JP2006212183A - 酸素富化機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で、凝縮器の下流側の空気通路内の結露を確実に防止できる酸素富化機を提供する。
【解決手段】酸素富化空気を生成する酸素富化膜ユニット2に空気を供給する送風手段A9と、送風手段A9から供給される空気の一部を酸素富化膜ユニット2を通して吸引するポンプ10と、ペルチェ素子(図示せず)を有し酸素富化膜ユニット2にて生成された酸素富化空気を冷却する凝縮器23と、凝縮器23で冷却された酸素富化空気を吐出する吐出口部37を備えたもので、ペルチェ素子を用いた凝縮器23により省スペース化が図られ、しかも凝縮器23の駆動入力を制御することにより、ポンプ10の連続運転などにより温度上昇した酸素富化空気が凝縮器23で冷却されて、酸素富化空気中の水分が凝縮されるので、凝縮器23の下流側の連結管E18内の結露を確実に防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸素富化空気を使用者に提供する酸素富化機に関するものである。
従来の酸素富化機として、本体と、この本体内に設けた酸素富化膜と、この酸素富化膜に空気を供給する送風手段Aと、前記送風手段Aから供給される空気から前記酸素富化膜を介して酸素濃度の高い空気を生成させるポンプとから成る酸素富化手段と、前記酸素富化手段にてえられた酸素富化空気を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器から排出された凝縮水を受ける水受け皿と、前記水受け皿に溜まる凝縮水を蒸発処理する凝縮水処理器と、前記凝縮器で水分を低減した酸素富化状態の空気を本体から吐出する吐出部を備えていた。酸素富化空気を凝縮させる凝縮器は、銅管を繰り返し巻いたもの等を使用している(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−101405号公報
しかしながら、前記従来の酸素富化機の構成においては、酸素富化手段の構成部品であるポンプが長時間運転することでポンプ自体の温度が上昇し、それに伴い酸素富化空気の温度も上昇した状態となる。この温度上昇した酸素富化空気は、銅管を繰り返し巻いて形成された凝縮器へ入るが、酸素富化空気が温度上昇した状態のまま凝縮器から排出され、凝縮器以降の空気通路内において、外気温との差により結露が発生したり、あるいは、酸素富化空気を十分に凝縮させるために銅管を長くする必要があり、大きなスペースを必要としたり、あるいは酸素富化空気を使用者好みの温度の状態で吐出する制御を行うことができない等の課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、凝縮器の下流側での結露が無く、また使用者好みの温度の酸素富化空気を吐出することができる酸素冨化機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明は、酸素富化空気を生成する酸素富化手段と、前記酸素富化手段に空気を供給する送風手段Aと、前記送風手段Aから供給される空気の一部を前記酸素富化手段を通して吸引する吸引手段と、電子冷却素子を有し前記酸素富化手段にて生成された酸素富化空気を冷却する凝縮器と、前記凝縮器で冷却された酸素富化空気を吐出する吐出口部を備えたもので、電子冷却素子を用いた凝縮器により省スペース化が図られ、しかも凝縮器の駆動入力を制御することにより、吸引手段の連続運転などにより温度上昇した酸素富化空気が凝縮器で冷却されて、酸素富化空気中の水分が凝縮されるので、凝縮器の下流側の空気通路内の結露を確実に防止することができると共に、吐出される酸素富化空気の温度を使用者に合った最適な温度にすることができる。
本発明の酸素富化機は、電子冷却素子を用いた凝縮器により省スペース化が図られ、しかも吸引手段の連続運転などにより温度上昇した酸素富化空気が凝縮器で冷却されて、酸素富化空気中の水分が凝縮されるので、凝縮器の下流側の空気通路内の結露を確実に防止することができると共に、吐出される酸素富化空気の温度を使用者に合った最適な温度にすることができる。
