮するのがよい。
また上記特徴において、駆動軸に軸横断面形状がD字状の切り落とし部を形成し、このD字状に対応する穴を偏心軸に形成し、偏心軸に形成したD字状穴の内面に軸方向に延びる複数の突起を形成するがのがよく、摺動円柱を保持する保持部をシリンダに形成し、この保持部と2重円筒部との近傍に、シリンダにガスを吸入する吸込流路とガスを吐出する吐出流路とを揺動するブレード部にほぼ垂直に設け、吐出流路にこの吐出流路を開閉するシート状の弁と、この弁を押圧する吐出弁押さえとを取り付けるのがよい。さらに、携帯型の真空ポンプの外形が直径30mm以下で長さ70mm以下であり、重量が250g以下であり、電動機は4〜9Vの出力電圧の乾電池または二次電池で駆動されるものであり、4000〜6000rpmでこの真空ポンプを駆動したときの総排気速度が80mL/sec程度であることが望ましい。
本発明の他の特徴は、上記いずれかの特徴を有する携帯型の真空ポンプであって、排気速度が80mL/sec程度、重量が250g以下の真空ポンプを自動排尿処理装置が有することにある。
本発明によれば、真空ポンプの構成を簡単化したので、真空ポンプが小型化するとともに携帯性が向上する。また、簡単な構成で各部の位置精度を向上させるとともに、静止部と可動部との間を確実に潤滑するようにしたので、可搬性を有する真空ポンプの信頼性が向上する。また、位置精度が向上したので騒音発生源が減り、排尿処理装置に適用した場合であっても、夜間や屋外でも使用できる。
以下、本発明に係る携帯型の真空ポンプの一実施例を、図面を用いて説明する。本実施例で示した真空ポンプは、主として排尿処理装置に用いられる。図1は、真空ポンプの縦断面図であり、図2は図1のA−A断面図である。図3は、図1に示した真空ポンプの主要部の分解斜視図とそのB−B断面図、図4は、図1に示した真空ポンプの軸端部の分解斜視図、図5は、図1に示した真空ポンプの軸回りの分解斜視図である。
携帯型の真空ポンプ1では、駆動モータ2の一方の側面に、軸継手21を介して真空ポンプ本体1aが接続されている。真空ポンプ本体1を、4000〜7000rpmの回転速度で、モータ2が駆動する。モータ2の直径は30mm程度、軸方向長さは35mm程度である。モータ2は、4〜9V程度の乾電池や二次電池で駆動される。
軸継手21を介してモータ軸2aに接続された駆動軸10の軸方向中間部は、円柱形の偏心軸11の内部に偏心して形成された穴に嵌合し、偏心軸11をモータ軸2a回りに偏心運動させる。偏心軸11の外周側には、ニードル軸受12が嵌合されている。偏心軸11の軸方向左右両側は、玉軸受15a、15bで回転支持される。偏心軸11の反モータ側の当接面10f、すなわち図1の左端部には、バランスウエイト当接面10eを基準として、バランスウエイト13が取り付けられている。バランスウエイト13は、止め具14で偏心軸11に保持される。
円筒状の玉軸受保持部5aに保持した玉軸受15aに塗布した図示しない潤滑剤の飛散を防止するため、玉軸受保持部5aの周囲に、円錐状の潤滑剤溜り皿5bを取り付けた。同様に、玉軸受15bの保持部にも、円錐状の潤滑剤溜り皿4fを取り付けた。ピストン3と偏心軸11間にニードル軸受12を用いる場合は、ニードル軸受12の内輪側を軸方向に押してニードル軸受12を保持するニードル軸受固定部11dを形成する。
駆動軸10のバランスウエイト13側の部分は、フランジ5に嵌合するカバー6で覆われている。シリンダ4の一側面4cには、この真空ポンプ1を排尿処理装置に取り付ける取付け板4dが設けられている。さらに、シリンダ4のモータ2側の端部は円筒状に形成されており、軸継手21を収容して、電動機2に形成した嵌合部に嵌合する。これにより、シリンダ4を直接モータ2が支持可能になっている。ポンプ室4a部に対応するシリンダの外周部は2重に形成されており、この2重部のモータ2側の端部には、モータ2の外周を保持するモータベース20が取り付けられている。したがって、モータベース20によっても、シリンダ4はモータ2に保持される。
