JP2006211507A - 偏波モード分散補償装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 波形品質の低下を招く偏波モード分散を補償する偏波モード分散補償装置に関し、特に光学部品の部品点数を削減するとともに短時間で偏波モード分散を補償する偏波モード分散補償装置を提供する。
【解決手段】
入力された光信号の偏波モード分散を補償する偏波制御器と前記偏波制御器を通過した光信号を分岐する第1の光分岐手段とを備える偏波モード分散補償装置において、
前記第1の光分岐手段により分岐された光信号が入力され、前記光信号を垂直成分と水平成分に分離する第2の光分岐手段と、
前記第2の光分岐手段によって分離された垂直成分及び水平成分の光信号を電気信号に変換し、垂直成分の電気信号又は水平信号の電気信号を時間軸に対してずらしながらサンプリングして垂直成分と水平成分の相関を求める相関比較器と、
前記相関比較器が算出した相関値に基づいて前記偏波制御器を制御する制御回路と
を備えることを特徴とする偏波モード分散補償装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、波形品質の低下を招く偏波モード分散を補償する偏波モード分散補償装置に関し、特にポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを使用せずに、光学部品の部品点数を削減し、短時間で偏波モード分散を補償する偏波モード分散補償装置に関する。
一般に、偏波モード分散(以下、PMD( Polarization-Mode Dispersion)という。)の大きな光ファイバでは、光伝送システムにおける伝送速度、伝送距離が制限される。特に海外の古い既設伝送路ファイバにおいてPMD値が大きいことが知られており、高速伝送になるほど、深刻な伝送距離制限要因となる。さらに、PMDは、温度・ストレス等の伝送路環境変化によって経時的に変動する。
一方、光デジタル信号はX方向偏波とY方向偏波が合成されて光ファイバ内を伝わるが、ファイバのコア形状が僅かに楕円化しているために、二つの直交偏波モード成分間に伝搬時間差を生じ、波形劣化を引き起こしてしまう。この様なPMDの測定技術を示す文献としては非特許文献1〜3のようなものがある。
畑野達也、他3名、「高精度DOP測定器の開発」、古河電工時報、古河電気工業株式会社、2003年1月、111号、p.37−40
磯村章彦、他1名、「自動偏波モード分散補償技術の現状と課題」、OPTRONICS、株式会社富士通研究所、2003年、NO.10、p.126−128
磯村章彦、他4名、「偏光度モニタを用いた43Gbit/s自動偏波モード分散補償実験」、電子情報通信学会総合大会、株式会社富士通研究所、2003年、p.554
以下、従来の偏波モード補償装置について図5を参照して説明する。図5は従来の偏波モード補償装置の構成例である。偏波モード補償装置1は、光伝送路100、偏波制御器200、ビームスプリッタ(以下、「BS」という。)300、偏波保持ファイバ400、DOP(Degree Of Polarization)モニタ500、制御回路600を備える。
光伝送路100は例えば光ファイバである。偏波制御器200は、後述する制御回路600の制御に基づいて光伝送路100から入力される光信号の偏波モードを制御する。BS300は偏波制御器200から入力された光信号を分岐して、一方を偏波保持ファイバ400に出力するとともに、他方をDOPモニタ500に出力する。
DOPモニタ500は、偏波の度合いを求めるポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを導き出すものであり、BS510、511、偏光ビームスプリッタ512、波長板520、45度偏光子530、531、フォトダイオード(図面では「PD」という。)540〜543、演算回路550を備える。
BS510はBS300から入力された光信号を分岐して、一方をBS511に出力し、他方を波長板520に出力する。BS511はBS510から入力された光信号を分岐して、一方を偏光ビームスプリッタ512に出力し、他方を45度偏光子531に出力する。偏光ビームスプリッタ512はBS511から入力された光信号を分岐して、一方をフォトダイオード543に出力し、他方をフォトダイオード542に出力する。