第1の発明は、酸素富化空気を生成する酸素富化手段と、前記酸素富化手段に空気を供給する送風手段Aと、前記送風手段Aから供給される空気の一部を前記酸素富化手段を通して吸引する吸引手段と、電子冷却素子を有し前記酸素富化手段にて生成された酸素富化空気を冷却する凝縮器と、前記凝縮器で冷却された酸素富化空気を吐出する吐出口部を備えたもので、電子冷却素子を用いた凝縮器により省スペース化が図られ、しかも凝縮器の駆動入力を制御することにより、吸引手段の連続運転などにより温度上昇した酸素富化空気が凝縮器で冷却されて、酸素富化空気中の水分が凝縮されるので、凝縮器の下流側の空気通路内の結露を確実に防止することができると共に、吐出される酸素富化空気の温度を使用者に合った最適な温度にすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の凝縮器で酸素富化空気を冷却することにより発生する凝縮水を受ける水受け皿と、前記水受け皿に溜まった凝縮水を蒸発処理する凝縮水処理器とを備えたもので、凝縮水が凝縮水処理器で、蒸発処理されるので、凝縮器から吐出口部に送出される酸素富化空気に凝縮水が再混入することが無く、凝縮器の下流側の空気通路内の結露をより確実に防止することができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の電子冷却素子としてペルチェ素子を使用したもので、凝縮器の小型化、省スペース化が実現可能となり、酸素富化機自体の小型化を実現することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の凝縮器に、酸素富化空気が流入する吸入口と、前記酸素富化空気を排出する空気排出口を設け、前記吸入口又は/及び空気排出口に、前記酸素富化空気の温度を検知する温度センサーを設け、前記温度センサーが検知した温度に応じて、電子冷却素子の駆動入力を制御するもので、例えば、吸入口及び/または空気排出口における酸素富化空気の温度が低い場合は、電子冷却素子の駆動入力を小さくし、酸素富化空気の温度が高くなるにつれて、電子冷却素子の駆動入力を大きくするようにすれば、吸引手段の運転などにより温度が上昇した酸素富化空気が、そのままで凝縮器から排出されることが無く、凝縮器の下流側の空気通路内の結露を防止することができると共に、吐出される酸素富化空気の温度を使用者好みの最適な温度になるように制御することができる。さらに、電子冷却素子の駆動入力を常時大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
第5の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の凝縮器に、酸素富化空気が流入する吸入口と、前記酸素富化空気を排出する空気排出口を設け、前記吸入口又は/及び空気排出口に、前記酸素富化空気の湿度を検知する湿度センサーを設け、前記湿度センサーが検知した湿度に応じて、電子冷却素子の駆動入力を制御するようにしたもので、例えば、吸入口及び/または空気排出口における酸素富化空気の湿度が低い場合は、電子冷却素子の駆動入力を小さくし、酸素富化空気の湿度が高い場合は、電子冷却素子の駆動入力を大きくするようにすれば、湿度の高い酸素富化空気が、そのままで凝縮器から排出されることが無く、凝縮器の下流側の空気通路内の結露を防止することができる。さらに、電子冷却素子の駆動入力を常時大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態における酸素富化機について図1〜図6を用いて説明する。図1は、本実施の形態における酸素富化機の断面図、図2は、同酸素富化機の天面からみた上部断面図、図3は、同酸素富化機の天面からみた下部断面図である。
図1〜図3において、酸素富化機の本体1の内部には、酸素の濃度を高め、いわゆる酸素富化空気を発生する酸素富化手段として酸素富化膜ユニット2を設けている。前記酸素富化膜ユニット2は、有機高分子の平膜より構成され、膜を通過する分子の速度の差を利用するもので、空気中の窒素に比べ酸素をよく通すため、比較的高い酸素濃度の空気いわゆる酸素富化空気が得られる。通常の空気において酸素が占める割合は約21%(窒素約79%)であるが、本実施の形態の酸素富化膜ユニット2を通過後の酸素富化空気においては、酸素が占める割合が約40%(窒素約60%)となる。
次に、酸素富化膜ユニット2の詳細について、図5、6を用いて説明する。
酸素富化膜ユニット2は、図5、6に示す如くメッシュ構造のフレーム3の両側面に略長方形の酸素富化膜4を貼って両膜間を通路としたモジュール5を、複数枚積層した略直方体のユニット構造となっており、フレーム3の対向する二つの酸素富化膜4間で形成される通路内を吸引手段であるポンプ10で吸引することにより、酸素富化膜4の周辺を流れる空気の一部が酸素富化膜4を通過してフレーム3の通路内に入りこみ、酸素富化空気が得られ、この得られた酸素富化空気を酸素富化膜ユニット2の唯一の排出口であるユニット排出口6から集中排気している。本実施の形態では、酸素富化膜ユニットを2個配置している。
