JP2006217050A - アンテナ実装基板及び携帯無線機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 落下等の衝撃によるケース変形時に、内蔵型アンテナの給電電極部及び短絡電極部と、回路基板の給電ランド及び短絡ランドのそれぞれとの接合部に作用する応力を低減して、それぞれの接合部が破壊するのを防止することができるアンテナ実装基板及び携帯無線機を提供する。
【解決手段】 給電電極部と短絡電極部とを有する細長形状の内蔵型アンテナ15と、給電ランドと短絡ランドとを有する回路基板4とを備え、内蔵型アンテナ15の給電電極部と前記回路基板4の給電ランドとを接合部9aを介して接合すると共に、内蔵型アンテナ15の短絡電極部と前記回路基板4の短絡ランドとを接合部9bを介して接合したアンテナ実装基板において、給電電極部9a及び短絡電極部9bを前記内蔵型アンテナ15の長さ方向中央部に配置した。
【選択図】 図4
【解決手段】 給電電極部と短絡電極部とを有する細長形状の内蔵型アンテナ15と、給電ランドと短絡ランドとを有する回路基板4とを備え、内蔵型アンテナ15の給電電極部と前記回路基板4の給電ランドとを接合部9aを介して接合すると共に、内蔵型アンテナ15の短絡電極部と前記回路基板4の短絡ランドとを接合部9bを介して接合したアンテナ実装基板において、給電電極部9a及び短絡電極部9bを前記内蔵型アンテナ15の長さ方向中央部に配置した。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ケース内に設けられる内蔵型アンテナを実装したアンテナ実装基板、及びそのような基板を有する、例えば携帯電話機等の携帯無線機に関するものである。
従来において、携帯電話機、無線機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)やデジタルカメラ、あるいはGPSアンテナを搭載したポータブルナビゲーション端末等の携帯無線機には、無線機の外観を構成するケース内に、回路基板を備えると共に、この回路基板上に内蔵型アンテナを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
例えば従来は、図10,図11に示すように、無線で送受信する携帯電話機1には、その上・下ケース2,3内に、回路基板4を備えると共に、この回路基板4上にチップアンテナ等の内蔵型アンテナ5を備えたものがある。内蔵型アンテナ5は、図10においては、例えば、符号A〜Dのうちのいずれか1箇所の位置に配置されるようになっている。
この内蔵型アンテナ5は、外部アンテナ(図示せず)と比較して低いその送受信感度を高めるために、上・下ケース2,3の外周部近傍の内側に配置されることが多く、また、回路基板4上に半田付け等によって実装(接合)されるようになっている。
一方、回路基板4は、上・下ケース2,3内の所定の位置に位置決めした状態で固定するために、図10,図11に示すように、上ケース2に設けられたネジボス6と、下ケース3に設けられたリブ3aにより位置決めされて固定されるようになっている。
すなわち、上ケース2にネジボス6を設けると共に、このネジボス6を下ケース3に形成した凹部19に嵌合させ、回路基板4に形成された係合凹部4aに上記ネジボス6を係合させ、ネジ部材用孔7にネジボス6と反対側から挿入されたオスネジ部材8のオスネジ部8aを、ネジボス6の軸線部に形成されたネジ孔にネジ結合させる。
このことにより、オスネジ部材8の頭部が、ネジ部材用孔7の半径外方の、下ケース3の環状板部をネジボス6の先端面側に押圧することにより、回路基板4が上・下ケース2,3内に固定されるようになっている。
このとき、下ケース3に設けられた筒状のリブ3aの先端部が、回路基板4の係合凹部4a近傍を押圧するように移動することにより、回路基板4に関してリブ3aと反対側の上ケース2の基板支持面2a側に回路基板4を押圧して、回路基板4はその厚さ方向に位置決めされるようになっている。
そして、前述したように、内蔵型アンテナ5は上・下ケース2,3の外周部近傍の内側に配置され、また、ネジボス6も上・下ケース2,3の外周部近傍の内側に設けられることが多いことから、回路基板4を上・下ケース2,3内に固定したとき、内蔵型アンテナ5がネジボス6の近傍に配置されることがある。
特開2001−217627号公報
しかしながら、このような構造の携帯電話機1において、落下等の衝撃が作用すると上・下ケース2,3が変形するが、回路基板4は上ケース2のネジボス6の近傍に固定されているため、上・下ケース2,3の変形に伴って、例えば図12のA部に示すように、係合凹部4aに応力が発生する。
