JP2006213527A - 用紙積載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排紙ローラが排紙トレイの移動面に突出したタイプにおいて、比較的簡単で低コストな構成で用紙積載性の向上を図れるようにする。
【解決手段】排紙口E2には、用紙排出方向に突出して排紙ローラ対9が設けられている。ベース部材57を直線状に上下移動可能に支持するガイドレール30a,30bには、カム81が設けられており、排紙口E2を通過移動する排紙トレイ1のエンドフェンス1aの背面にはカム81のカム面を転動するガイドコロ80が設けられている。排紙トレイ1はベース部材57に用紙排出方向にスライド自在に設けられているとともにバネ54によりカム81側へ付勢されている。排紙トレイ1が排紙口E2の受取位置から上方に退避する場合、ガイドコロ80がカム81の傾斜部81bを越えるため、排紙トレイ1はバネ54の付勢力に抗して用紙排出方向にスライドし、これにより排紙トレイ1と排紙ローラ対9との干渉が回避される。
【選択図】図9

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、又は画像形成装置に併設される用紙後処理装置等の用紙積載装置に関する。
特許文献1には、用紙積載装置としての用紙後処理装置が開示されている。この用紙後処理装置は1つの排紙トレイを装置側面に有しており、画像形成装置から受け取った画像形成済みの用紙(シート、転写紙、記録紙の概念を含む。以下、同じ)を装置内のトレイに一旦スタックして整合した後綴じ処理をし、上記排紙トレイに排出したり、あるいは綴じ処理をせずに直接上記排紙トレイに1枚ずつ排出する機能を有している。上記排紙トレイを昇降可能にして大量排紙できるようにしたものも知られている。
近年においては、複写機等の画像形成装置のデジタル化が進み、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を持ち合わせた複合型の画像形成装置が増えてきている。
こうした背景のなか、ファンクション毎に仕分けを行いたいというニーズが高まり、用紙後処理装置等において複数トレイ化が進んでいる。例えば、1トレイタイプの用紙後処理装置に単純排紙専用のプルーフトレイを増設したものや、特許文献2や特許文献3に記載されているように、1つの排紙口に対して複数の排紙トレイを受取可能に設けたものがある。
プルーフトレイを増設するタイプでは、全体として排紙トレイが2つあるので、例えばプリンタ排紙中にコピーの割り込みが即座にできるが、プルーフトレイは綴じ処理等を行わずに1枚ずつ単純排紙するためだけに用いられる排紙トレイであるので、用紙後処理装置としての付加価値(綴じ処理等)を享受できる排紙トレイは実質的に1つとなってしまう。
1つの排紙口に対して複数の排紙トレイを受取可能に設けるタイプでは、複数の排紙トレイが1つの排紙口に移動できるため、用紙後処理装置としての付加価値を全ての排紙トレイにおいて享受できる利点がある。
この種の用紙積載装置では、用紙後端部が排紙口に残って積載不良となることを回避するために、排紙ローラを排紙口の端面から用紙排出方向へ突出させる構成が一般的となっている。
しかしながら、排紙ローラが突出していると排紙口を上下方向に通過移動する排紙トレイは衝突して移動できないことになる。この不具合を解消するために、特許文献2に記載のものでは、突出している排紙ローラが用紙排出時以外は排紙口内方へ退避する構成となっている。これにより、積載されている用紙にダメージ等を与えることなく排紙口に対して排紙トレイを通過移動させることができる。
特許文献3に記載のものでは、排紙ローラを突出させる構成を採らずに、排紙トレイが通過移動しても排紙ローラと干渉しない構成となっている。しかしながらこのような構成では、上述のように、用紙後端部が排紙口に残って積載不良を来したり、さらにそのままの状態で排紙トレイが排紙口を通過すると積載状態が乱れたり、用紙後端がダメージを受けたりする。
このような問題を解消するために、特許文献3に記載のものでは、排紙トレイを、上下移動とは別に、その用紙収容面と排紙口との離間距離を調整するように移動可能に取り付け、用紙積載終了後に排紙口を通過させるに先立って前記離間距離が所定値以上になるように排紙トレイを降下させるようにしている。
さらに、積載性を向上させるために、用紙を排紙口から倒れ込むように案内する規制部材を設けている。
特開平8−26579号公報 特開平9−110259号公報 特開平10−310319号公報
特許文献2に記載のものでは、排紙ローラを突出、退避させる構成であるため、安定した用紙排出を実現するためには搬送路及び搬送ローラの構成が複雑化したり、用紙の排出角度が不安定になって用紙積載性に悪影響を及ぼす懸念がある。
また、特許文献2には、排紙トレイが排紙口を通過移動する際に排紙口を一時的に閉じ、排紙ローラを退避させる構成が開示されている。
しかしながら、排紙口を閉じて排紙ローラを退避させても、厳密には境界部に僅かな隙間が存在している。このため、排紙トレイの通過移動時、積載された用紙が隙間に引っ掛かって積載状態が乱れたり、用紙後端がダメージを受けたりする懸念があった。
特許文献3に記載のものでは、その構成上、排紙トレイの上下移動用の駆動源と、用紙収容面と排紙口との離間距離を調整するように移動させる駆動源(積載された用紙と排紙トレイを上下移動させる比較的大きな力を有する)が必要であり、さらに用紙積載性を確実にするためには用紙を排紙口から倒れ込むように案内する規制部材も必要となるため、結果的にはコスト上昇を来すことになる。
本発明は、排紙ローラが突出したタイプにおいて、比較的簡単で低コストな構成で用紙積載性の向上を図れる用紙積載装置の提供、排紙トレイの移動方法の提供を、その主な目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、排紙トレイと、該排紙トレイをその移動距離全体に亘って直線状に上下移動可能に支持する支持部材と、該排紙トレイを上下方向に移動させる駆動源を有し、該排紙トレイが用紙を排出する排紙口を上下方向に通過移動する用紙積載装置において、上記排紙トレイが該排紙トレイに積載される用紙の後端を揃えるエンドフェンスを有し、且つ、該排紙トレイが上下移動とは別にその姿勢を保ったままで用紙排出方向にスライド可能に設けられている、という構成を採っている。
請求項2記載の発明では、1つの排紙口に対して用紙を受け取り可能に対応できる複数の排紙トレイと、これらの排紙トレイをその移動距離全体に亘って直線状に上下移動可能に支持する支持部材と、これらの排紙トレイを上下方向に移動させる駆動源を有し、少なくとも1つの排紙トレイは上記排紙口を上下方向に通過移動する用紙積載装置において、上記排紙口を上下方向に通過移動する排紙トレイ(以下、上部排紙トレイと称する。)が該上部排紙トレイに積載される用紙の後端を揃えるエンドフェンスを有し、且つ、該上部排紙トレイは上下移動とは別にその姿勢を保ったままで用紙排出方向にスライド可能に設けられている、という構成を採っている。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の構成において、上記複数の排紙トレイの上下方向の移動が各排紙トレイ毎に別々の駆動源によりなされ、上記支持部材が各排紙トレイの上下移動を支持する一対のレールを有している、という構成を採っている。
請求項4記載の発明では、請求項2又は3記載の構成において、上記排紙口の受取位置に上記上部排紙トレイを位置させるための検知手段と、該上部排紙トレイ以外の排紙トレイを該排紙口の受取位置に位置させるための検知手段を有し、これらの検知手段が共用される、という構成を採っている。
請求項5記載の発明では、請求項1乃至4のうちの一つに記載の構成において、上記支持部材に上下移動可能にベース部材が設けられ、該ベース部材に対して上記排紙トレイ又は上部排紙トレイが用紙排出方向にスライド可能に設けられている、という構成を採っている。
請求項6記載の発明では、請求項1乃至5のうちの一つに記載の構成において、上記排紙トレイを用紙排出方向にスライドさせるカムを有し、該排紙トレイは該カムへ押圧された状態でスライド及び上下移動するように設けられている、という構成を採っている。
請求項7記載の発明では、請求項6記載の構成において、上記排紙トレイを上記カム側へ付勢する弾性部材を有し、上記排紙トレイの上記カムへの押圧が、該弾性部材の付勢力によってなされる、という構成を採っている。
請求項8記載の発明では、請求項6記載の構成において、上記排紙トレイが自重で用紙排出方向上流側へスライドするように設けられ、該排紙トレイの上記カムへの押圧が、該排紙トレイの自重によってなされる、という構成を採っている。
請求項9記載の発明では、請求項6記載の構成において、上記排紙トレイの上記カムへの押圧が、磁力によってなされる、という構成を採っている。
請求項10記載の発明では、請求項1乃至5のうちの一つに記載の構成において、上記排紙トレイ又は上部排紙トレイを用紙排出方向にスライドさせる駆動源を有し、該駆動源の制御によって該排紙トレイ又は上部排紙トレイの用紙排出方向へのスライドがなされる、という構成を採っている。
請求項11記載の発明では、請求項10記載の構成において、上記排紙トレイ又は上部排紙トレイを用紙排出方向にスライドさせる駆動源が、該排紙トレイ又は上部排紙トレイを上下方向に移動させる駆動源とは独立した別個のものである、という構成を採っている。
請求項12記載の発明では、請求項10又は11記載の構成において、上記排紙トレイ又は上部排紙トレイが用紙排出方向と略直交する用紙幅方向にスライド可能に設けられ、該排紙トレイ又は上部排紙トレイを用紙幅方向にスライドさせる駆動源を有し、該駆動源の制御によって該排紙トレイ又は上部排紙トレイの用紙幅方向へのスライドがなされる、という構成を採っている。
