JP2006213413A - 金属薄板分離供給装置及び金属薄板分離供給方法とラミネートシートの集積方法 - Google Patents

金属薄板分離供給装置及び金属薄板分離供給方法とラミネートシートの集積方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構造で金属薄板が損傷を受けることなく円滑に所定の場所に搬送供給されるようにした金属薄板分離供給方法及び装置とそれを用いたラミネートシートの集積方法を提供する。
【解決手段】 金属薄板を複数枚積載可能な積載手段と、積載された最上部の金属薄板の上端を検出する上下移動可能な上端検出手段と、積載された金属薄板の上端から複数枚を位置決めするために、金属薄板の位置決めする側面を水平方向に押圧する押圧面を有する正逆移動可能な位置決め手段と、最上部の金属薄板を前記位置決めのために金属薄板を移動させる方向とは逆方向にスライドさせる正逆移動可能なスライド手段と、スライドさせた最上部の金属薄板の突出部を持ち上げる上下移動可能な分離手段と、分離された枚葉の金属薄板を保持し所定の場所に供給する保持供給手段とを有する金属薄板分離供給装置。
【選択図】 図13

Description

本発明は集積台上に積載されている金属薄板を上部から1枚ずつ安全確実に損傷を受けることなく分離して必要箇所に順次搬送載置する方法及び装置とそれを利用したICカード等各種カード製造の際の中間体としてのラミネートシートの集積方法に関する。
集積台上の金属薄板を変形させずに1枚分離させて供給する方法や装置については、特許文献1に示すように、S,Nの磁石を回転体の円周上軸方向に交互に並べ、当該回転体を取り囲んだケーシングを結合した集積台上に、複数の金属薄板を、端部を前記ケーシングに接触させて積載し、その金属薄板の運動方向と反対方向に、磁界の相対運動による電磁力を与えることによって、一枚分離を行う装置が記載されている。
また、特許文献2に示すように、集積されている金属薄板から2つの爪具の一方で最下部の金属薄板の対向する2辺を押圧して湾曲させ、それより上部の金属薄板を他方の爪具で受け止めさせ、最下部の金属薄板を1枚分離させる方法がある。
また矩形状の金属薄板とは違うが、特許文献3に示すように、複雑な形状の薄板部品が重ねられて供給台に載置され、組み立て工程などで自動供給されて組み立てが行われるとき、平面方向に薄板金属部品を相対回転させることによって、互いに密着する接合面を剥離させて薄板金属部品間に空気を入れ、薄板金属部品の一枚分離を容易にしているものがある。
実開平5−86942号公報 特開平5−47802号公報 特開平9−110208号公報
特許文献1に示すような方法では、非鉄金属の薄板では渦電流の発生が大きく熱等の発生があり、かならずしも好ましくはない。
特許文献2に示すような方法では、一枚分離を集積物の最下部から行うので、2つの爪具のうち少なくとも一方の爪具は金属薄板の全重量を受けることになり、強度保持のため必然的に装置が大型になってしまう。そして密着度を下げて分離しやすくするために対応する2辺間に力を掛けて湾曲させる手段を取っているが、これを大型の金属薄板の分離に適用することは装置も大型になり好ましくはない。
特許文献3に示すような方法では、部品の形状によっては回転も有効であるが、これだけで密着度が大きく緩和されるわけではない。
本発明はこのような従来技術の問題点を解消し、簡単な構造で確実に金属薄板の一枚分離が行え、金属薄板が損傷を受けることなく円滑に所定の場所に搬送供給されるようにした金属薄板分離供給方法及び装置とそれを用いたラミネートシートの集積方法を提供することを課題目的にする。
この目的は次の技術手段(1)〜(10)の何れかによって達成される。
(1)枚葉の金属薄板を複数枚積載可能な積載手段と、積載された最上部の金属薄板の上端を検出する上下移動可能な上端検出手段と、積載された最上部から複数枚の金属薄板を位置決めするために、該金属薄板の位置決めする側面を水平方向に押圧する押圧面を有する正逆移動可能な位置決め手段と、積載された最上部の金属薄板を、前記位置決め手段が金属薄板を移動させる方向とは逆方向にスライドさせる正逆移動可能なスライド手段と、スライドさせた最上部の金属薄板の前記位置決め手段により位置決めされた側面からの突出部を持ち上げる上下移動可能な分離手段と、分離された枚葉の金属薄板を保持し、所定の場所に供給する保持供給手段と前記位置決め手段、スライド手段及び分離手段間の作動を制御する制御手段とを有することを特徴とする金属薄板分離供給装置。
(2)前記位置決め手段が前記分離手段を兼ねることを特徴とする(1)項に記載の金属薄板分離供給装置。
(3)前記上端検出手段の検出部材が、金属薄板と接触することで上端を検出し、該検出部材の接触部位は、ゴム状の弾性部材で構成されるか又はゴム状の材質がコーティングされた部材で構成されていることを特徴とする、(1)又は(2)項に記載の金属薄板分離供給装置。
(4)前記位置決め手段での金属薄板の前記押圧面は、ゴム状の弾性部材で構成されるか又はゴム状の材質がコーティングされた部材で構成されていることを特徴とする、(1)〜(3)項の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置。