このことにより、図13(a)に示すように、回路基板4の図中左端部が固定されている場合に、その図中右端部に力Fが加わると、図13(b)に示すように回路基板4が変形すると共に、回路基板4よりも内蔵型アンテナ5の方が剛性が高いことから、回路基板4と内蔵型アンテナ5との接合部9に応力が発生し、そのため接合部9の半田が破壊するおそれがあるという問題があった。
このように接合部9の半田が破壊すると、内蔵型アンテナ5の給電電極部及び短絡電極部の一方または両方と、回路基板4の給電ランド及び短絡ランドのそれぞれの一方または両方との間の接合が切り離されて、それぞれの間の導通が切断されてしまい、内蔵型アンテナ5がその機能を発揮できなくなってしまう。
内蔵型アンテナ5の給電電極部と短絡電極部は、内蔵型アンテナ5の長さ方向の端部に配置されて、それらが回路基板4の給電ランドと短絡ランドとに半田付けされた、接合部9により実装されている。
例えば、図14においては、内蔵型アンテナ5の図中下端部の給電電極部が、回路基板4の給電ランドに半田付けされて給電側接合部9aが形成され、内蔵型アンテナ5の図中上端部の短絡電極部が、回路基板4の短絡ランドに半田付けされて短絡側接合部9bが形成されている。
また、図15においては、図14に示す内蔵型アンテナ5に対して、給電側接合部9aと短絡側接合部9bの他に、内蔵型アンテナ5の長さ中央部にある固定端子部分が、回路基板4の固定用ランドに半田付けされて固定側接合部9cが形成されている点において異なるものである。
また、図16(a)に示すように、内蔵型アンテナ5の図中上端側の左側側部の給電電極部が、回路基板4の給電ランドに半田付けされた給電側接合部9aが形成され、この内蔵型アンテナ5を反対側から見た図16(b)に示すように、内蔵型アンテナ5の図中上端側の右側側部の短絡電極部が、回路基板4の短絡ランドに半田付けされて短絡側接合部9bが形成されている。
そして、図16(a)、(b)に示すように、内蔵型アンテナ5の図中下端側の左右両側部の2つの固定端子部分が、回路基板4の2つの固定用ランドに半田付けされて2つの固定側接合部9cが形成されている。
また、図17(a)に示すように、内蔵型アンテナ5の図中上端側の左側側部の給電電極部が、回路基板4の給電ランドに半田付けされて給電側接合部9aが形成され、この内蔵型アンテナ5を反対側から見た図17(b)に示すように、内蔵型アンテナ5の図中上端側の右側側部の短絡電極部が、回路基板4の短絡ランドに半田付けされて短絡側接合部9bが形成されている。
そして、図17(a)、(b)に示すように、内蔵型アンテナ5の図中下端側の左右両側部の2つの固定端子部分が、回路基板4の2つの固定用ランドに半田付けされて2つの固定側接合部9cが形成されていると共に、内蔵型アンテナ5の長さ中央部の左右両側部の2つの固定端子部分も、回路基板4の2つの固定用ランドに半田付けされて2つの固定側接合部9cが形成され、合計4つの固定側接合部9cが形成されている。
そして、特に、図10の回路基板4の符号A〜Dの各位置に内蔵型アンテナ5を配置した場合のように、変形し易い回路基板4の長さ方向に内蔵型アンテナ5の長さ方向が沿うように配置して実装した場合は、図13(b)に示すように、内蔵型アンテナ5端部の接合部9の半田にクラック(亀裂)が発生(破壊)し易くなって、このように破壊することにより内蔵型アンテナ5が機能しなくなるといった問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、落下等の衝撃によるケース変形時に、内蔵型アンテナの給電電極部及び短絡電極部と、回路基板の給電ランド及び短絡ランドのそれぞれとの接合部に作用する応力を低減して、それぞれの接合部が破壊するのを防止することができるアンテナ実装基板及び携帯無線機を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明によるアンテナ実装基板は、
給電電極部と短絡電極部とを有する細長形状の内蔵型アンテナと、
給電ランドと短絡ランドとを有する回路基板とを備え、
前記内蔵型アンテナの給電電極部と前記回路基板の給電ランドとを接合部を介して接合すると共に、
前記内蔵型アンテナの短絡電極部と前記回路基板の短絡ランドとを接合部を介して接合したアンテナ実装基板において、
前記給電電極部及び前記短絡電極部を前記内蔵型アンテナの長さ方向中央部に配置したことを特徴とするものである。
