JP2006211144A - 高周波モジュール及び無線通信機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波スイッチの端子配置と、高周波モジュールの端子配置との位置関係を規定することにより、高アイソレーション化および低ロス化を実現する。
【解決手段】高周波スイッチ回路素子24が誘電体多層基板20の上面に搭載され、当該高周波スイッチ回路素子24はその底面に、受信回路とつながる複数の受信信号端子を備え、前記誘電体多層基板20の上面には、高周波スイッチ回路素子24の受信信号端子および複数の外部接続用端子35の双方と接続される電極パッド22が設けられ、前記誘電体多層基板20の電極パッド22と外部接続用端子35とを接続するために多層誘電体基板20の上面や内部に形成された接続導体線26、26′などの接続配線が、前記多層基板20の積層方向への透視において互いに交差しない。
【選択図】図7

Description

本発明は高周波モジュール及び無線通信機器に関し、特にマルチバンド用移動無線端末に好適な、高周波スイッチ回路素子、分波器などを一体構成した高周波モジュール、及びそれを搭載した携帯電話機などの無線通信機器に関するものである。
近年、携帯電話機の普及が進みつつあり、携帯電話機の機能、サービスの向上が図られている。このような携帯電話機では各送受信系の構成に必要な高周波回路をメイン基板に搭載する必要がある。
高周波回路の一般的構成では、アンテナから入力された受信信号とアンテナに給電する送信信号とを切り替える高周波スイッチが設けられている。
アンテナから入ってきた無線信号は、高周波スイッチに入力され、ここで受信信号が選択的に通過される。受信信号は、低雑音増幅器で増幅され、信号処理回路に供給される。
一方、送信信号は、所定の送信通過帯域内の送信信号を通過させる高周波フィルタを通ってノイズを落とされ、高周波電力増幅回路に伝送される。高周波電力増幅回路は、この送信信号を電力増幅して前記高周波スイッチに供給する。
一方、1台の携帯電話機内に、2つ以上の送受信系を搭載するマルチバンド方式を採用した携帯電話機が提案されている。マルチバンド方式の携帯電話機は、高周波分波器(以下単に「分波器」という)を用いて、地域性や使用目的等に合った送受信系を選択して送受信することができる利便性の高い機器として期待されているものである。
例えば、通信帯域の異なる複数の送受信系としてGSM/DCSの2方式を搭載したデュアルバンド方式の携帯電話機が利用されている。
マルチバンド方式の携帯電話機では、各送受信系の構成に必要な回路を小さなケース内に搭載する必要がある。それぞれ個別の専用部品を用いて回路を構成すれば、機器の大型化、高コスト化を招来することとなる。そこで、共通可能な回路部分は、可及的に共通化するようにして機器の小型化、低コスト化を有利に展開することが要請されている。
このような要請に対して、例えば、特許文献1,2には小型化を図るマルチバンド用高周波モジュールが開示されている。
特開平11−225088号公報 特開2001−285112号公報
このような高周波モジュールでは、高周波スイッチが多層基板の上面に搭載され、高周波スイッチと多層基板表面に形成されたワイヤボンディングパッドとがボンディングワイヤ等を介して接続され、ワイヤボンディングパッドが多層基板内部の接続配線を経由して多層基板下面の接続用端子と接続され、この接続用端子を通して外部と接続される構造をとっている。
また、高周波スイッチの実装には、バンプを介して多層基板表面の電極パッドに直接実装される、いわゆるフリップチップ実装のタイプもある。この場合、電極パッドは、多層基板内部の接続配線を経由して多層基板下面の接続用端子と接続される。
しかしながら、高周波スイッチの端子配置と高周波モジュールの接続用端子の配置は一般的には任意であり、配置の順番が相異なる。そのため、高周波スイッチの端子から前記接続用端子に至る経路中のいずれかの箇所で、複数の経路が交差、または、近接する可能性が生じる。
図11に、従来の高周波モジュールの上面実装図(多層基板を積層方向の上面から見た図)を示す。多層基板210の上面にはダイパッド251が形成され、その上に高周波スイッチ252が搭載されている。また、多層基板210の上面には、ワイヤボンディングパッド201〜208が形成され、これらは多層基板210を上下に貫くビアホール導体を介して、多層基板下面に形成されたLGA端子などの外部接続用端子(図示せず)と電気的に接続されている。
この例においては、図示するように、高周波スイッチ252の上面に形成された各端子と、ボンディングパッド201〜208とを接続するために配線される各ボンディングワイヤ同士が、積層方向への透視図において一部で交差している。
