JP2006211079A - カラープロファイル補正プログラム及びカラー画像形成装置 - Google Patents

カラープロファイル補正プログラム及びカラー画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カラー画像形成装置に対応したカラープロファイルに基づいて、印刷データのカラーを操作してからカラー画像形成装置に出力する印刷システムにおいて、エンジン特性の変化から判断してカラープロファイルを変更することで、エンジンの劣化に伴って得られる各印刷物の色合いの変化を極めて小さなものとすることができる印刷システムを提供すること。
【解決手段】
カラー調整用テスト用紙を印刷する機能と、この機能により印刷されたカラー調整用テスト用紙をスキャンし、得られた現在のエンジン特性から判断して印刷開始時と同じ色合いの印刷物が得られるようにカラープロファイルを調整する機能とを有することを特徴とする。
【選択図】
図5

Description

本発明は、カラープロファイル補正プログラム及びカラー画像形成装置に係り、特に、カラー画像形成装置の特性に合わせて、カラープロファイルを変更するカラープロファイル補正プログラムと、この変更に必要な情報を提供するカラー画像形成装置に関する。
カラープリンタ用のプリンタドライバは、濃度変換テーブル(カラープロファイル、色変換テーブル)を有し、当該テーブルを参照し、アプリケーションから入力された色データ(色情報)をプリンタに適した色に変換し、出力していた。言い換えれば、カラープロファイルに記載された規則に従い、変換した色データをプリンタに出力していた。
カラープロファイルは、一般に、上記プリンタの最もよい状態(理想状態)におけるエンジン特性(色再現性)に基づき作成されている。つまり、理想状態のプリンタにおいて、アプリケーションから入力された色データとプリンタより出力された印刷物の色合いとを同じになるように色データを変換するための規則(テーブルを含む)が記載されている。
しかしながら、プリンタは、常に一定のエンジン特性を保つことは困難である。エンジン特性は、印刷時の気温や湿度、感光体の疲労(経時変化)等の原因により変化するからである。
エンジン特性の変化は、特に、カラーレーザプリンタにおいて顕著に確認される。カラーレーザプリンタを用いて同一原稿(カラー原稿)を多数枚印刷した場合、1枚目に印刷された印刷物と最後に印刷された印刷物とでは、両者の色(色合い、明度、彩度など)の違いを目視で容易に確認することができる場合もある。
このような現象を回避するために、一定枚数印刷を行った場合には色調整モードに移行するプリンタ装置もある。しかし、印刷中に色調整モードに移行すると、印刷が長時間に渡り中断されてしまう。
ここで、出願人は、上記に関する公知技術文献の存在を知らない。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、エンジン特性の変化から判断してカラープロファイルを変更することで、エンジンの劣化に伴って得られる各印刷物の色合いの変化を極めて小さなものとすることができるプリンタシステムを提供することを目的とする。
本願の第1の発明は、カラープロファイル補正プログラムである。このプログラムは、カラー画像形成装置に対応したカラープロファイルに基づいて、印刷データのカラーを操作してからカラー画像形成装置に出力するコンピュータに適用される。
このカラープロファイル補正プログラムは、当該コンピュータの処理部に、以下のステップを実行させる。即ち、通信部を介して、カラー画像形成装置から、当該カラー画像形成装置の印刷結果のスキャンに基づいて算定されたカラープロファイルの補正指数を受信し、この受信した補正指数を記憶部に格納する。その後、記憶部に格納した補正指数を読み出し、この補正指数に基づいて記憶部に格納されているカラープロファイルの値を更新する。
ここで、本願発明のカラープロファイル補正プログラムは、以下のステップを備えていてもよい。即ち、処理部に、コンピュータの入力部からカラープロファイルの補正を実行すべきスケジュールの入力を受け付け、記憶部に格納する。その後、記憶部に格納したスケジュールを監視し、この監視により、カラープロファイルの補正を実行すべきタイミングを検出したときに、カラー画像形成装置に、印刷カラー評価処理の実行を命令する。その後、前記カラープロファイルの補正指数を受信する段を実行させるようにする。
