JP2006218275A - メダル供給装置 - Google Patents

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Toshikatsu Terajima
利勝 寺島
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Abstract

【課題】フレキシブル性を有しながらも、形状保持性を有するダクトを備えたメダル供給装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るメダル供給装置は、断面が扁平な枠状をなすダクト片40が、多数、扁平な筒状をなすように積層された状態に連結部41を介して連結されたフレキシブルなダクト構造を有する。ダクト片40のうちの少なくとも一部のダクト片40が、隣接するダクト片40の長軸に対して長軸を所定角度ずつずらして連結されることにより、軸線に対して捩れた筒状のダクト構造をなすようにすることができる。また、該ダクト構造に沿わせて、フレキシブルであって曲げた状態でそのまま形状を維持するフレキシブル部材52を設けるとよい。
【選択図】図5

Description

本発明は、メダル供給装置に関する。
スロットマシン等のゲーム機では、遊戯場で複数台併設したゲーム機の間にメダル供給装置を設置し、このメダル供給装置に遊戯者が紙幣を投入し、あるいはプリペイド式のカードを投入して払い出しボタンを押すことによって、所要量のメダルを購入することができるようになっている。メダル供給装置には、筒状の払い出しダクトが設けられ、遊技者が紙幣を投入しあるいは前記払い出しボタンを押した際には、この払い出しダクトからゲーム機のメダル受け皿にメダルが払い出される。通常、払い出しダクトは、金属製あるいは樹脂製の筒状体に形成されている。
ところで、特開2002−248211には、払い出しダクトを単なる筒状体に代えて、弾性を有する剛性樹脂製線材を螺旋状に巻回して、メダルが通過可能な筒状に形成したものを用いている。この線材を螺旋状に巻回した払い出しダクトは、自在に屈曲可能であるので、先端側をゲーム機のメダル受け皿方向に曲折でき、該メダル受け皿内に固定しておくことにより、メダル受け皿内に直接メダルを払い出すことができ、遊戯者は効率的にゲームに没頭できる効果がある。
特開2002−248211
上記払い出しダクトによれば、自在に屈曲するので、直接メダルをゲーム機のメダル受け皿内に払い出せる便利さがある。しかし、ダクトを屈曲させると、屈曲部の内周側は縮み、外周側は延びるので、単に線材を螺旋状に巻回したものでは、屈曲させると、屈曲部の外周側の線材間に隙間が生じやすく、メダルがスムーズに案内され難く、場合によっては隙間から外方にメダルが飛び出すおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、フレキシブル性を有しながらも、隙間が生じ難いダクトを備えたメダル供給装置を提供することを目的とする。
本発明に係るメダル供給装置は、メダルをダクトを通じて払い出すメダル供給装置において、前記ダクトが、断面が扁平な枠状をなすダクト片が、多数、扁平な筒状をなすように積層された状態に連結部を介して連結されたフレキシブルなダクト構造であることを特徴とする。
また、前記ダクト片のうちの少なくとも一部のダクト片が、隣接するダクト片の長軸に対して長軸を所定回転角度ずつずらして連結されることにより、軸線に対して捩れた筒状のダクト構造をもつことを特徴とする。
また、前記ダクトに沿わせて、フレキシブルであって曲げた状態でそのまま形状を維持するフレキシブル部材が設けられていることを特徴とする。
また、前記ダクト片に、前記フレキシブル部材が挿通可能な案内部が設けられていることを特徴とする。
また、前記ダクトおよびフレキシブル部材との間に、ダクトおよびフレキシブル部材が屈曲する際生じる両者間のずれを吸収するずれ吸収機構が設けられていることを特徴とする。
また、前記ずれ吸収機構は、前記フレキシブル部材と前記ダクトとの間に配設され、ダクトを、フレキシブル部材の軸線方向でダクト片間を圧縮する方向に付勢する付勢部材を含むことを特徴とする。
あるいは、前記ずれ吸収機構は、前記フレキシブル部材と前記ダクトとの間に配設され、ダクトを、フレキシブル部材の軸線方向でダクト片間を離間させる方向に付勢する付勢部材を含むことを特徴とする。