給電電極部と短絡電極部とを有する細長形状の内蔵型アンテナと、
給電ランドと短絡ランドとを有する回路基板とを備え、
前記内蔵型アンテナの給電電極部と前記回路基板の給電ランドとを接合部を介して接合すると共に、
前記内蔵型アンテナの短絡電極部と前記回路基板の短絡ランドとを接合部を介して接合したアンテナ実装基板において、
前記給電電極部及び前記短絡電極部を前記内蔵型アンテナの長さ方向中央部に配置したことを特徴とするものである。
また、本発明によるアンテナ実装基板は、前記内蔵型アンテナの長さ方向端部には固定端子部を備えると共に、前記回路基板上には固定用ランドを備え、該固定用ランドと前記固定端子部とを接合部を介して接合することが好ましい。
また、本発明によるアンテナ実装基板は、前記内蔵型アンテナはセラミック製のチップアンテナであると共に、前記接合部は半田接合部であるものが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明による携帯無線機は、
ケースと、該ケース内に固定された回路基板と、該回路基板に接合部を介して実装される内蔵型アンテナとを備え、
前記内蔵型アンテナは、細長形状を有すると共に、給電電極部と短絡電極部とを有し、
前記回路基板は、給電ランドと短絡ランドとを有し、
前記内蔵型アンテナの給電電極部と前記回路基板の給電ランドとを接合部を介して接合すると共に、
前記内蔵型アンテナの短絡電極部と前記回路基板の短絡ランドとを接合部を介して接合した携帯無線機において、
前記給電電極部と前記短絡電極部は、内蔵型アンテナの長さ方向中央部に設けられていることを特徴とするものである。
ケースと、該ケース内に固定された回路基板と、該回路基板に接合部を介して実装される内蔵型アンテナとを備え、
前記内蔵型アンテナは、細長形状を有すると共に、給電電極部と短絡電極部とを有し、
前記回路基板は、給電ランドと短絡ランドとを有し、
前記内蔵型アンテナの給電電極部と前記回路基板の給電ランドとを接合部を介して接合すると共に、
前記内蔵型アンテナの短絡電極部と前記回路基板の短絡ランドとを接合部を介して接合した携帯無線機において、
前記給電電極部と前記短絡電極部は、内蔵型アンテナの長さ方向中央部に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明による携帯無線機は、前記内蔵型アンテナの長さ方向端部には固定端子部を備えると共に、前記回路基板上には固定用ランドを備え、該固定用ランドと前記固定端子部とを接合部を介して接合することが好ましい。
また、本発明による携帯無線機は、前記回路基板は、前記給電ランド及び前記短絡ランドを有する面の平面形状が縦方向と横方向の長さが異なる形状を有し、前記内蔵型アンテナはその長さ方向が前記回路基板の縦方向及び横方向のうち長さの長い方に沿って配置することもできる。
また、本発明による携帯無線機は、前記内蔵型アンテナはセラミック製のチップアンテナであると共に、前記接合部は半田接合部であるものが好ましい。
このような構成のアンテナ実装基板及び携帯通信機によれば、落下等の衝撃によるケース変形時に、内蔵型アンテナの給電電極部及び短絡電極部と、回路基板の給電ランド及び短絡ランドとの接合部に作用する応力を低減して、それらの接合部が破壊するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図4は、本発明による携帯通信機の第1の実施の形態について説明するために参照する図である。従来と同様の部品には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についてはその重複する説明を省略するものとする。
図1ないし図4は、本発明による携帯通信機の第1の実施の形態について説明するために参照する図である。従来と同様の部品には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についてはその重複する説明を省略するものとする。
図1は、本実施の形態に係る携帯電話機10(携帯通信機)を示す図であり、この携帯電話機10は、複数のキー16が操作可能に配置された操作部14及びマイクロフォン38が設けられた第1ケース11と、表示部17及びスピーカー36が設けられた第2ケース21を備えている。これらの第1ケース11と第2ケース21との間にはヒンジ18が設けられていて、このヒンジ18を介して第1ケース11と第2ケース21は、図1に示す開いた状態から、第2ケース21が回動して操作部14を覆うように、第1ケース11に重ね合わされた閉じた状態にすることができる。