請求項13記載の発明では、請求項12記載の構成において、上記排紙トレイ又は上部排紙トレイを用紙排出方向にスライドさせる駆動源が上記排紙トレイ又は上部排紙トレイを用紙幅方向にスライドさせる駆動源を兼ねる、という構成を採っている。
請求項14記載の発明では、請求項4記載の構成において、上記支持部材に上下移動可能にベース部材が設けられ、該ベース部材に対して上記上部排紙トレイが用紙排出方向にスライド可能に設けられ、該上部排紙トレイを用紙排出方向にスライドさせる駆動源を有し、該駆動源の制御によって該排紙トレイ又は上部排紙トレイの用紙排出方向へのスライドがなされ、上記ベース部材を検知して該上部排紙トレイを上記排紙口の受取位置に位置させるための検知手段を有し、該上部排紙トレイを上記排紙口の受取位置に位置させる場合には上記共用される検知手段は用いられない、という構成を採っている。
請求項15記載の発明では、請求項14記載の構成において、上記上部排紙トレイを用紙排出方向にスライドさせる駆動源が、該上部排紙トレイを上下方向に移動させる駆動源とは独立した別個のものである、という構成を採っている。
請求項16記載の発明では、請求項14又は15記載の構成において、上記上部排紙トレイが用紙排出方向と略直交する用紙幅方向にスライド可能に設けられ、該上部排紙トレイを用紙幅方向にスライドさせる駆動源を有し、該駆動源の制御によって該上部排紙トレイの用紙幅方向へのスライドがなされる、という構成を採っている。
請求項17記載の発明では、請求項16記載の構成において、上記上部排紙トレイを用紙排出方向にスライドさせる駆動源が上記上部排紙トレイを用紙幅方向にスライドさせる駆動源を兼ねる、という構成を採っている。
請求項18記載の発明では、請求項1乃至17のうちの一つに記載の構成において、上記排紙トレイ又は上部排紙トレイに一定量以上の用紙が積載されたときにその状態を検知する満杯検知手段を有する、という構成を採っている。
請求項19記載の発明では、請求項18記載の構成において、上記満杯検知手段が上記エンドフェンスに一体に設けられている、という構成を採っている。
請求項20記載の発明では、用紙を排出する排紙口に対して排紙トレイを上下方向に通過移動させる排紙トレイの移動方法において、上記排紙トレイをその移動距離全体に亘って直線状に上下移動可能に支持するとともに、その上下移動とは別にその姿勢を保ったままで用紙排出方向にスライドさせて上記排紙口を通過させる、という構成を採っている。
請求項1又は2記載の発明によれば、排紙口における排紙ローラの突出構成による安定した排紙機能を維持しながら、簡易な構成で排紙トレイの通過移動時の排紙ローラとの干渉を回避できる。
また、姿勢を保ったままスライドさせる構成としたので、通過移動時の排紙トレイ上の用紙の積載状態の乱れを防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、各排紙トレイの上下移動が独立した駆動源によってなされるので、排紙していない排紙トレイが不必要に動作することがなく、ユーザーに不快感を与える心配がない。また、用紙積載量に応じて各排紙トレイが移動できるので、不必要な時間をかけることなく排紙トレイの切り換えができる。
さらに、排紙トレイの上下移動が一対のレールで支持される構成であるので、低コストで簡易な構成とすることができる。
請求項4記載の発明によれば、排紙口の受取位置に位置させるための検知手段を共用する構成としたので、構成の簡易化、低コスト化を実現できる。
請求項5記載の発明によれば、ベース部材を上下移動させ、ベース部材に対して排紙トレイのみをスライドさせる構成としたので、排紙ローラとの干渉を回避するためのスライド構成を簡易にできる。
請求項6記載の発明によれば、上下移動の駆動源の駆動力を利用して制御を必要としない簡易な構成で排紙トレイの通過移動時の排紙ローラとの干渉を回避できるので、低コスト化を実現できる。
請求項7記載の発明によれば、上下移動の駆動源の駆動力を利用して制御を必要としない簡易な構成で排紙トレイの通過移動時の排紙ローラとの干渉を回避できるので、低コスト化を実現できる。
請求項8記載の発明によれば、排紙トレイが自重で用紙排出方向上流側へスライドするようにしたので、上下移動の駆動源の駆動力を利用して制御を必要としない簡易な構成をより一層簡易化でき、さらに低コスト化を実現できる。
請求項9記載の発明によれば、上下移動の駆動源の駆動力を利用して制御を必要としない簡易な構成で排紙トレイの通過移動時の排紙ローラとの干渉を回避できるので、低コスト化を実現できる。
請求項10記載の発明によれば、カム等の使用による装置の高さが大きくなることを回避することができる。
請求項11記載の発明によれば、カム等の使用による装置の高さが大きくなることを回避することができるとともに、上下移動の駆動力でスライドさせる構成に比べて構成の簡易化を図ることができる。
請求項12記載の発明によれば、カム等の使用による装置の高さが大きくなることを回避することができるとともに、1つの排紙トレイで用紙を仕分けできる。
請求項13記載の発明によれば、排紙トレイのスライド動作、シフト動作を行える構成において、独立した駆動源を要しないので、低コストで簡単な構成で排紙トレイの用紙排出方向のスライド動作及び用紙のシフト動作が可能となる。
請求項14記載の発明によれば、排紙トレイのスライド動作を駆動源で行う構成において、排紙トレイを排紙口の受取位置に位置付けるための検知がタイムラグを来すことなく確実にできる。
請求項15記載の発明によれば、排紙トレイのスライド動作を駆動源で行う構成において、排紙トレイを排紙口の受取位置に位置付けるための検知がタイムラグを来すことなく確実にできる。
また、カム等の使用による装置の高さが大きくなることを回避することができるとともに、上下移動の駆動力でスライドさせる構成に比べて構成の簡易化を図ることができる。
請求項16記載の発明によれば、排紙トレイのスライド動作を駆動源で行う構成において、排紙トレイを排紙口の受取位置に位置付けるための検知がタイムラグを来すことなく確実にできる。
カム等の使用による装置の高さが大きくなることを回避することができるとともに、1つの排紙トレイで用紙を仕分けできる。
請求項17記載の発明によれば、排紙トレイのスライド動作を駆動源で行う構成において、排紙トレイを排紙口の受取位置に位置付けるための検知がタイムラグを来すことなく確実にできる。
また、また、排紙トレイのスライド動作、シフト動作を行える構成において、独立した駆動源を要しないので、低コストで簡単な構成で排紙トレイの用紙排出方向のスライド動作及び用紙のシフト動作が可能となる。
請求項18記載の発明によれば、一定量以上の用紙を積載した場合に発生する用紙の落下や用紙後端がエンドフェンスを乗り越えて積載されるなどの不具合を未然に防ぐことが可能となる。また、そのような不具合が発生している状態で排紙トレイの切り換えを行うと、用紙が排紙ローラに接触して用紙に傷が付いたり、用紙が排紙トレイと排紙口に挟まれて排紙トレイの上下移動がロックして装置が破損するなどの2次災害を招く恐れもあるが、これを同時に回避することができる。
請求項19記載の発明によれば、満杯検知手段がエンドフェンスに一体に設けられているので、用紙の積載が一定量を超えることを確実に検知でき、積載オーバーによる不具合を確実に防止することができる。
請求項20記載の発明によれば、排紙口を通過移動時の排紙トレイ上の用紙の積載状態の乱れを防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図16に基づいて説明する。ここで、図1,2は用紙積載装置としてのフィニッシャ(用紙後処理装置)の全体概要図で、図3乃至図7はステイプルユニット関係の図、図8は下側の排紙トレイが排紙口E2の受取位置にセットされている場合の排紙トレイの昇降機構の概要正面図、図9は上部排紙トレイが排紙口E2の受取位置にセットされている場合の排紙トレイの昇降機構の概要正面図、図10は排紙トレイの昇降機構の概要側面図、図11は下側の排紙トレイの駆動機構の斜視図、図12は上部排紙トレイが排紙口を通過移動可能な状態の平面図及び側面図、図13は上部排紙トレイが排紙口の受取位置に位置した状態の平面図、図14は下側の排紙トレイのシフト構成を示す斜視図、図15は下側の排紙トレイのシフト構成の動作を示す斜視図、図16は制御ブロック図である。
図1は排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットし、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットした状態を、図2は排紙トレイ2を待機位置に待機させ、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットした状態を示している。
図1に示すように、画像形成装置としての複写機Gとフィニッシャ200との用紙受け渡し部位Jの近傍には、入口センサーSN1、入口ローラ対5が設けられており、入口ローラ対5により取り込まれた用紙は、後処理モードに応じて、以下の排紙形態をとる。
(1)単純排紙専用の排紙口E1から上部排紙トレイとしての排紙トレイ1に排出される(単純排紙モード)。
(2)綴じ処理をせずに加工的処理モードに対応する排紙口E2から排紙トレイ1又は下側の排紙トレイとしての排紙トレイ2に排出される(ノンステイプルモード)。
(3)綴じ処理を経て排紙口E2から排紙トレイ1又は排紙トレイ2に排出される(ステイプルモード)。
排紙口E1への搬送ルートは、入口ローラ対5の下流に設けられた分岐爪20によって切り換えられ、用紙は搬送ローラ対6によって搬送され、排紙ローラ対7によって排出される。排紙ローラ対7は、駆動ローラ7aと、従動ローラ7bを有している。従動ローラ7bは自重又は付勢力により駆動ローラ7aに当接し、用紙は両ローラ間に挟持されて排出される。
