JP2006214075A - アプリケーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全ウエッブ幅に渡って均一な塗布膜を形成するアプリケーション装置を提供する。
【解決手段】粘性のある媒体、水性顔料懸濁液を、動いている紙、カートン、又はその他の繊維質ウェブの片側に塗布する装置において、塗布媒体を、動いている繊維質ウェブ1の一方のウェブ側又はコーティング側1aの上に重力の下で直接移動する、自由落下の自己完結型カーテン6として放出するカーテン・アプリケータ5が備えられる。コーティング側1aに割り当てられている空気境界層の減衰又は除去装置2が、繊維質ウェブ1の進行方向Lにおいてカーテン6の上流に配置されている。繊維質ウェブ1とともに流れる空気の境界層LG用の、空気境界層軽減装置10が備えられ、この軽減装置10はカーテン6の衝突位置Pの領域内においてコーティング側1aと反対のウェブ側1bに割り当てられている。
【選択図】図1

Description

本発明は請求項1の前文による装置に関する。
紙、カートン又はその他の繊維質ウェブの製造及び/又は仕上げ用の機械は、最近では経済性の理由から最大10m以上の幅を有している。カーテン・アプリケータ(カーテン・コーター)を用いたこの広い繊維質ウェブのコーティングの間、アプリケータにより放出されたカーテンは、該カーテンが有害な空気の包含物の影響のない閉じた形で、全体のウェブ幅に及んで均一な塗布結果を確保できるようにその全幅にわたり安定に保たれなければならない。
この要求は機械内で繊維質ウェブを速く進行させるためには、よりいっそう難しい。更に、それはまた繊維質ウェブの品質及び塗布媒体に依存する。
カーテン・アプリケータはコーティングされる繊維質ウェブの側から所定の距離に配置され、例えば機械の幅の溝形ノズルから重力のもとに実質的に移動するカーテンとして、顔料を含んだコーティング・カラーを備える塗布媒体を放出する。このアプリケータ(カーテン・コーター)によるコーティングは過剰な媒体なしに行なわれる。これは丁度必要なだけの媒体が放出され、繊維質ウェブに塗布されてそのまま最終的にその上に残ることを意味する。アプリケータにより作られるカーテンは従って量は多くなく、とりわけ流れ込む空気の境界層に対して非常に敏感である。
続いて公開された(特許文献1)は、高速の繊維質ウェブに伴ってアプリケータに向かって流れる空気の境界層の有害な影響の問題に取り組んでいる。
本発明においては空気境界層の軽減又は減衰装置が、動いている繊維質ウェブの進行方向においてアプリケータの上流に配置される。空気境界層の影響が更に削減できるように、更なる装置(除去装置とも称すことができる)がアプリケータ又はアプリケータ・ノズルのコーティング側の周りに設けられる。これらの装置はここでは細片の形に構成され、前述のように、コーティングされるウェブの側に割り当てられる。更に、空気境界層の影響に対するアプリケータ全体又はその部品、あるいはカーテンの遮蔽が可能な構造が述べられている。
しかしながら過去に、放出されたカーテンの破損がそれにもかかわらず度々観察されている。
DE 103 58 508.7
従って本発明の目的は動いている繊維質ウェブにおけるカーテン・アプリケータによって、製造及び/又は仕上げの間に更に均一な塗布結果が得られるように、これらの破損が取り除かれ、又は少なくとも更に最小にされる改善された装置を明示することにある。
本発明の目的は、請求項1の代表的な特徴により達成される。
本発明によれば、繊維質ウェブとともに流れている空気境界層のための空気境界層軽減装置が、コーティングに面しているウェブの側に配置される用意がなされる。この軽減装置は、動いているウェブが通過する長手方向のウェブ区間に割り当てられ、その領域内でカーテンの衝突点がウェブの反対側に位置している。
空気の境界層がコーティング側の反対のウェブの側における繊維質ウェブにもまた有害な影響を及ぼすという事を認識したことは出願人の功績である。従ってウェブは翻り、曲がり、しわ、又は破損までも生じがちである。上述の影響はウェブの反対側及び上方、具体的にはその衝突点に位置するカーテンに対し、非常に有害な効果を有する。
提案された空気境界層軽減装置は支持ボデー及び、その上に配置されウェブの下側の方向に作用する空気流払拭細片を備えた構造ユニットとして製作されることができる。ここで、払拭細片がフレキシブルな場合は非常に好都合である。理想的には、それらは僅かに繊維質ウェブに接触するか又は全く接触しない。