波長板520は、入射光の偏向軸が波長板520の光学軸に対して角度45度となるように配置され、直線偏向を円偏向に変換する。45度偏光子530は、波長板520を介して入力された光信号を45度回転させてフォトダイオード540に出力する。45度偏光子531はBS511で分岐された他方の光信号を45度回転させてフォトダイオード541に出力する。
フォトダイオード540は、45度偏光子530を介して入力された光信号を電気信号に変換して演算回路550に出力する。フォトダイオード541は、45度偏光子531を介して入力された光信号を電気信号に変換して演算回路550に出力する。フォトダイオード542は、BS512を介して入力された光信号を電気信号に変換して演算回路550に出力する。フォトダイオード543は偏光ビームスプリッタ512で分岐された一方の光信号を電気信号に変換して演算回路550に出力する。
演算回路550はフォトダイオード540〜543で変換された電気信号に基づいてDOP値を計算する。制御回路600はPMDの値が最小となるように偏波制御器200を制御する。ここでPMDの値は、DOP値が最大のときに最小となるが、その理由については非特許文献2及び非特許文献3に記載されている通り周知なので説明を省略する。このような理由により、制御回路600は演算回路550から出力されるDOP値が最大となるように以下の様に制御する。
すなわち、制御回路600は偏波制御器200に内蔵される図示しない可変DGD(群遅延差)光回路に制御信号を出力し、垂直成分又は水平成分のいずれかを位相シフトしてPMDの値が最小となるように制御する。
このように、従来技術であるポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを使用すると高精度にPMDを補償することができる。
しかし、BS等の光学部品を複数使用しなければならないので、装置が大型化し、振動に弱い。また、光学部品を複数使用するのでコスト高である。
さらに、DOP値が最大となるように偏波制御器200にフィードバックをかけ、複数回に渡り制御回路600を用いて偏波制御器200を調整しなければならないので、迅速に補償をかけることができない。
本発明は、波形品質の低下を招くPMDを補償する偏波モード分散補償装置に関し、特にポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを使用せずに、光学部品の部品点数を削減し、短時間でPMDを補償する偏波モード分散補償装置を提供することを目的とする。
このような課題を達成するために、請求項1記載の発明は、
入力された光信号の偏波モード分散を補償する偏波制御器と前記偏波制御器を通過した光信号を分岐する第1の光分岐手段とを備え、偏波分散を補償する偏波モード分散補償装置において、
前記第1の光分岐手段により分岐された光信号が入力され、前記光信号を垂直成分と水平成分に分離する第2の光分岐手段と、
前記第2の光分岐手段によって分離された垂直成分及び水平成分の光信号を電気信号に変換し、垂直成分の電気信号又は水平信号の電気信号を時間軸に対してずらしながらサンプリングして垂直成分と水平成分の相関を求める相関比較器と、
前記相関比較器が算出した相関値に基づいて前記偏波制御器で補償する偏波の度合いを制御する制御回路と
を備える。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記相関比較器は、垂直成分及び水平成分の電気信号をA/D変換し、これらの信号を時間軸に対してずらしながら相関を求める。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記相関比較器は、直成分及び水平成分の電気信号をA/D変換し、これらの信号を時間軸に対してずらしながら、垂直成分の振幅の絶対値と水平成分の振幅の絶対値を乗算することにより、垂直成分と水平成分の相関を求める。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記相関比較器は、直成分及び水平成分の電気信号をA/D変換し、これらの信号を時間軸に対してずらしながら、このサンプリング値に基づいてこれらの相関を求め、前記垂直、水平成分の位相差をなくするために補償すべき位相差を求め、前記制御回路はこの位相差から補償すべき偏波の度合いを求める。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、
前記相関比較器は、前記垂直成分の所定の周波数を通過させる第1のBPFと、
前記水平成分の周波数のうち前記第1のBPFと同一の周波数を通過させる第2のBPFを備える。
本発明では、次のような効果がある。