分岐爪20はソレノイド20a(図16参照)によって駆動され、ソレノイド20aがオフすると、図1に示すように、用紙は排紙口E1へ向けて搬送される。単純排紙ルートCにおける符号SN2は、排紙ローラ対7の近傍に設けられた排紙センサーを示す。
ソレノイド20aがオンして分岐爪20が上方に回動すると、用紙は略水平に案内される。分岐爪20の下流には分岐爪21が設けられており、略水平に案内された用紙はこの分岐爪21によって、綴じ処理をしないノンステイプルルートB又は綴じ処理を行うステイプルルートAへ選択的に案内される。
分岐爪21はソレノイド21a(図16参照)によって駆動され、ソレノイド21aがオンして上方に回動すると、用紙は略垂直方向のステイプルルートAへ案内される。図1ではソレノイド21aがオフしてノンステイプルルートBへ搬送する状態を示している。
ノンステイプルルートBでは用紙は搬送ローラ対8で搬送され、排紙ローラ対9によって排紙トレイ1又は排紙トレイ2に排出される。符号SN3はノンステイプルルートB及びステイプルルートAにおける排紙センサーを示す。
ステイプルルートAでは用紙は搬送ローラ対10で搬送され、ステイプルユニット60へ送られて綴じ処理をされる。綴じ処理された用紙(束)は排紙ローラ対9により排紙トレイ1又は排紙トレイ2に排出される。ステイプルルートAにおける符号SN4はステイプル排紙センサーを示す。
排紙ローラ対9は、駆動ローラ9aと、従動ローラ9bを有し、従動ローラ9bは用紙排出方向上流側を支持されて上下方向に回動自在に設けられた支持部材13の自由端部に回転自在に支持されている。従動ローラ9bは自重又は付勢力により駆動ローラ9aに当接し、用紙は両ローラ間に挟持されて排出される。綴じ処理された用紙束が排出されるときは、支持部材13が上方に回動され、所定のタイミングで戻されるようになっている。このタイミングは排紙センサーSN3の検知信号に基づいて決定される。
図1に示すように、装置本体の排紙口E1,E2側には上より順に、排紙口E2に排紙トレイ2を位置付ける場合等に排紙トレイ1の退避位置(排紙口E1に対して排紙トレイ1が用紙受取可能な位置でもある)を検知するための退避位置検知センサーSN5、排紙口E2に排紙トレイ1を位置付ける場合にその位置を検知するとともに排紙トレイ2の上面又はこの排紙トレイ2上の用紙の上面を検知するための紙面検知センサーSN6、排紙トレイ2の待機位置(排紙トレイ2の積載面の位置で、用紙が積載されている場合には最上位紙の位置)を検知するための待機位置検知センサーSN8、排紙トレイ2の満杯位置を検知するための満杯検知センサーSN9、排紙トレイ2の下限位置を検知するための下限位置検知センサーSN7が設けられている。
排紙口E2に排紙トレイ1を位置付ける場合、排紙トレイ2は下限位置ではなく待機位置検知センサーSN8で検知される待機位置に位置付けられ、排紙トレイ2が指定されたときに少ない移動距離で排紙口E2に移動できるようになっている。
なお、各センサーはその機能に応じて用紙排出方向における前後位置に差があるが、図1及び図2では分かりやすいように全てのセンサーを直線上に配置して上下方向の位置の違いだけを表示している。
排紙トレイ1と排紙トレイ2は別々の駆動源によって個別に駆動され、後述する制御手段100によって排出口E2に対する位置付け等を制御されるようになっている。
次に、ステイプルユニット60の構成を説明する。
図1及び図2に示すように、ステイプルルートAへ導かれた用紙は、搬送ローラ対10、排紙ローラ対11により図示しないステイプルトレイへ積載される。
この場合、用紙毎に叩きローラ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス62にて横方向(用紙搬送方向と直交する用紙幅方向)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束の先頭紙の間で後述する制御手段100からのステイプル信号によりステイプラー61が駆動され、綴じ処理が行われる。
綴じ処理が行われた用紙束は、ただちに放出爪71aを有する放出ベルト71により排紙ローラ対9へ送られ、図6に示すように、排紙口E2の受取位置にセットされている排紙トレイ2(又は排紙トレイ1)に排出される。
放出爪71aは、図7に示すように、ホームポジション検知センサーSN11によりそのホームポジションを検知されるようになっており、このホームポジション検知センサーSN11は放出ベルト71に設けられた操作片71bによりオン・オフする。
図3に示すように、叩きローラ12は支点12aを中心に叩きソレノイド66によって振り子運動を与えられ、図4に示すように、ステイプルトレイへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙を後端フェンス68に突き当てる。このとき、排紙ローラ対11にはブラシローラがあるため(図1参照)、これによって用紙後端の逆流が防止される。なお、叩きローラ12は反時計回りに回転する。
図3に示すように、ジョガーフェンス62は、正逆転可能なジョガーモータ63によりジョガーベルト64を介して駆動され、用紙の幅方向に往復移動する。
ステイプルユニット60は、図5に示すように、正逆転可能なステイプル移動モータ69によりステイプルベルト70を介して駆動され、用紙の端部の所定位置を綴じるために用紙の幅方向に移動する。
ステイプル排紙センサーSN4は、用紙後端を検知して即叩きソレノイド66にオン命令を出して叩きローラ12が作動しても、叩きローラ12により図示しないステープルトレイに排出された用紙の後端が後端フェンス68に突き当てられ、整合されるような位置に配置されている。
次に、ステイプルモードが選択された場合の動作について説明する。
ステイプルモードが選択されると、図3に示すように、ジョガーフェンス62はホームポジションより移動し、ステープルトレイに排出される用紙幅より片側7mm離れた待機位置で待機する。用紙が搬送ローラ対10によって搬送され、用紙後端がステイプル排紙センサーSN4を通過すると、ジョガーフェンス62が待機位置から5mm内側に移動して停止する。
また、ステイプル排紙センサーSN4は用紙後端通過時点にそれを検知し、その信号がCPU102に入力される(図16参照)。CPU102ではこの信号の受信時点から搬送ローラ対10を駆動する搬送モータからの発信パルス数をカウントし、所定パルス発信後に叩きソレノイド66をオンさせる。
叩きローラ12は、叩きソレノイド66のオン・オフにより振り子運動をし、オン時には用紙を叩いて下方向に戻し、後端フェンス68に突き当てて紙揃えを行う。このとき、ステイプルトレイに収納される用紙が入口センサーSN1あるいはステイプル排紙センサーSN4を通過するたびにその信号がCPU102に入力され、用紙の枚数がカウントされる。
叩きソレノイド66がオフされて所定時間経過後、ジョガーフェンス62は、ジョガーモータ63によってさらに2.6mm内側に移動して一旦停止し、横揃えが終了する。ジョガーフェンス62はその後7.6mm移動して待機位置に戻り、次の用紙を待つ。この動作を最終頁まで行う。その後再び7.6mm内側に移動して停止し、用紙束の両端を押さえてステイプル動作に備える。その後所定時間後にステイプルモータによりステイプラー61が作動し、綴じ処理が行われる。このとき、複数綴じが指定されていれば、1ヵ所の綴じ処理が終了した後、ステイプル移動モータ69が駆動され、ステイプラー61が用紙後端に沿って適正位置まで移動され、2ヵ所目の綴じ処理が行われる。
綴じ処理が終了すると、放出モータ72が駆動され、放出ベルト71が駆動される。このとき、排紙モータも駆動され、放出爪71aにより持ち上げられた用紙束を受け取るべく排紙ローラ対9が回転し始める。このとき、ジョガーフェンス62は用紙のサイズ及び綴じ枚数により動作が異なるように制御される。
例えば、綴じ枚数が設定枚数より少ない、あるいは設定サイズより小さい場合には、ジョガーフェンス62により用紙束を押えながら放出爪71aにより用紙束後端を引っ掛け搬送する。
そして、紙有無センサーSN15(図4参照)あるいは放出爪71aのホームポジション検知センサーSN11による検知より所定パルス後にジョガーフェンス62を2.6mm退避させ、ジョガーフェンス62による用紙への拘束を解除する。この所定パルスは、放出爪71aが用紙後端に衝突してからジガョーフェンス62の先端を抜ける間で設定されている。
また、綴じ枚数が設定枚数より多い、あるいは設定サイズより大きい場合には、予めジョガーフェンス62を2.6mm退避させ、放出を行う。いずれの場合も用紙束がジョガーフェンス62を抜け切ると、ジョガーフェンス62は、さらに5mm外側に移動して待機位置に復帰し、次の用紙に備える。なお、用紙に対するジョガーフェンス62の距離により拘束力を調節することも可能である。
次に、排紙トレイ1、2の構成及びその支持部材(昇降機構)等を説明する。
図8及び図9に示すように、排紙トレイ1は後述する一対のガイドレール30a,30bから構成される支持部材56に上下方向に移動可能に支持されたベース部材57に設けられている。
排紙トレイ1には用紙の後端を揃えるためのエンドフェンス1aが一体に形成されており、エンドフェンス1aには排紙トレイ1に一定量以上の用紙が積載されたときにその状態(満杯状態)を検知するための満杯検知手段としては満杯検知センサーSN12が設けられている(図1及び図2では省略)。この満杯検知センサーSN12による検知がなされると、排紙トレイ1への用紙の排出を禁止するなどの制御がなされ、積載不良の発生を未然に防止できるようになっている。ここでの満杯は、用紙が積載された状態で排紙トレイ1が上下移動する場合に用紙の積載状態が乱れない積載量を意味する。