玉軸受15bは、一方の側面、図1の左側の側面が開放された雪だるま形の容器であるケーシング一体型のシリンダ4に、保持される。一方左側の玉軸受15aは、フランジ5に形成した玉軸受保持部5aに保持される。フランジ5はシリンダ4の開放側の面を覆う板状の部材であり、専用シート17をシリンダとの間に配置して、シリンダ4と気密に嵌合する。専用シート17はPTFE製のシートであり、樹脂材料で構成されたシリンダ4、偏心軸11、以下に詳細を示すピストン3および摺動円柱7a、7bの成形誤差および組み立て誤差を吸収する。
専用シート17上をシリンダ4が摺動するので、専用シート17には摺動性に富む材料を用いている。専用シート17は、シリンダ4の摺動時に変形可能である。ニードル軸受12の外径側には、リングとこのリングの周方向の1箇所を外方に延ばして形成したブレード3aとを有するピストン3が取り付けられている。シリンダ4内には、偏心軸11及びニードル軸受12、ピストン3が収容される。
ブレード3aの中間部を、円柱の一部を形成する摺動円柱7a、7bが左右から挟持している。この摺動円柱7a、7bは、摺動円柱7a、7bの外形形状に合わせた内面形状をしたシリンダ4の突起部に保持される。ブレード3aの先端部は、シリンダ4の突起部の内周面に形成された楕円筒状の空間に突き出ている。ピストン3の下部は円筒形状をしており、その外周面3bは、円筒形に形成されたシリンダ4下部の内周面4aに対向する。そして、ピストン3とシリンダ4との間は、最も狭いところでもシール性を保持できるように微小隙間を形成している。ピストン3は、シリンダ4内を旋回運動する。ピストン3が一定半径で旋回運動すると、シリンダ4の内周面4aとピストン3間に形成される三日月状の空間4bも追従して移動する。そして、気体は吸込流路8から吸入され、吐出流路9へ吐出される。
シリンダ4の摺動円柱7a、7bの保持部近傍には、駆動軸4に直交する方向であって水平方向に、吸込流路8及び吐出流路9が形成されている。吸込流路8及び吐出流路9は、ポンプ室4bに開口している。吐出流路9には弁座9bが形成されており、この弁座9bには吐出弁9aが当接している。吐出弁9aは、厚さ0.5mmのシリコンシートである。吐出弁9aを、吐出弁押え19が反吐出側に押圧している。吐出流路9に取り付ける吐出弁9aは、デッドボリュームを少なくするため、できるだけシリンダ内周面4aであってブレード3aに近い位置に設ける。本実施例では、吐出側のシリンダ側面4cに、吐出流路9よりも大径の穴を形成して弁座9bとした。
吐出弁押え19の詳細を図9に示す。同図(a)はその正面図であり、同図(b)はその側面図である。吐出弁押え19は、丸棒を加工して成形している。すなわち、丸棒の中心部に貫通穴19yを加工するとともに背面側を軸方向に吐出弁跳ね上げ幅19dだけ段付形状にする。段の一部は、図9で高さ方向に斜めに切り欠かれている。丸棒の前面側には直径方向に切り欠いた溝であるすり割り19jが形成されており、貫通穴19yより大径の丸穴19xが軸方向中間部まで形成されている。この丸穴19xの背面側には、六角レンチでこの吐出弁押え19を取り付けるための六角穴19iが形成されている。吐出弁押え19の外径19aは5.0mmである。
吐出弁押え19の背面側には、吐出弁押え19とほぼ同径の吐出弁9aが配置されている。吐出弁9aは、厚さ0.1mmのPTFE製の円板シートであり、吐出弁押え19の形状に合わせて、上端から段付部までだけが吐出弁押え19で押えられている。したがって、段付部から下部は、吐出流路9の圧力により左右に折れ曲がる。ここで、上端部から段付部までの長さである弁押え長さ19bは、1.15mmである。段付部の切り欠き角度である弁開口角19cは45度である。吐出弁9aは切り欠き部の両端である弁開口支点部19e、19fを支点として折れ曲がる。吐出弁9aの下端側を弁開口支点部19fでさらに折れ曲がるようにしたので、吐出弁9aが、折れ曲がったときに吐出弁押え19の前面側と吐出弁9aの背面側が連通する連通路を確保できる。