垂直成分の電気信号と水平信号の電気信号を時間軸に対してずらしながらサンプリングして垂直、水平成分の相関を求め偏波分散を補償するので、ポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを使用せずに、光学部品の部品点数を削減し、短時間でPMDを補償する偏波モード分散補償装置を提供することができる。また、光学部品の点数が少ないので、装置を小型化でき、コスト安で、振動に強い。
また、相関比較器は、A/D変換した電気信号を時間軸に対してずらしながら相関を求めるので、ポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを使用せずに、光学部品の部品点数を削減し、短時間で偏波モード分散を補償する偏波モード分散補償装置を提供することができる。
また、相関比較器は、A/D変換した垂直成分又は水平成分の電気信号を時間軸に対してずらしながら、これらの垂直成分の振幅の絶対値と水平成分の振幅の絶対値を乗算することにより、垂直成分と水平成分の相関を求めるので、ポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを使用せずに、光学部品の部品点数を削減し、短時間でPMDを補償する偏波モード分散補償装置を提供することができる。
また、相関比較器は、A/D変換された垂直成分又は水平成分の電気信号を時間軸に対してずらしながらサンプリングし、このサンプリング値に基づいてこれらの相関を求め、垂直、水平成分の位相差をなくするために補償すべき位相差を求め、制御回路はこの位相差から補償すべきPMDを求めるので、ポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを使用せずに、光学部品の部品点数を削減し、短時間でPMDを補償する偏波モード分散補償装置を提供することができる。
さらに、相関比較器は、垂直成分の所定の周波数を通過させる第1のBPFと、水平成分の周波数のうち第1のBPFと同一の周波数を通過させる第2のBPFを備え、これらのBPFにより特定の周波数を抜き出し、振幅の時間変化について相関関係を取るので、ビットレートが変化し、それに含まれる数波数成分の比率が変化してもその変化量は第1のBPF通過後と第2のBPF通過後で同じであり、結果的にビットレートに依存しない。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。本発明の偏波モード補償装置の構成例を図1を参照して説明するが、従来技術のブロック図である図5と同様の構成は同じ番号を付して説明を省略する。
図1において、偏波モード補償装置10は、光伝送路100、偏波制御器200、BS300、偏波保持ファイバ400、位相比較部700、制御回路800を備える。相関比較器700は、偏波の度合いを測定してPMDを補償するため、偏光ビームスプリッタ710、フォトダイオード720、721、アンプ730、731、バンドパスフィルタ(以下、「BPF」という。)740、741、相関比較器750を備える。
偏光ビームスプリッタ710には、BS300によって分岐された光信号が入力され、この光信号は垂直成分と水平成分の光信号に分岐されてフォトダイオード720、721に出力される。ここで、偏光ビームスプリッタ710で分岐された垂直成分の光信号はフォトダイオード720に入力され、水平成分の光信号はフォトダイオード721に入力されるものとする。
フォトダイオード720は、垂直成分の光信号を電気信号(電流)に変換してアンプ730に出力し、フォトダイオード721は、水平成分の光信号を電気信号(電流)に変換してアンプ731に出力する。
アンプ730は垂直成分の電気信号(電流)を電圧に変換してBPF740に出力し、アンプ731は水平成分の電気信号(電流)を電圧に変換してBPF741に出力する。BPF740は垂直成分の電圧信号のうち所定の周波数成分を相関比較器750に出力し、BPF741は水平成分の電圧信号のうちBPF740が通過させる周波数と同一の周波数成分を相関比較器750に出力する。位相比較器750はBPF740、741を介して入力された垂直、水平成分の信号に基づいて、詳しくは後述するように相関値を算出する。制御回路800は、位相比較器750から出力される相関値に基づいて偏波制御器200を制御する。
