JP2006212420A - 画像診断システムおよび磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理内容に応じて確実性の高い処理モードと高速化が可能な処理モードとを切り換えられる画像診断システムおよび磁気共鳴イメージング装置を提供する。
【解決手段】画像診断システム1は、被検体をスキャンしてデータを取得するスキャン装置2と、複数のコンピュータ装置3A、3B、3C、3Dと、取得されたデータに基づく医用画像に関する処理のうち同一の処理を複数のコンピュータ装置3A、3B、3C、3Dのうち2以上のコンピュータ装置にそれぞれ実行させる多重処理モードと、医用画像に関する処理のうち複数の異なる処理を2以上のコンピュータ装置に並行して実行させる並行処理モードとを切り換える制御手段4とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】画像診断システム1は、被検体をスキャンしてデータを取得するスキャン装置2と、複数のコンピュータ装置3A、3B、3C、3Dと、取得されたデータに基づく医用画像に関する処理のうち同一の処理を複数のコンピュータ装置3A、3B、3C、3Dのうち2以上のコンピュータ装置にそれぞれ実行させる多重処理モードと、医用画像に関する処理のうち複数の異なる処理を2以上のコンピュータ装置に並行して実行させる並行処理モードとを切り換える制御手段4とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被検体をスキャンして得られるデータを収集し、その収集されたデータに基づいて医用画像を作成する画像診断システムおよび磁気共鳴イメージング装置に関する。
近年、磁気共鳴イメージング(MRI)装置、X線CT装置、SPECT装置、PET装置等の画像診断装置を含んで構成される画像診断システムが医療機関において広く用いられている。特許文献1、2には、従来の画像診断システムの構成がそれぞれ開示されている。
特許文献1に記載の画像診断システムは、被検体をスキャンするスキャン装置(ガントリ)と、それを遠隔操作するための操作コンソールとを含んで構成されている。操作コンソールには、スキャン装置に指示を与えるコンピュータプログラムや、スキャン装置により得られたデータに基づいて医用画像を再構成するコンピュータプログラムなどが格納されている。また、特許文献2に記載の画像診断システムは、スキャン装置、操作コンソール及び画像再構成装置とを有している。
このような従来の画像診断システムにおいて、操作コンソールや画像再構成装置にソフトウェア的又はハードウェア的な異常が発生すると、データ収集や画像再構成などの処理が緊急停止して、検査の円滑化を妨げるうえに、再検査による負担を被検者に与えてしまうという問題があった。特に、造影剤を使用したデータ収集処理、検査中に画像をリアルタイムで表示させるときの収集・再構成処理、長時間を要する収集処理、緊急患者等の時間的制約を伴う患者に対する収集・再構成処理などの再検査が許されないような処理においては、確実性が要求されるが、そのような処理が実行中に中断されると、患者には多大な負担が掛かり、場合によっては患者の生命に関わる重大な事態に発展することも考えられる。
また、操作コンソール等に異常が発生して処理が緊急停止されると、そのときの処理内容や各種設定データ等の処理状況に関する記録(ログ)が残らない場合が多々あり、その異常の本質的原因の追求、解消が困難となることがある。このような状況は、例えば、特許文献3に記載のようなリモートメンテナンス(遠隔保守管理)サービスを適用する場合において、発生した異常に対する有効な解決策を迅速に提供できないなどの不都合を生じさせるものである。
更に、特許文献1に記載のシステムのように単体のコンピュータ装置が全ての処理を行う構成を適用する場合に、このコンピュータ装置がコンピュータウィルスに感染すると、全ての処理を行うことができなくなる。また、特許文献2のように複数のコンピュータ装置が役割を分担して処理を行う構成を適用する場合において、それら複数のコンピュータ装置は、通常、同一のOS(オペレーティングシステム)を搭載しているため、全てのコンピュータ装置が一度に停止する危険性が高い。また、それら複数のコンピュータ装置は、同一のハードウェア構成であることが多いため、ある部品が不具合を有する場合には全てのコンピュータ装置に不都合が発生するおそれがある。
また、画像診断システムが実行する処理には、前述した確実性が要求される処理以外にも、例えば、高速化が要求される処理(通常の再構成処理、画像処理全般、画像の保存処理・転送処理、フィルムレイアウト作成処理)などがある。しかし、従来のシステムでは、そのような各処理毎の要求に合わせて処理の実行形態を切り換えることができなかった。
特開2004−208954号公報
特開2004−305293号公報
特開2003−190105号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、確実性が要求される処理については、異常が発生した場合でもその処理を確実に行うことができ、また、高速化が要求される処理については迅速に行うことが可能な画像診断システムおよび磁気共鳴イメージング装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、システムに異常が発生したときの処理状況を記録することができ、有効なメンテナンスを迅速に施すことを可能とする画像診断システムを提供することを他の目的とする。
本発明に係る画像診断システムは、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、被検体をスキャンしてデータを取得するスキャン装置と、複数のコンピュータ装置と、取得された前記データに基づく医用画像に関する処理のうち同一の処理を前記複数のコンピュータ装置のうち2以上のコンピュータ装置にそれぞれ実行させる多重処理モードと、前記医用画像に関する処理のうち複数の異なる処理を前記2以上のコンピュータ装置に並行して実行させる並行処理モードとを切り換える制御手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像診断システムは、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、前記2以上のコンピュータ装置のそれぞれによる前記医用画像の作成処理およびその後処理のいずれかに含まれる処理の処理状況に異常が発生したかどうかを検出する異常検出手段と、前記異常が検出されたときの前記処理状況を異常検出情報とともに記録する処理状況記録手段とを更に備え、前記制御手段は、前記異常検出情報とともに前記記録された前記処理状況に対応する処理が新たに実行されるときに、その新たな処理を2以上の前記コンピュータ装置に前記多重処理モードで実行させることを特徴とするものである。
また、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、上述の目的を達成するために、請求項13に記載したように、被検体をスキャンしてデータを取得するスキャン装置と、複数のコンピュータ装置と、前記スキャンの撮影条件を取得する撮影条件取得手段と、取得された前記データに基づく医用画像に関する処理のうち同一の処理を前記複数のコンピュータ装置のうち2以上のコンピュータ装置にそれぞれ実行させる多重処理モードと、前記医用画像に関する処理のうち複数の異なる処理を前記2以上のコンピュータ装置に並行して実行させる並行処理モードとを前記撮影条件に応じて切り換える制御手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る画像診断システムおよび磁気共鳴イメージング装置によれば、確実性が要求される処理については、異常が発生した場合でもその処理を確実に行うことができ、また、高速化が要求される処理については迅速に行うことができる。
