JP2006211466A - 画素信号処理装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 補間対象画素位置の近傍における第k及び第hの分光感度特性の画素信号相互間の相関の程度に対応した低周波数成分の差を算出し(8r、8g、8b、24k、24h、26)、補間対象画素位置の近傍における彩度に対応した彩度係数を算出し(9)、補間対象画素位置の近傍の領域内における第k及び第hの分光感度特性の画素信号相互間の非相関の程度と彩度係数に対応した非相関値を算出し(7r、7g、7b、23k、23h、25、27)、算出された低周波成分の差と、非相関値とを用いて補間対象画素位置における第kの分光感度特性の画素信号を求める(12、28、29)。
【選択図】 図1
Description
2次元平面上に配列され、各々が第1乃至第Nの分光感度特性のうちのいずれか1つを有する画素信号の組に基づき、第h(hは1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号が存在する補間対象画素位置における第k(kはhを除く1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号を生成する画素信号処理装置において、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するh信号低周波成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するh信号変化成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するk信号低周波成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するk信号変化成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号の彩度に基づいて彩度係数を算出する彩度係数算出手段と、
上記k信号変化成分生成手段によって得られた値と上記h信号変化成分生成手段によって得られた値の差と上記彩度係数とに基づいて定められる上記第kの信号と上記第hの信号との非相関値と、上記k信号低周波成分生成手段によって得られた値と上記h信号低周波成分生成手段によって得られた値の差と、上記補間対象画素位置における上記第hの画素信号とを加算して、補間対象画素位置における上記第kの画素信号を求める補間値演算手段と
を有する画素信号処理装置を提供する。
図1はこの発明の実施の形態1の画素信号処理装置を備えた撮像装置の構成を表すブロック図である。
レンズ1から入射した光は、例えば固体撮像素子で構成される2次元イメージセンサ2の撮像面に結像する。イメージセンサ2は、2次元的に配列された複数の光電変換素子を有し、この複数の光電変換素子は、例えば図2に示すように、ベイヤ(Bayer)型に配置された、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に対応する分光感度特性を有するカラーフィルタで覆われており、各光電変換素子からは、カラーフィルタの色に対応した色成分のアナログ信号が出力される。
また、本発明は、一般的に言えば、2次元平面上に配列され、各々が第1乃至第Nの分光感度特性のうちのいずれか1つを有する画素の画素信号の組に基づき、第h(hは1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号が存在する注目画素位置における第k(kはhを除く1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号を生成する画素信号処理装置及び方法に関するものであるが、以下の実施の形態では、Nが3であり、第1から第Nの分光感度特性を有する画素が、R、G、B画素の3種の画素である。
また以下の説明で、Rのカラーフィルタで覆われた光電変換素子に対応した画素をR画素、Gのカラーフィルタで覆われた光電変換素子に対応した画素をG画素、Bのカラーフィルタで覆われた光電変換素子に対応した画素をB画素と呼ぶ。
各画素を構成する光電変換素子の各々からは、受光色に対応する一つの色成分値を表す信号しか得られない。即ち、R画素については、R成分値が既知である一方、G及びB成分値が未知であり、G画素については、G成分値が既知である一方、B及びR成分値が未知であり、B画素については、B成分値が既知である一方、R及びG成分値が未知である。各画素について、R、G、B全ての色成分値を持つことで、カラー画像を得ることができるので、フレームメモリ4に書き込まれている、各画素位置における未知の色成分値は不足色成分値とも言われる。本発明の画素信号処理は、各画素において未知である色成分値(不足色成分値)を補間により求めるものである。
非相関値算出手段12は、例えば図12に示すように、選択手段23k、23hと、差計算手段25と、係数乗算手段27と、制御手段30aとを有する。
演算手段10は、例えば図13に示すように、選択手段24k、24h、21と、差計算手段26と、係数乗算手段28と、加算手段29と、制御手段30bとを有する。