すなわち、吐出弁押え19に形成した貫通穴19yにより形成されるリングの肉厚19g部分の内側に、排気口高さ19hを確保したので、貫通穴19yから溝幅19kのすり割り19jに連通する流路が形成される。これにより、真空ポンプの据付状態に関わらず、吐出弁を確実に動作させることができる。なお、段付部を斜めに切り欠く形状としたので、吐出弁9aの開閉による騒音が低減される。
図4に詳細を示すように、駆動軸10とモータ2の回転軸2aとは、軸継手21を介して接続される。軸継手21は、円柱形をしており、モータ2の回転軸2aが嵌合する側には、丸穴21aが形成されている。一方、駆動軸10が嵌合する側は、円の2面を面落としした擬似長方形状の穴(角穴)21bが形成されている。この角穴21bに対応して、駆動軸10には互いに平行な平面10b、10cを有するフィレットが形成されている。駆動軸10の中心部には、モータの回転軸が嵌合可能な丸穴10aが形成されている。
このように構成した真空ポンプ1では、シリンダ4にフランジ5及び専用シート17が気密に取り付けられて、ポンプ室4bが形成される。シリンダ4のフランジ5に対向する面には突起4eが形成されており、フランジ5をシリンダ4に取り付けるときにこの突起4eが潰され突起4eと専用シート17がフランジ5に密着する。これにより、ポンプ室4bのシール性を高めている。
モータ軸2aが回転すると、偏心シャフト11が偏心運動し、この偏心シャフトの外径側に取り付けたピストン3も偏心運動する。その際、ピストン3のブレード3aが摺動円柱7a、7bによりその動きを規制され、ピストン3の自転が阻止される。なお、ブレード3aの自転を防止する摺動円柱7a、7bは、ブレード3aの動きが円滑になるように、摺動性のよい材料及び形状(円柱の一部)としている。
本実施例では、モータ2の回転駆動力をモータの回転軸2aと丸穴21aとの間の静摩擦を用いて駆動軸10に伝達する。軸継手21が回転すると、軸継手21に形成した角穴21bから、駆動軸10のフィレットの平面10b、10cに回転力が伝達され、駆動軸10が回転する。ところで、従来、締付けねじ等を用いて軸継手21を軸10に固定していたが、本実施例では締付けねじ等を使用しない。その理由は、締め付けねじ等を使用すると、締め付けねじの重量がアンバランス荷重として作用し、振動を発生するおそれがあるからである。締め付けねじを使用しないので、駆動軸10と軸継手21の嵌合を密にする。しかも、駆動軸10と軸継手21との分解も必要であるから、軸継手21にPC(ポリカーボネート)等の樹脂を用いて、軽量化及び高摩擦係数化している。
本実施例では、上記の理由からポリカーボネートの軸継手21を使用しているが、樹脂製の軸継手21は、金属製のものと同様な成形精度を達成するのが困難である。成形の誤差により、モータ2の回転軸2aと駆動軸10との同軸度が狂うのを防止するために、モータ2の回転軸2aを駆動軸10の丸穴10aに挿入可能にした。これにより、モータ2の回転軸2aと駆動軸10の軸心が微妙にずれたことに起因する高速回転時の振動を低減できるとともに、機械効率の低下を防止できる。また、真空ポンプ1の軸方向軸長さを低減でき、真空ポンプ1を小型化できる。
一方、軸継手21をモータ2の回転軸2aに取り付ける際にも、締め付けねじを使用しないで、軸継手21をモータ2から取り外し可能にしている。そのため、本実施例では、軸継手21の丸穴21aの内周面に、図6に詳細を示す軸方向に延びる突起21cを形成している。突起21cは、軸継手21cの内周面の周方向に、間隔を置いて複数形成されている。図6(a)は、軸継手21単体の側面図であり、同図(b)は軸継手21をモータ2の回転軸2aに取り付けた状態の断面図である。回転軸2aを軸継手21に挿入したので、樹脂製の軸継手21の突起21cが弾性変形している。