また、本発明に係る画像診断システムによれば、システムに異常が発生したときの処理状況を記録することができ、有効なメンテナンスを迅速に施すことを可能にできる。
本発明に係る画像診断システムおよび磁気共鳴イメージング装置の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[システム構成]
図1は、本発明に係る画像診断システムの全体構成の一例を表す。同図に示す画像診断システム1は、病院や研究所等の各種医療機関にて運用されるものであり、被検体(図示せず)をスキャンするガントリ装置2と、このガントリ装置2のスキャンにより得られるデータに基づく医用画像の作成処理や、作成された医用画像に対する後処理をそれぞれ行うコンピュータ3A〜3C及びワークステーション3Dと、これらコンピュータ3A〜3C及びワークステーション3Dの動作管理などを行う管理コンピュータ4とを含んで構成される。ガントリ装置2、コンピュータ3A〜3C、ワークステーション3D及び管理コンピュータ4は、LANや専用回線等のローカルネットワークにより互いに接続されている。
図1は、本発明に係る画像診断システムの全体構成の一例を表す。同図に示す画像診断システム1は、病院や研究所等の各種医療機関にて運用されるものであり、被検体(図示せず)をスキャンするガントリ装置2と、このガントリ装置2のスキャンにより得られるデータに基づく医用画像の作成処理や、作成された医用画像に対する後処理をそれぞれ行うコンピュータ3A〜3C及びワークステーション3Dと、これらコンピュータ3A〜3C及びワークステーション3Dの動作管理などを行う管理コンピュータ4とを含んで構成される。ガントリ装置2、コンピュータ3A〜3C、ワークステーション3D及び管理コンピュータ4は、LANや専用回線等のローカルネットワークにより互いに接続されている。
管理コンピュータ4は、インターネットNに接続してサーバ100と通信するためのモデム等の通信機器(後述の通信部43)を有している。サーバ100は、遠隔管理端末200とともにメンテナンスサービス会社内に設置されており、画像診断システム1のリモートメンテナンスに関する各種データを管理するものである。遠隔管理端末200は、メンテナンスサービス会社のサービスエンジニア等の使用に供されるコンピュータであり、主として、画像診断システム1の運用状態の監視に用いられる。サーバ100や遠隔管理端末200は、「遠隔コンピュータ装置」の一例である。
(ガントリ装置)
ガントリ装置2は、被検体をスキャンして体内の形態や機能を表すデータを取得するスキャン装置であり、例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、X線CT(Computed Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、超音波診断装置、CR(Computed Radiography)装置など、任意の画像診断装置を用いることができる。
ガントリ装置2は、被検体をスキャンして体内の形態や機能を表すデータを取得するスキャン装置であり、例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、X線CT(Computed Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、超音波診断装置、CR(Computed Radiography)装置など、任意の画像診断装置を用いることができる。
(コンピュータ及びワークステーション)
次に、コンピュータ3A〜3C及びワークステーション3D(まとめてコンピュータ装置3と呼ぶ。)の構成について説明する。各コンピュータ3A〜3Cは、例えば市販のパーソナルコンピュータにより構成され、ワークステーション3Dは、例えば汎用のワークステーションにより構成される。図2は、各コンピュータ装置3の制御系の構成の一例を表すブロック図である。
次に、コンピュータ3A〜3C及びワークステーション3D(まとめてコンピュータ装置3と呼ぶ。)の構成について説明する。各コンピュータ3A〜3Cは、例えば市販のパーソナルコンピュータにより構成され、ワークステーション3Dは、例えば汎用のワークステーションにより構成される。図2は、各コンピュータ装置3の制御系の構成の一例を表すブロック図である。
各コンピュータ装置3は、同図に示すように、演算・制御用プロセッサであるCPU31と、ROMやハードディスクドライブやイメージメモリ等の記憶装置を含む記憶部32と、キーボード、マウス、トラックボール、コントロールパネルなどの入力デバイス33と、各種画面を表示するLCDやCRT等のディスプレイ34と、LAN等のローカルネットワークを介してデータを送受信する通信部35とを備える。
入力デバイス33とディスプレイ34とは、コンピュータ装置3のユーザインターフェイス36を構成する。このユーザインターフェイス36は、処理モード(後述)を設定するための「処理モード設定手段」の一例に相当する。なお、このようなユーザインターフェイス36は、全てのコンピュータ装置3に設ける必要はなく、それらの内のいずれか(例えばワークステーション3D)に設けられていればよい。
通信部35は、LAN等に接続するためのネットワークアダプタを含んで構成され、管理コンピュータ4及び他のコンピュータ装置3に加え、フィルム印刷装置(イメージャ)やアーカイブ用データベース(ともに図示せず)などとの間でデータを送受信する。
CPU31は、コンピュータ装置3の各部の制御や演算処理などを行う制御部31Aを有する。この制御部31Aは、記憶部32にあらかじめ記憶されたコンピュータプログラム(図示せず)にしたがって制御や演算を実行する。また、CPU31には、ガントリ装置2により得られるデータを収集する収集処理部31Bと、収集されたデータに基づいて医用画像を再構成する再構成処理部31Cと、医用画像等の各種画像をディスプレイ34に表示させる表示制御部31Dと、医用画像をフィルムに印刷するときのレイアウトを設定するレイアウト処理部31Eとを備えている。
なお、フィルムレイアウトの設定処理やフィルム印刷装置については、例えば、本出願人らによる特開2001−292295号公報などにその一例が開示されている。また、図示は省略するが、コンピュータ装置3は、ガントリ装置2が取得するデータに対して各種の補正処理などを施す前処理機能を有している。
これらコンピュータ装置3の内の少なくとも1台(特にワークステーション3D)は、ガントリ装置2のコンソールとして使用される。当該コンピュータ装置3には、ガントリ装置2の動作を制御するための制御プログラムが格納されており、入力デバイス33からの操作入力等に応じてガントリ装置2が制御される。このとき、ディスプレイ34には、所定の操作画面が表示される。
ここで、コンピュータ3A〜3Cとワークステーション3Dとは、異なるOS(オペレーティングシステム)を搭載していることが望ましい。例えば、各コンピュータ3A〜3CにはWINDOWS(登録商標)が搭載され、ワークステーション3DにはUNIX(登録商標)が搭載される。また、「複数のコンピュータ装置」には、任意のハードウェア構成のコンピュータを用いることができるが、異なるハードウェア構成のコンピュータ装置を混在させることが望ましい。本実施形態においては、通常のパーソナルコンピュータからなるコンピュータ3A〜3Cと、それとは異なるワークステーション3Dとを含んだ構成とされている。なお、ガントリ装置2により得られるデータに基づく処理を実行するコンピュータ装置の個数は任意である。
(管理コンピュータ)
次に、管理コンピュータ4の構成について説明する。図3は、この管理コンピュータ4の制御系の構成の一例を表すブロック図である。
次に、管理コンピュータ4の構成について説明する。図3は、この管理コンピュータ4の制御系の構成の一例を表すブロック図である。