本発明の一つの改良において、この軽減装置が繊維質ウェブの下方にあるカーテン用の収集装置として配置されるよう用意することが可能である。その結果、該装置はよりコンパクトになる。
その構成はさまざまな方法で可能である。
例えば、一つの変形において、繊維質ウェブの幅の外側のカーテンの媒体部分を収集するため、すなわち、空気境界層の除去装置として同時に構成されるべく、アプリケータの動作局面及び/又はウェブの破損の場合にカーテンの放出された側縁を収集するために備えられた現状の収集装置を用意することができる。収集装置はガイド壁としての役割を果たす側壁を有し、その結果、アプリケーション装置の作動段階において、流れ込む空気の境界層は除去されて害を与えない位置へと外側に向きを変えられることが可能である。
収集装置全体は旋回できるように設計される。
更なる変形において、高さが調整可能な払拭細片が収集装置の供給側(繊維質ウェブがその進路上でそれに向かって進む側)に配置されるよう準備することができる。払拭細片の上縁の距離はモータ及び手動でも調整可能である。
第一番目と呼ばれる変形において、更なる有利な解決策は相当な高さの樋形の収集装置を構成することである。結果として、それは供給側(同様に繊維質ウェブがそれに向かって進む側)が空気境界層の方向を変えるためのガイド面として役立つことができるように、流れに関して単純な方法で形成することが可能である。更に、収集装置は動いている繊維質ウェブと実質的に平行に続く上縁又は上部の周縁面を有する。この上縁は繊維質ウェブに非常に近く、すなわち約0〜3mmの間の距離に配置される。この場合、ウェブへの接触あるいは「侵入」(約−1mmまで)の配置が可能である。
その結果、空気の境界層が特定の範囲にわたり再形成されることを防止できる。
収集装置が繊維質ウェブをアプリケータに供給している二つのボデーの間の領域に配置されて、それを再びアプリケータから連れ去り、適切ならばそれをプロセスの中で方向を変える場合は非常に有利である。特に小さい距離aの場合、繊維質ウェブはカーテン・アプリケータの領域において一定量の支持を経る。この配置において、少なくとも収集装置の一つの側壁は、出来るだけ少なくともボデー又はガイドボデーのうちの一つに届かなければならず、それはガイドボデーの領域におけるウェブの進行挙動に特に良い影響を有する。従って、空気の境界層はガイドボデーとウェブの間に押し込まれることはできず、製造及び/又は仕上げ機械を通る更なる進行経路における繊維質ウェブの進行挙動に、やはりプラスの影響を有する。
ウェブの進行挙動に関して、ボデー又はガイドボデーがいずれの場合も回転するロールとして形成される場合は好都合である。設定されるお互いからの軸間距離は400〜2000mmであり、好ましくは500〜1200mmである。ガイドロールとして形成されるボデーは、角度αが10°〜40°の間における繊維質ウェブの下降又は上昇のガイドが得られるように、お互いに対して高さが調整可能である。そのような傾斜(+/−)はカーテンを繊維質ウェブ上に堆積させるときに特に効果的であることが証明されている。上昇するウェブガイドはコーティング側において、流れ込む空気境界層の進入を防ぐことに関して利点を有し、一方下降するウェブガイドはそれが繊維質ウェブ上に堆積するためカーテンの追加的な引き伸ばしの効果を有し、従って塗布された層の質の改善の効果がある。
カーテンの上流側に配置された比較的大きい寸法のガイドロールは、この場合既に空気境界層の防壁として役目を果たしている。
ロール及び場合により吸引ロールとして構築される回転可能なガイドボデーの代わりに、少なくとも一つのガイドボデーが静止した要素として構築されるよう用意することが可能である。この目的に適しているのは、非接触ガイド及び繊維質ウェブの向き変更のための、良く知られているエアーターンである。
一つの有利な実施形態は、折り畳みが可能で、流れ込む空気の境界層に面している、空気境界層の払拭細片を備えた収集装置から成ることができる。そのような設計は、偏向壁として具体的に形成される側壁の生産よりも更に単純に生み出すことが可能である。
収集装置全体及び払拭細片は上述のように向きを変えられるよう設計されることができる。これは保守の目的に好都合である。とりわけ、この領域において新しいウェブが導入され、すなわち移送されなければならない場合にはスペースもまた作り出される。
