JP2006212389A - 錠剤カプセル取り出し装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 軽量コンパクトな本体と多量な錠剤カプセルでも敏速かつ確実また衛生的にPTP包装からを取り出すことができ、安価で容易に作業することができるようにすることにある。
【解決手段】 錠剤やカプセルをPTPヒートから押し出す棒形状物13とPTPヒートを受け止め錠剤やカプセルを押し出し収納する上面部に穴12を有する容器11を特徴とする錠剤カプセル取り出し装置であって、前記穴あき容器の穴12はPTPヒートの錠剤やカプセルの入っている部分両極端の長さより長いことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 錠剤やカプセルをPTPヒートから押し出す棒形状物13とPTPヒートを受け止め錠剤やカプセルを押し出し収納する上面部に穴12を有する容器11を特徴とする錠剤カプセル取り出し装置であって、前記穴あき容器の穴12はPTPヒートの錠剤やカプセルの入っている部分両極端の長さより長いことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、錠剤カプセルなどをPTP包装から取り出しに関する。
従来、調剤薬局や病院薬局などで一包化調剤などを行う際、多量の錠剤やカプセルをPTP包装から敏速に取り出すには、手作業か、大型の機械が使用されている。しかしながら、手作業は時間がかかり指の力の弱い方は困難な作業となる。大型機械の導入は高額の設備投資が必要になる上、限られたスペースの中では場所をとってしまう。
既に出されている小型錠剤取り出し器は、普段薬を内服されている患者さんを想定し少量の錠剤を衛生的に取り出すことが出来るが、多量の錠剤、カプセルをPTP包装から敏速に取り出す機能を有する訳ではない。
なお、本願発明に関連する公知技術として次の特許文献1及び非特許文献1を挙げることができる。
上述の如く、多量の錠剤カプセルをPTP包装から敏速に取り出すには手作業か、機械が使用されている。手作業は手間と時間がかかる上、ヒートが頑丈なため指の力が必要で握力の弱い方は困難な作業になる。機械の導入は高いコストがかかる上、場所を取ってしまう。従来技術に係る錠剤カプセル取り出し装置では、多量の錠剤やカプセルを簡単、敏速かつ衛生的に取り出す機能を有し小型でコスト負担が少ないなどのすべての条件を有する訳ではない。
このため、少人数で多くの処方をさばいている薬局などは多量の錠剤カプセルを取り出す作業が困難なものになっているか、高い設備投資をして機械を導入しているのが現状である。
本発明は、このような点を留意し成されたものであり、その目的は、軽量コンパクトな本体とPTPヒートから錠剤カプセルを押し出す棒に工夫をし、多量な錠剤カプセルでも敏速かつ確実また衛生的にPTP包装からを取り出すことができ安価で容易に作業することができるようにすることにある。
上述の目的を達成する本発明の錠剤カプセル取り出し装置は、錠剤やカプセルをPTPヒートから押し出す棒形状物とPTPヒートを受け止め錠剤やカプセルを押し出し収納する上面部に穴を有する容器を特徴とする錠剤カプセル取り出し装置であって、前記穴あき容器の穴はPTPヒートの錠剤やカプセルの入っている部分両極端の長さより長いことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、手で握ることの出来る棒形状の物と穴を有する容器にしたので、容器にPTPヒートを乗せ棒形状の物でPTPヒートに入っている錠剤やカプセル部分を上から押すだけで取り出す事ができ、容器に収納することが出来る。これによって指の力が弱い方でも容易に取り出す事が可能になる上、安価で作ることが出来る。手が直接触れないため衛生的である。
容器の穴はPTPヒートの錠剤やカプセルの入っている部分両極端の長さより長いことにより、PTPヒートを移動させることなく棒形状の物で次々に押し出すことを可能にし、多量の錠剤やカプセルを敏速に取り出し収納するには極めて有効である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の実施の形態に係り、図1は外観斜視図、図2は図1にPTPヒートをセットした中央部縦断面図、図3は容器穴の大きさを変化させ取り出し口を開けた状態図である。
図1に示すように、本錠剤カプセル取り出し装置10は、上面部に穴12を有する容器11と錠剤やカプセルを押し出す棒形状の物13で構成されている。
容器11の穴12の長さはPTPヒートの錠剤やカプセルが入っている両極端の長さ以上に開けられ一列分入る大きさで、PTP包装一列連続して取り出せる構造を有している。穴12は、PTPヒートの錠剤やカプセルの入っていないシールされている部分が容器になるべく接地できるよう穴の長さは容器11の長さより短く、幅は図2の様に、穴12の両側面にPTPヒート18が接地できる幅にし、錠剤やカプセルを押し出す際PTPヒート18が穴の中に入るのを防止すると共に錠剤、カプセルに最も力がかかり押し出しやすい状態にする。これによって敏速に錠剤やカプセルを取り出すことが可能となる。
図1に示すように、錠剤、カプセルを押し出す棒13の形状として筆記装具などと同等の長さや太さを持つ握りやすく力が入りやすい形状が望ましい。棒先16は円錐形で先端は丸みを持たせPTPヒートが破れないようにしている。棒先16先端の面積を小さくし錠剤やカプセルに圧力が集中し弱い力でも押し出せる形状としている。
