JP2006214141A - トンネル掘削機 - Google Patents

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Takashi Nakane
隆 中根
Hiroaki Tomimatsu
宏明 富松
Kazuo Takamizawa
計夫 高見沢
Shunichi Sonomura
俊一 園村
Fushi Ogawa
普史 小川
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Abstract

【課題】 カッターを駆動することによってトンネルを掘削するトンネル掘削機において、外部から内部に土砂や泥水が浸入することを防止するためのシール部材の発熱を抑えて、カッターを高速回転することを可能とする。
【解決手段】 本体部5と、カッターを駆動するために、所定の回転中心軸CL1を回転中心にして回転すると共に、前記回転中心軸CL1を中心とした所定の半径のところに円環状の表面を備えた回転部材15と、前記回転部材15の円環状の表面と対向する円環状の表面を備え、この円環状の表面の中心が前記回転中心軸CL1上に位置するように設けられ、前記回転中心軸CL1を回転中心にして前記回転部材15と同じ方向に前記回転部材15よりも遅い回転角速度で回転する中間部材31と、前記回転部材15と前記中間部材31との間をシールするシール部材41とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル掘削機に係り、特に、シールの温度上昇を抑えてカッターを高速回転することができるものに関する。
従来、カッターを支持している回転部材(環状部材)と、本体部(シール支持部材)との間にシール部材を配して、カッター側から前記トンネル掘削機の内部に土砂や泥水が浸入することを防止する構成のトンネル掘削機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−254594号公報
ところで、前記従来のトンネル掘削機では、通常、シール部材としてゴムが使用されており、カッターを高速回転すると、前記シール部材からの発熱量が多くなり、使用に耐え難いという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、カッターを駆動することによってトンネルを掘削するトンネル掘削機において、外部から内部に土砂や泥水が浸入することを防止するためのシール部材の発熱を抑えて、カッターを高速回転することができるトンネル掘削機を提供することを目的とする。
カッターを駆動することによってトンネルを掘削するトンネル掘削機において、本体部と、前記カッターを駆動するために、所定の回転中心軸を回転中心にして前記本体部に対し回転すると共に、前記回転中心軸を中心とした所定の半径のところに円環状の表面を備えた回転部材と、前記回転部材の円環状の表面と対向する円環状の表面を備え、この円環状の表面の中心が前記回転中心軸上に位置するように設けられ、前記回転中心軸を回転中心にして前記本体部に対し前記回転部材と同じ方向に前記回転部材よりも遅い回転角速度で回転する中間部材と、前記回転部材と前記中間部材との間をシールするシール部材とを有する。
本発明によれば、カッターを駆動することによってトンネルを掘削するトンネル掘削機において、外部から内部に土砂や泥水が浸入することを防止するためのシール部材の発熱を抑えて、カッターを高速回転することができるという効果を奏する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシールド掘削機1の概略構成を示す断面図である。
前記シールド掘削機1は、たとえば円筒状に形成されたシールドフレーム3を具備した本体部5を備え、この本体部5の前側(シールド掘削機1が穴を掘るときに前進する側)には、掘削を行うためのカッター(図示せず)が配置されているカッターヘッド7が設けられている。
前記カッターヘッド7の後側には、隔壁9が設けられている。この隔壁9は、前記シールドフレーム3に一体的に設けられていると共に、前記本体部5を構成している。
前記隔壁9には、泥水を前記カッターに送り込むための送泥管11と、この送り込まれた泥水と前記カッターによって掘削された土砂との混合物を排出するための排泥管13とが設けられている。
なお、今回図面には表されていないが、スクリューコンベヤで掘削された土砂を搬出する土圧式シールドについての適用も可能である。
前記カッターヘッド7の後側(シールド掘削機1の前後方向において、たとえば前記隔壁9とほぼ同じ位置)であって前記シールドフレーム3の内側には、回転部材15が設けられている。
前記回転部材15は、前記シールドフレーム3の内側を通る所定の回転中心軸(たとえば、前記シールドフレーム3の中心軸)CL1を回転中心にして、前記本体部5に対し回転するように設けられている。
そして、前記回転部材15が回転すると前記カッターヘッド7が回転し前記カッターが駆動するようになっている。
前記シールド掘削機1の後側には、このシールド掘削機1を前進させるための推進装置(図示せず)が設けられており、前記カッターを回転駆動し前記推進装置で前進することにより、セグメントで内壁を形成しつつ、シールド掘削機1がトンネルを掘削するようになっている。