また、前記連結部は、ダクト片本体の端面から突出する弾性係止爪と、ダクト片本体の内壁面に形成され、隣接するダクト片の弾性係止爪が係入する溝部とを有することを特徴とする。
また、前記筒状のダクト構造が、ダクト片の長軸方向の両端部の一方が外側、他方が内側となる方向に湾曲可能に、前記弾性係止爪が隣接するダクト片の前記溝部に遊びをもって係入していることを特徴とする。
また、前記筒状のダクト構造が、ダクト片の短軸方向の両端部の一方が外側、他方が内側となる方向に湾曲可能に、前記弾性係止爪が隣接するダクト片の前記溝部に遊びをもって係入していることを特徴とする。
また、前記ダクト片のうちの少なくとも一部のダクト片の前記弾性係止爪が、ダクト片本体の長軸方向の両端部に設けられ、該弾性係止爪がダクト片本体の短軸方向に対して所定回転角度ずらして設けられていることを特徴とする。
あるいは、前記ダクト片のうちの少なくとも一部のダクト片の前記溝部が、ダクト片本体の長軸方向の両端部に設けられ、該溝部がダクト片本体の短軸方向に対して所定回転角度ずらして設けられていることを特徴とする。
また、前記ダクト片が、断面が扁平な矩形状をなすことを特徴とする。
あるいは、前記ダクト片が、断面が楕円状をなすことを特徴とする。
また、前記ダクト片が合成樹脂で一体に形成されていることを特徴とする。
本発明に係るメダル供給装置によれば、断面が扁平な枠状をなすダクト片が、多数、扁平な筒状をなすように積層された状態に連結部を介して連結されたフレキシブルなダクト構造となっているので、ダクト片間に隙間が生じ難く、メダルをスムーズに案内することができる。また、メダル供給装置をゲーム機間に配設した場合には、ダクトに沿ってフレキシブル部材を添設することで、フレキシブル性を有するダクトを、その湾曲した状態を保って保持できるので、メダルを確実にゲーム機のメダル受け皿内に払い出すことができる。また、ダクトは、フレキシブル性を有するので、ほぼ直線状とすることで、ゲーム機の前面から外れる位置まで移動でき、ゲーム機の入れ替えや、ゲーム機の扉を開閉する際の障害とならないようにすることが可能である。
以下本発明に係るメダル供給装置の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、スロットマシン等のゲーム機10と、ゲーム機10間に設置されたメダル供給装置12の概略を示す正面図、図2はメダル供給装置12の概略を示す説明断面図である。
本実施の形態は、払い出されたメダルを直接ゲーム機10のメダル受け14に導くダクト34の構造に特に特徴があり、メダル払い出し機構は公知の装置をそのまま用いることができる。
なお、以下ではゲーム機用のメダル供給装置として説明するが、本メダル供給装置12は、必ずしもゲーム機用に限定されるものではなく、両替機におけるコイン(貨幣)供給装置などにも適用できる。メダルとはコイン等を含む概念として用いる。
まずメダル払い出し機構について概略を説明する。
本実施の形態では、メダル供給装置12は、併設されるゲーム機10間に設置され、両側のゲーム機10の遊戯者が1台のメダル供給装置12を共用することができるようになっている。もちろん、各ゲーム機10毎に、それぞれ専用のメダル供給装置12を設置するようにしてもよい。以下では、2台のゲーム機10に対して1台の共用メダル供給装置12を設置した場合について説明する。
メダル供給装置12の上部には、左右の遊戯者がそれぞれメダル購入用のICカード、磁気カード等のカードを投入する投入口20を供えたカード処理部22が配設されている(図2)。カードはプリペイド式であり、別途遊戯者があらかじめ購入しておく。カード処理部22では、投入されたカードの読み取り部、および書き込み部(図示せず)を備え、メダル供給装置12の正面に設けられた払い出しボタン23を遊戯者が押すたびに、例えば1000円分のメダルが払い出され、カードには1000円分減算された金額が新たに書き込まれる。なお、一連の制御は、制御部24で行う。
カードの残額は、表示部25に表示される。全額使いきった場合には、カードは回収され、残額があるときは、返却ボタン26を押すことによって、投入口20より遊戯者に返却される。
なお、カード式でなく、直接、その都度紙幣を投入して、所定量のメダルを購入する方式であってもよい。この場合には、紙幣投入部、紙幣識別部、紙幣収納部等を備えた公知のボックス(図示せず)が配設される。