(5)前記スライド手段に代えて、前記上端検出手段は検出部材と一体に構成された金属薄板スライド部材を有することを特徴とする、(1)〜(4)項の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置。
(6)前記分離手段に代えて、前記上端検出手段は検出部材と一体に構成された金属薄板分離部材を有することを特徴とする、(1)〜(4)項の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置。
(7)前記分離部材と、前記検出部材とが金属薄板を挟んで分離することを特徴とする(6)項に記載の金属薄板分離供給装置。
(8)前記検出部材は、前記分離手段で金属薄板を持ち上げる際に金属薄板のスライド手段側の辺の近傍が持ち上がらないように抑える持ち上がり防止手段を兼ねることを特徴とする、(3)〜(5)項の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置。
(9)(1)〜(8)項の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置によって、
第1の基体シートと第2の基体シートとが接着剤を介してラミネートされた枚葉のラミネートシートを集積するに当たり、ラミネートシートの所定の枚数毎に、金属薄板が1枚ずつラミネートシートの最上部に載置されることを特徴とするラミネートシートの集積方法。
(10)集積台上に集積されている複数の枚葉の金属薄板の最上部の位置を検出する工程と、その検出された位置から下部に続く複数枚の金属薄板の端部を揃えて位置決めする工程と、該端部を揃えた後、最上部の金属薄板を水平方向にスライドさせる工程と、スライドさせてスライド方向に突出させた最上部の金属薄板の部分を持ち上げて集積された他の金属薄板と分離させる工程と、分離された枚葉の金属薄板を保持して所定の場所に供給する工程とを有することを特徴とする金属薄板分離供給方法。
本発明の(1)〜(8)の金属薄板分離供給装置及び(10)の金属薄板分離供給方法の何れかに記載の発明により、積載されている金属薄板の最上部に検出部材が接触してその高さが検出され、それに基づき位置決め揃えを行う位置決め手段や、最上部の金属薄板のスライド手段や分離手段が適正位置にセットされて作動し、最上部の金属薄板は大気が流れ込みながら円滑に持ち上げられながら一枚分離が確実になされると共に、分離された金属薄板が保持されて所定位置に的確に搬送載置されるようになる。
(3)(4)に記載の発明により、金属薄板に接触する検出部材や位置決め手段や分離手段の部位にゴム上の弾性部材が対応するので金属薄板は傷つけられることなく長寿命の循環使用に耐えられる。
(2)(5)(6)(7)の何れかに記載の発明により、金属薄板分離供給装置の構造は更に簡略化が可能になる。
(9)のラミネートシートの集積方法の発明では、本発明の金属薄板分離供給装置を用いて、一定量のラミネートシートの集積毎に金属薄板を的確に1枚ずつ供給して正確に重ね合わせ養生中のラミネートシートが平滑性を十分維持可能になった。
以下、複数のカード、特に複数のICカードの中間体としての枚葉のラミネートシートの製造工程を説明し、本発明である前記ラミネートシート集積方法及びそれに供給する金属薄板分離供給装置及び方法の実施の形態を、ICカードの製造工程を例に、図面に基づいて詳細に説明するが、本発明はこの実施の形態に限定されない。
まず、図1はICカードが打ち抜かれる予定の輪郭線も書き入れて示した第1の基体シートの平面図であり、図5は複数のICカードの中間体としてのラミネートシートの製造方法により製造されるラミネートシートの平面図であり、図5には各ICインレットが封入されたICカードの輪郭線も書き入れて示されている。また、図2〜4は前記ラミネートシートから次工程で造られる完成品のICカードを示し、図2はICカードの平面図、図3はICカードの断面図、図4はICカードの他の実施の形態の断面図である。
ICカードは、第1の基体シート1と第2の基体シート2の間に、ICチップ3a及びアンテナ3bを含む部品からなるICインレット3を介在させて接着剤4により貼合わせて製造される。勿論、上記ICチップを封入しなければ、バーコード等の印刷を施しただけのカードの製作も可能である。したがって、本実施の形態例では、主として、ICチップの封入も行ったICカードの製作に対応した、長尺のラミネートシート及び枚葉のラミネートシートの製造方法を用いた製造工程について述べるが、ICチップを封入しないカードの製作にも十分対応可能である。
第1の基体シート1は、PETを支持体として、例えば総厚50〜250μmであり、カード表面側には受像層が設けられ、予め例えば偽変造防止の目的で、透かし印刷、ホログラム、細紋等の偽造変造防止の印刷、あるいはICカードに必要な枠、文字、記号等の定形印刷が施されている。
第1の基体シート1のカード内側面には、接着剤4としてのホットメルト接着剤の塗工性向上のために易接着処理が施され、両面に帯電防止層が設けられている。第1の基体シート1の形態は枚葉シート状であり、寸法は、例えば横200×縦200mm(カード横2列×縦3列取り可)〜横500×縦650mm(カード横5列×縦10列取り可)、さらにより大きくても良い。また、受像層や印刷の不良を予め検査し、その位置情報15Aを図5の平面図に示すようにバーコード等により付与してある。