管理コンピュータ4は、演算・制御用プロセッサとしてのCPU41と、ROMやハードディスクドライブやイメージメモリ等の記憶装置を含む記憶部42と、LAN等のローカルネットワークやインターネットN等の広域ネットワークを介してデータを送受信する通信部43とを備える。
CPU41は、管理コンピュータ4の各部の制御や演算処理などを行う制御部41Aを有する。この制御部41Aは、記憶部42にあらかじめ記憶されたコンピュータプログラム(図示せず)にしたがって制御や演算を実行する。また、CPU41には、処理モード制御部41B、異常検出部41C及び処理状況送信部41Dとが設けられている。
処理モード制御部41Bは、「制御手段」の一例であり、各コンピュータ3A〜3C及びワークステーション3Dの動作をそれぞれ制御することにより、それら複数のコンピュータ装置3による処理モードを切り換える。ここで、処理モードとは、複数のコンピュータ装置3による処理の実行形態を表す。処理モード制御部41Bにより実現される処理モードとしては、例えば、2以上のコンピュータ装置3に同一の処理をそれぞれ実行させる多重処理モードや、2以上のコンピュータ装置3にそれぞれ異なる処理を実行させる並行処理モードなどがある。
多重処理モードによれば、同一処理が2以上のコンピュータ装置3により実行されるの、もしも或るコンピュータ装置に異常が発生しても、他のコンピュータ装置による実行結果を利用できる。したがって、やり直しの許されない場合など確実性が要求される処理に好適である。そのような処理としては、例えば、造影剤を使用したデータ収集処理、検査中に画像をリアルタイムで表示させるときの収集処理及び再構成処理、長時間を要する収集処理、緊急患者等の時間的制約を伴う患者に対する収集処理及び再構成処理などが想定される。
並行処理モードとしては、例えば、1つの処理を2以上の部分処理に分割し、1つのコンピュータ装置3に1つの部分処理を実行させる処理形態や、一連の複数の処理を2以上のコンピュータ装置3に分担させる処理形態などがある。このような並行処理モードは、処理の高速化に適している。高速化が要求される処理としては、例えば、通常の再構成処理、画像処理全般、画像の保存処理(アーカイブ化など)、画像の転送処理、フィルムレイアウト作成処理などが考えられる。
さらに、必要に応じて処理モード制御部41Bには、撮影条件に応じて多重処理モードおよび並行処理モードを切り換えることができるように構成することができる。この場合、処理モード制御部41Bからネットワークを介してコンピュータ装置3のディスプレイ34に情報が与えられて撮影条件の入力画面が表示され、ユーザは入力デバイス34の操作により撮影条件を、処理モード制御部41Bに通知することができる。すなわち、処理モード制御部41Bに撮影条件を取得する機能を設けることができる。
ただし、ガントリ2等の他の構成要素からネットワークを通じて、あるいは管理コンピュータ装置4に備えられるユーザインターフェースを介して処理モード制御部41Bが撮影条件を取得するように構成してもよい。
また、処理モード制御部41Bには、各種の撮影条件と処理モードが多重処理モードおよび並行処理モードのいずれかであるのか、あるいは処理モードがユーザによる任意選択であるのかを示す情報を関連付けた撮影条件テーブルが予め記憶される。そして、処理モード制御部41Bは、この撮影条件テーブルを参照し、取得した撮影条件に従って処理モードを設定することができる。
処理モードの切り換えに参照される撮影条件としては、前述のように確実性が要求される撮影であるか否かを判断できる撮影条件とすることが実用的である。特にガントリ装置2がMRI装置である場合には、造影剤を用いた撮影であるか否かを示す撮影条件の他、ダイナミックスキャン、全身スキャン、寝台を移動させてスキャンを行うムービングベッドスキャン、アンギオ撮影、ディフージョンイメージング等の長時間に亘る撮影であるか否かを示す撮影条件を処理モードの切り換えに参照し、これらの撮影条件に該当する場合に多重処理モードを選択すれば、撮影のやり直しによるスループットの低下を回避することができる。
より具体的な撮影条件の例としては、MRI装置の撮影条件の1つであるパルスシーケンスが挙げられる。例えば、ディフュージョンシーケンスやアンギオ撮影に属するパルスシーケンスが撮影に用いられる場合には、これらのシーケンスが設定された旨の情報をコンピュータ装置3の入力デバイス34あるいはガントリ2からネットワークを通じて処理モード制御部41Bに通知し、処理モード制御部41Bが多重処理モードを選択するように構成することができる。
上記の他、処理モード制御部41Bは、同期信号を出力して各コンピュータ装置3による処理を同期させることで、2以上のコンピュータ装置3による処理を同じタイミングで実行させることができる。
処理モード制御部41Bは、設定された処理モードに応じて動作し、上述の動作に加え、以下において適時説明される動作を実行する。
続いて、異常検出部41Cについて説明する。異常検出部41Cは、コンピュータ3A〜3C及びワークステーション3Dに異常が発生しているかどうかを検出する。特に、異常検出部41Cは、処理を実行中のコンピュータ装置3に異常が発生しているかの検出を行う。
この異常検出処理の一例について説明する。異常検出部41Cは、まず、処理を行っている各コンピュータ装置3に対して異常確認信号を送信する。この異常確認信号は、例えば所定間隔で定期的に送信される。各コンピュータ装置3は、異常確認信号を受信すると、その受信時に実行している処理の処理状況を表すデータ(処理状況データと呼ぶ)を管理コンピュータ4に返信する。
処理状況データには、実行中の処理の処理内容(例えば、収集処理、再構成処理など)、その処理における設定データ(例えば、再構成処理において使用する再構成関数の種類)、処理状況データ生成時における処理の進度(例えば、再構成処理においてどのスライス位置の画像を再構成しているか)などの情報が含まれる。この処理状況データは、当該処理を行っているコンピュータ装置3のCPUによるコンピュータプログラムの実行状況等のログに基づいて、CPUにより生成される。
異常検出部41Cは、異常確認信号に対する処理状況データの返信状況に基づいて、各コンピュータ装置3による処理状況の異常(特に同期異常)の有無を検出する。例えば、異常確認信号の送信から所定時間内に処理状況データが返信されないコンピュータ装置3や、通信不能を表すコード等が返信されたコンピュータ装置3については、処理速度低下による同期異常あるいはフリーズなどが発生しているものと考えられる。また、多重処理モードで処理が行われている場合において、返信された処理状況データ(処理の途中経過等)の異なるコンピュータ装置3があるときには、2以上のコンピュータ装置3の処理に同期異常が発生したと考えられる。また、ハードウェアの故障やコンピュータウィルスの感染が起こった場合にも上記のような返信状況となり、コンピュータ装置3の処理状況の異常が異常検出部41Cにより検出される。
処理モード制御部41Bは、各コンピュータ装置3から返信された処理状況データを、各コンピュータ装置3毎に区別して、記憶部42の処理状況記録部42Bに記録させる。記録された処理状況データは、各コンピュータ装置3の処理記録(ログ)として保存される。ログは、通常のように、処理状況データの生成時刻や異常の有無の検出時刻などの時刻データを含んでいる。なお、コンピュータ装置3が正常に処理を実行しているときには、その記憶部32にログを逐次記録するようにしてもよい。
異常検出部41Cによって異常が検出された場合、処理モード制御部41Bは、その異常が検出されたコンピュータ装置3の処理状況データに、異常が検出されたことを示すフラグ等のエラー情報(異常検出情報)を添付して処理状況記録部42Bに記録する。