次に、本願の第2の発明は、カラー画像形成装置であり、コンピュータからカラー印刷データを受信する通信部と、受信した印刷データを格納する記憶部とを備える。また、この記憶部に蓄積した印刷データに基づいてカラー印刷を行う印刷機構と、この印刷機構を通過した印刷媒体を出口方向に搬送する媒体搬送路と、これら各部の動作を制御する制御部とを有する。更に、媒体搬送路の印刷機構より下流側にスキャン機構を設ける。そして、制御部が、印刷機構に、記憶部から読み出したカラー調整用パターンデータに基づいてカラー調整用パターンを印刷させ、当該印刷媒体を搬送路を通じてスキャン機構に直接導入する。次いで、スキャン機構に、導入した印刷媒体からカラー調整用パターンを読み取らせ、読み取ったカラー濃度値を記憶部に格納する。更に、記憶部に格納したカラー調整用パターンのカラー濃度値に基づいて、コンピュータに記憶されたカラープロファイルの値を操作するための補正指数を算出する。そして、算出した補正指数をコンピュータに送信するステップとを実行する。
本願発明のカラー画像形成装置は、更に以下の機能を備えていてもよい。即ち、制御部が、印刷機構の過去のエンジン特性の推移を記録する機能と、記録されたエンジン特性の推移から消耗部品の劣化状況を判断する機能とを備えていてもよい。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、カラー画像形成装置において実際の印刷結果に基づいて算定したカラープロファイルの補正指数に応じて、コンピュータ側のカラープロファイルを操作するので、例えば、印刷機構のエンジンの劣化に伴って得られる印刷物の濃度などの色合いの変化を極めて小さくすることが可能となる。
<ハードウェア>
図1は、本願発明を適用したシステムのハードウェア構成図である。システムは、印刷データを生成するホストコンピュータ10と、このホストコンピュータ10から印刷データを受けて印刷を実行するカラープリンタ20とにより構成されている。
ホストコンピュータ10は、情報を入力するキーボード等の入力部11と、情報を表示するディスプレイ等の表示部12と、情報を記憶するRAM,ROM,HDD等の記憶部13と、カラープリンタ20と通信する通信インタフェース等の通信部14と、これら各部と連絡して情報処理を実行するCPU等の処理部15とを備えている。
このうち、記憶部13は、印刷カラーの補正に用いる従来と同一のカラープロファイル13aと、このカラープロファイルを補正する際に利用するプロファイル補正関数13bとを記憶している。通信部14は、カラープリンタ20と通信可能な要素であれば足り、インタフェースの種類や通信プロトコルの種類は問わない。
また、ホストコンピュータ10のソフトウェア構成は、図2に示すようになっており、アプリケーションソフトウェア102と、グラフィックエンジン103と、プリンタドライバ104と、OS106とが、上記のホストコンピュータのハードウェア107にインストールされている。ここで、プリンタドライバ104は、上記カラープロファイル105を有する。
一方、カラープリンタ20は、情報を入力するタッチパネル等の入力部21と、情報を表示する液晶表示パネル等の表示部22と、情報を記憶するRAM、ROM,HDD等の記憶部23と、ホストコンピュータ10と通信する通信インタフェース等の通信部24と、これら各部の動作を制御する制御部25とを備えている。また、この制御部25によって動作制御されて媒体にカラー印刷を施す印刷機構26(例えば電子写真式印刷機構)と、印刷済みの媒体から画像を光学的にスキャンするスキャン機構27(光学式画像読み取り機構)とを備えている。
このうち、記憶部23は、ホストコンピュータ10に記憶されたカラープロファイル13aを補正するための補正指数を算定する補正指数算定関数と、スキャン機構によるスキャン結果に基づいて印刷機構の消耗品の状態を判定するための状態評価関数23bとを格納している。
また、印刷機構26と、スキャン機構27は、図3に示すように、印刷媒体の搬送路201を共通にして、その上流側に印刷機構26が配置され、下流側にスキャン機構27が配置されている。符号202は、印刷媒体を搬送するための搬送ローラを示しているが、その設置数や設置位置は任意でよい。