また、図12は、フリップチップ実装用の高周波モジュールの多層基板の平面図である。この多層基板310の上面には高周波スイッチ352をフリップチップ実装するための複数の電極パッド320が形成されており、この電極パッド320は、多層基板310内の内部配線312や表面配線313、上下に貫くビアホール導体314を介して、多層基板下面に形成されたLGA端子などの外部接続用端子316と電気的に接続されている。
この例においては、図示するように、電極パッド320と、外部接続用端子316とを接続するための内部配線312と表面配線313とが、積層方向への透視図において一部で交差している。
このように複数の経路が交差すると、両経路間のアイソレーションが劣化し、送受信系間のアイソレーション劣化、ロスの増大、ハーモニクスの劣化、等の不具合が生じる。
本発明は、高周波モジュールに搭載された高周波スイッチの端子配置および多層基板上面の電極パッドと、高周波モジュールの多層基板の下面の接続用端子の位置関係を規定することにより、高アイソレーション化を実現することのできる高周波モジュール及びそれを搭載した無線通信機器を提供することを目的とする。
本発明の高周波モジュールは、前記高周波スイッチを構成する高周波スイッチ回路素子がバンプを介して前記誘電体多層基板の上面に直接実装、搭載され、当該高周波スイッチ回路素子は、受信回路とつながる複数の受信信号端子を備え、前記誘電体多層基板の上面には、前記高周波スイッチ回路素子の受信信号端子と接続される複数の電極パッドを備え、且つ前記誘電体多層基板の下面には、前記電極パッドと接続される複数の接続用端子を備え、前記誘電体多層基板の上面の電極パッドと前記接続用端子とを結ぶ接続配線が、前記多層基板の積層方向への透視において互いに交差しないように、前記誘電体多層基板の上面の電極パッドおよび前記接続用端子を配列したことを特徴とする。
このような高周波モジュールでは、高周波スイッチ回路素子から電極パッド、接続配線、接続用端子を経由して高周波モジュール外部の受信回路(例えば低雑音増幅器)に接続される2つ以上の経路間のアイソレーションが確保できるので、受信信号を低雑音かつ低損失の状態で受信回路に渡すことができる。
また、本発明の高周波モジュールは、前記高周波スイッチを構成する高周波スイッチ回路素子がバンプを介して前記誘電体多層基板の上面に直接実装、搭載され、当該高周波スイッチ回路素子は、切り替え状態を制御するための複数のバイアス印加用端子を備え、前記誘電体多層基板の上面には、前記高周波スイッチ回路素子のバイアス印加用端子と接続される複数の電極パッドを備え、且つ前記誘電体多層基板の下面には、前記電極パッドと接続される複数の接続用端子を備え、前記誘電体多層基板の上面の電極パッドと前記接続用端子とを結ぶ接続配線が、前記多層基板の積層方向への透視において互いに交差しないように、前記誘電体多層基板の上面の電極パッドおよび前記接続用端子を配列したこと、を特徴とする。
この構成により、高周波スイッチのバイアス印加用端子から電極パッド、接続配線、接続用端子を経由して高周波モジュールの外部バイアス電源回路への接続用端子に至る2つ以上の経路間のアイソレーションが確保できるので、高周波スイッチの正確な動作が期待でき、送受信信号の品質を高めることができる。
また本発明は、上の2つの構成を組み合わせて、高周波スイッチ回路素子の受信信号端子及びバイアス印加用端子と接続される電極パッドと、前記誘電体多層基板の下面の接続用端子とを結ぶ接続配線が、前記多層基板の積層方向への透視において互いに交差しないようにしてもよい。
また、接続配線の具体例として、前記電極パッドは、前記多層基板表面に形成された表面接続配線から、前記多層基板内部に形成されたビアホール導体を経由して前記外部接続端子と接続するか、または、前記電極パッドは、前記多層基板内部に形成されたビアホール導体、あるいはビアホール導体と内部接続配線を経由して前記外部接続端子と接続することができる。
以上の本発明の各構成は、通過帯域の異なる複数の送受信系を取り扱うマルチバンド対応の高周波モジュールにおいても有効である。送受信系の数が複数ある場合、高周波スイッチ回路素子は、複数の高周波スイッチにより構成されることが多い。この場合、高周波スイッチ回路素子の端子数は多くなり、端子配列はますます複雑になるので、経路の間のアイソレーションの確保が重要となるからである。
前記高周波スイッチ回路素子は、高周波半導体集積回路素子により構成されていてもよい。
また、本発明の無線通信機器は、前述した高周波モジュールを搭載することにより、小型化と通信性能を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、高周波モジュールRFM10の構成例を示すブロック図である。高周波モジュールRFM10は、GSM850方式(850MHz帯)、GSM900方式(900MHz帯)、DCS方式(1800MHz帯)、PCS方式(1900MHz帯)の4つの通過帯域の異なる送受信系を取り扱う。