カード処理部22の下方には、メダル貯留部28が配設されている。このメダル貯留部28には、ゲーム機10の裏側等から、メダルを補充できるようになっている。
メダル貯留部28の下方には、公知のホッパー装置30が配設されている。このホッパー装置30は、メダル貯留部28から供給されるメダルを、遊戯者が払い出しボタン23を押すたびに、所定枚数(例えば50枚)のメダルを供給装置12の正面側に配設されたシューター32に送り出すようになっている。シューター32に送り込まれたメダルは、シューター32に連結されたフレキシブルなダクト34を通じて、ゲーム機10のメダル受け皿14に払い出される。
ホッパー装置30における、シューター32にメダルを送り出す機構は、例えば無端ベルトに1枚ずつメダルを載せて搬送する方式、あるいは、メダルが1枚ずつ収納される複数の切り欠き孔を備えた回転ディスクを回転させることにより、1枚づつメダルを送り出す方式など、公知の機構が採用される。
なお、本実施の形態では、2台のゲーム機10に対して1台のメダル供給装置12が共用されるため、ダクト34は、左右のゲーム機10の各メダル受け皿14にそれぞれメダルを払い出せるように、2つ設置される。一方、ホッパー装置30は1つのホッパー装置30を共用するのが便利である。そこで、図3に示すように、シューター32内に、各ダクト34にメダルを切り替えて送り込めるように、切り替えダンパー36を、軸37を中心に回転するように設け、各ダクト34へのメダル通路の開閉を行うようになっている。すなわち、制御部24では、例えば右側の遊戯者が、右側の払い出しボタン25を押したことを検知して、これによって切り替えダンパー36を制御し、右側のダクト34への通路が開くようにして、右側のゲーム機10のメダル受け皿14にメダルが払い出せるようにしている。
なお、メダル供給装置12は、必ずしもゲーム機10に隣接して設置する必要はなく、遊戯場内の適所に設置するものであってもよい。
続いてフレキシブルダクト34の構造について説明する。
ダクト34は、断面が扁平な枠状をなすダクト片が、多数、扁平な筒状をなすように積層された状態に連結部を介して連結されたフレキシブルダクトであって、前記ダクト片のうちの少なくとも一部のダクト片が、隣接するダクト片の長軸に対して長軸を所定角度ずつずらして連結されることにより、図4に示すように、軸線に対して捩れた筒状のダクト構造をなす。
そして、ダクト34は、連結部が遊びをもって連結されることによって、図4に示す、ほぼ直線状をなし、中途部で捩れた状態から、図5に示すように、両端側がほぼ90°捩れた状態に湾曲する状態間に亘ってフレキシブルに変形可能となっている。
図6〜図8は、ダクト片40の構造の一例を示す。ダクト片40は、合成樹脂で一体に設けられている。
ダクト片40は、メダルが通過可能なように、断面が扁平な枠状をなす。図に示す例では、扁平な四角形の枠状をなすものを示したが、楕円状、あるいは長円状であってもよい。なおダクト片40は、枠状部の一部が切り欠かれたものであってもよい。要は、メダルが通過可能な扁平な枠状体をなしていればよい。
ダクト片本体40aの一方の端面側には、連結部41をなす、弾性係止爪42が形成されている。弾性係止爪42は、ダクト片40の長軸方向の両端部側に設けられ、ダクト片40の端面から突出する舌片42aと、この舌片42aの先端に外方に向かって突出する爪部42bとからなる。また、ダクト片40の短軸方向の両端部側には、接続舌片44が設けられている。
弾性係止爪42と接続舌片44とは、隣接するダクト片40に反対側(弾性係止爪、接続舌片が設けられている側と反対側)から進入可能となっていて、その内壁面が、隣接するダクト片40の弾性係止爪42、接続舌片44の内壁面とほぼ接続するようになっていて、メダルをスムーズに通過させるようになっている。
また、ダクト片本体40aの他方側の、長軸方向の両端部側の内壁面には、隣接するダクト片40の弾性係止爪42の爪部42bが係入する溝部46(図8に一方のみ示す)が形成されている。弾性係止爪42は、舌片42aが弾性的に変形しつつ、隣接するダクト片40に進入し、爪部42bが溝部46に進入し、これにより両ダクト片40が連結される。なお、溝部46は、凹溝であっても、ダクト片本体40aの壁面を貫通するスリットであってもよい。溝部とは、凹溝、スリットの両者を含む概念とする。