第2の基体シート2は、PETを支持体として、例えば総厚50〜250μmであり、カード表面側には筆記層が設けられ、定形印刷は貼合わせ後行うために施されていない。第1の基体シート1と同様に、カード内側面には、接着剤4としてのホットメルト接着剤の塗工性向上のために易接着処理が施され、両面に帯電防止層が設けられている。第2の基体シート2の形態は長尺ウェブ状であり、幅は第1の基体シート1の横寸法に合わせるかそれよりも5〜20mm短いことが好ましい。
第1の基体シート1と第2の基体シート2の両基体シートとも熱収縮及びそのバラツキが小さい材質を選択することが好ましく、定形印刷寸法も熱収縮を見込んだ寸法で印刷を施す。また、両基材は、熱収縮率の違いによるカール等が生じないよう、製造工程での熱履歴の差も考慮して、熱収縮率が同じになるような厚みと構成にすることが好ましい。
ICインレット3は、ICチップ3a及びアンテナ3bを含む部品からなり、図3に示すように、ICチップ3a及び巻線のアンテナ3bの両側を不織布3cで貼合わせて収納されている。また、図4に示すように、印刷やエッチング等によりアンテナ3bの回路を設けたフィルム3d上にICチップ3aを搭載したものや、さらにそのチップ部や全体を予め樹脂で封止したものも採用できる。
ICインレット3の形態は、1列分の長尺ウェブをロール状に巻いたものが用いられるが、ICチップの凸部があるため、緩く巻いておくことが好ましい。また、縦横複数に配列した枚葉シート状や長尺ウェブ状のものや、それらから予め1個毎に切出したものも採用できる。1個に切出した時の寸法は、カード打抜き時の切断に悪影響のないよう、カード外形より小さい方が好ましい。
接着剤4は、例えばホットメルト接着剤であり、特に反応性ホットメルト接着剤が好ましい。反応性ホットメルト接着剤は樹脂を溶融させて接着した後、湿気を吸収して樹脂が硬化するタイプの接着剤であり、通常のホットメルト接着剤と比較して接着可能時間が長く、かつ接着後に軟化温度が高くなるため耐久性に富み、低温での塗工に適している。通常のホットメルト接着剤では、塗工温度が樹脂の軟化温度と同じであるため耐熱性は塗工温度以上にはならず、そのため高耐熱性を要求する場合は、高い塗工温度が必要になる。一方、反応性ホットメルト接着剤は、塗工後に硬化するため耐熱温度は塗工温度より数十℃高くなるため、受像層の表面が高温でダメージを受けやすい素材である場合そのダメージを少なくすることができる。
次に、このような複数のICカードの中間体としてのラミネートシートの製造工程を図6〜11に基づいて説明する。図6はICカードの中間体としてのラミネートシートの製造工程100並びにその下流側に続くICカードの製造工程のフローを示す斜視図、図7は加熱加温の構造を示す図、図8はコンベアで加圧する構造を示す図、図9の(a)は長尺のラミネートシートの構成を示す断面図、(b)は(a)の丸で囲まれた部分の拡大図である。
第1の基体シート1の供給工程Aでは、枚葉シートを積載したものから1枚ずつ分離して取出し供給する。枚葉シートの上面のレベルを検出して一定高さに維持し、吸着パッドにより保持して取出す。この場合、1枚分離を確実に行えるように、除電、層間へのエア吹き、爪等による掻き落し、サッカーと呼ばれる吸着と同時に吸着パッドを上昇させる機構などを有することが好ましい。
また、積載装置を2式とし、一方がなくなると自動で切替わりラインを停止させないことが好ましい。
第1の基体シート1への接着剤塗工工程Bでは、第1の基体シート1上にホットメルト接着剤を所定の厚さで塗工する。塗工方式としてはダイ方式、グラビア方式、ロール方式などの通常の方法を採用できるが、以下の点などでダイ方式が好ましく、そのダイ10を用いたカーテンフロー方式が特に好ましい。
ダイ10では、接着剤が第1の基体シートに塗工されるまで密閉されているため、ホットメルト接着剤のような高温でも温度管理が容易で、特に反応性ホットメルト接着剤では、湿度を含む外気と触れないので有利である。また、異物の混入がなく、気泡も発生しにくい。
また、ポンプ給送量と第1の基体シート1の速度によって塗工量が決まり、また粘度等の液物性変化が少ないため、塗工厚精度の確保に有利である。
加熱タンクで溶解された接着剤は、ポンプによってホースを通ってダイ10に給送され、ダイ10のスリット出口10aから吐出される。ホースやダイ10も加熱して一定温度に保温することが好ましい。ポンプ給送量は、ポンプ容積、回転速度及び圧力損失に伴う給送効率により決まり、塗工厚は、さらにリップと呼ばれる、ダイ10の先端と第1の基体シート1との間に形成されるカーテンフロー膜やその基体シート1の速度により決まる。また、反応型ホットメルト接着剤の場合は、加熱タンク等をドライエアや窒素などによりパージすることが好ましい。
第1の基体シート1は枚葉シートであり、一般にはテーブル上で塗工することが多く行われているが、ここでは搬送部材としてのサクションベルトコンベア35上に保持して行っている。長尺ウェブと同様に連続塗工する方法が好ましい。そして、第1の基体シート1の保持方法としては、該基体シート1の先頭、後尾や両縁をグリップして保持する方式があるが、サクションベルトコンベア35により第1の基体シート1のほぼ全面を吸引保持する方式が、枚葉シート外縁の余白が少なく歩留まりが良いので好ましい。