一層有利な改良は更なる従属項から明らかになる。
以下の本文において、本発明は例示的実施形態を用いて更に詳細に説明される。
図中で、同一又は同じに働く要素又は構成要素は同じ名称を備え、他の図に対して変化を生じる範囲でのみ記述される。
図1においては、繊維質ウェブ1がどのように進行方向Lに移動し、ウェブのガイド及び向き変更のために上記の進行から第一のボデー2へと来るかが示されている。約15°の角度αで下降している区間3において、ウェブ1は次に第二のボデー4へと進み、そこからウェブ1は乾燥、平滑化、更なるコーティング、巻き取りなどの更なる処理へと下方に進行する。
二つのボデー2及び4は繊維質ウェブ1用のガイドボデーである。それらは図6a〜dに例示されている、いわゆる静止エアーターンとして構築されることができる。しかしながら、図1の例においては直径が400〜800mmの間にある回転ロールがこの目的のために備えられている。それらの直径のために、これらとりわけ第一ロール2はコーティング側1aにおける空気境界層の軽減又は除去装置として役目を果たせることに既に適している。
コーティング側1aは自由にまた垂直に該コーティング側1aの上へ下降するカーテン6を放出する、機械幅(繊維質ウェブの幅に合っている)のカーテン・アプリケータ5の区間3内に配置される。このカーテン6は衝突点の位置P又は衝突ラインにおいて繊維質ウェブと衝突し、そこに要求される厚さの塗布層として堆積される。この層が要求されるウェブ幅、又は要求されるコーティング幅にわたって出来る限り均一にそして欠陥なしに堆積できるように、カーテン6の方向の破壊的な空気境界層の侵入が防止され、又は最小にされるようなさまざまな装置が備えられる。これはカーテン6が安定でなく、均一で完全に自己完結型の覆い(空気の侵入なし)を形成しない場合、塗布された層もまた均一でないためである。これらの装置は繊維質ウェブ1の進行方向Lにおいてカーテン6の上流又は下流にあり、ウェブ側、すなわちコーティング側1aに割り当てられる。これらの、いわゆる空気境界層の減衰又は除去、あるいは軽減装置は第一ロール2及び、該第一ロール2の下流に配置された少なくとも一つのシール細片7の形で構築される。カーテンの後で、ウェブ1aと同じ側には垂直に立てられ、ほぼカーテン6の長さを表わす保護壁8が備えられ、例えば繊維質ウェブのポンプ効果によってもたらされる破壊的な空気の境界層をここでもまた防止する。
完全にするため、アプリケータ5の始動又は停止局面用に示された、二重の矢印の方向にカーテン6の中又は外へ動かせる収集用の樋が表わされている。始動時の樋はそれが外へ移動するときに第二のガイドボデー4の上方に位置する。
区間3内の反対のウェブ1b側においては、更なる空気境界層の減衰又は軽減装置10が衝突点Pの領域内にある。
図1において、繊維質ウェブ1の幅の外側に実質的に放出されたカーテン6の側縁を、供給側のその側壁11aの上に集めるために、これは関節接合された方法にて払拭細片10aの形で、樋状の収集装置11に取り付けられることが示されている。点線及び二重の矢印は払拭細片10a及びまた樋11全体の下への折り畳みを例示するように意図している。
図1はまた収集用の樋11の出口側における側壁11bがボデー4、すなわちロール4の外形と合っており、そして繊維質ウェブの1b側に面しているその上縁11cとともに、ロール4とウェブの1b側の間に存在するポケット12へと長い距離で伸びている。その結果、ポケット12は流れ込んで来る空気の境界層LGに対して保護され、それは繊維質ウェブ1の進行挙動が改善され、そして下向きに示されている更なる処理段階への一層のウェブの進行が途切れることなく実施可能であることを意味する。
しかしながら、とりわけP点で衝突する領域において、カーテン6は安定であり従って繊維質ウェブ上に堆積された塗布層13の高品質を保証する。
図2は同様に上方から来て、ウェブをガイドし又向きを変えるために、再び第一のボデー又はロール2に向かって進む繊維質ウェブ1を示す。同様に、カーテン・アプリケータ5は繊維質ウェブ1及びウェブの1a側の上方に配置される。点線及び矢印はアプリケータが水平及び/又は垂直にその位置を移動できることを示す。
従って、稼動の目的で移動できることに加えて、特に繊維質ウェブ1上のカーテン6の衝突角度βが調整可能である。