次に、図1の動作を説明する。まず、光伝送路100を伝送する光信号は、偏波制御器200を介してBS300に入力される。この光信号はBS300で分岐され、一方は偏波保持ファイバ400に出力され、他方は相関比較器700の偏光ビームスプリッタ710に入力される。偏光ビームスプリッタ710に入力された光信号は、垂直成分と水平成分に分岐されて、それぞれフォトダイオード720、721に入力される。
垂直成分の信号はアンプ730を介してBPF740に入力され、所定の周波数帯が相関比較器750に出力される。一方、水平成分の信号はアンプ730を介してBPF740に入力され、BPF740と同一の周波数帯が相関比較器750に出力される。
相関比較器750は、後述するようにBPF740、741を介して入力された垂直、水平成分の相関を求め、相関値が最大となったときのこれらの位相差(あるいは時間差)を求めて、この情報を制御回路800に出力し、制御回路800は相関比較器750から入力された情報に基づいて偏波制御器200に対してPMDが最小になるよう制御信号を出力する。ここで、相関の求め方は、例えば垂直・水平偏波をA/D変換し、図示しないメモリに記憶し、このメモリに記憶された垂直成分偏波又は水平成分偏波のいずれか一方を他方に対してずらしながら行なう。
ところで、図1は「相関関数」を利用してPMDを補償する回路である。そこで、図1におけるPMD補償動作を説明する前に、まず図2を参照して図1で求める相関関数の性質について説明する。一般に、相関関数とは波形をベクトルと見たときの内積のことをいう。たとえばサンプリングした2つの波形について各時間における値をそれぞれ掛算し、それらの合計が相関値となる。特に、同一の波形についての相関関係を「自己相関関数」ともいう。図2(ア)において、自己相関関数は一方の位相をずらしながら相関を取ると、図2(イ)のようになる(横軸が位相差でグラフの中心が位相0度を示す。)。繰り返し波形なので、相関値も周期的になっている。
ここで、図2は正弦波の場合であるが、図1の相関比較器750に入力される信号はランダムなので、以下図2で説明した相関関数の性質の説明を踏まえて、図1のPMD補償動作について図3の波形図を参照して説明する。図3は相関比較器750に入力される垂直、水平成分の信号と近似するランダムな波形図である。また、図3(ア)はランダムな信号の波形例であり、図3(イ)はその相関値である。図3(ア)の波形例を時間軸に対してずらしながらサンプリングし、自己相関を取ると、図(イ)のように垂直成分と水平成分の位相差が0度の場合の相関値(符号Z)が最も高くなる。本発明における相関比較器750に入力される垂直、水平成分の信号もランダムな信号なので、図3と同様に考えることができる。
また、一般論としての「相関」は以下のとおりである。すなわち、「相関」とは時間軸t上の各ポイントと、そのときの振幅を要素に持つベクトルの内積のことをいう。たとえば、時間−n〜nでサンプリングした元の波形のベクトルv1における時間軸tに対する振幅をaとする。さらに、この元の波形を時間軸tに対して任意にずらしたベクトルv2における時間軸tに対する振幅をbとした場合、その内積は
v1・v2=a−n−n+・・・+a+・・・+a
となる。これらの内積は周知の様に、a=bのとき(つまり、時間がずれていないとき)に最大となる。
すなわち、図1では相関比較器750が垂直、水平成分の相関関係を調べ、相関値が最大となったときのこれらの位相差(あるいは時間差)を求めて、この情報を制御回路800に出力し、制御回路800は相関比較器750から入力された情報に基づいて偏波制御器200に対してPMDが最小になるよう制御信号を出力する。
このように、垂直成分の電気信号と水平信号の電気信号を時間軸に対してずらしながらサンプリングして垂直、水平成分の相関を求めて偏波分散を補償するので、ポアンカレ球表示に基づくストークスパラメータを使用せずに、光学部品の部品点数を削減するとともに短時間でPMDを補償する偏波モード分散補償装置を提供することができる。
次に、本発明の他の実施例を説明するが、図1又は図5と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4は、偏波モード補償装置20の他の実施例を説明するブロック図である。図4において、偏波モード補償装置20は、光伝送路100、偏波制御器200、BS300、偏波保持ファイバ400、相関比較器701を備える。相関比較器701は、偏光ビームスプリッタ710、フォトダイオード720、721、アンプ730、731、BPF740、741、位相シフタ760、乗算器761、モニタ762、制御装置763を備える。また、相関比較器701は「偏波の度合い」を調べるものであり、偏波制御器200は、この相関比較器701から出力された結果に基づいて光信号を補償する。