高周波モジュールRFM10は、1つの共通のアンテナ端子ANTと、そのアンテナ端子ANTに接続され、複数の送受信系をGSM850/GSM900とDCS/PCSとに分ける分波器DIP10と、各送受信系GSM850/GSM900とDCS/PCSとを、それぞれ送信系TXと受信系RXとに切替える高周波スイッチSW110、SW120と、前記高周波スイッチの切替状態を制御するデコーダDEC10と、高周波スイッチSW110、SW120に接続されGSM850/GSM900、DCS/PCSの各送信系の送信信号の高調波成分を減衰させる低域通過フィルタLPF30、LPF40とで構成されている。
前記高周波スイッチSW110は、前記送受信系GSM850/GSM900の各送信系/受信系のうちアンテナ端子ANTに接続する系を切替えて選択する機能を持ち、前記高周波スイッチSW120は、前記送受信系DCS/PCSの各送信系/受信系のうちアンテナ端子ANTに接続する系を切替えて選択する機能を持つ。
図2は、図1に示す高周波モジュールRFM10の詳細回路図である。高周波モジュールRFM10のアンテナ端子ANTは、分波器DIP10を介して高周波スイッチSW110、SW120に接続される。アンテナ端子ANTから受信されたGSM850/GSM900方式の受信信号は、分波器DIP10を経てGSM850/GSM900側の送受信系へ導かれ、DCS/PCS方式の受信信号は分波器DIP10を経てDCS/PCS側の送受信系に導かれる。
高周波スイッチSW110は、GSM850/GSM900の送受信系において受信系RXと送信系TXとを切替えるものである。送受信の切替えには、例えば時分割方式が採用されている。高周波スイッチSW110の送信系TX側には、高周波モジュールRFM10の外部よりGSM850/GSM900_TX端子を介して入力された送信信号の高調波成分を減衰する低域通過フィルタLPF30が設けられている。
高周波スイッチSW120は、DCS/PCSの送受信系において受信系RXと送信系TXとを切替えるものである。送受信の切替えには、例えば時分割方式が採用されている。高周波スイッチSW120の送信系TX側には、高周波モジュールRFM10の外部よりDCS/PCS_TX端子を介して入力された送信信号の高調波成分を減衰する低域通過フィルタLPF40が設けられている。
つぎに、前記各回路の詳細を説明する。
まず、GSM850/GSM900側の回路について説明すると、分波器DIP10は、信号線に直列に挿入された分布定数線路SLAG1、並列コンデンサCAG1、低域通過フィルタLPF10、高域通過フィルタHPF10から構成されている。
低域通過フィルタLPF10は、分布定数線路と、この分布定数線路に並列に配置されたコンデンサ、該分布定数線路とグランドとの間に形成されたコンデンサにより構成されている。この低域通過フィルタLPF10は、GSM850/GSM900_TX端子を介して入力した送信信号の高調波成分を低減させるとともに、アンテナ端子からの受信信号の中から送受信系GSM850/GSM900の周波数帯の受信信号を選択する機能を有する。高域通過フィルタHPF10は、ANT端子に入力したESDなどのサージから高周波スイッチSW110を保護する機能を有する。
高周波スイッチSW110は、分波器DIP10、GSM850/GSM900の送信系、GSM850の受信系、GSM900の受信系に、それぞれ、An1端子、Tx1端子、Rx1端子、Rx2端子を介して接続される。高周波スイッチSW110の機能としては、送受信の切替えを行う機能と、送信時に送信信号が受信側に漏洩する信号を減衰させる機能を併せ持つ。高周波スイッチSW110の状態は、デコーダDEC10により制御されている。デコーダDEC10には、バイアス端子Vdd、Vc1、Vc2、Vc3等を介して、モジュールの外部と接続されている。デコーダDEC10は、バイアス端子Vc1、Vc2、Vc3に印加される電圧に応じて高周波スイッチSW110の切替を制御する。
低域通過フィルタLPF30は、分布定数線路、この分布定数線路に並列に形成されたコンデンサ、前記分布定数線路の複数箇所とグランドとの間に備えられたコンデンサより構成される。この低域通過フィルタLPF30によって、GSM850/GSM900_TX端子を介して入力する高調波不要信号を低減することができる。
つぎに、DCS/PCS側の回路について説明する。
分波器DIP10のDCS/PCS側は、高域通過フィルタHPF20で構成されている。高域通過フィルタHPF20は、直列接続されたコンデンサ2個と、該コンデンサ間とグランドとの間に形成された分布定数線路により構成されている。この高域通過フィルタHPF20は、送受信系DCS/PCSの周波数帯の信号を選択して通過させる機能を有する。