軸継手21の内周面に複数の突起21cを形成したので、モータ2の回転軸2aの回転トルクが、摩擦力により確実に軸継手21に伝達される。また、突起21cの変形により、モータ2の回転軸2aの位置決め、つまり同心度が保たれる。また突起21cの変形により、トルク伝達に必要なモータ2の回転軸2aとの接触面積も確保される。突起21cの高さは、モータ2の回転軸2aが挿入されたときに、突起21cと回転軸2aとの間に嵌合すき間がない状態になるように設定される。したがって、丸穴21aの寸法が多少異なっていたり精度がばらついていても、また回転軸2aと軸継手21の材質が違っていて熱変形量に差が生じても、突起21cと回転軸2a間に隙間がないので、回転トルクが確実に伝達される。
駆動軸10には、軸継手21の角穴21bの側面および駆動軸10のフィレットの平行平面10b、10cから、回転トルクが伝達される。これらの角穴21bやフィレットは、トルク伝達だけではなく、組立て時の位置決めにも利用される。角穴の21bの2側面にフィレットの平面10b、10cを合わせれば、軸継手21を駆動軸10に対して水平方向と垂直方向に位置決めできる。また、モータ2の回転軸2aと駆動軸10の丸穴10aを、フィレットを軸継手21の角穴21b挿入するだけで自動的に位置決めできる。
図7に、軸継手の他の実施例を示す。上記実施例では、軸方向に延びる突起21cとフィレットで軸継手21を、回転軸2aおよび駆動軸10aに固定している。本実施例では、軸継手22に半径方向に延びる軟化穴22cをほぼ軸対称位置に複数個形成している。軸継手22の材料が樹脂であるから、軟化穴22cの加工において軟化穴22cの内周面部が内側に塑性変形する。この変形により、丸穴22aに回転軸2aを挿入すると、丸穴22aの内面が、回転軸2aにより押し広げられ、回転軸2aと軸継手22との間の嵌合すき間が無い部分が周方向に形成される。駆動軸10側は、擬似角溝の代わりに、駆動軸10の端部形状に対応した外周まで延びる溝22bとした。軸継手22をこのように形成することによっても、上記実施例と同様に簡易にモータ軸2aと駆動軸10の位置決めできるとともに、熱変形にも対応できる。
次にポンプ部の作用を、図3および図5を用いて説明する。駆動軸10の外周の1箇所には切り欠き面10dが形成されており、断面切頭円形状をしている。この切り欠き面10d部における断面軸形状と同様の断面形状の穴(駆動軸用穴)11aが偏心軸11に形成されているので、駆動軸用の穴11aに駆動軸10を挿入すれば、偏心軸11の周方向位置が位置決めされる。駆動軸10が回転すると、この切り欠き面10dから駆動用軸の穴11aの平面11bに回転トルクが伝達され、偏心軸11が回転する。このとき、偏心軸11の軸心と駆動軸10の軸心とは異なっているから、偏心軸11は、偏心した回転運動をする。
このとき、偏心軸11と駆動軸10との間の組立て誤差や隙間等により偏心軸11に振動が生じる、偏心軸11は偏心運動するので振動が増幅される。その結果、効率の低下およびシリンダ4やピストン3における摺動面の摩擦や摩耗を引き起こす。そして、摩耗や熱変形により、真空ポンプ1の寿命の低下を引き起こす。このような不具合を回避するために、本実施例ではPPS(ポリフェニレンサルファイド)の偏心軸11を用いている。PPS製の偏心軸11を用いると、軽量で耐摩耗性や耐熱性に優れ、樹脂の中では熱膨張率が小さいので、長寿命で真空ポンプ1を運転できる。
偏心軸11が軽量であるから、偏心による回転時のアンバランス力(遠心力)を低減でき、バランスウエイト13の質量を低減できる。これにより、真空ポンプを小型化できる。なお、本実施例では駆動軸10と偏心軸11とを嵌合する構造としているが、インサート成形により一体化してもよい。インサート成形するときは、駆動軸10を金型に位置決めしこの金型に偏心軸を形成する樹脂を流し込む。偏心軸11をインサート成形すれば、駆動軸10との同心度が保たれ、圧縮機の性能が向上するとともに、加工工数を低減できる。