排紙トレイ2における用紙後端の揃えは、装置本体側面を形成するエンドフェンス3によりなされるようになっている。これらの排紙トレイ1,2が上下方向に積層状態に設けられている。
図10に示すように、排紙トレイ1は、側板39a、39b間に固定されたベース本体40に、後述するスライドベース50を介して用紙排出方向にスライド自在に取り付けられている。側板39a、39bには図示しない短軸を介して回転自在なガイドコロ44が取り付けられており、ガイドコロ44は断面コ字形の一対のガイドレール30a,30bの内側に係合されて上下方向に移動可能に設けられている。
また、ガイドコロ44は、側板39a、39bとベース本体40との組付けによって位置決めされているので、ガイドレール30a,30bからの外れが防止されている。
駆動軸33aと、従動軸33bにはタイミングプーリ36を介してタイミングベルト37がテンションをもって掛けられている。このタイミングベルト37の一部に側板39a、39bの一部が固定されており、かかる構成によって排紙トレイ1を含むユニットが昇降可能に吊り下げられている。
一方、排紙トレイ2は、排紙トレイ1と同様に、側板42a、42b間に固定されたベース43に取り付けられている。側板42a、42bには図示しない短軸を介して回転自在なガイドコロ44が取り付けられており、ガイドコロ44は断面コ字形の一対のガイドレール30a,30bの内側に係合されて移動可能に設けられている。すなわち、排紙トレイ1と排紙トレイ2は一対のガイドレール30a,30bを共用している。また、ガイドコロ44は、側板42a、42bとベース43との組付けによって位置決めされているので、ガイドレール30a,30bからの外れが防止されている。
駆動軸41aと、従動軸41bにはタイミングプーリ34を介してタイミングベルト35がテンションをもって掛けられている。このタイミングベルト35の一部に側板42a、42bの一部が固定されており、かかる構成によって排紙トレイ2を含むユニットが昇降可能に吊り下げられている。
このように上下移動可能に構成された排紙トレイ2は、図11に示すように、駆動軸41aを駆動ユニット29により駆動されることにより昇降する。
排紙トレイ2を上下方向に移動させる駆動源としての正逆転可能な上下モータ31で発生した動力がウォームギヤ30を介して駆動軸41aに固定されたギヤ列の最終ギヤに伝達されるようになっている。途中ウォームギヤ30を介しているため、排紙トレイ2を一定の位置に保持することができ、排紙トレイ2の不意の落下事故等を防止することができるようになっている。
図示しないが、排紙トレイ1の駆動ユニットも同様であり、その排紙トレイ1を上下方向に移動させる駆動源は、図16に示す正逆転可能な上下モータ55である。
排紙トレイ2の側板42aには、遮蔽板42cが一体に形成されており、遮蔽板42cによって満杯検知センサーSN9、下限位置検知センサーSN7がオン・オフされるようになっている。これらのセンサーはフォトセンサーであり、遮蔽板42cにより遮られたときにオンするようになっている。
待機位置検知センサーSN8は、エンドフェンス3の表面から検知片が付勢力で突出する構成を有し、検知片が排紙トレイ2又は排紙トレイ2上の用紙に当接して変位することによりオン・オフするようになっている(図8,9においては満杯検知センサーSN9、下側排紙トレイ位置検知センサーSN10は省略)。
紙面検知センサーSN6も待機位置検知センサーSN8と同様の構成となっている。なお、図4において、排紙ローラ対9の従動ローラ9bは省略している。
また、図4において、符号17は排紙口E2から排出された用紙と接して該用紙の後端をエンドフェンス3に突き当てて揃えるためのスポンジ製の戻しコロを示す。
次に、図8、図9、図12及び図13に基づいて排紙トレイ1の用紙排出方向へのスライド構成を詳細に説明する。
図8及び図9に示すように、ガイドレール30a,30bには、排紙トレイ1の移動面から用紙排出方向に突出した排紙ローラ対9の駆動ローラ9a(排紙ローラ)と排紙トレイ1との干渉を回避するために、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせるカム81が設けられている。カム81の上下方向の長さは、排紙ローラ対9の下方近傍から排紙ローラ対7までに亘っている。
カム81の用紙排出方向の厚みは、排紙ローラ対9との干渉を回避できる厚肉部81aと、傾斜部81bと、排紙ローラ対9の下方に位置する薄肉部81cの3段階となっている。
排紙トレイ1のエンドフェンス1aの背面には、カム81のカム面(カム81の用紙排出方向前面)を転動するガイドコロ80が設けられている。
図12及び図13に示すように、側板39a,39bの内面にはそれぞれスライドレール53が固定されている。スライドレール53間には、両端部にスライドレール53にガイドされるガイドコロ52を有する2本のシャフト51が設けられており、シャフト51間にはスライドベース50が支持(この場合には固定)されている。このスライドベース50に排紙トレイ1が固定されている。
スライドベース50の用紙幅方向の両端部には、弾性部材としてのバネ54,54の一端が係止されており、各バネ54の他端はベース本体40の用紙排出方向後端部に立ち上げられたバネ係止片40aに係止されている。かかる構成により排紙トレイ1はバネ54の付勢力により常時カム81へ押圧されており、ガイドコロ80はカム面に当接している。
側板39a,39b、ベース本体40、スライドベース50、シャフト51、スライドレール53、バネ54等により排紙トレイ1を支持するベース部材57が構成されている。
図8は、排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にセットされ、排紙トレイ2が排紙口E2の受取位置にセットされた状態を示している。この場合、排紙トレイ1のガイドコロ80はカム81の厚肉部81aに位置しているので、図12に示すように、用紙排出方向における排紙トレイ1のエンドフェンス1aと排紙ローラ対9との間には若干の隙間が生じている。
この状態から、図9に示すように、排紙トレイ2を待機位置に待機させ、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットする場合、排紙トレイ1が排紙口E2を上方から下方へ通過する移動において、排紙トレイ1は、ガイドコロ80がカム81の厚肉部81aに位置する状態で排紙口E2を通過するため、排紙ローラ対9と干渉することなく通過する。
その後、ガイドコロ80は厚肉部81aから傾斜部81bを経て薄肉部81cに至る。ガイドコロ80が傾斜部81bに進入した時点から排紙トレイ1はバネ54の付勢力によりカム81側へスライドし始め、最終的に排紙口E2から用紙を受取可能な位置に位置付けられる。排紙トレイ1のスライドは、スライドベース50の水平移動により、その姿勢を保ったまま、換言すれば傾くことなくなされる。
この受取位置では、図13に示すように、排紙トレイ1のエンドフェンス1aと排紙ローラ対9の駆動ローラ9aがオーバーラップする。厳密には、図示しないが、エンドフェンス1aには駆動ローラ9aとの干渉を回避するための、上下方向に切り欠かれた切り欠き凹部が形成されており、エンドフェンス1aの用紙幅方向端部のみが駆動ローラ9aと上下方向にオーバーラップするようになっている。これにより、排紙口E2から排出された用紙の後端が駆動ローラ9aとエンドフェンス1aの間に入り込んで積載不良が生じることが防止される。このオーバーラップ構成は、排紙口E1における排紙ローラ対7に対しても同様に機能する。
排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットするための紙面検知センサーSN6のオン・オフは、排紙トレイ1に用紙が積載されていない場合には上記切り欠き凹部の下端でなされる。また、図示しないが、戻しコロ17と排紙トレイ1のエンドフェンス1aとの干渉を回避するためにエンドフェンス1aには同様の切り欠き凹部が形成されている。
上記カム構成によれば、排紙トレイ1の上下移動力を利用して排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせ、排紙ローラ対9との干渉を回避できるので、干渉を回避するための専用の駆動源を設ける必要がなく、低コスト化を実現できる利点がある。
図14及び図15に示すように、エンドフェンス3の裏側には、シフトモータ46、クランクギヤ47等が配置され、エンドフェンス3をシフトできるようになっている。エンドフェンス3の裏面に上下に延びる長孔を有する部材80が固定され、この長孔にクランクギヤ47に偏心して固定されたピン86が係合されている。シフトモータ46の回転はベルト84によりウォームギヤ82に伝達され、これに噛み合うクランクギヤ47が回転する。
このシフト運動はシフトセンサーSN14により監視され、停止位置を確定するようになっている。エンドフェンス3と排紙トレイ2は排紙トレイ2の上下移動を許容する櫛状に嵌合されており、エンドフェンス3の動きに排紙トレイ2が追随することとなる。
かかる構成により、排紙トレイ2における仕分けスタックが可能となっている。
本実施形態ではオフセットスタックを排紙トレイ1,2自体のシフト動作(排紙トレイ1のシフト動作については後述)で実現しているが、例えば搬送ローラあるいは排紙ローラをシフト動作させることで用紙を搬送中にシフトさせることも可能である。また、排紙トレイ2におけるオフセットスタックは、ステイプルユニット60のジョガーフェンスを利用した方法も考えられる。また、これらの方法を組み合わせることも可能である。