また、所定の間隔を空けて搬送される枚葉の第1の基体シート1の、互いに隣合う後端部及び先端部に亘って間隔補填シート6を敷いて、前記第1の基体シート及び前記間隔補填シートが、搬送部材としてのサクションベルトコンベア35上に載置して固定され、長尺ウエブ状の形状を形成しながら搬送され、該長尺ウエブ状の形状の上に接着剤4を連続塗布しながら、長尺の第2の基体シート2を重ねてラミネートを行うことができる。このようにして、長尺ラミネートシート15が製作される。
この間隔補填シート6は、図5及び図6にも示すように、長片が第1の基体シート幅とほぼ同じで、短辺が隣り合う第1の基体シートの各間隔幅よりも長く、カード輪郭領域には達しない長さになっている。そして材質は第1の基体シート1及び第2の基体シート2と同じ材質であることが好ましく、カードの抜き代を回収して資源ゴミとして活用する場合には大いに有用である。
この間隔補填シート6は、例えば、図6の斜視図の中に示すように、周速が前記サクションベルトコンベア35の搬送速度と同期して回転されるサクションローラ61に吸引定置され、そのサクションローラ61上の間隔補填シート6の先端部が前記サクションベルトコンベア35に接した瞬間にサクションローラのサクションが絶たれて、間隔補填シート6はサクションベルトコンベア35上に移行して吸引載置固定される。この上に第1の基体シート1が、その端部を重ねられてサクションベルトコンベア35上に前記間隔補填シートと適切な間隔を保って同速度で搬送され、長尺のウエブを形成しながらその上に接着剤がダイによってカーテンフローを形成しながら連続塗布されて行く。
尚サクションローラの周面上の少なくとも1箇所に、また複数の場合には等間隔にカッタ62が埋め込まれていて回転刃が形成され、それが外部に置かれた固定刃63と作用して、長巻きのロール64から引き出された間隔補填シート6がサクションローラ上で、吸引されながら計尺切断されるようにしてある。
そしてICインレット3を封入してICカードを製作するときは、前述の長尺の第2の基体シート2を重ねてラミネートする前に次のようにして行う。
即ち、ICインレット3の供給工程Cでは、第1の基体シート1上に載置する前に、中間ステーション20を設け、ここにICインレット3を配置しておき、これらを一括して吸着保持した上で移動しながら、接着剤4を連続塗工して一定速度で搬送される第1の基体シート1上に、同期して載置する。ICインレット3の位置決めは中間ステーション20から取出す前に1個1個行うが、第1の基体シート1についてもエッジや印刷を基準に位置決めすることがより好ましい。
中間ステーション20に配置する際は、図5に示したような第1の基体シート1に付与した不良位置情報15Aの読取り情報や、オンラインで不良検査した情報の読取値からの判断により、不良が発生した位置には置かないようにする。不良情報がない場合は、ICインレット3をロール巻から1個分繰出して切断し、中間ステーション20へ順次送るが、不良情報がある場合は、該当する列のみの該当するタイミングでは送りを中止する。ロール巻を複数配置してこれらを多列同時処理することにより能力向上を図る。また、予めわかっている不良ICインレット3は、第1の基体シート1に載置する前に除去したり、第1の基体シート1に不良情報を付与して後で除去することが好ましい。
また、他の手段として、ICインレット3を配列したトレイ状の治具を積載しておき、そこから吸着保持して第1の基材1上に載置することも考えられ、シンプルな設備とすることができるが、不良部の供給停止をするためには、予めトレイの該当する位置に置かない、またトレイから吸着保持しない、また吸着保持する前に除去するなどの対応が必要となる。
ICインレット3を第1の基体シート1に載置する際は、第1の基体シート1を一旦停止させて行う手段を取ることなく、前述のように、定速搬送する第1の基体シート1に同期しながら載置することが好ましい。また、空気が入らないように一方からしごきながら載置したり、ICチップの凸部をホットメルト接着剤に押込むように載置することが好ましい。さらには載置前にホットメルト接着剤を、図7に示すようなヒーター等の加熱保温手段41により加熱保温して流動性やタック性を維持することが好ましい。
尚、ICインレットを装着させないカードの製造を行うときは、ICインレットの供給工程Cと、ICインレットを埋め込むための接着剤の塗工工程Bは停止させるか、省くことができる。
第1の基体シート1の供給から貼合わせ間の搬送手段としては、サクションベルトコンベア35の他、吸着保持移動手段、トレイ治具移動手段等によるものが考えられる。
第2の基体シート2の供給工程Dでは、長尺ウェブをロール状に巻いたものを繰出し、この繰出しでは張力やエッジ位置を検出して一定に制御する。
また繰出し装置を2式としさらにアキュームを設けて、ラインを停止させずに巻の交換及び接合することが好ましい。
