JP2006212462A - 圧縮空気濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成簡単且つ安価でメンテナンスの必要性もなく、維持費のかからない省エネルギータイプであり、すでに使用されているエアコンプレッサにも容易に適用できる圧縮空気濾過装置を提供する。
【解決手段】上部に圧縮空気の供給管2及び吐出管3が設けられ、底部にドレン管4が設けられたチャンバ1内の下部に前記圧縮空気の供給管2が延長され、該圧縮空気の供給管2の下端に前記チャンバ1の内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部7が形成されてなり、好ましくは、前記チャンバ1内がフィルタ6によって上下二分され、前記圧縮空気の供給管2が前記フィルタ6を貫通して延長させられ、前記圧縮空気の供給管2の下端に前記チャンバ1の内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部7が形成されてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】上部に圧縮空気の供給管2及び吐出管3が設けられ、底部にドレン管4が設けられたチャンバ1内の下部に前記圧縮空気の供給管2が延長され、該圧縮空気の供給管2の下端に前記チャンバ1の内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部7が形成されてなり、好ましくは、前記チャンバ1内がフィルタ6によって上下二分され、前記圧縮空気の供給管2が前記フィルタ6を貫通して延長させられ、前記圧縮空気の供給管2の下端に前記チャンバ1の内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部7が形成されてなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エアコンプレッサ等から供給される圧縮空気を清浄化してその後の各種作業機等に供給する圧縮空気濾過装置に関する。
エアコンプレッサ等から供給される圧縮空気に、水、油等が含まれていると、その後の各種作業機等に悪影響を与える。例えば、前記作業機がエアシリンダの場合、使用を継続するとエアシリンダ内部に水が浸入して潤滑油を変質させるおそれがあり、また、各種の切換弁にも影響を与えて前記エアシリンダの正確制御等が困難になる等の問題があった。
従来、圧縮空気除湿装置として、エアコンプレッサによって圧縮されて熱交換器内に導入された空気を冷凍サイクルにおける蒸発器によって冷却して当該空気中の水分を結露させることにより除湿する装置が提供されている(特開平15−326126号公報)。
特開平15−326126号公報 前記従来の圧縮空気除去装置は、熱交換器を内蔵した除湿装置が使用され高価であり、通常エアコンプレッサと一体化されており、さらに冷凍サイクル維持に別にエネルギを必要とするものであった。
本発明は、前記事情に鑑み、構成簡単且つ安価でメンテナンスの必要性もなく、維持費のかからない省エネルギータイプの圧縮空気濾過装置を提供することを目的とする。また、本発明は、すでに使用されているエアコンプレッサにも容易に適用でき、その場合にはさらに圧縮空気の清浄化を高めることができる。さらに、その他の気体の除湿にも有効である。
前記課題を解決するため、請求項1の発明は、上部に圧縮空気の供給管及び吐出管が設けられ、底部にドレン管が設けられたチャンバ内に前記圧縮空気の供給管が延長させられ、該圧縮空気の供給管の下端に前記チャンバの内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部が形成されてなることを特徴とする。なお、前記圧縮空気の供給管の前記チャンバ内における延長は前記チャンバの上下略中間程度が望ましい。
前記構成の本発明によれば、前記供給管に供給された圧縮空気は、前記逆漏斗状の拡開部に至ると、急速に減速(膨張)させられ、圧縮空気に含まれている微小化した水、油、さらに塵埃等が接合し、前記チャンバの底部に分離される。
前記水、油、塵埃等が分離された空気は、前記チャンバの内周面と前記拡開部との隙間を通って上昇させられて前記吐出口から各種作業機へ供給される。
請求項2の発明は、上部に圧縮空気の供給管及び吐出管が設けられ、底部にドレン管が設けられたチャンバ内がフィルタによって上下二分され、前記圧縮空気の供給管が前記フィルタを貫通して延長させられ、前記圧縮空気の供給管の下端に前記チャンバの内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部が形成されてなることを特徴とする。
前記構成の本発明によれば、前記チャンバ内を二分するフィルタが設けられているため、前記拡開部で急速に減速(膨張)させられ、水、油、さらに塵埃等が分離された空気は前記フィルタを通過してさらに清浄化され、前記吐出口から各種作業機に供給される。なお、前記各発明にかかる装置は必要に応じて複数連結して使用される。
請求項3の発明は、上部にエアコンプレッサからの圧縮空気の供給管及び作業機への吐出管が設けられ、底部にドレン管が設けられたチャンバ内がフィルタによって上下に二分され、前記圧縮空気の供給管が前記フィルタを貫通して延長され、前記圧縮空気の供給管の下端に前記チャンバの内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部が形成されてなることを特徴とする。
前記構成の各発明によれば、エアコンプレッサに前記熱交換器を内蔵した除湿装置を必要としない。さらにすでに使用されている各種エアコンプレッサにも容易に使用でき、その場合には圧縮空気の清浄度をさらに高めることができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明に係る圧縮空気濾過装置の構成図である。
図中、1はチャンバ、2は前記チャンバ1の上部に設けられた圧縮空気の供給管、3は同様に前記チャンバ1の上部に設けられた吐出管である。また、前記チャンバ1の底部にはドレン管4が設けられる。さらに前記ドレン管4にはドレン排出弁5が設けられる。
さらに、前記圧縮空気の供給管2が前記チャンバ1内の下部に延長させられ、前記圧縮空気の供給管2の下端に前記チャンバ1の内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部7が形成される。図中、Cはエアコンプレッサ、Mは圧縮空気を使用する各種作業機である。
前記構成において、前記エアコンプレッサCからの圧縮空気が前記供給管2に供給され、さらに該供給管2を通ってその下端に形成された拡開部7に噴射される。その結果、前記圧縮空気は前記拡開部7において急速に減速(膨張)させられる。