なお、上記の異常確認処理においては、異常検出部41Cからの異常確認信号に対応して処理状況データを返信するようになっているが、処理実行中の各コンピュータ装置3が処理状況データを定期的に管理コンピュータ4に送信するように構成することもできる。また、各コンピュータ装置3が処理状況データを定期的に記憶部32に保存するようにしてもよい。
処理状況送信部41Dは、通信部43を制御して、コンピュータ装置3の処理状況データをインターネットNを介してサーバ100に送信する。特に、処理状況送信部41Dは、異常検出部41Cにより異常が検出されたときの処理状況データをエラー情報とともにサーバ100に送信する。
ここで、サーバ100に対する処理状況データの送信タイミングは任意であり、例えば、異常検出の直後に送信してもよいし、あらかじめ設定された送信時刻に合わせて送信してもよい。前者の場合の一例として、異常が検出されると、処理モード制御部41Bにより異常検出時の処理状況データにエラー情報が添付され、その処理状況データとエラー情報とが処理状況送信部41Dによりサーバ100に送信される。一方、後者の場合のように処理状況データが処理状況記録部42Bに一旦記録される場合、所定の送信時刻になると、処理状況送信部41Dは、エラー情報が添付された処理状況データを処理状況記録部42Bから取得してサーバ100に送信する。なお、送信タイミングは、それらに限定されるものではなく、例えば、遠隔管理端末200やコンピュータ装置3のオペレータの要求に対応して処理状況データ等を送信することもできる。
記憶部42には、処理モード記録部42Aと処理状況記録部42Bとが設けられている。これらの記録部42A、42Bは、例えば、記憶部42内にあらかじめ設定された記憶領域により形成される。
処理モード記録部42Aには、コンピュータ装置3が実行する各種の処理に対して設定された処理モードが記録される。例えば、デフォルト設定された処理モード、ユーザインターフェイス36から手動で設定された処理モード、処理モード制御部41Bにより自動設定された処理モードなどが記録される。
処理状況記録部42Bには、前述のように、コンピュータ3A〜3C及びワークステーション3Dの処理状況データやエラー情報等が、各コンピュータ装置毎に記録される。
[処理手順]
以上のような画像診断システム1が実行する処理の一例について、図4、5のフローチャートを参照して説明する。
以上のような画像診断システム1が実行する処理の一例について、図4、5のフローチャートを参照して説明する。
以下に説明する処理手順において、ガントリ装置2は8チャンネルのMRI装置であるとする。また、コンピュータ3Bとコンピュータ3Cとにそれぞれ異常が発生していることが事前に検出されているものとし、コンピュータ3A及びワークステーション3Dの2台のコンピュータ装置3を用いて以下の処理を実行することとする。
図4のフローチャート中では、コンピュータ3Aによる手順を(S□−1)と示し、ワークステーション3Dによる手順を(S□−2)と示してある。また、図4のフローチャートにおいて、異常検出部41Cによる異常検出処理は、データの収集処理及び再構成処理を実行中のものしか記載してないが、前述のように定期的に実施されるものである。
まず、管理コンピュータ4の処理モード制御部41Bが、処理モードの設定を行うとともに、コンピュータ3A及びワークステーション3Dに信号を送信して、設定された処理モードに応じてそれぞれが実行する処理の設定を行う(S1−1、S1−2)。
処理モード制御部41Bは、例えば、デフォルト設定された処理モードに設定する。また、各種の処理やその設定データに応じた処理モードがプリセットされている場合には、そのプリセットされた処理モードから適当なものを選択して設定することができる。なお、処理モードのプリセットは、ユーザインターフェイス36を用いて行うことができる。
ステップS1−1、S1−2における処理モードの設定内容は、(1)ガントリ装置2により得られるデータの収集処理:コンピュータ3A及びワークステーション3Dによる多重処理モード、(2)医用画像の再構成処理:1〜4チャンネル(コンピュータ3A)及び5〜8チャンネル(ワークステーション3D)の並行処理モード、(3)医用画像の転送処理及びフィルムのレイアウト処理:コンピュータ3A及びワークステーション3Dによる並行処理モード、であるとする。なお、(2)の再構成処理のように、1つの処理であっても2以上のコンピュータ装置3が実際に実行する処理内容が異なる場合(ここではチャンネルが異なる)、それらは「異なる処理」に該当するものとする。
ここで、設定された処理モードを、ワークステーション3Dのディスプレイ34に表示させ、手動での変更を受け付けるようにしてもよい。また、前述のように撮影条件に応じて手動で、あるいは自動的に処理モードを設定することもできる。
コンピュータ3A及びワークステーション3Dの収集処理部31Bは、ガントリ装置2が被検体をスキャンして得たデータの収集処理をそれぞれ開始する(S2−1、S2−2)。収集処理の開始タイミングは、処理モード制御部41Bによって同期される。
管理コンピュータ4の異常検出部41Cは、異常確認信号をコンピュータ3A及びワークステーション3Dにそれぞれ定期的に送信して、異常の発生の有無を検出する(S3−1、S3−2)。ここで、異常確認信号に対応して返信される処理状態データは、処理状況記録部42Bに記録される。
収集処理中に、コンピュータ3A及びワークステーション3Dのいずれかの異常が検出された場合(S3−1、S3−2;Y)、処理モード制御部41Bは、収集処理を正常に完了した側のコンピュータ装置3に制御信号を送信し、それ以降の処理を単体で実行させる(S11)。この単体での処理については後述する。
一方、異常が発生せずに収集処理が完了した場合(S3−1、S3−2;N)、医用画像の再構成処理に移行する(S4−1、S4−2)。このとき、処理モード制御部41Bにより、再構成処理の開始タイミングが同期される。
コンピュータ3Aは、ガントリ装置2(MRI装置)の8個の受信チャンネルの内、1〜4チャンネルについての再構成処理を開始する(S4−1)。また、ワークステーション3Dは、5〜8チャンネルについての再構成処理を開始する(S4−2)。
異常検出部41Cは、異常確認信号を送信して、コンピュータ3A及びワークステーション3Dの異常の有無をそれぞれ検出する(S5−1、S5−2)。異常確認信号に対応して返信される処理状態データは、処理状況記録部42Bに記録される。
再構成処理中に、コンピュータ3A及びワークステーション3Dのいずれかの異常が検出された場合(S5−1、S5−2;Y)、処理モード制御部41Bは、再構成処理を正常に完了した側のコンピュータ装置3に制御信号を送信し、異常が検出された側が行った再構成処理及びそれ以降の処理を単体で実行させる(S12;後述)。
一方、異常が発生せずに再構成処理が完了した場合(S5−1、S5−2;N)、コンピュータ3Aは、1〜4チャンネル分の再構成画像をワークステーション3Dに送信する(S6−1)。また、ワークステーション3Dは、5〜8チャンネル分の再構成画像をコンピュータ3Aに送信する(S6−2)。なお、図4中の点線矢印は、再構成画像(の画像データ)の移動を示している。
ワークステーション3Dは、コンピュータ3Aからの1〜4チャンネル分の再構成画像を受信し、自身が再構成した5〜8チャンネルの再構成画像と合成して医用画像を作成する(S7−2)。表示制御部31Dは、作成された医用画像をディスプレイ34に表示させる(S8−2)。更に、レイアウト処理部31Eが、オペレータが入力デバイス33から行う指示に応じて、又は、自動的に、合成された医用画像のフィルムレイアウトを設定する(S9−2)。このとき、設定されたフィルムレイアウトが、表示制御部31Dによりディスプレイ34に表示される。また、レイアウト処理部31Eは、設定されたフィルムレイアウトを通信部35に送り、図示しないフィルム印刷装置に転送させてフィルムを作成させる(S10−2)。以上で、ワークステーション3Dによる処理は終了となる。