また、連結部41として、爪部をダクト片本体40aの内壁側に突設し、溝部を舌片42aに設けるようにしてもよい(図示せず)。
上記のダクト片40を、複数連結することで、筒状のダクト構造が得られる。
また、弾性係止爪42が隣接するダクト片40の溝部46に遊びをもって係入するようにすることで、図9に示すように、ダクト片40の短軸方向の両端部の一方が外側、他方が内側となる方向に湾曲可能な、フレキシブル性を備えたダクト構造とすることができる。また、弾性係止爪42が隣接するダクト片40の溝部46に遊びをもって係入するようにすることで、図10に示すように、ダクト片40の長軸方向の両端部の一方が外側、他方が内側となる方向に湾曲可能な、フレキシブル性を備えたダクト構造とすることができる。なお、弾性係止爪42が隣接するダクト片40の溝部46に遊びをもって係入するとしても、両ダクト片40の連結が外れないように、両ダクト片40が、互いの長軸方向には、殆どずれないように形成するとよい。
ダクト構造が、図9、図10に示す方向に湾曲するようにするには、溝部46の縦横の幅を弾性係止爪42の幅よりも大きくなるように設定しておくとよい。
図11および図12は、隣接するダクト片40に対して長軸を所定回転角度ずつずらして連結することを可能に構成したダクト片40を示す。このダクト片40も合成樹脂によって一体に形成され、弾性係止爪42、接続舌片44、溝部46を有する点は図6〜図8に示すダクト片40と同じである。
ダクト片40を隣接するダクト片40に対して長軸を所定回転角度ずつずらして連結するために、本実施の形態では、ダクト片40は、ダクト片本体40aの長軸方向の両端部に設けられた弾性係止爪42がダクト片本体42aの短軸方向に対して所定回転角度傾斜するように設けられている。これに対して、上記図6〜図8に示されるダクト片40は、弾性係止爪42の伸びる方向が、ダクト片本体40aの短軸方向と平行である。
あるいは、ダクト片本体40aの長軸方向の両端部に設けた溝部46をダクト片本体40aの短軸方向に対して所定回転角度傾斜して設けるようにしてもよい(図示せず)。
なお、ダクト片本体40aの外形、内形は同一である。
また、弾性係止爪および溝部を、ダクト片本体の短軸方向の両端部側に設けて、ダクト片本体の長軸方向に対して所定回転角度傾斜するように設けてもよい。
これらのダクト片40を連結することにより、図4に示すダクト34の中途部に見られるように、軸線に対して捩れた筒状のダクト構造を構成することができる。
また、これらのダクト片40も、連結部に遊びを持たせて連結することによって、図9、図10に示すと同様に、軸線方向に捩れた状態のまま、湾曲させることができる。これにより、図5に示すように、大きな角度で捩れた状態および湾曲した状態にすることができるのである。
このダクト34を図4、図5に示すように、シューター32に取り付けて、メダル供給装置12のメダル払い出しダクトとすることができる。なお、ダクト構造の先端部に、断面扁平な筒体からなるノズル体50を取り付けてダクト34にしている。また、2つのダクト34は、左右方向の別なメダル受け皿14に向けて湾曲させるものであるため、互いに捩れ方向が逆となるダクト片40を用いている。
上記のように、図6〜図8に示すダクト片40、および図11、図12に示すダクト片40を適宜組み合わせて連結することによって、種々の角度で捩れ、および湾曲した状態のダクト構造とすることができる。
もちろん、図6〜図8に示すダクト片40のみを複数連結してダクト構造としてもよいし、図11、図12に示すダクト片40のみを複数連結してダクト構造としてもよい。
しかしながら、上記のようにフレキシブルなダクト構造となり、それ自体保形性を有しない。
そこで、ダクト構造に沿わせて、フレキシブルであって曲げた状態でそのまま形状を維持するフレキシブル部材を配設するようにすると好適である。
曲げた状態でそのままの形状を維持するフレキシブル部材としては、種々のタイプのものがあるが、例えば、硬鋼線を密な螺旋状に巻回して形成したスプリング体の外周に、断面が三角形状の軟鋼線をスプリングの隙間部分を埋めるように巻きつけて構成したフレキシブルチューブなどが好適である。あるいは、鉛の棒状体であってもよい。
このフレキシブル部材を、ダクト片本体40aの外周部外側に位置するようにして設けた通し孔(案内部)48に挿通することによって、ダクト34を曲げた状態で形状保持することができる。