図1の容器11にPTP包装内の錠剤やカプセルが一列分、穴12の上にくるようにそして図2の位置になる様PTPヒートをセットし、棒形状の物13で一列連続して押し取り出す。PTP包装から取り出された錠剤やカプセルは容器内に収納される。
図1、図3に示すように、容器11は収納された錠剤やカプセルを容器から取り出す取り出し口14が設けられている。取り出し口14は引き出し式で、引き出し自体を容器から取り外しできるようにすることで容器内に錠剤やカプセルの取り残しを防ぎ、容易に錠剤やカプセルの確認ができ、別の容器に移し替えることを可能にしている。
PTP包装は様々な大きさがあり、すべて同一規格ではない。その場合でも図3に示すように、容器11の上面部17を一部スライドさせ可動式にすることによって、穴の長さや幅を自由に変えられるようにし、PTPヒートの錠剤やカプセルの入っている両極端の長さを確保すると共に、図3の状態を可能とするため一列連続して取り出すことができる。
容器11は例えば、一般的PTPヒートに対応できるW140mm×D100mm×H50mmの寸法の直方体で、上面部には長さ100mm×幅10mmの穴を有する。これにより多くのPTP包装に対応しコンパクトにできる。上面部は耐久性を向上させる為、金属などの硬い素材を用いるのが最適である。押し出す棒13は、ボールペンの筆先の出ていない形状のものを使用しても良い。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、取り出し口の位置や数、PTP包装の種類による容器有する穴の長さや幅の変化方法や、使用するPTP包装の大きさのばらつきが少なければ穴を最良の大きさで固定したり、容器の穴の数を複数にしたりすることは状況に応じて適宜選択されるものである。
また、棒形状の物は一つだけでなく、錠剤やカプセルの形状や硬さに応じて押し出しやすい形を複数使うようにしてもよい。例えば、錠剤用、軟質カプセル用など使い分けるようにすることも可能である。
さらに実施例では容器部を金属で説明しているが、材質は金属に限られるものでなく合成樹脂等、任意の材質が使用できる。押し出す棒もボールペン形状に限らず、容器、棒共に大きさや形状は任意に選ぶことができる。
本発明は医療機器として病院薬局や調剤薬局などの医療分野で使用することができる。
10 錠剤カプセル取り出し装置
11 装置容器
12 容器に有する穴
13 押し出し棒
11 装置容器
12 容器に有する穴
13 押し出し棒
Claims (2)
- 錠剤カプセルを押し出す棒形状物と、PTPヒートを受け止め錠剤カプセルを押し出し収納する上面部に穴を有する穴あき容器を特徴とする錠剤カプセル取り出し装置。
- 前記穴あき容器の穴は、PTPヒートの錠剤やカプセルの入っている両極端の長さより長いことを特徴とする錠剤カプセル取り出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005061487A JP2006212389A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 錠剤カプセル取り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005061487A JP2006212389A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 錠剤カプセル取り出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006212389A true JP2006212389A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36976066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005061487A Pending JP2006212389A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 錠剤カプセル取り出し装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006212389A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020049205A (ja) * | 2018-09-24 | 2020-04-02 | 成道 石川 | ペン型錠剤取り出し器 |
-
2005
- 2005-02-04 JP JP2005061487A patent/JP2006212389A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020049205A (ja) * | 2018-09-24 | 2020-04-02 | 成道 石川 | ペン型錠剤取り出し器 |
JP7333059B2 (ja) | 2018-09-24 | 2023-08-24 | 大成化工株式会社 | ペン型錠剤取り出し器 |
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