このステップS7−2〜S10−2と並行し、コンピュータ3Aは、ワークステーション3Dからの5〜8チャンネル分の再構成画像を受信し、自身が再構成した1〜4チャンネルの再構成画像と合成して医用画像を作成する(S7−1)。そして、その医用画像をアーカイブ用のデータベース(図示せず)に転送して保存させる(S8−1)。以上で、コンピュータ3Aによる処理は終了となる。
以下、コンピュータ3A又はワークステーション3Dの処理状況に異常が検出された場合について、図5を参照して説明する。
まず、ステップS3−1において“Y”となった場合、つまり収集処理中にコンピュータ3Aの異常が検出された場合、処理モード制御部41Bは、ワークステーション3Dに制御信号を送信する。ワークステーション3Dは、この制御信号を受けて、ガントリ装置2の1〜8チャンネル全ての再構成処理を行い(S11)、それらを合成して医用画像を作成し(S12)、その医用画像をディスプレイ34に表示し(S13)、フィルムレイアウトを設定し(S14)、そのフィルムレイアウトをフィルム印刷装置に転送し(S15)、医用画像をアーカイブ用のデータベースに転送して保存する(S16)。
また、収集処理中にワークステーション3Dの異常が検出された場合(S3−2;Y)、処理モード制御部41Bは、コンピュータ3Aに制御信号を送信する。コンピュータ3Aは、この制御信号を受け、ガントリ装置2の1〜8チャンネル全ての再構成処理(S11)〜医用画像の保存(S16)までの処理を実行する。
同様に、再構成処理中にコンピュータ3Aの異常が検出された場合(S5−1;Y)、処理モード制御部41Bは、ワークステーション3Dに制御信号を送信する。この制御信号を受けたワークステーション3Dは、ガントリ装置2の1〜8チャンネル全ての再構成処理(S11)〜医用画像の保存(S16)までの処理を実行する。一方、再構成処理中にワークステーション3Dの異常が検出された場合(S5−2;Y)、処理モード制御部41Bは、コンピュータ3Aに制御信号を送信する。この制御信号を受けたコンピュータ3Aは、ガントリ装置2の1〜8チャンネル全ての再構成処理(S11)〜医用画像の保存(S16)までの処理を実行する。
なお、コンピュータ3AによるステップS6−1〜S8−1の手順の間に、コンピュータ3Aの異常が検出された場合、処理モード制御部41Bは、ワークステーション3Dに制御信号を送信し、医用画像の合成処理、医用画像の表示処理、フィルムレイアウトの設定処理と転送処理、及び医用画像の保存処理を単体で実行させる。同様に、ワークステーション3DによるステップS6−2〜S10−2の手順の間に、ワークステーション3Dの異常が検出された場合、処理モード制御部41Bは、コンピュータ3Aに制御信号を送信し、医用画像の合成処理、医用画像の表示処理、フィルムレイアウトの設定処理と転送処理、及び医用画像の保存処理を単体で実行させる。
また、異常検出部41Cによる異常検出において、定期的に送信される各異常確認信号に応じて返信される処理状況データは、処理状況記録部42Bに記録される。
また、ステップS3−1、S3−2、S5−1、S5−2等において異常が検出された場合、その異常検出時に返信された処理状況データは、処理モード制御部41Bによりエラー情報が添付され、処理状況送信部41Dによりエラー情報とともにサーバ100に送信される。サーバ100は、エラー情報が添付された処理状況データを受信すると、それらをデータベース(図示せず)に保存するとともに、異常発生を知らせるメッセージを遠隔管理端末200のディスプレイに表示させる。このとき、警告音等を出力してもよい。
上記の処理手順において、ガントリ装置2により取得されるデータの収集処理と、その収集されたデータに基づく医用画像の再構成処理とは、それぞれ医用画像の作成処理の一例である。また、医用画像をディスプレイ34に表示させる処理と、医用画像のフィルムレイアウト設定処理及びフィルム印刷装置への転送処理と、医用画像のアーカイブ用データベースへの転送処理とは、それぞれ、作成された医用画像に対する後処理の一例である。
[作用効果]
このような画像診断システム1によれば、例えば収集処理などの確実性が要求される処理については、多重処理モードを設定することで、1つのコンピュータ装置に異常が発生して処理が中断された場合でも、他のコンピュータ装置がその処理を継続して実行することができるので、処理の確実性が高まる。また、再構成処理などの高速化が要求される処理については、並行処理モードに設定することで、その処理を迅速に実行することができる。
このような画像診断システム1によれば、例えば収集処理などの確実性が要求される処理については、多重処理モードを設定することで、1つのコンピュータ装置に異常が発生して処理が中断された場合でも、他のコンピュータ装置がその処理を継続して実行することができるので、処理の確実性が高まる。また、再構成処理などの高速化が要求される処理については、並行処理モードに設定することで、その処理を迅速に実行することができる。
なお、並行処理モードに設定される「複数の異なる処理」には、少なくとも2つのタイプがある。第1のタイプは、その処理を複数の異なる処理に分割して並行処理モードで実行する方法である。この第1のタイプの一例としては、再構成処理において、1〜8チャンネルの再構成処理を1〜4チャンネル分の再構成処理と5〜8チャンネル分の再構成処理とに分割し、これら2つの再構成処理を2台のコンピュータ装置3A、3Dで並行処理したものが本実施形態に開示されている。また、第2のタイプは、互いに独立した複数の処理を並行処理モードで実行する方法である。この第2のタイプの一例としては、医用画像の転送処理とフィルムレイアウト処理とを2台のコンピュータ装置3A、3Dで並行処理したものが本実施形態に開示されている。
また、画像診断システム1によれば、異常検出部41Cが定期的に異常検出を行う度毎に、各コンピュータ装置の処理状況データが管理コンピュータ4に記録されるので、異常発生時の処理状況を記録することができる。特に、多重処理モードの場合において、各コンピュータ装置の処理が同期されるので、1つのコンピュータ装置に異常が発生しても、少なくとも他のコンピュータ装置の処理状況データが記録される。したがって、本実施形態の画像診断システム1によれば、サービスエンジニアは、コンピュータ装置に異常が発生したときの処理状況を把握できるので、有効なメンテナンスを迅速に施すことができる。
更に、画像診断システム1に含まれる複数のコンピュータ装置3A〜3Dには、ハードウェア構成やOSの異なるものが含まれているので、同一のハードウェアの故障あるいは同一のコンピュータウィルスへの感染など、同一原因による異常の発生を回避することができる。それにより、前述した処理の確実性や高速化の更なる向上が図られ、また、異常発生時の処理状況の記録の確実性の向上が図られる。
また、画像診断システム1によれば、処理モード制御部41Bによる処理モードの自動設定に加え、ユーザインターフェイス36を用いて処理モードを手動で設定することができるので、目的の処理をオペレータが望む処理モードで実行させることができる。特に、画像診断システム1の運用形態はユーザ毎に異なるため、デフォルトの処理モードが全てのユーザに好適であるとは言い難い。したがって、本実施形態のユーザインターフェイス36のような処理モード設定手段を設けることにより、運用現場に応じた処理態様を実現することが可能となる。
また、コンピュータ装置3の異常が検出された場合に、管理コンピュータ4からサーバ100に処理状況データ及びエラー情報が送信され、遠隔管理端末200のディスプレイに異常発生を知らせるメッセージが表示されるので、メンテナンスサービス提供側に異常の発生を迅速に知らせることができる。また、処理状況データも確実に送信されるので、異常発生時における処理状況を把握できるため、有効なメンテナンスを迅速に行うことができる。