図1に示す図に反して、繊維質ウェブ1は約30°の角度αで上昇している区間3を越えて第二のガイドボデー又は第二ロール4に向かって進む。図1のように二つのロール2及び4は比較的大きい直径で作られ、その大きさは約400〜800mmである。第一ロール2は従って、コーティング側1aにおいてカーテンの向こうから空気の境界層LGが流れ込むことを確実に保つことができる。第二ロール4は、アプリケータ5がロール4の上方に配置された場合、ウェブ幅の外側に放出されたカーテンの側縁がロール4の表面を汚すことの出来ないように、適切な回転速度を与えられて、エアクッションLPがロール4の表面上に形成できることが好ましい。カーテンの側縁はエアクッションLPの上に降ろされ、エアクッションとともに、特に収集用の樋の中へと導かれて運び去られる。
エアクッションがないか、又はエアクッションが不適切な場合は、カーテンの側縁はロール4の上に堆積され、ブレード要素により削り落とされなければならない。
図1と全く同じように、収集装置11は繊維質ウェブ1及びウェブの1b側の下方に配置される。この収集装置11はそれが同時に、カーテン6に面していないウェブの1b側の上に繊維質ウェブ1とともに流れる空気の境界層LGに対して、空気境界層軽減装置10として役立つような方法で構築される。
ここで、また収集装置11は動いている繊維質ウェブ1と実質的に平行に進む上縁11cを伴う樋状である。この上縁11cはウェブの1b側と0〜3mmの距離を形成する。該装置11は従ってウェブ1と接触でき、又はウェブ上の擦り傷、摩耗埃、あるいは帯電の発生なしに、後者の中へマイナス約1mmの範囲で侵入すること迄も可能である。
図1からと全く同じように図2から、収集装置11は繊維質ウェブ1をガイドし、ここではまた方向を変えさせる二つのボデー/ロール2及び/又は4の間の領域、すなわち区間3の中で、対向するカーテン6の衝突点Pの下方に配置されることが知られる。収集装置11の少なくとも一つの側壁、具体的にはドクター・シート11dが取り付けられている外側の側壁11bなどが、ロール4と繊維質ウェブの1b側との間のポケット12まで延びている。
収集装置の上に垂直に描かれている二重の矢印は上下方向の調整が可能であることを示す意図のためである。更に、これは別々に示されてはいないが、本装置11を下方に旋回させることが可能である。
ちなみに、収集装置11はウェブ1の幅よりも長く寸法取りされている。加えて、収集装置11の高さは第二のボデー4のサイズ又は直径にほぼ相当する。
また、二つのガイド又は偏向ボデー2と4の間の軸間距離が約400〜2000mmであることが述べられなければならない。
二つのボデーの高さは、図1に示す繊維質ウェブ1の下降のガイド、又は図2に示す上昇のガイドが達成可能なように設定されることができる。
図2に、コーティング側1aの上方に配置された側板14もまた示す。これは機械の両側にあり、同様に空気の境界層LGがカーテン6の方向へ流れ込むのを防止するために用いられる。カーテン6に面するその端部は、カーテン6から約30mmの距離bに移されている。ウェブの1a側に面するその下側は0〜3mmの距離cにある。これらの寸法は空気境界層の再形成を確実に回避し、従ってカーテンが有害な作用に影響されずに繊維質ウェブ1の上に下降できるよう寄与する。
図3は空気境界層軽減装置10が収集装置11とは別個の構成要素として作られていることを示す。ウェブが進入及び退出する側に、理想的には繊維質ウェブの下側1bに接触しないフレキシブルな払拭細片10aが配置されている。該装置10はまた追加的に、図示されていないエア抜き装置を備えることもできる。
図4及び5は払拭細片10aが収集装置11、すなわち収集用の樋の供給側に配置されている一例を示す。二重の矢印は高さが調整できることを示す意図のためである。
図4は払拭細片の動作位置を示し、一方図5は払拭細片10aを伴う収集装置11が下へ旋回又は移動したときの詳細図を示す。10及び11を組み合わせた構成要素の旋回と払拭細片10aの高さの調整はモータ及び手動の両方で行なうことができる。
図6は全体として、繊維質ウェブ1の上方に位置するカーテン・アプリケータ5によるコーティングの直前及び直後の、全ての変形例を表わす、該繊維質ウェブ1の進路又は進行方向Lのための可能性を示すことを意図している。これらの可能性はまた図1〜5による変形例においても用いることができる。ガイド及び偏向要素の、全ての考えられる設計の変形例を代表するガイドボデーとして図6に示されているのは、いわゆるエアーターンである。ガイドされるべきウェブ側の方向への、これら供給気体又は衝突噴流の結果として、繊維質ウェブ1は接触せずにガイドされる。