また、本体1は、本体外壁1aで覆われており、本体1の内部には、本体1の背面に設けた吸気口7から本体1内に外気を吸引し、酸素富化膜ユニット2に送った後、酸素富化膜4を通過しフレーム3の通路内に吸引された空気以外の外気を、ポンプ10へ送風するためのモーターファン等からなる送風手段A9を有している。
また前記送風手段A9は、酸素富化膜ユニット2の下流側で、ポンプ10を囲う消音外壁8に設けられている。ここで、本体1内に外気を吸入する吸気口7には、HEPAフィルター38が設けられており、外気を導入する際に、前記HEPAフィルター38により、0.3ミクロン以上の粒子を99.7%以上除去できるように構成されている。
ポンプ10は、本体1内の酸素富化膜ユニット2の下方に設けられ、その回転軸10cの両端に冷却用のファン10bを有している。そして、ポンプ10から発生する音を外部へできるだけ漏らさないよう、ポンプ10を囲う消音外壁8が設けられ、その消音外壁8の内側面には防音シート11を貼り付けている。
また、ポンプ10を囲う消音外壁8上面には、送風手段A9を設けており、酸素富化膜4を通過しフレーム3の通路内に吸引された空気を除いた外気をポンプ10へ送風しポンプ10を冷却する。さらに、ポンプ10を囲う消音外壁8側面には、送風手段B22が設けられ、その送風手段B22により、ポンプ10へ送風された外気を消音外壁8の外側へ排出するようにしている。
さらに、前記ポンプ10は、酸素富化膜4を通過した後の酸素富化空気を、連結管A14を通り上流側の消音パイプA12を介した後、連結管B15を通して吸引し、凝縮器23に連結された連結管C16に排出する。
酸素富化空気は、酸素富化空気を凝縮する凝縮器23を経て、連結管D17を通り、下流側の消音パイプB13を経て連結管E18を通り、酸素富化空気内の菌を排除するフィルター(図示せず)を有した除菌装置25を通り、連結管G20を通り、酸素富化空気の流量を表示し、かつ流量調整つまみ26aを有した流量計26を介した後、連結管H21を通り、本体1の前面に設けられた吐出口部37に送られ、さらに吐出口部37と連結され、使用者に酸素富化空気を提供するカニューラ等の酸素富化空気吐出手段(図示なし)に送り込まれる。
ここで、上流側の消音パイプA12には、酸素富化空気の通路内の圧力状態を検知するための圧力センサー(図示せず)が取り付けられている。ここで、凝縮器23以降については、酸素富化空気が外気温により、放熱又は吸熱しないよう、断熱効果を有する断熱材(図示せず)を取り付けている。
図4において、凝縮器23には、電子冷却素子の一つであるペルチェ素子40が使用されている。ペルチェ素子40の吸熱側には冷却用ヒートシンク46、ペルチェ素子40の放熱側には放熱用ヒートシンク47が密着するよう、凝縮器ケースA44および凝縮器ケースB45で固定されている。ペルチェ素子40と各冷却用、放熱用ヒートシンク46、47間には熱伝導効率を良くするため、熱伝導グリス(図示せず)が塗布されている。また、ペルチェ素子40の放熱側の熱が吸熱側へ移行しないよう、断熱材43を介して固定されている。
放熱用ヒートシンク47には冷却用として送風手段C48を配置している。また、凝縮器23には、連結管C16が接続され酸素富化空気を取り入れる吸入口23aと、連結管D17が接続され凝縮器23内で発生する凝縮水を排出する水排出口23bと、凝縮水と分離された酸素富化空気を排出する空気排出口23cを有している。
吸入口23aには、ポンプ10から送られてくる酸素富化空気の温度を検知するための温度センサーA41および湿度を検知するための湿度センサーA49が、空気排出口23cには凝縮器23から排出される酸素富化空気の温度を検知するための温度センサーB42および湿度を検知するための湿度センサーB50がそれぞれ配置されている。酸素富化空気が凝縮器23の吸入口23aから入り、ペルチェ素子40により冷却された冷却用ヒートシンク46のフィン46aで冷却かつ凝縮され、空気排出口23cから排出される。
さらに、水排出口23bには凝縮水排出管19を取付け、その凝縮水排出管19の端部内にはファイバー状フィルター27を設けており、水排出口23bからの酸素富化空気の排出を若干量にしながら、凝縮器内で発生する凝縮水39を都度排出可能な構成としている。