高周波スイッチSW120は、分波器DIP10、DCS/PCSの送信系、DCSの受信系、PCSの受信系に、それぞれ、An2端子、Tx2端子、Rx3端子、Rx4端子を介して接続される。高周波スイッチSW120は、送受信の切替えを行う機能と、送信時に送信信号が受信側に漏洩する信号を減衰させる機能を併せ持つ。高周波スイッチSW120は、デコーダDEC10に接続されている。デコーダDEC10は、そのバイアス端子Vc1、Vc2、Vc3に印加される電圧に応じて高周波スイッチSW120を制御する機能を持つ。
低域通過フィルタLPF40は分布定数線路、この分布定数線路に並列に形成されたコンデンサ、前記分布定数線路の複数箇所とグランドとの間に備えられたコンデンサより構成される。この低域通過フィルタLPF40により、DCS/PCS_TX端子を介して入力する高調波不要信号を低減することができる。
図3は、本発明の高周波モジュールRFM10の基板構造を示すための一部切欠斜視図であり、図4は、その断面図である。
セラミックなどからなる同一寸法形状の誘電体層11〜17が積層されて、誘電体多層基板20が構成されている。
また各誘電体層11〜17には、複数の層にわたって、回路を縦に接続するため必要なビアホール導体18が縦方向に形成されている。
それぞれの誘電体層は、例えば、ガラスエポキシ樹脂などの有機系誘電体基板に対して、銅箔などの導体によって導体パターンを形成し、積層して熱硬化させたもの、又は、セラミック材料などの無機系誘電体層に種々の導体パターンを形成し、これらを積層後同時に焼成したものが用いられる。
特に、セラミック材料を用いれば、セラミック誘電体の比誘電率は通常9から25と、樹脂基板に比べて高いので、誘電体層を薄くでき、誘電体層に内装された回路の素子のサイズを小さくでき、素子間距離も狭くすることができる。
とりわけ、ガラスセラミックスなどの低温で焼成が可能なセラミック材料を用いると、導体パターンを低抵抗の銅、銀などによって形成することができるので望ましい。また、ビアホール導体は、誘電体層に形成した貫通孔にメッキ処理するか、導体ペーストを充填するかして形成される。
この高周波モジュールRFM10によれば、高周波スイッチSW110、SW120、デコーダDEC10を含む高周波スイッチSW100が、高周波半導体集積回路素子24として実装されている。
この高周波半導体集積回路素子24は、小型化、低ロス化を図るために、GaAs(ガリウム砒素)化合物を主成分とする基板上に回路パターンが形成されたものである。GaAs J−FET構造を有する高周波モノリシック半導体集積回路素子で構成されている。
高周波モジュールRFM10においては、前述した回路における分波器DIP10、低域通過フィルタLPF30、LPF40を構成するコンデンサ、インダクタ等の一部が、チップ部品(集中定数素子)として該誘電体多層基板20の上面に設けられるとともに、分波器DIP10、低域通過フィルタLPF30、LPF40を構成するコンデンサ、インダクタ等の一部が、誘電体多層基板20の上面または誘電体層11〜17内部に導体パターン21として形成されている。
高周波半導体集積回路素子24の下面には、信号端子または接地端子などの端子群25が設けられており、この端子群25は、フリップチップ法によって実装されている。具体的には、半田などのバンプ19を介して誘電体多層基板20の表面に形成された電極パッド22に直接実装されている。
また、電極パッド22のうち、アンテナに接続される端子や送信端子と接続する電極パッドは、誘電体多層基板20の表面に形成された接続導体線26や内部配線、ビアホール導体18を経由して、分波器DIP10、低域通過フィルタLPF30、LPF40などの基板内蔵素子21を構成する導体パターンと接続されている。
なお、高周波スイッチSW110、高周波スイッチSW120、デコーダDEC10は、すべてが高周波半導体集積回路素子24のように1チップに集積されていることが望ましいが、デコーダDEC10は高周波モジュールRFM10の外部に別の電子部品として構成されていても良い。
なお、図4に示すように、この誘電体多層基板20の上面に搭載された高周波半導体集積回路素子24はエポキシ樹脂などの封止樹脂55で封止される。
図5、図6に、本実施例の誘電体多層基板20を積層方向から見た模式図を記載する。
図5は、誘電体多層基板20の内層部分に内蔵された素子の配置、図6は、誘電体多層基板20の上面に形成された半田を受ける電極パッド22などの主要な導体パターンの配置をそれぞれ示す。
なお、誘電体多層基板20の上面には、このほかに接続導体線26や多くの端子類が形成されているが、この図6では省略している(詳しくは図7に示す)。
図5に示すように、誘電体多層基板20における片側(上側)の内部領域には、低域通過フィルタLPF30、LPF40が形成され、他方の片側(下側)の領域内部には、分波器DIP10が形成されている。