第2の基体シート2への接着剤塗工工程Eでは、第1の基体シート1と同様にダイ方式で接着剤のカーテン状の塗布液膜を形成しながら行われるが、ロール30に抱かせて保持された第2の基体シート2上に前記ダイ10と同じ構造のダイ31を用いたカーテンフロー方式の塗布により連続塗工する。
塗工厚はカード表裏面のアンバランスによるカールが生じないように、第1の基体シート1の塗工厚と同じであることが好ましく、さらには第1の基体シート1と第2の基体シート2や、ICインレット3による非対称性も考慮して総合的に決めることがより好ましい。
貼合わせ工程Fでは、接着剤を塗工し、間隔補填シート6を連結し、長尺ウエブ状化し、更にICインレット3を載置した枚葉シート状の第1の基体シート1と、接着剤を塗工した第2の基体シート2を等速で連続搬送しながら、ロール対40でニップして貼合わせる。このロール対40は第2の基体シート2への塗工用のロール30を兼用しても良いし、また別個に設けても良い。
ニップロールは、金属対金属とする場合と一方をゴム被覆とする場合があり、ニップロールのギャップ設定、加圧力設定、またはその組合わせにより、総厚を整えたり、接着剤にICインレットを埋込んで平滑性を整える。
従って、第1の基体シート1及び第2の基体シート2ともに貼合わせる直前に、加熱保温手段41によりホットメルト接着剤を加熱保温することが好ましいが、各基体の表面は高温によりダメージを受け易いため、図7に示すように、ホットメルト接着剤側は温度センサS1のホットメルト接着剤温度情報に基づき制御部42により赤外ヒータ等の加熱保温手段41を駆動して加熱保温する。一方、基体シート側はロール30内部に温調機43を介して熱媒を循環させ、温度センサS2のロール温度情報と温度センサS3の熱媒温度情報に基づき制御部44により温調機43を駆動して一定温度(例えば60℃)以上にならないよう保温することが好ましい。
枚葉シート状である第1の基体シート1を一定ピッチで送り、第2の基体シート2と貼合わせるが、このピッチについては、この後工程のコンベアのピッチとカードのピッチが常に合うように、カードのピッチの整数倍とすることが好ましい。また、貼合わせた後にシート状に切断する時に屑が生じないよう、第1の基体シート1間に最小限の間隔を設けることが好ましい。この最適間隔に合わせて前記間隔補填シート6を連結すればよい。
尚、間隔補填シート6は接着テープであっても良く第1の基体シート1、第2の基体シート2の接着剤のラミネートによる張り合わせのときの自動的接合によっても達成される。
貼合わせ後の第1の基体シート1と第2の基体シート2の残留応力によるカール等が生じないよう考慮して、第2の基体シート2の張力と、第1の基体シート1のシートの張りを設定することが好ましい。
コンベア加熱加圧工程Gでは、貼合わせ品を一定時間加熱及び加圧することにより、総厚と平滑性をより整え、特にICチップの凸部の平滑性を整える。
このコンベア加熱加圧は、加圧時間が10〜60sec、特に20〜30secにすることが好ましく、加圧力は19.6〜98kPa、特に39.2〜58.8kPaであることが好ましい。加熱温度は50〜100℃、特に50〜70℃であることが受像層への悪影響を防止でき好ましいが、接着剤の物性、ICチップの耐圧性、各基体シート表面の耐熱性などにより適宜決めることができる。
また、加圧は、図8に示すように、第1の基体シート1と第2の基体シート2の貼合わせ品の上下を挟むプレート50が循環するコンベア51により行う。
プレート50は厚さの制約により剛性が不足するため、受けローラ52によりバックアップして補うことが好ましい。
プレート50の間隙は、0とするのが理想であるが、現実には不可能であり、間隔部は加圧できず、凸ができて平滑性が悪いため、この部分がカード製品上にならないように、図9(b)に示すように、プレート50の搬送方向ピッチをICカードのカード寸法のピッチと同一にすることが好ましい。
また、別の対応策として、図8に示すように、プレート50が循環するコンベア51のさらに外側に無端ベルト53を設けることが考えられる。
また、加圧の方法は、油圧シリンダ等により一定荷重をかける他に、貼合わせ品を挟む上下のプレートのギャップ(間隙)を固定する方法が考えられるが、この場合、コンベア出口54aに対しコンベア入口54b側を次第に広くするようにして、入口でICチップに大きな圧力がかかるのを防止することが好ましい。
シート切断工程Iでは、第1の基体シート1と第2の基体シート2の貼合わせ品である、長尺のラミネートシート15は、巻き取ることは好ましくない。特に、ICチップを封入したカードではこれを避け、カット手段80で第1の基体の単位でシート状に切断し、枚葉のラミネートシート16にしたまま、接着剤の養生安定化のために、集積装置120に一時積載しておくことが好ましい。切断は貼合わせ品をたわませずに行うことが好ましい。そして長尺のラミネートシート15を連続的に高い搬送速度で搬送させながら、それに同期してシワやたるみが無い状態で効率よく切断することが必要である。
ラミネートシートの集積装置120(集積保管工程J)では、切断されたラミネートシートを逐次集積する。そして、第1の基体シート1と第2の基体シート2の貼合わせ品である枚葉のラミネートシート16を1〜10枚集積する毎に、その上に、図14の側面図に示すような本発明の金属薄板分離供給装置160からSUS等の金属薄板162を1枚ずつ供給して重ね、貼合わせ品であるラミネートシートが集積時に平滑性を阻害されるのを防止する。このような金属薄板分離供給装置160による、SUS等の金属薄板162の集積台161からの金属薄板162の供給は、次のように行われる。