<プリンタドライバの基本動作>
続いて、ホストコンピュータ10にインストールされたプリンタドライバによる基本動作を図4に基づいて説明する。この動作は従来一般的に行われている動作であり、処理部15が、プリンタドライバの記述に基づいて動作することにより実現される。
処理部15は、アプリケーションが出した印刷命令を把握すると、該当の印刷データを読み込むと共に(S1)、カラープロファイル13aを参照し(S2)、カラープリンタにおける印刷出力のカラーが好ましい発色になるように印刷データのカラー値を予め調整し(S3)、カラー調整後の印刷データを通信部14を介してカラープリンタ20に出力する(S4)。
即ち、プリンタドライバ104は、アプリケーション102からグラフィックエンジン103を介して色情報が入力されると、カラープロファイル105を参照し、入力された色情報をプリンタに適した色に変換してプリンタへ出力する。
カラープリンタ20は、通信部24を介して受信した印刷データを記憶部23に蓄積し、制御部25は、スキャン機構27を駆動せずに、印刷機構26を駆動し、記憶部23に蓄積した印刷データに基づく印刷動作を印刷機構26に行わせる。印刷データを予めカラープロファイルに従って補正しているので、カラープリンタからは好ましい発色の印刷結果を得ることができる。
<カラープリンタ20における印刷カラー評価処理>
しかし、印刷機構26の状態変化により、印刷結果の発色も変化するため、一定のカラープロファイルを利用するだけでは、印刷機構の状態変化に追従することができない。そこで、本願発明のカラープリンタでは、印刷物の濃度値を測定し、この測定結果をカラープロファイルの調整に用いる。この調整されたカラープロファイルが前述した色情報の変換に用いられることで、プリンタの消耗部品の劣化などが原因となって色合いが異なってしまうという現象を回避できる。印刷初期段階と同じ濃度値が得られるように、カラープロファイルの濃度値を変更する。
これを実現するため、カラープリンタにおいて、カラー調整用テスト用紙をスキャンし、得られた現在の印刷エンジンの特性に基づき、ホストコンピュータ側のカラープロファイルの濃度値を変更する。
以下、この動作を図5に基づいて詳述する。
カラープリンタ20の制御部25は、印刷カラー評価処理の実行命令を把握すると、記憶部23に予め蓄積したカラー調整用印刷データを読み出す(S11)。このカラー調整用印刷データは、カラープリンタ20のROMに予め格納しておいてもよいし、ホストコンピュータ10から受信して蓄積してもよい。また、印刷カラー評価処理の実行命令は、ホストコンピュータ10から指令してもよいし、カラープリンタ20の入力部21から指令されてもよいし、後述する変形例のように、予め設定されたスケジュールに基づいて発令されてもよい。
続いて、制御部25は、読み出したカラー調整用印刷データに基づいて印刷機構26を駆動し、カラー調整用パターンを印刷させる(S12)。更に、制御部25は、印刷済みのカラー調整用パターンをスキャン機構27に搬送させ、スキャン機構27によりカラー調整用パターンを読み取らせる。そして、読み取ったカラー調整用パターンのカラー濃度値を記憶部23に格納する(S13)。
続いて、制御部25は、記憶部23から、カラー調整用パターンのカラー濃度値と、補正指数算定関数23aとを読み出し、当該関数への入力としてカラー調整用パターンから読み込んだカラー濃度値を入力することにより、その出力として、カラープロファイルを補正するための補正指数を得る(S14)。制御部25は、取得した補正指数を記憶部24に格納し、この補正指数を、所定のタイミングで記憶部23から読み出し、ホストコンピュータ10に送信する(S15)。
ここで、補正指数算定関数の構造は、プリンタの状態変化と、実際に印刷出力されるカラーとの関係を分析することにより、実験を繰り返して決定する。例えば、スキャンしたカラー調整用パターンの濃度値と、基準となる絶対的な濃度値との差分に基づいて補正指数を算出するようにしてもよい。