分波器DIP10は、SLAG1、CAG1、LPF10、HPF10で構成されるGSM850/GSM900側の領域AとHPF20で構成されるDCS/PCS側の領域Bとの2つの部分よりなる。本実施例では、前記2つの領域A,Bのうち、GSM850/GSM900側の領域Aは、前記高周波半導体集積回路24の下側の領域(平面的にみて同一の領域)に形成され、DCS/PCS側の領域Bは、前記高周波半導体集積回路24の下側の領域の左に形成されている。
28,29は、前述したに高周波半導体集積回路24のグランド端子にバンプ19を介して接続され、さらに誘電体層11〜17を縦方向に貫通する、ビアホール導体を示す。ビアホール導体28、29の下端は、誘電体多層基板20の下面の接地用端子(後述)と接続されている。このビアホール導体28、29により高周波半導体集積回路24を確実に接地するので、「高周波半導体集積回路の内部にアイソレーション改善用のキャパシタなどを形成している場合、そのキャパシタの接地側のグランドが弱くなり、アイソレーション特性が劣化または不安定になる」、という不具合を防止できる。
また、これらのビアホール導体28、29のうち、ビアホール導体28は、前記分波器のGSM850/GSM900側の領域AとDCS/PCS側の領域Bの間に形成されている。したがって、ビアホール導体28は、分波器内部のGSM850/GSM900側の領域AとDCS/PCS側の領域Bとの間の干渉を防止する役割を備える。そのため、誘電体多層基板20の内部のパターン密度を向上することができ、高周波モジュールRFM10の小型化を図ることができる。
また、25は、低域通過フィルタLPF30、LPF40の間を分割して、両フィルタの相互干渉を防ぐためのビアホール導体を示す。ビアホール導体25は、誘電体多層基板20下面に形成された接地用端子(後述)と接続されている。このビアホール導体25により低域通過フィルタLPF30、LPF40間の電磁気的結合を低減することができ、高調波成分が電磁結合により他の回路へ漏れて適切なフィルタ回路を経由せずにアンテナ端子に放出されるのを防ぐことができる。
また、誘電体多層基板20上面の実装状態を示す図6では、分波器DIP10が形成された領域のうち、GSM850/GSM900側の領域Aの上には高周波半導体集積回路素子24がバンプ19を介して取り付けられている。誘電体基板20の表面には、高周波半導体集積回路24がフリップチップ実装するための電極パッド22が設けられており、この電極パッド22の一部が、前述したビアホール導体28,29と接続されている。
そして誘電体多層基板20上面の、低域通過フィルタLPF30、LPF40の間には、前記ビアホール導体25に接続される干渉防止接地用パターン27が形成されている。
図7に、本発明の高周波モジュールRFM10の上面の詳細なパターン図を示す。また、図8は、バンプ19を介して電極パッド22にフリップチップ方式で実装される高周波半導体集積回路素子24の裏面に形成された信号端子の配列図である。各信号端子は、小さな正方形で示され、各端子名"Vc2""Vdd"などが示されている。
誘電体多層基板20の上面には、バンプ19を受ける電極パッド22(図4も参照)、接地用パターン27が形成され、電極パッド22の上には高周波半導体集積回路素子24の各信号端子が電極パッド22にフリップチップ実装される。また、誘電体多層基板20の上面には、電極パッド22と接続導体線26を介して接続されるビアランド301〜308が形成されている。これらビアランド301〜308は、ビアホール導体18を介して、誘電体多層基板20の下面に設けられた外部接続端子35と電気的に接続されている。
具体的には、ビアランド301は、基板下面のGSM850_RX端子にビアホール導体を介して電気的に接続され、一方、GSM850_RXの電極パッドと基板上面の接続導体線26を介して接続されるビアランドである。302は、GSM900_RX端子にビアホール導体を介して電気的に接続され、一方、GSM900_RXの電極パッドと基板上面の接続導体線26を介して接続されるビアランドである。303は、DCS_RX端子にビアホール導体を介して電気的に接続され、一方、DCS_RXの電極パッドと基板上面の接続導体線26を介して接続されるビアランドである。304は、PCS_RX端子にビアホール導体を介して電気的に接続され、一方、PCS_RXの電極パッドと基板上面の接続導体線26を介して接続されるビアランドである。
ビアランド305は、ビアホール導体を介して端子35(Vc1)に電気的に接続され、ビアランド306は、ビアホール導体を介して端子35(Vc2)に電気的に接続され、ビアランド307は、ビアホール導体を介して端子35(Vc3)に電気的に接続され、ビアランド308は、ビアホール導体を介して端子35(Vdd)に電気的に接続される。また、各ビアランド305〜308は、誘電体多層基板20の表面に形成された接続導体線26を介して各バイアス端子用の電極パッド22と接続されている。