ここで、前記カッターヘッド7や前記回転部材15を回転するための機構等について説明する。
前記回転部材15の後側には、前記回転部材15を支持するための軸受け17と、アクチュエータ(たとえばモータ)19と、円盤状の支持部材21とが設けられており、前記回転部材15の前側は、中間ビーム23を介して、前記カッターヘッド7に接続されている。
前記支持部材21は、前記シールドフレーム3に一体的に設けられており、前記回転部材15を支持するための軸受け17は、前記回転部材15と前記支持部材21との間に設けられており、前記軸受け17によって、前記回転部材15(前記カッターヘッド7)にかかるスラスト方向の力とラジアル方向の力とを受けることができるようになっている。
また、前記支持部材21には、前記モータ19の筐体が一体的に設けられており、前記回転部材15と支持部材21との間には、前記モータ19の回転出力軸の回転力を、前記回転部材15に伝達するための動力伝達手段(たとえば、ギヤ25、27)が設けられている。
なお、前記ギヤ25は、前記モータ19の回転出力軸に一体的に設けられており、前記ギヤ27は、前記回転部材15に一体的に設けられており、前記ギヤ25と前記ギヤ27とは互いに噛合しており、前記ギヤ25の歯数よりも前記ギヤ27の歯数のほうが多い。
前記モータ19や前記ギヤ25は、前記中心軸CL1を中心とした円周上に複数設けられており、大きな力でカッターヘッド7を回転させ、トンネルの掘削を行うことができるようになっている。
また、前記シールド掘削機1には、カッター側から前記シールド掘削機1の内部(シールドフレーム3の内部)に土砂や泥水が浸入することを防止するためのシール装置29が設けられている。このシール装置29は、前記回転部材15と前記本体部5との間をシールするための装置である。
ここで、前記シール装置29について説明する。
前記シール装置29は、中間部材31を備えている。この中間部材31は、前記カッターヘッド7の後側(シールド掘削機1の前後方向において、たとえば、前記隔壁9とほぼ同じ位置)に設けられている。
前記中間部材31は、円環状の表面を備え、この表面の中心が前記回転中心軸CL1上に位置するように前記本体部5に設けられている。
前記中間部材31の後側には、前記中間部材31を支持するための軸受け33と、アクチュエータ(たとえばモータ)35とが設けられている。
前記中間部材31を支持するための軸受け33は、前記中間部材31と前記支持部材21との間に設けられており、前記軸受け33によって、前記中間部材31にかかるスラスト方向の力とラジアル方向の力とを受けることができるようになっている。
また、前記支持部材21には、前記モータ35の筐体が一体的に設けられており、前記中間部材31と前記支持部材21との間には、前記モータ35の回転出力軸の回転力を、前記中間部材31に伝達するための動力伝達手段(前記各ギヤ25、27と同様な各ギヤ37、39)が設けられている。
そして、前記中間部材31は、前記回転中心軸CL1を回転中心にして前記本体部5に対し前記回転部材15と同じ方向に前記回転部材15よりも遅い回転角速度で回転するようになっている。
また、前記回転部材15の、前記回転中心軸CL1を中心とした所定の半径のところには、円環状の表面が形成されており、前記中間部材31の前記円環状の表面は、前記回転部材15の円環状の表面と対向している。
さらに、前記回転部材15の円環状の表面と、前記中間部材31の表面との間には、たとえばシール部材41が設けられており、土砂や泥水が浸入することを防止することができるようになっている。
ここで、前記シール装置29について、例を掲げてさらに詳しく説明する。
前記本体部5は、円環状の内周面(本体部内周面)43と、この内周面43の中心軸CL1と同軸な円環状の外周面であって径が前記内周面43の径よりも小さい外周面(本体部外周面)45とを備えている。
より詳しくは、前記本体部5の内周面43は、前記シールドフレーム3の前側の内周面(円柱側面形状の面)によって形成されている。なお、前記本体部5の内周面43が、前記シールドフレーム3の前方内側で外周が前記シールドフレーム3の内周に接して設けられた所定厚さの板状で円環状の部材(図示せず)の内周面(円柱側面形状の面)によって形成されていてもよい。
前記本体部5の隔壁9は円板状に形成されており、また、前記隔壁9は、前記シールドフレーム3の内側で前記シールドフレーム3の中心軸CL1を中心として前記シールドフレーム3に対して一体的に設けられている。
前記隔壁9の外径は、前記シールドフレーム3の内径よりも小さくなっており、前記円板状の隔壁9の側面(円柱側面形状の面)によって、前記本体部5の外周面45が形成されている。
前記中間部材31は、径が前記本体部5の内周面43の径よりも僅かに小さい円環状の外周面(第1中間部材外周面)47と、この外周面47の中心軸と同軸であって径が前記外周面47よりも小さく前記本体部5の外周面45よりも大きい円環状の内周面(第1中間部材内周面)49とを備えている。
そして、前記外周面47の中心軸が前記本体部5の内周面43の中心軸CL1と一致し、前記外周面47が前記本体部5の内周面43と対向し、前記本体部5の内周面43の中心軸CL1を中心にして前記本体部5に対し回転するように、前記中間部材31が設けられている。