図6aは底が開いた「U」又はその反転形に相当するウェブのガイドを示す。下方から来て最初にガイドボデー2の方へ上向きに進む繊維質ウェブ1は、ガイドボデーにより方向を変えられ、次にほぼ水平に或いは上昇又は下降して更なるガイドボデー4に供給され、そして後者により再び下向きに方向を変えられる。ガイドボデー2及び4はこの場合両方とも繊維質ウェブの下に配置され、それらの間に空気境界層の除去装置10及び収集装置11もまた配置されるが、それらは明確化の理由から図6a中に矢印のみで示されている。繊維質ウェブ1の上方には既に図1に記述され、従って同様に矢印5のみで示されたアプリケータ5がある。
図6bは基本的に図6aの装置と同じ構造を示し、ただこのウェブのガイドは最終的に再び上向きに進んでいるウェブを有する「U」である。ガイドボデー2及び4はここではコーティング側1aに割り当てられている。
図6c及びdはそれぞれS形のウェブのガイドを示す。
図6cでは、上方から来る繊維質ウェブ1はほぼ水平方向へと方向を変えられ、又その他の図のように、ウェブ1の上方に配置されたカーテン・アプリケータ5を伴う領域がカーテン6の衝突点Pに合致する、ほぼ水平の或いは上昇又は下降しているウェブ区間の後に再び下向きに方向を変えられる。
第一のガイドボデー2は最初の方向変更の場合にはウェブの上方、すなわちコーティング側1aの方に位置し、第二のガイドボデー4はウェブ1の下方に位置している。ここに示されるウェブのガイドはまた図1〜5のガイドにも対応し、好適な変形である。
図6dでは、図6cによる変形例に関してその通り反転したウェブ及びガイドを示す。
全体として、本発明による装置はそのコンパクトさと、多様な空気境界層の除去又は軽減装置10を有する複雑でない装置改良によって特徴づけられる。
追加改良可能な装置を伴う追加の付属品にかかわらず、カーテン塗布は多くの方法で行なうことができる。それは場合により、支持あり又は支持なしの両方について実施可能である。この場合、可変の衝突角度ならびに、また起動/停止動作の間及び塗布の間における多様な収集の可能性の双方とも実行できる。
下降するウェブガイドを伴う、本発明によるアプリケーション装置の第一実施形態の側面から見た略図を示す。 上昇するウェブガイドを伴う、本発明によるアプリケーション装置の第二実施形態の側面から見た略図を示す。 下降するウェブガイドを伴う、本発明によるアプリケーション装置の更なる実施形態の側面から見た略図を示す。 下降するウェブガイドを伴う、本発明によるアプリケーション装置の更なる実施形態の側面から見た略図を示す。 下降するウェブガイドを伴う、本発明によるアプリケーション装置の更なる実施形態の側面から見た略図を示す。 (a)〜 (d)は、繊維質ウェブ用のウェブガイドの進路のコーティング前後におけるさまざまな例を示す。
符号の説明
1 繊維質ウェブ
2 第一のボデー
3 下降区間
4 第二のボデー
5 カーテン・アプリケータ
6 カーテン
7 シール細片
8 保護壁
9 始動/停止樋
10 空気境界層軽減装置
10a 払拭細片
11 収集装置
11a 供給側側壁
11b 出口側側壁
11c 上縁
12 ポケット
13 塗布層
A 軸間距離
a 距離
L 進行方向
LG 空気の境界層
P 衝突位置又は点
α 角度

Claims (15)

  1. 粘性のある媒体、特に水性の顔料懸濁液による液体を、動いている紙、カートン、又はその他の繊維質ウェブの片側に、その製造中及び/又は仕上げ中に塗布するための装置であって、
    塗布媒体を、動いている繊維質ウェブ(1)の一方のウェブ側又はコーティング側(1a)の上に実質的に重力の下で直接移動する、自由落下の自己完結型カーテン(6)として放出し、そして前記カーテン(6)が自由なウェブ移動列もしくは区間(3)上の位置(P)において、又は前記繊維質ウェブ(1)の他方のウェブ側(1b)を支持している領域へと衝突する、カーテン・アプリケータ(5)と、
    前記コーティング側(1a)に割り当てられ、前記繊維質ウェブ(1)の進行方向(L)で前記カーテン(6)の上流に配置されている空気境界層の減衰又は除去装置(2)を有する装置において、