位相シフタ760は、BPF740を通過した信号に対して線路長を変更する等して信号に遅延を与える。乗算器761は、位相シフタ760及びBPF741を通過した電気信号を乗算する素子である。モニタ762は、乗算器761を介して入力された電気信号を図示しないA/D変換器により数値化し、後述する制御装置763に対してこの数値化された情報を伝達する。制御装置763から偏波制御器200及び位相シフタ760に出力される信号は後述する動作で説明する。
次に、図4の動作を説明する。BPF740を介して位相シフタ760に入力された垂直成分の信号は、任意の遅延量が付加される。BPF741を介して乗算器761に入力された信号は、位相シフタ760を介して入力された信号と乗算される。乗算器761から出力された信号はモニタ762に入力される。モニタ762に入力された信号は、図示しないA/D変換器により信号振幅が数値化され、後述する制御装置763に出力する。制御装置763は、偏波制御器200及び位相シフタ760に対して、それぞれ以下の内容の信号を出力する。
偏波制御器200に対して出力される信号は、「偏波の度合い」の計算結果である。相関比較器701の役割は「偏波の度合い」を調べることであり、偏波制御器200はこの偏波の度合いに基づいて光信号を補償するからである。また、位相シフタ760に出力される信号は、例えば「偏波の度合い」を計算するための(計算途中の)「内部変数」である。
このように、偏波分散を垂直・水平偏波の相関関係で調べる位相シフタ760、乗算機761、モニタ762、制御装置763を設けたので、回路を単純化することができる。
本発明による偏波モード補償装置10のブロック図である。 相関関数の性質を説明するサイン波である。 相関比較器750に入力される垂直、水平成分の信号と近似するランダムな波形である。 本発明による偏波モード補償装置20のブロック図である。 従来の偏波モード補償装置のブロック図である。
符号の説明
10、20 偏波モード補償装置
100 光伝送路
200 偏波制御器
300 BS
400 偏波保持ファイバ
700、701 相関比較器
710 偏光ビームスプリッタ
720、721 フォトダイオード
740、741 BPF
750 相関比較器
800 制御回路

Claims (5)

  1. 入力された光信号の偏波モード分散を補償する偏波制御器と、前記偏波制御器を通過した光信号を分岐する第1の光分岐手段とを備え、偏波分散を補償する偏波モード分散補償装置において、
    前記第1の光分岐手段により分岐された光信号が入力され、前記光信号を垂直成分と水平成分に分離する第2の光分岐手段と、
    前記第2の光分岐手段によって分離された垂直成分及び水平成分の光信号を電気信号に変換し、垂直成分の電気信号又は水平信号の電気信号を時間軸に対してずらしながらサンプリングして垂直成分と水平成分の相関を求める相関比較器と、
    前記相関比較器が算出した相関値に基づいて、前記偏波制御器で補償する偏波の度合いを制御する制御回路と
    を備えることを特徴とする偏波モード分散補償装置。
  2. 前記相関比較器は、垂直成分及び水平成分の電気信号をA/D変換し、これらの信号を時間軸に対してずらしながら相関を求めることを特徴とする請求項1記載の偏波モード分散補償装置。
  3. 前記相関比較器は、直成分及び水平成分の電気信号をA/D変換し、これらの信号を時間軸に対してずらしながら、垂直成分の振幅の絶対値と水平成分の振幅の絶対値を乗算することにより、垂直成分と水平成分の相関を求めることを特徴とする請求項1記載の偏波モード分散補償装置。
  4. 前記相関比較器は、直成分及び水平成分の電気信号をA/D変換し、これらの信号を時間軸に対してずらしながら、このサンプリング値に基づいてこれらの相関を求め、前記垂直、水平成分の位相差をなくするために補償すべき位相差を求め、前記制御回路はこの位相差から前記偏波制御器で補償すべき偏波の度合いを求めることを特徴とする請求項1記載の偏波モード分散補償装置。
  5. 前記相関比較器は、前記垂直成分の所定の周波数を通過させる第1のBPFと、
    前記水平成分の周波数のうち前記第1のBPFと同一の周波数を通過させる第2のBPFを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の偏波モード分散補償装置。


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