JP2006220087A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンの燃焼室温を適切な温度に維持し、エネルギ損失が低減された蓄熱システムを備える車両の制御装置を提供する。
【解決手段】 エンジンECU1000は、ラジエータ400から送出される冷却水によるエンジンの冷却が不要であることを示す条件の1つであるフューエルカット開始条件が満たされる場合には、蓄熱タンク310に貯蔵された冷却水をラジエータ400によってさらに冷却するように循環経路網に対して経路を選択するように指示する。エンジンの高負荷が検出されたときに蓄熱タンク内の冷水を使用しエンジン燃焼室を急冷するので、高燃費を目的として燃焼室を高温に維持していた場合でも、ノッキングの発生を防止することができる。併せて、走行中にも蓄熱タンク310に可能な限りで冷水を取込みさらにこの冷水をラジエータ400で冷却するので、再度の冷却が可能となりノッキングの発生を繰り返し防止することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温度を保った状態で液媒体を一時的に蓄える蓄熱システムを搭載した車両の制御装置に関し、特に、内燃機関に液媒体を供給して、内燃機関の温度を制御する車両の制御装置に関する。
自動車などに搭載される内燃機関が冷間状態で始動される場合には、吸気ポートや燃焼室等の壁面温度が低くなる。このため、燃料が霧化し難くなるとともに燃焼室の周縁部において消炎が発生し易くなり、始動性の低下や排気エミッションの悪化などが誘発される。
このような問題に対し、水冷式内燃機関において高温の冷却水を保温貯蔵する蓄熱装置を備え、内燃機関の始動時などに蓄熱装置に貯蔵されている冷却水を内燃機関へ供給することにより内燃機関の昇温を図り、始動性の向上や暖機の早期化を図る技術が提案されている。
たとえば、特開2003−184553号公報(特許文献1)に開示された蓄熱装置を備えた内燃機関は、内燃機関のシリンダヘッドに形成され、熱媒体が流通する熱媒体流通路と、熱媒体流通路を流れる熱媒体の一部を保温貯蔵する蓄熱装置と、蓄熱装置から熱媒体流通路へ熱媒体を導く第1の熱媒体通路と、熱媒体流通路から蓄熱装置へ熱媒体を導く第2の熱媒体通路と、第1の熱媒体通路と第2の熱媒体通路とを択一的に導通させる通路切換手段とを備える。
この蓄熱装置を備えた内燃機関によると、通路切換手段が第1の熱媒体通路を導通させることにより、蓄熱装置内に保温貯蔵されている高温の熱媒体が第1の熱媒体通路を介して直接的に熱媒体流通路へ供給されるとともに、通路切換手段が第2の熱媒体通路を導通させることにより、熱媒体流通路内の高温の熱媒体が第2の熱媒体通路を介して直接的に蓄熱装置へ供給される。
このように熱媒体流通路と蓄熱装置との間で直接的に熱媒体の授受が行われると、蓄熱装置から熱媒体流通路へ熱媒体を供給する際の熱損失が最小限に抑制されるとともに、熱媒体流通路から蓄熱装置へ熱媒体を供給する際の熱損失も最小限に抑制される。この結果、熱媒体流通路内の熱媒体が持つ熱量が少ない場合であっても、その少ない熱量が効率良く蓄熱装置に蓄えられることになる。
特開2003−184553号公報
近年、冷却水温度を高温に維持することにより燃焼室温度を従前よりも高温に維持して燃費改善を図る技術が開発されている。燃焼室温を高温にすることにより熱損失が少なくなり、かつ潤滑油温も上昇し摩擦も小さくなる。
このような高温水制御では、エンジン負荷が高くなるとノッキングが発生しやすくなるという問題がある。しかしながら、特許文献1に開示された蓄熱装置を備えた内燃機関においては、内燃機関の昇温に着目したものに過ぎず、蓄熱装置をノッキング防止に利用することについては考慮されていない。
さらに、蓄熱装置をノッキング防止に利用するにはエンジンの高負荷時にエンジン冷却を行なえるように走行中は可能な限り冷却された熱媒体を蓄熱装置に貯蔵しておくことが望ましい。
この発明の目的は、エンジンの燃焼室温を適切な温度に維持し、エネルギ損失が低減された蓄熱システムを備える車両の制御装置を提供することである。