    繊維質ウェブ(1)とともに流れる空気の境界層(LG)用の、更なる空気境界層軽減装置(10)が備えられ、この軽減装置(10)が前記カーテン(6)の前記衝突位置(P)の領域内において前記コーティング側(1a)と反対のウェブ側(1b)に割り当てられていることを特徴とする装置。
  2. 収集装置(11)が前記アプリケータ(5)の動作局面の間の、前記繊維質ウェブ(1)における破損の場合に塗布媒体を収集するため、及び/又は放出された前記カーテン(6)の側縁のために備えられることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記収集装置(11)が、前記カーテン(6)に面していない前記ウェブ側(1b)において前記繊維質ウェブ(1)とともに流れる前記空気の境界層(LG)用の空気境界層軽減装置(10)として、同時に役割を果たすような方法で構築されることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 収集装置(11)が、動いている繊維質ウェブ(1)と実質的に平行に続いている上縁(11c)を有する樋状であり、動作局面において前記上縁(11c)が前記繊維質ウェブ(1)から0〜3mmの間の距離にあることを特徴とする請求項2あるいは3に記載の装置。
  5. 前記収集装置(11)が前記繊維質ウェブをガイドする二つのボデー(2、4)の間の領域に配置され、前記収集装置(11)の少なくとも一つの側壁(11b)が特に接触せずに少なくとも前記ボデー(2、4)のいずれか一つまで延びており、そして前記ボデーが前記繊維質ウェブ(1)に方向の変更を与えるのに適していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記収集装置(11)及び前記空気境界層軽減装置(10)が高さ調整可能及び/又は旋回可能であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記収集装置(11)が前記空気境界層軽減装置(10)として、折り畳み可能な及び/又は高さ調整可能な空気境界層の払拭細片(10a)を備えることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記払拭細片(10a)がフレキシブルであることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記収集装置(11)が前記繊維質ウェブ(1)の幅よりも、その長手方向の寸法が大きく寸法決めされることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記ボデー(2、4)がそれぞれ、互いからの軸間距離(A)が400〜2000mmの間に、好ましくは500〜1200mmの間にある回転するロールとして形成され、前記繊維質ウェブ(1)の平坦な、又は10〜40°の角度(α)で下降あるいは上昇するガイドが得られるような方法で、互いに対して高さが調整可能であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  11. 前記空気境界層軽減装置(10)が前記繊維質ウェブ(1)及び/又は前記繊維質ウェブをガイドしている前記ボデー(2、4)よりも幅が広いことを特徴とする請求項1あるいは7に記載の装置。
  12. 前記収集装置(11)及び/又は前記空気境界層軽減装置(10)の高さが第二のボデー(4)のサイズ又は直径にほぼ相当することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記二つのボデー(2、4)の少なくとも一つが静止した、すなわち回転しないことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  14. 前記繊維質ウェブ(1)が最後のボデー(4)を通過した後に、下方に向いた進路(L)を取ることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記アプリケータ(5)の位置及び、従って前記カーテン(6)の衝突位置(P)が前記ウェブの長手方向に関して、前記繊維質ウェブ(1)を支持している領域範囲にわたり調整可能であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の装置。
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