JP2006213088A - エアボックス構造 - Google Patents

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JP2006213088A
JP2006213088A JP2005025367A JP2005025367A JP2006213088A JP 2006213088 A JP2006213088 A JP 2006213088A JP 2005025367 A JP2005025367 A JP 2005025367A JP 2005025367 A JP2005025367 A JP 2005025367A JP 2006213088 A JP2006213088 A JP 2006213088A
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JP2005025367A
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Masafumi Kawabata
雅史 川畑
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Abstract

【課題】 車両衝突時にはエアボックス構造の変形を許容するとともに、ダッシュアッパパネルの膜振動を抑制させる自動車のエアボックス構造を得る。
【解決手段】 車両のフロントウインドウガラス4の下方で横架された略角筒状のエアボックス3を含むエアボックス構造において、エアボックス3の前壁3cと後壁3dとの間に、前後方向に積重した複数のブロック14を狭装した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、乗用車等の自動車に設けられるエアボックス構造に関する。
従来、乗用車等の自動車では、エア導入口から導入された外気が、フロントウインドウガラスの下方に設けられたエアボックスを経由して車室内に導入されるように構成されている(例えば特許文献1)。
このエアボックスの後壁は、一般的にはダッシュアッパパネルによって構成されるが、かかる構成のダッシュアッパパネルには、エンジンから伝達された振動によって、膜振動が生じるおそれがある。
そこで、エアボックス内に、前壁と後壁(ダッシュアッパパネル)とを接続するバルクヘッド(隔壁)を設け、これにより、ダッシュアッパパネルの膜振動の抑制を図る場合がある。
特開平6−305448号公報
しかしながら、エアボックス内にバルクヘッドを設けると、エアボックスの剛性が必要以上に高くなって車両衝突時に変形しにくくなり、エネルギ吸収量が減って、その分、衝突対象物への反力が大きくなるおそれがあった。
そこで、本発明は、車両衝突時にはエアボックス構造の変形を許容するとともに、ダッシュアッパパネルの膜振動を抑制させる自動車のエアボックス構造を得ることを目的とする。
本発明にあっては、車両のフロントウインドウガラスの下方で横架された略角筒状のエアボックスを含むエアボックス構造において、エアボックスの前壁と後壁との間に、前後方向に積重した複数のブロックを狭装したことを最も主要な特徴とする。
上記前壁と後壁との間で前後方向に積重されて狭装されたブロックは、積重方向(車両前後方向)の入力(外力)に対しては変形しにくいが、それと交叉する方向(例えば車両上下方向)の入力に対しては積重方向より変形しやすい。よって、本発明によれば、後壁の車両前後方向の変位を規制して振動を抑制しながら、車両衝突時にはエアボックスの変形を許容してエネルギを吸収し、衝突対象物への反力を低減することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかるエアボックス構造の斜視図、図2は、通常時におけるエアボックス構造の断面図(図1のA−A断面図)、図3は、車両衝突時に変形したエアボックス構造の断面図(図2の変形後の状態を示す図)である。なお、図中、FRは車両前方を、UPは車両上方を示す。
車室前方の両側方で上下に伸びる一対のピラー1には、それぞれ、車両前方に伸びるフードリッジサポート2が接合されている。フードリッジサポート2は、断面略コ字状のアウタ2aと略板状のインナ2bとから構成されている。
そして、一対のフードリッジサポート2間に、略角筒状のエアボックス3が横架されており、そのエアボックス3の上壁3a上にフロントウインドウガラス4の下端部が支持されている。なお、上壁3aとフロントウインドウガラス4との間には、クッション部材15が介装されている。
エアボックス3は、カウルトップ8とダッシュアッパパネル9とを接合して構成されている。カウルトップ8は、エアボックス3の前側上端部で折曲して、上壁3aと前壁3cとを形成する一方、ダッシュアッパパネル9は、後側下端部で折曲して、下壁3bと後壁3dとを形成している。これらカウルトップ8とダッシュアッパパネル9は、前側下端部および後側上端部に形成されたフランジで相互に接合されている。なお、ダッシュアッパパネル9の下端には、ダッシュロワパネル10が接合されている。
さらに、このエアボックス3の前側の上部では、エクステンションカウルアッパ7が横架される一方、エアボックス3の前側の下部では、エクステンションカウルロワ5が横架されている。これらエクステンションカウルアッパ7およびエクステンションカウルロワ5は、それらの前側に突出形成されたフランジで相互に接合されている。なお、エクステンションカウルアッパ7の上側後端部には、フロントウインドウガラス4の下側端縁を保持する凹部7aが設けられている。
そして、本実施形態では、前壁3cと後壁3dとの間に、中間体6を設けている。すなわち、前壁3cには貫通孔3eを設け、ボルト11をエアボックス3の外側(前壁3cの前側)からこの貫通孔3eに挿通させて、エアボックス3内のナット12に締結させる。一方、後壁3dには、貫通孔3eの丁度後方となる位置に貫通孔3fを設け、ボルト11をエアボックス3の外側(後壁3dの後側)からこの貫通孔3fに挿通させて、エアボックス3内のナット12に締結させる。そして、前壁3cおよび後壁3dの内壁面上に設置したナット12,12間に、車両前後方向に一列に積重した複数のブロック14を狭装している。