ところで、画像診断システム1のようなシステムは、一般に、それを運用する医療機関毎にオプション設定等の各種設定がなされるため、異常の発生状況も医療期間毎に異なるのが通常である。システムに異常が発生すると、システムを制御するソフトウェアに修正を施してシステムを復帰させる。しかし、そのような修正を施したことにより、オプション設定などとの関係から新たな問題が発生することがある。そのような場合、従来では、修正後のソフトウェアをそのまま運用していたため、その新たな問題が新たな異常を引き起こし、システムが再度ダウンしてしまうことがあった。
本実施形態によれば、或るコンピュータ装置のソフトウェアを修正した場合であっても、修正を施していないコンピュータ装置で本来の処理を行いつつ、修正を施したコンピュータ装置については疑似データ等を用いてソフトウェアの動作確認を行うことができる。したがって、ソフトウェアの修正後においても、本来の処理に支障を与えることがない。なお、修正を施したコンピュータ装置については、ソフトウェアが正常に動作すると確認されるまで、他のコンピュータ装置のバックアップ用(後述の変形例3を参照)として使用することもできる。
なお、本実施形態の処理手順では、2台のコンピュータ装置3により処理を行う場合について説明したが、システムに含まれるコンピュータ装置3の台数に応じて、3台以上のコンピュータ装置3により多重処理や並行処理を実行することも同様に可能である。例えば、並行処理モードについては、コンピュータ装置3Aに1、2チャンネルの再構成処理を実行させ、コンピュータ装置3Bに3、4チャンネルの再構成処理を実行させ、コンピュータ装置3Cに5、6チャンネルの再構成処理を実行させ、ワークステーション3Dに7、8チャンネルの再構成処理を実行させれば、更なる処理の高速化を実現できる。また、多重処理モードについては、データの収集処理を3台以上のコンピュータ装置で行うことにより、処理の確実性が更に向上される。
また、多重処理モードと並行処理モードとを組み合わせて処理を実行することも可能である。例えば、再構成処理を実行する際に、コンピュータ装置3A、3Bに1〜4チャンネルの再構成処理をそれぞれ実行させ、コンピュータ装置3Cとワークステーション3Dとに5〜8チャンネルの再構成処理を実行させれば、処理の確実性を高めつつ高速化を図ることができる。多重処理と並行処理
[変形例]
以上で説明した構成は、本発明を実施するための一例に過ぎないものである。したがって、本発明の要旨の範囲内における任意の変形を施すことが可能である。
[変形例]
以上で説明した構成は、本発明を実施するための一例に過ぎないものである。したがって、本発明の要旨の範囲内における任意の変形を施すことが可能である。
(変形例1)
第1の変形例として、処理状況記録部42Bに記録された処理状況データを参照することにより、処理の確実性の向上を図ることができる構成について説明する。この第1の変形例は、例えば、新たな処理を実行するときの処理設定プロセス(図4のステップS1−1、S1−2)において、図6に示すような処理手順を行うことにより実現される。
第1の変形例として、処理状況記録部42Bに記録された処理状況データを参照することにより、処理の確実性の向上を図ることができる構成について説明する。この第1の変形例は、例えば、新たな処理を実行するときの処理設定プロセス(図4のステップS1−1、S1−2)において、図6に示すような処理手順を行うことにより実現される。
まず、これから実行される新たな処理(例えば再構成処理)に対応する処理状況データが処理状況記録部42Bに記録されているか否か、処理モード制御部41Bが検索を行う(S21)。ここで、新たな処理に対応する処理状況データとは、その新たな処理と同一の処理(再構成処理)を意味する。なお、このような処理の同一性だけでなく、その処理における設定データ(例えば、使用する再構成関数の種類)の同一性についても考慮するようにしてもよい。
新たな処理に対応する処理状況データが検索されない場合(S22;N)、処理モード制御部41Bは、デフォルトの処理モード(図4では、再構成処理のデフォルトは並行処理モード)に設定して(S25)、処理設定プロセスを終了する。なお、オペレータが処理モードを変更した場合には、その処理モードに設定される。
一方、新たな処理に対応する処理状況データが検索された場合(S22;Y)、処理モード制御部41Bは、検索された処理状況データにエラー情報が添付されているか判断する(S23)。エラー情報が添付されていない場合(S23;N)、デフォルトの処理モードに設定して(S25)、処理設定プロセスを終了する。なお、ステップS25において、プリセットされた処理モードに設定するようにしてもよい。
検索された処理状況データにエラー情報が添付されている場合(S23;Y)、処理モード制御部41Bは、その新たな処理の処理モードを多重処理モードに設定し(S24)、処理設定プロセスを終了する。
なお、新たな処理に対応する処理状況データが複数検索されることもあるが、その場合、その複数の処理状況データのいずれかにエラー情報が添付されていれば多重処理モードに設定する。ここで、処理状況データに付された時刻データを参照し、過去の最後の処理における処理状況データにエラー情報が無く、それ以前の処理における処理状況データにエラー情報が添付されていると判断された場合には、デフォルトの処理モードに設定することができる。すなわち、過去の最後の処理の前に、それまでの異常が解消されたと考えられるからである。
この変形例1によれば、エラー情報が添付された処理状況データに対応する処理を新たに行うとき、換言すれば、過去に異常の発生が検出された処理に対応する処理を新たに行うときに、その新たな処理を多重処理モードで実行するように制御される。それにより、過去に異常が発生した処理を新たに行う場合における処理の確実性が向上されることとなる。
コンピュータ装置3に異常が発生したときの処理状況データを蓄積し、異常が発生した処理やそのときの設定データなどを統計的に解析することで、多重処理モードに自動設定するときの精度を向上させることができる。例えば、蓄積された処理状況データを解析して、異常の発生頻度や発生回数、処理の各段階における異常の発生頻度や発生回数、異常の発生前後に行われた処理などのデータを求める。そして、このデータを利用して、例えば、異常の発生頻度の高い処理については常に多重処理モードに設定し、発生頻度が所定値以下の処理については手動で処理モードを設定させるといった制御を行うことができる。このような制御を行うことで、多重処理モードに自動設定すべきか否かの判断の精度の向上を図ることができる。
(変形例2)
変形例1では、実行中に異常が発生したことのある処理に対応する処理を新たに行うときに、その新たな処理の処理モードを自動的に多重処理モードに設定するようになっているが、その処理モードの設定をオペレータに行わせるように構成することもできる。
変形例1では、実行中に異常が発生したことのある処理に対応する処理を新たに行うときに、その新たな処理の処理モードを自動的に多重処理モードに設定するようになっているが、その処理モードの設定をオペレータに行わせるように構成することもできる。
例えば、図6のフローチャートのステップS23において、処理検索された処理状況データにエラー情報が添付されている場合に(S23;Y)、オペレータが使用しているワークステーション3D等の表示制御部31Dにより、その新たな処理の処理モードを多重処理モードに設定させるためのメッセージをディスプレイ34(表示手段)に表示させることができる。そのメッセージは、例えば「この処理はエラーを引き起こす可能性があります。多重処理モードに設定してください。」などといった内容である。ここで、メッセージとともに警告音を出力してオペレータに設定を促すように構成することもできる。
メッセージを確認したオペレータは、入力デバイス33を操作して多重処理モードに設定する。なお、この新たな処理の前にメンテナンスが実施されて異常が解消された場合には、多重処理モードに設定する必要はなく、高速化のために並行処理モードに設定することができる。