制御手段100は、図16に示すように、CPU102、I/Oインターフェース104等を有するマイクロコンピュータであり、複写機Gの図示しない装置本体のコントロールパネルの各スイッチ(SW)等、及び紙面検知センサーSN6等の各センサーからの信号がI/Oインターフェース104を介してCPU102へ入力される。CPU102は、入力された信号に基づいて、排紙トレイ1用の上下モータ55、排紙トレイ2用の上下モータ31、ソレノイド20a、ソレノイド21a、叩きソレノイド66、各搬送ローラ対を駆動する搬送モータ、各排紙ローラ対を駆動する排紙モータ、ステイプラー61を駆動するステイプルモータ、放出ベルト71を駆動する放出モータ72、ステイプラー61を移動させるステイプル移動モータ69、ジョガーフェンス11を駆動するジョガーモータ63等の駆動を制御する。
搬送ローラ対10を駆動する搬送モータのパルス信号はCPU102に入力されてカウントされ、このカウントに応じて叩きソレノイド66が制御される。
整合制御手段は、CPU102,及びCPU102を動かす種々のオペレーションプログラムによって構成される。
上記構成において、先ず、綴じ処理を行わないノンステイプルモードが選択された場合の動作について説明する。
(排紙ローラ対7から排紙トレイ1に排紙する場合)
コピー済みの用紙が入口ローラ対5により受け入れられ、搬送ローラ対6で搬送され、排紙ローラ対7により排出され、排紙トレイ1にスタックされる。このとき、排紙ローラ対7は、排紙センサーSN2が用紙後端を検知すると減速され、これによりスタック性が向上する。
(排紙ローラ対9から排紙トレイ2に排紙する場合)
コピー済みの用紙が入口ローラ対5により受け入れられ、搬送ローラ対8で搬送され、排紙ローラ対9により排出され、排紙トレイ2にスタックされる。このとき、排紙ローラ対9は、排紙センサーSN3が用紙後端を検知すると減速され、これによりスタック性が向上する。
また、順次コピー済みの用紙が排出され、その上面が紙面検知センサーSN6に検知されると、上下モータ31が駆動されて排紙トレイ2が下降させられ、紙面高さが常に適正な高さに保たれる。また、ソート及びスタックモード時には、複写機Gのコントロールパネルなどから出される仕切信号により、シフトモータ46が駆動されて排紙トレイ2のシフト動作がなされ、ジョブ終了まで仕分けを行う。
次に、制御手段100による排紙トレイ1,2の制御動作を説明する。
まず、排紙トレイ1,2のイニシャル動作(ホーミング動作)について説明する。排紙トレイ1のホームポジション(電源投入時の位置)は、図1に示すように、ベース部材57の後端が退避位置検知センサーSN5に検知された位置、排紙トレイ2は紙面検知センサーSN6によりその積載面上端又は積載された用紙の上面が検知された位置である(以下の他の実施形態において同じ)。
このイニシャル動作を図17のフローチャートに基づいて説明する。なお、以降のフローチャートにおいては、単に排紙トレイ1をトレイ1と、排紙トレイ2をトレイ2と略記する。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため制御手段100は退避位置検知センサーSN5をチェックし(S1)、オフであれば排紙トレイ1を上昇させる(S2)。続いて退避位置検知センサーSN5をチェックし(S3)、オンになったら排紙トレイ1を停止させる(S4)。S1において、退避位置検知センサーSN5がオンであればS5に進む。
次に、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットするため制御手段100は紙面検知センサーSN6をチェックし(S5)、オフの場合には一旦排紙トレイ2を上昇させる(S6)。続いて紙面検知センサーSN6をチェックし(S7)、オンになったら排紙トレイ2を停止させる(S8)。次に排紙トレイ2を下降させた後(S9)、紙面検知センサーSN6をチェックし(S10)、オフになったら排紙トレイ2を停止させ(S11)、排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(S12)。
S5において、紙面検知センサーSN6がオンの場合には排紙トレイ2を下降させ(S13)、S10に進む。
次に、図18のフローチャートに基づいて、排紙トレイ1の位置フラグが0で排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置に、排紙トレイ2を待機状態にセットする場合を説明する。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S14)、位置フラグが0であれば、排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。まず、排紙トレイ2を待機状態にセットするため排紙トレイ2を下降させ(S15)、次に待機位置検知センサーSN8がオンからオフになったかどうか、すなわち、排紙トレイ2の下端でオンし、その上端又は排紙トレイ2上の用紙の上端が通過してオフしたかどうかをチェックし(S16)、オンからオフになったら排紙トレイ2を停止させる(S17)。
次に、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットするため排紙トレイ1を下降させ(S18)、紙面検知センサーSN6がオンからオフになったかどうか、すなわち、排紙トレイ1の下端でオンし、エンドフェンス1aの上端(厳密には切り欠き凹部の下端)が通過してオフしたかどうかをチェックし(S19)、オンからオフになったら排紙トレイ1を停止させる(S20)。そして排紙トレイ1の位置フラグに1をセットする(S21)。
本実施形態では、上述のように、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置に位置させるための検知手段としての紙面検知センサーSN6を、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置に位置させるための検知手段として共用している。
次に、排紙トレイ1の位置フラグが1で、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置に又は排紙トレイ2を待機状態にセットする場合を、図19のフローチャートに基づいて説明する。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S22)、位置フラグが1であれば、排紙トレイ1が排紙口E2の受取位置にあることを確認するため、排紙トレイ1を上昇させ(S23)、紙面検知センサーSN6をチェックする(S24)。紙面検知センサーSN6がオンしたら排紙トレイ1を停止させ(S25)、次いで排紙トレイ1を下降させる(S26)。続いて紙面検知センサーSN6をチェック(S27)、オフしたら排紙トレイ1を停止させ(S28)、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットする。
次に、排紙トレイ2を待機状態にセットするため、排紙トレイ2を上昇させ(S29)、待機位置検知センサーSN8をチェックする(S30)。オンしたら排紙トレイ2を停止させ(S31)、続いて排紙トレイ2を下降させる(S32)。次に、待機位置検知センサーSN8をチェックし(S33)、オフしたら排紙トレイ2を停止させる(S34)。そして、排紙トレイ1の位置フラグを1にセットする(S35)。
すなわち、位置フラグが1の場合には、排紙トレイ1を上昇・下降させて紙面検知センサーSN6により再セットし、排紙トレイ2を上昇・下降させて待機位置検知センサーSN8により再セットする。
次に、排紙トレイ1の位置フラグが0で排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置に又は排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置に再セットする場合の動作を、図20のフローチャートに基づいて説明する。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S36)、0であれば排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。まず、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットするため紙面検知センサーSN6をチェックし(S37)、オフであれば排紙トレイ2を一旦上昇させる(S38)。
続いて紙面検知センサーSN6をチェックし(S39)、オンしたら排紙トレイ2を停止させ(S40)、次いで排紙トレイ2を下降させる(S41)。さらに紙面検知センサーSN6をチェックし(S42)、オフしたら排紙トレイ2を停止させる(S43)。
次に、退避位置検知センサーSN5をチェックし(S44)、オフの場合には排紙トレイ1を上昇させる(S45)。続いて退避位置検知センサーSN5をチェックし(S46)、オンになったら排紙トレイ1を停止させる(S47)。すなわち、排紙トレイ1を退避位置検知センサーSN5により再セットする。そして、排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(S48)。
S2で紙面検知センサーSN6がオンの場合には、排紙トレイ2を下降させ(S49)、S42に進む。
次に、排紙トレイ1の位置フラグが1で、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置に又は排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットする場合を、図21のフローチャートに基づいて説明する。