ここで、本発明の金属薄板分離供給装置160を図13の概略側面図を用いて説明する。
金属薄板分離供給装置160には、金属薄板162を載置集積する集積台161が設けられ、その両側に隣接して第1基台171及び第2基台191が設けられている。
その第1基台171には昇降台174を上下に案内する案内溝が設けられ、それに案内される昇降台174にはラック175が設けられ、前記第1基台171にはラック175に噛み合うピニオン172が設けられている。更に昇降台174にはその案内溝に案内されてピニオン179とそれに噛み合うラック178によって水平方向に移動可能にした水平移動ブロック176が設けられている。その水平移動ブロック176には前記集積台161の最上部の金属薄板162の上面の端部の高さ位置を検出する検出手段180が設けられている。即ち、水平移動ブロック176のガイド孔176A内を摺動して案内されるピン181の下端には検出部材181Kが、上端にはストッパ181Bが設けられ、そのピン181はバネ183がピン181の中間にあるフランジ182を押圧することにより下方に付勢される。そしてピン181の上端ストッパ181Bの上方には昇降台174に固定された前記上端ストッパ181Bを検出する検出器185が設けられている。そして前記水平移動ブロック176には最上部の金属薄板162を水平方向にスライドさせるスライド手段186が取り付けられている。そしてこのスライド手段186は水平移動ブロック176に対して図示は省略するが、単独に上下動させることもできる。スライド手段186で金属薄板162を押し出すときは、ピン181を上方へ戻しておくことができるようにしてある。このようにして、前記スライド手段186のスライド位置が適正な高さに保持される。
次に第2基台191には水平移動台194を水平移動させる案内溝が設けられ、それに案内される水平移動台194にはラック195が設けられ、前記第2基台191には該ラック195に噛み合うピニオン192が設けられている。更に水平移動台194にはその案内溝に案内されて、ピニオン198とそれに噛み合うラック197によって上下方向に移動可能にした昇降ブロック196が設けられている。そして昇降ブロック196の左側端部は位置決め手段の接触平面196Aを形成し、上部の端面は分離手段の持ち上げ部196Bを形成している。
そして上記各ピニオンは、それに直結したステッピングモータで駆動され、検出手段180で検出された最上部の金属薄板162の高さの位置がピニオン172の回転量として記録され、この記録信号に基づき、各手段が適正位置で適正に作動するように、各ピニオン179,192,198の各ステッピングモータが所定量回転するように、制御手段220によって制御される。
次に、このような装置の動作を説明する。
先ず、ピニオン172の回転によって昇降台174が下降し、ピン181の検出部材181Kが金属薄板162の上面に接触を開始し、押圧が進行する。そして、ピン181の上端にあるストッパ181Bが検出器185によって検出されるとピニオン172の回転は停止され、その回転量の信号はピニオン198に伝達され、金属薄板162の右端の側面を揃えて位置決めする、昇降ブロック196の位置決め手段の接触平面196Aを形成する部分が、積載されている金属薄板162の上端から複数枚に当たる高さの位置に停止する。この状態でピニオン192が金属薄板162の揃えの位置決め位置に達するようなストロークに見合う回転量を与えられて、水平移動台194に少なくとも1回の往復動が行われて、金属薄板162の揃えが完了する。
このようにして、金属薄板162の位置決め揃えが終わると、スライド手段186が右方へ作動するが、その際、前記ピン181は昇降台174と共に僅かではあるが適当量上昇させ押圧力を弱め、それに伴い、スライド手段186は最上部の金属薄板162に対して適正な位置を保つため、単独で僅か下降させ最上部の金属薄板162の端部を右方に押出す。押圧力を弱めることによって金属薄板162同士のスライド時のすり傷は大きく緩和される。
このように金属薄板162の位置決め揃え及び最上部の金属薄板162を押出すスライドが完了すると、前記昇降ブロック196は、既に、ピニオン192による水平移動台194の移動によって集積物から僅か離され、また、ピニオン198により昇降ブロック196が僅か下げられており、この状態から再び該昇降ブロック196が上昇して上部の端面で形成される分離手段の持ち上げ部196Bが最上部の金属薄板162の端部の突出部を突き上げて持ち上げる。
ここで右方に僅か押し出された最上部の金属薄板162がその左方端部を固定して、右方端部から持ち上げられて行くので、空気は右方から左方に金属薄板162の間に進入してリンギング現象を伴うことなく楽に一枚分離が確実になされる。
この状態で最上部の金属薄板162は図17の断面模式図に示すように、吸盤ユニット210の吸盤211で吸着保持されて、例えば隣接した集積台120上の枚葉のラミネートシート16の上に供給載置される。
