JP2006216270A - 三相漏電遮断器 - Google Patents

三相漏電遮断器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006216270A
JP2006216270A JP2005025515A JP2005025515A JP2006216270A JP 2006216270 A JP2006216270 A JP 2006216270A JP 2005025515 A JP2005025515 A JP 2005025515A JP 2005025515 A JP2005025515 A JP 2005025515A JP 2006216270 A JP2006216270 A JP 2006216270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
zero
power
current transformer
surge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005025515A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Toyama
博之 外山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Electric Inc
Original Assignee
Kawamura Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawamura Electric Inc filed Critical Kawamura Electric Inc
Priority to JP2005025515A priority Critical patent/JP2006216270A/ja
Publication of JP2006216270A publication Critical patent/JP2006216270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Abstract

【課題】 三相のうち何れか1相が欠相しても漏電を確実に検知して遮断操作する三相漏電遮断器において、過大サージによる危険な故障の発生を簡易な構成で防ぐことを可能とする。
【解決手段】 三相電路の3本の電力線1を挿通した零相変流器2により漏電電流を検出して遮断信号を出力する遮断制御手段3は、3本の電力線1の夫々に接続した3本の電源線10により電力の供給を受け、その電源線10にスター結線された3個のサージ吸収素子6の一端を夫々接続した。このスター結線されたサージ吸収素子6の何れか1本の線路11を零相変流器2に挿通した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、三相漏電遮断器に関し、特に耐サージ性の向上を図った三相漏電遮断器に関する。
従来の三相3線式電路に使用される漏電遮断器は、例えば図2の回路図に示すように構成され、漏電を検知して遮断信号を出力する電子制御部15の電源はR相及びT相から採っていた。しかし、これではR相或いはT相のどちらか1相が欠相すると、漏電が発生しても遮断動作しなくなってしまい、欠相により負荷が停止した場合や点検している時に感電事故が発生する場合があり危険であった。尚、図2において、16は漏電を検出するための零相変流器、17は電路を遮断操作するトリップコイルである。
そのため、図3に示すように漏電遮断器の電子制御部15の電源を三相全てからとる方法があるが、この場合、電子制御部15を雷サージ等から保護するバリスタ(サージ吸収素子)ZNR1〜ZNR3が各相間に必要となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−15961号公報 実開昭57−135836号公報
しかし、上記相間に設けたバリスタZNR1〜ZNR3は過大サージにより故障するとショートモードになり、破裂することがあった。破裂すると、バリスタの爆風が、遮断器内部で線間短絡を誘発したり、筐体内圧が上昇してカバーが割れて飛散する事もあった。そのため、特許文献2に示すように、単相の場合はバリスタに直列に抵抗を備えたバイパス回路を設けることで、バリスタの破裂防止を図る構成が考えられるが、3個のバリスタZNR1〜ZNR3が接続されている場合、破裂防止の対策は難しかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、三相のうち何れか1相が欠相しても漏電を確実に検知して遮断操作する三相漏電遮断器において、過大サージによる危険な故障の発生を簡易な構成で防ぐことが可能な三相漏電遮断器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、請求項1に記載の発明は、三相電路の3本の電力線を挿通するよう設置した零相変流器と、前記三相電路を電源から遮断する遮断機構と、前記零相変流器により漏電を検出して前記遮断機構を遮断動作させる遮断制御手段とを有する三相漏電遮断器において、前記遮断制御手段は、前記3本の電力線から電力の供給を受けるための3本の電源線を有すると共に、前記電源線にはスター結線された3個のサージ吸収素子の一端が対応して接続され、スター結線したサージ吸収素子の何れか1本の線路が前記零相変流器に挿通されて成ることを特徴とする。
この構成により、三相のうち一相が欠相しても遮断制御手段は制御動作を続け、漏電を検知して遮断することができる。また、サージ吸収素子に異常電流が流れたら遮断動作する。
本発明によれば、雷サージ等の発生によりサージ吸収素子の何れかに異常電流が流れると、零相変流器がそれを検出して遮断機構がトリップ動作するので、サージ吸収素子を3個備えた構成であっても簡易な回路構成で破裂等の事故を防ぐことができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る三相漏電遮断器の一例を示す回路図であり、1はR,S,Tの三相から成る三相3線式電路の電力線、2は零相変流器、3は遮断制御手段、4は開閉動作する接点部、5は遮断機構としてのトリップコイル、6(6a〜6c)はサージ吸収素子、7は漏電を検出してトリップコイル作動信号を出力する電子制御部である。尚、8は電源側三相電路に接続する入力端子、9は負荷側三相電路に接続する出力端子を示している。、
零相変流器2は三相電路の3本の電力線1を挿通して設置され、零相変流器2の出力電流は電子制御部7に入力される。また、電子制御部7は3本の電力線1に接続した3本の電源線10を有し、三相の全てから電力の供給を受け、内部に設けた整流回路(図示せず)で整流している。
サージ吸収素子6は、この3本の電源線10の夫々に一端が接続され、他端は互いに連結されてスター結線が成されている。そして、そのうちの1個のサージ吸収素子6aが接続された線路11が零相変流器2に挿通或いは巻回されている。
尚、電子制御部7はIC化された電圧検出回路が設けられ、零相変流器2の出力電流を電圧に変換した信号が入力され、電圧が所定値を超えたら漏電発生と判断して信号を出力し、その信号を受けてトリップコイル5が作動するよう構成されている。
このように構成された三相漏電遮断器はサージ発生時に次のように動作する。R−S間にサージが侵入したら、R−S間に直列接続された2つのサージ吸収素子6a,6bで吸収する。また、S−T間にサージが侵入したら、S−T間に直列接続された2つのサージ吸収素子6b,6cで吸収する。そして、T−R間にサージが侵入したら、T−R間に直列接続された2つのサージ吸収素子6c,6aで吸収される。このように、比較的小さなサージに対しては良好に吸収できる。
そして、過大サージ等によりどれか1つのサージ吸収素子6が劣化してショートモードになると、他の2つのサージ吸収素子6には制限電圧を超える電圧が印加され、どのサージ吸収素子6にも電流が流れる。この電流は、零相変流器2に挿通した線路11にも流れ、この電流を零相変流器2が検出して電子制御部7に知らせ、電子制御部7はそれを漏電発生と判断してトリップコイル5をトリップさせる。こうして、サージ吸収素子6に印加される電圧を瞬時に遮断する。
このように、雷サージ等の発生によりサージ吸収素子の何れかに異常電流が流れると、零相変流器がそれを検出して遮断機構がトリップ動作するので、サージ吸収素子を3個備えた構成であっても簡易な回路構成で破裂等の事故を防ぐことができる。
本発明に係る三相漏電遮断器の実施形態の一例を示す回路ブロック図である。 従来の三相漏電遮断器の回路ブロック図である。 従来の三相漏電遮断器の他の例を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1・・電力線、2・・零相変流器、3・・遮断制御手段、5・・トリップコイル(遮断機構)、6(6a,6b,6c)・・サージ吸収素子、10・・電源線、11・・線路。