また、本実施形態において、補正指数算定関数はソフトウェア演算により実現することを想定しているが、補正指数算定関数に対応する演算回路をハードウェアロジックにより構成してもよい。また、補正指数は、カラープロファイルを更新する値そのものでもよいし、カラープロファイルの値に直接加減乗除される値であってもよいし、または量変換が行われた後でカラープロファイルの値に作用する値であってもよい。また、補正指数は、電気通信回線を通じてホストコンピュータに届けられることを想定しているが、その他カラープリンタ側でメモリカード等のリムーバブル記憶媒体に蓄積した補正指数を、当該記憶媒体を介してホストコンピュータ側に届ける方法や、ホストコンピュータ及びカラープリンタが共有する外部の記憶部を介して届けることも考えられる。
<ホストコンピュータにおけるカラープロファイル補正処理>
続いて、ホストコンピュータ10におけるカラープロファイル補正処理を図6に基づいて説明する。この動作は、処理部15が、プリンタドライバに含まれるカラープロファイル補正プログラムの記述に基づいて動作することにより実現される。
ホストコンピュータ10において、処理部15は、通信部14を介してカラープリンタ20からカラープロファイル補正指数を受信し、記憶部13に格納する(S21)。その後、カラープロファイルを補正する段になると、処理部15は、記憶部13から、プロファイル補正関数13bを読み出すと共に、カラープロファイル補正指数を読み出し、当該カラープロファイル補正指数をプロファイル補正関数に入力し、当該関数の出力として得られたカラープロファイルの補正値又は更新値を記憶部13のカラープロファイル13aの値に反映し、カラープロファイル13aの値を更新する。
この更新を行った後で、ホストコンピュータ10が、先に説明したカラープロファイルに基づくカラー補正を行うと、現状のカラープリンタのハードウェアの状態との関係で、カラープリンタより適切な発色の印刷出力を得ることができる。
<変形例1:スケジュール機能の追加>
続いて、前述の実施形態に追加できる機能について、図7に基づいて説明する。この変形例では、前述したカラープロファイルの補正を予め設定したスケジュールに沿って実行する機能を追加する。この機能のうち、ホストコンピュータ10にて実行される部分は、処理部15が、プリンタドライバに含まれるカラープロファイル補正プログラムの記述に基づいて動作することにより実現される。
まず、スケジュールの設定処理について説明する。ホストコンピュータ10の処理部15は、入力部11よりスケジュールの設定を要求されると、予め記憶部13に記憶しているスケジュール設定用GUIを読み出し、表示部12に表示する。そして、入力部11よりスケジュールの設定を受け付ける。スケジュール設定用のGUIは、例えば、図8に示すようなデザインとし、毎週実行するのか、毎月実行するのか、年度は何時か、実行する月は何月か、実行日は何日か、実行時間は何時何分か、を設定できるものとする。処理部15は、入力部11の操作に基づいてスケジュール設定の完了を把握すると、入力されたスケジュールの値を記憶部13に格納する。
続いて、スケジュールに沿ってカラープロファイルを補正する動作を、図7に基づいて説明する。ホストコンピュータ10の処理部15は、記憶部13に格納したスケジュールを定期的にチェックし、カラープロファイルの補正を実行するタイミングを検出すると、カラープリンタ20に対し印刷カラー評価処理(図5)の実行を命令する(S31〜S33)。
カラープリンタ20の制御部25は、ホストコンピュータ10から出力された印刷カラー評価処理の実行命令を把握すると、前述した図5の印刷カラー評価処理を実行し、取得したカラープロファイル補正指数をホストコンピュータ10に出力する(S33)。
ホストコンピュータ10の処理部15は、カラープロファイル補正指数をカラープリンタ20から受信すると、前述した図6のカラープロファイル補正処理を実行し、カラープロファイルの値を適切な値に更新する(S34)。
このスケジュール機能によれば、カラープロファイルの補正処理を実行するタイミングを都合のよい時間に設定することができるので、例えば、ユーザがプリンタシステムを使用しない時間帯に設定することで、プリント作業を阻害することなくカラープロファイルの値を最適に保全することができる。