選択手段23kは、ハイパスフィルタ7r、7g、7bの出力RHPF、GHPF、BHPFを受け、これらのうちの1つを選択して出力する。選択手段23hは、ハイパスフィルタ7r、7g、7bの出力RHPF、GHPF、BHPFを受け、これらのうちの他の1つを選択して出力する。
選択手段24kは、ローパスフィルタ8r、8g、8bの出力RLPF、GLPF、BLPFを受け、これらのうちの1つを選択して出力する。選択手段24hは、ローパスフィルタ8r、8g、8bの出力RLPF、GLPF、BLPFを受け、これらのうちの他の1つを選択して出力する。
補間対象画素がR、G、Bのうちの第hの色の色成分値を有し、補間対象画素の第kの色の色成分値を補間により求めるときは、選択手段21が第hの色の色成分値を記憶している2次元メモリを選択し、補間対象画素の第hの色の色成分値(例えばh(i,j)で表される)を読み出し、選択手段23kが第kの色のハイパスフィルタの出力kHPFを選択し、選択手段23hが、第hの色のハイパスフィルタの出力hHPFを選択し、選択手段24kが第kの色のローパスフィルタの出力kLPFを選択し、選択手段24hが、第hの色のローパスフィルタの出力hLPFを選択する。
差計算手段26は、第kのLPF信号kLPFと、第hのLPF信号hLPFとの差、(前者から後者を引いたもの)(kLPF−hLPF)を求める。この差(kLPF−hLPF)は、「低周波成分の差」とも呼ばれ。また「相関値」と呼ばれることもある。
LPF8r、8g、8bと、選択手段24hとで、補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、第hの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を抽出乃至生成するh信号低周波成分生成手段が構成され、LPF8r、8g、8bと、選択手段24kとで、補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、第kの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を抽出乃至生成するk信号低周波成分生成手段が構成されている。そしてこれらのh信号低周波成分生成手段及びk信号低周波成分生成手段と、差計算手段26とで、補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、第kの分光感度特性の画素信号の低周波数成分と、補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、第hの分光感度特性の画素信号の低周波数成分との差を算出する差算出手段が構成されている。
係数乗算手段28は、差計算手段26の出力(kLPF−hLPF)に所定の定数rを掛けて、積r(kLPF−hLPF)を出力する。
加算手段29は、選択手段21から出力される画素値hと、非相関値算出手段12から出力される非相関値βq(kHPF−hHPF)と、係数乗算手段28から出力される値r(kLPF−hLPF)とを加算して、その和
h+βq(kHPF−hHPF)+r(kLPF−hLPF)
を出力する。
加算手段29の出力が、補間対象画素の第kの色の色成分値(補間値)として用いられる。
非相関値βq(kHPF−hHPF)は、上記の例では、差計算手段25で求めた高周波成分の差(kHPF−hHPF)に彩度係数算出手段9で求めた彩度係数βと第2の所定の係数(q)を掛けることにより得られたものである。
図に記載されているG信号は元々イメージセンサ2上にGの色フィルタが配置されているため、その色フィルタを介して得られる信号であり、空白の箇所は他のR,Bの色フィルタが配置されているため、Gの色信号が欠落した場所である。この欠落した場所におけるG信号を補間する必要がある。
補間のための従来の方法として、周辺の画素の平均値を用いる平均補間方法(バイリニア補間)があるが、信号の変化の大きい箇所では精度の高い補間が期待できない。
=h(i,j)+βq{kHPF(i,j)−hHPF(i,j)}
+r{kLPF(i,j)−hLPF(i,j)}
…(1)
ここでHPF値とは、既知の画素信号(イメージセンサ出力)から推測される真値の空間高周波成分であり、LPF値とは、既知の画素信号(イメージセンサ出力)から推測される真値の空間低周波成分である。ここで言う真値は、イメージセンサの画素間隔が無限小であり、光電変換誤差がないときに得られるであろう空間的に連続した画素信号の値を意味する。
q及びrは予め定めた定数である。
このようにβの値を変えることで無彩色部分も有彩色部分も同一の補間処理を行えるため、複数の処理を切り替えながら補間を行う場合と比較して回路規模を減らすことができる。また、すべての画素に対して同一の処理を行うので、全体的に自然な補間結果が得られる。これに対し、複数の異なる処理を切替えながら補間を行うと、補間結果が連続的につながらず、偽色の原因となる場合がある。
c=|G’−R’|+|G’−B’| …(2a)
c≦Th1のときは、 β=f(c)=N×c/Th1
c>Th1のときは、 β=f(c)=N
…(2b)