案内部は通し孔48のような孔でなくともよい。すなわち、フレキシブル部材を摺動自在にガイドするものであればよい。
なお、ダクト34を自在に曲げると、フレキシブル部材とダクト34との曲率の差により、両者間に長さ方向のずれが生じる。このずれを吸収すると共に、両者を一体化するために、図13(a)に示すようなずれ吸収機構を採用した。
すなわち、ノズル体50の通し孔48aの入り口付近に内方に鍔状に突出する抜け止め部56を設け、通し孔48a内のフレキシブル部材52の先端部にフレキシブル部材52よりも大径の鍔部58を設け、この鍔部58と抜け止め部56との間に、コイルスプリング等の付勢部材54を配設し、ノズル体50およびダクト片40をフレキシブル部材52の軸線方向に付勢するようにしている。鍔部58は、ボルトをフレキシブル部材52の先端に固定して、このボルト頭部を鍔部とするなどして形成できる。
ダクト34は、フレキシブル部材52の一端側をシューター32にボルト60等の固定手段によって固定することでシューター32に取り付けられる。その際、ダクト34の一端側も、シューター32に係止される。あるいは、ダクト34の一端側を、適宜ストッパ(図示せず)を介して、フレキシブル部材52の一端側に係止するようにしてもよい。したがって、ダクト34は、付勢部材54の付勢力によってダクト片40間が圧縮される方向に付勢される。
フレキシブル部材52およびダクト34の一端側がシューター32に対して固定され、両者の他端側が互いに固定されずにフリー端に設けられることにより、ダクト34およびフレキシブル部材52が曲折することによる両者間の前記ずれは、通し孔48a内で、フレキシブル部材52の他端側が摺動することによって吸収される。
また、鍔部58と抜け止め部56とにより、ダクト34は、前記のように、捩れ、かつ湾曲可能に連結されつつも、外力が作用しても、各ダクト片が抜け落ちてしまうことがない。さらに、付勢部材54の付勢力によってダクト片40間が圧縮される方向に付勢されるから、ダクトが捩じられたり湾曲されたりした際にダクト片40間の弾性係止爪42と溝部46との係止が外れにくいとともに、ダクト片40間のガタを抑えることができる。
また、図13(a)に示した上記構成に替えて、図13(b)に示す構成を採用することも可能である。
すなわち、ノズル体50の通し孔48aをめくら孔とし、フレキシブル部材52の他端側とダクト(めくら孔底面)との間にダクト34をフレキシブル部材52の軸線方向に付勢する、コイルスプリング等の付勢部材55を配設し、フレキシブル部材52の他端側とダクトの他端側との間に付勢部材55の付勢力に抗して互いの抜け止めをする抜け止め部(ストッパ)56を設けるようにしている。ダクト34は、フレキシブル部材52の一端側をシューター32に適宜機構によって固定することでシューター32に取り付けられる。なお、図13(b)の構成の組み立ての際には、通し孔48aの端部に着脱可能に設けた栓部材62を外して、フレキシブル部材52および付勢部材55等を通し孔48a内に挿通する。
この構成によっても、ダクト34およびフレキシブル部材52が曲折することによる両者間の前記ずれを吸収することができ、また、鍔部58と抜け止め部56とにより各ダクト片が抜け落ちてしまうことがなく、さらに、付勢部材54の付勢力によってダクト片40間が離間する方向に付勢されるから、ダクト片40間のガタを抑えることができる。
このように、ダクト34に沿ってフレキシブル部材を添設することで、フレキシブル性を有するダクト34を、その湾曲した状態を保って保持できるので、メダルを確実にゲーム機10のメダル受け皿14内に払い出すことができる。また、ダクト34は、フレキシブル性を有するので、図4に示すような、ほぼ直線状とすることで、ゲーム機10の前面から外れる位置まで移動でき、ゲーム機10の入れ替えや、ゲーム機10の扉を開閉する際の障害とならないようにすることが可能である。
また、ダクト34とフレキシブル部材52間のずれ吸収機構は上記に限定されるものではない。
例えば、図13(a)の一端側の、ノズル体50とフレキシブル部材52との間の構造をダクト34の両端側に設けたものとしてもよい。あるいは、図13(b)の一端側の、ノズル体50とフレキシブル部材52との間の構造をダクト34の両端側に設けたものとしてもよい。
図14は、図13(a)の一端側の、ノズル体50とフレキシブル部材52との間の構造をダクト34の両端側に設けたものの例を示す。