この発明は、要約すると、車両の制御装置であって、車両は、内燃機関と、内燃機関から送出される液媒体の放熱を行なう放熱部と、液媒体の一部を保温貯蔵するための貯蔵部と、内燃機関、放熱部および貯蔵部との間で液媒体を循環させる循環経路網とを備える。循環経路網は、貯蔵部に貯蔵された液媒体を内燃機関に送出し、内燃機関の流路中の液媒体を貯蔵部に収容する第1の経路と、内燃機関の流路中の液媒体を放熱部に送出し、放熱部において冷却された液媒体を内燃機関に送出する第2の経路と、内燃機関を経由せずに貯蔵部に貯蔵された液媒体を放熱部に循環させる第3の経路とが切換可能に構成される。制御装置は、放熱部から送出される液媒体による内燃機関の冷却が不要であることを示す所定の条件が満たされる場合には、貯蔵部に貯蔵された液媒体を放熱部によってさらに冷却するように循環経路網に対して第3の経路を選択するように指示する制御部を含む。
好ましくは、車両は、車両の状態が所定の条件を満足すると、内燃機関への燃料供給を停止するフューエルカットシステムをさらに備える。
好ましくは、車両は、貯蔵部に貯蔵された液媒体を流動させる第1のポンプをさらに備える。貯蔵部と第1のポンプは、循環経路網において第1、第2の分岐点の間に直列的に接続される。放熱部は、循環経路網において第1、第2の分岐点の間に貯蔵部および第1のポンプと並列接続される。第1、第2の分岐点は、内燃機関の第1、第2の流路口にそれぞれ接続される。循環経路網は、第1の分岐点に配置され、放熱部と内燃機関とを連通させる第1のモード、放熱部と貯蔵部とを連通させる第2のモードが選択可能に構成される切換弁を含む。制御部は、所定の条件が満たされる場合には、切換弁に第2のモードを選択させ、第1のポンプを駆動させる。
より好ましくは、制御部は、所定の条件が不成立になったことに応じて第1のポンプを停止させる。
より好ましくは、車両は、内燃機関の回転に連動して動作し内燃機関の流路内の液媒体を流動させる第2のポンプをさらに備える。循環経路網は、所定の条件が満たされて、切換弁が第2のモードを選択し、第1のポンプによって第3の経路内で液媒体の循環が行なわれているときに、第3の経路とは独立して第2のポンプによって内燃機関の流路内の液媒体を循環させることが可能な第4の経路を形成するように構成される。
好ましくは、制御装置は、内燃機関の流路を流れる液媒体の温度を検知する第1の検知部と、貯蔵部における液媒体の温度を検知する第2の検知部とをさらに含み、制御部は、第1、第2の検知部の出力を受けて放熱部からの液媒体を導入すると貯蔵部内の液媒体の温度が現時点よりも低くなると判断したときに、液媒体を貯蔵部と放熱部との間で循環させるように循環経路網を制御する。
好ましくは、制御部は、内燃機関の停止後に循環経路網に対して第1の経路を選択させて温水を貯蔵部に収容させる。
本発明によれば、エンジンの高負荷が検出されたときに蓄熱タンク内の冷水を使用し内燃機関の燃焼室を急冷するので、高燃費を目的として燃焼室を高温に維持していた場合でも、ノッキングの発生を防止することができる。併せて、走行中にも蓄熱タンクに可能な限りで冷水を取込みさらにこの冷水を放熱部で冷却するので、再度の冷却が可能となりノッキングの発生を繰り返し防止することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について詳しく説明する。なお、同一または相当の部品には同一の符号を付し、それらの説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態に係る制御装置の制御対象である蓄熱システムを搭載する車両の制御ブロック図である。
蓄熱システムは、内燃機関(エンジン)を搭載した車両に適用される。なお、この車両は、エンジンのみを搭載した車両であってもよいし、エンジンとバッテリにより駆動されるモータとを搭載したハイブリッド車両のいずれであってもよい。
図1に示す車両は、シリンダヘッド100とシリンダブロックとを含むエンジンと、エンジンから送出される冷却水の放熱を行なうラジエータ400と、冷却水の一部を保温貯蔵するための蓄熱タンク310と、エンジン、ラジエータ400および蓄熱タンク310との間で冷却水を循環させる循環経路網とを含む。
循環経路網は、第1〜第3の経路が切換可能に構成される。
第1の経路は、後に図4で説明する経路P1に相当し、蓄熱タンク310に貯蔵された冷却水をエンジンに送出し、エンジンの流路中の冷却水を蓄熱タンク310に収容する経路である。