また、図13における検出部材181Kとスライド部材186を一体にしたものが図14に示すものであり、最上部の金属薄板162の検出とスライドが一体で同時に行われるようにしたものである。
また、図13では位置決め手段の端面と分離手段の端面は一体にしてあるが、これは図示はしないが別々に構成することも可能である。
また、図15に示すように最上部の金属薄板162の高さ検出手段を右方に移してその検出部材181Kと分離手段196B1とを一体に構成することも可能である。
また、図16に示すように最上部の金属薄板162の高さ検出手段を図15の場合と同様に右方に移して、前記検出部材181Kと分離手段196Bで前記金属薄板162を挟時して該金属薄板162を持ち上げて一枚分離することができる。
前記上端検出手段180の検出部材181Kが、金属薄板162と接触することで上端を検出し、該検出部材の接触部位は、ゴム状の弾性部材で構成されるか又はゴム状の材質がコーティングされた部材で構成されていることが好ましい。
また、前記位置決め手段の金属薄板と接触する部位は、ゴム状の弾性部材で構成されるか又はゴム状の材質がコーティングされた部材で構成されていることが好ましい。
また、貼合わせ品であるラミネートシート16の集積装置120及びSUS等の金属薄板162の分離供給を行う金属薄板分離供給装置160は、少なくとも2式とし、ラインを停止させずに切り替えできることが好ましい。また、SUS等の金属板162と共に集積されたラミネートシート16は、反応性ホットメルト接着剤を使用した場合、反応に必要な1週間程度の間、空調した条件下で保管することが好ましい。空調条件や保管期間は、接着剤の仕様等により適宜決めることができる。
このような工程条件の中で金属薄板162をラミネートシート16の所定枚数毎に重ねて行くことはラミネートシート16の平滑化のために大変好ましい。
このようにして、積載された中間体としてのラミネートシート16は、その端部に間隔補填シート6が貼られたままになって集積されているので、各ラミネートシート16間には、図10の搬送部材上の第1、第2の基体シート及び間隔補填シート6の配置を表す断面模式図及び図11のラミネートシート16の集積状態を表す断面模式図に示すように、各ラミネートシート16間には隙間ができて、空気の流通が良くなり、湿気を吸収して樹脂が硬化するタイプの接着剤を用いる方法にとっては、この状態で所定期間保管することが大変良好な養生期間となるという大きな利点が生まれる。それと共に各ラミネートシート16間は、直接押圧し合わなくなるので、カード製品に傷が付きにくく、保管されるという利点も生まれる。この面では間隔補填シート6を用いない場合である、図12の断面模式図と比べて優位なことであるともいえる。
尚、本発明を実施するための最良の形態として間隔補填シート付きのラミネートシートをカード製品の中間体として用いたが、それに限られるものではなく、間隔補填シートを省いたラミネートシートの集積体に対しても十分養生による平準化効果と金属薄板162の挿入による平滑化の効果を発揮できるものである。
さて、以上、本発明の金属薄板分離供給装置を用いた製造方法によって、中間体としてのラミネートシートが製造された後、本製造方法による工程の後工程になるカード化工程Kでは、第1の基体シート1と第2の基体シート2の貼合わせ品であるラミネートシート16は、第1の基体シート1の基準エッジ1A又は印刷した基準マーク1Bの標識を基準に、1〜4辺を断裁して所定の寸法とした後、第2の基体シート2側に印刷機141で定形印刷を施し、打ち抜き機142で、図1及び図5に示した打抜基準マーク1Mに基づきICカードに打ち抜く。第2の基体シート2側の定形印刷は打ち抜いた後にカード毎印刷しても良い。
しかし、簡単なカード製品であれば、長尺のラミネートシートのまま、各カードの輪郭線に合わせて打ち抜き、最終のカード製品を得ることも可能である。
ICモジュールのインレットが複数封入されたICカード中間体としてのラミネートシートの平面図である。 ICカードの平面図である。 ICカードの断面図である。 ICカードの他の実施の形態の断面図である。 第1の基体シートに付される不良情報バーコードの位置を示す第1の基体シートの平面図である。 ICカードの中間体としてのラミネートシートの製造工程を示す斜視図である。 加熱加温の構造を示す図である。 コンベアで加圧する構造を示す図である。 (a)はロール状のラミネートシートの無塗工部の構造を示す断面図であり、(b)は(a)の丸で囲まれた部分の拡大図でる。 搬送部材上の第1の基体シート、第2の基体シート、間隔補填シート及び接着剤の配置を示す断面模式図である。 枚葉のラミネートシートの集積状態を示す断面模式図である。 間隔補填シートを用いない場合の、枚葉のラミネートシートの集積状態を示す断面模式図である。 本発明の一つである金属薄板分離供給装置の概略側面図である。 図13における検出部材とスライド部材を一体にしたものであり、最上部の金属薄板の検出とスライドが一体で同時に行われるようにした状態を示す模式図である。 図13における最上部の金属薄板162の高さ検出手段を右方に移して分離手段と一体に構成した状態を示す模式図である。 図14における最上部の金属薄板162の高さ検出手段を右方に移して検出部材と分離手段で金属薄板を挟時して一枚分離する状態を示す模式図である。 金属薄板分離供給装置における吸盤ユニットの断面模式図である。