ここで、本実施形態では、各ブロック14を円環状に形成するとともに、それらの軸心を合わせて積重することで、それらブロック14の集合体を略円筒状に形成している。そして、こうして形成された筒内空間16に引張バネ13を挿通させている。この引張バネ13の両端にはフック13aを設ける一方、二つのナット12,12にもそれぞれフック12aを設け、対応するフック13a,12a同士を係合することで、引張バネ13を、ナット12,12間、すなわち前壁3cと後壁3dとの間に架設している。
なお、図1に示すように、中間体6は、車両中心線CLに対して対称に設けるのが好適である。また、エンジンやフロントウインドウガラス4の振動によって後壁3dには膜振動が生じるが、当該膜振動の振幅は、一般的には後壁3dの上側ほど大きくなるため、中間体6は、図2に示すように、後壁3dの上下方向中央より上側となる位置に接続するのが好適である。
かかる構成の中間体6は、積重方向(車両前後方向)の外力に対しては変形しにくい。すなわち、前壁3cと後壁3dとの間に複数のブロック14を積重して狭装し、さらに、引張バネ13によって、それらを狭持する力(積重方向に圧縮する力)を高めてあるため、車両前後方向については、前壁3cと後壁3dとの間に一つの部材(棒状の部材)を設けたのと似たような効果を奏するからである。したがって、後壁3dの車両前後方向、すなわち後壁3dの表裏方向の変位が抑制され、ひいては、後壁3dの膜振動を抑制することができる。なお、後壁3dの膜振動をより一層効果的に抑制する観点から、後壁3dに対する中間体6の接続点は、当該後壁3dの膜振動(定在波)の腹となる部分に設定するのが好適である。
一方、中間体6は、積重方向と交叉する方向(例えば車両上下方向)の外力に対しては変形しやすい。この方向の外力に対しては、主として、相互に隣接するブロック14の当接面同士の摩擦力で対抗することになるからである。
したがって、例えば、図3に示すように、車両衝突時等において、エアボックス3の前部上方から物体(衝突対象物)20がぶつかったような場合には、ブロック14の当接面に作用する外力が摩擦力を超えてブロック14の列が上下にずれ、中間体6の両端が、上下にオフセットすることになる。
以上の本実施形態によれば、車両前後方向の外力に対しては変形しにくい一方、当該方向と交叉する方向(例えば車両上下方向)の入力に対しては前後方向より変形しやすい上記中間体6を設けたため、後壁3dの車両前後方向、すなわち後壁3dの表裏方向の変位を規制して膜振動を抑制しながら、車両衝突時にはエアボックス3の変形を許容してエネルギを吸収し、衝突対象物20への反力を低減することができる。
また、本実施形態によれば、中間体6を、従来のバルクヘッドに比べて小型化することができるため、エアボックス3内の空気の流通抵抗が小さくなるという利点がある。
また、本実施形態によれば、サイズ(前壁と後壁との距離)が異なる別のエアボックスに対しては積重する個数を変えることで、ブロック14を共用化し、製造コストを低減することができるという利点がある。
また、本実施形態によれば、前壁3cと後壁3dとの間に、引張バネ13を架設したため、複数のブロック14を狭持する力を高め、振動抑制の効果をより確実に得ることができる。
また、本実施形態によれば、引張バネ13の付勢力によって反力の大きさを調整することができる。
また、本実施形態によれば、ブロック14を環状に形成し、それら環状のブロック14を複数積重して形成された筒内空間16に前記引張バネ13を挿通させたため、中間体6をよりコンパクトに構成することができる上、引張バネ13による引張力をブロック14の集合体により確実に作用させることができる。
また、本実施形態では、後壁3dに対する中間体6の接続点は、当該後壁3dの膜振動(定在波)の腹となる部分に設定するのが好適である。これにより、他の部位に設けた場合に比べてより一層効果的に後壁3dの膜振動を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、ブロックを円環状以外の形状としてもよいし、相互に隣接するブロックの当接面に凹凸等を設け、反力を調整してもよい。また、複数のブロックが離散したり折れ曲がったりするのを抑制する部材(例えば複数のブロックを挿通するチューブや、環状の複数のブロックに挿通されるチューブ等)を設け、中間体を組み付けやすくしてもよい。
また、例えば、図4に示すように、複数の中間体6A,6Bを上下に並べて配置してもよい。こうすることで、後壁3dの膜振動をより一層抑制することができる。なお、図4のように二個の中間体6A,6Bを設ける場合、それらを前壁3cの上端と下端との間を1/3(等距離L)ずつに分けた位置に設けるのが好適である。
本発明の実施形態にかかるエアボックス構造の斜視図。 本発明の実施形態にかかるエアボックス構造の通常時における断面図(図1のA−A断面図)。 本発明の実施形態にかかるエアボックス構造の車両衝突時における断面図(図2の変形後の状態を示す図)。 本発明の別の実施形態にかかるエアボックス構造の通常時における断面図。
符号の説明
3 エアボックス
3c 前壁
3d 後壁
4 フロントウインドウガラス
13 引張バネ
14 ブロック
16 筒内空間

Claims (4)

  1. 車両のフロントウインドウガラスの下方で横架された略角筒状のエアボックスを含むエアボックス構造において、
    エアボックスの前壁と後壁との間に、略車両前後方向に積重した複数のブロックを狭装したことを特徴とするエアボックス構造。
  2. 前記前壁と後壁との間に、引張バネを架設したことを特徴とする請求項1に記載のエアボックス構造。
  3. 前記ブロックを環状に形成し、それら環状のブロックを複数積重して形成された筒内空間に前記引張バネを挿通させたことを特徴とする請求項2に記載のエアボックス構造。
  4. 前記積重した複数のブロックとエアボックスの後壁との接続点を、後壁の膜振動の腹となる部分に設定したことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のエアボックス構造。
JP2005025367A 2005-02-01 2005-02-01 エアボックス構造 Pending JP2006213088A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035064A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Toyota Motor Corp 車両のカウルトップ構造

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