cは彩度を表している。彩度が低い場合には各色成分が同じような値となるため、各色成分間の差が小さくなり、逆に、彩度が高い場合には、各色成分間のばらつきが大きくなる傾向がある。よって、例えば上記の式(2a)のように、G成分に対するR、B成分の差を彩度としてもよい。
c=|Gm−Rm|+|Gm−Bm| …(2c)
c=|Rm−Zm|+|Gm−Zm|+|Bm−Zm| …(2d)
上記の式(2c)、(2d)において、Rm、Gm、Bmは、それぞれ(i,j)の位置におけるR、G、Bの画素信号の平均値であり、Zmは(i,j)の位置におけるすべての画素の画素信号の平均値である。
また、たとえモノクロ画像であっても、画像にムラがあったり欠落している画素がある状況では、彩度cが丁度0になるとは限らない。そういった場合にも、閾値Th2未満のときに、βを0とすることにより、閾値Th2未満の範囲を無彩色として扱うことにより、画質を高めることができる。
Cr=|Y−RAve|
Cb=|Y−BAve|
c=Cr+Cb
…(3)
画素信号生成手段9rは、2次元メモリ6rから読み出された画素信号に基いて、各画素位置の画素信号R’を生成する。例えば、各画素位置においてRが受光色である場合、2次元メモリ6rから出力される、その画素位置の画素信号Rをそのまま画素信号R’として出力し、各画素位置においてRが不足色である場合、その画素位置の近傍の領域内の画素信号に基いて、平均、置き換えなどにより求めた値を有する画素信号を用いても良い。平均を用いる場合、例えば各画素位置からの水平、垂直方向の画素間距離が「1」である領域内の、同色の画素信号を有する画素の、画素信号の単純平均を求めてよい。ここで、「画素間距離」は、一つの画素と他の画素の水平方向、又は垂直方向の座標値の差を意味する。置き換えの場合には、水平方向又は垂直方向に座標値が「1」だけ異なる画素位置の画素信号の値を用いる。
画素信号生成手段9g、9bは画素信号生成手段9rと同様に構成されており、画素信号生成部9gは、2次元メモリ6gから読み出された画素信号に基いて、各画素位置の画素信号G’を生成し、画素信号生成部9bは、2次元メモリ6bから読み出された画素信号に基いて、各画素位置の画素信号B’を生成する。
彩度係数生成手段9eは、彩度計算手段9dで計算された彩度cを用いて、例えば式(2b)の関係を有する彩度係数βを出力する。彩度係数生成手段9eは例えばルックアップテーブルにより構成することができる。
図17は、k信号とh信号との間に正の相関がある場合を示し、図18及び図19は、k信号とh信号との間に相関がない場合を示し、図20は、k信号とh信号との間に負の相関がある場合を示す。
従来技術によるバイリニア方法では、画素位置(i−1,j)と(i+1,j)におけるk信号を用いてその平均値を画素位置(i,j)におけるk信号とする。バイリニア方法によって補間された信号レベルを、図17において、白三角印(△)で示したが、求められるべき真値との間に補間誤差が生じている。
本実施の形態による補間方法では、画素位置(i,j)において既知の値h(i,j)に高周波成分の差(kHPF−hHPF)に係数β、qを乗算(係数β、qをともに乗算)したものと低周波数成分の差(kLPF−hLPF)に係数rを乗算したものとを加算するが、図17に示すようにk信号とh信号との間に相関がある場合、高周波成分の差は略“0”であり、結局、画素位置(i,j)において既知の値h(i,j)に、低周波数成分の差(kLPF−hLPF)に係数rを乗じた後加算したものが、補間信号k(i,j)となる。この補間信号k(i,j)を図17に白丸印(○)にて示す。真値に対して精度良く画素補間が実現できていることが分かる。このように、本実施の形態により、色信号間の相関が大きい場合にも精度良く画素補間を行うことができる。
この場合、画素補間された信号レベルは、図18において、白四角印(□)で示す信号レベルとなる。白四角印に示す信号レベルはk信号の真値から離れた位置の値となるため補間誤差が生じていることが分かる。これは、画素位置(i,j)における補間対象のk信号は、参照とするh信号との間に相関が無いためである。
一方、本実施の形態による画素補間方法では、画素位置(i,j)におけるh信号h(i,j)に(kLPF−hLPF)に係数rを掛けたものを加算し、さらに(kHPF−hHPF)に係数β、qを掛けたものを加算する。kHPFは“0”であるため、画素位置(i,j)における(kHPF−hHPF)は負の値となる。よって、本実施の形態による補間方法では補間された信号レベルは白丸印(○)の位置となり、k信号の真値に対して精度高く補間される。本実施の形態ではk信号とh信号との信号変化にどれだけ相関が無いかは、(kHPF−hHPF)の値として求められることとなる。(kHPF−hHPF)に基いて定められた値、具体的には(kHPF−hHPF)に係数β、qを掛けたものを「非相関値」と呼ぶのはこのためである。一方、低周波数成分の差(kLPF−hLPF)は、相関の度合いを表し、相関の度合いが高いほど一定の値により近くなる。よって、(kLPF−hLPF)に係数rを掛けたものと(kHPF−hHPF)に係数β、qを掛けたものとがh(i,j)に加算されることにより信号間に相関が無い場合でも精度高く画素補間を行うことができる。