図2は、携帯電話機10の回路構成を示すブロック図である。携帯電話機10は、すでに説明した操作部14及び表示部17の他に、無線部32、記憶部34、スピーカー36及びマイクロホン38を備えており、これらは制御部42に制御されて動作するようになっている。ここで、操作部14、表示部17、無線部32、記憶部34、制御部42、スピーカー36及びマイクロホン38は、従来の一般的な携帯電話機と同様に動作するものである。
第1ケース11は、図3に示すように、上ケース2と下ケース3とから構成されており、上ケース2の内側には、キー16を押圧操作することによりON動作するスイッチ素子を有するキーモジュール22が配置されている。
そして、このキーモジュール22を上ケース2に組付けたときは、キー16の各々が、上ケース2に形成されたキー嵌合孔2cの各々に嵌合して、その先端部が外部に露出するようになっている。
キーモジュール22と下ケース3との間には、複数の電子部品(図示せず)を配置した回路基板4が配置されている。また、回路基板4には、従来と同様に、図10に示す、例えば、符号A〜Dのうちのいずれか1箇所の位置に、セラミック製のチップアンテナ15(内蔵型アンテナ)が配置されるようになっている。
このような内蔵型のチップアンテナ15は、回路基板4に、従来と同様に、図13に示すように、半田付けによる接合部9を介して実装されている。そして、内蔵型のチップアンテナ15は細長形状に形成され、その長さが回路基板4の縦方向に沿うように回路基板4に実装されている。
図4は、直方体形状を有するセラミックス等の誘電体内に放射電極層を内蔵したチップアンテナ15を回路基板4に実装した例を示したもので、チップアンテナ15の両端面には固定端子部分が設けられ、これら固定端子部分は、回路基板4の2つの固定用ランドに半田付けされて、2つの固定側接合部9cが形成されている。また、チップアンテナ15の長さ方向中央部には、給電電極部及び短絡電極部がそれぞれ設けられ、このうち給電電極部は、回路基板4の給電ランドに半田付けされて給電側接合部9aが形成され、給電電極部の隣りにある短絡電極部は、回路基板4の短絡ランドに半田付けされて短絡側接合部9bが形成されている。
このような本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ実装基板及び携帯無線機によれば、チップアンテナ15の給電電極部及び短絡電極部と、回路基板4の給電ランド及び短絡ランドのそれぞれとが半田付けされた給電側接合部9a及び短絡側接合部9bは、チップアンテナ15の端部ではなくその長さ方向中央部に配置されているので、落下等の衝撃によるケース変形時に、それらに作用する応力を低減することができるため、接合部9a,9bの半田が破壊するのを防止することができる。
このため、回路基板4の給電ランド及び短絡ランドの一方または両方と、チップアンテナ15の給電電極部及び短絡電極部の一方または両方のそれぞれとの間の接合が切り離されて、それぞれの間の導通が遮断されてしまうのを防止することができるので、チップアンテナ15がその機能を発揮できなくなってしまうことを防止することができる。
また、このような実施の形態によれば、チップアンテナ15の給電電極部が、チップアンテナ15の長さ方向中央部に配置されるため、回路基板4のグランドに高周波電流を流すことなく、自己相似形状、自己補対形状のセラミックアンテナを実現し易くなる。
また、上記第1の実施の形態によれば、給電側接合部9a及び短絡側接合部9bをチップアンテナ15の長さ方向中央部に配置するだけでよいので、材料費の上昇、歩留まりの悪化、或は製造工数の増加が生じることなく、上記のような効果を得ることができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態について説明するために参照する図である。この第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態に係る、図4に示すチップアンテナ15に対して、その両端面の固定側接合部9cと、その長さ方向中央部に配置された給電側接合部9a及び短絡側接合部9bのそれぞれとの間には、2箇所ずつ固定端子部分があり、これらの固定端子部分が回路基板4の固定用ランドに半田付けされて固定側接合部9cが2箇所ずつ設けられている点において異なるものである。したがって、この第2の実施の形態においては、固定側接合部9cが計6箇所に設けられていることになる。