ここで、本実施形態では、ホストコンピュータ10がスケジュールを監視し、カラープロファイルの補正動作を発令する構成について説明したが、カラープリンタ20にスケジュールを記憶し、カラープリンタ20の制御部がカラープロファイルの補正動作を発令することで、前述の印刷カラー評価処理およびカラープロファイル補正処理が実行される構成としてもよい。
<変形例2:カラープリンタにおける状態のアラート機能>
次に、前述の実施形態に追加できる他の機能について、図9に基づいて説明する。この機能は、カラープリンタ20が、前述した印刷カラー評価処理を利用し、自機のハードウェアの劣化状態を評価し、ハードウェアの状態が好ましくないと判断した場合にはユーザに向けてアラートを出力させる、という機能である。
前述の印刷カラー評価処理を実行したとき、カラープリンタ20の制御部25は、当該印刷カラー評価処理の実行中に得られるスキャンデータの値(カラー濃度値)を記憶部23に蓄積してゆき、これを印刷機構における過去のエンジン特性の推移として保存しておく。続いて、当該保存したエンジン特性の過去の推移を表すカラー濃度値のデータと、状態評価関数23bとを記憶部から読み出し、当該過去のエンジン特性の推移を表すカラー濃度値のデータを状態評価関数に入力し、その出力として得られる評価結果値が警告を要する値か、警告を要しない値かを判定する。この結果、警告を要する値である場合、制御部25は、例えば、表示部22や図示しない音声出力手段に対してアラートを出力するよう信号を送る。又は、警告コードをホストコンピュータ10に送信し、ホストコンピュータ10が、例えば、その表示部12に、消耗部品の交換時期が迫っているという旨のアラートを表示してもよい。
ここで、状態評価関数の構造は、スキャン結果のカラー濃度値とハードウェア状態との関係を確認する実験により予め定める。例えば、カラー濃度値が、予め設定しておいたある一定の閾値を超えたとき、警告が必要である値を出力するように構成してもよい。
これによると、カラープロファイルの補正による最適な印刷カラーの保全だけでなく、ユーザがハードウェアの保守の必要性を把握し、消耗部品の保全や交換が行われることにより、好ましい印刷カラーの出力が保たれる。
<実施形態から得られる効果のまとめ>
以上説明した本実施形態によれば、、カラー調整用テスト用紙を印刷する機能と、機能により印刷されたカラー調整用テスト用紙をスキャンし、得られた現在のエンジン特性から判断して印刷開始時と同じ色合いの印刷物が得られるようにカラープロファイルを調整する機能とを有することを特徴とする。これにより、エンジンの劣化に伴って得られる印刷物の濃度などの色合いの変化を極めて小さくできる。
また、排紙経路上にスキャナを有し、印刷したカラー調整用テスト用紙をダイレクトにスキャンする機能を有する。この機能をプリンタシステムに設けることで、印刷したカラー調整用テスト用紙をスキャナにセットする手間を省き、一工程で印刷開始時と同じ色合いの印刷物が得られるようにカラープロファイルを調整できる。
また、このスキャナは、カラー調整用テスト用紙の印刷機能に連動して作動する。カラー調整用のテスト用紙を印刷した際に、印刷が終わったカラー調整用テスト用紙をスキャンし、印刷物の濃度を測定する。逆に、カラー調整用のテスト用紙ではない、普通の印刷物の場合、このスキャナが作動することはなく、普通の印刷物の時にもスキャンする時間がかかってしまうということはない。
また、カラープロファイルを調整する一連の工程を、ユーザーが任意の時間帯に予約して実行する機能を有する場合、プリンタシステムがあまり利用されない深夜などの時間帯にカラープロファイルの調整を定期的に実行することで、プリンタの状態に拠らず、常に同じ色合いの印刷物が得られるようになる。
また、過去のエンジン特性の推移を記録する機能と、記録されたエンジン特性の推移から消耗部品の劣化状況を判断する機能とを有する場合、ユーザは消耗部品の交換時期の目安を判断することが可能となる。
ここで、本願発明は、以上説明した本実施形態の範囲に限定されるものではない。例えば、カラープロファイル補正プログラムは、プリンタドライバとは別のプログラムとしてホストコンピュータにインストールされるものでもよい。また、上記カラープリンタの種類は必ずしも電子写真式のものでなくともよいし、また、複合機の一機能として搭載されているカラープリンタ機能及びスキャン機能でもよい。