これらの多層基板下面に設けられた端子35は、本高周波モジュールRFM10を外部と接続するため設けられたもので、図7において、破線の四角形で示されている。"Vc2""Vdd"などといった端子名は、図2の回路に示されたものに対応している。
図9に、本実施例の高周波モジュールRFM10の誘電体多層基板20の下面図、即ち誘電体層17の裏面図を示す。誘電体多層基板20の下面周辺部には、外部接続端子として、信号用端子、バイアス用端子等の端子35、及び接地用端子36が形成されている。
また、誘電体多層基板20の下面中央部には、少なくとも1つ以上(図では4つ)のLGA構造の接地用パターン37が形成されており、これが前記誘電体多層基板20の下面周辺部に形成された接地用端子36と接続されている。
なお変形例として、多層基板の下面中央部に形成されたLGA構造の接地用パターン37は、下面周辺部に形成された外部との接続のための信号用端子パターンおよびバイアス用端子パターン35と電気的に接しないような1つの大きなパターンとして形成しても良い。このように接地用パターン37を大きく形成した場合、この誘電体多層基板20を実装するプリント配線基板との接続のための接地用パターン37への半田印刷が不均一となり、プリント配線基板との接続に不良が発生する場合がある。このために、下面中央部に形成された接地用パターン37上には、少なくとも1つ以上の接地用パターン37が露出するようにオーバーコートガラス41を塗布して形成している。図9の右上から左下への斜線を引いた部分がオーバーコートガラス41塗布領域である。
本発明の実施の形態の特徴的なことは、高周波モジュールRFM10において、高周波半導体集積回路素子24の裏面に形成された信号端子の端子配置と、言い換えれば、信号端子と接続される電極パッド22の配置と、誘電体多層基板20の下面に設けられた外部接続用端子の配置の順番を一致させていることにより、誘電体多層基板20の積層方向への透視図である図7において、前記接続導体線26が互いに交差することがないことである。
したがって、近接する受信系GSM850RX/GSM900RX/DCSRX/PCSRXどうしの経路間において、アイソレーション特性が劣化する不具合を最大限抑制することが可能となる。換言すれば、アイソレーション特性に有利な分、素子密度を向上させることが可能となり、高周波モジュールRFM10全体の小型化が可能となる。
また、上記の実施の形態においては、電極パッド22と、誘電体多層基板20の下面の外部接続端子35とは、誘電体多層基板20の表面に形成された接続導体線26を介してビアランド301〜308と接続され、さらに前述した通り、ビアランド301〜308はそれぞれビアホール導体を経由して接続されている。
本発明は、かかる接続配線に限られることなく、例えば、図10に示すように、電極パッド22の直下にてビアホール導体18に接続し、その後、誘電体多層基板20内部に設けられた内部接続導体線26′、さらにはビアホール導体18を経由して外部接続端子35と接続することも可能である。かかる構成においても、誘電体多層基板20の積層方向への透視図である図10において、前記内部接続導体線26′が互いに交差することがないように内部接続導体線26′を引き回すことが必要である。
また、接続配線としては、図7に示した表面の接続導体線26のみ、図10の内部の接続導体線26′のみで形成する以外に、表面の接続導体線26、内部の接続導体線26′を組み合わせて接続配線を構成することもできる。その場合においても、表面の接続導体線26や内部の接続導体線26′が互いに交差しないようにそれぞれ引き回すことが重要である。
上記のように、内部の接続導体線26′を用いる場合には、誘電体多層基板20の表面が有効に利用でき、基板表面には他の電子部品などを搭載する領域として用いることができるために、小型化に有利である。
また、高周波モジュールRFM10の小型化と高効率化のためには、本実施例では示していない回路または素子を、前記誘電体多層基板20の内蔵素子または表面実装部品としてモジュール化してもよい。例えば、送信系として電力増幅回路、その整合回路、方向性結合器、自動電力制御回路、VCO等を取りこんでモジュール化してもよいし、受信系として表面波フィルタなどの帯域通過フィルタ、ローノイズアンプ等を取りこんでモジュール化してもよい。
また、前記の例では、高周波スイッチSW100は、高周波半導体集積回路素子24として形成されるものであったが、この高周波スイッチSW100は、高周波部品として、高周波半導体集積回路素子24以外に、MEMS等のプロセス技術を用いて形成された機械的高周波スイッチを採用してもよい。多層基板の上面に実装する部品であることに関しては前記高周波モノリシック半導体集積回路素子と同等であるため、本発明の高周波モジュールRFM10の特徴は損なわれない。特に、送信系とアンテナ端子間または送信系と受信系間に大きなアイソレーションが要求される場合は、機械的高周波スイッチを採用する方が望ましい。