排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S50)、位置フラグが1であれば排紙トレイ1は排紙口E2の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため排紙トレイ1を上昇させ(S51)、退避位置検知センサーSN5をチェックし(S52)、オンしたら排紙トレイ1を停止させる(S53)。
次に、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットするため排紙トレイ2を上昇させ(S54)、紙面検知センサーSN6をチェックし(S55)、オンになったら排紙トレイ2を停止させる(S56)。次に排紙トレイ2を下降させ(S57)、紙面検知センサーSN6をチェックする(S58)。オフになったら排紙トレイ2を停止させ(S59)、排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(S60)。
実際のコピー動作においては、複写機等の画像形成装置の操作部、あるいはプリンタドライバー上で後処理モード、及び排紙先が決定され、その情報に基づき排紙トレイの切り換えが実施される。
図1に示す状態(排紙トレイデフォルト状態)においては、ステイプルモードで排紙トレイ1への排出時のみ排紙トレイの切り換えが行われる。すなわち、排紙トレイ1は排紙口E2の受取位置にセットされる。
図2に示すような状態でジョブが終了した場合には、排紙トレイ1,2のホーミング動作は画像形成装置Gの制御部の判断で適宜実施される。
次に、図22に基づいて、カムを用いて排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる方式の変形例を説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、要部のみ説明する。また、特に必要がない限り既にした構成、機能上の説明は省略する。
本実施形態におけるベース部材57では、スライドベース50が側板39a,39bに対して用紙排出方向前方側が上がるように傾斜した状態に固定されたスライドレール53に支持されており、排紙トレイ1の下面にも傾斜面1bが形成され、該傾斜面1bがスライドベース50に固定されている。
傾斜の角度θは、排紙トレイ1がその自重により用紙排出方向上流側へスライドするように設定されている。
かかる構成により、排紙トレイ1は少なくともその自重によりカム81へ押圧されている。
排紙トレイ1が下方へ移動して排紙口E2を通過する動作において、ガイドコロ80がカム81の傾斜部81bに進入した時点から排紙トレイ1の自重で排紙トレイ1は用紙排出方向上流側へその姿勢を保ったままスライドし始め、最終的に排紙口E2に用紙を受取可能に位置付けられる。
本実施形態によれば、上記実施形態に比べてバネ54が不要であるので、構成の簡易化、低コスト化を実現できる利点がある。
排紙トレイ1が水平移動する最初の実施形態において、バネ54を使用せずに磁力で排紙トレイ1をカム81へ押圧する構成とすることもできる。例えば、カム81のカム面に帯板状の磁石(例えばマグネットシート)を固定してこの磁石の用紙排出方向前面をカム面とし、ガイドコロ80を強磁性体で形成する。勿論、カム81全体を磁石としてもよく、カム81のカム面のみを磁化してもよい。
また、逆にガイドコロ80を磁石で形成し、カム81を強磁性体で形成してもよい。
また、上記傾斜移動の構成において磁力構成を付加し、カム81のカム面とガイドコロ80の圧接状態を確実にする構成としてもよい。
上記各実施形態では、排紙トレイ1をカム81によって用紙排出方向にスライドさせる方式を示したが、排紙ローラ対9との干渉を回避するための駆動源を設け、該駆動源の制御によって排紙トレイ1をスライドさせる方式も採用することができる。
その一例を、図23乃至図27に基づいて説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、要部のみ説明する。また、特に必要がない限り既にした構成、機能上の説明は省略する。
本実施形態では、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる駆動源を、排紙トレイ1を上下方向に移動させる駆動源としての上下モータ55とは独立した別個のものとしている。
図25に示すように、本実施形態におけるスライドベース50は、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる駆動源としての正逆転可能なスライドモータ49及びベルト15を介して回転されるクランクプーリ48により駆動され、用紙排出方向にスライド運動をする。スライドベース50には用紙の幅方向に延びる長孔50aが形成されており、この長孔50aにクランクプーリ48に形成された偏心ピン48aが係合している。
スライドベース50の停止位置はスライドセンサーSN13と、このスライドセンサーSN13の位置からクランクプーリ48の回転面上で略90°用紙排出方向上流側へずれた位置に位置するスライドセンサーSN19により監視されるようになっている。この監視は、クランクプーリ48に形成された検知片48bによるスライドセンサーSN13,19のオン・オフによってなされる。
図23及び図25は、排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にセットされ、排紙トレイ2が排紙口E2の受取位置にセットされた状態を示している。この状態は、クランクプーリ48の検知片48bがスライドセンサーSN13をオンさせた状態であり、図25に示すように、用紙排出方向における排紙トレイ1のエンドフェンス1aと排紙ローラ対9との間には若干の隙間が生じている。
この状態から、図24に示すように、排紙トレイ2を待機位置に待機させ、排紙トレイ1を排紙口E2の用紙受取位置にセットする場合、排紙トレイ1が排紙口E2を上方から下方へ通過する移動において、排紙トレイ1は、スライドセンサーSN13がオンした位置に維持され、これにより排紙ローラ対9と干渉することなく通過する。
排紙トレイ1が排紙口E2を通過し、所定の位置に達すると、排紙トレイ1(厳密にはベース部材57)の上下移動が停止され、図25に示すように、スライドモータ49が矢印R方向に回転駆動される。ここでの所定の位置は、図24に示すように、ベース部材57の後端がトレイ1検知センサーSN18で検知された位置である。この所定位置は、ベース部材57を停止させた状態で排紙トレイ1を用紙排出方向上流側にスライドさせた場合に排紙トレイ1が排紙口E2に対して用紙を受け取る位置に位置する位置である。トレイ1検知センサーSN18は、ベース部材57を検知して排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置に位置させるための検知手段である。
上述したカム方式の構成では、排紙トレイ1のエンドフェンス1aが常にカム面に沿って移動するため、紙面検知センサーSN6によりタイムラグを来すことなく排紙トレイ1を検知できるが、本実施形態の場合には排紙トレイ1を所定位置に下降させた後、排紙トレイ1をスライドさせる制御であるので(排紙トレイ1が排紙口E2を上方から下方に通過する場合)、紙面検知センサーSN6で検知することは極めて困難であり、このため、トレイ1検知センサーSN18が設けられている。従って、本実施形態では排紙トレイ1の検知用としては紙面検知センサーSN6は用いられない。
スライドモータ49が矢印R方向に回転すると、クランクプーリ48が同方向に回転するため、排紙トレイ1はバネ54の付勢力で用紙排出方向上流側へスライドし、図26に示すように、クランクプーリ48が90°回転したとき、検知片48bがスライドセンサーSN19をオンさせた位置で停止する。これにより、排紙トレイ1のエンドフェンス1aと排紙ローラ対9の駆動ローラ9aがオーバーラップし、排紙トレイ1が排紙口E2の受取位置にセットされる。
次に、本実施形態における制御手段100による排紙トレイ1,2の制御動作を説明する。
まず、排紙トレイ1,2のイニシャル動作を図28のフローチャート(図17相当)に基づいて説明する。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため制御手段100は退避位置検知センサーSN5をチェックし(S61)、オフであればスライドセンサーSN13をチェックする(S62)。スライドセンサーSN13がオフの場合にはスライドモータ49をR方向と逆方向に回転させ(S63)、引き続きスライドセンサーSN13をチェックする(S64)。スライドセンサーSN13がオンになったら、スライドモータ49を停止させ(S65)、排紙トレイ1を上昇させる(S66)。続いて退避位置検知センサーSN5をチェックし(S67)、オンになったら排紙トレイ1を停止させる(S68)。S6において、退避位置検知センサーSN5がオンであればS69に進む。
次に、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットするため制御手段100は紙面検知センサーSN6をチェックし(S69)、オフの場合には一旦排紙トレイ2を上昇させる(S70)。続いて紙面検知センサーSN6をチェックし(S71)、オンになったら排紙トレイ2を停止させる(S72)。次に排紙トレイ2を下降させ(S73)、紙面検知センサーSN6をチェックする(S74)。オフになったら排紙トレイ2を停止させ(S75)、排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(76)。
S62において、スライドセンサーSN13がオンの場合にはS66に進み、S69において紙面検知センサーSN6がオンの場合にはS73に進む。
