JP2006210073A - コネクタ - Google Patents

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直紀 水野
Takumi Yamamoto
託巳 山本
Masahiro Torii
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Abstract

【課題】 簡易に製造可能であり、且つ、信頼性を向上することができるコネクタを提供する。
【解決手段】 コネクタ10は、線材から切出されたピン12と、ピン12の圧入されたPBT製のコネクタ本体11とを備える。コネクタ本体11には、ガラス繊維よりも外形の小さい繊維(チタン酸カリウム繊維)が含有されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、線材から切出されたピンと、樹脂製のコネクタ本体とを備えるコネクタに関するものである。
従来、接続端子をコネクタ本体に備えるコネクタとして種々のものが知られている。こうしたコネクタの要件としては、一般的に以下のものが挙げられる。
・コネクタとしての強度
・端子位置の振れ防止、位置精度
・端子の抜け強度
・内外の密閉性
そして、自動車用部品のコネクタで使用される材料としては、成型樹脂としてのエンジニアリングプラスチック(PA、PBT、PPS等)に強化材としてガラス繊維を含有させものを使用することが一般的である。工法的には、端子の位置を安定させるため、また、端子の抜け強度(荷重)を確保するため、インサート成型などの一体成型方法を用いているのが一般的である(特許文献1、2など)。例えばインサート成型によるコネクタの製造方法として、各接続端子の位置精度を確保すべく、連結部を介して複数の接続端子が一体に繋がったものを金型にセットし、この状態で樹脂成型した後に、連結部を切り離して各接続端子を電気的に独立させるものが知られている。
ただし、こうした製造方法では、製造装置の構造が複雑であり、生産設備が大掛かりとなり、あるいは製造コストが増大するといった問題がある。
一方、コストを削減すべくコネクタを簡易に製造するために、線材から切出した接続端子としてのピンを樹脂製のコネクタ本体の穴に圧入する製造方法も知られている。この場合、ピンの抜け強度を確保し得る圧入代を設定することが必要である。換言すれば、ピンを圧入する際にコネクタ本体の穴との間で十分な抵抗力が生じるようにする必要がある。
特許第3509444号公報 特許第3528089号公報
しかしながら、上述したように、成型樹脂の強化材としてガラス繊維が含有されることで、圧入に際し、ピンの摺接面がキズ付き、表面のメッキが削れたり、剥がれたりして品質的に劣ってしまうことがある。そして、このような品質劣化を補完するために、コネクタに対し、例えば全数検査など多大な工数の検査を必要とする場合もある。
また、ピンの抜け強度を確保するために、ピンの形状等を工夫することも提案されている。しかしながら、こうした技術では、ピンが細く、小さくなることで自ずとその適用が困難となってしまう。換言すれば、単純形状のピンを成型品であるコネクタ本体の穴に圧入するという簡易なコネクタの製造方法の利点が損なわれてしまう。
本発明の目的は、簡易に製造可能であり、且つ、信頼性を向上することができるコネクタを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、線材から切出されたピンと、該ピンの圧入された樹脂製のコネクタ本体とを備えるコネクタにおいて、前記コネクタ本体に、ガラス繊維よりも外形の小さい繊維を含有させたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、線材から切出されたピンと、該ピンの圧入された樹脂製のコネクタ本体とを備えるコネクタにおいて、前記コネクタ本体に、ガラス繊維以外の無機の繊維を含有させたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、前記繊維はチタン酸カリウム繊維であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、前記繊維の繊維長を10〜20μmの範囲に設定したことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、前記繊維の繊維径を0.3〜0.6μmの範囲に設定したことを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、前記コネクタ本体には、ガラス繊維よりも外形の小さい繊維が含有される。このようなコネクタ本体に前記ピンを圧入してコネクタを簡易に製造する場合、ガラス繊維が含有されるコネクタ本体の場合に比べて前記ピンの摺接面のキズ付きが抑制されることが本出願人により確認されている。従って、コネクタとしての信頼性を向上することができ、ひいては検査工数の低減を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記コネクタ本体には、ガラス繊維以外の無機繊維が含有される。このようなコネクタ本体に前記ピンを圧入してコネクタを簡易に製造する場合、ガラス繊維が含有されるコネクタ本体の場合に比べて前記ピンの摺接面のキズ付きが抑制されることが本出願人により確認されている。従って、コネクタとしての信頼性を向上することができ、ひいては検査工数の低減を図ることができる。
以上詳述したように、請求項1乃至5に記載の発明では、簡易に製造可能であり、且つ、信頼性を向上することができるコネクタを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1(a)(b)は、本実施形態のコネクタ10を示す正面図及び側面図であり、図2は、図1(a)のA−A線に沿った断面図である。なお、図2では、便宜的にコネクタ10を分解した状態で示している。