また、水排出口23b、ファイバー状フィルター27を設けた凝縮水排出管19は、酸素富化空気通路の折り曲り等で発生する凝縮器23内および下流側の消音パイプB13内の圧力上昇を防止する役割もある。そして、水排出口23bから排出された凝縮水39は、凝縮器23の下部に設けた水受け皿28に溜まる構成となっている。
また、水受け皿28上には、前記水受け皿28に溜まった凝縮水39を蒸発処理する凝縮水処理器29を設けている。凝縮水処理器29は金網30に速乾性の繊維素材24を取り付けた構成としており、水受け皿28に溜まった凝縮水39を速乾性の繊維素材24に浸透させ、ポンプ10を囲う消音外壁8側面に設けた送風手段B22による排気風を利用し、凝縮水39を蒸発処理している。
また、前記凝縮水処理器29は前記消音外壁8に固定された導風手段35内に固定されている。この導風手段35は、送風手段B22で排出された空気が他構成部品に流れないように本体排気口34へ案内する役割がある。ポンプ10は、防振材31を介して本体1の底部に取り付けられている。前記ポンプ10には、酸素富化膜4の通過圧損に対抗して酸素富化空気の流量を稼ぐために運転時の圧力が高いポンプが用いられている。
また、本体1はその移動性を高めるため、ストッパー(図示せず)を有するキャスター32を底面に設けてあり、ストッパーを動作した場合、本体1は移動不可状態となり、ストッパーを解除した場合、本体1は移動可能状態となる。
また、本体1の上部には制御ユニット33が設けられている。そして、本体1の正面には操作手段である運転スイッチ(図示せず)、運転時間設定ボタン(図示せず)、設定された運転時間あるいは通電状態を表示する報知手段である表示ランプ(図示せず)、吐出する酸素富化空気の温度を設定する温度設定ボタン(図示せず)、7セグメントで構成され、設定された酸素富化空気の温度を表示する設定値表示手段(図示せず)を設けてある。表示ランプは本体1の運転操作が運転スイッチによって操作された時に点灯表示する表示手段となるもので、LED(図示せず)で構成してある。LEDなどの発光体の光によって本体1の運転操作が運転スイッチによって操作されたかどうか明確に判別できるものである。
また、制御ユニット33には、停電状態あるいは、電源コード(図示せず)がコンセントにつながっていないなどの異常状況、酸素富化空気通路内の異常な圧力上昇が前記圧力センサーで検知された場合、酸素富化空気通路内に設けられた酸素センサー(図示せず)で酸素富化空気の濃度低下等の異常が検知された場合などに、それらの状態を報知する報知手段である音・音声発生部(図示せず)が設けられている。
以上のように構成された酸素富化機について、以下動作、作用、効果を説明する。
本体1と、この本体1内に設けた酸素富化膜ユニット2と、この酸素富化膜ユニット2に空気を供給する送風手段A9と、前記送風手段A9から供給される空気の一部を酸素富化膜ユニット2を介して吸引するポンプ10と、酸素富化膜ユニット2にて得られた酸素富化空気を凝縮および冷却させる凝縮器23と、凝縮器23から排出された凝縮水39を受ける水受け皿28と、水受け皿28に溜まった凝縮水39を蒸発処理する凝縮水処理器29と、凝縮器23で除湿、すなわち水分が低減された酸素富化空気を、本体1から吐出する吐出口部37を備えたもので、凝縮器23を使用することで、凝縮器が小型化され、省スペース化を実現することができる。
また、凝縮器23に対する駆動入力を制御することにより、ポンプ10の連続運転などで温度上昇した酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることがない。つまり、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができる。
また、凝縮器23にペルチェ素子40を使用したので、凝縮器23自体を小型化でき、省スペース化が可能となり、酸素富化機自体の小型化を実現することができる。
また、凝縮器23の下流側では結露が発生しないので、凝縮器23の下流側に設けた消音パイプB13内に結露が発生したり、雑菌が発生するなどの問題を防止できると共に、酸素富化手段2から伝わる音を消音し、酸素富化空気を静かに使用者へ吐出することができる。
また、凝縮器23に凝縮水排出管19を接続する水排出口23bを設けたので、凝縮器23内で発生する凝縮水39を凝縮水排出管19を経由して、水受け皿28へ凝縮水を滴下することができ、酸素富化空気と凝縮水39を分離する水分離器等を別途配置する必要がなく、酸素富化機の小型化を実現することができる。