この場合、画素補間された信号レベルを図19において白四角印(□)で示す信号レベルとなる。白四角印に示す信号レベルはk信号の真値から離れた位置の値となるため補間誤差が生じていることが分かる。
一方、本実施の形態による画素補間方法では、画素位置(i,j)におけるh信号h(i,j)に(kLPF−hLPF)に係数rを掛けたものを加算し、さらに(kHPF−hHPF)に係数β、qを掛けたものを加算する。hHPFは“0”であるため、画素位置(i,j)における(kHPF−hHPF)は正の値となる。よって、本実施の形態による補間方法では補間された信号レベルは白丸印(○)の位置となり、k信号の真値に対して精度高く補間される。本実施の形態では、(kLPF−hLPF)に係数rを掛けたものと(kHPF−hHPF)に係数β、qを掛けたものがh(i,j)に加算されることにより図19に示す信号間に相関が無い場合においても精度高く画素補間を行うことができる。
以上のように、色信号間に正の相関がある場合、相関が無い場合、負の相関となっている場合のいずれにおいても精度の高い画素補間を行うことができる。
ステップS1;R画素位置におけるG信号(GonR)を求めるための処理。
ステップS2;B画素位置におけるG信号(GonB)を求めるための処理。
ステップS3;G画素位置におけるR信号(RonG)を求めるための処理。
ステップS4;G画素位置におけるB信号(BonG)を求めるための処理。
ステップS5;B画素位置におけるR信号(RonB)を求めるための処理。
ステップS6;R画素位置におけるB信号(BonR)を求めるための処理。
これら6つの処理は、
「h色(h=R、G、又はB)の画素信号が存在する画素位置におけるk色(k=R、G、又はB、但しhはkとは異なる)の画素信号を求めるための処理」
と一般化して言うことができる。これらの6つの処理の各々は画面上(1フレーム内)のすべての画素位置について行われる。
+{G(i,j−3)+G(i,j−1)+G(i,j+1)+G(i,j+3)}/4]/2
…(4)
+{G(i+1,j−4)/8+G(i+1,j−2)/4+G(i+1,j)/4+G(i+1,j+2)/4+G(i+1,j+4)/8}]/2
…(5)
…(6)
…(7)
+[{R(i−1,j−3)+R(i+1,j−3)}/2+{R(i−1,j−1)+R(i+1,j−1)}/2+{R(i−1,j+1)+R(i+1,j+1)}/2+{R(i−1,j+3)+R(i+1,j+3)}/2]/4]/2
…(8)
+{R(i+1,j−3)+R(i+1,j−1)+R(i+1,j+1)+R(i+1,j+3)}/4]/2
…(9)
+[{R(i−1,j−1)+R(i+1,j−1)}/2+{R(i−1,j+1)+R(i+1,j+1)}/2+{R(i−1,j+3)+R(i+1,j+3)}/2]/3]/2
…(10)
…(11)
−{R(i−1,j−3)+R(i+1,j−3)}/2+{R(i−1,j−1)+R(i+1,j−1)}/2+{R(i−1,j+1)+R(i+1,j+1)}/2−{R(i−1,j+3)+R(i+1,j+3)}/2]/2
…(12)
+[−R(i+1,j−3)+R(i+1,j−1)+R(i+1,j+1)−R(i+1,j+3)]]/2
…(13)
+[−{R(i−1,j−3)+R(i+1,j−3)}/2/4−{R(i−1,j−1)+R(i+1,j−1)}/2+2.5{R(i−1,j+1)+R(i+1,j+1)}/2−{R(i−1,j+3)+R(i+1,j+3)}/2−{R(i−1,j+5)+R(i+1,j+5)}/2/4]]/2
…(14)
+{−R(i+1,j−3)/4−R(i+1,j−1)+2.5R(i+1,j+1)−R(i+1,j+3)−R(i+1,j+5)/4}]/2
…(15)
G’=(G(i−1,j−2)+G(i−2,j−1)+G(i,j−1)+G(i−1,j))/4
B’=(B(i−2,j−2)+B(i,j−2)+B(i−2,j)+B(i,j))/4
c=|G’−R’|+|G’−B’|
…(16)
G’=(G(i,j−1)+G(i−1,j)+G(i+1,j)+G(i,j+1))/4
B’=B(i,j)
c=|G’−R’|+|G’−B’|
…(17)
G’=(G(i−1,j−2)/4+G(i+1,j−2)/4+G(i,j−1)+G(i−1,j)/4+G(i+1,j)/4)/2
B’=(B(i,j−2)+B(i,j))/2
c=|G’−R’|+|G’−B’|
…(18)
G’=(G(i−2,j−1)/4+G(i,j−1)/4+G(i−1,j)+G(i−2,j+1)/4+G(i,j+1)/4)/2
B’=(B(i−2,j)+B(i,j))/2
c=|G’−R’|+|G’−B’|
…(19)
…(20)
…(21)
式(20)による、R画素位置のG信号の補間、及び式(21)による、B画素位置におけるG信号の補間により、全画素位置におけるG信号が得られる。
…(22)
…(23)