なお、前記中間部材31は板状で円環状に形成されており、前記中間部材31の外側の側面(円柱側面形状の面)によって前記中間部材31の外周面47が形成されており、前記中間部材31の内側の側面(円柱側面形状の面)によって前記中間部材31の内周面49が形成されている。
また、前記本体部5の内周面43と前記中間部材31の外周面47との間の円環状の隙間(円筒状の隙間)には、この隙間をシールするシール部材(たとえばゴムで構成されたシール部材)51が設けられている。
前記回転部材15は、径が前記中間部材31の内周面49の径よりも僅かに小さい円環状の外周面(回転部材外周面)53と、この外周面53の中心軸と同軸であって径が前記外周面53よりも小さく前記本体部5の外周面45よりも大きい円環状の内周面(回転部材内周面)55とを備えている。
そして、前記外周面53の中心軸が前記本体部5の内周面43の中心軸CL1と一致し、前記外周面53が前記中間部材31の内周面49と対向し、前記本体部5の内周面43の中心軸CL1を中心にして前記本体部5に対し前記中間部材31と同じ方向に前記中間部材31よりも速い回転角速度で回転するように、前記回転部材15が設けられている。
なお、前記回転部材15は板状で円環状に形成されており、前記回転部材15の外側の側面(円柱側面形状の面)によって前記回転部材15の外周面53が形成されており、前記回転部材15の内側の側面(円柱側面形状の面)によって前記回転部材15の内周面55が形成されている。
また、前記中間部材31の内周面49と前記回転部材15の外周面53との間の円環状の隙間には、この隙間をシールするシール部材41が設けられている。
また、前記シールド掘削機1には、前記中間部材31とは異なる中間部材59が設けられている。
前記中間部材59は、径が前記回転部材の内周面55の径よりも僅かに小さい円環状の外周面(中間部材外周面)61と、この外周面61の中心軸と同軸であって径が前記外周面61よりも小さく前記本体部5の外周面45よりも僅かに大きい円環状の内周面(回転部材内周面)63とを備えている。
そして、前記外周面61の中心軸が前記本体部5の内周面43の中心軸CL1と一致し、前記外周面61が前記回転部材15の内周面55と対向し、前記内周面63が前記本体部5の外周面45と対向するように、前記中間部材59が設けられている。
なお、前記中間部材59は板状で円環状に形成されており、前記中間部材59の外側の側面(円柱側面形状の面)によって前記中間部材59の外周面61が形成されており、前記中間部材59の内側の側面(円柱側面形状の面)によって前記中間部材59の内周面63が形成されている。
また、前記中間部材59は、前記中間部材31と同様に、軸受け65で支持され、前記中間部材31と同様に、ギヤ67、69を介してモータ71で、前記本体部5の内周面43の中心軸CL1を中心にして前記本体部5に対し前記回転部材15と同じ方向に前記回転部材15よりも遅い回転角速度で回転するようになっている。
前記回転部材15の内周面55と前記中間部材59の外周面61との間の円環状の隙間には、この円環状の隙間をシールするシール部材73が設けられており、前記中間部材59の内周面63と前記本体部5の外周面45との間の円環状の隙間には、この円環状の隙間をシールするシール部材75が設けられている。
前記各シール部材41、51、73、75はリング状に形成されており、このリング状のシール部材の外周部が前記本体部5や前記各中間部材31、59や前記回転部材15の内周面に固定され、前記リング状のシール部材の内周部が前記本体部5や前記各中間部材31、59や回転部材15の外周面に対して滑り待遇をなすように設けられている。
なお、前記リング状のシール部材の内周部が前記本体部や前記各中間部材や前記回転部材の外周面に固定され、前記リング状のシール部材41、51、73、75の外周部が前記本体部5や前記各中間部材31、59や前記回転部材15の内周面に対して滑り待遇をなすように設けられていてもよい。
また、すでに理解されるように、前記各外周面47、53、45、61、前記各内周面43、49、55、63および前記各シール部材41、51、73、75は、前記シールド掘削機1の前後方向において、ほぼ同じ位置に設けられ、前記各外周面47、53、45、61、前記各内周面43、49、55、63および前記各シール部材の各中心軸は互いに一致しているが、必ずしもこのように配置されている必要はなく、前記各外周面47、53、45、61、前記各内周面43、49、55、63および前記各シール部材41、51、73、75が、前記シールド掘削機1の前後方向において、互いがずれた位置に配置されていてもよい。
ところで、前記シールド掘削機1では、たとえば、前記本体部5の内周面43と前記中間部材31の外周面47との間の相対的な速度差と、前記中間部材31の内周面49と前記回転部材15の外周面53との間の相対的な速度差と、前記回転部材15の内周面55と前記中間部材59の外周面61との間の相対的な速度差と、前記中間部材59の内周面63と前記本体部5の外周面45との間の相対的な速度差とが互いにほぼ等しくなるように、前記回転部材15、前記各中間部材31、59のそれぞれが適宜の回転角速度で回転するようになっている。