また、凝縮水排出管19内にファイバー状フィルター27を設けたので、凝縮器23に設けた水排出口23bから凝縮水39と共に排出される酸素富化空気の流量を低減および調整することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を取り入れる吸入口23aに温度センサーA41を設けたので、酸素富化膜ユニット2からの酸素富化空気の温度を温度センサーA41で検知し、その検知した酸素富化空気の温度に応じて、ペルチェ素子40に対する駆動入力を制御することで、凝縮器23の酸素富化空気を排出する空気排出口23cにおける酸素富化空気の温度を最適にすることができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を排出する空気排出口23cに温度センサーB42を設けたので、凝縮器23から排出される酸素富化空気の温度を温度センサーB42で検知し、その検知した酸素富化空気の温度に応じて、ペルチェ素子40に対する駆動入力を制御することで、凝縮器23の酸素富化空気を排出する空気排出口23cにおける酸素富化空気の温度を最適にすることができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を取り入れる吸入口23aに湿度センサーA49を設けたので、酸素富化手段2からの酸素富化空気の湿度を湿度センサーA49で検知し、その検知した酸素富化空気の湿度が、凝縮器23の空気排出口23cの下流側の通路内で結露が発生しない湿度になるよう、ペルチェ素子に対する駆動入力を制御することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を排出する空気排出口23cに湿度センサーB50を設けたので、凝縮器23から排出される酸素富化空気の湿度を空気排出口23cに設けた湿度センサーB50で検知し、その検知した酸素富化空気の湿度値が、凝縮器23の酸素富化空気を排出する空気排出口23cの下流側通路内で結露が発生しない湿度になるよう、ペルチェ素子40に対する駆動入力を制御することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を取り入れる吸入口23aに酸素富化空気の温度を検知する温度センサーA41を設け、酸素富化空気を取り入れる吸入口23aでの酸素富化空気の温度が低い場合は、ペルチェ素子40に対する駆動入力を小さくし、酸素富化空気の温度が高くなるにつれて、ペルチェ素子40に対する駆動入力を大きくする制御を行うことで、ポンプ10の連続運転などで温度上昇した酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることが無く、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができると共に、酸素富化状空気を使用者好みの温度で吐出する制御を行うことができる。また、常時ペルチェ素子40の駆動入力を大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を排出する空気排出口23cに酸素富化空気の温度を検知する温度センサーB42を設け、酸素富化空気を排出する空気排出口23cでの酸素富化空気温度が低い場合は、ペルチェ素子40に対する駆動入力を小さくしておき、酸素富化空気温度が高くなるにつれて、ペルチェ素子40に対する駆動入力を大きくする制御を行うことで、ポンプ10の連続運転などで温度上昇した酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることが無く、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができると共に酸素富化空気を使用者好みの温度で吐出する制御を行うことができる。また、常時ペルチェ素子40の駆動入力を大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を取り入れる吸入口23aと酸素富化空気を排出する空気排出口23cに設けた温度センサーA41、温度センサーB42の両方で検知された酸素富化空気の温度値に応じて、ペルチェ素子40に対する最適な駆動入力を決定する制御を行うことで、ポンプ10の連続運転等で温度上昇した酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出される事がなく、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができると共に、酸素富化空気を使用者好みの温度で吐出する制御を行うことができる。