次に、図29のフローチャート(図18相当)に基づいて、排紙トレイ1フラグが0で排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置に又は排紙トレイ2を待機状態にセットする場合を説明する。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S77)、位置フラグが0であれば、排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。まず、排紙トレイ2を待機状態にセットするため排紙トレイ2を下降させ(S78)、次に待機位置検知センサーSN8がオンからオフになったかどうか、すなわち、排紙トレイ2の下端でオンし、その上端又は排紙トレイ2上の用紙の上端が通過してオフしたかどうかをチェックし(S79)、オンからオフになったら排紙トレイ2を停止させる(S80)。
次に、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセットするため排紙トレイ1を下降させ(S81)、トレイ1検知センサーSN18をチェックする(S82)。トレイ1検知センサーSN18がオンになったら排紙トレイ1を停止させる(S83)。次に、スライドモータ49をR方向に回転させ(S84)、スライドセンサーSN19をチェックする(S85)。スライドセンサーSN19がオンになったらスライドモータ49を停止させ(S86)、排紙トレイ1の位置フラグに1をセットする(S87)。
次に、排紙トレイ1の位置フラグが1で、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置に又は排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットする場合を、図30のフローチャート(図21に相当)に基づいて説明する。
排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S88)、位置フラグが1であれば排紙トレイ1は排紙口E2の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするためスライドモータ49をR方向と逆方向に回転させ(S89)、スライドセンサーSN13をチェックする(S90)。スライドセンサーSN13がオンになったら、排紙トレイ1を上昇させ(S91)、退避位置検知センサーSN5をチェックする(S92)。退避位置検知センサーSN5がオンになったら排紙トレイ1を停止させる(S93)。
次に、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットするため排紙トレイ2を上昇させ(S94)、紙面検知センサーSN6をチェックし(S95)、オンになったら排紙トレイ2を停止させる(S96)。次に排紙トレイ2を下降させ(S97)、紙面検知センサーSN6をチェックする(S98)。紙面検知センサーSN6がオフになったら排紙トレイ2を停止させ(S99)、排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(S100)。
排紙トレイ1の位置フラグが1のとき排紙トレイ1の位置フラグを1にする制御、排紙トレイ1の位置フラグが0のとき排紙トレイ1の位置フラグを0にする制御は、図19,20と同様であるので省略する。
上記実施形態では、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる駆動源を、排紙トレイ1を上下方向に移動させる駆動源としての上下モータ55とは独立した別個のものとしたが、排紙トレイ1のスライド時は上下移動はなされないので、上下モータ55の駆動力を利用して排紙トレイ1をスライドさせる構成とすることもできる。
なお、上記実施形態において、バネ54を用いずに、図22で示した自重でスライドする構成としてもよい。
図23乃至図27で示したスライド駆動源を有する方式は、排紙トレイ1の通過移動における排紙ローラ対9との干渉を回避するだけの構成、すなわち、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせるだけの構成であるが、これに加えて、用紙の仕分けスタックを可能にすべく、排紙トレイ1を用紙排出方向と略直交する用紙幅方向にスライド可能に設け、排紙トレイ1を用紙幅方向にスライドさせる駆動源を、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる駆動源が兼ねる構成とすることもできる。
すなわち、1つの駆動源(スライドモータ49)を用いて排紙トレイ1のスライド動作とシフト動作が行える構成とすることもできる。
その一例を図31及び図32に基づいて説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、要部のみ説明する。また、特に必要がない限り既にした構成、機能上の説明は省略する。
図23乃至図27で示した実施形態と異なるのは、シャフト51に対してスライドベース50が用紙幅方向にスライド自在に支持されている点、長孔50aが用紙排出方向に延びるように形成されている点、排紙トレイ1を用紙受取位置にスライドさせたときにその位置がスライドレール53に設けられたスライドストッパ117によって規制される点、スライドセンサーSN13に加えて前シフトセンサーSN16、後シフトセンサーSN17を設けた点である。
排紙トレイ1の検知に紙面検知センサーSN6を用いずにトレイ1検知センサーSN18を用いる点は図23乃至図27で示した実施形態と同様である。
図31は、図23に示すように、排紙トレイ1が排紙口E1受取位置にセットされ、排紙トレイ2が排紙口E2の受取位置にセットされた状態を示している。
この状態は、クランクプーリ48の検知片48bがスライドセンサーSN13をオンさせた状態であり、用紙排出方向における排紙トレイ1のエンドフェンス1aと排紙ローラ対9との間には若干の隙間が生じている。
この状態から、排紙トレイ2を待機位置に待機させ、排紙トレイ1を排紙口E2の用紙受取位置にセットする場合、排紙トレイ1が排紙口E2を上方から下方へ通過する移動において、排紙トレイ1は、スライドセンサーSN13がオンした位置に維持され、これにより排紙ローラ対9と干渉することなく通過する。
排紙トレイ1が排紙口E2を通過し、ベース部材57の後端がトレイ1検知センサーSN18で検知されると、排紙トレイ1(厳密にはベース部材57)の上下移動が停止され、排紙トレイ1を用紙受入れ状態に位置付けるためにスライドモータ49が矢印N方向に回転駆動される。これは、図32に示すクランクプーリ48のA回転であり、前シフトセンサーSN16が検知片48bでオンするとスライドモータ49は停止する。この場合、排紙トレイ1はバネ54により用紙排出方向上流側へ引っ張られているので、排紙トレイ1はクランクプーリ48の偏心ピン48aの移動に伴って排紙ローラ対9側(装置本体側)へ移動し、スライドストッパ117により所定の用紙受取位置に位置決めされる。
この用紙排出方向のスライド移動と同時に、排紙トレイ1はシャフト51に沿って用紙幅方向にもスライド移動する(A移動)。
排紙ローラ対9との干渉を回避する場合には、逆動作となる。
次に、用紙を仕分けスタックする場合、クランクプーリ48がB回転するようにスライドモータ49を回転させる。クランクプーリ48がB回転すると、排紙トレイ1はシャフト51に沿ってB移動する。このB移動は後シフトセンサーSN17が検知片48bによりオンしたときに停止する。この状態で所定枚数が積載されると、今度はクランクプーリ48がC回転するようにスライドモータ49を逆回転させる。クランクプーリ48がC回転すると、排紙トレイ1はシャフト51に沿ってC移動する。このC移動は前シフトセンサーSN16が検知片48bによりオンしたときに停止する。
この、用紙排出方向と略直交した排紙トレイ1の往復運動(往復スライド)により排紙トレイ1への用紙の仕分けスタックが可能となる。この場合、スライドモータ49は、排紙トレイ1を用紙排出方向にスライドさせる駆動源であるとともに、排紙トレイ1を用紙幅方向にスライドさせる駆動源でもある。
次に、本実施形態における制御手段100による排紙トレイ1,2の制御動作を説明する。
まず、排紙トレイ1,2のイニシャル動作を図33のフローチャート(図17相当)に基づいて説明する。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため制御手段100は退避位置検知センサーSN5をチェックし(S101)、オフであればスライドセンサーSN13をチェックする(S102)。スライドセンサーSN13がオフの場合にはスライドモータ49をN方向に回転させ(S103)、引き続きスライドセンサーSN13をチェックする(S104)。スライドセンサーSN13がオンになったら、スライドモータ49を停止させ(S105)、排紙トレイ1を上昇させる(S106)。続いて退避位置検知センサーSN5をチェックし(S107)、オンになったら排紙トレイ1を停止させる(S108)。S101において、退避位置検知センサーSN5がオンであればS109に進む。
次に、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットするため制御手段100は紙面検知センサーSN6をチェックし(S109)、オフの場合には一旦排紙トレイ2を上昇させる(S110)。続いて紙面検知センサーSN6をチェックし(S111)、オンになったら排紙トレイ2を停止させる(S112)。次に排紙トレイ2を下降させ(S113)、紙面検知センサーSN6をチェックする(S114)。オフになったら排紙トレイ2を停止させ(S115)、排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(S116)。
S102において、スライドセンサーSN13がオンの場合にはS106に進み、S109において紙面検知センサーSN6がオンの場合にはS113に進む。