同図に示されるように、前記コネクタ10は、その外形をなすコネクタ本体11と、複数の接続端子としてのピン12とを備えている。コネクタ本体11は、樹脂としてのPBT(ポリブチレンテレフタレート)に強化材としてチタン酸カリウム繊維を含有させた材料を用いて射出成型にて成形したものである。このコネクタ本体11は、略有底筒状に成形されており、底壁部11aと、同底壁部11aから筒状に突設されたガイド壁部11bとを有している。上記ガイド壁部11bは、相手方コネクタ(図示略)の装着を案内・保持するためのものである。そして、上記底壁部11aには、厚さ方向に貫通する複数の圧入穴11cが形成されている(図2参照)。各圧入穴11cは、例えば各辺が0.62mmとなる略正方形に形成されている。
そして、前記各ピン12は、上記各圧入穴11cに圧入されて抜け止めされている。各ピン12は、表面のメッキされた線材から切出されたもので、同ピン12及び圧入穴11c間には、同ピン12の抜け強度を確保し得る所要の圧入代が設定されている。具体的には、各ピン12は、例えば断面において各辺が0.64mm(>0.62mm)となる略正方形に形成されている。
このように、線材から切出したピン12を成型品であるコネクタ本体11の圧入穴11cに圧入するという極めて簡易な製造方法で、コネクタ10が完成する。
ここで、本実施形態における強化材としてのチタン酸カリウム繊維について説明する。本実施形態では、商品名「ティスモ(大塚化学製)」のチタン酸カリウム繊維を採用している。図3は、このチタン酸カリウム繊維の主な特性を示す説明図である。同図3には、便宜的にガラス繊維の一部の特性を併せ示している。
上記チタン酸カリウム繊維は、その化学組成がK2O・8TiO2で表される。このチタン酸カリウム繊維は、微細な単結晶であって、ガラス繊維の数千分の1の大きさとなっている。具体的には、チタン酸カリウム繊維は、10〜20μmの範囲の繊維長及び0.3〜0.6μmの範囲の繊維径を有している。また、このチタン酸カリウム繊維は、炭素繊維と同等の強度・剛性を有するとともに、アルミニウムと同等の表面硬度を有している。このような特性を有するチタン酸カリウム繊維は、PBTに含有させることで、成型品であるコネクタ本体11の強度確保が可能であるとともに、圧入されるピン12の表面へのキズ付けが少ない、即ちピン12に対する攻撃性が少ないことが本出願人により確認されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、PBT製のコネクタ本体11に、強化材としてチタン酸カリウム繊維が含有される。これにより、コネクタ本体11の強度確保が可能であるとともに、圧入されるピン12の摺接面のキズ付けを抑制することができる。従って、コネクタ10としての信頼性を向上することができ、ひいては検査工数の低減を図ることができる。例えば、全数検査をしていたコネクタについては、適宜の抜取検査に代えることが可能となる。そして、コネクタ本体11に前記ピン12を圧入してコネクタ10を簡易に製造することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、コネクタ本体11はPA(ポリアミド)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)製であってもよい。
・前記実施形態において、強化材として、ガラス繊維及びチタン酸カリウム繊維以外の無機繊維を採用してもよい。例えばカーボン繊維、活性炭繊維、含水ケイ酸マグネシウム、セラミック繊維、ウォラストナイト(ケイ酸カルシウム繊維)、ロックウールなどであってもよい。あるいは、ガラス繊維よりも外形(繊維長、繊維径)の小さい適宜の繊維を採用してもよい。
・前記実施形態において、コネクタ本体11の外形は一例である。例えば、相手方コネクタの装着を案内・保持するためのガイド壁部11bを割愛してもよい。
・前記実施形態において、コネクタ本体11に圧入されるピン12(及び圧入穴11c)の個数は何個であってもよい。
・前記実施形態において、ピン12及び圧入穴11c間の圧入代の設定は一例である。例えば、要求される抜け強度に応じて上記圧入代の設定を変更してもよい。あるいは、圧入するピン12の寸法に応じて圧入代の設定、即ち圧入穴11cの寸法を変更してもよい。
・前記実施形態において、ピン12及び圧入穴11cの外形は一例である。例えば長方形や円形等のピン及び圧入穴を採用してもよい。また、ピン及び圧入穴を互いの相似形にする必要はなく、例えば円形のピンを長方形の圧入穴に圧入させてもよい。
・前記実施形態において、コネクタ10の構造は一例である。
(a)(b)は、本発明の一実施形態を示す正面図及び側面図。 図1(a)のA−A線に沿った断面図。 チタン酸カリウム繊維の特性を示す説明図。
符号の説明
10…コネクタ、11…コネクタ本体、11c…圧入穴、12…ピン。

Claims (5)

  1. 線材から切出されたピンと、該ピンの圧入された樹脂製のコネクタ本体とを備えるコネクタにおいて、
    前記コネクタ本体に、ガラス繊維よりも外形の小さい繊維を含有させたことを特徴とするコネクタ。
  2. 線材から切出されたピンと、該ピンの圧入された樹脂製のコネクタ本体とを備えるコネクタにおいて、
    前記コネクタ本体に、ガラス繊維以外の無機の繊維を含有させたことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、
    前記繊維はチタン酸カリウム繊維であることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記繊維の繊維長を10〜20μmの範囲に設定したことを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記繊維の繊維径を0.3〜0.6μmの範囲に設定したことを特徴とするコネクタ。
JP2005018790A 2005-01-26 2005-01-26 コネクタ Withdrawn JP2006210073A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108429108A (zh) * 2018-03-30 2018-08-21 昆山奥泰克自动化科技有限公司 一种应用于汽车连接器的插针机多连杆机构

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