第2の経路は、後に図4で説明する経路P2に相当し、エンジンの流路中の冷却水をラジエータ400に送出し、ラジエータ400において冷却された冷却水をエンジンに送出する経路である。
第3の経路は、後に図7で説明する経路P3に相当し、エンジンを経由せずに蓄熱タンク310に貯蔵された冷却水をラジエータ400に循環させる経路である。
エンジンECU1000は、ラジエータ400から送出される冷却水によるエンジンの冷却が不要であることを示す所定の条件が満たされる場合には、蓄熱タンク310に貯蔵された冷却水をラジエータ400によってさらに冷却するように循環経路網に対して第3の経路を選択するように指示する。本発明が適用される車両は、エンジンへの燃料供給を停止するフューエルカットシステムを搭載しており、たとえば所定の条件は、フューエルカット開始条件とすることができる。
フューエルカット制御は、燃費を向上させるために減速中に燃料の供給を停止する制御であって、走行性能や乗心地を損なわない範囲でエンジンに対する燃料の供給を可及的に少なくして燃費を向上させる制御である。具体的には、走行中にスロットルバルブが閉じられてエンジン回転数がフューエルカット回転数以上であると燃料の供給を停止する。またエンジン回転数が低下してその範囲の下限を規定している復帰回転数に達すると燃料の供給を再開する。なお、この復帰回転数はエンジンストールを生じさせず、またエンジンの安定した回転を維持する回転数に設定されている。なお、このフューエルカット制御中に、運転者によりアクセルペダルが踏まれると、フューエルカット制御は強制的に中断されて燃料がインジェクタから噴射されて、通常の運転状態に戻る。
フューエルカット制御中は、燃焼室内での燃焼が行なわれないのでエンジンでの発熱量が少なく、冷却水をラジエータに循環させてエンジンを強力に冷却する必要がない。したがって、フューエルカット制御中は、蓄熱タンク310に冷水を取込むよい機会である。
この車両は、蓄熱タンク310に貯蔵された冷却水を流動させる電動式ウォータポンプ300と、エンジンの回転に連動して動作しエンジンの流路内の冷却水を流動させる機械式ウォータポンプ200とをさらに含む。
エンジンECU1000は、電動式ウォータポンプ300を駆動するモータの制御デューティを変更することにより、モータの回転数を制御して、電動式ウォータポンプ300の吐出量を制御することができる。また、この制御は、電動式ウォータポンプ300のモータの電圧を可変とすることにより行なってもよい。また、電動式ウォータポンプ300のモータの通電時間を変更することにより、電動式ウォータポンプ300の駆動時間を制御して、電動式ウォータポンプ300から吐出される総冷却水量を制御するようにしてもよい。
蓄熱タンク310と電動式ウォータポンプ300は、循環経路網において第1、第2の分岐点の間に直列的に接続される。ラジエータ400は、循環経路網において第1、第2の分岐点の間に蓄熱タンク310および電動式ウォータポンプ300と並列接続される。そして第1の分岐点は、シリンダブロック110に機械式ウォータポンプ200を介して接続される。また第2の分岐点は、エンジンのヘッド100に接続される。
循環経路網は、第1の分岐点に配置され、ラジエータ400とエンジンとを連通させる第1のモード、ラジエータ400と蓄熱タンク310とを連通させる第2のモードが選択可能に構成される三方弁600を含む。
より詳細には、三方弁600は、全閉状態、全開状態(ポートA、ポートBおよびポートCを連通状態)、ポートAとポートBとを連通状態、ポートAとポートCとを連通状態、ポートBとポートCとを連通状態の5通りの状態を実現することができる。
エンジンECU1000は、所定の条件が満たされる場合には、三方弁600に第2のモードを選択させポートAとポートCとを連通状態として、電動式ウォータポンプ300を駆動させる。
そして、エンジンECU1000は、その所定の条件が満たされている間は電動式ウォータポンプ300を駆動させ、蓄熱タンク310内の冷却水をラジエータ400に循環させてさらに冷却させる。その所定の条件が不成立となると電動式ウォータポンプ300を停止させる。
また、循環経路網は、所定の条件が満たされて、三方弁600が第2のモードを選択し、電動式ウォータポンプ300によって第3の経路内で冷却水の循環が行なわれているときに、第3の経路とは独立して機械式ウォータポンプ200によってエンジンの流路内の冷却水を循環させることが可能な第4の経路を形成するように構成される。この第4の経路は後に図7で説明する経路P4に相当し、その経路上にはヒータバルブ610が設けられる。