また、この高周波モジュールを、メインボード基板の表面に搭載して携帯電話機などの無線通信機器に実装することにより、安価、小型で高性能の無線通信機器を実現することができる。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではない。例えば、前記実施例における誘電体多層基板20を7層の誘電体層からなる積層基板の例で説明したが、誘電体層の層数はこれに限定されない。その他、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
図11に示した従来の、接続ラインが交差した高周波モジュールと、図7の本実施例の、接続ラインが平行に配線された高周波モジュールRFM10との、DCS/PCS受信特性におけるインサーションロス、リターンロス、アイソレーションを、高周波電磁界/回路解析ソフトウェアを使って求めてみた。
入力端子、出力端子、その他の端子をそれぞれ、ポート1、ポート2、ポート3とした場合のインサーションロス、リターンロス、アイソレーションをそれぞれ算出した。インサーションロス、リターンロス、アイソレーションはそれぞれ、Sパラメータの絶対値、|S21|、|S11|、|S31|に相当するものである。
Figure 2006211144
Figure 2006211144
表1に、本実施例の高周波モジュールRFM10の数値結果を示し、表2に、比較例の高周波モジュールの数値結果を示す。
ここで、表1、表2における語彙の説明を行う。TX1、TX2は、それぞれ、GSM850/900−TX、DCS/PCS−TX端子を示す。RX1,RX2,RX3,RX4は、それぞれ、GSM850−RX、GSM900−RX、DCS−RX、PCS−RX端子を示す。
上下の数字は、定義欄、インサーションロス欄、リターンロス・アイソレーション欄において、上同士、下同士で対応している。
また、リターンロス・アイソレーション欄の右の「IL換算」の欄に掲載された数値は、左欄の値をxとして、−10log[1−10^(-x/10)]として計算を行った数値である。「^」はべき乗を意味する。すなわち、IL換算の数値は、アイソレーションが劣化したことによる本来の経路の挿入損失の増加分を意味する。
次に、表1、表2の数値について考察を行う。
比較例の高周波モジュール(表2)においては、ANT端子とRX3端子の間の経路がオンとなるモードにおけるANT端子とRX4端子の間のアイソレーション、ANT端子とRX4端子の間の経路がオンとなるモードにおけるANT端子とRX3端子の間のアイソ―レーションが、それぞれ、14.20dB、14.70dBであり、IL換算値で0.17dB、0.15dBとなっている。すなわち挿入損失の劣化に大きく寄与している。
一方、本実施例の高周波モジュールRFM10(表1)においては、高周波スイッチの端子配置の変更を行って、RX3の経路とRX4の経路間の干渉を最小限に抑えている。これに伴って、ANT端子とRX3端子の経路がオンとなるモードにおけるANT端子とRX4端子の間のアイソレーション、ANT端子とRX4端子の経路がオンとなるモードにおけるANT端子とRX3端子の間のアイソ―レーションは、それぞれ、19.40dB、19.50dBまで改善され、IL換算値で0.05dB、0.05dBとなっている。すなわち、本実施例では比較例に対して、前記2経路のロスにおいて、IL換算値で0.12dB、0.10dBの改善効果が得られている。
本発明の高周波モジュールRFM10のブロック図である。 高周波モジュールRFM10の詳細な回路図である。 高周波モジュールRFM10の構造の一例を示す一部切欠斜視図である。 高周波モジュールRFM10の一例の断面図である。 高周波モジュールRFM10の一例の多層基板の内部の回路配置を説明するための模式図である。 高周波モジュールRFM10の一例の多層基板の上面(表層)の回路配置を説明するための模式図である。 高周波モジュールRFM10の一例の多層基板の上面の実装状態を説明するための平面図である。 高周波モジュールRFM10の一例の多層基板の上面にフリップチップ実装された高周波半導体集積回路素子24内の端子配置を示す模式図である。 高周波モジュールRFM10の一例の多層基板の下面の端子配置を説明する図である。 高周波モジュールRFM10の他の例の多層基板上面の実装状態を説明するための平面図である。 従来の高周波モジュールの上面実装図である。 従来の他の高周波モジュールの上面実装図である。
符号の説明
DIP10 分波器
DEC10 デコーダ
HPF10、HPF20 高域通過フィルタ
LPF10、LPF30、LPF40 低域通過フィルタ
SW100、SW110,SW120 高周波スイッチ
11〜17 誘電帯層
18 ビアホール導体
19 バンプ
20 多層基板
21 ストリップラインやキャパシタ等の基板内蔵回路素子