そして、前記各シール部材41、51、73、75のシール部の滑り速度が互いにほぼ等しくなっている。つまり、回転部材15が仮に「100」の回転速度で回転しているとした場合、回転部材31と中間部材59は、「50」の回転速度で、中間部材15と同じ方向に回転している。
次に、前記各シール部材41、51、73、75のシール部への給脂について説明する。
図2は、シールド掘削機1の給脂についての概略を示す断面図であり、図3は、図2におけるII矢視を示す図である。
なお、図2では、給脂の経路等が示されているが、図1と同じ断面を示してある。
前記各シール部材41、51、73、75のシール部への給脂は、シールドフレーム3、支持部材21、各中間部材31、59、回転部材15に設けられた各貫通孔を介して、シールドフレーム3、支持部材21の両側から行なわれるようになっている。
より詳しく説明すると、たとえば、シールドフレーム3の内側であって支持部材21の後側には、図示しないタンクから各シール部材41、51、73、75のシール部へ潤滑剤(たとえばグリース)を送るための各グリースポンプ201、203が設けられている。
シールドフレーム3には、この長手方向に沿って貫通孔205が形成されている。この貫通孔205の後側の開口部は、前記グリースポンプ201に接続されている。前記貫通孔205の前側の開口部は、前記シール部材51のところに位置している。また、前記貫通孔205は、シールドフレーム3の円周をたとえば等分配した位置に複数設けられている。
支持部材21の外周部の近傍には、貫通孔207が形成されている。この貫通孔203の一方の開口部は、前記グリースポンプ203に接続されている。前記貫通孔207の他方の開口部は、前記シール部材75のところに位置している。また、前記貫通孔207は、支持部材21の円周をたとえば等分配した位置に複数設けられている。
前記中間部材31には、貫通孔209が形成されている。この貫通孔209は、前記中間部材31の外壁と内壁との間を貫通しており、外側の開口部は、シール部材51のところに位置しており、内側の開口部はシール部材41のところに位置している。また、前記貫通孔209は、前記中間部材31の円周をたとえば等分配した位置に複数設けられている。
なお、回転部材15にも同様な貫通孔211が設けられており、中間部材59にも同様な貫通孔213が設けられている。
そして、各中間部材31、59、回転部材15が回転し、前記各貫通孔205、207、209、211、213の開口部の位置がずれても、前記各シール部材41、51、73、75の内側を通って、前記各シール部材41、51、73、75のシール部へグリースが送られるようになっている。
次に、シールド掘削機1の動作について説明する。
前記回転部材15が回転することによって、前記カッターヘッド7が回転する。また、前記推進装置でシールド掘削機1を前側に移動しトンネルを掘削する。
前記回転部材15が回転している状態において、各中間部材31、59が、前記回転部材15と同じ方向に、前記回転部材15よりも遅い回転速度で回転する。
そして、前記各シール部材41、51、73、75の各内周部が前記本体部5や前記各中間部材31、59や回転部材15の外周面に対して滑り待遇をなし、外部(シールド掘削機1のカッターヘッド7側)から内部(シールドフレーム3の内部)に土砂や泥水が浸入することを防止している。
シールド掘削機1によれば、本体部5とカッターを駆動する回転部材15との間に中間部材31、59を設け、前記回転部材15と前記中間部材31、59との間にシール部材を設け、前記中間部材31、59を前記回転部材15よりも遅い角回転速度で前記回転部材15と同じ方向に回転させているので、前記回転部材15と前記中間部材31、59との間に設けられたシール部材のシール面(シール部)の滑り速度が従来のものよりも遅くなり、前記本体部5と前記各中間部材31、59との間に設けられたシール部材のシール面(シール部)の滑り速度が従来のものよりも遅くなり、シール部材やこのシール部材が接触している部材の発熱を抑え、カッターを高速回転することができる。
カッターを高速回転することができることによって、現状よりも高速掘進が可能になる。
また、シール部材等の温度が上昇し難くなるので、シール部材(特に、シール面の近傍)を冷却する冷却機構(冷却装置本体やウォータージャケット)を設ける必要がなくなり、シールド掘削機1の構成が簡素になる。また、冷却装置を装備することにより、さらなる高速回転化が期待できる。
さらに、シール部材のシール面の滑り速度が遅くなるので、シール部材の磨耗やシール部材が摺動している反対側の部材の磨耗を抑えることができる。
また、シールド掘削機1によれば、前記各シール部材のシール部の滑り速度が、ほぼ等しくなっているので、回転部材15が高速で回転したときに、各シール部材間の温度上昇の差を極力無くすことができ、回転部材15を一層高速回転させることができる。
ところで、前記シールド掘削機1では、モータ19を用いて回転部材15を回転し、モータ35を用いて中間部材31を回転し、モータ71を用いて中間部材59を回転しているが、前記各モータ35、71を用いることなく、前記モータ19を用いて、前記各中間部材31、59を回転するようにしてもよい。