エンジンECU1000に接続される温度センサとして、エンジンの流路を流れる冷却水の温度Thを検知するエンジン冷却水温度センサ120と、蓄熱タンク310における冷却水の温度Ttを検知する蓄熱タンク温度センサ320とが設けられる。
エンジンECU1000は、温度Th,Ttを取得しラジエータ400からの冷却水を導入すると蓄熱タンク310内の冷却水の温度が現時点よりも低くなると判断したときに、冷却水を蓄熱タンク310とラジエータ400との間で循環させるように循環経路網を制御する。
そして、エンジンECU1000は、エンジンの停止後に循環経路網に対して第1の経路を選択させてエンジンの余熱で暖められた温水を蓄熱タンク310に収容させる。
図2は、図1のエンジンECU1000で実行されるプログラムの制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートはエンジン制御のメインルーチンから一定時間毎または所定の条件が成立する毎に呼出されて実行される。
図1、図2を参照して、処理が開始されると、まずステップS100において始動時のヘッド予熱処理が行なわれる。ステップS100では実行時がエンジンの始動時であればヘッド100を予熱する処理が行なわれる。
続いてステップS200において高負荷時のヘッド冷却処理が行なわれる。この処理の実行時においてエンジンの高負荷状態が検出された場合には、蓄熱タンク310の内部に貯蔵された冷水を用いてヘッド100を冷却する処理が行なわれる。
続いてステップS300において冷水取込処理が行なわれる。この処理の実行時においてタンク内の冷却水をラジエータ400に循環させることにより蓄熱タンク310内の冷却水の温度をさらに低下させることが可能であると判断された場合には、ラジエータ400から蓄熱タンク310に冷却水が取込まれるとともに蓄熱タンク310からラジエータ400に冷却水が送出される。
続くステップS400においては温水取込処理が行なわれる。ステップS400では、エンジンが停止しかつ所定の時間が経過して予熱により冷却水の温度が十分に上昇したと判断された場合には蓄熱タンク310にヘッド100およびシリンダブロック110の余熱で暖められた冷却水が取込まれる。
ステップS400の処理が終了すると、ステップS500に進みメインルーチンに制御が移される。
図3は、図2におけるステップS100の詳細な処理を説明するためのフローチャートである。
図1、図3を参照して、ステップS100の処理が開始されると、まずステップS101においてエンジンの始動時か否かが判断される。たとえば、イグニッションキーやパワースイッチがオンされた場合などに始動時であると判断される。
ステップS101において始動時であると判断された場合にはステップS102に処理が進み、一方で、始動時ではないと判断された場合にはステップS106に処理が進んで図2のフローチャートに制御が戻される。
ステップS102〜S105では、始動時においてエンジンの燃焼室を蓄熱タンク310に貯蔵されていた温水によって予熱するための処理が行なわれる。
まずステップS102において、エンジンECU1000は三方弁600に対してポートAとポートBとを連通状態にするように制御信号を送信する。続いてステップS103においてエンジンECU1000はヒータバルブ610を閉じるように制御信号を送信する。
続いてステップS104においてエンジンECU1000は、電動式ウォータポンプ300を駆動させエンジンを予熱し冷水を蓄熱タンク310に取込む。
図4は、図3のステップS104における冷却水の流動経路を説明するための図である。
図3のステップS102,S103の操作によって図4における経路P1に示すように冷却水が流動する経路が形成される。これにより蓄熱タンク310に貯蔵されていた温水は三方弁600および停止中の機械式ウォータポンプ200を経由してシリンダブロック110のウォータ/ジャケットスペースに流入しさらにヘッド100に到達しエンジンの燃焼室を予熱する。