次に、図34のフローチャート(図18相当)に基づいて、排紙トレイ1の位置フラグが0で、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置に又は排紙トレイ2を待機状態にセットする場合を説明する。
まず、排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S117)、位置フラグが0であれば、排紙トレイ1が排紙口E1の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。まず、排紙トレイ2を待機状態にするため排紙トレイ2を下降させ(S118)、次に待機位置検知センサーSN8がオンからオフになったかどうか、すなわち、排紙トレイ2の下端でオンし、その上端又は排紙トレイ2の用紙の上端が通過してオフしたかどうかをチェックし(S119)、オンからオフになったら排紙トレイ2を停止させる(S120)。
次に、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするため排紙トレイ1を下降させ(S121)、トレイ1検知センサーSN18をチェックする(S122)。トレイ1検知センサーSN18がオンになったら排紙トレイ1を停止させる(S123)。次に、スライドモータ49をN方向に回転させ(S124)、前シフトセンサーSN16をチェックする(S125)。前シフトセンサーSN16がオンになったらスライドモータ49を停止させ(S126)、排紙トレイ1の位置フラグに1をセットする(S127)。
次に、排紙トレイ1の位置フラグが1で、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置に又は排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットする場合を、図35のフローチャート(図21に相当)に基づいて説明する。
排紙トレイ1の位置フラグをチェックし(S128)、位置フラグが1であれば排紙トレイ1は排紙口E2の受取位置にあると判断して以下の動作を行う。
まず、排紙トレイ1を排紙口E1の受取位置にセットするためスライドモータ49をN方向と逆方向に回転させ(S129)、スライドセンサーSN13をチェックする(S130)。スライドセンサーSN13がオンになったら、スライドモータ49を停止させ(S131)、排紙トレイ1を上昇させる(S132)。
次に退避位置検知センサーSN5をチェックし(S133)、退避位置検知センサーSN5がオンになったら排紙トレイ1を停止させる(S134)。
次に、排紙トレイ2を排紙口E2の受取位置にセットするため排紙トレイ2を上昇させ(S135)、紙面検知センサーSN6をチェックし(S136)、オンになったら排紙トレイ2を停止させる(S137)。次に排紙トレイ2を下降させ(S138)、紙面検知センサーSN6をチェックする(S139)。紙面検知センサーSN6がオフになったら排紙トレイ2を停止させ(S140)、排紙トレイ1の位置フラグに0をセットする(S141)。
次に、図36のフローチャートに基づいて、排紙トレイ1のシフト動作を説明する。
まず、制御手段100は、前シフトセンサーSN16をチェックし(S142)、前シフトセンサーSN16がオンになっている場合、すなわち、排紙トレイ1が用紙受取位置にある場合、スライドモータ49をN方向に回転させ(S143)、次に後シフトセンサーSN17をチェックする(S144)。後シフトセンサーSN17がオンになったら、スライドモータ49を停止させ(S145)、そのままの状態で用紙が所定枚数排出されたかどうかをチェックスル(S146)。用紙が所定枚数排出されたら、ジョブが終了したかどうかをチェックし(S147)、終了していない場合にはS142に戻る。
S1で、前シフトセンサーSN16がオフの場合には、シフト動作が逆側(後シフトセンサーSN17側)で終わっていると判断して、スライドモータ49をN方向と逆方向に回転させ(S148)、前シフトセンサーSN16をチェックする(S149)。前シフトセンサーSN16がオンになったらS145に進む。
上記実施形態では排紙トレイ1のスライド動作の駆動源であるスライドモータ49が、排紙トレイ1のシフト動作の駆動源を兼ねる構成としたが、別個に独立した駆動源を用いてもよい。
なお、本実施形態においても、バネ54を用いずに、図22で示した自重でスライドする構成としてもよい。
カム81を用いた構成では、カム81の傾斜部81bが必ず必要であるので、傾斜部81bの上下方向の寸法分余計に上下移動する必要がある。装置の高さ方向に余裕がある場合は駆動源の必要のないカム構成が有利であるが、装置の高さを小さくしたい場合には図23乃至図27又は図31及び図32で示した駆動源を有する構成が有利である。
また、上記各実施形態において、排紙トレイ1はガイドコロ52とガイドレール53とで支持されているのでスライド時の摩擦抵抗が少なく、小さな力で移動可能であり、比較的安価な構成となる。スライド動作の駆動源を有する構成では、該駆動源の消費電力の抑制も図ることができる。
上記各実施形態では、用紙積載装置としての用紙後処理装置での発明の実施を示したが、用紙後処理装置が付設されない画像形成装置の場合にも同様に実施することができる。
本発明の一実施形態に係る用紙積載装置としての用紙後処理装置の概要正面図で、下側の排紙トレイを排紙口E2の受取位置にセットした状態の図ある。 上部排紙トレイを排紙口E2の受取位置にセットした状態の用紙後処理装置の概要正面図である。 ステイプルユニットの斜視図である。 ステイプルユニットにおける叩き動作を示す概要正面図である。 ステイプルユニットの斜視図である。 ステイプルユニットの排出動作を示す斜視図である。 放出ベルトのホームポジション検知構成を示す斜視図である。 下側の排紙トレイが排紙口E2の受取位置にセットされている状態の排紙トレイの昇降機構の概要正面図である。 上部排紙トレイが排紙口E2の受取位置にセットされている状態の排紙トレイの昇降機構の概要正面図である。 排紙トレイの昇降機構の概要側面図である。 下側の排紙トレイの駆動機構を示す斜視図である。 上部排紙トレイが排紙口を通過移動可能な状態を示す図で、(a)は概要平面図、(b)は概要側面図である。 上部排紙トレイが排紙口の受取位置にセットされた状態の概要平面図である。 下側の排紙トレイのシフト構成を示す斜視図である。 下側の排紙トレイのシフト構成を示す斜視図である。 制御ブロック図である。 排紙トレイのイニシャル動作を示すフローチャートである。 上部排紙トレイを排紙口E2の受取位置にセットするための動作を示すフローチャートである。 排紙口E2に位置する上部排紙トレイを該排紙口E2に再セットする動作を示すフローチャートである。 排紙口E1の受取位置にセットされた上部排紙トレイを該排紙口の受取位置に再セットする動作を示すフローチャートである。 排紙口E2の受取位置にセットされた上部排紙トレイを排紙口E1の受取位置にセットするための動作を示すフローチャートである。 カムを用いてスライドさせる例の変形例を示す要部正面図である。 駆動源の制御によってスライドさせる例を示す要部正面図である。 図23で示した例で上部排紙トレイを排紙口E2の受取位置にセットした状態の要部正面図である。 図23で示した例で上部排紙トレイが排紙口E2を通過可能状態ある場合の図で、(a)は概要平面図、(b)は概要側面図である。 図23で示した例で上部排紙トレイが排紙口E2の受取位置にセットされた状態の概要平面図である。 図23で示した例における制御ブロック図である。 図23で示した例で排紙トレイのイニシャル動作を示すフローチャートである。 図23で示した例で上部排紙トレイを排紙口E2の受取位置にセットするための動作を示すフローチャートである。 図23で示した例で排紙口E2の受取位置にセットされた上部排紙トレイを排紙口E1の受取位置にセットするための動作を示すフローチャートである。 上部排紙トレイを用紙排出方向にスライドさせ且つシフト動作させる例を示す図で、(a)は概要平面図、(b)は概要側面図である。 図31で示した例で上部排紙トレイが排紙口E2の受取位置にセットされた状態の概要平面図である。 図31で示した例で排紙トレイのイニシャル動作を示すフローチャートである。 図31で示した例で上部排紙トレイを排紙口E2の受取位置にセットするための動作を示すフローチャートである。 図31で示した例で排紙口E2の受取位置にセットされた上部排紙トレイを排紙口E1の受取位置にセットするための動作を示すフローチャートである。 図31で示した例で上部排紙トレイのシフト動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 上部排紙トレイ
1a エンドフェンス
2 排紙トレイ
30a,30b レールとしてのガイドレール
49 スライドさせる駆動源としてのスライドモータ
54 弾性部材としてのバネ
55 上下移動させる駆動源としての上下モータ
56 支持部材
57 ベース部材
81 カム
E2 排紙口
SN12 満杯検知センサー

Claims (1)

  1. 排紙トレイと、該排紙トレイをその移動距離全体に亘って直線状に上下移動可能に支持する支持部材と、該排紙トレイを上下方向に移動させる駆動源を有し、該排紙トレイが用紙を排出する排紙口を上下方向に通過移動する用紙積載装置において、
    上記排紙トレイが該排紙トレイに積載される用紙の後端を揃えるエンドフェンスを有し、且つ、該排紙トレイが上下移動とは別にその姿勢を保ったままで用紙排出方向にスライド可能に設けられていることを特徴とする用紙積載装置。
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