前記圧縮空気の急速な減速(膨張)に伴い、供給された圧縮空気に含まれている微小化した水、油、さらに塵埃等が接合し、前記チャンバ1の底部に分離される。前記のごとくして、水、油、塵埃等が分離された空気は、前記チャンバ1の内周面と前記拡開部7との隙間を通って上昇させられ、前記吐出口3から前記各種作業機Mへ供給される。
図2は、前記チャンバ1内をフィルタ6によって上下二分し、隔室A、Bを形成し、前記圧縮空気の供給管2を前記フィルタ6を貫通して延長し、その下端に前記拡開部7を形成したものである。前記フィルタ6としては、多孔質板、その他繊維状のものが適宜選択して使用される。
前記構成において、前記エアコンプレッサCからの圧縮空気が前記供給管2に供給され、該供給管2の延長部を通って前記隔室Bに至り、前記供給管2の下端に形成された拡開部7から噴射される。その結果、前記圧縮空気は前記拡開部7において急速に減速(膨張)させられる。
前記隔室Bにおける圧縮空気の急速な減速(膨張)に伴い、供給された圧縮空気に含まれている微小化した水、油、さらに塵埃等が接合し、前記チャンバ1の底部に分離される。
前記のごとくして、水、油、塵埃等が分離された空気は、前記チャンバ1の内周面と前記拡開部7との隙間を通って前記隔室B内を上昇させられ、前記フィルタ6を通過して前記隔室Aに至り、さらに前記吐出口3から前記各種作業機Mへ供給される。なお、前記フィルタ6として、多孔質板等を使用すると、該多孔質板に形成された多数の小孔を通過する際にも圧縮空気の減速(膨張)現象が繰り返され圧縮空気の清浄化が行なわれる。
図3は、前記本発明の応用例を示す要部の構成図である。すなわち、病院等の医療現場の空気には種々の細菌やビールスが浮遊していることに鑑み、それら細菌やビールスを含む空気をエアコンプレッサに取り込み清浄化して外部に排出する場合の実施例である。
この応用例では、前記拡開部7が前記チャンバ1の内周面にまで延長及び連結され、さらに前記拡開部7の前記チャンバ1の底部に近い部分が多孔質板8に形成され、さらにまた、該多孔質板8部分が浸漬されるように消毒液9が充填される。なお、その他の構成は前記図1と同様である。
この応用例では、前記細菌やビールスを含んだ圧縮空気が前記図1の場合と同様に前記供給管2に供給され、該供給管2の延長部を通って前記隔室Bに至り、下端に形成された拡開部7から噴射される。
そして急速な減速(膨張)に伴い、供給された圧縮空気に含まれている微小化した水、油、塵埃等が分離され、同時に前記水、油、塵埃等とともに細菌やビールスの一部が分離される。
同時に前記拡開部7に供給された圧縮空気は、前記消毒液9中に強制的に浸入させられ、前記多孔質板8及び前記消毒液9中を通って前記隔室Bから前記フィルタ6を通過して前記隔室Aに至り、清浄化された空気が前記吐出口3から外部に排出されるものである。
1 チャンバ
2 供給管
3 吐出管
4 ドレン管
6 フィルタ
7 拡開部
2 供給管
3 吐出管
4 ドレン管
6 フィルタ
7 拡開部
Claims (3)
- 上部に圧縮空気の供給管及び吐出管が設けられ、底部にドレン管が設けられたチャンバ内に前記圧縮空気の供給管が延長させられ、該圧縮空気の供給管の下端に前記チャンバの内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部が形成されてなる圧縮空気濾過装置。
- 上部に圧縮空気の供給管及び吐出管が設けられ、底部にドレン管が設けられたチャンバ内がフィルタによって上下に二分され、前記圧縮空気の供給管が前記フィルタを貫通して延長させられ、前記圧縮空気の供給管の下端に前記チャンバの内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部が形成されてなる圧縮空気濾過装置。
- 上部にエアコンプレッサからの圧縮空気の供給管及び作業機への吐出管が設けられ、底部にドレン管が設けられたチャンバ内がフィルタによって上下に二分され、前記圧縮空気の供給管が前記フィルタを貫通して延長させられ、前記圧縮空気の供給管の下端に前記チャンバの内周面近くに広がる逆漏斗状の拡開部が形成されなることを特徴とする圧縮空気濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005024642A JP2006212462A (ja) | 2005-02-01 | 2005-02-01 | 圧縮空気濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005024642A JP2006212462A (ja) | 2005-02-01 | 2005-02-01 | 圧縮空気濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006212462A true JP2006212462A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36976110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005024642A Pending JP2006212462A (ja) | 2005-02-01 | 2005-02-01 | 圧縮空気濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006212462A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107040A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Disco Abrasive Syst Ltd | 加工装置 |
CN105536424A (zh) * | 2015-12-09 | 2016-05-04 | 东南大学 | 一种水汽过饱和度场的建立方法和装置 |
-
2005
- 2005-02-01 JP JP2005024642A patent/JP2006212462A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009107040A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Disco Abrasive Syst Ltd | 加工装置 |
CN105536424A (zh) * | 2015-12-09 | 2016-05-04 | 东南大学 | 一种水汽过饱和度场的建立方法和装置 |
CN105536424B (zh) * | 2015-12-09 | 2017-07-07 | 东南大学 | 一种水汽过饱和度场的建立方法和装置 |
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