なお、式(22)及び式(23)においてもRLPF,RHPF,GLPF,GHPF,βは上述した式(4)から式(19)に示したLPF値,HPF値及び彩度係数βであるが、GLPF及びGHPFについては、ステップS1及びステップS2で算出した補間値gr、gbを用いて新たに算出してもよい。その場合、図1に示すように、演算手段10にて算出した補間値gr、gbを一度2次元メモリ6gへ出力し、一時的に記憶保持した後、再度HPF7g、LPF8gにて算出することとなる。
…(24)
…(25)
なお、本式(24)及び式(25)においてもBLPF,BHPF,GLPF,GHPF,βは上述したLPF値,HPF値及び彩度係数βであるが、GLPF及びGHPFについては、ステップS1及びステップS2で算出した補間値gr、gbを用いて新たに算出してもよい。
…(26)
なお、式(26)においてもRLPF,RHPF,GLPF,GHPF,βは上述したLPF値,HPF値及び彩度係数βであるが、GLPF及びGHPFについては、ステップS1及びステップS2で算出した補間値gr、gbを用いて新たに算出してもよい。また、RLPF、RHPFも、ステップS3にて算出した補間値rgを用いて新たに算出してよい。
…(27)
なお、式(27)においてもBLPF,BHPF,GLPF,GHPF,βは上述したLPF値,HPF値及び彩度係数βであるが、GLPF及びGHPFについては、ステップS1及びステップS2で算出した補間値gr、gbを用いて新たに算出してもよい。また、BLPF、BHPFも、ステップS4にて算出した補間値bgを用いて新たに算出してよい。
選択した注目画素位置におけるG色のLPF値とR色のLPF値を算出し(ステップS11、S12)、その差に所定の定数rを乗じた値を低周波成分の差とする(ステップS13)。
そして、注目画素位置におけるR色信号に、低周波成分の差と非相関値を加算してG色信号を算出する(ステップS18)。得られたG色信号の値は2次元メモリ6gへ出力する(ステップS19)。以上の処理をR信号が予め存在する全ての画素について繰り返し実行する(ステップS20)。
ステップS2〜S6の処理も、ステップS1と同様である。即ち、ステップS2〜S6の各々の手順は、図28のフローチャートの「R」と「G」を、注目画素の色(h)と補間により求めたい色(k)に、置き換えたものとして示される。
ステップS20及び各ステップにおける各手段の制御は、制御手段(図12、図13の制御手段30a、30bはその一部をなすが、その全体は図示されていない)によって行われる。
次に実施の形態2の画像信号処理装置を説明する。実施の形態2の画像信号処理装置を備えた撮像装置の全体的構成は、図1に示すごとくであるが、演算手段10の構成が実施の形態1とは異なる。図30は、実施の形態2の演算手段の構成を示す。図30に示された演算手段は、概して図13の演算手段と同様であるが、差計算手段26の代わりに比計算手段32を備え、加算手段29の代わりに、加算手段33と乗算手段34の組合せを有する点で異なる。
加算手段33は、選択手段21から出力される画素値hと、非相関値算出手段12から出力される非相関値βq(kHPF−hHPF)とを加算して、その和
h+βq(kHPF−hHPF)
を出力する。
h+βq(kHPF−hHPF)
と、係数乗算手段28の出力
r(kLPF/hLPF)
とを乗算し、その積
{h+βq(kHPF−hHPF)}×r(kLPF/hLPF)
を出力する。
乗算手段34の出力が、補間対象画素の第kの色の色成分値(補間値)として用いられる。
また、図12に示される差計算手段25及び係数乗算手段27と、図30に示される選択手段21、比計算手段32、係数乗算手段28、加算手段33及び乗算手段34とにより、
k信号変化成分生成手段によって得られた値とh信号変化成分生成手段によって得られた値の差と、上記彩度係数とに基づいて定められる第kの信号と第hの信号との非相関値(βq(kHPF−hHPF)と、補間対象画素位置における第hの画素信号(h)との和に、k信号低周波成分生成手段によって得られた値とh信号低周波成分生成手段によって得られた値の比を乗じて、補間対象画素位置における第kの画素信号を求める補間値演算手段が構成されている。
図示の例の補間値算出手段は、補間対象画素の位置における一つの色(第hの色)の画素信号を選択する選択手段21と、低周波成分の比(kLPF/hLPF)を求める比計算手段32とを含み、選択手段21で選択した補間対象画素の位置における一つの色(第hの色)の画素信号と、差計算手段25の出力として得られる非相関値βq(kHPF−hHPF)と、比計算手段32で求めた低周波数成分の比(kLPF/hLPF)に第1の所定の係数(r)を掛けたものとを乗算することにより、補間対象画素位置における他の色(第kの色)の画素信号を求める。
非相関値βq(kHPF−hHPF)は、実施の形態1と同様、例えば、差計算手段25で求めた高周波成分の差(kHPF−hHPF)に彩度係数算出手段9で求めた彩度係数βと第2の所定の係数(q)を掛けることにより得られたものである。
=[h(i,j)+βq{kHPF(i,j)−hHPF(i,j)}]
×r{kLPF(i,j)/hLPF(i,j)}
…(28)
図31は、k信号とh信号との間に正の相関がある場合を示し、図32及び図33は、k信号とh信号との間に相関がない場合を示し、図34は、k信号とh信号との間に負の相関がある場合を示す。