符号の説明
1 第1の基体シート
1A 基準エッジ
1B 基準マーク
2 第2の基体シート
3 ICインレット
4 接着剤
6 間隔補填シート
10,31 ダイ
15 長尺ラミネートシート
16 ラミネートシート(枚葉)
35 サクションベルトコンベア
40 ロール対
61 サクションローラ
62 カッタ
63 固定刃
64 長巻きのロール
80 カット手段
100 ICカード中間金属薄板162体としてのラミネートシートの製造装置
120 ラミネートシート集積装置
160 金属板集積装置
161 積載台
162 金属薄板
171 第1基台
172,179,192,198 ピニオン
175,178,195,197 ラック
174 昇降台
176 水平移動ブロック
176A ガイド孔
180 上端検出手段
181 ピン
181B 上端ストッパ
181K 検出部材
182 フランジ
183 バネ
185 検出手段
186 スライド手段
191 第2基台
194 水平移動台
196 昇降ブロック
196A 位置決め手段の接触平面
196B 分離手段の持ち上げ部
220 制御手段

Claims (10)

  1. 枚葉の金属薄板を複数枚積載可能な積載手段と、積載された最上部の金属薄板の上端を検出する上下移動可能な上端検出手段と、積載された最上部から複数枚の金属薄板を位置決めするために、該金属薄板の位置決めする側面を水平方向に押圧する押圧面を有する正逆移動可能な位置決め手段と、積載された最上部の金属薄板を、前記位置決め手段が金属薄板を移動させる方向とは逆方向にスライドさせる正逆移動可能なスライド手段と、スライドさせた最上部の金属薄板の前記位置決め手段により位置決めされた側面からの突出部を持ち上げる上下移動可能な分離手段と、分離された枚葉の金属薄板を保持し、所定の場所に供給する保持供給手段と前記位置決め手段、スライド手段及び分離手段間の作動を制御する制御手段とを有することを特徴とする金属薄板分離供給装置。
  2. 前記位置決め手段が前記分離手段を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の金属薄板分離供給装置。
  3. 前記上端検出手段の検出部材が、金属薄板と接触することで上端を検出し、該検出部材の接触部位は、ゴム状の弾性部材で構成されるか又はゴム状の材質がコーティングされた部材で構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の金属薄板分離供給装置。
  4. 前記位置決め手段での金属薄板の前記押圧面は、ゴム状の弾性部材で構成されるか又はゴム状の材質がコーティングされた部材で構成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置。
  5. 前記スライド手段に代えて、前記上端検出手段は検出部材と一体に構成された金属薄板スライド部材を有することを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置。
  6. 前記分離手段に代えて、前記上端検出手段は検出部材と一体に構成された金属薄板分離部材を有することを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置。
  7. 前記分離部材と、前記検出部材とが金属薄板を挟んで分離することを特徴とする請求項6に記載の金属薄板分離供給装置。
  8. 前記検出部材は、前記分離手段で金属薄板を持ち上げる際に金属薄板のスライド手段側の辺の近傍が持ち上がらないように抑える持ち上がり防止手段を兼ねることを特徴とする、請求項3〜5の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の金属薄板分離供給装置によって、
    第1の基体シートと第2の基体シートとが接着剤を介してラミネートされた枚葉のラミネートシートを集積するに当たり、ラミネートシートの所定の枚数毎に、金属薄板が1枚ずつラミネートシートの最上部に載置されることを特徴とするラミネートシートの集積方法。
  10. 集積台上に集積されている複数の枚葉の金属薄板の最上部の位置を検出する工程と、その検出された位置から下部に続く複数枚の金属薄板の端部を揃えて位置決めする工程と、該端部を揃えた後、最上部の金属薄板を水平方向にスライドさせる工程と、スライドさせてスライド方向に突出させた最上部の金属薄板の部分を持ち上げて集積された他の金属薄板と分離させる工程と、分離された枚葉の金属薄板を保持して所定の場所に供給する工程とを有することを特徴とする金属薄板分離供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017100867A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 リバースチール株式会社 金属板分離装置および金属板分離方法

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