このときシリンダブロック110およびヘッド100の流路内の冷水は、蓄熱タンク310からの温水によってヘッド100から押出され、電動式ウォータポンプ300を経由して蓄熱タンク310に貯蔵される。貯蔵された冷水は、後に説明するようにエンジンが高負荷となったときにエンジンに注入されて燃焼室を冷却するのに用いられる。
ステップS104において蓄熱タンク内の温水が排出されてヘッド100が予熱されると、ステップS105に進み電動式ウォータポンプ300が停止される。この段階において蓄熱タンク310には、エンジン始動前においてヘッド100およびシリンダブロック110の流路内で自然放熱によって冷却されていた冷却水が貯蔵されている。
ステップS105が終了するとステップS106に進み、図2のフローチャートに制御が移される。
図5は、図2におけるステップS200の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
図4、図5を参照して、まずステップS200の処理が開始されると、ステップS201に進みエンジンの高負荷状態が検出されるか否かが判断される。たとえば、ヘッド100に取付けられた温度センサ120の出力によってエンジン温度が急上昇したことを検知したとき、回転数センサ130によって検知されたエンジン回転数NEが所定回転以上となったとき、および図示しない吸気量センサの出力によって吸気量が急に増加したことを検知したときまたはこれらの条件の組合せによってエンジンが高負荷状態であると判断される。
ステップS201においてエンジンが高負荷状態でないと判断された場合には、処理はステップS206に進み制御が図2のフローチャートに戻される。
一方、ステップS201においてエンジンが高負荷状態であると判断された場合にはステップS202に処理が進む。ステップS202〜S205では、エンジンの燃焼室を蓄熱タンク310に貯蔵されていた冷水によって冷却するための処理が行なわれる。
エンジンECU1000は、エンジンの始動時に蓄熱タンク310内に流路から回収した冷水、または後に詳細を説明するステップS300の冷水取込処理で回収された冷水を高負荷状態が検出された場合にエンジンに供給する。
まずステップS202において、エンジンECU1000は三方弁600に対してポートAとポートBとを連通状態にするように制御信号を送信する。続いてステップS203においてエンジンECU1000は、ヒータバルブ610を閉じた状態にするように制御信号を送信する。そしてエンジンECU1000は、ステップS204において電動式ウォータポンプ300を駆動させてエンジンを冷却する。
ステップS202,S203の処理が実行される前の通常走行状態においては、三方弁はポートCとポートBとが連通状態となるように制御されており、図4の経路P2で示すように冷却水の循環が行なわれている。このとき電動式ウォータポンプ300は停止状態にあり蓄熱タンク310には冷水が貯蔵された状態が維持されている。
経路P2では、エンジンの回転に連動している機械式ウォータポンプ200によって冷却水の循環が行なわれており、ヘッド100で加熱された冷却水はラジエータ400で適温に冷却されて、ヘッド100の温度が良好な燃費となる温度に維持されている。
これに対しエンジンが急に高負荷状態になると、ラジエータ400による冷却能力をたとえばラジエータファンの回転数を増大させる等によって増加させる必要があるが、平衡状態に達するにはしばらく時間がかかるので、ヘッド100の温度が最適範囲よりも上昇する。また、高負荷時には、ノッキングが発生する燃焼室の臨界温度は通常負荷時よりも低くなる傾向がある。したがって、エンジンが急に高負荷となるとノッキングが発生しやすくなってしまう。
これを避けるため蓄熱タンク310内に予め貯蔵されている冷水を電動式ウォータポンプ300によって経路P1に示すようにヘッド100に送り込めばヘッド100の温度上昇を防止することができる。
図5のステップS204においてエンジンの冷却が行なわれると、ステップS205に進み電動式ウォータポンプ300が停止されそしてステップS206に進み制御が図2のフローチャートに戻る。
図6は、図2のステップS300の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
図7は、ステップS300における冷却水の流れを説明するための図である。