これに対して、駆動軸10には機械的強度に優れた金属材料を用いる。駆動軸10が金属製であるから、樹脂製の偏心軸11と熱膨張率が異なる。運転中にこの熱膨張差により、偏心軸11が駆動軸10に対して周方向に変位しやすくなる。そこで、偏心軸11の平面11bに軸方向に延びる複数の突起11cを形成した。図8は、偏心軸11に形成した駆動軸用穴11a部の輪郭を示した図である。同図(a)は、駆動軸用穴11aだけの輪郭であり、同図(b)は駆動軸10を挿入した状態を断面で示した図である。
先に説明したモータ2の回転軸2aと軸継手21の場合と同様に、駆動軸10を駆動軸用穴11aに挿入すると、軸方向に延びる突起11cが弾性変形または塑性変形し、駆動軸10と偏心軸11間の隙間がなくなる。そして駆動軸が10が回転運動して発生した熱により、駆動軸10および偏心軸11が熱変形しても、突起11bの変形により常に駆動軸10と偏心軸11との間の隙間がない状態に保たれる。これにより、偏心軸11の駆動軸10に対する周方向の相対変位の発生も防止できる。
本実施例では、断面D型の平面11b部に、軸方向に延びる3本の突起11cを形成した。また、駆動軸10の平面10dと偏心軸10の平面11bの軸方向長さが長いので、組立て性や分解性を考慮して、これらの平面10d、11bを軸方向に傾斜させた。その勾配は、約1度である。このように駆動軸10と偏心軸11との間の隙間に起因する振動を抑制したので、バランスウェイト13の重量を軽減することができる。
次に、上述した小型の真空ポンプ1を、自動排尿処理装置に適用する場合について、以下に説明する。自動排尿処理装置では、衛生面の要求から、真空ポンプ1を含めた全ての部品を定期的に交換しなければならない。そこで、交換部品をリサイクル可能とするため、真空ポンプ1を材料別に容易に分解できる部品形状とした。容易な組立ておよび分解形状と、望ましい材料の選定結果を、表1に示す。
Figure 2006220099
駆動軸10および偏心軸11には、上述の理由から、それぞれステンレス鋼およびPBT/PPSを用いた。ピストン3には、軽量で、耐熱性および耐摩耗性に富み、耐薬品性の中の耐弱酸性および耐弱アルカリ性を有する材料おPS/PCを用いた。これらの材料は、成形性にも富む。
真空ポンプ1を動作させると、真空ポンプ1の各部が熱膨張する。そこで、シリンダ4や偏心軸11、ピストン3のブレード部3aをガイドする摺動円柱7a、7bの材質を、ほぼ同じにして、熱膨張に起因する応力の増加を回避する。本実施例では、これら各部品の材料を、PS(ポリスチレン)に統一している。なお、偏心軸11と駆動軸10との間にニードル軸受12を用いて摺動性を向上させる場合には、偏心軸11にニードル軸受12の端面を保持するニードル軸受保持部3cを形成する。
玉軸受15a、15bがシリンダ4に保持される位置に対応して、偏心軸11には玉軸受15a、15bの内輪側を軸方向に押し付ける玉軸受位置決め座11g、11hを形成した。この玉軸受位置決め座11g、11hは、円筒形状をしており、軸方向長さが約0.5mmである。偏心軸11の軸方向の寸法は、ピストン3やポンプ室4bの幅とほぼ同じである。
シリンダ4には、耐摩耗性や耐熱性に優れ、耐弱酸性及び耐弱アルカリ性を有し、成形性に富む材料を選定する。シリンダ4はピストン3と摺動するので、ピストン3材料との摺動特性を考慮し、ピストン3と同程度の熱膨張率を有するPPS(ポリフェニレンサルファイド)またはPBT(ポリブチレンテレフタレート)を使用した。ピストン3のブレード部3aをガイドする摺動円柱7a、7bは、耐摩耗性や耐熱性に優れ、また熱膨張率がピストン3にと同程度の材料を選定する。成形性をも考慮して、本実施例ではPPSまたはPBTを選択した。
フランジ5には、成形性に富み、ピストン3やシリンダ4と熱膨張率が同程度の材料を選定する。他の摺動部品ほどではないにしても、耐摩耗性もある程度必要である。そこで、本実施例では、POM(ポリアセタール)のホモポリマーを選択した。モータベース20およびカバー6には、成形性を考慮して、POMのコポリマーを選択した。