また、常時ペルチェ素子40の駆動入力を大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を取り入れる吸入口23aに酸素富化空気の湿度を検知する湿度センサーA49を設けて、吸入口23a部の酸素富化空気の湿度が低い場合は、ペルチェ素子40に対する駆動入力を小さくし、酸素富化空気の湿度が高い場合は、ペルチェ素子40に対する駆動入力を大きくする制御を行うことで、湿度の高い酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることが無い。つまり、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができる。また、常時ペルチェ素子40の駆動入力を大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を排出する空気排出口23cに、凝縮器23から排出される酸素富化空気の湿度を検知する湿度センサーB50を設け、酸素富化空気を排出する空気排出口23cでの酸素富化空気の湿度が低い場合は、ペルチェ素子40に対する駆動入力を小さく、酸素富化空気の湿度が高い場合は、ペルチェ素子40に対する駆動入力を大きくする制御を行うことで、湿度の高い酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることが無く、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができる。また、常時ペルチェ素子40の駆動入力を大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を取り入れる吸入口23aと酸素富化空気を排出する空気排出口23cに設けた湿度センサーA49、湿度センサーB50の両方で検知される湿度値に応じて、ペルチェ素子40に対する最適な駆動入力を決定する制御を行うことで、湿度の高い酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることが無い。
つまり、凝縮器23以降の空気通路内の結露を確実に防止することができる。また、ペルチェ素子40の駆動入力を常時大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を取り入れる吸入口23aに設けた温度センサーA41で検知された温度値と湿度センサーA49で検知された湿度値に応じて、ペルチェ素子40に対する最適な駆動入力を決定する制御を行うことで、ポンプ10の連続運転等で温度が上昇ししかも湿度の高い酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることがない。つまり、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができると共に酸素富化空気を使用者好みの温度で吐出する制御を行うことができる。また、ペルチェ素子40の駆動入力を常時大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を排出する空気排出口23cに設けた温度センサーB42で検知された温度値と湿度センサーB50で検知された湿度値に応じて、ペルチェ素子40に対する最適な駆動入力を決定する制御を行うことで、ポンプ10の連続運転等で温度が上昇ししかも湿度の高い酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることがない。つまり、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができると共に酸素富化空気を使用者好みの温度で吐出する制御を行うことができる。また、ペルチェ素子40の駆動入力を常時大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、凝縮器23の酸素富化空気を取り入れる吸入口23aと酸素富化空気を排出する空気排出口23cに設けた温度センサーA41、湿度センサーA49、温度センサーB42、温度センサーB50のそれぞれで検知された酸素富化空気の温度値、湿度値に応じて、ペルチェ素子40に対する最適な駆動入力を決定する制御を行うことで、ポンプ10の連続運転などで温度が上昇ししかも湿度の高い酸素富化空気がそのまま凝縮器23から排出されることがない。つまり、凝縮器23の下流側の空気通路内の結露を防止することができると共に酸素富化空気を使用者好みの温度で吐出する制御を行うことができる。また、ペルチェ素子40の駆動入力を常時大きくしておく必要がないため、省エネルギー化を実現することができる。