Claims (1)

  1. 三相電路の3本の電力線を挿通するよう設置した零相変流器と、前記三相電路を電源から遮断する遮断機構と、前記零相変流器により漏電を検出して前記遮断機構を遮断動作させる遮断制御手段とを有する三相漏電遮断器において、
    前記遮断制御手段は、前記3本の電力線から電力の供給を受けるための3本の電源線を有すると共に、前記電源線にはスター結線された3個のサージ吸収素子の一端が対応して接続され、スター結線したサージ吸収素子の何れか1本の線路が前記零相変流器に挿通されて成ることを特徴とする三相漏電遮断器。
JP2005025515A 2005-02-01 2005-02-01 三相漏電遮断器 Pending JP2006216270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005025515A JP2006216270A (ja) 2005-02-01 2005-02-01 三相漏電遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005025515A JP2006216270A (ja) 2005-02-01 2005-02-01 三相漏電遮断器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006216270A true JP2006216270A (ja) 2006-08-17

Family

ID=36979336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005025515A Pending JP2006216270A (ja) 2005-02-01 2005-02-01 三相漏電遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006216270A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240028A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitoshi Kijima 雷保護装置、雷保護機能付分電盤

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10191552A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 Fuji Electric Co Ltd 漏電遮断器の過電圧検出回路
JP2004265645A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Kawamura Electric Inc 3相回路遮断器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10191552A (ja) * 1996-12-25 1998-07-21 Fuji Electric Co Ltd 漏電遮断器の過電圧検出回路
JP2004265645A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Kawamura Electric Inc 3相回路遮断器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240028A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitoshi Kijima 雷保護装置、雷保護機能付分電盤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2541715B1 (en) Dc power supply insulation fault detection circuit
JP2016537631A (ja) 回路の電気的故障を検出する方法
EP2110917A2 (en) Method of setting a ground fault trip function for a trip unit and a trip unit having a defined trip function for ground fault protection
JP4756991B2 (ja) 自動投入機構を備えたサージ保護装置
JP2006216270A (ja) 三相漏電遮断器
KR200445114Y1 (ko) 다수 센서와 연동되는 트립 연동단자를 내장한 누전 차단기
US20130120091A1 (en) Residual-current circuit breaker
KR101104559B1 (ko) 소손 방지용 모터 기동 회로
CA3116434C (en) A circuit interrupter for interrupting an electric current during fault conditions
KR102038635B1 (ko) 서지 프리 자동복구형 누전차단기
JP2006156304A (ja) 漏電保護装置
KR100712672B1 (ko) 일체식 2단 접점 개폐구조를 갖는 자동복귀형 누전차단기
JP2006302777A (ja) タップコンセント
JP2005216829A (ja) 三相4線式漏電遮断器
JP6209109B2 (ja) 保護継電装置
JP5431080B2 (ja) 電流差動保護継電装置
JP2004015961A (ja) 三相欠相保護付漏電遮断器
KR102036413B1 (ko) 피상전력 검출요소를 이용한 발전기 차단기 차단실패 보호요소 로직
JP2008181748A (ja) 電力制限器
JP2006296102A (ja) 漏電遮断装置
JPH08273514A (ja) 漏電検出装置
JP2001314031A (ja) 漏電遮断器
JP5949664B2 (ja) 受変電設備のcrサプレッサ用抵抗器不良検出装置
JP2005168150A (ja) 保護継電装置の自動点検装置
JP2013070475A (ja) 継電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110105