このような本発明の第2の実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、この第2の実施の形態によれば、1回目の衝撃により、チップアンテナ15の長さ方向の一方又は両方の端部の固定側接合部9cが破壊したとしても、その隣りの、端部より中央寄りの2つの固定側接合部9cの少なくとも1つが破壊してなければ、2回目の衝撃により、給電側接合部9aや短絡側接合部9bは容易には破壊しないので、図4に示す、前記第1の実施の形態に係るチップアンテナ15よりも、給電側接合部9aや短絡側接合部9bの破壊をより確実に防止することができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態について説明するために参照する図である。図6(a)に示すように、チップアンテナ25は、図4に示すチップアンテナ15に対して、誘電体の幅が幅広に形成されていると共に、その長さ方向中央部の左側側部に給電電極部が設けられ、この給電電極部が回路基板4の給電ランドに半田付けされて給電側接合部9aが形成され、このチップアンテナ25を反対側から見た図6(b)に示すように、チップアンテナ25の長さ方向中央部の右側側部に短絡電極部が設けられ、この給電電極部が回路基板4の短絡ランドに半田付けされて短絡側接合部9bが形成されている。
そして、チップアンテナ25の両端部の左右両側部の4つの固定端子部分は、回路基板4の対応する4つの固定用ランドに半田付けされて、4つの固定側接合部9cが形成されている。
このような本発明の第3の実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図7は、直方体形状を有するセラミックス等の誘電体表面に帯状の放射電極層25aを形成したチップアンテナ25を回路基板4に実装した例を示したもので、前記放射電極層25aは給電側接合部9aから導通されるように、放射電極層25aと給電側接合部9aとが細長い導通パターン層25bにより接続されている。
また、チップアンテナ25を反対側から見た図7(b)に示すように、放射電極層25aは短絡側接合部9bに導通するように、放射電極層25aと短絡側接合部9bとが細長い導通パターン層25cにより接続されている。
図8は、図6に示すチップアンテナ25に、図7に示す放射電極層25aと異なるくし歯状の放射電極層25dが形成された状態を示した実施例を示す図である。
図8(a)に示すように、放射電極層25dは給電側接合部9aから導電されるように、放射電極層25dと給電側接合部9aとが細長い導通パターン層25eにより接続されている。
また、チップアンテナ25を反対側から見た図8(b)に示すように、放射電極層25dは短絡側接合部9bに導通するように、放射電極層25dと短絡側接合部9bとが細長い導通パターン層25fにより接続されている。
図9は、本発明の第4の実施の形態について説明するために参照する図である。図9(a)に示すように、チップアンテナ25の両端部の左側側部の固定端子部分は、回路基板4の固定用ランドに半田付けされて固定側接合部9cが両端部に形成されている。
そして、チップアンテナ25の左側側部の長さ方向中央部にある給電電極部は、回路基板4の給電ランドに半田付けされて給電側接合部9aが形成されている。
さらに、チップアンテナ25の両端部の固定側接合部9cのそれぞれと、給電側接合部9aとの間には、固定端子部分が固定用ランドに半田付けされた固定側接合部9cが、それぞれ2箇所ずつ設けられている。
また、チップアンテナ25を反対側から見た図9(b)に示すように、チップアンテナ25の両端部の右側側部の固定端子部分は、回路基板4の固定用ランドに半田付けされて固定側接合部9cが形成されている。
そして、チップアンテナ25の右側側部の長さ中央部にある短絡電極部は、回路基板4の短絡ランドに半田付けされて短絡側接合部9bが形成されている。
さらに、チップアンテナ25の両端部の固定側接合部9cのそれぞれと、短絡側接合部9bとの間には、固定端子部分が固定用ランドに半田付けされた固定側接合部9cが、それぞれ2箇所ずつ設けられている。
このような本発明の第4の実施の形態によっても、前記第1、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施の形態においては、内蔵型アンテナにセラミック製のチップアンテナを用いた場合について説明したが、セラミック製のチップアンテナに限定する必要はなく、それ以外のどのような種類の内蔵型アンテナを用いてもよい。