たとえば、遊星歯車装置等の変速装置を介して、前記回転部材15を回転するモータ19で、前記各中間部材31、59を回転するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係るシールド掘削機1aの概略構成を示す断面図である。
なお、図4においては、回転部材や中間部材を支持する軸受け、回転部材や中間部材を回転駆動するモータやギヤの表示を省略してある。
第2の実施形態に係るシールド掘削機1aは、回転部材とシールドフレームとの間に複数の中間部材(後述する外側中間部材や内側中間部材)が設けられていると共に、複数の中間部材の間にもシール部材が設けられている点が、前記第1の実施形態に係るシールド掘削機1とは異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係るシールド掘削機1とほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
詳しく説明すると、第2の実施形態に係るシールド掘削機1aは、本体部5aと、前記本体部5aに対し回転するように設けられた回転部材15aと、前記回転部材15aの外側で前記回転部材15aと前記本体部5aとの間に設けられた複数の外側中間部材77と、前記回転部材15aの内側で前記回転部材15aと前記本体部5a(隔壁9)との間に設けられた複数の内側中間部材79と、前記本体部5a、前記外側中間部材77、前記回転部材15a、前記内側中間部材79の間の隙間をシールする複数のシール部材81とを具備する。
前記本体部5aは、円環状の内周面83とこの内周面83の中心軸CL1と同軸な円環状の外周面であって径が前記内周面83の径よりも小さい外周面85とを備えている。
前記回転部材15aは、径が前記本体部5aの内周面83の径よりも小さい円環状の外周面87と、この外周面87の中心軸と同軸であって径が前記外周面87よりも小さく前記本体部5aの外周面85よりも大きい円環状の内周面89とを備えている。
また、前記回転部材15aは、前記外周面87に中心軸が前記本体部5aの内周面83の中心軸CL1と一致するように設けられていると共に、カッターを駆動するために、前記本体部5aの内周面83の中心軸CL1を中心にして、前記本体部5aに対し回転するようにシールドフレーム3の内側に設けられている。
前記各外側中間部材77は、それぞれがリング状に形成され、径の小さなものを径の大きなものが囲み、それぞれの間(各外側中間部材77の間)、前記本体部5aの内周面83との間(最も外側に位置する外側中間部材77と前記本体部5aの内周面83との間)、および前記回転部材15aの外周面87との間(最も内側に位置する外側中間部材77と前記回転部材15aの外周面87との間)にリング状の狭い幅の空間が形成され、各中心軸が前記本体部5aの内周面83の中心軸CL1と一致するように、前記本体部5aの内周面83と前記回転部材15aの外周面87との間で前記シールドフレーム3の内側に設けられている。
また、前記各外側中間部材77は、前記本体部5aの内周面83の中心軸CL1と同じ軸を回転中心にして、前記本体部5aに対して、前記回転部材15aと同じ方向に前記回転部材15aよりも遅い回転角速度で回転するように設けられていると共に、外側に設けられているものほど外周面および内周面の周速が遅くなるように設けられている。
前記各内側中間部材79は、それぞれがリング状に形成され、径の小さなものを径の大きなものが囲み、それぞれの間(各内側中間部材79の間)、前記回転部材15aの内周面89との間(最も外側に位置する内側中間部材79と前記回転部材15aの内周面89との間)、および前記本体部5aの外周面85との間(最も内側に位置する内側中間部材79と前記本体部5aの外周面85との間)にリング状の狭い幅の各空間が形成され、各中心軸が前記本体部5aの内周面83の中心軸CL1と一致するように、前記回転部材15aの内周面89と前記本体部5aの外周面85との間で前記シールドフレーム3の内側に設けられている。
また、前記各内側中間部材79は、前記本体部5aの内周面83の中心軸CL1と同じ軸を回転中心にして、前記本体部5aに対して、前記回転部材15aと同じ方向に前記回転部材15aよりも遅い回転角速度で回転するように設けられていると共に、内側に設けられているものほど外周面および内周面の周速が遅くなるように設けられている。
前記各シール部材81は、前記本体部5aの内周面83と径が最大である前記外側中間部材(最も外側に設けられている外側中間部材)77の外周面との間、外側中間部材77の内周面と前記外側中間部材77の外周面との間(各外側中間部材77の間)、径が最小である(最も内側に設けられている外側中間部材)前記外側中間部材77の内周面と前記回転部材15aの外周面87との間、前記回転部材15aの内周面89と径が最大である前記内側中間部材の外周面との間、前記内側中間部材の内周面と前記内側中間部材の内周面との間、径が最小である前記内側中間部材の内周面と前記本体部の外周面との間に存在する円環状の隙間をシールしている。
シールド掘削機1aによれば、複数の中間部材77、複数の中間部材79を設けたことに応じて、シール部材81の数量も増えているので、シール部の滑り速度を上昇させることなく、前記第1の実施形態に係るシールド掘削機1よりもカッター(回転部材15a)を高速回転することができる。