従来技術によるバイリニア方法では、画素位置(i−1,j)と(i+1,j)におけるk信号を用いてその平均値を画素位置(i,j)におけるk信号とする。バイリニア方法によって補間された信号レベルを、図31において白三角印(△)で示したが、求められるべき真値と補間誤差が生じている。
…(29)
…(30)
式(30)で示した色の相関変化だけを用いた補間を行う場合、画素位置(i,j)における補間対象のk信号は変化していないにもかかわらず、参照とするh信号が変化しているため、白四角印(□)で示す信号レベルに画素補間され、補間誤差が生じる。しかし、k信号とh信号との信号変化にどれだけ相関が無いかは、(kHPF−hHPF)の値として求められることとなる。よって、(kHPF−hHPF)の値に彩度係数βと係数qを掛けたものが、h(i,j)の値に加算され、加算結果に、r(kLPF/hLPF)が乗算される。図32の場合、kHPFは“0”であり、画素位置(i,j)における(kHPF−hHPF)は負の値になるため、h(i,j)の値はある値が差し引かれることとなる。本実施の形態による演算(式(30))の画素補間の信号レベルを白丸印(○)にて示す。真値と比べ精度高く補間できている。このように信号間に相関が無い場合でも精度高く画素補間を行うことができる。
一方、本実施の形態による画素補間方法では、画素位置(i,j)におけるh信号h(i,j)に(kLPF−hLPF)に彩度係数βと係数qを掛けたものが加算され、加算結果に、r(kLPF/hLPF)が乗算される。図33の場合、hHPFは“0”であり、画素位置(i,j)における(kHPF−hHPF)は正の値となる。本実施の形態による補間方法では補間された信号レベルは白丸印(○)の位置となり、k信号の真値に対して精度高く補間される。
以上のように、色信号間に正の相関がある場合、相関が無い場合、負の相関となっている場合のいずれにおいても精度の高い画素補間を行うことができる。
…(31)
…(32)
…(33)
…(34)
なお、式(33)及び式(34)においてもRLPF,RHPF,GLPF,GHPF,βは上述したLPF、HPF及び彩度係数算出手段9の出力値であるが、GLPF及びGHPFについては、ステップS1及びステップS2で算出した補間値gr、gbを用いて新たに算出してもよい。
…(35)
…(36)
なお、本式(35)及び式(36)においてもBLPF,BHPF,GLPF,GHPF,βは上述したLPF、HPF及び彩度係数算出手段9の出力値であるが、GLPF及びGHPFについては、ステップS1及びステップS2で算出した補間値gr、gbを用いて新たに算出してもよい。
…(37)
なお、式(37)においてもRLPF,RHPF,GLPF,GHPF,βは上述したLPF、HPF及び彩度係数算出手段9の出力値であるが、GLPF及びGHPFについては、ステップS1及びステップS2で算出した補間値gr、gbを用いて新たに算出してもよい。また、RLPF、RHPFも、ステップS3にて算出した補間値rgを用いて新たに算出してよい。
…(38)
なお、式(38)においてもBLPF,BHPF,GLPF,GHPF,βは上述したLPF、HPF及び彩度係数算出手段9の出力値であるが、GLPF及びGHPFについては、ステップS1及びステップS2で算出した補間値gr、gbを用いて新たに算出してもよい。また、BLPF、BHPFも、ステップS4にて算出した補間値bgを用いて新たに算出してよい。
選択した注目画素位置におけるG色のLPF値とR色のLPF値を算出し(ステップS41、S42)、その比に所定の定数rを乗じた値を低周波成分の比とする(ステップS43)。
次に、選択した注目画素位置におけるG色のHPF値とR色のHPF値を算出する(ステップS44、S45)。更に、注目画素とその周辺の画素の信号を用いて彩度係数βを算出し(ステップS46)、彩度係数βと所定の定数qをR色とG色のHPF値の差に乗じて非相関値を算出する(ステップS47)。
そして、注目画素位置におけるR色信号に非相関値を加算し、更に低周波成分の比を乗じてG色信号を算出する(ステップS48)。得られたG色信号の値は2次元メモリ6gへ出力する(ステップS49)。以上の処理をR信号が予め存在する全ての画素について繰り返し実行する(ステップS50)。
ステップS2〜S6の処理も、ステップS1と同様である。即ち、ステップS2〜S6の各々の手順は、図35のフローチャートの「R」と「G」を、注目画素の色(h)と補間により求めたい色(k)に、置き換えたものとして示される。
ステップS50及び各ステップにおける各手段の制御は、制御手段(図12、図30の制御手段30a、30bはその一部をなすが、その全体は図示されていない)によって行われる。
Claims (14)