図6、図7を参照して、ステップS300の冷水取込処理が開始されると、まずステップS301においてエンジンECU1000は、フューエルカット開始条件が成立しているか否かを判断する。
たとえば、アクセルペダルが踏まれておらず、エンジン回転数NEが予め定められたフューエルカット復帰回転数よりも高い場合には、フューエルカット開始条件が成立したと判断される。このような条件は、一般的に減速中において走行性能や乗り心地を損なわない範囲で燃費を向上させるために燃料の供給を停止するような場合に成立する。
ステップS301においてフューエルカット開始条件が成立した場合にはステップS302に進み条件が成立しない場合にはステップS307に進む。
ステップS302においてエンジンECU1000は、エンジンの図示しない燃料供給部にフューエルカット指令を行なう。
これによりエンジンには燃料が供給されなくなるので、エンジンでの発熱は殆どなくなり図4の経路P2で冷却水が循環するとラジエータ400によって冷却水の温度が次第に冷却されていく。
ステップS302の処理が終了すると続いてステップS303の処理が行なわれる。
ステップS303ではラジエータ水温Trがタンク水温Tt−αよりも小さいか否かが判断される。ここで、αは、蓄熱タンク内の冷却水を入れ替えることにより有効な温度低下がタンク内水温に生じることを基準に決められる値である。たとえば、実験的にαを定めることができる。
Tr<Tt−αが成立した場合にはステップS304に進み、一方、成立しない場合はステップS311に進んで制御は図2のフローチャートに戻される。
ステップS304では、三方弁600に対してポートAとポートCとを連通状態にするように、エンジンECU1000は制御信号を送信する。続いてステップS305においてエンジンECU1000は、ヒータバルブ610に対して開通状態となるように制御信号を送信する。
続いてステップS306においてエンジンECU1000は電動式ウォータポンプ300を駆動させ、蓄熱タンク310内の冷却水をラジエータ400に循環させてさらに冷やす。
このとき図7の経路P3で示すように、蓄熱タンク310からは現在貯蔵されていた冷却水が電動式ウォータポンプ300によって押出され、三方弁600を経由してラジエータ400内の冷水がこれに代わって蓄熱タンク310に取込まれる。電動式ウォータポンプ300が駆動している時間は、蓄熱タンク310とラジエータ400との間で冷却水の循環が行なわれる。
この動作が行なわれているときには、ヒータバルブ610が開通状態に制御され経路P4で示すように経路P3とは独立した冷却水の循環経路が形成される。経路P4における冷却水の流動は、エンジンに連動して動作する機械式ウォータポンプ200によって行なわれる。
ステップS306の処理が終了するとステップS311に進み、制御は図2のフローチャートに戻される。
次にステップS301においてフューエルカット開始条件が成立していなかった場合について説明する。
このときまずステップS307において、フューエルカット復帰条件が成立するか否かが判断される。たとえば、アクセルペダルが踏まれたり、エンジン回転数NEが予め定められたフューエルカット復帰回転数よりも低くなったりすると、フューエルカット復帰条件が成立したと判断される。
フューエルカット復帰条件が成立した場合にはステップS308に処理が進み、一方、フューエルカット復帰条件が成立していなかった場合にはステップS311に処理が進み制御は図2のフローチャートに移される。
ステップS308ではエンジンECU1000は電動式ウォータポンプ300を停止させる。これにより蓄熱タンク310には冷水が貯蔵された状態が維持される。ステップS308の処理が終了するとステップS309の処理が行なわれる。
ステップS309においては、三方弁600に対してポートCとポートBとを連通状態にするように、エンジンECU1000は制御信号を送信する。これにより図4の経路P2で示された循環が成立するようになる。そしてステップS310においてエンジンECU1000はフューエルカットから復帰する指令を図示しない燃料供給部に出力する。そして処理はステップS311に進み制御は図2のフローチャートに戻る。
このようにすることで、たとえば蓄熱タンク310に貯蔵していた冷却水の温度が十分低くないような場合には、ラジエータ400でこの温度よりも低い温度に冷却水が冷却されたときに蓄熱タンク310に冷却水の取込みが開始され、そしてラジエータ400と蓄熱タンク310との間で冷却水が循環されさらに冷却水を冷やす処理が実行される。