真空ポンプのサイズは、排出尿量に基づいて決定した。各年代における尿流量(単位時間当たりの排尿量)の調査結果が示された泌尿紀要 33巻 4号 (1987年4月)521〜526ページを参照して、成人の排出尿量を求めた。この文献によれば、若年成人(19〜39歳)での最大尿流量は毎秒28.2±4.6mLであり、他のいずれの年代よりもその量は多い。そこで、余裕を考慮して最大尿流量を毎秒40mLに設定した。空気の巻き込みやその他の損失を考慮し、真空ポンプの総排出速度を毎秒70mLとした。したがって、例えばシリンダの直径17.2mm、長さ13.6mm、ピストンの直径14.0mmとすると、ピストン1回転の排出量は約1.066mLであり、毎分4300回転で真空ポンプ1を駆動すれば、毎秒76.4mLの尿を排出できる。約10%の損失があると仮定して、毎秒約70mLが排出可能である。
本実施例では、真空ポンプの各部の寸法および回転速度を上述のように定めたが、総排出速度が毎秒70mLを満足するものであれば、異なる寸法や回転速度でも良い。真空ポンプを小型化および軽量化できたので、モータと組み合わせた真空ポンプ装置の外形を直径30mm、長さ70mm以下とし、重量250g以下とすることができた。これにより、太陽電池や燃料電池等を含め、4〜9V程度の電圧を有する乾電池や二次電池等の電源の使用が可能になった。
本発明に係る携帯型の真空ポンプの一実施例の側断面図。 図1のA−A断面図。 図1に示した真空ポンプのロータ部の分解斜視図。 図1に示した真空ポンプの軸継手部の分解斜視図。 図1に示した真空ポンプに用いる駆動軸部の分解斜視図。 図1に示した真空ポンプに用いる軸継手部の側面図。 図1に示した真空ポンプに用いる軸継手の他の実施例の分解斜視図。 図1に示した真空ポンプに用いる駆動軸の端部の側面図。 図1に示した真空ポンプに用いる吐出弁押え19の正面図及び側面図。
符号の説明
1…真空ポンプ、1a…真空ポンプ本体、2…モータ(電動機)、2a…回転軸、3…ピストン、3a…ブレード部、3b…ピストン外周面、3c…ニードル軸受保持部、4…シリンダ、4a…シリンダ内円周面、4b…ポンプ室(三日月状の空間)、4c…吐出側ケーシング側面、4d…取り付け板、4e…突起、4f…潤滑剤溜り皿、5…フランジ、5a…玉軸受保持部、5b…潤滑剤溜り皿、6…カバー、7a、7b…摺動円柱、8…吸気流路、9…吐出流路、9a…吐出弁、9b…弁座、10…駆動軸、10a…丸穴、10b、10c…トルク伝達フィレット、10d…切り欠き面、10e…バランスウェイト位置決め面、10f…当接面、11…偏心軸、11a…駆動軸挿入穴、11b…偏心軸位置決め面、11c…突起、11g、11h…玉軸受位置決め座、12…ニードル軸受、13…バランスウェイト、13a…駆動軸挿入穴、14…止め具、15a、15b…玉軸受、17…専用シート、19…吐出弁押え、19a…弁押え径、19b…弁押え長さ、19c…弁開口角、19d…吐出弁跳ね上げ幅、19e、19f…弁開口支点部、19g…弁押さえ厚さ、19h…排気口高さ、19i…六角穴、19j…すり割り、19k…溝幅、20…モータベース、21…軸継手、21a…丸穴、21b…(擬似)角穴、21c…突起、22…軸継手、22a…丸穴、22b…溝、22c…軟化穴。

Claims (12)

  1. 電動機とポンプ室が形成された真空ポンプ本体とを軸継手を介して接続する携帯型の真空ポンプにおいて、前記真空ポンプ本体が有する駆動軸を支持する一方の軸受をシリンダに、他方の軸受をこのシリンダに気密に取り付けたフランジに保持し、前記シリンダの電動機側の端部は前記軸継手を収容するとともに前記電動機の端部に嵌合し、前記電動機が前記シリンダを支持することを特徴とする携帯型の真空ポンプ。