- 2次元平面上に配列され、各々が第1乃至第Nの分光感度特性のうちのいずれか1つを有する画素信号の組に基づき、第h(hは1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号が存在する補間対象画素位置における第k(kはhを除く1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号を生成する画素信号処理装置において、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するh信号低周波成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するh信号変化成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するk信号低周波成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するk信号変化成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号の彩度に基づいて彩度係数を算出する彩度係数算出手段と、
上記k信号変化成分生成手段によって得られた値と上記h信号変化成分生成手段によって得られた値の差と上記彩度係数とに基づいて定められる上記第kの信号と上記第hの信号との非相関値と、上記k信号低周波成分生成手段によって得られた値と上記h信号低周波成分生成手段によって得られた値の差と、上記補間対象画素位置における上記第hの画素信号とを加算して、補間対象画素位置における上記第kの画素信号を求める補間値演算手段と
を有する画素信号処理装置。 - 2次元平面上に配列され、各々が第1乃至第Nの分光感度特性のうちのいずれか1つを有する画素信号の組に基づき、第h(hは1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号が存在する補間対象画素位置における第k(kはhを除く1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号を生成する画素信号処理装置において、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するh信号低周波成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するh信号変化成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するk信号低周波成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するk信号変化成分生成手段と、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号の彩度に基づいて彩度係数を算出する彩度係数算出手段と、
上記k信号変化成分生成手段によって得られた値と上記h信号変化成分生成手段によって得られた値の差と、上記彩度係数とに基づいて定められる上記第kの信号と上記第hの信号との非相関値と、上記補間対象画素位置における上記第hの画素信号との和に、上記k信号低周波成分生成手段によって得られた値と上記h信号低周波成分生成手段によって得られた値の比を乗じて、補間対象画素位置における上記第kの画素信号を求める補間値演算手段と
を有する画素信号処理装置。 - 上記補間値算出手段は、上記k信号変化成分生成手段によって得られた値と上記h信号変化成分生成手段によって得られた値の差に、上記彩度係数及び所定の係数を乗じた値を上記非相関値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画素信号処理装置。
- 上記彩度係数算出手段は、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号の彩度が高い場合には、彩度が低い場合よりも彩度係数を大きくすることを特徴とする請求項1及至3のいずれかに記載の画素信号処理装置。 - 上記彩度係数算出手段は、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号から、第1及至第Nの分光感度特性毎にそれぞれの分光感度特性を有する画素の信号の平均値を算出し、異なる分光感度特性の画素信号の平均値の間の差の大きさから彩度を算出する
ことを特徴とする請求項1及至4のいずれかに記載の画素信号処理装置。 - 上記彩度係数算出手段は、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号から、全画素の信号の平均値、及び第1及至第Nの分光感度特性毎にそれぞれの分光感度特性を有する画素の信号それぞれの平均値を算出し、全画素信号の平均値と、第1及至第Nの分光感度特性の各々の画素の信号の平均値との差の大きさから彩度を算出する
ことを特徴とする請求項1及至4のいずれかに記載の画素信号処理装置。 - 上記第1から第Nの分光感度特性を有する画素がR、G、B画素の3種の画素であることを特徴とする請求項1及至6に記載の画素信号処理装置。