(変形例3)
上記実施形態においては、コンピュータ装置3の異常が検出された場合に、処理状況データとエラー情報とを管理コンピュータ4の処理状況記録部42Bに保存するとともに、サーバ100のデータベースに保存するように構成されている。変形例3は、処理状況データ等の保存先のバリエーションを提供するものである。
上記実施形態においては、コンピュータ装置3の異常が検出された場合に、処理状況データとエラー情報とを管理コンピュータ4の処理状況記録部42Bに保存するとともに、サーバ100のデータベースに保存するように構成されている。変形例3は、処理状況データ等の保存先のバリエーションを提供するものである。
コンピュータ3A〜3C及びワークステーション3Dには、図2に示すように記憶部32がそれぞれ設けられている。例えばコンピュータ3Aとワークステーション3Dとが処理を実行しているときにコンピュータ3Aに異常が検出された場合、管理コンピュータ4は、異常検出時に返信された処理状況データにエラー情報を添付してワークステーション3Dに送信する。ワークステーション3Dは、受信した処理状況データとエラー情報を記憶部32に保存する。
このように、この変形例3は、異常が検出された側のコンピュータ装置の処理状況データ等を、異常の検出されていない側のコンピュータ装置に保存させるものである。オペレータやサービスエンジニアは、ローカルネットワークに異常が発生するなどして管理コンピュータ4にアクセスできない場合であっても、異常の検出されていない側のコンピュータ装置に保存された処理状況データを参照することで、異常発生時の処理状況を把握することができる。
なお、或るコンピュータ装置をあらかじめバックアップ用に設定しておき、各コンピュータ装置からの処理状況データやエラー情報、更に、各コンピュータ装置が実行している処理の処理結果などをバックアップするようにしてもよい。そのバックアップ用のコンピュータ装置は、コンピュータウィルスへの耐久性の高いOSやプログラムを搭載していることが望ましい。
また、2以上のコンピュータ装置により処理を行っているときに、1のコンピュータ装置の処理状況データ等を他のコンピュータ装置に保存するようにしてもよい。例えば、コンピュータ3Aとワークステーション3Dとが処理を実行しているときに、コンピュータ3Aの処理状況データや処理結果をワークステーション3Dに送信してその記憶部32に保存するとともに、ワークステーション3Dの処理状況データや処理結果をコンピュータ3Aに送信してその記憶部32に保存する。このような相互の保存処理を定期的に行うこともできる。それにより、2以上のコンピュータ装置のいずれかに異常が発生した場合でも、その異常が発生したコンピュータ装置の処理状況データや処理結果が、異常の発生していないコンピュータ装置に保存されるので、その処理状況データを参照してメンテナンスを行えるほか、保存された処理結果を以降の処理において利用することもできる。なお、各コンピュータ装置の処理状況データ等を、そのコンピュータ装置自身の記憶部32にも保存することが望ましい。
また、3以上のコンピュータ装置3により処理を行う場合も2台のときと同様である。例えば、3台のコンピュータ装置により処理を行う場合、第1のコンピュータ装置による処理状況データ等を第2のコンピュータ装置の記憶部32に保存し、第2のコンピュータ装置による処理状況データ等を第3のコンピュータ装置の記憶部32に保存し、第3のコンピュータ装置による処理状況データ等を第1のコンピュータ装置の記憶部32に保存することができる。また、第1のコンピュータ装置の処理状況データ等を第2及び第3のコンピュータ装置にそれぞれ保存するようにしてもよい。3以上のコンピュータ装置3により処理を行う場合における処理状況データ等の保存形態は、任意に設定することができる。
逆に、1台のコンピュータ装置3を仮想的に複数台のコンピュータ装置のように取扱うこととしてもよい。すなわち、1台のコンピュータ装置3の記憶部32に複数のエリアを設定するとともにCPU31を各エリアに対応して並列動作させることにより、1台のコンピュータ装置3に複数台のコンピュータ装置としての機能を備えることができる。この場合にも、少なくとも1台以上のコンピュータ装置3によって形成された2台以上の仮想コンピュータ装置を用いて上述した処理を実施することができる。
従って、上記の「複数のコンピュータ装置」には、複数の仮想コンピュータ装置、すなわち物理的に分離していない仮想的な複数のコンピュータ装置が含まれるものとする。
1 画像診断システム
2 ガントリ装置
3A〜3C コンピュータ装置
3D ワークステーション
3 コンピュータ装置
31 CPU
31A 制御部
31B 収集処理部
31C 再構成処理部
31D 表示制御部
31E レイアウト処理部
32 記憶部
36 ユーザインターフェイス
33 入力デバイス
34 ディスプレイ
35 通信部
4 管理コンピュータ
41 CPU
41A 制御部
41B 処理モード制御部
41C 異常検出部
41D 処理状況送信部
42 記憶部
42A 処理モード記録部
42B 処理状況記録部
100 サーバ
200 遠隔管理端末
N インターネット
2 ガントリ装置
3A〜3C コンピュータ装置
3D ワークステーション
3 コンピュータ装置
31 CPU
31A 制御部
31B 収集処理部
31C 再構成処理部
31D 表示制御部
31E レイアウト処理部
32 記憶部
36 ユーザインターフェイス
33 入力デバイス
34 ディスプレイ
35 通信部
4 管理コンピュータ
41 CPU
41A 制御部
41B 処理モード制御部
41C 異常検出部
41D 処理状況送信部
42 記憶部
42A 処理モード記録部
42B 処理状況記録部
100 サーバ
200 遠隔管理端末
N インターネット
Claims (20)
- 被検体をスキャンしてデータを取得するスキャン装置と、
複数のコンピュータ装置と、
取得された前記データに基づく医用画像に関する処理のうち同一の処理を前記複数のコンピュータ装置のうち2以上のコンピュータ装置にそれぞれ実行させる多重処理モードと、前記医用画像に関する処理のうち複数の異なる処理を前記2以上のコンピュータ装置に並行して実行させる並行処理モードとを切り換える制御手段と、
を備えることを特徴とする画像診断システム。 - 前記スキャンの撮影条件を取得する撮影条件取得手段を備え、
前記制御手段は、前記撮影条件取得手段により取得された前記撮影条件に応じて前記多重処理モードおよび並行処理モードとを切り換えるように構成される、
ことを特徴とする請求項1記載の画像診断システム。 - 前記制御手段は、前記医用画像の作成処理およびその後処理のいずれかを前記医用画像に関する処理として前記多重処理モードおよび前記並行処理モードを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項1記載の画像診断システム。
- 前記撮影条件取得手段は、造影剤の使用の有無を含む撮影条件を取得するように構成される一方、前記制御手段は、前記造影剤の使用の有無に応じて前記多重処理モードおよび並行処理モードとを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項2記載の画像診断システム。
- 前記医用画像の作成処理およびその後処理のいずれかに含まれる処理を、前記多重処理モードで実行させるか又は前記並行処理モードで実行させるか設定するための処理モード設定手段を更に備え、
前記制御手段は、前記設定された処理モードで前記処理を2以上の前記コンピュータ装置に実行させる、
ことを特徴とする請求項3記載の画像診断システム。 - 前記2以上のコンピュータ装置のそれぞれによる前記医用画像の作成処理およびその後処理のいずれかに含まれる処理の処理状況に異常が発生したかどうかを検出する異常検出手段と、
前記異常が検出されたときの前記処理状況を異常検出情報とともに記録する処理状況記録手段と、