  2. 前記軸継手の一方側に、前記電動機の回転軸に嵌合する丸穴を、他方側に前記シリンダ内を貫通する駆動軸に嵌合する擬似角穴を形成し、前記駆動軸に前記電動機の回転軸に嵌合する穴を形成し、この軸継手と前記電動機の回転軸との止めねじを不要としたことを特徴とする請求項1に記載の携帯型の真空ポンプ。
  3. 前記駆動軸に偏心して外形円筒部を有する樹脂製の偏心軸を設け、外周の一部に板状の延在部を有するピストンをこの偏心軸の外周側に取り付け、前記駆動軸と前記偏心軸との嵌合部であって偏心軸の内周側に軸方向に延びる複数の突起を形成したことを特徴とする請求項2に記載の携帯型の真空ポンプ。
  4. 前記軸継手の材料を樹脂とし、この軸継手に形成した丸穴の内周側に軸方向に延びる複数の突起を形成するか、またはこの丸穴に連通する半径方向に延びる複数の穴を形成したことを特徴とする請求項2に記載の携帯型の真空ポンプ。
  5. 前記板状の延在部の中間を両側から挟持し円弧部を有する1対の摺動円柱を設け、この摺動円柱をシリンダに保持して摺動円柱をシリンダ内で揺動させ、前記シリンダと前記ピストンとを2重円筒に形成し、この2重円筒間に形状が変化するポンプ室を形成したことを特徴とする携帯型の真空ポンプ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の携帯型の真空ポンプであって、排気速度が70mL/sec以上、重量が250g以下の真空ポンプを有することを特徴とする自動排尿処理装置。
  7. 前記駆動軸に偏心軸を介してピストンを取り付け、このピストンは外径側に延びる板状のブレード部を外周の一部に有し、円弧部を有する摺動円柱がこのブレード部を揺動自在に保持し、前記駆動軸をステンレス鋼とし、前記軸継手をPC樹脂またはPOM樹脂とし、前記ピストンをPS樹脂またはPC樹脂とし、前記シリンダをPBT樹脂とし、前記摺動円柱をPPS樹脂またはPBT樹脂としたことを特徴とする請求項1に記載の携帯型の真空ポンプ。ここで、PCはポリカーボネード、POMはポリアセタール、PSはポリスチレン、PPSはポリフェニレンサルファイド、PBTはポリブチレンテレフタートである。
  8. 前記駆動軸の端部には、ピストンおよび偏心軸の偏心量を補償するバランスウェイトが取り付けられており、このバランスウェイトをカバーするカバーを前記フランジに取り付け、このフランジをPOM樹脂としたことを特徴とする請求項7に記載の携帯型の真空ポンプ。
  9. 前記シリンダと前記ピストンとを2重円筒に形成し、前記ブレード部を揺動させることにより、この2重円筒間に形成されたポンプ室の容積を変化させてポンプ室内のガスを圧縮することを特徴とする請求項7に記載の携帯型の真空ポンプ。
  10. 前記駆動軸に軸横断面形状がD字状の切り落とし部を形成し、このD字状に対応する穴を前記偏心軸に形成し、偏心軸に形成したD字状穴の内面に軸方向に延びる複数の突起を形成したことを特徴とする請求項7に記載の携帯型の真空ポンプ。
  11. 前記摺動円柱を保持する保持部をシリンダに形成し、この保持部と2重円筒部との近傍に、前記シリンダにガスを吸入する吸込流路とガスを吐出する吐出流路とを揺動するブレード部にほぼ垂直に設け、吐出流路にこの吐出流路を開閉するシート状の弁と、この弁を押圧する吐出弁押さえとを取り付けたことを特徴とする請求項7に記載の真空ポンプ。
  12. 前記携帯型の真空ポンプの外形が直径30mm以下で長さ70mm以下であり、重量が250g以下であり、前記電動機は4〜9Vの出力電圧の乾電池または二次電池で駆動されるものであり、4000〜6000rpmでこの真空ポンプを駆動したときの総排気速度が70mL/sec以上であることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1項に記載の携帯型の真空ポンプ。
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