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態に係るシールド掘削機1bの概略構成を示す断面図である。
なお、図5においては、回転部材や中間部材を支持する軸受け、回転部材や中間部材を回転駆動するモータやギヤの表示を省略してある。
第3の実施形態に係るシールド掘削機1bは、各シール部材の当接面が、ラジアル方向(回転部材や中間部材の回転中心軸の半径方向;たとえばシールド掘削機のシールドフレームの径方向)ではなく、スラスト方向(回転部材や中間部材の回転中心軸の延伸方向;たとえばシールド掘削機のシールドフレームの前後方向)になっている点が、前記第1の実施形態に係るシールド掘削機1とは異なり、その他の点は、前記第1の実施形態に係るシールド掘削機1とほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
詳しく説明すると、シールド掘削機1bは、本体部5bと、この本体部5bに対し回転するように設けられた中間部材91と、この中間部材91の内側で前記本体部5bに対し回転するように設けられた回転部材15bと、この回転部材15bの内側で前記本体部5bに対して回転するように設けられた中間部材93と、前記本体部5b、前記各中間部材91、93、前記回転部材15bの間の隙間をシールする複数のシール部材95とを具備する。
前記本体部5bは、円環状の内周面97と、この内周面97の中心軸CL1と同軸な円環状の外周面であって径が前記内周面97の径よりも小さい外周面99とを備えている。
前記中間部材91は、径が前記本体部5bの内周面97の径よりも僅かに大きい円環状の外周面101と、この外周面101の中心軸と同軸であって径が前記外周面101よりも小さく前記本体部5bの外周面99よりも大きい円環状の内周面103とを備えている。
また、前記中間部材91は、前記外周面101の中心軸が前記本体部5bの内周面97の中心軸CL1と一致し、前記外周面101が前記本体部5bの内周面97の近傍に位置するように配置され、前記本体部5bの内周面97の中心軸CL1を中心にして、前記本体部5bに対し回転するように設けられている。
前記回転部材15bは、径が前記中間部材91の内周面103の径よりも僅かに大きい円環状の外周面105と、この外周面105の中心軸と同軸であって径が前記外周面105よりも小さく前記本体部5bの外周面99よりも大きい円環状の内周面107とを備えている。
また、前記回転部材15bは、前記外周面105の中心軸が前記本体部5bの内周面97の中心軸CL1と一致し、前記外周面105が前記中間部材91の内周面103の近傍に位置するように配置され、カッターを駆動するために前記本体部5bの内周面97の中心軸CL1を中心にして前記本体部5bに対し前記中間部材91と同じ方向に前記中間部材91よりも速い回転角速度で回転するように設けられている。
前記中間部材93は、径が前記回転部材15bの内周面107の径よりも僅かに大きい円環状の外周面109と、この外周面109の中心軸と同軸であって径が前記外周面109よりも小さく前記本体部5bの外周面99よりも僅かに小さい円環状の内周面111とを備えている。
また、前記中間部材93は、前記外周面109の中心軸が前記本体部5bの内周面97の中心軸CL1と一致し、前記外周面109が前記回転部材15bの内周面107の近傍に位置するように配置され、前記内周面111が前記本体部5bの外周面99の近傍に位置するように配置され、前記本体部5bの内周面97の中心軸CL1を中心にして前記本体部5bに対し前記回転部材15bと同じ方向に前記回転部材15bよりも遅い回転角速度で回転するように設けられている。
また、シールド掘削機1bには、前記本体部5bと前記中間部材91との間の円環状の隙間、前記中間部材91と前記回転部材15bとの間の円環状の隙間、前記回転部材15bと前記中間部材93との間の円環状の隙間、前記中間部材93と前記本体部5bとの間の円環状の隙間のそれぞれをシールする各シール部材81が設けられている。
さらに、詳しく説明すると、前記本体部5bは円筒状の前記シールドフレーム3を備えている。
シール部材を設置するために前記本体部5bの内周面97の近傍に存在し前記中間部材91と対向している面97aは、前記シールドフレーム3の前方内側で外周が前記シールドフレーム3の内周に接して設けられた板状で円環状の部材113の厚さ方向の一方の面(たとえば、前記シールドフレーム3の後方側に存在する面)に存在するリング状の平面によって構成されている。
なお、前記リング状の平面97aは、半径の大きな円からこの大きな円と中心を同じくする半径の小さな円の部分を取り除いた形状に形成されている。
また、前記本体部5bは、前記シールドフレーム3bの内側で前記シールドフレーム3bの中心軸CL1を中心として前記シールドフレーム3に対して一体的に設けられていると共に外径が前記シールドフレーム3bの内径よりも十分に小さい円板状の隔壁9bを備えている。
前記隔壁9b(本体部5b)は、シール部材を設置するために、前記リング状の平面97aと同様な面99aを備えている。
さらに、シール部材を設置するために、前記中間部材91も前記リング状の平面97aと同様な面101a、103aを備え、前記回転部材15bも前記リング状の平面97aと同様な面105a、107aを備え、前記中間部材93も前記リング状の平面97aと同様な面109a、111aを備えている。