すなわち、ダクト34の両端側にノズル体50を設け、各ノズル体50の通し孔48aの入り口付近に内方に鍔状に突出する抜け止め部56を設け、各通し孔48a内のフレキシブル部材52の先端部にフレキシブル部材52よりも大径の鍔部58を設け、この鍔部58と抜け止め部56との間に、コイルスプリング等の付勢部材54を配設し、ノズル体50およびダクト片40をフレキシブル部材52の軸線方向に付勢するようにしている。
ダクト34は、一方のノズル体50をボルト60の固定手段によって固定することでシューター32に取り付けられる。フレキシブル部材52の両端がフリー端に設けられ、ダクト34およびフレキシブル部材52が曲折することによる両者間の前記ずれは、付勢部材(コイルスプリング)54が伸縮することによって吸収される。
また、鍔部58と抜け止め部56とにより、ダクト34は、前記のように、捩れ、かつ湾曲可能に連結されつつも、外力が作用しても、各ダクト片が抜け落ちてしまうことがない。さらに、付勢部材54の付勢力によってダクト片40間が圧縮される方向に付勢されるから、ダクトが捩じられたり湾曲されたりした際にダクト片40間の弾性係止爪42と溝部46との係止が外れにくいとともに、ダクト片40間のガタを抑えることができる。
ゲーム機とメダル供給装置との配置関係を示す説明図である。 メダル供給装置の説明断面図である。 シューター内の構造を示す説明図である。 ダクトの捩れ状態を示す斜視図である。 ダクトの捩れ、および湾曲状態を示す斜視図である。 ダクト片の平面図である。 ダクト片の正面図である。 ダクト片の斜視図である。 ダクト構造の湾曲状態を示す説明図である。 ダクト構造の他の方向への湾曲状態を示す説明図である。 他のダクト片の正面図である。 他のダクト片の斜視図である。 ダクトとフレキシブル部材とを一体化させた状態(ずれ吸収機構)を示す説明図である。 ずれ吸収機構の他の実施例を示す説明図である。
符号の説明
10 ゲーム機
12 メダル供給装置
14 メダル受け皿
20 カード投入口
22 カード処理部
23 払い出しボタン
24 制御部
25 表示部
26 返却ボタン
28 メダル貯留部
30 ホッパー装置
32 シューター
34 ダクト
36 ダンパー
40 ダクト片
42 弾性係止爪
44 接続舌片
46 溝部
48、48a 通し孔
50 ノズル体
52 フレキシブル部材
54 付勢部材
56 抜け止め部
58 鍔部
60 固定手段

Claims (7)

  1. メダルをダクトを通じて払い出すメダル供給装置において、
    前記ダクトが、
    断面が扁平な枠状をなすダクト片が、多数、扁平な筒状をなすように積層された状態に連結部を介して連結されたフレキシブルなダクト構造であることを特徴とするメダル供給装置。
  2. 前記ダクト片のうちの少なくとも一部のダクト片が、隣接するダクト片の長軸に対して長軸を所定回転角度ずつずらして連結されることにより、軸線に対して捩れた筒状のダクト構造をもつことを特徴とする請求項1記載のメダル供給装置。
  3. 前記ダクトに沿わせて、フレキシブルであって曲げた状態でそのまま形状を維持するフレキシブル部材が設けられていることを特徴とするメダル供給装置。
  4. 前記ダクトおよびフレキシブル部材との間に、ダクトおよびフレキシブル部材が屈曲する際生じる両者間のずれを吸収するずれ吸収機構が設けられていることを特徴とする請求項3記載のメダル供給装置。
  5. 前記ずれ吸収機構は、前記フレキシブル部材と前記ダクトとの間に配設され、ダクトを、フレキシブル部材の軸線方向でダクト片間を圧縮する方向、または離間する方向に付勢する付勢部材を含むことを特徴とする請求項4記載のメダル供給装置。
  6. 前記連結部は、ダクト片本体の端面から突出する弾性係止爪と、ダクト片本体の内壁面に形成され、隣接するダクト片の弾性係止爪が遊びをもって係入する溝部とを有することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のメダル供給装置。
  7. 前記ダクト片が、断面が扁平な矩形状をなすことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載のメダル供給装置。
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