たとえば、一度高負荷状態が検出されてヘッド100の冷却に蓄熱タンク中の冷却水が使用されてしまった後などに、ステップS306の冷却水の取込み開始が再度行なわれ、フューエルカット中は冷却水をラジエータ400でさらに冷却していく。すると再び高負荷状態が検出された場合にヘッド100を蓄熱タンク310中の冷水によって再び冷やすことが可能となる。
図8は、図2のステップS400の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
図4、図8を参照して、ステップS400の温水取込み処理ではまずステップS401においてエンジンが停止しているか否かが判断される。エンジンの停止はたとえば回転数センサ130から送信される回転数NEによって判断される。ステップS401においてエンジンが停止していると判断された場合にはステップS402に進み、一方、エンジンが停止していないと判断された場合にはステップS407に進んで制御が図2のフローチャートに戻される。
エンジンが停止するとエンジンに連動して動いていた機械式ウォータポンプ200も同時に停止する。一定時間走行した後であれば、冷却水の循環が停止することによりヘッド100およびシリンダブロック110の流路内の冷却水は、エンジンの余熱によって温められエンジン稼動中よりも高い温度となる。
ステップS402においてはヘッド部水温Thがタンク水温Tt+βよりも高いか否かが判断される。βは、蓄熱タンク310中の冷却水を入れ替えると有効な温度上昇が蓄熱タンク310の貯蔵する冷却水に生じることを基準に定められる値である。たとえばβは、実験的に定めることができる。
Th>Tt+βが成立した場合にはステップS403に処理が進み、成立しない場合にはステップS407に処理が進んで制御は図2のフローチャートに戻される。
ステップS403では、エンジンECU1000は、三方弁600に対してポートAとポートBとを連通状態にするように制御信号を送信する。続いてステップS404においてエンジンECU1000はヒータバルブ610に対して閉鎖状態となるように制御信号を送信する。そしてステップS405においてエンジンECU1000は、電動式ウォータポンプ300を駆動させてヘッド100の予熱で暖められた所定量の温水を蓄熱タンク310に取込む。このときは図4の経路P1で示すように冷却水が流れる。
所定量の温水の蓄熱タンク310への取込みが終了するとステップS406に進みエンジンECU1000は電動式ウォータポンプ300を停止させそしてステップS407に処理が進み制御は図2のフローチャートに戻される。
以上説明したように、本実施の形態ではエンジンの高負荷が検出されたときに蓄熱タンク内の冷水を使用しエンジン燃焼室を急冷するので、高燃費を目的として燃焼室を高温に維持していた場合でも、ノッキングの発生を防止することができる。併せて、走行中にも蓄熱タンク310に可能な限りで冷水を取込みさらにこの冷水をラジエータ400で冷却するので、再度の冷却が可能となりノッキングの発生を繰り返し防止することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る制御装置の制御対象である蓄熱システムを搭載する車両の制御ブロック図である。 図1のエンジンECU1000で実行されるプログラムの制御を説明するためのフローチャートである。 図2におけるステップS100の詳細な処理を説明するためのフローチャートである。 図3のステップS104における冷却水の流動経路を説明するための図である。 図2におけるステップS200の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 図2のステップS300の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。 ステップS300における冷却水の流れを説明するための図である。 図2のステップS400の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
符号の説明