前記各シール部材95は、リング状に形成されており、このリング状シール部材95の底面部が前記本体部や前記各中間部材や前記回転部材の前記リング状の平面に固定され、前記リング状シール部材95の上面部が前記本体部や前記各中間部材や前記回転部材のリング状の平面に対して滑り待遇をなすように設けられている。
シールド掘削機1bでは、このシールド掘削機1bの前方から順に、部材113、中間部材91、回転部材15b、中間部材93、隔壁9bが配置されている。
したがって、このシールド掘削機1bの前方から順に、本体部5bのリング状の平面97a、中間部材91のリング状の平面101a、103a、回転部材15bのリング状の平面105a、107a、中間部材93のリング状の平面109a、111a、本体部5bのリング状の平面99aが配置されている。
したがって、カッターヘッド7と、本体部5bと、中間部材91と、回転部材15bと、中間部材93とによって囲まれた空間は、シールド掘削機1bの後方に向かうにしたがって径が小さくなる円錐台形状に形成されており、トンネルを掘削する際に使用する泥の流れが良くなっている。
なお、シールド掘削機1bにおいては、シール部材95を設置するために各リング状の平面97a、99a、101a、103a、105a、107a、109a、111aが形成されていればよく、本体部5b、回転部材15b、各中間部材91、93の内外周面が円柱側面形状に形成されている必要はない。
また、第1の実施形態に係るシールド掘削機1、第2の実施形態に係るシールド掘削機1aでは、中心軸が前記中心軸CL1に平行な方向に延伸している円柱側面形状の面をシール部材の設置面(当接面)や滑り面にしてあり、前記第3の実施形態に係るシールド掘削機1bでは、前記中心軸CL1に垂直なリング状の平面をシール部材の設置面や滑り面にしてあるが、シール部材の設置面や滑り面を前記中心軸CL1に対して斜めになっている環状の面で構成してもよい。
すなわち、シール部材の設置面や滑り面を、互いに対向した円錐台側面形状に形成し、この円錐台側面形状の各面に設置可能な形態のシール部材を用いてシール装置を構成してもよい。
さらには、前記各実施形態に係るシールド掘削機において、シール部材の設置面や滑り面の一部を前記シールド掘削機1のように形成し、また、他の一部を前記シールド掘削機1bのように形成し、別の他の一部を前記中心軸CL1に対して斜めになっている環状の面で形成してもよい。
このように、1組のシール装置において、シール部材設置面や滑り面の形態を変えれば、シール装置の設計の自由度が高くなる。
また、前記各実施形態では、シールド掘削機を例に掲げて説明したが、岩盤等の硬い地層を掘削するために使用されるTBM(トンネルボーリングマシン)等のトンネル掘削機にも、前記各実施形態に係るものを適用することができる。
さらに、任意断面(DPLEX)シールド等、矩形や楕円等の円形以外の断面形状のトンネルを掘削するトンネル掘削機にも、前記各実施形態に係るものを適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るシールド掘削機の概略構成を示す断面図である。 シールド掘削機の給脂についての概略を示す断面図である。 図2におけるII矢視を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るシールド掘削機の概略構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るシールド掘削機の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1、1a トンネル掘削機
5、5a 本体部
15、15a 回転部材
31、59、77、79 中間部材
41、51、73、75、81 シール部材
43、49、55、63、83、89 内周面
45、47、53、61、85、87 外周面
CL1 中心軸

Claims (5)

  1. カッターを駆動することによってトンネルを掘削するトンネル掘削機において、
    本体部と;
    前記カッターを駆動するために、所定の回転中心軸を回転中心にして前記本体部に対し回転すると共に、前記回転中心軸を中心とした所定の半径のところに円環状の表面を備えた回転部材と;
    前記回転部材の円環状の表面と対向する円環状の表面を備え、この円環状の表面の中心が前記回転中心軸上に位置するように設けられ、前記回転中心軸を回転中心にして前記本体部に対し前記回転部材と同じ方向に前記回転部材よりも遅い回転角速度で回転する中間部材と;
    前記回転部材と前記中間部材との間をシールするシール部材と;
    を有することを特徴とするトンネル掘削機。
  2. カッターを駆動することによってトンネルを掘削するトンネル掘削機において、
    円環状の内周面と、この内周面の中心軸と同軸な円環状の外周面であって径が前記内周面の径よりも小さい外周面とを備えた本体部と;