また、前記実施の形態においては、チップアンテナ15、25と回路基板4との間の接合部として、半田接合部を用いた場合について説明したが、接合部は半田に限定する必要はなく、それ以外の、接着剤等のような、どのような種類の材料の接合部を用いてもよい。
また、前記第1〜第4の実施の形態において説明した給電側接合部9aと短絡側接合部9bは、それらの位置が入れ替わるように、チップアンテナ15、25の給電電極部及び短絡電極部と、回路基板4の給電ランド及び短絡ランドのそれぞれの位置を入れ替えて配置してもよい。
1 携帯電話機
2 上ケース
2a 基板支持面
3 下ケース
3a リブ
4 回路基板
4a 係合凹部
5 内蔵型アンテナ
6 ネジボス
7 ネジ部材用孔
8 オスネジ部材
8a オスネジ部
9 接合部
10 携帯電話機
11 第1ケース
14 操作部
15 チップアンテナ
16 キー
17 表示部
18 ヒンジ
19 凹部
21 第2ケース
22 キーモジュール
25 チップアンテナ
25a,25d 放射電極層
32 無線部
34 記憶部
36 スピーカー
38 マイクロホン
42 制御部
2 上ケース
2a 基板支持面
3 下ケース
3a リブ
4 回路基板
4a 係合凹部
5 内蔵型アンテナ
6 ネジボス
7 ネジ部材用孔
8 オスネジ部材
8a オスネジ部
9 接合部
10 携帯電話機
11 第1ケース
14 操作部
15 チップアンテナ
16 キー
17 表示部
18 ヒンジ
19 凹部
21 第2ケース
22 キーモジュール
25 チップアンテナ
25a,25d 放射電極層
32 無線部
34 記憶部
36 スピーカー
38 マイクロホン
42 制御部
Claims (7)
- 給電電極部と短絡電極部とを有する細長形状の内蔵型アンテナと、
給電ランドと短絡ランドとを有する回路基板とを備え、
前記内蔵型アンテナの給電電極部と前記回路基板の給電ランドとを接合部を介して接合すると共に、
前記内蔵型アンテナの短絡電極部と前記回路基板の短絡ランドとを接合部を介して接合したアンテナ実装基板において、
前記給電電極部及び前記短絡電極部を前記内蔵型アンテナの長さ方向中央部に配置したことを特徴とするアンテナ実装基板。 - 前記内蔵型アンテナの長さ方向端部には固定端子部を備えると共に、前記回路基板上には固定用ランドを備え、該固定用ランドと前記固定端子部とを接合部を介して接合してあることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ実装基板。
- 前記内蔵型アンテナはセラミック製のチップアンテナであると共に、前記接合部は半田接合部であることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ実装基板。
- ケースと、該ケース内に固定された回路基板と、該回路基板に接合部を介して実装される内蔵型アンテナとを備え、
前記内蔵型アンテナは、細長形状を有すると共に、給電電極部と短絡電極部とを有し、
前記回路基板は、給電ランドと短絡ランドとを有し、
前記内蔵型アンテナの給電電極部と前記回路基板の給電ランドとを接合部を介して接合すると共に、
前記内蔵型アンテナの短絡電極部と前記回路基板の短絡ランドとを接合部を介して接合した携帯無線機において、
前記給電電極部と前記短絡電極部は、内蔵型アンテナの長さ方向中央部に設けられていることを特徴とする携帯無線機。 - 前記内蔵型アンテナの長さ方向端部には固定端子部を備えると共に、前記回路基板上には固定用ランドを備え、該固定用ランドと前記固定端子部とを接合部を介して接合してあることを特徴とする請求項4に記載の携帯無線機。
- 前記回路基板は、前記給電ランド及び前記短絡ランドを有する面の平面形状が縦方向と横方向の長さが異なる形状を有し、前記内蔵型アンテナはその長さ方向が前記回路基板の縦方向及び横方向のうち長さの長い方に沿って配置してあることを特徴とする請求項4又は5に記載の携帯無線機。
- 前記内蔵型アンテナはセラミック製のチップアンテナであると共に、前記接合部は半田接合部であることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか一に記載の携帯無線機。
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- 2005-02-01 JP JP2005025269A patent/JP2006217050A/ja active Pending
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