P1〜P4 経路、100 シリンダヘッド、110 シリンダブロック、120 エンジン冷却水温度センサ、130 回転数センサ、200 機械式ウォータポンプ、300 電動式ウォータポンプ、310 蓄熱タンク、320 蓄熱タンク温度センサ、400 ラジエータ、600 三方弁、610 ヒータバルブ、A〜C ポート、1000 エンジンECU。

Claims (7)

  1. 車両の制御装置であって、
    前記車両は、
    内燃機関と、
    内燃機関から送出される前記液媒体の放熱を行なう放熱部と、
    前記液媒体の一部を保温貯蔵するための貯蔵部と、
    前記内燃機関、前記放熱部および前記貯蔵部との間で前記液媒体を循環させる循環経路網とを備え、
    前記循環経路網は、前記貯蔵部に貯蔵された前記液媒体を前記内燃機関に送出し、前記内燃機関の流路中の前記液媒体を前記貯蔵部に収容する第1の経路と、前記内燃機関の流路中の前記液媒体を前記放熱部に送出し、前記放熱部において冷却された前記液媒体を前記内燃機関に送出する第2の経路と、前記内燃機関を経由せずに前記貯蔵部に貯蔵された前記液媒体を前記放熱部に循環させる第3の経路とが切換可能に構成され、
    前記制御装置は、
    前記放熱部から送出される前記液媒体による前記内燃機関の冷却が不要であることを示す所定の条件が満たされる場合には、前記貯蔵部に貯蔵された前記液媒体を前記放熱部によってさらに冷却するように前記循環経路網に対して前記第3の経路を選択するように指示する制御部を含む、車両の制御装置。
  2. 前記車両は、
    前記車両の状態が前記所定の条件を満足すると、前記内燃機関への燃料供給を停止するフューエルカットシステムをさらに備える、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記車両は、前記貯蔵部に貯蔵された前記液媒体を流動させる第1のポンプをさらに備え、
    前記貯蔵部と前記第1のポンプは、前記循環経路網において第1、第2の分岐点の間に直列的に接続され、
    前記放熱部は、前記循環経路網において第1、第2の分岐点の間に前記貯蔵部および前記第1のポンプと並列接続され、
    前記第1、第2の分岐点は、前記内燃機関の第1、第2の流路口にそれぞれ接続され、
    前記循環経路網は、前記第1の分岐点に配置され、前記放熱部と前記内燃機関とを連通させる第1のモード、前記放熱部と前記貯蔵部とを連通させる第2のモードが選択可能に構成される切換弁を含み、
    前記制御部は、
    前記所定の条件が満たされる場合には、前記切換弁に前記第2のモードを選択させ、前記第1のポンプを駆動させる、請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記所定の条件が不成立になったことに応じて前記第1のポンプを停止させる、請求項3に記載の車両の制御装置。
  5. 前記車両は、前記内燃機関の回転に連動して動作し前記内燃機関の流路内の前記液媒体を流動させる第2のポンプをさらに備え、
    前記循環経路網は、前記所定の条件が満たされて、前記切換弁が前記第2のモードを選択し、前記第1のポンプによって前記第3の経路内で前記液媒体の循環が行なわれているときに、前記第3の経路とは独立して前記第2のポンプによって前記内燃機関の流路内の前記液媒体を循環させることが可能な第4の経路を形成するように構成される、請求項3に記載の車両の制御装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記内燃機関の流路を流れる前記液媒体の温度を検知する第1の検知部と、
    前記貯蔵部における液媒体の温度を検知する第2の検知部とをさらに含み、
    前記制御部は、前記第1、第2の検知部の出力を受けて前記放熱部からの液媒体を導入すると前記貯蔵部内の液媒体の温度が現時点よりも低くなると判断したときに、前記液媒体を前記貯蔵部と前記放熱部との間で循環させるように前記循環経路網を制御する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記内燃機関の停止後に前記循環経路網に対して前記第1の経路を選択させて温水を前記貯蔵部に収容させる、請求項1に記載の車両の制御装置。
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