    径が前記本体部の内周面の径よりも小さい円環状の外周面と、この外周面の中心軸と同軸であって径が前記外周面よりも小さく前記本体部の外周面よりも大きい円環状の内周面とを備え、前記外周面の中心軸が前記本体部の内周面の中心軸と一致し、前記外周面が前記本体部の内周面と対向し、前記本体部の内周面の中心軸を中心にして、前記本体部に対し回転するように設けられた第1の中間部材と;
    円環状の外周面と、この外周面の中心軸と同軸であって径が前記外周面よりも小さく前記本体部の外周面よりも大きい円環状の内周面とを備え、前記外周面の中心軸が前記本体部の内周面の中心軸と一致し、前記外周面が前記第1の中間部材の内周面と対向し、前記カッターを駆動するために前記本体部の内周面の中心軸を中心にして前記本体部に対し前記第1の中間部材と同じ方向に前記第1の中間部材よりも速い回転角速度で回転するように設けられた回転部材と;
    円環状の外周面と、この外周面の中心軸と同軸であって径が前記外周面よりも小さい円環状の内周面とを備え、前記外周面の中心軸が前記本体部の内周面の中心軸と一致し、前記外周面が前記回転部材の内周面と対向し、前記内周面が前記本体部の外周面と対向し、前記本体部の内周面の中心軸を中心にして前記本体部に対し前記回転部材と同じ方向に前記回転部材よりも遅い回転角速度で回転するように設けられた第2の中間部材と;
    前記本体部と前記第1の中間部材との間をシールする第1のシール部材と;
    前記第1の中間部材と前記回転部材との間をシールする第2のシール部材と;
    前記回転部材と前記第2の中間部材との間をシールする第3のシール部材と;
    前記第2の中間部材と前記本体部との間をシールする第4のシール部材と;
    を有することを特徴とするトンネル掘削機。
  3. 請求項2に記載のトンネル掘削機において、
    前記各シール部材のシール部の滑り速度が、ほぼ等しいことを特徴とするトンネル掘削機。
  4. カッターを駆動することによってトンネルを掘削するトンネル掘削機において、
    円環状の内周面と、この内周面の中心軸と同軸な円環状の外周面であって径が前記内周面の径よりも小さい外周面とを備えた本体部と;
    径が前記本体部の内周面の径よりも小さい円環状の外周面と、この外周面の中心軸と同軸であって径が前記外周面よりも小さく前記本体部の外周面よりも大きい円環状の内周面とを備え、前記外周面の中心軸が前記本体部の内周面の中心軸と一致し、前記カッターを駆動するために、前記本体部の内周面の中心軸を中心にして、前記本体部に対し回転するように設けられた回転部材と;
    それぞれがリング状に形成され、径の小さなものを径の大きなものが囲み、それぞれの間、前記本体部の内周面との間、および前記回転部材の外周面との間にリング状の狭い幅の空間が形成され、各中心軸が前記本体部の内周面の中心軸と一致するように、前記本体部の内周面と前記回転部材の外周面との間に設けられ、また、前記本体部の内周面の中心軸と同じ軸を回転中心にして、前記本体部に対して、前記回転部材と同じ方向に前記回転部材よりも遅い回転角速度で回転するように設けられていると共に、外側に設けられているものほど外周面および内周面の周速が遅くなるように設けられている複数の外側中間部材と;
    それぞれがリング状に形成され、径の小さなものを径の大きなものが囲み、それぞれの間、前記回転部材の内周面との間、および前記本体部の外周面との間にリング状の狭い幅の各空間が形成され、各中心軸が前記本体部の内周面の中心軸と一致するように、前記回転部材の内周面と前記本体部の外周面との間に設けられ、また、前記本体部の内周面の中心軸と同じ軸を回転中心にして、前記本体部に対して、前記回転部材と同じ方向に前記回転部材よりも遅い回転角速度で回転するように設けられていると共に、内側に設けられているものほど外周面および内周面の周速が遅くなるように設けられている複数の内側中間部材と;
    前記本体部の内周面と径が最大である前記外側中間部材の外周面との間、前記外側中間部材の内周面と前記外側中間部材の外周面との間、径が最小である前記外側中間部材の内周面と前記回転部材の外周面との間、前記回転部材の内周面と径が最大である前記内側中間部材の外周面との間、前記内側中間部材の内周面と前記内側中間部材の内周面との間、径が最小である前記内側中間部材の内周面と前記本体部の外周面との間をシールする各シール部材と;
    を有することを特徴とするトンネル掘削機。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載のトンネル掘削機において、
    前記内周面は、円柱側面形状、半径の大きな円からこの大きな円と中心を同じくする半径の小さな円の部分を取り除いた形状、円錐台側面形状のうちのいずれかの形状に形成されており、
    前記外周面は、円柱側面形状、半径の大きな円からこの大きな円と中心を同じくする半径の小さな円の部分を取り除いた形状、円錐台側面形状のうちのいずれかの形状に形成されていることを特徴とするトンネル掘削機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106050252A (zh) * 2016-08-10 2016-10-26 中铁十六局集团北京轨道交通工程建设有限公司 一种适用于膨胀性老粘土的盾构机刀盘

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