22 電極パッド
23 接続線
24 高周波半導体集積回路素子
27 干渉防止接地用パターン
28、29 ダイパッドの接地用兼干渉防止用接地ビア導体
35 信号用端子パターン(外部接続用端子)
36、37 接地用端子パターン
26 接続導体線
26′内部接続導体線
22 電極パッド
19 半田バンプ
25 高周波半導体集積回路の下面の端子
301〜308 ビアランド
210 多層基板
251 ダイパッド
252 高周波半導体集積回路素子
201〜208 ワイヤボンディングパッド
310 多層基板
312 内部接続導体線
313 接続導体線
314 ビアランド
316 信号用端子パターン
320 電極パッド
352 高周波半導体集積回路素子

Claims (8)

  1. アンテナ端子に直接又は分波器を通して接続され、送信系と受信系とを切り替える高周波スイッチを誘電体多層基板に実装してなる高周波モジュールにおいて、
    前記高周波スイッチを構成する高周波スイッチ回路素子がバンプを介して前記誘電体多層基板の上面に直接実装、搭載され、
    当該高周波スイッチ回路素子は、受信回路とつながる複数の受信信号端子を備え、
    前記誘電体多層基板の上面には、前記高周波スイッチ回路素子の受信信号端子と接続される複数の電極パッドを備え、且つ前記誘電体多層基板の下面には、前記電極パッドと接続される複数の外部接続用端子を備え、
    前記誘電体多層基板の上面の電極パッドと前記外部接続用端子とを結ぶ接続配線が、前記多層基板の積層方向への透視において互いに交差しないように、前記誘電体多層基板の上面の電極パッド、接続配線および前記外部接続用端子を配列したことを特徴とする、高周波モジュール。
  2. アンテナ端子に直接又は分波器を通して接続され、送信系と受信系とを切り替える高周波スイッチを誘電体多層基板に実装してなる高周波モジュールにおいて、
    前記高周波スイッチを構成する高周波スイッチ回路素子がバンプを介して前記誘電体多層基板の上面に直接実装、搭載され、
    当該高周波スイッチ回路素子は、切り替え状態を制御するための複数のバイアス印加用端子を備え、
    前記誘電体多層基板の上面には、前記高周波スイッチ回路素子のバイアス印加用端子と接続される複数の電極パッドを備え、且つ前記誘電体多層基板の下面には、前記電極パッドと接続される複数の外部接続用端子を備え、
    前記誘電体多層基板の上面の電極パッドと前記外部接続用端子とを結ぶ接続配線が、前記多層基板の積層方向への透視において互いに交差しないように、前記誘電体多層基板の上面の電極パッド、接続配線および前記外部接続用端子を配列したこと、を特徴とする、高周波モジュール。
  3. 前記高周波スイッチ回路素子は、切り替え状態を制御するための複数のバイアス印加用端子をさらに備え、
    前記誘電体多層基板の上面には、前記高周波スイッチ回路素子のバイアス印加用端子と接続される複数の第2の電極パッドを備え、且つ前記誘電体多層基板の下面には、前記第2の電極パッドと接続される複数の第2の接続用端子を備え、
    前記誘電体多層基板の上面の第2の電極パッドと、前記誘電体多層基板の下面の複数の第2の接続用端子とを結ぶ接続配線が、前記多層基板の積層方向への透視において互いに交差しないように、前記高周波スイッチ回路素子のバイアス印加用端子を配列したことを特徴とする、請求項1記載の高周波モジュール。
  4. アンテナ端子に接続され通過帯域の異なる複数の送受信系を通過帯域ごとに分ける分波器を備え、
    前記高周波スイッチは、当該分波器に接続され、前記複数の送受信系を、それぞれ送信系と受信系とに切り替える複数の高周波スイッチからなり、
    前記高周波スイッチ回路素子は、これらの複数の高周波スイッチにより構成されるものである前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の高周波モジュール。
  5. 前記電極パッドは、前記多層基板表面に形成された表面接続配線から、前記多層基板内部に形成されたビアホール導体を経由して前記外部接続端子と接続されてなる請求項1〜請求項4のいずれかに記載の高周波モジュール。
  6. 前記電極パッドは、前記多層基板内部に形成されたビアホール導体、あるいはビアホール導体と内部接続配線を経由して前記外部接続端子と接続されてなる請求項1〜請求項5のいずれかに記載の高周波モジュール。
  7. 前記高周波スイッチ回路素子は、高周波半導体集積回路素子により構成されている請求項1〜請求項6のいずれかに記載の高周波モジュール。
  8. 前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の高周波モジュールを搭載する無線通信機器。
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