本願発明を適用したカラープリントシステムのブロック図。 図1に示すホストコンピュータのソフトウェア構成図。 図1に示すカラープリンタの媒体搬送路の構成図。 図1に示すホストコンピュータが実行するカラー補正処理のフローチャート。 図1に示すカラープリンタが実行する印刷カラー評価処理のフローチャート。 図1に示すホストコンピュータが実行するカラープロファイル補正処理のフローチャート。 図1に示すカラープリントシステムが実行するスケジューラ処理のフローチャート。 図7に示すスケジューラ処理のためのスケジュールを設定するGUIの構成例。 図1に示すカラープリンタが実行するアラート処理のフローチャート。
符号の説明
10 ホストコンピュータ
11 入力部
12 表示部
13 記憶部
13a カラープロファイル
13b プロファイル補正関数
14 通信部
15 処理部
20 カラープリンタ
21 入力部
22 表示部
23 記憶部
24 通信部
25 制御部
26 印刷機構
27 スキャン機構

Claims (4)

  1. カラー画像形成装置に対応したカラープロファイルに基づいて、印刷データのカラーを操作してから前記カラー画像形成装置に出力するコンピュータにおいて、
    当該コンピュータの処理部に、
    通信部を介して、前記カラー画像形成装置から、当該カラー画像形成装置の印刷結果のスキャンに基づいて算定されたカラープロファイルの補正指数を受信し、この受信した補正指数を記憶部に格納するステップと、
    記憶部に格納した補正指数を読み出し、この補正指数に基づいて前記記憶部に格納されているカラープロファイルの値を更新するステップと、
    を実行させることを特徴としたカラープロファイル補正プログラム。
  2. コンピュータからカラー印刷データを受信する通信部と、受信した印刷データを格納する記憶部と、この記憶部に蓄積した印刷データに基づいてカラー印刷を行う印刷機構と、この印刷機構を通過した印刷媒体を出口方向に搬送する媒体搬送路と、これら各部の動作を制御する制御部とを備えたカラー画像形成装置において、
    前記媒体搬送路の前記印刷機構より下流側にスキャン機構を設けると共に、
    前記制御部が、
    前記印刷機構に、記憶部から読み出したカラー調整用パターンデータに基づいてカラー調整用パターンを印刷させ、当該印刷媒体を前記搬送路を通じて前記スキャン機構に直接導入するステップと、
    スキャン機構に、導入した印刷媒体からカラー調整用パターンを読み取らせ、読み取ったカラー濃度値を記憶部に格納するステップと、
    記憶部に格納したカラー調整用パターンのカラー濃度値に基づいて、前記コンピュータに記憶されたカラープロファイルの値を操作するための補正指数を算出するステップと、
    算出した補正指数を前記コンピュータに送信するステップと、
    を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 請求項1記載のカラープロファイル補正プログラムにおいて、
    前記処理部に、
    コンピュータの入力部からカラープロファイルの補正を実行すべきスケジュールの入力を受け付け、記憶部に格納するステップと、
    記憶部に格納したスケジュールを監視するステップと、
    この監視により、カラープロファイルの補正を実行すべきタイミングを検出したときに、前記カラー画像形成装置に、印刷カラー評価処理の実行を命令するステップとを実行させ、
    その後、前記カラープロファイルの補正指数を受信する段を実行させることを特徴としたカラープロファイル補正プログラム。
  4. 請求項2記載のカラー画像形成装置において、
    前記制御部が、
    前記印刷機構の過去のエンジン特性の推移を記録する機能と、記録されたエンジン特性の推移から消耗部品の劣化状況を判断する機能とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013039676A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 印刷システム、印刷方法、および印刷プログラム

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