- 2次元平面上に配列され、各々が第1乃至第Nの分光感度特性のうちのいずれか1つを有する画素信号の組に基づき、第h(hは1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号が存在する補間対象画素位置における第k(kはhを除く1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号を生成する画素信号処理方法において、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するh信号低周波成分生成ステップと、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するh信号変化成分生成ステップと、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するk信号低周波成分生成ステップと、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するk信号変化成分生成ステップと、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号の彩度に基づいて彩度係数を算出する彩度係数算出ステップと、
上記k信号変化成分生成ステップによって得られた値と上記h信号変化成分生成ステップによって得られた値の差と上記彩度係数とに基づいて定められる上記第kの信号と上記第hの信号との非相関値と、上記k信号低周波成分生成ステップによって得られた値と上記h信号低周波成分生成ステップによって得られた値の差と、上記補間対象画素位置における上記第hの画素信号とを加算して、補間対象画素位置における上記第kの画素信号を求める補間値演算ステップと
を有する画素信号処理方法。 - 2次元平面上に配列され、各々が第1乃至第Nの分光感度特性のうちのいずれか1つを有する画素信号の組に基づき、第h(hは1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号が存在する補間対象画素位置における第k(kはhを除く1からNのうちのいずれか一つ)の分光感度特性の画素信号を生成する画素信号処理方法において、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するh信号低周波成分生成ステップと、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第hの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するh信号変化成分生成ステップと、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の低周波数成分を生成するk信号低周波成分生成ステップと、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における、上記第kの分光感度特性の画素信号の変化成分を生成するk信号変化成分生成ステップと、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号の彩度に基づいて彩度係数を算出する彩度係数算出ステップと、
上記k信号変化成分生成ステップによって得られた値と上記h信号変化成分生成ステップによって得られた値の差と、上記彩度係数とに基づいて定められる上記第kの信号と上記第hの信号との非相関値と、上記補間対象画素位置における上記第hの画素信号との和に、上記k信号低周波成分生成ステップによって得られた値と上記h信号低周波成分生成ステップによって得られた値の比を乗じて、補間対象画素位置における上記第kの画素信号を求める補間値演算ステップと
を有する画素信号処理方法。 - 上記補間値算出ステップは、上記k信号変化成分生成ステップによって得られた値と上記h信号変化成分生成ステップによって得られた値の差に、上記彩度係数及び所定の係数を乗じた値を上記非相関値とすることを特徴とする請求項8又は9に記載の画素信号処理方法。
- 上記彩度係数算出ステップは、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号の彩度が高い場合には、彩度が低い場合よりも彩度係数を大きくすることを特徴とする請求項8及至10のいずれかに記載の画素信号処理方法。 - 上記彩度係数算出ステップは、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号から、第1及至第Nの分光感度特性毎にそれぞれの分光感度特性を有する画素の信号の平均値を算出し、異なる分光感度特性の画素信号の平均値の間の差の大きさから彩度を算出する
ことを特徴とする請求項8及至11のいずれかに記載の画素信号処理方法。 - 上記彩度係数算出ステップは、
上記補間対象画素位置の近傍の領域内の複数の画素位置における画素信号から、全画素の信号の平均値、及び第1及至第Nの分光感度特性毎にそれぞれの分光感度特性を有する画素の信号それぞれの平均値を算出し、全画素信号の平均値と、第1及至第Nの分光感度特性の各々の画素の信号の平均値との差の大きさから彩度を算出する
ことを特徴とする請求項8及至11のいずれかに記載の画素信号処理方法。 - 上記第1から第Nの分光感度特性を有する画素がR、G、B画素の3種の画素であることを特徴とする請求項8及至13に記載の画素信号処理方法。
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