また、本実施の形態におけるペルチェ素子40に対する駆動入力値については、温度センサーA41、B42で検知された温度値及び、湿度センサーA49、B50で検知された湿度値に対して差分値を取得しておき、その差分値と現行値を用いて決定する、つまり、フィードバック制御を行っている。但し、上記の制御に関しては、フィードバック制御以外でも実現可能である。
また、本実施の形態では、凝縮器23の電子冷却素子としてペルチェ素子40を使用したが、ペルチェ素子以外の吸熱効果を発生させる半導体素子を使用しても、同様な効果を実現することができる。
また、本実施の形態では、凝縮水39を蒸発処理する方法として、金網30と速乾性の繊維素材24で構成した凝縮水処理器29を使用したが、ヒータ等の熱源、超音波振動による霧発生装置を使用しても、同様の効果を実現することができる。
また、凝縮水排出管19を通って排出される酸素富化空気の流量を制限するために、上記実施の形態では、凝縮水排出管19内にファイバー状フィルター27を使用したが、多孔平膜あるいは、空気の透過を制限しつつ液体を容易に透過するその他の膜を使用しても同様な効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる酸素富化機は、電子冷却素子を凝縮器に使用することにより、凝縮器が小型化、省スペース化されると共に、温度の高い酸素富化空気がそのまま凝縮器から排出されることが無く、凝縮器の下流側の空気通路内の結露を確実に防止することができ、さらに使用者に吐出される酸素富化空気の温度を使用者好みの温度にすることができるもので、家庭用、医療用の各種酸素富化機およびポンプを使用した家庭電化機器に適用できる。
本発明の実施の形態1における酸素富化機の断面図 同、酸素富化機を天面から見た上部断面図 同、酸素富化機を天面から見た下部断面図 (a)同酸素富化機の凝縮器の正面図(b)同凝縮器の断面図 同酸素富化機の酸素富化膜ユニットを構成するモジュールの分解斜視図 (a)同モジュールの組み立て状態を示す斜視図(b)同酸素富化膜ユニットの斜視図
符号の説明
1 本体
2 酸素富化膜ユニット(酸素富化手段)
9 送風手段A
10 ポンプ(吸引手段)
12 消音パイプ(消音手段)
18 連結管E
23 凝縮器
23a 吸入口
23b 水排出口
23c 空気排出口
27 ファイバー状フィルター(フィルター)
28 水受け皿
29 凝縮水処理器
37 吐出口部
39 凝縮水
40 ペルチェ素子
41 温度センサーA
42 温度センサーB
49 湿度センサーA
50 湿度センサーB

Claims (5)

  1. 酸素富化空気を生成する酸素富化手段と、前記酸素富化手段に空気を供給する送風手段Aと、前記送風手段Aから供給される空気の一部を前記酸素富化手段を通して吸引する吸引手段と、電子冷却素子を有し前記酸素富化手段にて生成された酸素富化空気を冷却する凝縮器と、前記凝縮器で冷却された酸素富化空気を吐出する吐出口部を備えた酸素富化機。
  2. 凝縮器で酸素富化空気を冷却することにより発生する凝縮水を受ける水受け皿と、前記水受け皿に溜まった凝縮水を蒸発処理する凝縮水処理器とを備えた請求項1に記載の酸素富化機。
  3. 電子冷却素子としてペルチェ素子を使用した請求項1又は2に記載の酸素富化機。
  4. 凝縮器に、酸素富化空気が流入する吸入口と、前記酸素富化空気を排出する空気排出口を設け、前記吸入口及び/又は空気排出口に、前記酸素富化空気の温度を検知する温度センサーを設け、前記温度センサーが検知した温度に応じて、電子冷却素子の駆動入力を制御するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸素富化機。
  5. 凝縮器に、酸素富化空気が流入する吸入口と、前記酸素富化空気を排出する空気排出口を設け、前記吸入口及び/又は空気排出口に、前記酸素富化空気の湿度を検知する湿度センサーを設け、前記湿度センサーが検知した湿度に応じて、電子冷却素子の駆動入力を制御するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸素富化機。


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