を更に備え、
前記制御手段は、前記異常検出情報とともに前記記録された前記処理状況に対応する処理が新たに実行されるときに、その新たな処理を2以上の前記コンピュータ装置に前記多重処理モードで実行させる、
ことを特徴とする請求項3記載の画像診断システム。 - 前記2以上のコンピュータ装置のそれぞれによる前記医用画像の作成処理およびその後処理のいずれかに含まれる処理の処理状況に異常が発生したかどうかを検出する異常検出手段と、
前記異常が検出されたときの前記処理状況を異常検出情報とともに記録する処理状況記録手段と、
前記異常検出情報とともに前記記録された前記処理状況に対応する処理が新たに実行されるときに、その新たな処理の処理モードを前記多重処理モードに設定させるためのメッセージを表示する表示手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項5記載の画像診断システム。 - 前記異常検出手段は、前記処理の処理状況に異常が発生したかどうかを定期的に検出し、
前記異常検出手段による前記定期的な検出が行われる度毎に、前記2以上のコンピュータ装置のそれぞれによる前記処理状況を前記処理状況記録手段に記録させる、
ことを特徴とする請求項6又は請求項7記載の画像診断システム。 - 前記複数のコンピュータ装置のメンテナンスサービスをネットワークを介して提供する遠隔コンピュータ装置に接続されており、
前記異常検出手段により前記異常が検出されたときの前記処理状況と前記異常検出情報とを、前記ネットワークを通じて前記遠隔コンピュータ装置に送信する処理状況送信手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載の画像診断システム。 - 前記処理状況記録手段は、前記複数のコンピュータ装置のそれぞれに設けられており、
前記異常検出手段により前記複数のコンピュータ装置の内のいずれかに前記異常が検出されたときの前記処理状況と前記異常検出情報とを、前記異常が検出されたコンピュータ装置以外の前記コンピュータ装置に設けられた前記処理状況記録手段に記録させる、
ことを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載の画像診断システム。 - 前記複数のコンピュータ装置の内の一部は、他の一部とは異なるオペレーティングシステムを搭載するように構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の画像診断システム。
- 前記複数のコンピュータ装置の内の一部は、他の一部とは異なるハードウェア構成を有することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の画像診断システム。
- 被検体をスキャンしてデータを取得するスキャン装置と、
複数のコンピュータ装置と、
前記スキャンの撮影条件を取得する撮影条件取得手段と、
取得された前記データに基づく医用画像に関する処理のうち同一の処理を前記複数のコンピュータ装置のうち2以上のコンピュータ装置にそれぞれ実行させる多重処理モードと、前記医用画像に関する処理のうち複数の異なる処理を前記2以上のコンピュータ装置に並行して実行させる並行処理モードとを前記撮影条件に応じて切り換える制御手段と、
を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 前記撮影条件取得手段は、ダイナミックスキャンであるか否かを含む撮影条件を取得するように構成される一方、前記制御手段は、前記撮影条件がダイナミックスキャンであるか否かに応じて前記多重処理モードおよび前記並行処理モードを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項13記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 前記撮影条件取得手段は、全身スキャンであるか否かを含む撮影条件を取得するように構成される一方、前記制御手段は、前記撮影条件が全身スキャンであるか否かに応じて前記多重処理モードおよび前記並行処理モードを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項13記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 前記撮影条件取得手段は、ムービングベッドスキャンであるか否かを含む撮影条件を取得するように構成される一方、前記制御手段は、前記撮影条件がムービングベッドスキャンであるか否かに応じて前記多重処理モードおよび前記並行処理モードを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項13記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 前記撮影条件取得手段は、パルスシーケンスを含む撮影条件を取得するように構成される一方、前記制御手段は、前記パルスシーケンスに応じて前記多重処理モードおよび前記並行処理モードを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項13記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 前記制御手段は、前記医用画像の作成処理およびその後処理のいずれかを前記医用画像に関する処理として前記多重処理モードおよび前記並行処理モードを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項13記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 前記撮影条件取得手段は、前記パルスシーケンスがディフージョンシーケンスであるか否かに応じて前記多重処理モードおよび前記並行処理モードを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項17記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 前記撮影条件取得手段は、前記パルスシーケンスがアンギオ撮影に属するシーケンスであるか否かに応じて前記多重処理モードおよび前記並行処理モードを切り換えるように構成されることを特徴とする請求項17記載の磁気共鳴イメージング装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013125333A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Ricoh Co Ltd | サーバ装置、連携処理フロー決定方法、連携処理フロー決定プログラム、画像処理システム |
WO2014034540A1 (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-06 | 株式会社 日立メディコ | 医用画像撮像装置及びその監視システム |
CN112107313A (zh) * | 2019-06-19 | 2020-12-22 | 佳能医疗系统株式会社 | 医用数据处理装置以及医用数据处理方法 |
-
2005
- 2005-11-17 JP JP2005332463A patent/JP2006212420A/ja not_active Withdrawn
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JPWO2014034540A1 (ja) * | 2012-08-27 | 2016-08-08 | 株式会社日立製作所 | 医用画像撮像装置及びその監視システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090203 |